JP2906074B2 - 透水性側溝蓋の製造方法 - Google Patents

透水性側溝蓋の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、透水性側溝蓋の製造方法に係わり、更に
詳しくは簡単な方法で、透水性側溝蓋を効率良く製造す
る透水性側溝蓋の製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕 従来、道路や歩道の側部に設けられた雨水等を流し込
む側溝1は、第5図に示すようにコンクリート等で断面
凹状に構成され、またその上部の開口部には、第6図及
び第7図に示すように、複数の貫通穴2を備えた鉄板等
の補強板3を透水性を有する粉末ゴム等から成るシート
材4に装着または埋設した側溝蓋5が載置されている
(例えば実公昭62−43024号公報)。
ところで、上記のような側溝蓋5は、例えば透水性を
有する粉末ゴムにバインダー(接着剤)を加え、板状に
均して所定の厚さのシートを作製する。そして、このシ
ートを、スライサーにより所定の厚さにスライスして透
水性シート4を製造する。この透水性シート4を、上記
のように複数の貫通穴2を備えた補強板3に、接着剤を
介して貼付けることにより側溝蓋5を完成するのであ
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
然しながら、上記のような従来の側溝蓋5の製造方法
は、以下のような種々の問題があった。
(a).加工工程が多く、コストアップになる。
(b).自然に硬化させるので、完成まで時間がかか
る。
(c).透水性を有する粉末ゴムにバインダー(接着
剤)を加えて、無加圧で板状に均すので物性が弱く、耐
久性に問題がある。
(d).補強板3に対して透水性シート4を後接着させ
るので、接着力が弱い。
(d).透水性シート4は、スライスしたものを使用す
るので、表面の意匠性がない。
(e).透水性シート4側に接着剤を塗布すると、透水
性を損なう。
〔発明の目的〕
この発明は、かかる従来の課題に着目して案出された
もので、透水性を損なうことなく、安価で、しかも短時
間に製造でき、また耐久性を向上させた透水性側溝蓋の
製造方法を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は上記目的を達成するため、下型内に、接着
剤が塗布された複数の貫通穴を所定の間隔で形成した補
強部材を載置し、この下型内に、所定量の粉末ゴムとバ
インダーとの混合物を流し込み、前記補強部材の複数の
貫通穴に充填すると共に、補強部材の表面が所定の厚さ
で埋設するようにし、前記混合物の表面を均一に均した
後、上型を嵌合させて加熱,加圧し、混合物を硬化させ
ることにより側溝蓋を製造することを要旨とするもので
ある。
〔発明の作用〕
この発明は、上記のように構成され、複数の貫通穴を
所定の間隔で形成した補強部材を粉末ゴムとバインダー
との混合物に埋設した状態で加熱・加圧により同時に製
造出来るので、補強部材と混合物との接着力を高めるこ
とが出来ると共に、粉末ゴム組成物も均一な状態となる
ので、耐久性も向上でき、また短時間に効率良く製造出
来るものである。
〔発明の実施例〕
以下、添付図面に基づき、この発明の実施例を説明す
る。
第1図は、この発明を実施した透水性側溝蓋の一部切
欠した平面図、第2図は第1図のII−II矢視断面図を示
し、この透水性側溝蓋11は、複数の貫通穴12を備えた鉄
板等の補強部材13が、透水性を有する粉末ゴムとバイン
ダーとの混合物14内に埋設されて構成されている。
この混合物14は、成形時に補強部材13の複数の貫通穴
12に充填されて一体的に構成され、また硬化した混合物
14の表面14aには、格子状の溝15をパターン的に成形し
て意匠性を持たせてある。
前記補強部材13の材質としては、金属またはコンクリ
ート等、補強効果のあるものならば何でも良く、また形
状は板状の他、第3図に示すように、所定の厚さを持っ
た格子状に形成しても良く、複数の貫通穴12の形状は、
丸,四角形,六角形等、特に限定されない。
なお、鉄板を使用する補強部材13は、グレーチングと
呼称される格子状の形態にすることも可能である。
次に、透水性側溝蓋11の製造方法を、第4図(a)〜
第4図(c)を参照しながら説明する。
まず、第4図(a)に示すように、断面凹状の下型16
内に、接着剤が塗布された複数の貫通穴12を所定の間隔
で形成した補強部材13を載置する。そして、この下型16
内に、所定量の粉末ゴムとバインダーとの混合物14を流
し込み、前記補強部材13の複数の貫通穴12に充填すると
共に、補強部材13の表面が所定の厚さで埋設されるよう
にする。
次に、第4図(b)に示すように、前記混合物14の表
面を均し棒(図示せず)等を使用して均一に均した後、
第4図(c)に示すように、表面に所定の模様17を施し
た上型18を嵌合させて、プレス等により加熱,加圧して
圧縮し、混合物14を硬化させることにより側溝蓋11を製
造するものである。
上記のように、複数の貫通穴12を所定の間隔で形成し
た補強部材12を粉末ゴムとバインダーとの混合物14に埋
設した状態で同時に製造出来るので、補強部材13と混合
物14との接着力を高めることが出来、また耐久性も向上
でき、また短時間に効率良く製造出来るものである。
また、第2図の断面図に示すように、補強部材13を混
合物14(粉末ゴム組成物)の間に埋設するには、下型16
にピンを打ち込み、このピンで補強部材13を支えてやれ
ば良い。
〔発明の効果〕
この発明は、上記のように下型内に、複数の貫通穴を
所定の間隔で形成した補強部材を載置し、この下型内
に、所定量の粉末ゴムとバインダーとの混合物を流し込
み、前記補強部材の複数の貫通穴に充填すると共に、補
強部材の表面が所定の厚さで埋設するようにし、前記混
合物の表面を均一に均した後、上型を嵌合させて加熱,
加圧し、混合物を硬化させることにより側溝蓋を製造す
るので、以下のような優れた効果を奏するものである。
(a).混合物と補強部材との接着力を高めることが出
来ると共に、補強板の上下にコムを接着した場合には、
機械的な繋止めも期待出来る。
(b).上型をプレスにより加圧するので、金型内に流
し込む粉末ゴム組成物の量を調整することにより、一定
の厚さで、粉末ゴムの密度を変えることが出来、任意な
透水係数をもった透水性側溝蓋に構成出来る。
(c).プレスにより、粉末ゴムとバインダーとの混合
物に圧力をかけて硬化させるので、物性は強く、硬化の
時間が早くなり、加工コストを低減させることが出来
る。
(d).短時間に効率良く製造出来るので生産性を向上
することが出来る。
(e).歩行感に優れ、防音性も具備することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明を実施した透水性側溝蓋の一部切欠
した平面図、第2図は第1図のII−II矢視断面図、第3
図は、この発明の他の実施例を示す透水性側溝蓋の斜視
図、第4図(a)〜第4図(c)は、第3図の透水性側
溝蓋の製造工程を示す説明図、第5図は従来の側溝と、
側溝蓋の斜視図、第6図は従来の透水性側溝蓋の一部切
欠した平面図、第7図は第6図のVII−VII矢視断面図で
ある。 11……透水性側溝蓋、12……貫通穴、13……補強部材、
14……混合物、16……下型、18……上型。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下型内に、複数の貫通穴を所定の間隔で形
    成した補強部材を載置し、この下型内に、所定量の粉末
    ゴムとバインダーとの混合物を流し込み、前記補強部材
    の複数の貫通穴に充填すると共に、補強部材の表面が所
    定の厚さで埋設するようにし、前記混合物の表面を均一
    に均した後、上型を嵌合させて加熱,加圧し、混合物を
    硬化させることにより側溝蓋を製造することを特徴とす
    る透水性側溝蓋の製造方法。
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