JPH04361963A - エレベータ制御装置 - Google Patents

エレベータ制御装置

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Publication number
JPH04361963A
JPH04361963A JP13923291A JP13923291A JPH04361963A JP H04361963 A JPH04361963 A JP H04361963A JP 13923291 A JP13923291 A JP 13923291A JP 13923291 A JP13923291 A JP 13923291A JP H04361963 A JPH04361963 A JP H04361963A
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JP
Japan
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private
elevator
return
control device
elevators
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Application number
JP13923291A
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English (en)
Inventor
Masumi Tanaka
田 中 眞 澄
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH04361963A publication Critical patent/JPH04361963A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエレベータ制御装置に係
るものであり、特にビル内の自家発電設備によりエレベ
ータを運転制御する時の自家発管制制御の改良を図った
エレベータ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エレベータは商用電源等のビル外の発電
設備より供給される電源(以下、これを買電と称する)
により運転されるが、この買電電源の停電時にはビル内
に非常用電源設備として設置してある自家発電設備を稼
働させて発電し、ビル内に供給する。
【0003】一般に自家発電設備は非常用電源であるた
めに、ビル内の混乱を招かない最少限の屋内設備を作動
させる程度の電源容量しか持たないため、エレベータ設
備にはエレベータ1台分を稼働させるだけの電力容量し
か配分されない。
【0004】そこで、エレベータ制御においては買電か
ら自家発電電源に電源が切替わった場合、一台づつ、順
にエレベータを定めた避難階まで運行させる。この運行
方式を以下、自家発管制と言う。
【0005】そして、稼働中であった全エレベータのか
ご内の乗客を救出した上で、次に限られた電源容量下で
のエレベータ運転に移り、ビル内の乗客に引続いてサー
ビスすることとなる。これを以下、自家発電継続運転と
言う。
【0006】このような自家発管制運転制御において、
買電から自家発電への切替え時に予め定めた順序でエレ
ベータを自動的に避難階に帰着させる自家発管制自動運
転方式がある。
【0007】図6に従来の自家発管制自動運転方式を実
施するエレベータ制御装置のブロック図をエレベータ3
台の例をとって示す。図中1は同一自家発電系統内の複
数台のエレベータを一群として自家発管制制御する自家
発管制制御装置であり、2a〜2cは各々エレベータ単
体の運行制御を司るエレベータ単体制御装置である。こ
れらエレベータ単体制御装置2a〜2cは自家発管制制
御装置1により自家発電切替え時、指令を受けて制御さ
れる。
【0008】3‐aはビルよりエレベータ施設に買電電
源が供給されている間、これを検出して動作する図示し
ない買電検出リレーのa接点であり、4‐aはビルより
エレベータ設備に供給されている電源が自家発電電源に
切替わると、これを検出して動作する図示しない自家発
検出リレーのa接点である。これら買電検出リレーと自
家発検出リレーは同時に動作しないようにインターロッ
クがとられているものとする。
【0009】5は前記自家発管制制御装置1よりA〜C
号機の各エレベータ単体制御装置2a〜2cに与えられ
る自家発管制制御信号を示す。6は避難階帰着時に前記
各エレベータ単体制御装置2a〜2cより自家発管制制
御装置1に出力される完了信号である。
【0010】図7は図6の授受信号の詳細を説明する図
であり、エレベータ単体制御装置2a〜2cは代表して
符号2を付して示してある。図中、5‐1〜5‐4は自
家発管制制御信号5であって、これらのうち、5‐1は
買電時オンする買電検出リレーのa接点信号を増幅した
買電供給モード信号、5‐2は自家発電時にオンする自
家発検出リレーのa接点信号を増幅した自家発供給モー
ド信号である。
【0011】また、5‐3は自家発管制自動運転時に自
家発管制制御装置1より定められた順に各エレベータ単
体制御装置2a〜2cに与えられる避難階帰着のための
帰着指令信号であり、例えば、先ず初めにA号機に対し
て出力され、A号機が避難階帰着すれば、次にB号機に
対して出力され、B号機が避難階帰着すれば、次にC号
機に対して出力されると言った具合に順に出力される。 5‐4は自家発管制の継続運転指令であり、全号機帰着
後、予め定められた1台の号機のみに指令されるもので
、ここでは例えばA号機のエレベータ単体制御装置2a
に与えられる。
【0012】6‐1,6‐4は完了信号6であって、こ
れらのうち、6‐1は前記帰着指令信号5‐3によりエ
レベータが避難階に帰着すると、その号機の単体制御装
置より出力される帰着完了信号を示す。また、6‐2は
エレベータ単体制御装置2の主電源が断たれているとき
出力される電源オフ信号、6‐3はエレベータ単体制御
装置2に設けられた点検スイッチのオン操作により出力
される点検信号であり、この点検スイッチは整備員によ
り点検時に操作するものであって、自家発管制制御対象
外の号機であることを自家発管制制御装置1に知らせる
ための信号である。6‐4はエレベータが故障の時に動
作して出力される故障信号を示す。
【0013】このような構成の従来装置を図8のタイム
チャートを参照して説明する。買電電源が正常に供給さ
れているときは買電検出リレーが動作してそのa接点3
‐aが閉じており、通常のエレベータ制御が成される。 買電電源が停電になると買電検出リレーが不動作となり
、そのa接点3‐aが開く。そして、少したつと自家発
電設備が稼働して自家発電電源が供給されるようになる
。そのため、自家発検出リレーが動作し、そのa接点3
‐aが閉じて自家発電に入ったことを知らせる。  こ
れにより、自家発管制制御装置1は自家発管制運転に入
る(図8のf)。この運転モードは各エレベータ単体制
御装置2a〜2c側で自家発供給モード信号5‐2を検
知することにより自動的に入り、各エレベータ単体制御
装置2a〜2cは自家発管制制御信号を受けるまではか
ごを停電時の位置に停止するように制御する。
【0014】自家発管制制御に入ると自家発管制制御装
置1は初めにA号機にのみ自家発管制制御信号を与える
。すると、このA号機のエレベータ単体制御装置2aは
かごを避難階に帰着すべく運転制御し、帰着して戸開き
したならば、A号機のエレベータ単体制御装置2aは自
家発管制制御装置1に帰着完了信号6‐1を出力して運
転を取止める(図8のc)。
【0015】帰着完了信号6‐1を受けると次に自家発
管制制御信号装置1はB号機にのみ、自家発管制制御信
号を与える。すると、このB号機のエレベータ単体制御
装置2bはかごを避難階に帰着すべく運転制御し、帰着
して戸開きしたならば、運転を停止し、且つ、自家発管
制制御装置1に帰着完了信号6‐1を出力する(図8の
d)。これを受けると、次に自家発管制制御装置1はC
号機にのみ、自家発管制制御信号を与える。すると、こ
のC号機のエレベータ単体制御装置2cはかごを避難階
に帰着すべく運転制御し、帰着して戸開きしたならば運
転を停止、自家発管制制御装置1に帰着完了信号6‐1
を出力する(図8のe)。
【0016】各エレベータ単体制御装置2a〜2cから
はそれぞれの状態に応じて各種完了信号が出力されるよ
うになっており、例えば、エレベータ単体制御装置主電
源が立たれているときには電源オフ信号6‐2が、点検
中の号機であれば点検信号6‐3が、また、エレベータ
が故障時では故障信号6‐4が出力されて各号機の状況
が把握できる。
【0017】従って、このような信号が出力されて、自
家発管制制御対象外の号機である場合にはこの対象外の
号機を除く号機に対して上述の帰着指令を与え、帰着運
転させることになる。
【0018】自家発管制制御対象の全号機が帰着完了し
た時は自家発管制運転の指令を終え(図8のf)、次に
予め定めた特定号機のエレベータ単体制御装置に自家発
継続運転指令を与えて(図8のg)その号機のみ運転可
能にし、サービスに供する。
【0019】このようにして自家発管制運転、自家発継
続運転を実施するが、これをフローチャートで示すと図
9の如きである。すなわち、買電検出がオンであるかを
調べ(s1)、ノーであれば自家発検出がオンであるか
を調べ(s2)、これもノーであるとき、または買電検
出がオンであるときは自家発管制運転指令をオフとし(
s3)、自家発継続運転指令をオフとする(s4)。
【0020】また、自家発検出がオンであるときは全号
機の帰着完了を判定し(s5)、全号機帰着ならば自家
発継続運転指令を出す(s6)。全号機帰着でないなら
ば自家発管制運転指令を出す(s7)。そして、シンボ
ル1に移る。
【0021】シンボル1のルーチンは図10の如きであ
り、先ず初めにA号機に対して自家発管制運転指令が出
力されるので、A号機の避難階帰着の完了の判定を行い
(s71)、未帰着のときはA号機が避難階帰着した時
に完了信号をオンさせる(s72)。
【0022】そして、このA号機避難階帰着完了信号の
オンを確認し(s73)、A号機避難階帰着完了信号が
確かにオンになっていればA号機完了判定フラグをセッ
トし(s74)、全号機の完了判定をオフとしてシンボ
ル2に戻る(s75)。s73においてノーの場合も全
号機の完了判定をオフとしてシンボル2に戻る(s75
)。
【0023】s71において、A号機完了判定フラグが
セットされていればs76に入り、ここでB号機に対し
て自家発管制運転指令が出力されるので、B号機の避難
階の完了の判定を行い、未帰着のときはB号機が避難階
帰着した時に完了信号をオンさせる(s77)。
【0024】そして、このB号機避難階帰着完了信号の
オンを確認し(s78)、B号機避難階帰着完了信号が
確かにオンになっていればB号機完了判定フラグをセッ
トし(s79)、全号機の完了判定をオフとしてシンボ
ル2に戻る(s75)。s78においてノーの場合も全
号機の完了判定をオフとしてシンボル2に戻る(s75
)。
【0025】s76において、B号機完了判定フラグが
セットされていればs80に入り、ここでC号機に対し
て自家発管制運転指令が出力されるので、C号機の避難
階帰着の完了の判定を行い、未帰着のときはC号機が避
難階帰着した時に完了信号をオンさせる(s81)。そ
して、このC号機避難階帰着完了信号のオンを確認し(
s82)、C号機避難階帰着完了信号が確かにオンにな
っていればC号機完了判定フラグをセットし(s83)
、全号機の完了判定をオフとしてシンボル2に戻る(s
75)。s82においてノーの場合も全号機の完了判定
をオフとしてシンボル2に戻る(s75)。また、s8
0において、C号機の避難階帰着の完了であれば、全号
機の完了判定をオンとして(s84)、シンボル2に戻
る。
【0026】自家発電管制制御下のエレベータ単体制御
装置の運転動作のフローチャートを図11に示す。すな
わち、買電検出リレーがオンであるかを調べ(s11)
、オンであれば買電電源に異常がないので、このルーチ
ンを抜ける。s11において、オフであれば自家発検出
リレーがオンであるかを調べ(s12)、オンでなけれ
ば電源なしであるから、このルーチンを抜ける。s12
においてオンであれば、自家発電電源に切替わったこと
を意味するので、自エレベータに対する電源がオフであ
るかを調べる(s13)。そして、電源がオフであれば
電源オフ信号の出力をオンさせ(s14)、このルーチ
ンを抜ける。
【0027】s13においてオフであれば、自エレベー
タに対する点検スイッチがオンであるかを調べる(s1
5)。そして、スイッチがオンであれば点検中であるの
で点検信号を出力オンにし(s16)、このルーチンを
抜ける。
【0028】s15においてオフであれば点検中でない
ので、次に自エレベータが故障中であるか否かを調べる
(s17)。これは例えばエレベータ単体制御装置を構
成しているコンピュータの機能を監視するウオッチドッ
グタイマの状態情報等により得る。そして、故障ならば
故障信号を出力オンにし(s18)、このルーチンを抜
ける。s17において故障中でなければ帰着指令信号が
オンとなったか否かを調べる(s19)。すなわち、帰
着指令が自号機に与えられたかを調べる。そして、帰着
指令信号がオンとなっていなければこのルーチンを抜け
る。s19において帰着指令信号がオンとなったならば
帰着指令が自号機に与えられたことになるので、自家発
管制運転における帰着運転を開始する(s20)。
【0029】次に避難階到着か否かを調べ(s21)、
避難階到着でなければこのルーチンを抜ける。避難階到
着であれば帰着運転が終了した段階で帰着完了信号をオ
ンさせ(s22、s23)、このルーチンを抜ける。
【0030】以上を実行することにより、帰着運転を行
うことになる。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】このように、エレベー
タシステムにおける自家発管制運転では複数のエレベー
タに対して決められた順番に帰着指令を与え、一台づつ
順に避難階帰着運転する。このとき故障や点検中、ある
いは休止中のものは信号にて知らせるので次の順位のエ
レベータが帰着運転の指令を受けることになる。このよ
うにして、複数のエレベータに対して故障や点検中、あ
るいは休止中のものを除き一台づつ順に避難階帰着運転
する。そして全部が帰着した段階で自家発継続運転に入
る。
【0032】しかしながら、自家発管制運転の本来の目
的は、買電時に運転していたエレベータを買電から自家
発(制限された容量)時にエレベータ台数を制限する為
の切替運転である。
【0033】この為、従来の自家発管制での運転では最
後に避難階に帰着するC号機に乗っていた乗客にとって
は、C号機が自家発継続運転で自家発継続号機となった
場合で、且つ行先階がビルの上部である場合には、ほぼ
到着間近に自家発管制によって一旦避難階につれて来ら
れ、その後自家発継続運転で、ようやく行先階に行ける
こととなる。しかも、避難階には先に到着したエレベー
タA,B号機の乗客が一旦降ろされて待機しており、継
続運転となったC号機に入り込んで来る。
【0034】このように、買電から自家発電に切換った
際にエレベータに乗っていた乗客は一率に避難階までつ
れてこられ、混雑した状況で、再度エレベータに乗り込
むので、精神的な苦痛を受けることとなる。また、一旦
避難階につれて来られ、継続運転に切換った時にすぐに
継続運転号機(本例ではC号機)に乗ることができ目的
階に行ける乗客はまだ良いが、急いでいるにもかかわら
ず、多くの乗客が避難階に集められているために、乗り
そこなった乗客はより精神的な苦痛を受けることとなる
【0035】そこで、買電から自家発に切換った際に、
エレベータの自家発容量(従来例では1台分)に見あっ
たエレベータ台数となる迄は順次あらかじめ決められた
帰着順に避難階に帰着させるようにし、残りの避難階へ
帰着しないエレベータの残り台数が自家発容量内まで減
少した場合には残りのエレベータを避難階に一旦帰着さ
せることなくそのまま自家発継続運転に入る事により、
かご内乗客が避難階での「乗り降り」、「混雑」、「乗
りそこない」等で受ける精神的苦痛をやわらげる方式も
提案されるに至っている。
【0036】しかしながら、このような方式では、帰着
順があらかじめ決められており、例えば、最初に帰着す
るA号機に乗客が満員の状態で乗っており、最後に帰着
するC号機がほぼ空の状態の場合には、継続運転が早ま
る効果はあっても、避難階での混雑を解消する効果につ
いては半減したものとなる。
【0037】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、自家発運転に切替った際に、かごの乗り替え、乗
場の混雑、待たされることなどによる乗客の精神的な苦
痛を極力低減することが可能なエレベータ制御装置を提
供することを目的としている。
【0038】
【課題を解決するための手段】複数台のエレベータに対
し、自家発電電源による自家発管制制御を行う際は、こ
の複数台のエレベータを1台ずつ所定の避難階に帰着さ
せ、所定台数のエレベータが帰着を完了した後は、残り
のエレベータを前記避難階に立寄らせることなくそのま
ま継続して運転するエレベータ制御装置において、前記
各エレベータに搭乗している人員を検出する搭乗人員検
出手段と、前記搭乗人員検出手段からの検出信号に基づ
いて、搭乗人員が少ないものから順に前記各エレベータ
の避難階への帰着順序を決定する帰着順序決定手段と、
を備えた構成としたものである。
【0039】
【作用】上記構成において、自家発管制制御を行う場合
、搭乗人員検出手段は各エレベータの搭乗人員を検出し
、この検出に基づいて帰着順序決定手段が、搭乗人員が
少ないもの順に、避難階への帰着順序を決定する。
【0040】したがって、エレベータが1台ずつ避難階
に帰着し、この帰着したエレベータが所定台数となった
とき、残りのエレベータは避難階に立寄ることなくその
まま継続して運転が行なわれるが、この残りのエレベー
タには最も多い人員が搭乗している。
【0041】つまり、複数台のエレベータを、避難階へ
一旦帰着させなければならないエレベータと、そうでな
いエレベータとに区分する組合わせを考えると、上記の
構成の場合は、避難階へ一旦退避する人員が最も少く、
一方、そのまま目的階(例えば、出入口が設けられてい
る1階)まで辿り着ける人員が最も多いことになる。
【0042】そのため、最も高い効率で人員の輸送を行
うことができるため、自家発管制制御を行う場合に、乗
客が受ける精神的苦痛が低減される。
【0043】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図5に基づ
いて説明する。図2はエレベータかご7の搭乗人員を検
出するための装置を示すブロック図である。この図にお
いて、エレベータかご7の床部には荷重検出器8が取付
けられており、その検出信号はかご7に係るエレベータ
単体制御装置2aに送出されるようになっている。
【0044】図1は本実施例に係る自家発管制制御装置
1とエレベータ単体制御装置2aとの関係を示すブロッ
ク図である。この図において、自家発管制制御装置1は
搭乗人員検出手段11及び帰着順序決定手段12を有し
ている。
【0045】図1中、5‐1〜5‐4は自家発管制制御
信号5であって、これらのうち、5‐1は買電時オンす
る買電検出リレーのa接点信号を増幅した買電供給モー
ド信号、5‐2は自家発電時にオンする自家発検出リレ
ーのa接点信号を増幅した自家発供給モード信号である
。また、5‐3は自家発管制自動運転時に自家発管制制
御装置1より定められた順に各エレベータ単体制御装置
12aに与えられる避難階帰着のための帰着指令信号で
ある。5‐4は自家発管制の継続運転指令である。
【0046】6‐1、6‐4は完了信号6であって、6
‐1は前記帰着指令信号5‐1によりエレベータが避難
階に帰着すると、その号機の単体制御装置より出力され
る帰着完了信号を示す。また、6‐2はエレベータ単体
制御装置2の主電源が断たれているとき出力される電源
オフ信号、6‐3はエレベータ単体制御装置2に設けら
れた点検スイッチのオン操作により出力される点検信号
であり、点検時にこの点検スイッチを整備員が操作する
ことによって、自家発管制制御対象外の号機であること
を自家発管制制御装置1に知らせるための信号である。 6‐4はエレベータが故障の時に動作して出力される故
障信号を示す。
【0047】10は単体制御装置2aから搭乗人員検出
手段11に出力される荷重信号であり、搭乗人員検出手
段11はこの荷重信号に対応する搭乗人員信号を帰着順
序決定手段12に出力する。帰着順序決定手段12は、
この搭乗人員が少ないかごから先に避難階に帰着するよ
う、その帰着順序を決定する。例えば、A、B、C号機
のエレベータの搭乗人員がA>B>Cの場合、その帰着
順序はC、B、Aの順となる。
【0048】次に、このように構成される本実施例の動
作を図3乃至図5のフローチャートを参照しつつ説明す
る。図3において、帰着順序決定手段12は、搭乗人員
検出手段11からの信号に基づき、まず、各号機の搭乗
人員が最小搭乗人員であるか否かを判別する(s101
)。最小搭乗人員であれば、この号機を最初の帰着エレ
ベータに指定する(s102)。
【0049】そして、s101で最小搭乗人員でなけれ
ば、この号機がその次に小さな数の搭乗人員かどうかを
判断し(s103)、YESであればこのエレベータを
次の帰着エレベータに指定する(s104)。s103
の判断がNOであれば、この号機を最終の帰着エレベー
タに指定する(s105)。帰着順序決定手段12はA
、B、Cの各号機の帰着順序をこのようにして決定する
【0050】いま、各号機の帰着順序がC、B、Aの順
に決定されたとすると、自家発管制制御装置1は初めに
C号機にのみ自家発管制制御信号を与える。すると、こ
のC号機のエレベータ単体制御装置はかごを避難階に帰
着すべく運転制御し、帰着して戸開きしたならば、C号
機のエレベータ単体制御装置は自家発管制制御装置1に
帰着完了信号6‐1を出力して運転を取止める。
【0051】帰着完了信号6‐1を受けると次に自家発
管制制御装置1はB号機にのみ、自家発管制制御信号を
与える。すると、このB号機のエレベータ単体制御装置
はかごを避難階に帰着すべく運転制御し、帰着して戸開
きしたならば、運転を停止し、且つ、自家発管制制御装
置1に帰着完了信号6‐1を出力する。このような信号
の授受によって、各号機が避難階へ帰着するための運転
制御が行なわれる。
【0052】各エレベータ単体制御装置からはそれぞれ
の状態に応じて各種完了信号が出力されるようになって
おり、例えば、エレベータ単体制御装置主電源が断たれ
ているときには電源オフ信号6‐2が、点検中の号機で
あれば点検信号6‐3が、また、エレベータが故障時で
は故障信号6‐4が出力されて各号機の状況が把握でき
る。従って、このような信号が出力されて、自家発管制
制御対象外の号機である場合にはこの対象外の号機を除
く号機に対して、上述の帰着指令を与え、帰着運転させ
ることとなる。
【0053】自家発管制制御対象エレベータのうち、自
家発容量以上のエレベータ台数については順次一旦避難
階に帰着させ、休止させるが、未帰着エレベータ台数が
自家発容量台数以内になると、自家発管制制御を完了と
し、指定号機に自家発継続運転指令を与えて、その号機
を運転可能にし、サービスに供する。
【0054】このようにして、自家発管制運転・自家発
継続運転を実施するが、これをフローチャートで示すと
図4及び図5のようになる。
【0055】図4においては、図9の場合と同様にメイ
ンルーチンが実行され、s1で買電検出がオン又はs2
で自家発検出がオフの場合に、自家発管制時における帰
着完了エレベータ台数のカウントYをゼロにクリアーし
ておく(s8)。
【0056】次に、s2で自家発検出がオンになると自
家発管制運転に入るが、全号機の帰着が完了したか否か
の判定(s5)がYESの場合は、自家発継続運転指令
が出力され(s6)、NOの場合は自家発管制指令が出
力されて(s7)、シンボル1に移る。
【0057】シンボル1のルーチンを図5に基づき説明
すると、まず、残りエレベータ台数(X−Y)と自家発
容量に見合ったエレベータ台数Zとがs70で比較され
、先ず初めにC号機(最初の帰着エレベータ)に対し、
自家発管制指令が出力される(s72)。そして、C号
機の避難階帰着完了の判定を行ない(s73)、C号機
が避難階に帰着したときに完了信号をONさせる(s7
4)。そして、帰着完了台数のカウントYをY=1にす
る(s85)。
【0058】次に、B号機(次の帰着エレベータ)につ
いても同様の制御を行ない、B号機が帰着完了すると、
帰着完了台数をY=2とする。
【0059】次に、s70において残りエレベータ台数
(X−Y=3−2=1)が自家発容量に見合ったエレベ
ータ台数Z=1と同一となると、s84で全号機完了判
定がONとなる。
【0060】全号機完了判定がオンとなると、s5の判
断がYESとなり、s6で継続運転指令が出力される。 そして、自家発管制制御が終了したものとして、あらか
じめ指定されたA号機(最終号機)に継続運転指令が出
力される。したがって、A号機については、一旦、避難
路に帰着することなくそのまま継続して運転が行なわれ
ることになる。
【0061】このようにして本装置は、置電電源の停止
時に自家発設備を稼働させ、これにより電源供給を受け
るとともに、実働下にある複数台のエレベータを一群と
して、一台ずつ帰着指令を与えることにより指令に応動
するエレベータについて順次避難階に帰着させるように
する。
【0062】このとき、帰着が済んだエレベータ(故障
又は点検中のものを含む)をカウントし、このカウント
値と実働下のエレベータ台数とにより、残りのエレベー
タを計算し、この値と自家発容量に見合った台数とを比
較することにより、残りエレベータ台数が自家発容量以
下の台数になると自家発管制を完了とみなし、残りエレ
ベータを直ちに継続運転に切替える。
【0063】そして、継続運転されるエレベータには、
最も多くの乗客が乗っており、輸送効率が最大の状態で
運転されるようになっている。つまり、買電による運転
から自家発電電源に切換わった場合、目的階(例えば1
階)にいち早く到着できる乗客が最も多くなり、一方、
避難階で待っている乗客は最も少なくなっている。した
がって、避難階で待っている乗客を全員目的階に輸送す
る回数も少なくて済み、また、その乗り換え時の精神的
苦痛も低減されることになる。
【0064】なお、本発明の態様は上記した実施例に限
られることなく種々の態様を包含するものである。例え
ば、上記実施例では3台のエレベータのうち1台のみを
継続運転可能としているが、もちろん、このような台数
の割合いは任意に変更し得るものである。
【0065】また、上記実施例ではエレベータかごに設
けた荷重検出器によりエレベータの搭乗人員を検出する
ようにしているが、光センサ等を用いて搭乗人員を検出
する構成としてもよい。
【0066】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、避難階
へのエレベータの帰着順序を、搭乗人員が少ないものか
ら順に決定する構成としたので、自家発管制制御を行う
際の乗客の精神的苦痛を極力低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の要部構成を示すブロック図。
【図2】図1に係るエレベータかご内の荷重を検出する
ための構成を示すブロック図。
【図3】図1の動作を説明するためのフローチャート。
【図4】図1の動作を説明するためのフローチャート。
【図5】図1の動作を説明するためのフローチャート。
【図6】本発明及び従来例に係るエレベータ制御装置の
概略構成を示すブロック図。
【図7】図6における信号の内容の詳細を示すブロック
図。
【図8】従来例の動作を説明するためのタイムチャート
【図9】従来例の動作を説明するためのフローチャート
【図10】従来例の動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図11】従来例の動作を説明するためのフローチャー
ト。
【符号の説明】
1  自家発管制制御装置 2a  エレベータ単体制御装置 11  搭乗人員検出手段 12  帰着順序決定手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数台のエレベータに対し、自家発電電源
    による自家発管制制御を行う際は、この複数台のエレベ
    ータを1台ずつ所定の避難階に帰着させ、所定台数のエ
    レベータが帰着を完了した後は、残りのエレベータを前
    記避難階に立寄らせることなくそのまま継続して運転す
    るエレベータ制御装置において、前記各エレベータに搭
    乗している人員を検出する搭乗人員検出手段と、前記搭
    乗人員検出手段からの検出信号に基づいて、搭乗人員が
    少ないものから順に前記各エレベータの避難階への帰着
    順序を決定する帰着順序決定手段と、を備えたことを特
    徴とするエレベータ制御装置。
JP13923291A 1991-06-11 1991-06-11 エレベータ制御装置 Pending JPH04361963A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010076884A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Panasonic Electric Works Co Ltd エレベータ装置
JP2011178541A (ja) * 2010-03-03 2011-09-15 Mitsubishi Electric Corp エレベータの制御システム
JP2013173599A (ja) * 2012-02-27 2013-09-05 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの連動運転試験装置および連動運転試験方法

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