JPH04360861A - N−ビスアリールメチル−n−(2−フルオロシクロプロピル)−カルバメート誘導体及びその製法 - Google Patents

N−ビスアリールメチル−n−(2−フルオロシクロプロピル)−カルバメート誘導体及びその製法

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JPH04360861A
JPH04360861A JP13782891A JP13782891A JPH04360861A JP H04360861 A JPH04360861 A JP H04360861A JP 13782891 A JP13782891 A JP 13782891A JP 13782891 A JP13782891 A JP 13782891A JP H04360861 A JPH04360861 A JP H04360861A
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carbon atoms
bisarylmethyl
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JP13782891A
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English (en)
Inventor
Atsuro Terajima
孜郎 寺島
Osamu Tamura
修 田村
Yuko Kobayashi
祐子 小林
Masaru Hashimoto
勝 橋本
Tadashi Kato
正 加藤
Kazuhiko Nakatani
和彦 中谷
Masahiro Kamata
鎌田 政宏
Isao Hayakawa
勇夫 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
Sagami Chemical Research Institute
Original Assignee
Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
Sagami Chemical Research Institute
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた抗菌剤であるキ
ノロン誘導体(特開平2−231475号)の製造原料
として有用な次の式(7)
【0002】
【化12】
【0003】で表わされる(1R*,2S*)−2−フ
ルオロシクロプロピルアミンの製造法及びその製造中間
体に関する。
【0004】
【従来の技術】上記(7)式で表されるシス配置を有す
る化合物は、従来、次の様な工程を経て製造されていた
【0005】すなわち、ブタジエンにブロモフルオロカ
ルベンを付加して1−ブロモ−1−フルオロ−2−ビニ
ルシクロプロパンを製造し、次いでこのビニル基を酸化
し、生成するカルボン酸をエステル化、脱ブロム化し、
更にシス配置を有するラセミ体の(1R*,2R*)−
2−フルオロシクロプロパン−1−カルボン酸エステル
をトランス配置を有する不要の(1R*,2S*)−体
から分離する。次いで得えれたエステルを加水分解する
ことによってラセミ体の(1R*,2R*)−2−フル
オロシクロプロパン−1−カルボン酸を合成する(和歌
山大学教育学部紀要33,33(1984))。このも
のを光学活性なα−メチルベンジルアミンとのアミドに
導いて光学分割を行い、得られた光学活性(1R*,2
R*)−2−フルオロシクロプロパン−1−カルボン酸
をクルチウス転位すると、化合物(7)が得られる(特
開平2−231475号)。
【0006】しかしながら、この製造法は多段階を必要
とするのみならず、脱ブロモ化やクルチウス転位に水素
化トリブチルスズやジフェニルリン酸アジドなど有毒、
かつ高価な試薬を用いており、工業的に不利であること
をまぬかれ得なかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、安全かつ安価に工業的に有利に化合物(7) を製
造する方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記実情に鑑み、本発明
者は鋭意研究を行った結果、出発原料として安価なビス
アリールメチルアミン誘導体を用い、下記化合物(3)
、(2)及び(1)を経由して反応を行えば、化合物(
7)が工業的に極めて有利に製造できることを見出し、
本発明を完成した。本発明の化合物(7)の製造法は、
次の反応式で示すことができる。
【0009】
【化13】
【0010】
【化14】
【0011】(式中、X1、X2、X3、X4、X5及
びX6は同一又は異なっていてもよく、水素原子、塩素
原子、臭素原子、炭素数1〜5の直鎖若しくは分枝鎖の
アルキル基、又は炭素数1〜5の直鎖若しくは分枝鎖の
アルコキシ基を示し、Yはモノ−、ジ−若しくはトリ−
アリールメチル基又は炭素数4〜10のトリアルキルメ
チル基を示し、M はアルカリ金属を示す)
【0012】すなわち出発原料としてビスアリールメチ
ルアミン誘導体(6)を用い、これとアセトアルデヒド
とを脱水縮合せしめてN−エチリデン−ジアリールメチ
ルアミン誘導体(5)を得[第1工程]、これに塩基の
存在下、ホスゲン等を反応せしめて塩化 N−ビスアリ
ールメチル−N−(1−クロロエチル)−カルバモイル
誘導体(4)とし[第2工程]、更にこれを脱塩化水素
化して塩化 N−ビスアリールメチル−N−ビニル−カ
ルバミン酸クロリド誘導体(3)とし[第3工程]、こ
れにアルカリ金属アルコキシド等(8)を反応せしめて
N−ビスアリールメチル−N−ビニル−カルバメート誘
導体(2)とした[第4工程] 後にモノフルオロカル
ベンを付加し、N−ビスアリールメチル−N−[(1R
*,2S*)−2−フルオロシクロプロピル]−カルバ
メート誘導体(1)を得る[第5工程]。この化合物(
1)は加水素分解、又は酸処理後加水分解により、(1
R*,2S*)−2−フルオロシクロプロピルアミン(
7)とすることができる[第6工程]。
【0013】以下に各工程を詳細に説明する。 第1工程:本工程は、ビスアリールメチルアミン誘導体
(6)とアセトアルデヒドを縮合し、N−エチリデン−
ビスアリールメチルアミン誘導体(5)を製造する工程
である。
【0014】本工程に用いられる原料たるビスアリール
メチルアミン誘導体(6)としてはジフェニルメチルア
ミン、(4−クロロフェニル)フェニルメチルアミン、
(4−ブロモフェニル) フェニルメチルアミン、(4
−エチルフェニル)フェニルメチルアミン、(4−メチ
ルフェニル)フェニルメチルアミン、フェニル−(4−
プロピルフェニル)メチルアミン、(4−ブチルフェニ
ル)フェニルメチルアミン、(4−ペンチルフェニル)
フェニルメチルアミン、(4−イソプロピルフェニル)
フェニルメチルアミン、[4−(1,1−ジメチルエチ
ル)フェニル]フェニルメチルアミン、(4−メトキシ
フェニル)フェニルメチルアミン、(4−エトキシフェ
ニル)フェニルメチルアミン、フェニル−(4−プロポ
キシフェニル)メチルアミン、[4−(1,1−ジメチ
ルエトキシ)フェニル]フェニルメチルアミン、ビス(
4−ブロモフェニル)メチルアミン、ビス(p−クロロ
フェニル)メチルアミン、ビス(4−メチルフェニル)
メチルアミン、ビス(4−メトキシフェニル)メチルア
ミン、ビス(4−エトキシフェニル)メチルアミン、ビ
ス(4−プロポキシフェニル)メチルアミン、ビス(4
−イソプロポキシフェニル)メチルアミン、(2−ブロ
モフェニル)−(4−クロロフェニル)メチルアミン、
(2−クロロフェニル)−(4−メトキシフェニル)メ
チルアミン、(2−クロロフェニル)−(4−メチルフ
ェニル)メチルアミン、(4−ブロモフェニル)−(4
−クロロフェニル)メチルアミン、(4−クロロフェニ
ル)−(4−メトキシフェニル)メチルアミン、(4−
クロロフェニル)−(3−メトキシフェニル)メチルア
ミン、(4−ブロモフェニル)−(3−クロロフェニル
)メチルアミン、(4−クロロフェニル)−(3,4−
ジメトキシフェニル)メチルアミン、(4−ブロモフェ
ニル)−(3,4−ジメトキシフェニル)メチルアミン
、(4−クロロフェニル)−(2,4−ジクロロフェニ
ル)メチルアミン、(4−ブロモフェニル)−(2,4
−ジブロモフェニルメチルアミン、ビス(2,4−ジブ
ロモフェニル)メチルアミン、ビス(2,4−ジクロロ
フェニル)メチルアミン、ビス(2,4,6−トリクロ
ロフェニル)メチルアミン、ビス(2,4,6−トリブ
ロモフェニル)メチルアミン、ビス(2,4,6−トリ
メトキシフェニル)メチルアミン、ビス(2,4,6−
トリメチルフェニル)メチルアミン、ビス(3,4,5
−トリメトキシフェニル)メチルアミンなどが例示され
るが、特にジフェニルメチルアミンが好ましい。
【0015】この反応はビスアリールメチルアミン誘導
体(6)とアセトアルデヒドだけを用いて行われるが、
より効果的には脱水剤の存在下で行われる。ここで用い
られる脱水剤としては無水硫酸ナトリウム、無水硫酸マ
グネシウム、無水硫酸カルシウム、無水硫酸銅などの無
水硫酸塩、モレキュラーシーブス4Aなどが例示される
が、特に無水硫酸マグネシウムが好ましい。反応は溶媒
中で行われ、用いられる溶媒としては反応に不活性な溶
媒ならば如何なるものも使用できるが、エーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタ
ンなどのエーテル系溶媒が好ましい。なお、この反応は
−50℃から50℃で行うことが好ましい。
【0016】第2工程:本工程はN−エチリデン−ビス
アリールメチルアミン誘導体(5)にホスゲンを付加し
、塩化 N−ビスアリールメチル−N−(1−クロロエ
チル)−カルバモイル誘導体(4)を製造する工程であ
る。本工程はホスゲンの代りにその2量体であるクロロ
ギ酸 トリクロロメチルを用いても行われる。本反応は
塩基の存在下行われ、ここで用いられる塩基としては、
トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリ
ジン、4−ジメチルアミノピリジン、1,8−ジアザビ
シクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン、N,N,N
′,N′−テトラメチルエチレンジアミンなどの三級ア
ミンが用いられるが、トリエチルアミンが好ましい。反
応は溶媒中で行われ、ここで用いられる溶媒としては反
応に不活性な溶媒であれば如何なるものも使用できるが
、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素
系溶媒が好ましい。なお、この反応は−20℃から50
℃で行うことが好ましい。
【0017】第3工程:本工程は塩化 N−ビスアリー
ルメチル−N−(1−クロロエチル)−カルバモイル誘
導体(4)を脱塩化水素し、本発明の化合物である塩化
 N−ビスアリールメチル−N−ビニル−カルバミン酸
クロリド誘導体(3)を製造する工程である。この脱塩
化水素は、塩化 N−ジアリールメチル−N−(1−ク
ロロエチル)−カルバモイル誘導体(4)を直接0.0
1〜10mmHgの減圧下蒸留することによって行われ
る。
【0018】第4工程:本工程は塩化 N−ビスアリー
ルメチル−N−ビニル−カルバミン酸クロリド誘導体(
3)にアルカリ金属モノ−、ジ−若しくはトリ−アリー
ルメトキシドあるいはアルカリ金属トリアルキルメトキ
シド(8)を反応させ、本発明の化合物であるN−ビス
アリールメチル−N−ビニル−カルバメート誘導体(2
)を製造する工程である。
【0019】本工程に用いられるアルカリ金属モノ−、
ジ−若しくはトリ−アリールメトキシドとしては、リチ
ウム ベンジラート、ナトリウム ベンジラート、カリ
ウムベンジラート、リチウム 4−クロロベンジラート
、ナトリウム 4−クロロベンジラート、カリウム 4
−クロロベンジラート、リチウム 4−メチルベンジラ
ート、ナトリウム 4−メチルベンジラート、カリウム
 4−メチルベンジラート、リチウム 4−メトキシベ
ンジラート、ナトリウム 4−メトキシベンジラート、
カリウム4−メトキシベンジラート、リチウム 2,4
−ジクロロベンジラート、ナトリウム 2,4−ジクロ
ロベンジラート、カリウム 2,4−ジクロロベンジラ
ート、リチウム 2,4−ジメチルベンジラート、ナト
リウム 2,4−ジメチルベンジラート、カリウム 2
,4−ジメチルベンジラート、リチウム 2,4−ジメ
トキシベンジラート、ナトリウム 2,4−ジメトキシ
ベンジラート、カリウム 2,4−ジメトキシベンジラ
ート、ナトリウム 2,4,6−トリクロロベンジラー
ト、ナトリウム 2,4,6−トリメチルベンジラート
、ナトリウム 2,4,6−トリメトキシベンジラート
、ナトリウム 3,4,5−トリメトキシベンジラート
、リチウム 1−フェニルエチラート、ナトリウム 1
−フェニルエチラート、カリウム 1−フェニルエチラ
ート、ナトリウム 1−フェニル−1−メチルエチラー
ト、ナトリウム 1−フェニルプロポキシド、ナトリウ
ム 1−フェニル−1−メチルプロポキシド、リチウム
 ベンズヒドラート、ナトリウム ベンズヒドラート、
カリウム ベンズヒドラート、ナトリウム 4,4′−
ジクロロベンズヒドラート、ナトリウム 4,4′−ジ
メチルベンズヒドラート、ナトリウム 4,4′−ジメ
トキシベンズヒドラート、リチウム トリチラート、ナ
トリウム トリチラート、カリウム トリチラート、ナ
トリウム 4,4′,4″−トリクロロトリチラート、
ナトリウム 4,4′,4″−トリメチルトリチラート
、ナトリウム 4,4′,4″−トリメトキシトリチラ
ートなどが例示できる。また、アルカリ金属トリアルキ
ルメトキシドとしては、リチウム 1,1−ジメチルエ
トキシド、ナトリウム 1,1−ジメチルエトキシド、
カリウム1,1−ジメチルエトキシド、ナトリウム 1
,1−ジメチルプロポキシド、ナトリウム1,1−ジメ
チルブトキシド、ナトリウム 1,1−ジエチルプロポ
キシドなどが例示される。 これらのうち、ナトリウム ベンジラート、ナトリウム
 ベンズヒドラート、ナトリウム トリチラート、ナト
リウム 1,1−ジメチルエトキシドが好ましく、特に
ナトリウム ベンジラートあるいはナトリウム 1,1
−ジメチルエトキシドが好ましい。反応は溶媒中で行わ
れ、ここで用いられる溶媒としては反応に不活性な溶媒
であれば如何なるものも使用できるが、エーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタ
ンなどのエーテル系溶媒が好ましい。これらは単独でも
よいが混合溶媒としても用いることができる。反応は−
50℃から100℃で行うことが好ましい。
【0020】第5工程:本工程はN−ビスアリールメチ
ル−N−ビニル−カルバメート誘導体(2)にモノフル
オロカルベンを付加し、本発明の化合物であるN−ビス
アリールメチル−N−[(1R*,2S*)−2−フル
オロシクロプロピル]−カルバメート誘導体(1)を製
造する工程である。
【0021】モノフルオロカルベンの発生はフルオロジ
ヨードメタンにジメチル亜鉛、ジエチル亜鉛、ジブチル
亜鉛などのジアルキル亜鉛もしくは金属銅を反応させる
文献記載の方法によって行われるが(J.Chem.S
oc.,Chem.Commum.,1971,137
5; Tetrahedron,35,1919(19
79))、就中フルオロジヨードメタンとジエチル亜鉛
の組み合せが好ましい。反応は溶媒中で行われ、ここで
用いられる溶媒としては反応に不活性な溶媒であれば如
何なるものも使用できるが、クロロホルム、ジクロロメ
タン、四塩化炭素などのハロゲン化炭化水素系溶媒、ト
ルエン、ヘキサン、シクロヘキサンなどの炭化水素系溶
媒が好ましい。これらは単独でもよいが混合溶媒として
も用いることができる。本反応は−100℃から50℃
で行うことが好ましい。
【0022】本工程においては、所望のシス配置を有す
るN−ビスアリールメチル−N−[(1R*,2S*)
−2−フルオロシクロプロピル]−カルバメート誘導体
に加えて、トランス配置を有する不要のN−ビスアリー
ルメチル−N−[(1R*,2R*)−2−フルオロシ
クロプロピル]−カルバメート誘導体が少量副生するが
、不要な(1R*,2R*)−体は、カラムクロマトグ
ラフィー、再結晶などの通常の分離方法により所望の(
1R*,2S*) −体から容易に分離できる。
【0023】第6工程:本工程は、本発明の化合物であ
るN−ビスアリールメチル−N−[(1R*,2S*)
−2−フルオロシクロプロピル]−カルバメート誘導体
(1)の窒素原子上の置換基を除去し、式(7)で表さ
れるシス配置を有する(1R*,2S*)−2−フルオ
ロシクロプロピルアミンを製造する工程である。
【0024】窒素原子上の置換基がアリールメトキシカ
ルボニル基の場合、窒素原子上のビスアリールメチル基
およびアリールメトキシカルボニル基の除去は炭素末に
担持したパラジウム、水酸化パラジウムなどを触媒に用
いた加水素分解によって行われる。反応は溶媒中で行わ
れ、用いられる溶媒としては反応に不活性な溶媒であれ
ば、如何なるものも使用できるがギ酸、酢酸、プロピオ
ン酸、トリフルオロ酢酸などのカルボン酸が好ましく、
特に酢酸が好ましい。加水素分解は水素圧下、−20℃
から50℃で行うことが好ましい。
【0025】また窒素原子上の置換基がトリアルキルメ
トキシカルボニル基の場合、窒素原子上のトリアルキル
メトキシカルボニル基を除去してから、ジアリールメチ
ル基の除去が行われる。トリアルキルメトキシカルボニ
ル基の除去はトリフルオロ酢酸、トリフルオロメタンス
ルホン酸等の酸を用いて行われる。反応は溶媒中で行わ
れることがあり、用いられる溶媒としては反応に不活性
な溶媒であれば如何なるものも使用できるが、クロロホ
ルム、ジクロロメタン、四塩化炭素などのハロゲン化炭
化水素系溶媒が好ましい。この反応は−20℃から50
℃で行うことが好ましい。引き続いて行われるビスアリ
ールメチル基の除去は、窒素原子上の置換基がビスアリ
ールメチル基とアリールメトキシカルボニル基の場合と
同様に行われる。
【0026】このようにして得られた(1R*,2S*
)−2−フルオロシクロプロピルアミン(7) は、特
開平2−231475号記載の方法により優れた抗菌剤
であるキノロン誘導体に導くことができる。なお、化合
物(1)、(2)及び(3)は文献未記載の新規な化合
物である。
【0027】
【発明の効果】本発明の化合物及び本発明の製造法を用
いれば、優れた抗菌剤であるキノロン誘導体の製造原料
として有用な(1R*,2S*)−2−フルオロシクロ
プロピルアミンを工業的に有利に製造することができる
【0028】
【実施例】以下、実施例及び参考例を用いて本発明を更
に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるもの
でない。
【0029】参考例1  (第1工程)ジフェニルメチ
ルアミン(2.73g,14.9mmol)をエーテル
(10ml)に溶解し、これに無水硫酸マグネシウム(
2.0g)とアセトアルデヒド(1.0ml,17.9
mmol)を加えて、0℃で12時間撹拌した。不溶物
を濾過した後、減圧濃縮し、粗製のN−エチリデン−ジ
フェニルメチルアミン(3.31g, 定量的収率)を
淡黄色油状物として得た。このものは直ちに次の反応工
程に用いられた。
【0030】1H−NMR(CDCl3)δ:2.05
(d,3H,J=4.8Hz)5.36(s,1H,P
h2CH) 7.1−7.5(m,10H,Ph×2)7.90(q
,1H,J=4.8Hz,N=CH)MS m/Z :
 209(M+),183,167(base pea
k),106.
【0031】参考例2  (第2工程)
参考例1で得た粗製のN−エチリデン−ジフェニルメチ
ルアミン(3.13g,14.9mmol)をベンゼン
(30ml)に溶解し、トリエチルアミン(2.29m
l,16.4mmol)とトリクロロギ酸 トリクロロ
メチル(0.98ml,8.2mmol)を加え、2時
間室温で撹拌した。不溶物を濾過した後、溶媒を留去し
て粗製の塩化 N−(1−クロロエチル)−N−ジフェ
ニルメメルカルバモイル(4.88g)を赤色油状物と
して得た。このものは直ちに次の反応工程に用いられた
【0032】1H−NMR(CDCl3)δ:1.72
(d,3H,J=6.4Hz,Me)6.28(s,1
H,Ph2CH) 6.2−6.6(m,1H,CHCH3)7.2−7.
5(m,10H) IR(neat):1750,1255,1220cm
−1.MS m/Z : 271 (−HCl),24
4,209,167(base peak).
【003
3】実施例1  (第3工程)参考例2で得た粗製の塩
化 N−(1−クロロエチル)−N−ジフェニルメチル
−カルバモイル(4.257g)をクーゲルロールを用
い減圧蒸留〔120−125℃/1−2mmHg,ba
th〕し、N−ジフェニルメチル−N−ビニル−カルバ
モイル(1.88g,ジフェニルメチルアミンから第3
工程53%)を淡黄色油状物として得た。
【0034】
【化15】
【0035】IR(neat):1740,1630,
1495,1450,1240cm−1.MS m/Z
:271(M+), 209, 167.
【0036】
実施例2  (第4工程)水素化ナトリウム(鉱油中の
60%懸濁物,47mg,1.18mmol)をテトラ
ヒドロフラン(2ml)に懸濁させ、ベンジルアルコー
ル(114mg,1.05mmol)のテトロヒドロフ
ラン(1ml)溶液を加え、0℃で30分間撹拌した。 これに、塩化 N−ジフェニルメチル−N−ビニル−カ
ルバモイル(160mg,0.589mmol) のテ
トラヒドロフラン溶液(1ml)を加え、同条件で20
分間撹拌した後、飽和塩化アンモニウム水溶液とジクロ
ロメタンを加えて分配した。水層からさらにジクロロメ
タンで抽出した後有機層を合わせ飽和食塩水で洗浄し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥し濃縮した。得られた残渣
をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,ヘキサン:
酢酸エチル=10:1)で精製し、ベンジル N−ジフ
ェニルメチル−N−ビニルカルバメート(166mg,
82%)を淡黄色油状物として得た。
【0037】
【化16】
【0038】IR(neat):1710,1630,
1400,1300,1270cm−1.MS m/Z
 : 343(M+),252,208,167(ba
se peak).
【0039】実施例3  (第4工
程)水素化ナトリウム(鉱油中の60%懸濁物,228
mg,5.7mmol)をテトラヒドロフフン(4ml
)に懸濁させ、これにtert−ブタノール(422m
g,5.7mmol)のテトロヒドロフラン(1ml)
溶液を室温で加えた。30分間撹拌した後、塩化 N−
ジフェニルメチル−N−ビニル−カルバモイル(517
mg,1.90mmol)のテトラヒドロフラン溶液(
1ml)を加え、同条件で1時間撹拌した後、実施例2
と同様に処理し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲ
ル,ヘキサン:ジクロロメタン=1:1)で精製し、1
,1−ジメチルエチル N−ジフェニルメチル−N−ビ
ニルカルバメート(164mg,28%)を淡黄色油状
物として得た。
【0040】
【化17】
【0041】IR(neat):1705,1625,
1400,1320,1155cm−1.MS m/Z
 : 309(M+),253,208,167(ba
se peak).
【0042】実施例4  (第5工
程)ベンジル N−ジフェニルメチル−N−ビニルカル
バメート(28mg,0.082mmol)をジクロロ
メタン(0.5ml) に溶解し、−40℃でフルオロ
ジヨードメタン(46mg,0.161mmol)のジ
クロロメタン(0.75ml)溶液を加え、同条件でジ
エチル亜鉛(1M−ヘキサン溶液,0.163ml,0
.163mmol)を滴下した。同条件で20分間撹拌
した後飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、ジクロロメ
タンを加え分配した。水層からさらにジクロロメタンで
抽出した後、有機層を合わせ飽和食塩水で洗浄後、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して得ら
れた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,ヘ
キサン:酢酸エチル(8:1))で精製し、低極性成分
としてトランス配置を有するベンジル N−[(1R*
,2R*)−2−フルオロシクロプロピル]−N−ジフ
ェニルメチルカルバメート(2.0mg) を無色油状
物として、高極性成分としてシス配置を有するベンジル
 N−[(1R*,2S*)−2−フルオロシクロプロ
ピル]−N−ジフェニルメチルカルバメート(25.5
mg)を無色油状物として得た(90%,シス体:トラ
ンス体=93:7)。
【0043】ベンジル N−[(1R*,2S*)−2
−フルオロシクロプロピル]−N−ジフェニルメチルカ
ルバメート1H−NMR(CDCl3)
【0044】
【化18】
【0045】5.14(s,2H,PhCH2)6.4
3(s,1H,PhCH) 7.1−7.5(m,10H,Ph×2)IR(CHC
l3):1700,1405,1300cm−1.MS
 m/Z : 375(M+),240,167(ba
se peak).
【0046】ベンジル N−[(1
R*,2R*)−2−フルオロシクロプロピル]−N−
ジフェニルカルバメート1H−NMR(CDCl3)
【0047】
【化19】
【0048】2.68(dddd,1H,J=16.7
,9.6,5.8,1.2Hz,NCHCF) 4.48(dddd,1H,J=61.8,6.8,3
.5,1.2Hz,FCH)5.16(s,2H,Ph
CH2) 6.43(s,1H,Ph2CH) 7.1−7.5(m,10H,Ph×2)IR(CHC
l3):1700,1540,1400,1295cm
−1.MS m/Z : 375(M+),285,2
40,167(base peak).
【0049】実
施例5  (第5工程)1,1−ジメチルエチル N−
ジフェニルメチル−N−ビニルカルバメート(39.5
mg,0.127mmol)をジクロロメタン(1ml
)に溶解し、これに−40℃でジエチル亜鉛(1M−ヘ
キサン溶液, 0.25ml,0.25mmol)を加
え、次いでフルオロジヨードメタン(72mg,0.2
5mmol)のジクロロメタン(0.5ml)溶液を同
条件で滴下した。20分間同条件で撹拌した後、実施例
4と同様に処理してカラムクロマトグラフィー(シリカ
ゲル、ヘキサン:酢酸エチル=10:1)で精製し、低
極性成分としてトランス配置を有する1,1−ジメチル
エチル N−[(1R*,2R*)−2−フルオロシク
ロプロピル]−N−ジフェニルメチルカルバメート(2
.8mg)を、高極性成分としてシス配置を有する1,
1−ジメチルエチル N−[(1R*,2S*)−2−
フルオロシクロプロピル]−N−ジフェニルメチルカル
バメート(35.2mg)をそれぞれ無色油状物として
得た(87%、シス:トランス=93:7)。
【0050】1,1−ジメチルエチル N−[(1R*
,2S*)−2−フルオロシクロプロピル]−N−ジフ
ェニルメチルカルバメート1H−NMR(CDCl3)
【0051】
【化20】
【0052】1.38(s,9H,tBu)2.15−
2.35(m,1H,NCH−CHF)4.46(dm
,1H,J=63.7Hz,FCH)6.32(brs
,1H,Ph2CH)7.2−7.4(m,10H,P
h×2)IR(CHCl3):1695,1380,1
300cm−1.MS m/Z : 285(−CH2
=CMe2),240(−CO2tBu),167.

0053】1,1−ジメチルエチル N−[(1R*,
2R*)−2−フルオロシクロプロピル]−N−ジフェ
ニルメチルカルバメート1H−NMR(CDCl3):
【0054】
【化21】
【0055】1.39(s,9H,tBu)2.65(
brddd,1H,J=16.9,9.6,6.0Hz
,NCHCHF)4.46(dddd,1H,J=62
.1,6.8,3.5,1.3Hz,FCH)6.30
(s,1H,Ph2CH) 7.15−7.4(m,10H,Ph×2)IR(CH
Cl3):1695,1380,1300cm−1.M
S m/Z : 285(−CH2=CMe2),24
0(−CO2tBu),167.
【0056】実施例6
  (第6工程)ベンジル N−[(1R*,2S*)
−2−フルオロシクロプロピル]−N−ジフェニルメチ
ルカルバメート(シス体、21.9mg,0.058m
mol)を酢酸(0.5ml) に溶解し、これに10
%パラジウム−炭素(15mg)を加えて、水素圧下(
3kg/cm2) 、室温で3時間撹拌した。不溶物を
濾過し、濾液に5N−塩酸メタノール溶液を加えた後、
溶媒を減圧留去した。得られた残渣をエーテルで洗浄し
て得られる粉末を必要最少限度のエタノールに溶解し、
エーテルを徐々に加えて再沈澱により精製を行った。上
澄をデカンテーションで除いた後減圧乾燥して(1R*
,2S*)−2−フルオロシクロプロピルアミン塩酸塩
(4.8mg,73%) を無色結晶として得た。
【0057】m.p.114−117 ℃1H−NMR
(CD3OD,CD2HOD=3.35ppmを内部標
準とした):δ:1.05−1.5(m,2H,CH2
)2.6−2.9(m,1H,NCH) 4.91(dtd,1H,J=64,5.5,3.7H
z,FCH)IR(KBr):3300−2500,1
610,1520,1440,1340,1220,1
070cm−1. 元素分析:C3H7ClFN・0.2H2Oとして計算
値    C;31.29%  H;6.47%  N
;12.16%分析値    C;30.95%  H
;6.16%  N;12.38%
【0058】実施例
7  (第6工程)1,1−ジメチルエチル N−[(
1R*,2S*)−2−フルオロシクロプロピル]−N
−ジフェニルメチルカルバメート(シス体,29.9m
g,0.0968mmol)をジクロロメタン(1ml
)に溶解し、これにトリフルオロ酢酸(0.5ml)を
加えて室温で30分間撹拌した。溶媒を減圧留去して得
られた残渣を酢酸(0.5ml)に溶解し、10%パラ
ジウム−炭素(15mg)を加えて水素圧下(3kg/
cm2) 、室温で3時間撹拌した。反応混合物を実施
例6と同様に処理して(1R*,2S*)−2−フルオ
ロシクロプロピルアミン塩酸塩(7.1mg,66%)
を無色結晶として得た。なお、本品の分析データは実施
例6のものと一致した。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  次の一般式(1) 【化1】 (式中、X1、X2、X3、X4、X5及びX6は同一
    又は異なっていてもよく、水素原子、塩素原子、臭素原
    子、炭素数1〜5の直鎖若しくは分枝鎖のアルキル基、
    又は炭素数1〜5の直鎖若しくは分枝鎖のアルコキシ基
    を示し、Y はモノ−、ジ−若しくはトリ−アリールメ
    チル基又は炭素数4〜10のトリアルキルメチル基を示
    す)で表されるN−ビスアリールメチル−N−[(1R
    *,2S*)−2−フルオロシクロプロピル]−カルバ
    メート誘導体。
  2. 【請求項2】  次の一般式(2) 【化2】 (式中、X1、X2、X3、X4、X5及びX6は同一
    又は異なっていてもよく、水素原子、塩素原子、臭素原
    子、炭素数1〜5の直鎖若しくは分枝鎖のアルキル基、
    又は炭素数1〜5の直鎖若しくは分枝鎖のアルコキシ基
    を示し、Y はモノ−、ジ−若しくはトリ−アリールメ
    チル基又は炭素数4〜10のトリアルキルメチル基を示
    す)で表されるN−ビスアリールメチル−N−ビニル−
    カルバメート誘導体。
  3. 【請求項3】  次の一般式(3) 【化3】 (式中、X1、X2、X3、X4、X5及びX6は同一
    又は異なっていてもよく、水素原子、塩素原子、臭素原
    子、炭素数1〜5の直鎖若しくは分枝鎖のアルキル基、
    又は炭素数1〜5の直鎖若しくは分枝鎖のアルコキシ基
    を示す)で表されるN−ビスアリールメチル−N−ビニ
    ル−カルバミン酸クロリド誘導体。
  4. 【請求項4】  次の一般式(1) 【化4】 (式中、X1、X2、X3、X4、X5及びX6は同一
    又は異なっていてもよく、水素原子、塩素原子、臭素原
    子、炭素数1〜5の直鎖若しくは分枝鎖のアルキル基、
    又は炭素数1〜5の直鎖若しくは分枝鎖のアルコキシ基
    を示し、Y はモノ−、ジ−若しくはトリ−アリールメ
    チル基又は炭素数4〜10のトリアルキルメチル基を示
    す)で表されるN−ビスアリールメチル−N−[(1R
    *,2S*)−2−フルオロシクロプロピル]−カルバ
    メート誘導体を加水素分解又は酸処理後に加水素分解す
    ることを特徴とする次の式(7)【化5】 で表される(1R*,2S*)−2−フルオロシクロプ
    ロピルアミンの製造方法。
  5. 【請求項5】  次の一般式(2) 【化6】 (式中、X1、X2、X3、X4、X5及びX6は同一
    又は異なっていてもよく、水素原子、塩素原子、臭素原
    子、炭素数1〜5の直鎖若しくは分枝鎖のアルキル基、
    又は炭素数1〜5の直鎖若しくは分枝鎖のアルコキシ基
    を示し、Y はモノ−、ジ−若しくはトリ−アリールメ
    チル基又は炭素数4〜10のトリアルキルメチル基を示
    す)で表されるN−ビスアリールメチル−N−ビニル−
    カルバメート誘導体にモノフルオロカルベンを反応させ
    ることを特徴とする次の一般式(1) 【化7】 (式中、X1、X2、X3、X4、X5、X6及びY 
    は前記と同じものを示す)で表されるN−ビスアリール
    メチル−N−[(1R*,2S*)−2−フルオロシク
    ロプロピル]−カルバメート誘導体の製造方法。
  6. 【請求項6】  次の一般式(3) 【化8】 (式中、X1、X2、X3、X4、X5及びX6は同一
    又は異なっていてもよく、水素原子、塩素原子、臭素原
    子、炭素数1〜5の直鎖若しくは分枝鎖のアルキル基、
    又は炭素数1〜5の直鎖若しくは分枝鎖のアルコキシ基
    を示す)で表されるN−ビスアリールメチル−N−ビニ
    ル−カルバミン酸クロリド誘導体に次の一般式(8) Y−OM    (8) (式中、Y はモノ−、ジ−若しくはトリ−アリールメ
    チル基又は炭素数4〜10のトリアルキルメチル基を示
    し、M はアルカリ金属を示す)で表わされるアルカリ
    金属アルコキシドを反応させることを特徴とする、次の
    一般式(2) 【化9】 (式中、X1、X2、X3、X4、X5、X6及びY 
    は前記と同じものを示す)で表されるN−ビスアリール
    メチル−N−ビニル−カルバメート誘導体の製造方法。
  7. 【請求項7】  次の一般式(4) 【化10】 (式中、X1、X2、X3、X4、X5及びX6は同一
    又は異なっていてもよく、水素原子、塩素原子、臭素原
    子、炭素数1〜5の直鎖若しくは分枝鎖のアルキル基、
    又は炭素数1〜5の直鎖若しくは分枝鎖のアルコキシ基
    を示す)で表される塩化 N−ビスアリールメチル−N
    −(1−クロロエチル)−カルバモイル誘導体を脱塩化
    水素することを特徴とする次の一般式(3) 【化11】 (式中、X1、X2、X3、X4、X5及びX6は前記
    と同じものを示す)で表されるN−ビスアリールメチル
    −N−ビニル−カルバミン酸クロリド誘導体の製造方法
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