JPH0548562A - デイジタルデータ送信装置及びそれを用いた送受信システム - Google Patents
デイジタルデータ送信装置及びそれを用いた送受信システムInfo
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- JPH0548562A JPH0548562A JP3222102A JP22210291A JPH0548562A JP H0548562 A JPH0548562 A JP H0548562A JP 3222102 A JP3222102 A JP 3222102A JP 22210291 A JP22210291 A JP 22210291A JP H0548562 A JPH0548562 A JP H0548562A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スタッフ同期方式でディジタルデータを伝送
するとき、受信側でデータを再生するのに必要なデータ
速度に関する情報を効率的に伝達する。 【構成】 入力データ速度情報を送信速度情報回路2で
生成し、この入力データ速度情報と伝送路速度情報との
差を、速度差累算回路3で累算する。この累算値に基づ
いてスタッフ量をスタッフ情報回路4へ生成し、これを
データフレームと共に伝送する。 【効果】 データ速度情報を多重化して伝送する必要が
なく、伝送路の効率使用が可能となる。
するとき、受信側でデータを再生するのに必要なデータ
速度に関する情報を効率的に伝達する。 【構成】 入力データ速度情報を送信速度情報回路2で
生成し、この入力データ速度情報と伝送路速度情報との
差を、速度差累算回路3で累算する。この累算値に基づ
いてスタッフ量をスタッフ情報回路4へ生成し、これを
データフレームと共に伝送する。 【効果】 データ速度情報を多重化して伝送する必要が
なく、伝送路の効率使用が可能となる。
Description
【0001】
【技術分野】本発明はディジタルデータ送信装置及びそ
れを用いた送受信システムに関し、特にディジタル伝送
路速度に非同期なデータ速度を持つディジタルデータを
スタッフ同期方式により高品質に伝送しようとするディ
ジタル伝送方式に関する。
れを用いた送受信システムに関し、特にディジタル伝送
路速度に非同期なデータ速度を持つディジタルデータを
スタッフ同期方式により高品質に伝送しようとするディ
ジタル伝送方式に関する。
【0002】
【従来技術】映像信号は水平同期周波数を基準としたス
ペクトラム構造を有しており、カラー副搬送周波数はNT
SC(National Television System Comitee)方式による
映像信号の場合、水平同期周波数の227.5 倍となってい
る。
ペクトラム構造を有しており、カラー副搬送周波数はNT
SC(National Television System Comitee)方式による
映像信号の場合、水平同期周波数の227.5 倍となってい
る。
【0003】そのような映像信号を標本化し量子化して
ディジタル映像信号とする場合、非直線歪成分によるカ
ラー信号へのビート妨害が視覚的に最小となるように、
標本化周波数としてはカラー副搬送周波数の整数倍が使
用される。
ディジタル映像信号とする場合、非直線歪成分によるカ
ラー信号へのビート妨害が視覚的に最小となるように、
標本化周波数としてはカラー副搬送周波数の整数倍が使
用される。
【0004】しかし、映像信号の水平同期周波数は、デ
ィジタル伝送路側のクロック供給設備とは独立なクロッ
ク源をもとに生成されているため、上記標本化周波数で
標本化されたディジタル映像信号のデータ速度は伝送路
のクロック周波数とは非同期となる。
ィジタル伝送路側のクロック供給設備とは独立なクロッ
ク源をもとに生成されているため、上記標本化周波数で
標本化されたディジタル映像信号のデータ速度は伝送路
のクロック周波数とは非同期となる。
【0005】このような、ディジタル伝送路速度とは非
同期のディジタル情報を伝送する場合、スタッフデータ
を適宜付加して伝送路速度に同期化したデータフレーム
を構成してから伝送するというスタッフ同期方式が用い
られる。
同期のディジタル情報を伝送する場合、スタッフデータ
を適宜付加して伝送路速度に同期化したデータフレーム
を構成してから伝送するというスタッフ同期方式が用い
られる。
【0006】このとき、伝送されたデータフレームを受
信した側においては、データと同時に送られてきた、ス
タッフデータの付加量を示すスタッフ情報に従って、バ
ッファメモリにデータフレーム中のディジタル情報部分
のみをいったん書込み、その後にディジタルデータ速度
を再生したクロックで読出すことにより、もとと同じ速
度のディジタルデータを出力することができる。
信した側においては、データと同時に送られてきた、ス
タッフデータの付加量を示すスタッフ情報に従って、バ
ッファメモリにデータフレーム中のディジタル情報部分
のみをいったん書込み、その後にディジタルデータ速度
を再生したクロックで読出すことにより、もとと同じ速
度のディジタルデータを出力することができる。
【0007】図5はそのような従来のディジタル伝送方
式による送信装置のブロックを示す。図では、1ワード
がNビットで構成された送信ディジタルデータは、ワー
ド速度の送信クロックにより送信バッファメモリ21に
書込まれている。送信バッファメモリ21からは、デー
タフレーム周期毎にディジタルデータが読出されてスタ
ッフ多重回路22に送られる。
式による送信装置のブロックを示す。図では、1ワード
がNビットで構成された送信ディジタルデータは、ワー
ド速度の送信クロックにより送信バッファメモリ21に
書込まれている。送信バッファメモリ21からは、デー
タフレーム周期毎にディジタルデータが読出されてスタ
ッフ多重回路22に送られる。
【0008】1データフレーム毎に読出されるワード数
は、送信バッファメモリ21から出力されるフラグF
(フラグFはメモリの書込み番地と読出し番地の差とし
て示されるメモリ内のデータ蓄積量が、メモリ容量に対
してある比率=占有率にあることを示す)の状態をスタ
ッフ制御回23にて監視し決定している。
は、送信バッファメモリ21から出力されるフラグF
(フラグFはメモリの書込み番地と読出し番地の差とし
て示されるメモリ内のデータ蓄積量が、メモリ容量に対
してある比率=占有率にあることを示す)の状態をスタ
ッフ制御回23にて監視し決定している。
【0009】この決定の仕方は、メモリ占有率の平均値
がある一定値、たとえば50%となるようにする。すな
わちメモリ占有率が高くなった状態のときはスタッフワ
ード数を減らし、送信バッファメモリ21から読出すデ
ータ数を増やすようにし、逆にメモリ占有率が低くなっ
た状態のときはスタッフワード数を増やして送信バッフ
ァメモリ21から読出すデータ数を減らすようにする。
従って、送信バッファメモリ21に入力するディジタル
データ数と出力するディジタルデータ数とは平衡する。
がある一定値、たとえば50%となるようにする。すな
わちメモリ占有率が高くなった状態のときはスタッフワ
ード数を減らし、送信バッファメモリ21から読出すデ
ータ数を増やすようにし、逆にメモリ占有率が低くなっ
た状態のときはスタッフワード数を増やして送信バッフ
ァメモリ21から読出すデータ数を減らすようにする。
従って、送信バッファメモリ21に入力するディジタル
データ数と出力するディジタルデータ数とは平衡する。
【0010】このように、送信バッファメモリ21の平
均占有率が一定値に保たれるようにスタッフ制御回23
では読出しワード数を決定し、その結果をスタッフ情報
として出力し、読出しクロックゲート24によって1デ
ータフレーム時間当りに印加する読出しクロック数を制
御する。
均占有率が一定値に保たれるようにスタッフ制御回23
では読出しワード数を決定し、その結果をスタッフ情報
として出力し、読出しクロックゲート24によって1デ
ータフレーム時間当りに印加する読出しクロック数を制
御する。
【0011】このとき、スタッフ制御回23からのスタ
ッフ情報によって、スタッフ多重回22は読出されたデ
ィジタルデータにスタッフワードを付加し、伝送路速度
に同期したデータフレームを作成して出力する。データ
フレーム中に付加されているスタッフワードの数は、ス
タッフ情報とデータフレームとを多重化回路25にて多
重化して伝送することによって、受信装置に伝えられ
る。
ッフ情報によって、スタッフ多重回22は読出されたデ
ィジタルデータにスタッフワードを付加し、伝送路速度
に同期したデータフレームを作成して出力する。データ
フレーム中に付加されているスタッフワードの数は、ス
タッフ情報とデータフレームとを多重化回路25にて多
重化して伝送することによって、受信装置に伝えられ
る。
【0012】図6は、このような従来のディジタル伝送
方式による受信装置のブロックを示す。図において、デ
スタッフ制御回路27は受信したスタッフ情報に基づい
て、データフレーム中のスタッフワード挿入位置を示す
タイミング信号を発生し、書込みクロックゲート28を
制御している。タイミングパルスが印加されている間、
受信バッファメモリ29に供給される書込みクロックは
禁止されるので、受信バッファメモリ29にはスタッフ
ワードは書込まれず、ディジタルデータのみが書込まれ
る。
方式による受信装置のブロックを示す。図において、デ
スタッフ制御回路27は受信したスタッフ情報に基づい
て、データフレーム中のスタッフワード挿入位置を示す
タイミング信号を発生し、書込みクロックゲート28を
制御している。タイミングパルスが印加されている間、
受信バッファメモリ29に供給される書込みクロックは
禁止されるので、受信バッファメモリ29にはスタッフ
ワードは書込まれず、ディジタルデータのみが書込まれ
る。
【0013】受信バッファメモリ29からは、占有率が
50%以上か以下かを示すハーフフラグHが出力されて
おり、フィルタ回路30によってその論理レベルが平滑
化され時間平均値が抽出されて電圧制御発振器31に制
御電圧Vcとして与えられる。
50%以上か以下かを示すハーフフラグHが出力されて
おり、フィルタ回路30によってその論理レベルが平滑
化され時間平均値が抽出されて電圧制御発振器31に制
御電圧Vcとして与えられる。
【0014】電圧制御発振器31はこの制御電圧Vcに
よって発振周波数を制御され、受信バッファメモリ29
に読出しクロックを供給する。
よって発振周波数を制御され、受信バッファメモリ29
に読出しクロックを供給する。
【0015】このような従来のディジタル伝送方式の受
信装置では、受信バッファメモリ29に対する1データ
フレーム毎のディジタルデータの書込み数は、スタッフ
されていたスタッフワードの数によって異なっているか
ら、受信バッファメモリ29の占有率はデータフレーム
時間毎に変動している。
信装置では、受信バッファメモリ29に対する1データ
フレーム毎のディジタルデータの書込み数は、スタッフ
されていたスタッフワードの数によって異なっているか
ら、受信バッファメモリ29の占有率はデータフレーム
時間毎に変動している。
【0016】しかし、フィルタ回路30によって占有率
の平均値を抽出し、平均占有率が高いときは電圧制御発
振器30に高い制御電圧Vcを与えるので、発振周波数
は高くなって読出し速度は早まり平均占有率は低下して
いく。逆に、平均占有率が低くなったときには制御電圧
Vcは低下し、発振周波数は低くなって読出し速度が遅
くなるので平均占有率は上昇していく。
の平均値を抽出し、平均占有率が高いときは電圧制御発
振器30に高い制御電圧Vcを与えるので、発振周波数
は高くなって読出し速度は早まり平均占有率は低下して
いく。逆に、平均占有率が低くなったときには制御電圧
Vcは低下し、発振周波数は低くなって読出し速度が遅
くなるので平均占有率は上昇していく。
【0017】したがって、受信バッファメモリ29の平
均占有率は一定に維持されるとともに、ディジタルデー
タの読出し速度は送信ディジタルデータの入力速度と平
均的に等しくなる。
均占有率は一定に維持されるとともに、ディジタルデー
タの読出し速度は送信ディジタルデータの入力速度と平
均的に等しくなる。
【0018】しかしながら、このような従来のディジタ
ル伝送方式においては、データフレームへのスタッフワ
ードの挿入は伝送路クロックに同期した1データフレー
ム時間毎に行われるため、送信ディジタルデータの速度
と伝送路速度との差による1ワード分の位相差の発生時
点にずれが生じ、スタッフ制御によるスタッフワード数
の増減の周期は低周波成分を持ったものとなる。
ル伝送方式においては、データフレームへのスタッフワ
ードの挿入は伝送路クロックに同期した1データフレー
ム時間毎に行われるため、送信ディジタルデータの速度
と伝送路速度との差による1ワード分の位相差の発生時
点にずれが生じ、スタッフ制御によるスタッフワード数
の増減の周期は低周波成分を持ったものとなる。
【0019】また、特に送信ディジタルデータの速度と
伝送路クロック速度との差が1データフレーム時間当り
N(Nは整数)ワード分の割合、もしくはそれに近接し
ているときは、スタッフワード数の増減の変化が極めて
乏しく長周期となる。
伝送路クロック速度との差が1データフレーム時間当り
N(Nは整数)ワード分の割合、もしくはそれに近接し
ているときは、スタッフワード数の増減の変化が極めて
乏しく長周期となる。
【0020】このとき、低周波成分を持った受信バッフ
ァメモリ29の占有率変動はフィルタ回路30で十分抑
圧されず、電圧制御発振器に与えられる結果、読出しク
ロックが変動して、受信バッファメモリ29から出力す
るディジタルデータ速度は非常にジッタの大きいものに
なる。
ァメモリ29の占有率変動はフィルタ回路30で十分抑
圧されず、電圧制御発振器に与えられる結果、読出しク
ロックが変動して、受信バッファメモリ29から出力す
るディジタルデータ速度は非常にジッタの大きいものに
なる。
【0021】このため、ジッタの少ない伝送を行うため
には伝送路クロックに対して使用できるディジタルデー
タ速度が限定され、任意の速度のディジタルデータを低
ジッタで送ることができないという欠点がある。
には伝送路クロックに対して使用できるディジタルデー
タ速度が限定され、任意の速度のディジタルデータを低
ジッタで送ることができないという欠点がある。
【0022】上記欠点を解決する従来の方法としては、
特開昭54-51305号公報に示された「標本化周波数の同期
装置」の方法がある。そこでは、伝送路クロックと独立
な標本化周波数をもつディジタルテレビジョン信号の伝
送に際して、伝送路のデータフレームとは無関係に送受
信の標本化周波数を同期させるための情報△Sを作成し
て他の情報とともに送出し、受信側においては情報△S
から受信標本化クロックを再生するという方法が示され
ている。
特開昭54-51305号公報に示された「標本化周波数の同期
装置」の方法がある。そこでは、伝送路クロックと独立
な標本化周波数をもつディジタルテレビジョン信号の伝
送に際して、伝送路のデータフレームとは無関係に送受
信の標本化周波数を同期させるための情報△Sを作成し
て他の情報とともに送出し、受信側においては情報△S
から受信標本化クロックを再生するという方法が示され
ている。
【0023】この方法によれば、伝送フレームへのスタ
ッフィングの影響を受けないのでジッタの極めて少ない
安定した標本化クロックが再生でき、テレビジョン信号
を良好な品質で伝送することが可能となる。
ッフィングの影響を受けないのでジッタの極めて少ない
安定した標本化クロックが再生でき、テレビジョン信号
を良好な品質で伝送することが可能となる。
【0024】しかし、この方法においては情報△Sを他
の情報とともにバッファメモリを介して伝送路に送出す
る必要があるため、その分だけ伝送容量が増大すること
が避けられず、伝送路の使用効率が低下するという欠点
がある。
の情報とともにバッファメモリを介して伝送路に送出す
る必要があるため、その分だけ伝送容量が増大すること
が避けられず、伝送路の使用効率が低下するという欠点
がある。
【0025】
【発明の目的】本発明の目的は、伝送路の使用効率の低
下をなくしかつスタッフジッタのない安定な高品質のデ
ィジタルデータの再生が可能なディジタルデータ送信装
置及びそれを用いた送受信システムを提供することであ
る。
下をなくしかつスタッフジッタのない安定な高品質のデ
ィジタルデータの再生が可能なディジタルデータ送信装
置及びそれを用いた送受信システムを提供することであ
る。
【0026】
【発明の構成】本発明による送信装置は、入力ディジタ
ルデータを送信バッファメモリに書込んだ後、伝送路速
度に同期したクロックにてこれを読出し、前記入力ディ
ジタルデータの速度と前記伝送路速度との差に応じてス
タッフデータを付加して前記伝送路速度に同期したデー
タフレームを構成して伝送するようにしたスタッフ同期
方式のディジタルデータ送信装置であって、前記伝送路
速度に対する前記入力ディジタルデータの相対的速度情
報を算出する手段と、スタッフ量から伝送路へのデータ
送出速度情報を生成する手段と、前記相対的速度情報と
前記データ送出速度情報との差分を累算する手段と、こ
の累算値に基づき次のスタッフ量を決定する手段と、こ
の決定されたスタッフ量に関する情報をデータフレーム
と共に伝送する手段とを含むことを特徴とする。
ルデータを送信バッファメモリに書込んだ後、伝送路速
度に同期したクロックにてこれを読出し、前記入力ディ
ジタルデータの速度と前記伝送路速度との差に応じてス
タッフデータを付加して前記伝送路速度に同期したデー
タフレームを構成して伝送するようにしたスタッフ同期
方式のディジタルデータ送信装置であって、前記伝送路
速度に対する前記入力ディジタルデータの相対的速度情
報を算出する手段と、スタッフ量から伝送路へのデータ
送出速度情報を生成する手段と、前記相対的速度情報と
前記データ送出速度情報との差分を累算する手段と、こ
の累算値に基づき次のスタッフ量を決定する手段と、こ
の決定されたスタッフ量に関する情報をデータフレーム
と共に伝送する手段とを含むことを特徴とする。
【0027】本発明による送信システムは、入力ディジ
タルデータを送信バッファメモリに書込んだ後、伝送路
速度に同期したクロックにてこれを読出し、前記入力デ
ィジタルデータの速度と前記伝送路速度との差に応じて
スタッフデータを付加して前記伝送路速度に同期したデ
ータフレームを構成して伝送するようにしたディジタル
データ送信装置と、スタッフ量に関する情報に基づき受
信データフレーム内のスタッフデータを除去して受信バ
ッファメモリに受信データを書込んだ後に、前記入力デ
ィジタルデータの速度に応じた再生クロックにより前記
受信バッファメモリからディジタルデータを読出して出
力するようにしたスタッフ同期方式のディジタルデータ
受信装置とを含むスタッフ同期方式のディジタルデータ
送受信システムであって、前記送信装置は、前記伝送路
速度に対する前記入力ディジタルデータの相対的速度情
報を算出する手段と、スタッフ量から伝送路へのデータ
送出速度情報を生成する手段と、前記相対的速度情報と
前記データ送出速度情報との差分を累算する手段と、こ
の累算値に基づき次のスタッフ量を決定する手段と、こ
の決定されたスタッフ量に関する情報をデータフレーム
と共に伝送する手段とを含み、前記受信装置は、受信し
た前記スタッフ量に関する情報の総和を一定データフレ
ーム周期毎に算出する手段と、前記総和により前記入力
ディジタルデータの速度に関する情報を生成する手段
と、伝送路速度に対する出力ディジタルデータの相対的
速度に関する情報を生成する手段と、前記総和により得
られた前記入力ディジタルデータの速度に関する情報と
前記出力ディジタルデータの相対速度に関する情報との
差分を積分する手段と、この積分値により前記受信バッ
ファメモリの読出しクロックの周波数を制御する手段と
を含むことを特徴とする。
タルデータを送信バッファメモリに書込んだ後、伝送路
速度に同期したクロックにてこれを読出し、前記入力デ
ィジタルデータの速度と前記伝送路速度との差に応じて
スタッフデータを付加して前記伝送路速度に同期したデ
ータフレームを構成して伝送するようにしたディジタル
データ送信装置と、スタッフ量に関する情報に基づき受
信データフレーム内のスタッフデータを除去して受信バ
ッファメモリに受信データを書込んだ後に、前記入力デ
ィジタルデータの速度に応じた再生クロックにより前記
受信バッファメモリからディジタルデータを読出して出
力するようにしたスタッフ同期方式のディジタルデータ
受信装置とを含むスタッフ同期方式のディジタルデータ
送受信システムであって、前記送信装置は、前記伝送路
速度に対する前記入力ディジタルデータの相対的速度情
報を算出する手段と、スタッフ量から伝送路へのデータ
送出速度情報を生成する手段と、前記相対的速度情報と
前記データ送出速度情報との差分を累算する手段と、こ
の累算値に基づき次のスタッフ量を決定する手段と、こ
の決定されたスタッフ量に関する情報をデータフレーム
と共に伝送する手段とを含み、前記受信装置は、受信し
た前記スタッフ量に関する情報の総和を一定データフレ
ーム周期毎に算出する手段と、前記総和により前記入力
ディジタルデータの速度に関する情報を生成する手段
と、伝送路速度に対する出力ディジタルデータの相対的
速度に関する情報を生成する手段と、前記総和により得
られた前記入力ディジタルデータの速度に関する情報と
前記出力ディジタルデータの相対速度に関する情報との
差分を積分する手段と、この積分値により前記受信バッ
ファメモリの読出しクロックの周波数を制御する手段と
を含むことを特徴とする。
【0028】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照しつつ詳
細に説明する。
細に説明する。
【0029】図1は本発明のディジタル伝送方式による
送信装置の一実施例を示すブロック図であり、図2は本
発明のディジタル伝送方式による受信装置の一実施例を
示すブロック図である。図3は、図1に示した送信装置
の各部のタイミングを説明する図であり、図4は図2に
示した受信装置の各部のタイミングを説明する図であ
る。
送信装置の一実施例を示すブロック図であり、図2は本
発明のディジタル伝送方式による受信装置の一実施例を
示すブロック図である。図3は、図1に示した送信装置
の各部のタイミングを説明する図であり、図4は図2に
示した受信装置の各部のタイミングを説明する図であ
る。
【0030】図1において、送信バッファメモリ1の入
力端子DIには入力データとして送信映像データが接続
されており、映像データのワードタイミングを示す送信
クロックが書込みクロック端子WCK に接続され、送信バ
ッファメモリ1には映像データがワード単位で書込まれ
ている。送信クロックはまた送信速度情報回路2に接続
されている。送信クロックはまた送信速度情報回路2に
接続されている。
力端子DIには入力データとして送信映像データが接続
されており、映像データのワードタイミングを示す送信
クロックが書込みクロック端子WCK に接続され、送信バ
ッファメモリ1には映像データがワード単位で書込まれ
ている。送信クロックはまた送信速度情報回路2に接続
されている。送信クロックはまた送信速度情報回路2に
接続されている。
【0031】送信速度情報回路2は、8ビットカウンタ
201 、ラッチ202 、ラッチ203 、減算器204 、分周器20
5 にて構成され、フレームパルスFPの周期のN倍の周
期中における送信クロック数を計測し送信速度情報NS
を作成して速度差累算回路3に与えている。
201 、ラッチ202 、ラッチ203 、減算器204 、分周器20
5 にて構成され、フレームパルスFPの周期のN倍の周
期中における送信クロック数を計測し送信速度情報NS
を作成して速度差累算回路3に与えている。
【0032】ここで、フレームパルスFPの周波数を8
KHz (周期125 μs)、分周器205の分周比Nを458 と
した場合、送信クロック周波数が14.318181MHz、すなわ
ち送信する映像データのワード速度が14.318181Mb/S で
あったときは、フレームパルスFPの458 周期の時間中
に8ビットカウンタ201 には、 14318181×125 ×10-6×458 =819715.86225 個 のパルスが印加される。
KHz (周期125 μs)、分周器205の分周比Nを458 と
した場合、送信クロック周波数が14.318181MHz、すなわ
ち送信する映像データのワード速度が14.318181Mb/S で
あったときは、フレームパルスFPの458 周期の時間中
に8ビットカウンタ201 には、 14318181×125 ×10-6×458 =819715.86225 個 のパルスが印加される。
【0033】よって、28 =256 を法としてカウントし
ている8ビットカウンタ201 の値は、その間に平均して 819715.86225−3202×256 =3.86225 だけ増えたものと見なされ、送信速度情報NS としては
3または4(平均的にはNSA=3.86225 )の値が得られ
る。
ている8ビットカウンタ201 の値は、その間に平均して 819715.86225−3202×256 =3.86225 だけ増えたものと見なされ、送信速度情報NS としては
3または4(平均的にはNSA=3.86225 )の値が得られ
る。
【0034】この、送信速度情報平均値NSAは、 NSA=[458 フレーム時間当りの入力ワード数]−3202×256 ……(1) で表わされる。
【0035】速度差累算回路3は減算器301 、加算器30
2 、ラッチ303 にて構成され、送信速度情報NS を一方
の入力として伝送速度情報回路5より出力した伝送速度
情報Nt を他方の入力として両入力の差(NS −Nt )
を求め、フレームパルスFPの1周期毎にその差を累算
し、累算値をスタッフ情報回路4に与えている。
2 、ラッチ303 にて構成され、送信速度情報NS を一方
の入力として伝送速度情報回路5より出力した伝送速度
情報Nt を他方の入力として両入力の差(NS −Nt )
を求め、フレームパルスFPの1周期毎にその差を累算
し、累算値をスタッフ情報回路4に与えている。
【0036】スタッフ情報回路4は累算値の極性、また
は極性と絶対値をもとに次の伝送フレームにおける映像
データへのスタッワード数を決定し、スタッフ情報kと
して出力する。ここで累算値の極性による決定方法の場
合は、累算値の極性を識別し正のときはスタッフ情報k
として“0”を出力する。一方、極性が負のときはスタ
ッフ情報kとして“1”を出力する。
は極性と絶対値をもとに次の伝送フレームにおける映像
データへのスタッワード数を決定し、スタッフ情報kと
して出力する。ここで累算値の極性による決定方法の場
合は、累算値の極性を識別し正のときはスタッフ情報k
として“0”を出力する。一方、極性が負のときはスタ
ッフ情報kとして“1”を出力する。
【0037】伝送速度情報回路5は、スタッフ情報kに
よって制御されたスタッフ量の下での映像データの伝送
レートに対応した伝送速度情報Nt を作成し、速度差累
算回路3に与えている。
よって制御されたスタッフ量の下での映像データの伝送
レートに対応した伝送速度情報Nt を作成し、速度差累
算回路3に与えている。
【0038】ここで、映像データのワード速度が前述し
た如く、14.318181MHzのとき、8KHz 当りでは、 14318181×125 ×10-6=1789.772625 ワード に相当するから、伝送フレームをフレームパルスFPの
8KHz の周期で構成し、この1伝送フレーム毎に1789ワ
ードまたは1790ワードの映像データにスタッフデータを
加えたものを伝送するとき、伝送速度情報Nt として次
式の値を生成する。
た如く、14.318181MHzのとき、8KHz 当りでは、 14318181×125 ×10-6=1789.772625 ワード に相当するから、伝送フレームをフレームパルスFPの
8KHz の周期で構成し、この1伝送フレーム毎に1789ワ
ードまたは1790ワードの映像データにスタッフデータを
加えたものを伝送するとき、伝送速度情報Nt として次
式の値を生成する。
【0039】 Nt =(1790−k)×458 −3202×256 ………(2) 従って、1789ワードを伝送したときは、 Nt =(1790−1)×458 −3202×256 =−350 が、1790ワードを伝送したときは、 Nt =(1790−0)×458 −3202×256 =+108 が夫々速度差累算回路3に与えられる。
【0040】読出しクロック回路6はカウンタ601 、イ
ンバータ602 、インバータ603 、インバータ604 、AN
Dゲート605 、ラッチ606 より構成され、スタッフ情報
kに従って1伝送フレーム毎の読出しクロック数を制御
してメモリ1の読出しクロック端子RCKに与えている。
また、それと同時にスタッフ多重回路7を制御してい
る。
ンバータ602 、インバータ603 、インバータ604 、AN
Dゲート605 、ラッチ606 より構成され、スタッフ情報
kに従って1伝送フレーム毎の読出しクロック数を制御
してメモリ1の読出しクロック端子RCKに与えている。
また、それと同時にスタッフ多重回路7を制御してい
る。
【0041】スタッフ多重回路7は送信バッファメモリ
1から読出した映像データにスタッフデータを多重化し
ている。従って、スタッフ多重回路7からは1伝送フレ
ーム時間毎に毎回一定ワード数のデータ(すなわち伝送
フレームに同期化された映像データ)が出力される。
1から読出した映像データにスタッフデータを多重化し
ている。従って、スタッフ多重回路7からは1伝送フレ
ーム時間毎に毎回一定ワード数のデータ(すなわち伝送
フレームに同期化された映像データ)が出力される。
【0042】多重化回路8はこの同期化映像データとス
タッフ情報kを多重化して伝送路に出力する。
タッフ情報kを多重化して伝送路に出力する。
【0043】図2の本発明のディジタル伝送方式による
受信装置の一実施例においては、分離化回路9は伝送フ
レームから、同期化映像データと、スタッフ情報kとを
分離する。
受信装置の一実施例においては、分離化回路9は伝送フ
レームから、同期化映像データと、スタッフ情報kとを
分離する。
【0044】書込みクロック回路11は、カウンタ111
、インバータ112 、インバータ113、インバータ114 、
ANDゲート115 より構成され、スタッフ情報kによっ
て1伝送フレーム毎の書込みクロック数を制御して受信
バッファメモリ10の書込みクロック端子WCK に与えて
いる。これによってスタッフワードが除去され、映像デ
ータのみが受信バッファメモリ10に書込まれる。
、インバータ112 、インバータ113、インバータ114 、
ANDゲート115 より構成され、スタッフ情報kによっ
て1伝送フレーム毎の書込みクロック数を制御して受信
バッファメモリ10の書込みクロック端子WCK に与えて
いる。これによってスタッフワードが除去され、映像デ
ータのみが受信バッファメモリ10に書込まれる。
【0045】スタッフ情報累算回路12は加算器121 、
クリア端子付のラッチ122 、ラッチ123 、インバータ12
4 より構成されており、1伝送フレーム毎に送られてき
たスタッフ情報kの値を累算している。
クリア端子付のラッチ122 、ラッチ123 、インバータ12
4 より構成されており、1伝送フレーム毎に送られてき
たスタッフ情報kの値を累算している。
【0046】分周器13は伝送フレームに同期したフレ
ームパルスFPをN分周(N=458)して出力してお
り、スタッフ情報累算回路12は458 フレーム時間毎に
スタッフ情報kの累算値を出力するとともに累算してい
るラッチ122 を零にクリアしている。このように、スタ
ッフ情報累算回路12からは伝送フレーム458 個のスタ
ッフ情報kを累算した値Sk が出力される。
ームパルスFPをN分周(N=458)して出力してお
り、スタッフ情報累算回路12は458 フレーム時間毎に
スタッフ情報kの累算値を出力するとともに累算してい
るラッチ122 を零にクリアしている。このように、スタ
ッフ情報累算回路12からは伝送フレーム458 個のスタ
ッフ情報kを累算した値Sk が出力される。
【0047】データ速度情報回路14はこのスタッフ情
報kの累算値Sk を入力とし、 Ns ′=108 −Sk ………(3) の変換を行ってデータ速度情報Ns ′を出力する。
報kの累算値Sk を入力とし、 Ns ′=108 −Sk ………(3) の変換を行ってデータ速度情報Ns ′を出力する。
【0048】受信速度情報回路15は、8ビットカウン
タ151 、ラッチ152 、ラッチ153 、減算器154 で構成さ
れ、図1中の送信速度情報回路2と同一の構成となって
おり、分周器13から出力されるフレームパルスFPを
N分周(N=458 )したパルスの印加毎にフレームパル
スFPの458 周期中における受信クロック数を計測し
て、受信速度情報Nr を出力する。
タ151 、ラッチ152 、ラッチ153 、減算器154 で構成さ
れ、図1中の送信速度情報回路2と同一の構成となって
おり、分周器13から出力されるフレームパルスFPを
N分周(N=458 )したパルスの印加毎にフレームパル
スFPの458 周期中における受信クロック数を計測し
て、受信速度情報Nr を出力する。
【0049】減算器16はデータ速度情報Ns ′と受信
速度情報Nr との差分(Ns ′−Nr )を積分回路17
に出力する。
速度情報Nr との差分(Ns ′−Nr )を積分回路17
に出力する。
【0050】積分回路17は係数器171 、加算器172 、
ラッチ173 で構成され、フレームパルスFPを458 分周
したパルスの印加毎に前記差分の極性と大きさに応じて
積分値を微修正し、D/A変換器18に与えている。積
分値は、差分が正のときは増加方向、負のときは減少方
向に修正され、差分が零になれば修正は行われず積分値
は現状値が保持される。
ラッチ173 で構成され、フレームパルスFPを458 分周
したパルスの印加毎に前記差分の極性と大きさに応じて
積分値を微修正し、D/A変換器18に与えている。積
分値は、差分が正のときは増加方向、負のときは減少方
向に修正され、差分が零になれば修正は行われず積分値
は現状値が保持される。
【0051】D/A変換器18は積分値を直流電圧に変
換して電圧制御発振器19に対する制御電圧として出力
する。電圧制御発振器19からは制御電圧によって周波
数が制御された受信クロックが出力する。従って、受信
クロック周波数は積分値が増加すると高くなり、積分値
が減少すると低くなる。
換して電圧制御発振器19に対する制御電圧として出力
する。電圧制御発振器19からは制御電圧によって周波
数が制御された受信クロックが出力する。従って、受信
クロック周波数は積分値が増加すると高くなり、積分値
が減少すると低くなる。
【0052】受信クロックは受信速度情報回路15およ
び受信バッファメモリ10の読出しクロック端子RCK に
与えられており、受信バッファメモリ10からは受信ク
ロック周波数の速度で映像データが読出されて出力す
る。
び受信バッファメモリ10の読出しクロック端子RCK に
与えられており、受信バッファメモリ10からは受信ク
ロック周波数の速度で映像データが読出されて出力す
る。
【0053】このような本発明の一実施例においては、
図1の送信装置では速度差累算回路3の出力値の極性が
正のときはスタッフ情報kは“0”となり、次の伝送フ
レームでは1790ワードの映像データが送信バッファメモ
リ1から読出されて伝送されるとともに、その伝送速度
情報Nt として+108が速度差累算回路3に送られる。
速度差累算回路3では送信速度情報Ns(3または
4)から108 を引いた値をこれまでの累算値に加算する
結果、新しい累算値は負値に向かって減少する。累算値
の極性が負になったときはスタッフ情報kは“1”とな
り、次の伝送フレームでは1789ワードの映像データが送
出されるとともに、その伝送速度情報Ntとして−350
が速度差累算回路3に送られる。
図1の送信装置では速度差累算回路3の出力値の極性が
正のときはスタッフ情報kは“0”となり、次の伝送フ
レームでは1790ワードの映像データが送信バッファメモ
リ1から読出されて伝送されるとともに、その伝送速度
情報Nt として+108が速度差累算回路3に送られる。
速度差累算回路3では送信速度情報Ns(3または
4)から108 を引いた値をこれまでの累算値に加算する
結果、新しい累算値は負値に向かって減少する。累算値
の極性が負になったときはスタッフ情報kは“1”とな
り、次の伝送フレームでは1789ワードの映像データが送
出されるとともに、その伝送速度情報Ntとして−350
が速度差累算回路3に送られる。
【0054】速度差累算回路3では送信速度情報Ns
(3または4)から−350 を引いた値を前回までの累算
値に加算する結果、新しい累算値は正の値に向かって増
大する。
(3または4)から−350 を引いた値を前回までの累算
値に加算する結果、新しい累算値は正の値に向かって増
大する。
【0055】従って、本発明においては累算値の絶対値
が少なくとも伝送速度情報Nt の絶対値と送信速度情報
Ns の絶対値との和よりも小さい値に制御されており、
この制御動作は次式で表現できる。
が少なくとも伝送速度情報Nt の絶対値と送信速度情報
Ns の絶対値との和よりも小さい値に制御されており、
この制御動作は次式で表現できる。
【0056】 |Σ(Nsi−Nti)|<|Nsi|max +|Nti|max =354 ………(4) この(4)式の速度情報差の累算をm伝送フレーム分行
い、mで割った値は各伝送フレーム毎に得られる累算値
の平均を表し、次の(5)式で表される。
い、mで割った値は各伝送フレーム毎に得られる累算値
の平均を表し、次の(5)式で表される。
【0057】 1/m |Σ(Nsi−Nti)|<354/m ……(5) 尚、Σはi=i〜mの総和を示す。ここで、mを∞とし
たとき右辺は零となるから、累算値は長時間平均的には
零になるよう制御されていることが明らかである。ま
た、この結果(5)式から次の関係が導びかれる。
たとき右辺は零となるから、累算値は長時間平均的には
零になるよう制御されていることが明らかである。ま
た、この結果(5)式から次の関係が導びかれる。
【0058】NtA=NsA NtAは伝送速度情報Nt の平均値であり、送信速度情報
平均値NsAと等しくなるように制御されている。従っ
て、図1の送信装置の送信バッファメモリ1から読出さ
れる映像データの平均速度はメモリ1への入力速度に一
致する。
平均値NsAと等しくなるように制御されている。従っ
て、図1の送信装置の送信バッファメモリ1から読出さ
れる映像データの平均速度はメモリ1への入力速度に一
致する。
【0059】(5)式においてm=458 とおいた場合
も、mが十分大きいからほぼ次の関係が成立している。
も、mが十分大きいからほぼ次の関係が成立している。
【0060】 1/458 ΣNsi=1/458 ΣNti ……(7) 尚、Σはi=1〜458 の総和を示し、以下全て同じとす
る。
る。
【0061】送信速度情報Ns は458 フレーム時間毎に
更新されているので、左辺はNs にほぼ等しい。一方、
伝送速度情報Nt はスタッフ情報kと(2)式の関係に
あるから、 1/458 ΣNti=1790×458 ×−Σki −3202×256 ……(8) である。従って、送信速度情報Ns は次の(9)式によ
ってスタッフ情報kより得ることができる。
更新されているので、左辺はNs にほぼ等しい。一方、
伝送速度情報Nt はスタッフ情報kと(2)式の関係に
あるから、 1/458 ΣNti=1790×458 ×−Σki −3202×256 ……(8) である。従って、送信速度情報Ns は次の(9)式によ
ってスタッフ情報kより得ることができる。
【0062】Ns =108 −Σki ……(9) 図2の受信装置においては、スタッフ情報累算回路12
にてスタッフ情報kを458 フレーム分累算して累算値S
k を求め、データ速度情報回路14によって(3)式の
変換を行ってデータ速度情報Ns ′を得ている。従っ
て、このNs ′は送信速度情報Ns を再生したものとな
っている。
にてスタッフ情報kを458 フレーム分累算して累算値S
k を求め、データ速度情報回路14によって(3)式の
変換を行ってデータ速度情報Ns ′を得ている。従っ
て、このNs ′は送信速度情報Ns を再生したものとな
っている。
【0063】図2の受信装置ではデータ速度情報Ns ′
(再生した送信速度情報Ns )と受信クロック周波数よ
り求めた受信速度情報Nr とで差異があれば受信クロッ
クの周波数は修正され、差異がなくなると修正は行われ
ない。
(再生した送信速度情報Ns )と受信クロック周波数よ
り求めた受信速度情報Nr とで差異があれば受信クロッ
クの周波数は修正され、差異がなくなると修正は行われ
ない。
【0064】送信速度情報Ns と受信速度情報Nr はと
もに伝送路周波数から生成されているフレームパルスF
Rを時間の基準とし、同一の方法に送信クロック速度お
よび受信クロック速度を計測して得たものであるから、
受信クロックの周波数は送信クロックの周波数に一致す
る。
もに伝送路周波数から生成されているフレームパルスF
Rを時間の基準とし、同一の方法に送信クロック速度お
よび受信クロック速度を計測して得たものであるから、
受信クロックの周波数は送信クロックの周波数に一致す
る。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
送信速度に関する情報をスタッフ情報から再生している
ので、送信速度に関する情報を多重化して伝送する必要
がなく、伝送路の使用効率を高めることができ、また、
スタッフジッタのない安定な受信クロックを生成できる
という効果がある。
送信速度に関する情報をスタッフ情報から再生している
ので、送信速度に関する情報を多重化して伝送する必要
がなく、伝送路の使用効率を高めることができ、また、
スタッフジッタのない安定な受信クロックを生成できる
という効果がある。
【図1】本発明の送信装置の実施例を示すブロック図で
ある。
ある。
【図2】本発明の受信装置の実施例を示すブロック図で
ある。
ある。
【図3】図1の送信装置の各部タイミングチャートであ
る。
る。
【図4】図2の受信装置の各部タイミングチャートであ
る。
る。
【図5】従来のディジタルデータ送信装置のブロック図
である。
である。
【図6】従来のディジタルデータ受信装置のブロック図
である。
である。
1 送信バッファメモリ 2 送信速度情報回路 3 速度差累算回路 4 スタッフ情報回路 5 伝送速度情報回路 6 読出クロック回路 7 スタッフ多重回路 10 受信バッファメモリ 11 書込クロック回路 12 スタッフ情報累算回路 13 分周器 14 データ速度情報回路 15 受信速度情報回路 17 積分回路 19 電圧制御発振器
Claims (4)
- 【請求項1】 入力ディジタルデータを送信バッファメ
モリに書込んだ後、伝送路速度に同期したクロックにて
これを読出し、前記入力ディジタルデータの速度と前記
伝送路速度との差に応じてスタッフデータを付加して前
記伝送路速度に同期したデータフレームを構成して伝送
するようにしたスタッフ同期方式のディジタルデータ送
信装置であって、前記伝送路速度に対する前記入力ディ
ジタルデータの相対的速度情報を算出する手段と、スタ
ッフ量から伝送路へのデータ送出速度情報を生成する手
段と、前記相対的速度情報と前記データ送出速度情報と
の差分を累算する手段と、この累算値に基づき次のスタ
ッフ量を決定する手段と、この決定されたスタッフ量に
関する情報をデータフレームと共に伝送する手段とを含
むことを特徴とする送信装置。 - 【請求項2】 前記スタッフ量が、前記相対的速度情報
と前記送出速度情報との差分及び前記送信バッファメモ
リ内のデータ蓄積量により決定されるようにしたことを
特徴とする請求項1記載の送信装置。 - 【請求項3】 入力ディジタルデータを送信バッファメ
モリに書込んだ後、伝送路速度に同期したクロックにて
これを読出し、前記入力ディジタルデータの速度と前記
伝送路速度との差に応じてスタッフデータを付加して前
記伝送路速度に同期したデータフレームを構成して伝送
するようにしたディジタルデータ送信装置と、スタッフ
量に関する情報に基づき受信データフレーム内のスタッ
フデータを除去して受信バッファメモリに受信データを
書込んだ後に、前記入力ディジタルデータの速度に応じ
た再生クロックにより前記受信バッファメモリからディ
ジタルデータを読出して出力するようにしたスタッフ同
期方式のディジタルデータ受信装置とを含むスタッフ同
期方式のディジタルデータ送受信システムであって、前
記送信装置は、前記伝送路速度に対する前記入力ディジ
タルデータの相対的速度情報を算出する手段と、スタッ
フ量から伝送路へのデータ送出速度情報を生成する手段
と、前記相対的速度情報と前記データ送出速度情報との
差分を累算する手段と、この累算値に基づき次のスタッ
フ量を決定する手段と、この決定されたスタッフ量に関
する情報をデータフレームと共に伝送する手段とを含
み、前記受信装置は、受信した前記スタッフ量に関する
情報の総和を一定データフレーム周期毎に算出する手段
と、前記総和により前記入力ディジタルデータの速度に
関する情報を生成する手段と、伝送路速度に対する出力
ディジタルデータの相対的速度に関する情報を生成する
手段と、前記総和により得られた前記入力ディジタルデ
ータの速度に関する情報と前記出力ディジタルデータの
相対速度に関する情報との差分を積分する手段と、この
積分値により前記受信バッファメモリの読出しクロック
の周波数を制御する手段とを含むことを特徴とする送受
信システム。 - 【請求項4】 前記入力ディジタルデータの速度に関す
る情報を前記受信バッファメモリ内のデータ蓄積量に応
じて修正するようにしたことを特徴とする請求項3記載
の送受信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3222102A JP2959225B2 (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | ディジタルデータ送信装置及びそれを用いた送受信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3222102A JP2959225B2 (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | ディジタルデータ送信装置及びそれを用いた送受信システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0548562A true JPH0548562A (ja) | 1993-02-26 |
JP2959225B2 JP2959225B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=16777173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3222102A Expired - Lifetime JP2959225B2 (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | ディジタルデータ送信装置及びそれを用いた送受信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2959225B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5864248A (en) * | 1995-11-20 | 1999-01-26 | Nec Corporation | Phase-locked loop circuit for reproducing clock signals synchronized with transmitter in receiver |
JP2008148250A (ja) * | 2006-12-13 | 2008-06-26 | Hitachi Communication Technologies Ltd | 送信装置および受信装置 |
JP2009290735A (ja) * | 2008-05-30 | 2009-12-10 | Ntt Electornics Corp | クロック再生用イネーブル生成回路及びクロック再生回路 |
JP2012248989A (ja) * | 2011-05-26 | 2012-12-13 | Fujitsu Ltd | 伝送装置および周波数ゆらぎ補償方法 |
-
1991
- 1991-08-07 JP JP3222102A patent/JP2959225B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5864248A (en) * | 1995-11-20 | 1999-01-26 | Nec Corporation | Phase-locked loop circuit for reproducing clock signals synchronized with transmitter in receiver |
JP2008148250A (ja) * | 2006-12-13 | 2008-06-26 | Hitachi Communication Technologies Ltd | 送信装置および受信装置 |
JP2009290735A (ja) * | 2008-05-30 | 2009-12-10 | Ntt Electornics Corp | クロック再生用イネーブル生成回路及びクロック再生回路 |
JP2012248989A (ja) * | 2011-05-26 | 2012-12-13 | Fujitsu Ltd | 伝送装置および周波数ゆらぎ補償方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2959225B2 (ja) | 1999-10-06 |
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