JPH0436111A - 乗用野菜移植機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分ｖＩＦ］ 本発明は、乗用走行車体で植付部を牽引して使用する多
数条植の乗用野菜移植機に関するものである。

［従来の技術］ 苗を載せる苗載台と該苗載台上の苗を圃場に植え付ける
植付装置を備え、自刃で走行しつつ苗を圃場に植え付け
るようにした野菜移植機が使用されている。

［発明が解決しようとする課題］ 上記野菜移植機は、旋回時等に苗載台や植付装置が建物
や立木等に接触して破損するおそれがあった。特に、乗
用型の多条植野菜移植機の場合、機体の輻が広く、しか
も旋回時における機体後部の振れが大きくなるため、上
記のような異物に接触する事故が生じやすい。

そこで本発明は、野菜移植機において上記接触事故によ
る損傷を効果的に防止するを課題とするものである。

［課題を解決するための手段］ 上記課題を解決するために、本発明は次のような構成と
した。

すなわち、本発明にかかる乗用野菜移植機は。

苗を載せる苗載台と該苗載台上の苗を圃場に植え付ける
植付装置を備えた複数の移植機を乗用走行車体で牽引す
る乗用野菜移植機であって、平面視で前記移植機を囲む
保護フレームが設けられていることを特徴としている。

［作　用］ 平面視で移植機を囲む保護フレームが設けられているの
で、旋回時等に操縦を誤って機体の一部が建造物、柵、
立木等に接触した際に移植機が破損するのが防止される
。

［実施例］ 第１図乃至第８図は本発明の１実施例をあられし、この
乗用野菜移植機ｌは４条植であり、４組の移植機２．・
・・を具備する植付＠３をトラクタ車体（乗用走行車体
）５の後部に設けた３Ｐリンク装置６に装着してなる。

３Ｆリンク装置６は、後端部に植付部側の連結枠ｌＯが
取り付けられる左右一対のロアリンク１１．１１と、長
ざ調節可能な１本のトップリンク１２を有し、油圧シリ
ンダ１４で駆動される駆動アーム１５．１５の先端部と
前記ロアリンク１１．１１の後部とがリフトロッド１６
，１６で連結されている。駆動アーム１５．１５を駆動
してロアリンク１１．１１を上下に揺動させることによ
り、植付部３全体が昇降する。また、トップリンク１２
の長さを調節することにより、植付部３の取付角度が変
えられる。

トラクタ車体５のＰＴＯｆｓｂ１９より伝動される伝動
ケース２０を連結枠ｌＯの後方に設け、該伝動ケースか
ら左右に突設した上フレームパイプ２１（Ｌ、Ｒ）とそ
の後方下部に左右水平に設けた前後の下フレームパイプ
２３．２４を連結板２６゜２６、側板２７，２７等で互
いに連結して植付部の機枠が構成されている。なお、前
記連結枠１０は背面視で山形の形状を呈しており、伝動
ケース２０の両側部に設けた取付フランジ２９．２９に
下部が取り付けられているとともに、中央部に設けたジ
ヤツキ３０が伝動ケース２０の上部に連結されている。

この機枠の上には、該檄枠分の幅を有し、左右中心から
若干片側（図示例では右側）に寄った位置に後方に張り
出す張出し部３２ａが形成されたステップ３２が設けら
れている。そして、ステップ３２の中央部にオペレータ
席３３が後向きに設置されているとともに、その側方に
植付クラッチレバ−３４が設けられている。植付クラッ
チレバ−３４は、下パイプレバー２３に固着されたレバ
ーボックス３５に前後に回動自在に取り付けられている
。

上フレームパイプ２１，２１の下方に鎮圧輪支持棒３７
が横設され、これに植付部３の支持と圃場の鎮圧を兼ね
るゴムタイヤ製の鎮圧輪３８．・・・が多数保持されて
いる。第６図に示す如く、鎮圧輪取付板３９によって２
輪で１組で鎮圧輪が鎮圧輪支持棒３７に取り付けられて
おり、全体として鎮圧輪３８．・・・が左右方向に揃え
て等間隔で配置されている。その間隔は鎮圧輪３８の幅
よりも狭い、また、トラクタ車体の後輪４０．４０の真
後部における鎮圧輪３８、−・・の前方位置に、左右で
一対づつのツース４１．・・・が上下位置調節可能に鎮
圧輪支持棒３７に取り付けられている。このツース４１
は、後輪４０の外端部よりも若干内側に位置するように
取り付けられており、後輪４０によって踏み固められた
土を掘り起こすのを目的としている。ツース４１．・・
・によって後輪４０．４０の跡を掘り起こして一旦膨軟
化したのち鎮圧輪３７、・・・で鎮圧するので、圃場面
の高さが平均化し、苗の移植に適した状態となる。また
、多数の鎮圧輪３８．・・・で植付部３を圃場面上に支
持するため、植付部の土壌中への沈み込みが防止される
とともに、強度的にも優れたものとなっている。

さらに、側板２７の前端部に筒体４４が左右水平に固着
され、これに摺動自在に嵌合するロッド４５の先端部に
、下端部４３ａが鋭利に形成された線引きマーカ４３が
上下位！：！Ｉ４節可能に取り付けられている。ロッド
４５には位置決め用の溝４７、・・・が設けられており
、適合する溝に取付ねじ４８の先端を係合させて固定す
る０作業時には、第７図に示す如く未植側のマーカ４３
をその下端部４３ａが土中に挿入する程度まで下ろして
使用する。進行にともない、マーカ４３によって最外部
の植付条から条間Ｗ分だけ隔てた位置に、次行程の植付
条を示す線引きが施される。

移植機２（Ｉ〜■）は同様の構成で、各移植機は、苗を
載せる苗載台５０と該苗載台上の苗を圃場に植え付ける
植付装置ｉ５１を備えてなる。苗載台５０は前部が上位
となるよう傾斜（対水平角が１５〜３０度程度）させて
設けられ、左右に往復動することにより後部に設けた苗
取出口５３に順次苗を供給する。植付装置５１は、所定
の軌跡を描いて上下運動を行なう植付杆５４を有し、該
植付杆に取り付けられた一対の移植爪５５．５５で苗取
出口５３に供給された苗を把持し、それを圃場に植え付
けるようになっている。第８図中の５７はミッションケ
ースで、該ミッションケースから苗載台伝動ケース５８
を介して苗載台駆動用のリードカム軸５９に伝動される
とともに、植付装置伝動ケース６１を介して植付装置５
１に伝動される。ミッションケース５７からはまた、図
示を省略した穴掘り装置および積土装置を駆動するカム
軸６２が突設されている。ミッションケース５７内には
、前記植付クラ−２チレバー３４で操作される植付クラ
ッチが内蔵されている。この植付クラッチを切にすると
各部の動作が停止するが、各条の植付最後部の位置が揃
うように、前方に位置する移植機から順に停止するよう
に構成されている。移植機機体の側方下部には、移植機
機体を圃場面上に支持する左右一対の支持動輪６３．６
３が高さ調節可能に設けられている。

各移植機２、−・・は、前記下フレームパイプ２３゜２
４の中間部下方に支承された六角軸６５に取り付けられ
ている。その取付部の構造は、第４図および第８図に示
す如く、移植機の取付フレーム６６に設けた軸受Ｍ１６
７が六角軸６５に摺動自在に嵌合し、移植機全体が六角
軸６５を中心として上下に揺動自在で、かつ六角軸６５
に沿って移動可能となっている。移植機側のフレームに
、前側の下パイプフレーム２３の下面に沿って転勤自在
なローラ６９と、後側の下パイプフレーム２４の上面に
沿って転勤自在なローラ７０とが、若干の遊びｓ　Ｃ５
１＋５２　）を有する状態で設けられており、上記遊び
の範囲内で移植機２が上下にピッチング可能である。ま
た、取付フレーム６６にはステップ３２上に突出する条
間調節レバー７２（Ｉ〜■）が突設されており、この条
間調節レバー７２移植檄２を六角軸６５に沿って移動さ
せ、条間を調節するようになっている。ステップ３２に
設けたガイド溝７３（Ｉ〜■）には所定ピッチでレバー
係合部７３ａ、・・・が形成されている。そのピッチの
比率は、外側のガイド溝７３（Ｉ、ＩＶ）のピッチｐ！
は内側のガイド溝７３（ｎ、ｍ）のピッチｐ２の３倍で
ある０条間な等しくするためには、各条の条間調節レバ
ー７２の係合位置をそれぞれ対応させておけばよい、ｒ
ｇＪ示例では６段階に条間を調節できるようになってお
り、第２図は条間を最も広くしたとき、第３図は条間な
最も狭くしたときを示している。移植機２はローラ（６
９または７０）によって下フレームパイプ（２３または
２４）に支持されるので、移植機の移動操作が容易で、
条間調節を楽に行なうことができる。

また、六角軸６５は各移植ｌＩＩ！２．・・・の駆動軸
でもあり、伝動ケース２０から上フレームパイプ２１（
Ｌ）内の回転軸２１ａ、ギヤケース４２内のギヤ４２ａ
、４２ｂ、回転軸７６、チェンケース７７内のチェン７
７ａ等を介して回転駆動されている。六角軸６５には移
植機の伝動フレーム８０に取り付けたギヤ８１．・・・
が摺動自在に嵌合しており、該ギヤに取り出された動力
が、これに噛合するギヤ８２、伝動フレーム内のチェノ
８３等を介してミッションケース５７に伝えられる。

４組の移植機２．・・・は、両側の移植機２（工。

■）が前方に位置し、内側の移植機ｚ（ｎ、ｍ）はそれ
より所定寸法りづつ後方にずらせて配置されている０両
側の移植機２（Ｉ、ｆｆ）は、その苗載台５０の前部が
ステップ３２の上に平面視で重なっている。第３図に示
すように条間を狭くしたとき、各移植機２．・・・が互
いに干渉し合わないように移植機の前後位置がずらされ
ているのである。

両側の移植機２（Ｉ、Ｉｆ）をその前部がステップ３２
の上に平面視で重なるように設けることにより、全長を
短縮することが可能であるともに、旋回が容易となって
いる。

そして、これら４組の移植機２．・・・の輪郭に沿う如
く、各移植機を平面視で取り囲む如く上下の保護フレー
ム８５．８６が機枠に取り付けて設けられている。上の
保護フレーム８５は移植機２゜・・・よりも上方に設け
られており、該保護フレーム８５の適所に取り付けたス
プリング８７．・・・によって各移植機２．・・・の後
端部が吊持されている。

このように、保護フレーム８５．８６で移植機２゜・・
・を囲っておくことにより、旋回時等に操縦を誤って機
体の後部が建造物、柵、立木等に接触した際に移植機が
破損する事故を防止している。また、上の保護フレーム
８５は、オペレータがステップ３２に昇降するときの手
すりとしても利用される。

９０は予備苗載台で、１段当り苗箱を２個づつ載せるこ
とのできる複数段の棚９１　、−・・が形成されており
、機枠の両側部から斜め上方に突設したブラケット９２
に水平面内で回転自在に取り付けられている。９３は回
止めレバーである。常時は第２図において実線で示す如
く苗箱の長子方向が進行方向を向く状態に保持しておき
、苗箱を取り出す際には同図において二点鎖線で示す如
く苗箱の長子方向が進行方向と直角になるよう予備苗載
台９０を回転させる。なお、左右の予備苗載台の支柱９
４．９４の上端部同士が水平杆９５によって連結されて
いる。

また、９７は補助苗枠で、ステップ張出し部３２ａの上
に立設した台９８の上に設けられている。

苗補給に際しては、予備苗載台９０から取り出した苗箱
を一旦この補助苗枠９７の上に載せ、図示を省略した薄
板製の苗取板で苗をすくい取って移植機の苗載台５０に
補給する。

第９図および第１θ図は異なる実施例をあられし、この
乗用野菜移植機１′は、予備苗載台取付用のブラダ、）
９２．９２に移植機？、・・・よりも上方に位置する保
護フレーム１００が取り付けられている。この保護フレ
ーム１００は前部がｗ４０する平面視長方形状で、該保
護フレームの後端部よりも中央部の移植機２（ＩＩ、Ｉ
ＩＩ）の後端部の報が後方に突出しているが、後輪４０
．４０を旋回の支点０．Ｏとしたときに、保護フレーム
１００の後部コーナ一部１００ａ、１ｏｏａの旋回軌跡
よりも各移植機２．・・・が内側に位置するように設け
られている。したがって、実質的には各移植機２、・・
・を取り囲んでいるのと同じ効果があり、前実施例の場
合と同様に、旋回時に機体の後部が左右に振れることに
よる接触事故から各移植機２゜・・・を保護している。

Ｌ発明の効果〕 以上の説明から明らかなように、本発明にかかる乗用野
菜移植機は、乗用走行車体で移植機を有する植付部を牽
引して使用するものであり、平面視で移植機を囲む保護
フレームが設けられているので、旋回時等における移植
機の接触破損事故が防止されるようになった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる乗用野菜移植機の１実施例の側
面図、第２図および第３図はその互いに異なる状態をあ
られす平面図、第４図は植付部の要部の側面図、第５図
は植付部の機枠構成の説明図、第６図は鎮圧輪取付部の
正面図、第７図はマーカ取付部の正面図、第８図は移植
機の平面図である。また、第９図は異なる実施例の側面
図、第１０図はその平面図である。 １．１′・・・乗用野菜移植機、２・・・移植機、３・
・・植付部、５・・・乗用走行車体、６・・・３Ｐリン
ク装置、３２・・・ステップ、３３・・・オペレータ席
、３８・・・鎮圧輪、４１・・・ツース、４３・・・マ
ーカ、５０・・・苗載台、５１・・・植付装置、６５・
・・六角軸、６９．７０・・・ローラ、７２・・・条間
調節レバー、８５，８６゜１００・・・保護フレーム、
９０・・・予備苗載台。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）苗を載せる苗載台と該苗載台上の苗を圃場に植え
   付ける植付装置を備えた複数の移植機を乗用走行車体で
   牽引する乗用野菜移植機であって、平面視で前記移植機
   を囲む保護フレームが設けられていることを特徴とする
   乗用野菜移植機。