JPH034681B2 - - Google Patents

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JPH034681B2
JPH034681B2 JP4421790A JP4421790A JPH034681B2 JP H034681 B2 JPH034681 B2 JP H034681B2 JP 4421790 A JP4421790 A JP 4421790A JP 4421790 A JP4421790 A JP 4421790A JP H034681 B2 JPH034681 B2 JP H034681B2
Authority
JP
Japan
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slip
metal
surrounding
tile
piece
Prior art date
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Expired
Application number
JP4421790A
Other languages
English (en)
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JPH02236301A (ja
Inventor
Iwao Morise
Masuo Shintani
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority to JP4421790A priority Critical patent/JPH02236301A/ja
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Publication of JPH034681B2 publication Critical patent/JPH034681B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、ゴムまたはプラスチツク等の滑り
止め物質をタイル本体の上面に現れるように埋設
したノンスリツプタイルの製造法の改良に関する
ものである。
従来の滑り止めを目的としたタイルとして、モ
ルタルタイルの表面に加硫ゴム片を取付けたもの
があり、滑り止め効果にすぐれているところから
好んで使用されているが、その製造方法において
課題を残していた。すなわち、可塑性変形の大き
い材料を使用するため、単にタイル本体内に埋設
するだけでは、長期に渡つて抜け落ち等のない安
定した固定状態を得ることが困難であり、たとえ
ば、串刺し構造によつてタイル本体と一体化を図
る等きわめて複雑煩瑣なタイル製作工程が採用さ
れていたのである。
すなわち、その製造方法の一例を挙げれば、先
ずモルタルを型内に充填して100Kg/cm2程度の強
圧下に硬化する際に特殊型材を使用することによ
つて、加硫ゴム片の取付け溝部と、この溝部を横
断して挿入する取付け金属線の挿入孔を有するタ
イル本体を形成し、次いで金属線の刺し込み用穴
を設けた加硫ゴム片を上記取付け溝部に嵌合する
とともに本体加硫ゴム片に対し金属線を刺し通す
ことによつて製品化していたのである。従つてタ
イルの製作にきわめて多工程を要し、複雑煩瑣で
量産には到底不向きであつた。さらにまた、かか
る複雑な固定方法を取りながらも加硫ゴム片の耐
久性において今一つ満足の行くものではなかつ
た。すなわち、タイルに嵌合する加硫ゴム片は、
金属線と刺し通し箇所にて固定されているため、
頻繁な踏圧を受けると、その局部の機械的疲労が
促進され、その刺し通し箇所が破壊され、ついに
は、ひきちぎられる恐れがあつたのである。
そこでこの発明の目的とするところは、ゴム又
はプラスチツク等の滑り止め物質を埋設した滑り
止め効果の高いノンスリツプタイルの製造法にお
いて、タイルの製造がきわめて容易であり、かつ
埋設滑り止め物質が長期に渡つて離脱したりする
恐れがなく、安定した固定状態を維持することが
でき、また耐久性の点においても申し分のないこ
の種ノンスリツプタイルの製造法を提供するとこ
ろにある。
この発明に係るノンスリツプタイルの製造法の
特徴は、ゴム又はプラスチツク等の滑り止め物質
を直接タイル本体内に埋設するのではなく、ま
ず、ゴム又はプラスチツク等の滑り止め物質のほ
ぼ全側面をあらかじめ囲繞金属により密接な固定
状態で囲繞して一体化した金属囲繞滑り止め部片
を設け、あらかじめ所要の嵌合穴を形成した成形
タイルの嵌合穴に接着剤を介しあるいは介さず、
金属囲繞滑り止め部片をその上面がタイル本体上
面に露呈するごとく圧入固定するようにしたとこ
ろにある。
金属囲繞滑り止め部片は、ゴム又はプラスチツ
ク等の滑り止め物質をあらかじめ所要の形状に硬
化成形して成形体となし、この成形体を囲繞金属
内に圧縮固定するか、もしくは、囲繞金属内に未
硬化の滑り止め物質を充填加圧して、加熱硬化と
同時に囲繞金属に強力に接着する構成とする。こ
の際、滑り止め物質は、使用条件に応じて囲繞金
属と同高か又はわずかに高く突出するように構成
される。
上記の如く、滑り止めをあらかじめ所定の成形
体となし囲繞金属に圧縮固定する場合、特定装置
によつて強圧力をもつて挿入し密着固定するか、
加温圧縮して密着固定するので、ゴム状物質等の
粘弾性体等の性質である、初期に大きな歪みを生
じてその後はほとんど一定となる性質における初
期歪みが除かれ、きわめて安定した固定密着状態
が得られるものである。さらに、囲繞金属の外側
より打刻して少くとも部分的に内側方向へ打ち出
しを形成すれば、より一層安定した固定状態とす
ることが可能である。また囲繞金属ないし滑り止
め物質の形状によつては、接着剤の併用も有り得
る。
また、未硬化の滑り止め物質を囲繞金属内に充
填加圧して加熱硬化と同時に両者を一体化する構
成においては、金属とゴム状物質との加硫同時接
着技術が確立している今日、強力な一体接着状態
が得られるため離脱の懸念は一切なく、きわめて
安定した固定状態が保証されるものである。無
論、前記と同様に囲繞金属を外側より打圧してよ
り完全なものとしてもよい。
上記金属囲繞滑り止め物質をタイル本体に埋設
固定する方法としては、あらかじめ所要の嵌合穴
を形成したタイルを準備しておき、このタイル本
体の嵌合穴に打ち込みによつて密着状態で嵌合固
定する方法を採用しているが、滑り止め物質は囲
繞金属によつて変形が抑制されているため、嵌合
穴への圧入はきわめて容易である。嵌合穴への圧
入の際、接着剤を併用しても良く、囲繞金属とタ
イルのような硬質材料間の接着であるため容易か
つ強力な接着が得られるばかりでなく、タイル及
び囲繞金属の硬質材料は実用上変形しないため、
接着部に応力が掛らず接着力の低下の恐れもな
い。従つて、長期に渡り安定した固定が確保でき
るものである。また、タイルの嵌合穴の周辺も補
強されることになる。
以上の通り、あらかじめ滑り止め物質と囲繞金
属を一体化した金属囲繞滑り止め部片を形成し、
これをタイル本体内に組みこむ方式とすることに
よつて、ノンスリツプタイルの製造工程をきわめ
て簡略化し得たのであり、滑り止め効果も高く、
また耐久性の点においても申し分のないものであ
る。さらにまた、付随的効果として金属材と滑り
止め材の異色物質の組合せによる美的ないし標識
的効果も期し得るものである。
なお、囲繞金属に用いる金属としては、鉄、ス
テンレス、真鍮、アルミニウム、ジユラルミン等
の各種の金属が、使用条件、使用目的等によつて
適宜に採択使用可能である。このうち、真鍮、ジ
ユラルミンは価格も安く、加工性にもすぐれてい
るので好ましい。
次にこの発明の製造法につき図示の実施例に基
づいて説明する。
第1図、第2図は、陶磁器、大理石、御影石、
モルタル及びコンクリートタイル等のタイル本体
1の表面に設けられた所要深さの嵌合穴に、ゴム
又はプラスチツク等の滑り止め物質2を囲繞金属
3にて囲繞した金属囲繞滑り止め部片MRを打込
んで固定したものである。打込みの際、嵌合穴お
よび囲繞金属表面に接着剤4を塗布して打込む
と、より一層好ましい密接固定が得られる。
第2図Aの金属囲繞滑り止め片MRは、滑り止
め物質2を囲繞3内に挿入した後、囲繞金属の外
側から打刻して内側の一部に打出しを形成したも
ので、離脱を完全に防止したものである。この際
形成される凹部5は接着剤塗布の場合に接着剤を
保持する働きも有しており、これによつて、タイ
ル本体との効果的な一体化が可能となる。
第2図Bは、滑り止め物質の下面に凹部を形成
し、嵌合穴の底面との間に接着剤を充填して強固
な固定を得るようにした例示である。
第3図イ〜ニは、滑り止め物質2の各種の形状
例の一部を斜視図にて示したのである。そのう
ち、イは円筒型、ロは臼型、ハは円筒型に外圧を
加えて内部に打出しを形成したもの、ニは長方形
状のものを各々示している。
第4図イ〜ヘは、タイル本体に対する金属囲繞
滑り止め部片の配列例を示したものである。
以上説明の通り、この発明に係るノンスリツプ
タイルの製造法は、滑り止め物質のほぼ全側面を
囲繞金属により密接な固定状態で囲繞して一体化
した金属囲繞滑り止め部片を用意し、あらかじめ
所要の嵌合穴を形成した成形タイルの嵌合穴に接
着剤を介しあるいは介さず、金属囲繞滑り止め部
片をその上面がタイル本体上面に露呈するごとく
圧入固定するようにしたので、従来のように、金
属線で串刺しして固定する複雑な固定方式による
製造法と異なり、タイルの製造をきわめて簡略化
し得たのである。しかも、得られらタイルは、滑
り止め物質が囲繞金属内において強固に固定され
ており、長期の使用に渡つて離脱の恐れがなく、
また、ゆがみ、変形の恐れもないので、機械的疲
労要因がなく、耐久性にも富んでおり、所望とす
る滑り止め効果を長期に渡つて保証し得るもので
ある。従つて、滑り止め効果がすぐれていなが
ら、製造上および耐久性において問題を有してお
り、何等かの対策が望まれていた当該技術分野に
とつて資するところきわめて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、この発明に係るノンス
リツプタイルの製造法を用いて製造したタイルの
要部断面図、第3図イ〜ニは、本案方法において
用いる金属囲繞滑り止め部片の各種形状例を示す
斜視図、第4図イ〜ヘは、金属囲繞滑り止め部片
の配置例を示す平面図である。 MR……金属囲繞滑り止め部片、1……タイル
本体、2……滑り止め物質、3……囲繞金属、4
……接着剤。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ゴム又はプラスチツク等の滑り止め物質のほ
    ぼ全側面をあらかじめ囲繞金属により密接な固定
    状態で囲繞して一体化した金属囲繞滑り止め部片
    を設け、あらかじめ所要の嵌合穴を形成した成形
    タイルの嵌合穴に接着剤を介しあるいは介さず、
    金属囲繞滑り止め部片をその上面がタイル本体上
    面に露呈するごとく圧入固定することを特徴とす
    るノンスリツプタイルの製造法。 2 金属囲繞滑り止め部片が、滑り止め物質の成
    形体と、この成形体を内部に圧縮固定した囲繞金
    属とからなる特許請求の範囲第1項記載のノンス
    リツプタイルの製造法。 3 未硬化の滑り止め物質を囲繞金属内において
    加熱硬化させ互いに一体化して金属囲繞滑り止め
    部片とした特許請求の範囲第1項記載のノンスリ
    ツプタイルの製造法。
JP4421790A 1990-02-23 1990-02-23 ノンスリップタイルの製造法 Granted JPH02236301A (ja)

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FR2682665B1 (fr) * 1991-10-22 1996-07-12 Allibert Manutention Dispositif antiderapant.
KR20030056964A (ko) * 2001-12-28 2003-07-04 주식회사 에스티 차도의 미끄럼방지를 위한 시공방법
GB2507670B (en) * 2011-05-13 2015-09-02 Tech Coper Ltd G Edging product to resist loading

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