JPH04364058A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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Publication number
JPH04364058A
JPH04364058A JP3138870A JP13887091A JPH04364058A JP H04364058 A JPH04364058 A JP H04364058A JP 3138870 A JP3138870 A JP 3138870A JP 13887091 A JP13887091 A JP 13887091A JP H04364058 A JPH04364058 A JP H04364058A
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JP
Japan
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transistor
node
transistors
potential
effect semiconductor
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Application number
JP3138870A
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English (en)
Inventor
Seiichiro Kikuyama
菊山 誠一郎
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置に
関し、特に、高信頼度を要求される半導体集積回路装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】MOS(Metal Oxide Se
miconductor )集積回路は、MOS電界効
果トランジスタによって構成された集積回路である。M
OS集積回路は、これを構成する素子のサイズを微細化
するにつれて、集積密度が向上する,消費電力が小さい
などの利点を有しており、論理集積回路やメモリ集積回
路などのデジタル集積回路にも多く用いられている。
【0003】図3は、MOS集積回路におけるCMOS
構成のインバータの回路図である。実際には、MOS構
造の論理集積回路は、図2に示される構成のインバータ
だけでなく、MOSトランジスタによって構成された多
くの論理回路素子を含む。
【0004】図3を参照して、CMOSインバータIN
Vは、これが含まれるMOS集積回路装置500の電源
端子100および接地端子300間に、互いに直列に接
続されるPチャネルMOSトランジスタ1とNチャネル
MOSトランジスタ5とを含む。トランジスタ1および
5のゲート400には、このインバータINVへの入力
電圧として、前段の論理回路素子群600の出力電圧が
与えられる。トランジスタ1および5の接続点200の
電圧は、このインバータINVの出力電圧として後段の
論理回路素子群700に入力される。
【0005】電源端子100には論理レベル“H”(以
下、ハイレベルと呼ぶ)に対応する電源電圧が外部から
与えられる。一方、接地端子300には、論理レベル“
L”(以下、ローレベルと呼ぶ)に対応する接地電圧(
=0V)が外部より与えられる。
【0006】論理回路素子群600からトランジスタ1
および5のゲート接続点400にハイレベルの電圧が与
えられた場合を想定する。
【0007】このような場合、トランジスタ1がOFF
状態となり、トランジスタ5がON状態となる。このた
め、ノード200から接地端子300に電流が流れ、電
源端子100からノード200には電流が流れない。こ
の結果、ノード200の電位はローレベルとなる。
【0008】逆に、論理回路素子群600からゲート接
続点400にローレベルの電圧が印加された場合を想定
する。
【0009】この場合、トランジスタ1がON状態とな
り、トランジスタ5がOFF状態となる。このため、先
程の場合とは逆に、電源端子100からノード200に
電流が流れ、ノード200から接地端子300には電流
は流れない。この結果、ノード200の電位はハイレベ
ルとなる。
【0010】このような回路動作によって、論理回路素
子群700には、論理回路素子群600の出力論理レベ
ルと逆の論理レベルの電圧が入力される。
【0011】論理回路素子群600は、たとえば外部信
号入力端子800からの信号に応答して所定の論理演算
を実行し、ゲート接続点400にハイレベルまたはロー
レベルの信号を与える。
【0012】論理回路素子群700は、ノード200の
電圧に応答して所定の論理演算を実行し、出力端子90
0にハイレベルまたはローレベルの電圧を出力する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、MOS
集積回路における論理回路素子は、PチャネルMOSト
ランジスタおよび/またはNチャネルMOSトランジス
タが組合わされて構成されており、これらのトランジス
タのON/OFFが、その論理回路素子への入力論理レ
ベルの切替わりに応答して切替わることによって論理機
能を果たす。
【0014】このため、ある論理回路素子を構成するM
OSトランジスタのうちのいずれかがON状態のまま、
またはOFF状態のままとなると、この論理回路素子は
本来の論理機能を果たすことができなくなる。このよう
な論理回路素子の故障は、この論理回路素子に接続され
る他の論理回路素子からも正常な出力論理レベルが得ら
れなくなり結果としてMOS集積回路全体が故障すると
いう現象を引起こす。
【0015】たとえば、図3において、インバータを構
成するトランジスタ1および5のうち、トランジスタ1
が何らかの原因で、ノード400の電位レベルにかかわ
らず、常時ON状態となった場合を想定する。
【0016】このような場合、論理回路素子群600の
出力電圧がローレベルであるときには、トランジスタ1
および5の状態(ON状態であるかOFF状態であるか
)が前述の説明において述べられたものと一致する。 すなわち、トランジスタ5がOFF状態であり、かつ、
トランジスタ1がON状態である。したがって、ノード
200の電位は電源端子100に与えられている電源電
圧によってハイレベルとなる。
【0017】しかし、論理回路素子群600の出力電圧
がハイレベルであるとき、トランジスタ1の状態が前述
の説明において述べられたものと一致しない。すなわち
、トランジスタ5はON状態であるものの、トランジス
タ1もON状態である。このため、ノード200は、ト
ランジスタ5によって電源端子300へ電荷を引抜かれ
る一方、電源端子100からトランジスタ1によって電
荷を供給される。この結果、ノード200の電位は、ロ
ーレベルまで下がらず、電源電圧Vccがトランジスタ
1のON抵抗値とトランジスタ5のON抵抗値との比で
分圧された、ハイレベルとローレベルとの中間の電位と
なる。
【0018】つまり、インバータINVは正常な論理機
能を果たさない。図4は、CMOSインバータの入力論
理レベルと出力論理レベルとの関係を、これを構成する
PチャネルMOSトランジスタのいずれも故障していな
い場合(正常時),PチャネルMOSトランジスタが故
障しており常時ON状態となっている場合,および、N
チャネルMOSトランジスタが故障しており常時ON状
態となっている場合のそれぞれについて表形式で示す図
である。
【0019】したがって、論理回路素子群700は、論
理回路素子群600の出力電圧がハイレベルのとき、イ
ンバータINVから正しい論理レベルの電圧を受けない
ので、本来の論理機能を果たすことができない。
【0020】同様に、トランジスタ5が何らかの原因で
、ノード400の電位レベルにかかわらず常時ON状態
となると、インバータINVは論理回路素子群600の
出力電圧がローレベルである場合に誤ったレベルの電圧
を出力する。
【0021】すなわち、ノード400の電位がローレベ
ルであるとき、トランジスタ1および5がともにON状
態であるので、電源端子100からトランジスタ1およ
び5を介して接地端子300に貫通電流が流れ、この結
果、ノード200の電位は前述のような中間的なレベル
となる。
【0022】したがって、論理回路素子群700は、論
理回路素子群400の出力論理レベルがローレベルのと
きインバータINVから正しい論理レベルの電圧を受け
ることができないので、本来の論理機能を果たすことが
できない。
【0023】逆に、トランジスタ1が何らかの原因で、
ノード400の電位レベルにかかわらず常時OFF状態
となった場合を想定する。
【0024】このような場合、論理回路素子群600の
出力電圧がハイレベルであるときには、トランジスタ1
は正常時と同じ状態、すなわちOFF状態である。この
ため、ノード200の電位はハイレベルとなる。しかし
、論理回路素子群600の出力電圧がハイレベルである
ときには、トランジスタ1が正常時と逆の状態であり、
かつ、トランジスタ5はOFF状態であるので、ノード
200は電源端子100および設置端子300のいずれ
にも電気的に接続されない。このため、ノード200の
電位は不定となる。
【0025】同様に、トランジスタ5が何らかの原因で
、ノード400の電位レベルにかかわらず常時OFF状
態となった場合を想定する。
【0026】このような場合、論理回路素子群600の
出力電圧がローレベルであるときには、トランジスタ5
は正常時と同じ状態、すなわちOFF状態である。この
ため、ノード200の電位は電源端子100の電位によ
ってハイレベルとなる。しかし、論理回路素子群600
の出力電圧がハイレベルであるときには、トランジスタ
5は正常時と逆の状態であり、かつ、トランジスタ1は
OFF状態であるので、ノード200は電源端子100
および設置端子300のいずれにも電気的に接続されな
い。したがって、この場合にも、ノード200の電位は
不定となる。
【0027】それゆえ、トランジスタ1および5のいず
れかが、故障により常時OFF状態となっても、インバ
ータINVは正常な論理機能を果さない。したがって、
このような場合にも、論理回路素子群700は、本来の
論理機能を果すことができない。
【0028】このように、論理回路素子を構成するMO
Sトランジスタのうちのいずれかがそのゲート電圧にか
かわらず常時ON状態またはOFF状態となるような故
障が生じると、その論理回路素子だけでなく他の論理回
路素子の論理機能にも故障が生じ、結果的にMOS集積
回路全体の論理機能が正常に実現されなくなる。
【0029】したがって、従来のMOS集積回路装置は
、単一のトランジスタの故障によっても正常な論理機能
を果たさなくなる。このため、その論理機能に高信頼性
を要求される装置にMOS集積回路が用いられた場合、
要求される高信頼性を満足するのに十分な低い故障率が
得られないという問題が生じた。
【0030】それゆえに、本発明の目的は、上記のよう
な問題点を解決し、その論理機能に対する信頼性の高い
半導体集積回路装置を提供することである。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明に係るMOS集積回路装置は、所定
の論理機能を果たす第1の電界効果半導体素子と、第1
の電界効果半導体素子に対応して設けられる、冗長のた
めの複数の電界効果半導体素子とを含む。
【0032】第1の電界効果半導体素子の各々は、所定
の信号によって制御され、かつ、第1のノードと第2の
ノードとの間に接続される。一方、冗長のための複数の
電界効果半導体素子は、第1のノードと第2のノードと
の間に第1の電界効果半導体素子に直列に接続され、か
つ、第1の電界効果半導体素子を制御する所定の信号に
よって制御される第2の電界効果半導体素子と、第1の
ノードと第2のノードとの間に第1の電界効果半導体素
子と並列に接続され、かつ、第1の電界効果半導体素子
を制御する所定の信号によって制御される第3の電界効
果半導体素子とを含む。第2の電界効果半導体素子およ
び第3の電界効果半導体素子の極性は、いずれも、第1
の電界効果半導体素子と同一である。
【0033】
【作用】本発明に係るMOS集積回路装置は上記のよう
に構成されているため、所定の論理機能を果たす第1の
電界効果半導体素子が、故障により、所定の信号の電位
にかかわらず常時ON状態となっても、第2の電界効果
半導体素子が正常であれば、この第2の電界効果半導体
素子がこの所定の信号の電位に応じて、第1のノードと
第2のノードとを電気的に接続または遮断するように動
作する。
【0034】逆に、第1の電界効果半導体素子が、故障
により、所定の信号の電位にかかわらず常時OFF状態
となっても、第3の電界効果半導体素子が正常であれば
、この第3の電界効果半導体素子が、この所定の信号の
電位に応じて、第1のノードと第2のノードとを電気的
に接続または遮断するように動作する。
【0035】
【実施例】図1は、本発明の一実施例のMOS論理集積
回路装置の全体構成を示す概略ブロック図である。
【0036】図1を参照して、このMOS論理集積回路
装置50は、図3に示されるそれ500と同様に、論理
回路素子群600および700と、論理回路素子群60
0および700間に接続されたCMOSインバータIN
Vとを含む。
【0037】論理回路素子群600は、入力端子800
に外部から与えられる入力信号電圧に応答して所定の論
理機能を実現して、インバータINVにハイレベルまた
はローレベルの電圧を与える。
【0038】論理回路素子群700は、インバータIN
Vの出力電圧に応答して所定の論理機能を実現し、出力
端子900にハイレベルまたはローレベルの電圧を供給
する。
【0039】本実施例のインバータINVは、図3に示
される従来のそれと異なり、電源端子100および接地
端子300間に互いに直列に接続されるPチャネルMO
Sトランジスタ1とNチャネルMOSトランジスタ5と
にそれぞれ対応して、3個の冗長用PチャネルMOSト
ランジスタ2〜4と、3個の冗長用NチャネルMOSト
ランジスタ6〜8とを含む。
【0040】冗長用の3つのPチャネルMOSトランジ
スタ2〜4のうちの1つ2は、トランジスタ1と直列に
接続され、残りの2つ3,4は、トランジスタ1および
2と同様に、電源端子100とノード200との間に互
いに直列に接続される。
【0041】3つの冗長用のNチャネルMOSトランジ
スタ6〜8のうちの1つ6は、トランジスタ5と直列に
接続され、残りの2つ7,8は、トランジスタ5および
6と同様に、ノード200と接地端子300との間に互
いに直列に接続される。
【0042】トランジスタ1に対応する冗長用トランジ
スタ2〜4のゲートと、トランジスタ1のゲートとには
、論理回路素子群600の出力電圧が共通に与えられ、
トランジスタ5に対応する冗長用トランジスタ6〜8の
ゲートと、トランジスタ5のゲートとにも、論理回路素
子群600の出力電圧が共通に与えられる。
【0043】以下、このインバータINVの動作につい
て説明する。まず、論理回路素子群600が、インバー
タINVの入力端であるノード400にハイレベルの電
圧を印加する場合について考える。
【0044】この場合、すべてのPチャネルMOSトラ
ンジスタ1〜4はON状態となり、すべてのNチャネル
MOSトランジスタ5〜8はOFF状態となる。したが
って、ノード200には、電源端子100から流込む電
流は生じず、ノード200から接地端子300に、4つ
のトランジスタ5〜8を介して電流が流れる。これによ
って、ノード200の電位はローレベルとなる。
【0045】逆に、論理回路素子群600がノード40
0にローレベルの電圧を供給する場合について考える。
【0046】この場合、すべてのPチャネルMOSトラ
ンジスタ1〜4はON状態となり、すべてのNチャネル
MOSトランジスタ5〜8はOFF状態となる。したが
って、ノード200から接地端子300に流れる電流は
生じないが、電源端子100から4つのトランジスタ1
〜4を介してノード200に電流が流れる。これによっ
て、ノード200の電位はハイレベルとなる。
【0047】このように、本実施例のインバータINV
は、従来の構成のCMOSインバータと同じ論理機能を
果たす。
【0048】図2は、このインバータINVにおける入
力論理レベルと出力論理レベルとの関係を、これを構成
するトランジスタ1〜8のうちのいずれにも故障がない
場合,1つのPチャネルMOSトランジスタにのみ故障
がある場合,および、1つのNチャネルMOSトランジ
スタにのみ故障がある場合のそれぞれについて表形式で
示す図である。
【0049】次に、このインバータINVを構成する本
来のPチャネルMOSトランジスタ1およびNチャネル
MOSトランジスタ5のうちのいずれか一方に、何らか
の原因により故障が生じた場合のこのインバータINV
の動作について説明する。
【0050】たとえば、トランジスタ1が何らかの原因
により常時ON状態となると、ノード400の電位がハ
イレベルとなっても、トランジスタ1はOFF状態とな
らない。しかし、他のPチャネルMOSトランジスタ2
〜4はOFF状態となる。したがって、電源端子100
からノード200に電流は流れない。一方、Nチャネル
MOSトランジスタ5〜8はすべてON状態となる。し
たがって、トランジスタ1が故障しているにもかかわら
ず、ノード200の電位は、接地端子300の電位によ
ってローレベルとなる。
【0051】たとえば、トランジスタ5が何らかの原因
により常時ON状態となると、ノード400の電位がロ
ーレベルとなってもトランジスタ5はOFF状態となら
ない。しかし、他のNチャネルMOSトランジスタ6〜
8はすべてOFF状態となるので、ノード200から接
地端子300に電流は流れない。一方、PチャネルMO
Sトランジスタ1〜4はすべてON状態となる。したが
って、ノード200の電位は、電源端子100の電位に
よってハイレベルとなる。
【0052】このように、トランジスタ1が常時ON状
態となると、トランジスタ1に代って冗長用のPチャネ
ルMOSトランジスタ2が、ノード400の電位がハイ
レベルであるときに電源端子100とノード200とを
電気的に遮断するので、このインバータINVの入力電
位と出力電位との関係は、8個のMOSトランジスタ1
〜8のいずれにも故障がない場合と同一となる。
【0053】同様に、トランジスタ5が常時ON状態で
あっても、トランジスタ5に代って冗長用のトランジス
タ6が、ノード400の電位がローレベルであるときに
、ノード200と接地端子300とを電気的に遮断する
ので、インバータINVは8個のトランジスタ1〜8の
いずれにも故障がない場合と同じ論理機能を果たす。
【0054】逆に、たとえばトランジスタ1が故障して
常時OFF状態となると、ノード400の電位がローレ
ベルとなってもトランジスタ1はON状態とならない。 しかし、冗長用のトランジスタ3および4がON状態と
なるので、電源端子100とノード200とは電気的に
接続される。
【0055】同様に、トランジスタ5が故障により常時
OFF状態となると、ノード400の電位がハイレベル
となってもトランジスタ5はON状態とならない。しか
し、冗長用のトランジスタ7および8がON状態となる
ので、ノード200と接地端子300とは電気的に接続
される。
【0056】したがって、トランジスタ1が常時OFF
状態となっても、冗長用のトランジスタ3および4に故
障がなければ、インバータINVは正常に機能する。同
様に、トランジスタ5が常時OFF状態となっても、冗
長用のトランジスタ7および8に故障がなければ、イン
バータINVは正常に機能する。
【0057】以上のように、トランジスタ1に対応して
設けられた3つの冗長用トランジスタ2〜4のうち、ト
ランジスタ1に直列に接続されるトランジスタ2は、ト
ランジスタ1が故障により常時ON状態となったときに
有効に機能し、トランジスタ1に並列に接続されたトラ
ンジスタ3および4は、トランジスタ1が故障により常
時OFF状態となったときに有効に機能する。
【0058】同様に、トランジスタ5に対応して設けら
れた3つの冗長用トランジスタ6〜8のうち、トランジ
スタ5に直列に接続されたトランジスタ6は、トランジ
スタ5が故障により常時ON状態となったときに有効に
機能し、残りの2つのトランジスタ7および8は、トラ
ンジスタ5が故障により常時OFF状態となったときに
有効に機能する。
【0059】つまり、このインバータINVを構成する
本来のトランジスタ1および5のうちのいずれかに故障
が生じても、冗長用のトランジスタ2〜4,6〜8のい
ずれにも故障がなければ、このインバータINVは、正
常な論理機能を果たす(図2参照)。したがって、本実
施例のMOS集積回路装置50の信頼性は従来に比べ大
幅に向上される。
【0060】上記実施例では、論理回路素子INVを構
成する本来のトランジスタ1,5の各々に対応して設け
られる冗長用トランジスタの数は3個であったが、さら
に多くの冗長用トランジスタが設けられてもよい。
【0061】たとえば、トランジスタ1および5にそれ
ぞれ、2個以上の冗長用PチャネルMOSトランジスタ
および2個以上のNチャネルMOSトランジスタが直列
に接続されてもよい。また、トランジスタ1と対応する
冗長用トランジスタ2との直列接続回路に並列に接続さ
れる冗長用トランジスタ3,4が、3個以上のPチャネ
ルMOSトランジスタの直列接続によって構成されても
よい。同様に、トランジスタ1と対応する冗長用トラン
ジスタ6との直列接続回路に並列に接続される冗長用ト
ランジスタ7,8は、3個以上の冗長用NチャネルMO
Sトランジスタによって構成されてもよい。
【0062】上記実施例では、本発明がCMOSインバ
ータに適用されたが、本発明はNANDゲートやNOR
ゲート等の任意の論理回路素子にも適用可能である。
【0063】すなわち、論理回路素子を構成する各MO
Sトランジスタに対応して、これに直列に接続される2
個以上の冗長用トランジスタと、これに並列に接続され
る冗長用トランジスタとが設けられれば、この論理回路
素子がいかなる論理機能を果たすものであっても本実施
例と同様の効果が得られる。
【0064】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、半導体
集積回路装置に含まれる任意の論理回路素子内のトラン
ジスタの故障にかかわらず、この半導体集積回路装置が
正常に動作し得る。この結果、半導体集積回路装置の信
頼性が比較的安価に向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のMOS集積回路装置の構成
を示す概略ブロック図である。
【図2】図1のCMOSインバータの入力論理レベルと
出力論理レベルとの関係を表形式で示す図である。
【図3】従来のMOS集積回路装置におけるCMOSイ
ンバータの構成を説明するための図である。
【図4】従来のCMOSインバータの入力電位と出力電
位との関係を表形式で示す図である。
【符号の説明】
1〜4  PチャネルMOSトランジスタ5〜8  N
チャネルMOSトランジスタ100  電源端子 200,400  ノード 300  接地端子 50,500  MOS論理集積回路装置なお、図中、
同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  所定の論理機能を果たす第1の電界効
    果半導体素子を備え、前記複数の第1の電界効果半導体
    素子の各々は、所定の信号によって制御され、かつ、第
    1のノードと第2のノードとの間に接続され、前記冗長
    のための複数の電界効果半導体素子は、前記第1のノー
    ドと前記第2のノードとの間に、対応する前記第1の電
    界効果半導体素子と直列に接続され、かつ、前記所定の
    信号によって制御される、冗長のための第2の電界効果
    半導体素子と、前記第1のノードと前記第2のノードと
    の間に、前記第1の電界効果半導体素子と並列に接続さ
    れ、かつ、前記所定の信号によって制御される、冗長の
    ための第3の電界効果半導体素子とをさらに備え、前記
    第2の電界効果半導体素子と前記第3の電界効果半導体
    素子のいずれの極性も、前記第1の電界効果半導体素子
    の極性と同一である、半導体集積回路装置。
JP3138870A 1991-06-11 1991-06-11 半導体集積回路装置 Pending JPH04364058A (ja)

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