JPH0436246Y2 - - Google Patents

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JPH0436246Y2
JPH0436246Y2 JP9961586U JP9961586U JPH0436246Y2 JP H0436246 Y2 JPH0436246 Y2 JP H0436246Y2 JP 9961586 U JP9961586 U JP 9961586U JP 9961586 U JP9961586 U JP 9961586U JP H0436246 Y2 JPH0436246 Y2 JP H0436246Y2
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paper
laminated
molding
binder
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は非金属性の簡易成形金型に関し、特に
熱収縮によるひずみが少なく、容易に製造出来る
ため、試験的な成形に適した簡易成形金型に関す
るものである。
〔従来の技術〕
金属の成形金型の材質は鉄、鋳鋼、アルミ、亜
鉛/アルミ合金(ZAS)等の金属が一般的であ
るが、プレス成形、スタンピング成形、或いは成
形個数の少ない試作用には樹脂製金型が多数用い
られている。
従来の樹脂製金型は熱硬化性樹脂であるエポキ
シ樹脂、フエノール樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂を金型のための金型に流し込み、成形して作つ
ていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の金型は金属又は合成樹脂を加熱して、或
いは未硬化の状態で型内に流し込み、冷却固化す
る方法で製作されていたので次の様な欠点があつ
た。
(1) 金属又は合成樹脂は溶融状態から固化する
時、体積 収縮を起こし寸法が不正確になる。
そのため、モデルの反転石こうから金型を作る
際、約10/1000体積収縮を見込んで寸法を修正
しておく必要があつた。
(2) エポキシ等の合成樹脂製金型は合成樹脂単味
で作られるため、耐久性に乏しく、繰返し使用
に耐えられない欠点があつた。
(3) 金型を作る際、溶融する熱が必要であり、製
造コストが高くなる欠点があつた。
本考案は、かかる従来技術の欠点を解消するも
のであり、従つて本考案の目的は製造が容易で安
価であり、しかも耐久性に優れた簡易成形金型を
提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案の簡易成形金
型は次の手段をとる。
(1) 成形金型の成形面側を紙及び補強材をバイン
ダーを介して積層した積層構造とする。即ち、
親和性を有する紙(繊維)を主原料に用いて積
層させるとともに、補強材を適宜に介在させ、
これらバインダーにより一体化する。
(2) 成形金型のプレス面側をバツキング構造とす
る。
以下本考案の構成を具体的に説明する。
本考案において、成形面側とは成形される材料
が接する内面を含む部分である。プレス面側とは
成形面側部分以外の部分を指し、金型の背面を含
む部分である。プレス成形の場合はこれがプレス
面となるが、溶融固化成形の場合には、必ずしも
プレスするわけではない。
本考案の金型は積層構造とバツキング構造が一
体化された構造となつており、少なくとも紙、補
強材、バインダー及びバツキング材が使われる。
紙はシート状のものでもよく、又、予めバイン
ダー等と混練したものでもよい。
補強材は金属繊維の不織布、織物、ガラス繊
維、カーボン繊維、セラミツク繊維等が使用可能
である。
バインダーとしてはエポキシ樹脂、ウレタン樹
脂、或いはこれらに金属粉を混練したゲールコー
ト、その他、有機、無機のバインダーが使用出来
る。
バツキン材としてはセメント、レンジコンクリ
ート、紙とバインダーの混練物等が好ましい。
〔作用〕
本考案の簡易成形金型は、紙、補強材を積層し
てバツキンしているので軽量であることは勿論、
製造時に収縮変形が生じない。これはバインダー
にエポキシ樹脂等を使用しても層状であるため、
硬化剤を加え、常温で硬化させることが出来るか
らと考えられる。
更に金属不織布等の補強材により強度が保た
れ、耐久性に寄与する。又、成形表面の硬度は積
層された紙と、バインダーに金属粉を混入するこ
とにより硬くすることが出来、表面の滑り性も良
くなる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の簡易成形金型を示す断面図で
ある。上方が開放された枠1の底にモデル2が固
定され、その表面に離型剤3が塗布されている。
モデル2の上層には鉄粉を混入したエポキシ樹脂
から成るゲルコート4が塗布され、その上層には
紙5が積層されている。この時、紙5はどの様な
バインダーにも密着性があるので、エポキシ樹脂
のゲルコート4にも良く密着し、エポキシ樹脂が
紙5に一部含浸する。ゲルコート4の上層には金
属不織布6が積層されている。金属不織布6と紙
5は接着性はないが、金属不織布6の上層にはま
たゲルコート4が積層されるので、これが含浸さ
れ、全体として一体的に積層固化される。上記積
層が繰返された上方にはレジンコンクリートのバ
ツキング7が詰められている。最後に圧縮固化
後、枠1とモデル2をはずすことにより金型を得
ることが出来る。
〔考案の効果〕
本考案は成形金型の成形面側が紙及び補強材を
バインダーを介して積層した積層構造となり、プ
レス面側がバツキング構造となつているため次の
様な効果を発揮する。
(1) 紙を主体として構成されているので、軽量で
製造コストが極めて安くなる。
(2) エポキシ等のバインダーは積層塗布するだけ
で常温硬化出来、熱収縮による寸法修正をする
必要がない。
(3) 溶融のための加熱工程が不要である。
(4) 補強材を積層するため、樹脂単味の金型に比
べ数倍の耐久性がある。
(5) バインダーの種類を選ぶことにより、硬度を
変えることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の簡易成形金型の断面図であ
る。 1……枠、2……モデル、3……離形剤、4…
…ゲルコート、5……紙、6……金属不織布、7
……バツキング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 成形金型の成形面側が紙及び補強材をバインダ
    ーを介して積層した積層構造となり、プレス面側
    がバツキング構造となつていることを特徴とする
    簡易成形金型。
JP9961586U 1986-06-27 1986-06-27 Expired JPH0436246Y2 (ja)

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JP9961586U JPH0436246Y2 (ja) 1986-06-27 1986-06-27

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JP9961586U JPH0436246Y2 (ja) 1986-06-27 1986-06-27

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JPS636811U JPS636811U (ja) 1988-01-18
JPH0436246Y2 true JPH0436246Y2 (ja) 1992-08-27

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JP9961586U Expired JPH0436246Y2 (ja) 1986-06-27 1986-06-27

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JP4808606B2 (ja) * 2006-12-21 2011-11-02 本田技研工業株式会社 成形型及び成形方法

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JPS636811U (ja) 1988-01-18

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