JPH04360505A - ロータリートランスの製造方法 - Google Patents

ロータリートランスの製造方法

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Publication number
JPH04360505A
JPH04360505A JP3136479A JP13647991A JPH04360505A JP H04360505 A JPH04360505 A JP H04360505A JP 3136479 A JP3136479 A JP 3136479A JP 13647991 A JP13647991 A JP 13647991A JP H04360505 A JPH04360505 A JP H04360505A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
adhesive
rotary transformer
groove
lead wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3136479A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideshi Oike
尾池 英志
Hideyuki Kurita
栗田 英之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dexerials Corp
Original Assignee
Sony Chemicals Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Chemicals Corp filed Critical Sony Chemicals Corp
Priority to JP3136479A priority Critical patent/JPH04360505A/ja
Publication of JPH04360505A publication Critical patent/JPH04360505A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばVTR(ビデオ
・テープレコーダ)、DAT(ディジタル・オーディオ
・テープレコーダ)等に使用されるロータリートランス
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】8ミリVTR、DAT等においては、回
転磁気ヘッドとの記録、再生増幅器との信号受け渡しに
ロータリートランスが用いられている。このロータリー
トランスは、図3に示すように、フェライトからなる円
板状のコア3の一面に同心円上に形成された複数のリン
グ状の溝3a内にコイル2を配して構成される。そして
、このコイル2をコア3の溝3a内に接着固定するため
に、一般に液状接着剤が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、ロー
タリートランスの小型化に伴い上述の溝3aの幅が非常
に狭くなってきており、そのため、溝3a内への接着剤
の配置に際し問題が生じて来ている。
【0004】たとえば、液状接着剤の場合には、図4に
示すようにコア3の溝3aに液状接着剤4を塗布する際
にコア3の表面に接着剤が付着したり、また、図5に示
すようにコイル2の圧着時に接着剤が溝3aからはみ出
すことからその部分を除去する工程が必要となり、この
結果、生産効率が悪くなるという問題があった。また、
液状接着剤には有機溶媒が含まれているため、その蒸気
が空気中に拡散して作業環境が汚染されるおそれがあっ
た。
【0005】本発明は上述した点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、接着剤のはみ出し等によ
る環境汚染等を防止するとともに、微細な部分にも容易
且つ正確にコイル2を接着固定できるロータリートラン
スの製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のロータリートラ
ンスの製造方法は、例えば図1に示すように、導線を巻
回したコイル2を加熱しながらフィルム状接着剤1に当
接し、このコイル2の接着面に接着剤1を溶融転着させ
てから、ロータリートランスのコア3の溝3a内にコイ
ル2を接着固定するものである。
【0007】
【作用】本発明のロータリートランスの製造方法によれ
ば、導線を巻回したコイル2を加熱しながらフィルム状
接着剤1に当接し、このコイル2の接着面に接着剤1を
溶融転着させてから、ロータリートランスのコア3の溝
3a内にコイル2を接着固定することにより、接着時に
接着剤のはみ出しが発生せず不良が減少するとともに、
コイル2挿入後の接着剤はみ出し除去等の手直し工程が
削減できる。
【0008】
【実施例】以下、図1及び図2を参照しながら、本発明
のロータリートランスの製造方法の一実施例について説
明する。
【0009】本例では、図1に示すように、8ミリVT
Rのロータリートランスのフェライトコア3とコイル2
の間にフィルム状接着剤1を挟むような構成のもとにコ
イル2とフェライトコア3の溝3aを接着固定させるも
のである。
【0010】フェライトコア3とコイル2との間に設置
されたフィルム状接着剤1(ソニーケミカル製、NP6
08)は、連続のフィルム状の形態をなしその面をフェ
ライトコア3の面又はコイル2が形成する面と平行にな
るように設置し、フェライトコア3の溝3aがある面の
上に重ねるように置く。このフィルム状接着剤1の厚さ
は60μmであり、軟化点は80〜100℃である。
【0011】フィルム状接着剤1の長手方向と直角方向
の一方の端にはリード線通し孔1aを設け、このリード
線通し孔1aの位置はフェライトコア3のリード線通し
孔3b(図3参照)と一致するようにする。フィルム状
接着剤1に設けたリード線通し孔1aの大きさは、コイ
ル2のリード線2aが通過できる程度とし、フィルム状
接着剤1がなるべく有効に接着部に使えるようにする。 リード線通し孔1aはフィルム状接着剤1に予め設けて
おくものであり、フィルム状接着剤1の長手方向に一定
間隔に設けることにより連続工程に便利なようにしてお
く。リード線通し孔1aの形状は、円形のみならず楕円
形、長方形等種々の形を採り得ることは勿論である。
【0012】フィルム状接着剤1の上に設置したコイル
2はリード線2aを除く部分であり、銅線にポリウレタ
ンを被覆した直径0.1mmの導線(自己融着付絶縁線
)を内径6.8mmとなるように6ターン巻回したもの
(東京特殊電線製)であり、フェライト3の溝3aに設
置するものである。
【0013】コイル2を形成する電線の両端はコイル2
の1ヶ所にまとめて、コイル2の作る面に直角となるよ
うにリード線2aを形成し、このリード線2aの長さは
一定長さとし、フィルム状接着剤1のリード線通し孔1
aとフェライトコア3のリード線通し孔3bを貫通する
ようにしてある。
【0014】フィルム状接着剤1の下にはフェライトコ
ア3を設置し、このフェライトコア3の上側の面には5
本の溝3aと各溝3aに対応したリード線通し孔3bを
設けてある。
【0015】フェライトコア3に設けてある溝3aは円
形をなし、その断面は逆台形状であり(図2参照)、コ
イル2が溝3aの下面に接着固定できるような幅を設け
てある。
【0016】また、フェライトコア3の溝3aの各々に
は1個のリード線通し孔3bを設けてあり、各コイル2
のリード線2aが貫通するようにしてある。
【0017】次に、本例の工程の手順について説明する
。本例では、まず、図1に示すようにフェライトコア3
の上にフィルム状接着剤1を設置し、さらにその上にコ
イル2を設置する。この際、フェライトコア3のリード
線通し孔3bとフィルム状接着剤1のリード線通し孔1
aとはそれぞれが一致するように設置し、コイル2のリ
ード線2aが双方のリード線通し孔1a,3bを貫通す
るようにする。
【0018】次に、図2(a)に示すようにフェライト
コア3、フィルム状接着剤1、及びコイル2とはそれぞ
れ接するようにし、このとき、コイル2はフェライトコ
ア3の溝3aの直上にくるようにする。
【0019】さらに、コイル2のリード線2aには電源
と接続し(図示せず)、2Aの交流電流を4秒間流す。 これにより、コイル2は90〜110℃に加熱され、こ
の熱によりコイル2と接しているフィルム状接着剤1の
面が溶融すると同時に、この溶融した接着剤1がコイル
2の下側の面に転着する。図2(b)に示すように、フ
ィルム状接着剤1のコイル2に接している部分が溶融し
、このコイル2を下側へ引張ると、コイル2は下側の面
に溶融した接着剤を付けたまま、フェライトコア3の溝
3a上に落下する。フェライトコア3は予め50〜60
℃に加熱してあり、落下したコイル3は、このコイル3
の下側についている接着剤によりフェライトコア3の溝
3aの底面と接着することになる。
【0020】次に、図2(b)に示すように、余分なフ
ィルム状接着剤1、つまり溶融しないで接着に寄与して
いない部分を取り除く。
【0021】以上の工程を繰り返すことにより、フェラ
イトコア3の他の溝3aについてもコイル2を接着する
ことができる。
【0022】最後に、コイル2が接着されているフェラ
イトコア3の各溝3aについて140℃、2kg/cm
2 で15秒間熱プレスで圧着し(図示せず)、コイル
2を各溝3aにしっかりと接着固定する。
【0023】以上、本例によれば接着時に接着剤のはみ
出しが発生せず不良が減少するとともに、コイル2挿入
後の接着剤はみ出し除去等の手直し工程が減少できる。
【0024】なお、本発明は上述実施例に限ることなく
本発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成が採
り得ることは勿論である。
【0025】
【発明の効果】本発明のロータリートランスの製造方法
によれば、フェライトコア3の溝3aとコイル2の接着
時に接着剤のはみ出しが発生せず不良が減少するととも
に、コイル2挿入後の接着剤はみ出し除去等の手直し工
程が削減できるという利益が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコイルの接着の例を示す説明図で
ある。
【図2】本発明によるコイルの接着工程の例を示す説明
図である。
【図3】従来のコイル接着の例を示す説明図である。
【図4】従来例の説明に用いる線図である。
【図5】従来例の説明に用いる線図である。
【符号の説明】
1  フィルム状接着剤 1a  リード線通し孔 2  コイル 2a  リード線 3  フェライトコア 3a  溝 3b  リード線通し孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  導線を巻回したコイルを加熱しながら
    フィルム状接着剤に当接し、該コイルの接着面に該接着
    剤を溶融転着させてから、ロータリートランスのコアの
    溝内に上記コイルを接着固定することを特徴とするロー
    タリートランスの製造方法。
JP3136479A 1991-06-07 1991-06-07 ロータリートランスの製造方法 Pending JPH04360505A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3136479A JPH04360505A (ja) 1991-06-07 1991-06-07 ロータリートランスの製造方法

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JP3136479A JPH04360505A (ja) 1991-06-07 1991-06-07 ロータリートランスの製造方法

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Publication Number Publication Date
JPH04360505A true JPH04360505A (ja) 1992-12-14

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ID=15176101

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JP3136479A Pending JPH04360505A (ja) 1991-06-07 1991-06-07 ロータリートランスの製造方法

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