JPH0227701Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0227701Y2 JPH0227701Y2 JP1984124527U JP12452784U JPH0227701Y2 JP H0227701 Y2 JPH0227701 Y2 JP H0227701Y2 JP 1984124527 U JP1984124527 U JP 1984124527U JP 12452784 U JP12452784 U JP 12452784U JP H0227701 Y2 JPH0227701 Y2 JP H0227701Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil seal
- outer periphery
- cylinder
- main body
- core portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 claims description 7
- 230000035939 shock Effects 0.000 claims description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 6
- 238000013016 damping Methods 0.000 claims 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は油圧緩衝器の軸封装置に関し、詳し
くはこの装置の一部品であるオイルシールの改良
に関する。
くはこの装置の一部品であるオイルシールの改良
に関する。
(従来の技術とその問題点)
この種のオイルシールは、従来第6図および第
7図に示す如く構成されている。第6図におい
て、1はロツド、2aはオイルシール、3aオイ
ルシールコア、4aはOリング、5はロツドガイ
ド、6はシリンダ、7はボトムチユーブ、8はプ
レートを示しており、図示の如くロツド1外周部
を液密または気密的にシールするオイルシール2
aと、ボトムチユーブ7内周部をシールするOリ
ング4aが別体であるため、組立工数および部品
点数が多くコスト高となつていた、また、第7図
はオイルシール2bとOリング4bを一体的に形
成したものを示しているが、オイルシールコア3
bの表面にゴム層が形成されてしまうため、同コ
ア3bとロツドガイド5とがメタルコンタクトで
きず、ボトムチユーブ7の先端をカシメてシリン
ダ等の部品を軸方向に固定するための必要応力を
長期間にわたり確保でき難かつた。
7図に示す如く構成されている。第6図におい
て、1はロツド、2aはオイルシール、3aオイ
ルシールコア、4aはOリング、5はロツドガイ
ド、6はシリンダ、7はボトムチユーブ、8はプ
レートを示しており、図示の如くロツド1外周部
を液密または気密的にシールするオイルシール2
aと、ボトムチユーブ7内周部をシールするOリ
ング4aが別体であるため、組立工数および部品
点数が多くコスト高となつていた、また、第7図
はオイルシール2bとOリング4bを一体的に形
成したものを示しているが、オイルシールコア3
bの表面にゴム層が形成されてしまうため、同コ
ア3bとロツドガイド5とがメタルコンタクトで
きず、ボトムチユーブ7の先端をカシメてシリン
ダ等の部品を軸方向に固定するための必要応力を
長期間にわたり確保でき難かつた。
(問題点を解決するための手段)
この考案は従来の前記実情に鑑みてなされたも
ので、部品点数および組立工数が少なく、かつ必
要シリンダ軸力の確保が可能な油圧緩衝器のオイ
ルシールを提案するものであり、前記ロツド外周
に摺接するオイルシール本体部と、内周部を該オ
イルシール本体部外周面に嵌入される円盤形状と
なし、かつスリツトまたは溝を放射状に数本配設
してなるコア部と、該コア部外周のロツドガイド
側に、上記オイルシール本体部からコア部のスリ
ツトまたは溝内を通つてゴム材にて一体的に形成
された外周Oリング部とから構成されることを要
旨とする。
ので、部品点数および組立工数が少なく、かつ必
要シリンダ軸力の確保が可能な油圧緩衝器のオイ
ルシールを提案するものであり、前記ロツド外周
に摺接するオイルシール本体部と、内周部を該オ
イルシール本体部外周面に嵌入される円盤形状と
なし、かつスリツトまたは溝を放射状に数本配設
してなるコア部と、該コア部外周のロツドガイド
側に、上記オイルシール本体部からコア部のスリ
ツトまたは溝内を通つてゴム材にて一体的に形成
された外周Oリング部とから構成されることを要
旨とする。
(実施例)
第1図はこの考案の一実施態様を示す正面図
と、該図のA−A断面図を示すもので、2はオイ
ルシール本体部であり、その内周に形成されたリ
ツプ形状部9を前記ロツド1外周に摺接するもの
である。オイルシール本体部2外周中間位置付近
には環状突出部が形成され、円盤形状のコア部3
はその内周側を上記環状突出部に嵌入して支持さ
れている。また、上記コア部3には溝10が放射
状に数本配設され、該溝10内を前記オイルシー
ル本体部2と一体的にゴム材にて装填している。
4は同コア部3外周のロツドガイド側に形成され
た外周リング部であり、上記溝10内に装填され
たゴム材と一体化されている。なお11はオイル
シール本体部2外周に配設された補強用リングで
ある。
と、該図のA−A断面図を示すもので、2はオイ
ルシール本体部であり、その内周に形成されたリ
ツプ形状部9を前記ロツド1外周に摺接するもの
である。オイルシール本体部2外周中間位置付近
には環状突出部が形成され、円盤形状のコア部3
はその内周側を上記環状突出部に嵌入して支持さ
れている。また、上記コア部3には溝10が放射
状に数本配設され、該溝10内を前記オイルシー
ル本体部2と一体的にゴム材にて装填している。
4は同コア部3外周のロツドガイド側に形成され
た外周リング部であり、上記溝10内に装填され
たゴム材と一体化されている。なお11はオイル
シール本体部2外周に配設された補強用リングで
ある。
第3図は第1図におけるコア部3の形状を示す
図であるが、第4図に他の形状をなしたコア部1
2を示す。
図であるが、第4図に他の形状をなしたコア部1
2を示す。
また、第5図は第4図に示されたコア部12を
用いたオイルシールを示す図である。該コア部1
2にはスリツト13が放射状に数本配設されてお
り、前記オイルシール本体部2からコア部12の
スリツト13を通つてゴム材にて一体的に外周O
リング部4が形成されている。
用いたオイルシールを示す図である。該コア部1
2にはスリツト13が放射状に数本配設されてお
り、前記オイルシール本体部2からコア部12の
スリツト13を通つてゴム材にて一体的に外周O
リング部4が形成されている。
(作用)
第2図は、油圧緩衝器において第1図に示した
オイルシールの使用状態を示す説明図である。前
記の如く、オイルシールのコア部3に設けられた
溝10を、モールド時、ゴム材の流路として外周
Oリング部4を形成した構造のため、コア部3表
面全面にゴム層が形成されない。従つて、コア部
3に接するロツドガイド5およびプレート8との
ゴムを介さないメタルコンタクトが第2図に示す
如く可能になつており、ボトムチユーブ7の先端
をカシメて固定した際に生ずるシリンダ6軸方向
の必要応力を確実かつ安定して確保できる。な
お、第5図に示したオイルシールも上記と同様に
作用する。
オイルシールの使用状態を示す説明図である。前
記の如く、オイルシールのコア部3に設けられた
溝10を、モールド時、ゴム材の流路として外周
Oリング部4を形成した構造のため、コア部3表
面全面にゴム層が形成されない。従つて、コア部
3に接するロツドガイド5およびプレート8との
ゴムを介さないメタルコンタクトが第2図に示す
如く可能になつており、ボトムチユーブ7の先端
をカシメて固定した際に生ずるシリンダ6軸方向
の必要応力を確実かつ安定して確保できる。な
お、第5図に示したオイルシールも上記と同様に
作用する。
(考案の効果)
この考案によれば上記の如くコア部にスリツト
または溝を放射状に数本配設したため、コア部の
表面全面にゴム層が形成されず、ボトムチユーブ
の先端をカシメて固定する際に生ずるシリンダの
必要応力を確実かつ安定して確保でき、油圧緩衝
器の安定した強度や性能等が得られ、さらにOリ
ング一体型のオイルシールのため組立工数および
部品点数が減少し、コストダウンや組立性を向上
することもできる。
または溝を放射状に数本配設したため、コア部の
表面全面にゴム層が形成されず、ボトムチユーブ
の先端をカシメて固定する際に生ずるシリンダの
必要応力を確実かつ安定して確保でき、油圧緩衝
器の安定した強度や性能等が得られ、さらにOリ
ング一体型のオイルシールのため組立工数および
部品点数が減少し、コストダウンや組立性を向上
することもできる。
第1図AとBはこの考案の一実施態様を示す夫
夫正面図および該図のA−A断面図、第2図は油
圧緩衝器における第1図に示したオイルシールの
使用状態を示す説明図、第3図は第1図のオイル
シールのコア部を示す正面図、第4図は他の形状
をなしたコア部を示す正面図、第5図AとBは第
4図のコア部を用いたオイルシールを示す夫々正
面図および該図のB−B断面図、第6図および第
7図は従来例の断面説明図である。 1……ロツド、2……オイルシール本体部、
3,12……コア部、4……外周Oリング部、5
……ロツドガイド、6……シリンダ、7……ボト
ムチユーブ、10……溝、13……スリツト。
夫正面図および該図のA−A断面図、第2図は油
圧緩衝器における第1図に示したオイルシールの
使用状態を示す説明図、第3図は第1図のオイル
シールのコア部を示す正面図、第4図は他の形状
をなしたコア部を示す正面図、第5図AとBは第
4図のコア部を用いたオイルシールを示す夫々正
面図および該図のB−B断面図、第6図および第
7図は従来例の断面説明図である。 1……ロツド、2……オイルシール本体部、
3,12……コア部、4……外周Oリング部、5
……ロツドガイド、6……シリンダ、7……ボト
ムチユーブ、10……溝、13……スリツト。
Claims (1)
- ボトムチユーブ内にシリンダを設け、該シリン
ダ内を摺動し、かつ減衰力発生機構を備えたピス
トンのロツドをシリンダの一端より引き出すとと
もに、上記ボトムチユーブの開口端側にロツドガ
イドおよびOリング一体型オイルシールを順次、
嵌装・固設してなる油圧緩衝器において、上記ロ
ツド外周に摺接するオイルシール本体部と、内周
部を該オイルシール本体部外周面に嵌入される円
盤形状となし、かつスリツトまたは溝を放射状に
数本配設してなるコア部と、該コア部外周のロツ
ドガイド側に、上記オイルシール本体部からコア
部のスリツトまたは溝内を通つてゴム材にて一体
的に形成された外周Oリング部とから構成される
ことを特徴とする油圧緩衝器のオイルシール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984124527U JPS6140535U (ja) | 1984-08-15 | 1984-08-15 | 油圧緩衝器のオイルシ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984124527U JPS6140535U (ja) | 1984-08-15 | 1984-08-15 | 油圧緩衝器のオイルシ−ル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6140535U JPS6140535U (ja) | 1986-03-14 |
JPH0227701Y2 true JPH0227701Y2 (ja) | 1990-07-26 |
Family
ID=30683252
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984124527U Granted JPS6140535U (ja) | 1984-08-15 | 1984-08-15 | 油圧緩衝器のオイルシ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6140535U (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ITTO20040890A1 (it) * | 2004-12-21 | 2005-03-21 | Rft Spa | Dispositivo di tenuta per ammortizzatori |
JP2009068672A (ja) * | 2007-09-18 | 2009-04-02 | Nok Corp | 密封装置及びその製造方法 |
JP2009074642A (ja) * | 2007-09-21 | 2009-04-09 | Nok Corp | 密封装置の製造方法 |
ITTO20110581A1 (it) * | 2011-07-01 | 2013-01-02 | Skf Ab | Complesso anulare di tenuta, in particolare per l'interposizione tra elementi soggetti a disassamento |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5534505B2 (ja) * | 1975-12-09 | 1980-09-06 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6136825Y2 (ja) * | 1978-08-28 | 1986-10-25 |
-
1984
- 1984-08-15 JP JP1984124527U patent/JPS6140535U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5534505B2 (ja) * | 1975-12-09 | 1980-09-06 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6140535U (ja) | 1986-03-14 |
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