JPH04362827A - パケット通信方式 - Google Patents

パケット通信方式

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Publication number
JPH04362827A
JPH04362827A JP3163396A JP16339691A JPH04362827A JP H04362827 A JPH04362827 A JP H04362827A JP 3163396 A JP3163396 A JP 3163396A JP 16339691 A JP16339691 A JP 16339691A JP H04362827 A JPH04362827 A JP H04362827A
Authority
JP
Japan
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packet
information
clock
circuit
period
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3163396A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Noguchi
修 野口
Kiyoshi Yokota
潔 横田
Kohei Eguchi
江口 公平
Yoshiya Murakami
村上 好也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP3163396A priority Critical patent/JPH04362827A/ja
Publication of JPH04362827A publication Critical patent/JPH04362827A/ja
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  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報を所定長のパケッ
トにして伝送するパケット通信方式に係り、たとえば、
高速パケット通信や非同期転送モード(ATM) 通信
を含むパケット通信方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信網のディジタル化、統合化に
よる効率的、かつ高機能なサービスの実現が期待されて
おり、音声情報およびデータ、さらには静止画像情報だ
けではなく動画像をも含む情報の伝送が可能な広帯域−
ISDN(Broadband Intergrate
dServices Digital Network
s)の研究が各方面で進められている。この広帯域IS
DNには、非同期転送モード(ATM) と呼ばれる転
送技術が適用される。この非同期転送モードでは、音声
、データ、映像情報などの情報がセルと呼ばれる固定長
のブロックに分解されて、各セルに宛先を示すヘッダが
付されて、いわゆるパケットが形成されて情報が伝送路
を転送される。また、私的ネットワークにおけるPBX
(Private Branch Exchanger
) 間あるいはLAN(Local Area Net
work) に代わるISDN用のネットワーク技術と
してトランスペアランスな回線を使って効率的な通信を
行なう高速パケット交換機の構築が期待されており、当
然、この高速パケット網においても情報がパケット化さ
れて伝送される。
【0003】このような高速パケット網やATM 網に
おける音声、画像を含むアナログ波形信号等の通信では
、情報が実時間にて伝送されるので、送信側にて組み立
てられたパケットを受信側にて再生する際に、送信側の
情報変換に同期したタイミングにて受信情報を復元しな
ければならない。たとえば、音声情報の場合、送信側に
おいては、入力音声によるアナログ信号を所定のサンプ
リングクロックにてデジタル変換して、このデジタル信
号をパケット化する。パケットは、高速パケット網やA
TM 網を介して実時間にて受信側へ伝送される。受信
側においては、パケットからデータを取り出して、この
デジタル信号を送信側にてデジタル変換したタイミング
に同期した再生クロックにて実時間にてアナログ信号に
変換して音声を復元する。
【0004】従来、パケット通信において送信側と受信
側の同期をとるためには、送受信側ともに交換ノードか
ら供給される唯一のクロック源を使うことによって完全
な再生を可能としていた。さらに、タイムスタンプと言
われる補助情報を送信パケットに付加することにより復
元の相対的タイミングを確定することができた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
通信方式は、送受信側双方ともに交換ノードから唯一の
クロック源を得なければならないため、たとえば、異な
る網間を介してパケットを送受信する場合、遠距離通信
の場合、唯一のクロック源に精度の高いクロック源を使
用することができない場合などのように、送受信側双方
に共通のクロックが供給できない場合には、適用するこ
とが困難になるという問題があった。
【0006】また、タイムスタンプを利用して同期をと
る場合には、パケット送信のない区間、たとえば音声情
報における無音区間等においては、タイムスタンプによ
る同期情報が得られず、この無音区間が長い通信を行な
う場合には、受信側にて使用しているPLL(Phas
e LockedLoop) 回路による同期がとれな
くなるという問題があった。さらに、このような無音区
間の長い通信に適応するためのPLL 回路は、設計が
難しく、回路を構成できたとしても遅延の大きいものか
、あるいは高価なものとなってしまうという問題があっ
た。
【0007】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、送受信側双方に共通のクロックが供給できない場合
においても、受信側における情報の再生を正確に行なう
ことができ、かつ安価な回路にて達成することができる
パケット通信方式を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、送信側装置に入力した情報をこの装置に
てそれぞれ実時間にてパケット化して伝送路に送出し、
この伝送路を介して実時間にて伝送されたパケットを受
信側装置にて受信して、この受信側装置にて受信したパ
ケットを実時間にて再生するパケット通信方式において
、送信側装置は受信側装置と呼接続した後に、実情報の
有無にかかわらず、自装置にて生成するサンプルクロッ
クに基づいて一定の周期毎に、その周期を表示するパケ
ットを形成して送信し、受信側装置は、送信側装置とは
別に自装置にて情報を再生するための再生クロックを生
成するとともに、この再生クロックから送信側装置の一
定周期に相当する周期を検出して、この自装置にて検出
した一定周期と伝送路を介して受信した周期表示を示す
パケットとに基づいて自装置にて生成する再生クロック
の発生タイミングを補正しつつこの補正した再生クロッ
クに基づいて受信した実情報を含むパケットから情報を
実時間にて再生していくことを特徴とする。
【0009】この場合、送信側装置は、受信側装置と呼
接続した後に、最初に発生した実情報のパケットに周期
表示を付加して送信するとともに、この時点より自装置
のサンプリングクロックに基づいて一定周期の検出を開
始し、その後、実情報のパケットの発生と一定周期とが
一致した場合に、その実情報のパケットに周期表示を付
加して送信し、一定周期毎に実情報のパケットが発生し
ない場合は周期表示のみを示すパケットを生成して送信
する。
【0010】一方、この発明のパケット送信装置は、入
力する情報をサンプリングするためのサンプルクロック
発生手段と、サンプルクロック発生手段にて生成された
サンプリングクロックに基づいて入力する情報をパケッ
ト化可能な信号に変換する情報変換手段と、サンプルク
ロック発生手段にて生成されたサンプリングクロックを
カウントして一定の周期を検出する一定周期検出手段と
、この一定周期検出手段にて一定の周期を検出したとき
、および情報変換手段にて情報を変換したときに、パケ
ットを生成するパケット生成手段と、このパケット生成
手段にて生成された一定周期時のパケットに、周期表示
を示すヘッダを付加して送信するパケット送信手段とを
備えたことを特徴とする。
【0011】また、この発明のパケット受信装置は、受
信した実情報のパケットを実時間にて元情報に再生する
ための再生クロックを生成する再生クロック発生手段と
、この再生クロック発生手段にて生成する再生クロック
をカウントして送信側の一定周期に相当する自装置にお
ける一定周期を検出する一定周期検出手段と、受信した
パケットに送信側にて付加した周期表示が付されている
か否かを検出する周期表示検出手段と、この周期表示検
出手段におけるパケットに付加された周期表示の検出と
一定周期検出手段における一定周期の検出とに基づいて
、再生クロック発生手段にて生成する再生クロックの発
生タイミングを補正する再生クロック補正手段とを備え
ることを特徴とする。
【0012】この場合、再生クロック補正手段は、周期
表示検出手段における受信パケットに付加された周期表
示の検出結果を正転端子に入力するとともに、一定周期
検出手段における自装置の一定周期の検出結果を反転端
子に入力して、これら正負入力の入力タイミングに基づ
いて正、負または零信号を発生する加減算手段と、この
加減算手段の出力信号を再生クロック発生手段の補正入
力に加速電圧または減速電圧として送出する加減速電圧
出力手段とを有する。
【0013】さらに、加減速電圧出力手段は、加減算手
段から出力される正信号または負信号に比例して加速電
圧または減速電圧を増幅して、または零信号に基づいて
静止信号を送出する増幅手段を有する。
【0014】
【作用】本発明のパケット通信方式によれば、送信側に
て実情報の有無にかかわらず一定の周期毎に周期表示を
付加したパケットを生成して送信し、この周期表示を付
加したパケットを受信側にて受信することによって、受
信側にて生成する再生クロックの補正を行なう。この場
合、受信側においては、自装置にて生成する再生クロッ
クをカウントして送信側の一定周期に相当する自装置の
再生クロックの一定周期を随時検出して、この自装置の
一定周期の検出と受信した周期表示を付加したパケット
の受信とにより、それらの周期を随時比較して自装置の
再生クロックの発生タイミングと送信側のクロックの発
生タイミングとのずれを随時検出する。このずれを随時
補正することにより自装置の再生クロックを送信側のク
ロックに同期させて受信側における正確な情報の再生を
行なう。
【0015】
【実施例】次に添付図面を参照して本発明によるパケッ
ト通信方式の一実施例を詳細に説明する。
【0016】図1を参照すると、この図は本発明による
パケット通信方式が適用されるパケット送信装置の構成
およびシステム構成が示されている。この図において、
パケット送信装置10は、入力端子INに入力したアナ
ログ信号をパケット化して送信する装置である。このパ
ケット送信装置10の出力線150 は、非同期転送モ
ード(以下、ATM と記す)交換機200 に収容さ
れている。ATM 交換機200 は伝送路300 を
収容して、パケット送信装置10から送信されたパケッ
トを受信側へ実時間にて転送する、高速・広帯域スイッ
チング回路等にて構成されている。伝送路300 は、
望ましくは数十メガビット毎秒ないし百数十メガビット
毎秒の伝送容量を有する通信路にて構成されている。こ
れにより、この実施例が適用される通信網は、高速・広
帯域の通信を可能として、遠隔地および異なる通信網た
とえばLAN(LocalArea Network)
 との間においても実時間の伝送を行ない得る。
【0017】このような通信網におけるパケット送信装
置10は、 A/D(アナログデジタル)変換回路10
0 と、サンプルクロック発生回路110 と、実情報
データ形成回路120と、パケット組立回路130 と
、周期決定回路140 とを備えている。
【0018】A/D 変換回路100 は、入力端子I
Nを介して入力したアナログ信号、たとえば音声信号を
、ディジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換回
路である。 この変換回路100 は、サンプルクロック発生回路1
10 からサンプリングクロックCLKが供給され、こ
のサンプリングクロックCLK に応導してアナログ信
号をサンプリングして、パケット化可能なデジタル信号
に変換する。サンプルクロック発生回路110 は、電
圧制御発振器(以下、VCO と記す)112を備えて
いる。このVCO 112は、10−6〜10−8程度
の発振精度を有する、たとえば高安定水晶発振子を用い
た位相同期発振器等にて構成されている。 この電圧制御発振器112 の発振精度にて、サンプル
クロック発生回路110 は、音声の場合、たとえば8
kHzの一定の周波数のサンプリングクロックCLK 
を生成してA/D 変換回路100 に供給する。この
サンプルクロック発生回路110 にて生成されたサン
プリングクロックCLK は、周期決定回路140 へ
も供給される。
【0019】一定周期決定回路140 は、サンプルク
ロックカウント回路142 と、一定周期信号発生回路
144 と、周期表示付加回路146 とを備えている
。クロックカウント回路142 は、サンプルクロック
発生回路110 から供給されるサンプリングクロック
を計数するカウンタである。一定周期信号発生回路14
4 は、カウント回路142 の計数結果から一定周期
、たとえば、256ms ごとに周期を検出して、一定
周期信号STを送出する信号発生回路である。この一定
周期信号発生回路144 には、実情報データ形成回路
120 から実情報検出信号SSが供給され、呼設定後
に最初に発生した実情報に同期して周期を決定する。 周期表示付加回路146 は、周期信号発生回路144
 にて発生した一定周期信号ST毎にパケットのヘッダ
に付加する周期表示フラグTFを生成する回路である。
【0020】一方、実情報データ形成回路120 は、
A/D 変換回路100 にて変換された連続するディ
ジタル信号をパケットを形成するために所定量のデータ
セルに分割して所定フレームのデータパケットを形成す
る回路であり、たとえば映像信号の場合には、可変レー
ト符号化により圧縮等の処理を行なってパケットデータ
とする。また、このデータ形成回路120 は、呼設定
後、最初に実情報のデータセルを形成した場合に実情報
検出信号SSを周期信号発生回路144 へ送出する。
【0021】パケット組立回路130 は、実情報デー
タ形成回路120にて形成されたデータにヘッダ等の制
御情報を付加してパケットを組み立て、出力線150 
へ送出するパケット送信回路である。制御情報には、宛
先端末ナンバやパケットシーケンスナンバ等が含まれる
。このパケット組立回路130 は、実情報データ形成
回路120 からデータが供給されたときに周期表示付
加回路146 から周期表示フラグTFが供給された場
合は、データを含む実情報パケットを組み立ててヘッダ
に周期表示を付して送信する。また、実情報データ形成
回路120 からデータが送出されない場合にたとえば
音声情報における無音区間の場合に、周期表示付加回路
146 から周期表示フラグTFが供給されたときには
、周期表示のみを付加した周期パケットを組み立てて送
信する。したがって、このパケット組立回路130 は
実情報データが発生しない場合でも常に一定の周期にて
パケットを送信する。特に、画像情報のようにデータの
変化が少ない情報を圧縮して送信する場合にはパケット
を送信しない区間が長く、このように一定周期にて周期
パケットを送信すると、受信側にて同期をとる場合に有
利である。
【0022】次に、図2を参照すると、この図は本発明
によるパケット通信方式が適用されるパケット受信装置
の構成およびそのシステム構成を示している。パケット
受信装置40は、その受信線250 がATM 交換機
210 に収容され、該交換機210 を介して受信し
たパケットを分解してデータを再構成して元情報を復元
する装置である。ATM 交換機210 は送信側交換
機200 と同様に伝送路300 を収容して、高速・
広帯域のスイッチング回路等にて構成されている。
【0023】この図においてパケット受信装置40は、
パケット識別回路400 と、パケット分解回路410
 と、 D/A(デジタルアナログ)変換回路420 
と、再生クロック発生回路430 と、再生クロックカ
ウント回路440 と、再生クロック補正回路450 
とを備えている。
【0024】パケット識別回路400 は、ATM 交
換機210 から受信線250 を介して受信したパケ
ットに実情報データを含むか否か、およびパケットに周
期表示を示すヘッダが付加されているか否かを識別する
回路である。このパケット識別回路400 は、受信パ
ケットに実情報を含む場合にはそのパケットをパケット
分解回路410 へ転送し、また、受信パケットに周期
表示が付加されている場合は、再生クロック補正回路4
50 へ周期表示受信信号SRを送出する。パケット分
解回路410 は、実情報データを含むパケットからヘ
ッダ等を取り除きデータを抽出して再構成して送信側に
て変換する前の元のデジタル信号に復号化する回路であ
る。D/A 変換回路420は、復号化されたデジタル
信号を再生クロックCLK に基づいてアナログ信号に
変換し、再生出力端子OUT へ送出する再生回路であ
る。
【0025】再生クロック発生回路430 は、送信装
置10のサンプルクロック発生回路110 と同様な回
路にて形成され、たとえば音声の場合8kHzの再生ク
ロックを発生する。この再生クロック発生回路430は
、送信装置10と同様に電圧制御発振器(VCO)46
0を備えている。このVCO460は、送信側のVCO
112と同様に10−6〜10−8程度の発振精度を有
する位相同期発振器等により構成されている。再生クロ
ックカウント回路440 は、再生クロック発生回路4
30から供給される再生クロックをカウントして送信側
の周期と同一のたとえば256ms の一定周期を検出
する。この周期検出信号SPは補正回路450 へ供給
される。
【0026】再生クロック補正回路450 は、2入力
1出力構成からなる加減算回路452 と、ローパスフ
ィルタ454 とを備えて、再生クロック発生回路43
0 にて生成する再生クロックの発生タイミングを補正
するための回路である。加減算回路452 は、パケッ
ト識別回路400 から供給される周期受信信号SRを
正入力端子(+) に入力し、再生クロックカウント回
路440 から供給される周期検出信号SPを負入力端
子(−)に入力して、これらに応導して「正」、「負」
または「零」出力を送出する。詳しくは、たとえば、(
+) 端子に入力信号が供給された場合に、その後、(
−) 端子に入力信号が供給されるまで正信号を送出し
て、(−) 端子に入力信号が供給されると、これを先
の正信号に加算して出力を「零」とする。また、先に(
−) 端子に入力信号があると、前記とは逆に(+) 
端子に入力信号が供給されるまで、負信号を出力する。 すなわち、この加減算回路452 は、2つの入力信号
の時間差分だけ先に入力した信号の入力端子の符号と同
じ符号の出力信号を送出する加減算回路を構成している
。ローパスフィルタ454 は、加減算回路452 か
ら供給される出力信号の高周波成分を遮断して低域成分
のみを再生クロック発生回路430 の補正入力へ供給
する回路である。これにより、再生クロック発生回路4
30 の補正入力には、加減算回路452 の出力が正
出力の場合は、加速電圧が供給されて再生クロックの発
生タイミングが早くなり、負出力の場合は減速電圧が供
給されて再生クロックのタイミングが遅くなる。
【0027】これら再生クロック補正回路450 と、
再生クロック発生回路430 と、再生クロックカウン
ト回路440 とは、周期パケットの受信による周期受
信信号SRを基準入力とするPLL(Phase Lo
ked Loop) 回路を構成する。
【0028】次に、動作を説明する。まず、パケット送
信装置10が起動されてATM 網を介してパケット受
信装置20を発呼する。パケット受信装置20が応答す
ると、パケット送信装置10およびパケット受信装置2
0のVCO 112,432 がそれぞれ起動して、サ
ンプリングクロックおよび再生クロックがそれぞれ生成
される。サンプルクロックカウント回路142 はサン
プリングクロックCLK をカウントし、再生クロック
カウント回路430 は再生クロックCLK をそれぞ
れ計数し始める。
【0029】次に、パケット送信装置10において、入
力端子INに、たとえばアナログ音声信号が入力される
と、この音声信号はA/D 変換回路100 にてサン
プリングクロックCLK に応導してディジタル音声信
号に変換される。 デジタル信号に変換された音声信号は、実情報データ形
成回路120 に送られる。このデータ形成回路120
 は、ディジタル音声信号を入力すると、この音声信号
を音声フレームとして形成し、音声フレームをパケット
組立回路150 に出力するとともに、実情報検出信号
SSを一定周期信号発生回路144 へ送出する。
【0030】これにより、一定周期信号発生回路144
 は、一定周期信号STを周期表示付加回路146 へ
送出し、以後サンプルクロックカウント回路142 の
計数値に応導して一定周期、たとえば256ms 毎に
一定周期信号STを発生する。この一定周期信号STに
応導して周期表示付加回路146 は周期表示フラグT
Fをパケット組み立て回路130へ送出する。この結果
、パケット組立回路130 は、実情報データ形成回路
120 より受けた音声フレームに周期表示を含むヘッ
ダを付加して信号線150 を介して、ATM 網へ送
出する。パケット組立回路130 は、最初の音声入力
の後に、一定周期毎に音声フレームが形成されている場
合は、その音声フレームのヘッダに周期表示を付加して
網へ送出し、一定周期に音声フレームが形成されない場
合は周期表示を付加したヘッダをもつパケットを網へ送
り出す。
【0031】ATM 網は、ヘッダに示された宛先を参
照して送信側装置10から送信されたパケットを実時間
にてパケット受信装置40へ転送する。パケットを受信
した受信装置40は、まず、パケット識別回路400 
にてパケットに周期表示が付されているか否かを識別す
る。この場合、最初に受信したパケットには周期表示が
付加されているので、パケット識別回路400 は受信
周期信号SRを補正回路450 の加減算器452へ送
出する。これとともにパケット識別回路400 は、受
信パケットに実情報データが含まれているので、これを
識別してこのパケットをパケット分解回路410 へ転
送する。
【0032】このパケットが供給されたパケット分解回
路410 では、パケットからヘッダを取り外して分解
し、音声フレームを抽出する。一方、このとき補正回路
450 の加減算回路452 では、受信周期信号SR
が正転端子(+) に供給されているので、その前に再
生クロックカウント回路440 から周期信号SPが反
転端子(−) に供給されていなければ、正出力をロー
パスフィルタ454 を介して加速電圧として再生クロ
ック発生回路430 の補正入力へ供給する。これによ
り、再生クロック発生のタイミングが速められて再生ク
ロックの遅れが補正される。そして、再生クロックカウ
ンタ回路440 から周期信号SPが発生されると、加
減算回路452 の出力が「零」となって再生クロック
が送信側に同期する。逆に、再生クロックカウント回路
440から周期信号SPが先に加減算回路452 へ供
給されていた場合には、受信周期信号SRが供給される
まで、再生クロック発生回路430 へは減速電圧が供
給されて、再生クロックの発生タイミングが遅くなり、
受信周期信号SRが供給されたときに加減算回路452
 は「零」出力となって再生クロックのずれが補正され
る。
【0033】以降、周期パケットの受信のたび毎に、再
生クロック発生回路430 から発生される再生クロッ
クが補正されて送信側と同期がとられる。この補正され
た再生クロックCLK が変換回路420 へ供給され
て、変換回路420 はパケット分解回路410から供
給されるデジタル信号を音声信号として再生して再生出
力端子OUT より送出する。なお、周期パケットの欠
落に対しては一定時間を限度として擬似加算入力信号を
発生してクロックの同期はずれを防止する。
【0034】なお、上記動作においては、音声情報を例
に挙げて説明したが、データ情報および画像情報を送信
する場合においても同様に一定周期パケットを伝送する
ことによって、受信側において送信側と同期をとり実時
間にて、情報を再生する。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明のパケット通
信方式によれば、送信側にて実情報の有無にかかわらず
一定の周期毎に周期表示を付加したパケットを生成して
送信しこの周期表示を付加したパケットを受信側にて受
信することによって、受信側にて生成する再生クロック
の補正を行なうことができる。したがって、送受信側と
もに共通のクロック源からクロックを得られない場合で
あっても、受信側において送信側と同期をとることがで
き、正確な情報の復元を行なうことができる。この場合
、受信側においては、自装置にて生成する再生クロック
をカウントして送信側の一定周期に相当する自装置の再
生クロックの一定周期を随時検出して、この自装置の一
定周期の検出と受信した周期表示を付加したパケットの
受信とにより、それらの周期を随時比較して自装置の再
生クロックの発生タイミングと送信側のクロックの発生
タイミングとのずれを随時検出することができる。した
がって、周期表示パケットの検出結果を基準入力とする
簡単なPLL回路を構成することができ、このPLL 
回路にて随時自装置の再生クロックを補正することによ
りその再生クロックを送信側のクロックに正確に同期さ
せて受信側における情報の再生を確実に行なうことがで
きる。
【0036】また、網の状態変動によるパケット遅延の
変動に対して受信側で用意するバッファを大きく減ずる
ことができる。すなわち、パケット遅延の周期の短い変
動(ジッタ)に対してはバッファが必要であるが周期の
比較的長い変動に対しては再生クロックの補正により情
報の出力スピードが制御されるため、この分のバッファ
の考慮がほとんど不要となる。したがって、受信側装置
の設計を容易として簡単化することができるという大き
な効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパケット通信方式が適用される送
信側パケット装置の一実施例のシステム構成を示す方式
図である。
【図2】本発明によるパケット通信方式が適用される送
信側パケット装置の一実施例のシステム構成を示す方式
図である。
【符号の説明】
10    パケット送信装置 40    パケット受信装置 100   A/D 変換回路 110   サンプルクロック発生回路112   電
圧制御発振器(VCO)120   フレーム形成回路 130   パケット組立回路 140   一定周期決定回路 142   サンプルクロックカント回路144   
一定周期信号発生回路 146   周期表示付加回路 200,210   ATM 交換機 300   伝送路 400   パケット識別回路 410   パケット分解回路 420   D/A 変換回路 430   再生クロック発生回路 460   電圧制御発振器 440   再生クロックカウンタ 450   再生クロック補正回路 460   加減算器 470   ローパスフィルタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  送信側装置に入力する情報を該装置に
    てそれぞれ実時間にてパケット化して伝送路に送出し、
    該伝送路を介して実時間にて伝送された前記パケットを
    受信側装置にて受信して、該装置にて受信したパケット
    を実時間にて再生するパケット通信方式において、前記
    送信側装置は、前記受信側装置と呼接続した後に、実情
    報の有無にかかわらず、自装置にて生成するサンプルク
    ロックに基づいて一定の周期毎に、その周期を表示する
    パケットを形成して送信し、前記受信側装置は、前記送
    信側装置とは別に自装置にて情報を再生するための再生
    クロックを生成するとともに該再生クロックから前記送
    信側装置の一定周期に相当する周期を検出して、該自装
    置にて検出した一定周期と前記伝送路を介して受信した
    周期表示を示すパケットとに基づいて前記再生クロック
    の発生タイミングを補正しつつ、該補正した再生クロッ
    クに基づいて受信した実情報を含むパケットから情報を
    実時間にて再生していくことを特徴とするパケット通信
    方式。
  2. 【請求項2】  請求項1に記載のパケット通信方式に
    おいて、前記送信側装置は、前記受信側装置と呼接続し
    た後に、最初に発生した実情報のパケットに周期表示を
    付加して送信するとともに、この時点より前記サンプリ
    ングクロックに基づいて一定周期の検出を開始し、その
    後、実情報のパケットの発生と一定周期とが一致した場
    合に、該実情報のパケットに周期表示を付加して送信し
    、一定周期毎に実情報のパケットが発生しない場合は周
    期表示のみを示すパケットを生成して送信することを特
    徴とするパケット通信方式。
  3. 【請求項3】  入力する情報を実時間にてパケット化
    して伝送路に送出するパケット送信装置において、該送
    信装置は、前記入力する情報をサンプリングするための
    サンプルクロック発生手段と、該サンプルクロック発生
    手段にて生成されたサンプリングクロックに基づいて入
    力する情報をパケット化可能な信号に変換する情報変換
    手段と、前記サンプルクロック発生手段にて生成された
    サンプリングクロックをカウントして一定の周期を検出
    する一定周期検出手段と、該一定周期検出手段にて一定
    の周期を検出したとき、および前記情報変換手段にて情
    報を変換したときに、パケットを生成するパケット生成
    手段と、該パケット生成手段にて生成された一定周期時
    のパケットに、周期表示を示すヘッダを付加して送信す
    るパケット送信手段とを備えたことを特徴とするパケッ
    ト送信装置。
  4. 【請求項4】  伝送路を介して実時間にて伝送された
    パケットをそれぞれ受信して再生するパケット受信装置
    において、該受信装置は、受信した実情報のパケットを
    実時間にて元情報に再生するための再生クロックを生成
    する再生クロック発生手段と、該再生クロック発生手段
    にて生成する再生クロックをカウントして送信側の一定
    周期に相当する自装置における再生クロックの一定周期
    を検出する一定周期検出手段と、受信したパケットに送
    信側にて付加された周期表示が付されているか否かを検
    出する周期表示検出手段と、該周期表示検出手段におけ
    る受信パケットに付加された周期表示の検出と前記一定
    周期検出手段における自装置の一定周期の検出とに基づ
    いて、前記再生クロック発生手段にて生成する再生クロ
    ックの発生タイミングを補正する再生クロック補正手段
    とを備えることを特徴とするパケット受信装置。
  5. 【請求項5】  請求項4に記載のパケット受信装置に
    おいて、前記再生クロック補正手段は、前記周期表示検
    出手段における受信パケットに付加された周期表示の検
    出結果を正転端子に入力するとともに、前記一定周期検
    出手段における自装置の一定周期の検出結果を反転端子
    に入力して、これら正負入力の入力タイミングに基づい
    て正、負または零信号を発生する加減算手段と、該加減
    算手段の出力信号を前記再生クロック発生手段の補正入
    力に加速電圧または減速電圧として送出する加減速電圧
    出力手段とを有することを特徴とするパケット受信装置
  6. 【請求項6】  請求項5に記載のパケット受信装置に
    おいて、前記加減速電圧出力手段は、前記加減算手段か
    ら出力される正信号または負信号に比例して加速電圧ま
    たは減速電圧を増幅して、または零信号に基づいて静止
    信号を送出する増幅手段を有することを特徴とするパケ
    ット受信装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08111685A (ja) * 1994-09-21 1996-04-30 Koninkl Ptt Nederland Nv Atmレシーバーのクロック回復回路
JPH11225167A (ja) * 1998-02-06 1999-08-17 Yamaha Corp ディジタル信号受信装置、方法、および該方法に係るプログラムを記憶した記憶媒体
US6122280A (en) * 1995-08-11 2000-09-19 Matsushita Electric Industrial Co. Ltd. Packet output device and packet output method

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