JPH10145345A - 従属同期方法及びそのシステム - Google Patents

従属同期方法及びそのシステム

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JPH10145345A
JPH10145345A JP8303215A JP30321596A JPH10145345A JP H10145345 A JPH10145345 A JP H10145345A JP 8303215 A JP8303215 A JP 8303215A JP 30321596 A JP30321596 A JP 30321596A JP H10145345 A JPH10145345 A JP H10145345A
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JP
Japan
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reference clock
transmission
frequency
side reference
reception
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JP8303215A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Yanaka
一寿 谷中
Satoshi Ishibashi
聡 石橋
Hiroshi Kodera
博 小寺
Hiroki Yamauchi
寛紀 山内
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送遅延が変動する通信網において受信側と
送信側のクロックを同期させることが可能な従属同期方
法及びそのシステムを提供すること。 【解決手段】 送信側1では映像や音声等のデータ41
に、送信側基準クロック16に基づく送信時刻42を送
信時刻書込部13にて付加して通信網3へ送信し、受信
側2では送信時刻読出部22にて前記送信時刻42を読
出すとともに受信側基準クロック33に基づく受信時刻
43を受信時刻測定部21にて測定し、複数の送信時刻
42及び受信時刻43から送信側基準クロック16と受
信側基準クロック33との周波数比を求め、さらに分周
比を求め、これによって分周器29,30、位相比較器
31とともにPLLを構成する電圧制御発振器27の発
振周波数を制御することにより、送信側基準クロック1
6に同期した第2の基準クロック34を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信網を介して接
続された2つの通信装置の基準クロックを互いに同期さ
せる従属同期方法及びそのシステムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】映像(特に動画像)や音声の情報が、文
字や数値の情報と最も異なる点は時間軸を有することで
ある。
【0003】映像や音声の情報をアナログ信号で伝送す
る場合、時間軸は連続であり、かつ伝送に際して伸縮す
るようなこともないので、時間軸が存在すること自体、
特に意識する必要はない。尤も通信衛星を用いた国際電
話等では、衛星と地球との間を電波が往復する時間がか
かるため、利用者が気づく程度の伝送遅延が生ずるが、
その伝送遅延は一定なので、影響は小さい。
【0004】一方、映像や音声の情報をディジタル信号
で伝送する場合は、映像や音声の信号波形をそのまま送
るのではなく、標本化(サンプリング)し、量子化・符
号化して「1」と「0」の2値信号に変えて送る。従っ
て、時間軸及び振幅軸はいずれも離散的になる。このよ
うな離散化を行うのがAD変換器であり、元の連続的な
波形に再生するのがDA変換器である。標本化周波数
は、電話音声の場合は8kHz、CD(コンパクトディ
スク)の場合は44.1kHzである。
【0005】CDのような蓄積媒体に記録されたディジ
タル信号の場合、CDを作るためにスタジオで録音した
時の標本化周波数と、そのCDを家庭等で再生する時の
標本化周波数とが多少ずれていても、音程が若干上下す
るだけで殆ど支障はない。
【0006】これに対し、電話のように伝送されてきた
信号をリアルタイムで再生するような場合、送信側と受
信側との標本化周波数がわずかでもずれていると、標本
点が抜け落ちたり、同じ標本点が重複したりして音質が
劣化してしまう。そこで、送信側と受信側の基準クロッ
クを互いに同期させる必要がある(谷中、山内、小寺
“マルチメディアシステムにおけるクロック同期法に関
する一考察”電子情報通信学会技術研究報告ICD94
−119、DSP94−75(1994)参照)。
【0007】現在の電話網では、前述したようなことが
起こらないように、通信網全体に亘って同期がとられて
いる。即ち、網内の一ヵ所に、非常に高精度かつ高安定
度のマスタークロックを設け、網全体にそのクロックを
供給することにより、同期をとっている。このような同
期方式を従属同期方式という。
【0008】現在の電話網には、既に市外回線を中心に
ディジタル伝送が大幅に導入されているが、このことを
一般の電話利用者がほとんど意識することがないのは、
同期がとられているお蔭である。
【0009】一方、映像情報の場合、標本化周波数(ク
ロック)に当たるのは画素クロックであるが、その周波
数は、例えばITU−R BT.601という規格では
13.5MHzである。映像では、その他に水平同期信
号(15.734kHz)、垂直同期信号(59.94
kHz)、色副搬送波信号(3.579545MHz)
等の信号があるが、それらは画素クロックと互いに整数
比の関係にあるので、正確な画素クロックさえ得られれ
ば、PLL(Phase Lock Loop )等の回路により生成す
ることができる。従って、映像情報の同期に関しては画
素クロックのみを考えれば良い。
【0010】さて、近年は、LAN、インターネット、
パケット網、フレームリレー等、元来、コンピュータ間
のデータ通信のために構築された網を、映像や音声の情
報の伝送に用いることが多くなっている。これらの網で
は、網全体に共通するクロックはそもそも存在しない、
もしくは存在していても網の利用者には提供されていな
い。さらに、これらの網は、輻輳状況によって伝送遅延
がかなり変動する。このような網の場合、網全体に共通
するようなクロックを用いないで、同期をとる必要があ
る。
【0011】ここで、網の伝送遅延が一定であるという
条件が満たされるなら、動画像符号化の国際標準である
MPEG(ISO/IEC13818−1(MPEG−
2Systems)参照)で用いられている、PCR
(Program Clock Reference )またはSCR(System C
lock Reference)を用いたシステムにより、網全体に共
通するようなクロックが得られなくても、受信側におい
て送信側のクロックと同期したクロックを再現できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のシステムでは、LAN、インターネット、パケ
ット網等の伝送遅延が変動する通信網の場合、クロック
同期が難しいという問題があった。
【0013】本発明の目的は、伝送遅延が変動する通信
網において受信側の基準クロックを送信側の基準クロッ
クに同期させることが可能な従属同期方法及びそのシス
テムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明では、前記目的を
達成するため、送信側に、高安定な基準クロックの発振
器を設けて、該基準クロックを元に標本化クロック、水
平垂直同期信号等の各種の同期に関するタイミング信号
を発生させるとともに、前記基準クロックで動作する時
計によってデータを通信網に送信する時刻を測定し、こ
れを各データにタイムスタンプとして付加する送信時刻
書込部を設けて、複数のデータに送信側基準クロックに
基づく送信時刻をそれぞれ付加して通信網に送信させ
る。
【0015】一方、受信側にも、高安定な基準クロック
の発振器を設け、該基準クロックで動作する時計に基づ
いて各データを通信網から受信した時刻を測定する受信
時刻測定部と、送信側においてデータに付加された送信
時刻を読出す送信時刻読出部とを設けて、受信した複数
のデータに対応する送信時刻及び受信時刻の組を取得す
る。
【0016】さらに、受信側に、複数の送信時刻及び受
信時刻から送信側基準発振器と受信側基準発振器との発
振周波数の比を推定する周波数比推定部と、受信側基準
クロックに対し前記発振周波数の比に従う周波数を有す
る第2の基準クロックを作成する第2の基準クロック作
成手段とを設けて、送信側基準クロックに同期した第2
の基準クロックを作成し、該第2の基準クロックを元に
各種の同期に関するタイミング信号を発生させるように
なした。
【0017】前記構成によれば、受信側には複数のデー
タに関する送信時刻及び受信時刻の組が得られ、これに
基づく送信側基準クロックと受信側基準クロックとの周
波数の比が得られるため、通信網の伝送遅延がランダム
に変動しても、受信側において送信側基準クロックと同
一周波数のクロックを発生させることができる。
【0018】また、この際、発振周波数の比を2つの整
数の比の形に変換する分周比計算部と、第2の基準クロ
ックを発生する電圧制御発振器と、該電圧制御発振器及
び受信側基準発振器の出力信号をそれぞれ前記分周比に
従って分周する2つの分周器と、該2つの分周器の出力
信号の位相差を検出し、両者が一致するように電圧制御
発振器の発振周波数を制御する位相比較器とからなる第
2の基準クロック作成手段を用いれば、送信側基準クロ
ックに極めて高精度に同期した第2の基準クロックを作
成することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の一例
を示すもので、図中、左半分は送信側1、右半分は受信
側2であり、両者は伝送遅延が必ずしも一定でない通信
網3で結ばれている。
【0020】送信側1は、テレビカメラ11、AD変換
器12、送信時刻書込部13、タイミング信号発生器1
4及び送信側基準発振器15からなっている。ここで、
送信側基準発振器15は水晶発振器、ルビジウム発振
器、セシウム発振器等の高精度かつ高安定な発振器から
なり、送信側基準クロック16を発生する。タイミング
信号発生器14は前記送信側基準クロック16に基づい
て水平垂直同期信号17、標本化クロック18等の各種
の同期に関するタイミング信号を発生し、これをテレビ
カメラ11、AD変換器12へ送出する。送信時刻書込
部13は前記送信側基準クロック16で動作する時計に
よってデータを通信網に送信する送信時刻を測定し、こ
れを各データにタイムスタンプとして付加する。
【0021】また、受信側2は、受信時刻測定部21、
送信時刻読出部22、DA変換器23、ディスプレイ2
4、周波数比推定部25、分周比計算部26、電圧制御
発振器27、受信側基準発振器28、分周器29,3
0、位相比較器31及びタイミング信号発生器32から
なっている。
【0022】ここで、受信側基準発振器28は水晶発振
器、ルビジウム発振器、セシウム発振器等の高精度かつ
高安定な発振器からなり、受信側基準クロック33を発
生する。受信時刻測定部21は前記受信側基準クロック
33で動作する時計によってデータを通信網から受信し
た受信時刻を測定する。送信時刻読出部22は受信した
データに付加された送信時刻を読出す。周波数比推定部
25は複数の送信時刻及び受信時刻の組から、送信側基
準発振器15と受信側基準発振器28との発振周波数の
比を計算により推定する。分周比計算部26は推定した
発振周波数の比を2つの整数の比の形に変換する。
【0023】また、電圧制御発振器27、分周器29,
30及び位相比較器31は周波数比推定部25とともに
第2の基準クロック作成手段を構成し、前述した分周値
がセットされた分周器29及び30で電圧制御発振器2
7及び受信側基準発振器28の出力をそれぞれ分周し、
位相比較器31で位相差を検出し、両者が一致するよう
に電圧制御発振器27の発振周波数を制御することによ
り、送信側基準クロック16に同期した第2の基準クロ
ック34を発生する。タイミング信号発生器32は前記
第2の基準クロック34に基づいて標本化クロック3
5、水平垂直同期信号36等の各種の同期に関するタイ
ミング信号を発生し、これをDA変換器23、ディスプ
レイ24へ送出する。
【0024】なお、電圧制御発振器27、分周器29,
30及び位相比較器31は受信側基準発振器28ととも
に周知のPLLを構成している。
【0025】まず、クロックの従属同期について述べ
る。
【0026】映像や音声等の時間軸を有する情報をディ
ジタル信号で伝送する場合、送信側においてテレビカメ
ラ11で撮影された映像信号は、AD変換器12で標本
化され、量子化・符号化されてディジタル信号によるデ
ータ41になる。一方、受信側においては、ディジタル
信号によるデータ41がDA変換器23によってアナロ
グ信号に戻され、ディスプレイ24に表示される。
【0027】ここで、AD変換は標本化クロック18の
パルスが発生する毎に行われ、DA変換は標本化クロッ
ク35のパルスが発生する毎に行われる。従って、送信
側の標本化クロック18と受信側の標本化クロック35
とが互いに同期していれば、送信データと受信データが
同じ速度となり、どこかに余分なデータがたまったり、
逆にデータが足りなくなるような現象は生じない。これ
が、送信側と受信側とで互いに同期がとれた状態であ
る。
【0028】これに対し、送信側の標本化クロック18
と受信側の標本化クロック35とが同期していない場合
は、AD変換器12から出力されるデータ量と、DA変
換器23が受け取るデータ量が異なるため、どこかに余
分なデータがたまったり、逆にデータが足りなくなる現
象を生ずる。
【0029】余分なデータをDA変換せずに捨てるとす
れば、データが欠落することになり、画質が劣化する。
また、データが足りない場合、即ち新しいデータが到着
しない場合、やむを得ずその前のデ一タを再利用すると
すれば、データの重複を生じ、やはり画質が劣化する。
【0030】なお、図1では映像情報の場合を示した
が、音声情報の場合にはテレビカメラをマイクロフォン
に、また、ディスプレイをスピーカに置き換え、かつ、
水平垂直同期信号17,36を削除して考えれば良い。
【0031】次に、周波数比推定部25を中心に本シス
テムの原理及びその動作について説明する。
【0032】図2に示すように、送信側1から伝送遅延
のある網3を介して受信側2へ、データ41が次々に送
られる場合を考える。
【0033】各データ41に出発順に1から順に番号を
付与することとし、i番目(i=1,2,……N)のデ
ータ41が送信側を出発した時刻42をxi 、受信側に
到着した時刻をzi とする。但し、xi ,zi はいずれ
も送信側基準クロック16で動作する時計で測った時刻
とする。
【0034】一方、同じデータ41が受信側2に到着し
た時刻を、受信側基準クロック33で動作する時計で測
った時刻43をyi とする。もし送信側1と受信側2と
で時計が完全に合っていればyi =zi であるが、必ず
しもそうとは限らない。また、xi の値は各データ41
に付加されて、受信側2に送られるものとする。以下、
簡単な順に(1)〜(3)の3つの場合について述べる
が、本発明が最もその効果を発揮するのは(3)の場合
である。
【0035】(1)網3の伝送遅延が一定値dで、かつ
送信側1及び受信側2の時計が一致していれば、次式が
成立する。yi −xi =zi −xi =d(2)網3の伝
送遅延は一定であるが、送信側1及び受信側2の時計が
一致していない場合、zi −xi =dになるが、yi
i =dにはならない。仮に、送信側1及び受信側2の
基準クロックの周波数が時間的に一定なら、それらの周
波数の比をrとおけば、 zi =r・yi +c ……(1) という一次の関係になる。
【0036】ここで、rが1より大きい場合は、受信側
2の時計の進み方が遅いということであるから、受信側
基準発振器28の発振周波数が、送信側基準発振器15
の発振周波数よりも低いということである。rが1より
小さければその反対である。なお、cは時刻「0」にお
ける時計のずれである。
【0037】ここで、送信側基準発振器15及び受信側
基準発振器28に、両方とも高精度かつ高安定の発振
器、例えば絶対精度がε(≒10-5〜10-7)の水晶発
振器を用いるとすれば、 1−2ε≦r≦1+2ε ……(2) というように1に極めて近い数になる。
【0038】この場合、 r・yi −xi +c−d=0 ……(3) となる。ここで、c−dを新たにeとおけば、未知数
(定数)はrとeの2個なので、(xi ,yi )を1つ
の点と見た場合、2点あればrが求まる。
【0039】(3)網3の伝送遅延が一定でなく、かつ
送信側1及び受信側2の時計が一致していない場合、z
i −xi =d+wi
……(4)となる。ここで、wi は平均が「0」の
確率変数で、遅延時間の変動を表す。
【0040】この時、 r・yi +c−xi =d+wi ……(5) であるから、c−dをeとおき、wi について解けば、 wi =r・yi −xi +e ……(6) である。従って、wi の2乗の和は、
【数2】 となる。
【0041】(7) 式をrで偏微分して「0」とおけば、
【数3】 となる。
【0042】また、(7) 式をeで偏微分して「0」とお
けば、
【数4】 となる。
【0043】(8) 式と(9) 式は、rとeを未知数とする
2変数の連立一次方程式なので、周波数の比rについて
解くと、
【数5】 となる。
【0044】(10)式の計算は、図1の構成では周波数比
推定部25で行われる。このrの値は、分周比計算部2
6において有理数で近似される。例えば r=1.01 ……(11) とすれば、それを有理数で近似すれば、 r=101/100 ……(12) となるので、分子の整数「101」、分母の整数「10
0」が、それぞれ分周器29及び30に設定され、前述
したPLLにより電圧制御発振器27の発振周波数が制
御される。
【0045】(11)式の例では、電圧制御発振器27の発
振周波数は、受信側基準発振器28の発振周波数よりも
1%だけ高くなるので、送信側基準発振器15の発振周
波数と等しくなり、従属同期がとれる。但し、データ数
Nが小さいうちはrの精度が低いので、前述したように
して求めたrの値が水晶等の精度以下になるまで、即ち
(2) 式を満たすようになるまで、初期値の「1」のまま
にしておくこととする。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
送信側で映像や音声等のデータに、送信側基準クロック
に基づく送信時刻を付加して通信網へ送信し、受信側で
は受信側基準クロックに基づく受信時刻を測定するとと
もに前記送信時刻を読出し、該送信時刻及び受信時刻か
ら送信側基準クロックと受信側基準クロックとの周波数
比を求め、これによって送信側基準クロックに同期した
第2の基準クロックを発生できるので、LAN、インタ
ーネット、パケット網等の伝送遅延が変動する通信網ま
たは網全体に共通するようなクロックが提供されない通
信網において受信側のクロックを送信側に同期させるこ
とができ、映像や音声等の時間軸を有する情報を実時間
でかつ高品質にディジタル伝送することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すブロック構成
【図2】本発明における周波数推定の原理の説明図
【符号の説明】
1…送信側、2…受信側、3…通信網、11…テレビカ
メラ、12…AD変換器、13…送信時刻書込部、14
…タイミング信号発生器、15…送信側基準発振器、1
6…送信側基準クロック、17…水平垂直同期信号、1
8…標本化クロック、21…受信時刻測定部、22…送
信時刻読出部、23…DA変換器、24…ディスプレ
イ、25…周波数比推定部、26…分周比計算部、27
…電圧制御発振器、28…受信側基準発振器、29,3
0…分周器、31…位相比較器、32…タイミング信号
発生器、33…受信側基準クロック、34…第2の基準
クロック、35…標本化クロック、36…水平垂直同期
信号、41…データ、42…送信時刻、43…受信時
刻。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山内 寛紀 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網を介して接続された2つの通信装
    置のクロックを互いに同期させる従属同期方法におい
    て、 送信側では、送信すべき複数のデータに送信側基準クロ
    ックに基づく送信時刻をそれぞれ付加して通信網に送信
    し、 受信側では、受信した各データに付加された前記送信時
    刻をそれぞれ読出すとともに受信側基準クロックに基づ
    く受信時刻をそれぞれ測定し、複数の送信時刻及び受信
    時刻から送信側基準クロックと受信側基準クロックとの
    周波数の比を求め、これに従って前記受信時刻の測定以
    外の部分で使用する第2の基準クロックの周波数を制御
    することを特徴とする従属同期方法。
  2. 【請求項2】 通信網を介して接続された2つの通信装
    置のクロックを互いに同期させる従属同期システムにお
    いて、 送信側に、送信側基準クロックを発生する送信側基準発
    振器と、該送信側基準クロックに基づいて各種のタイミ
    ング信号を発生するタイミング信号発生器と、前記送信
    側基準クロックで動作する時計によってデータを通信網
    に送信する時刻を測定し、これを該データに付加する送
    信時刻書込部とを設け、 受信側に、受信側基準クロックを発生する受信側基準発
    振器と、受信したデータに付加された前記送信時刻を読
    出す読出部と、前記受信側基準クロックで動作する時計
    によってデータを通信網から受信した受信時刻を測定す
    る受信時刻測定部と、複数の送信時刻及び受信時刻から
    送信側基準発振器と受信側基準発振器との発振周波数の
    比を推定する周波数比推定部と、受信側基準クロックに
    対し前記発振周波数の比に従う周波数を有する第2の基
    準クロックを作成する第2の基準クロック作成手段と、
    該第2の基準クロックに基づいて各種のタイミング信号
    を発生するタイミング信号発生器とを設けたことを特徴
    とする従属同期システム。
  3. 【請求項3】 第2の基準クロック作成手段は、発振周
    波数の比を2つの整数の比の形に変換する分周比計算部
    と、第2の基準クロックを発生する電圧制御発振器と、
    該電圧制御発振器及び受信側基準発振器の出力信号をそ
    れぞれ前記分周比に従って分周する2つの分周器と、該
    2つの分周器の出力信号の位相差を検出し、両者が一致
    するように電圧制御発振器の発振周波数を制御する位相
    比較器とからなることを特徴とする請求項2記載の従属
    同期システム。
  4. 【請求項4】 発振周波数の比rは、送信時刻をx
    i (i=1,2,……N)、受信時刻をyi (i=1,
    2,……N)、Nをデータの総数とした時、 【数1】 で表されることを特徴とする請求項2または3記載の従
    属同期システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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