JPH04360276A - 似顔絵作成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、似顔絵作成装置に係り
、特に初心者でも容易に好みの似顔絵を作成できる似顔
絵作成装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、人の似顔絵を作成する方法の一つ
として情報処理装置（似顔絵作成装置）が使われること
がある。この似顔絵作成装置は、ＣＲＴ等からなる「デ
ィスプレイ画面」と、データを入力する「入力装置」と
、「各種制御装置」等から構成されている。前記ディス
プレイ画面は、似顔絵を構成するための目、鼻、口、眉
、耳、髪形、顔の輪郭、髭、しわ、もみ上げ等の似顔絵
部品を表示する「似顔絵部品表示領域」と、これらの似
顔絵部品を組合わせて似顔絵を作成する「似顔絵作成領
域」とにより構成されている。

【０００３】かかる構成の似顔絵作成装置を用いて似顔
絵を作成する場合には、「似顔絵部品表示領域」に表示
されている似顔絵部品の目、鼻等の中からその人物に最
も似ている部品を選択し、その部品を似顔絵作成領域上
で適宜に配置しながら、似顔絵を作成していく。次に、
図４に示す似顔絵作成フローチャートに基づいて、従来
の似顔絵の作成手順を説明する。

【０００４】図４に示すように、先ず、似顔絵のどの部
分から作成するかを決定するために、今から作成しよう
とする似顔絵部品の種類を選択する（ステップＦ１）。 似顔絵部品の種類が選択されると、似顔絵部品表示領域
に前記選択部品の一覧が表示される（ステップＦ２）。 今、「鼻」が選択されたと仮定すると、オペレータは、
鼻部品の一覧の中から、作成しようとする人物の鼻の特
徴を最も良く現している部品を選択する。最も良く現さ
れた鼻が選択されると、その鼻は、自動的に似顔絵作成
領域の予め決められた場所に自動配置される（ステップ
Ｆ３）。自動配置する理由は、鼻は人間の顔のほぼ中央
部にあり、予め決められた位置（中央部）に鼻を配置す
ることにより、似顔絵の作成を容易にするためである。

【０００５】以上のようにして、例えば鼻の配置が終了
する。次に「目」を作成する場合には、ステップＦ４に
おいて、未だ全ての部品の配置が終了していないので、
再びステップＦ１の部品種類選択に戻り、「目」の部品
を選択する。以下同様にして、目、口、眉等の部品を順
次選択していき、全ての部品選択が終了した時点で、ス
テップＦ４において「ＹＥＳ」となり、似顔絵の作成が
終了する。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
似顔絵作成装置では、作成しようとする人物の特徴を把
握し、予め記憶されている似顔絵部品の中から前記人物
の特徴を最も良く表現した部品を選択することはなかな
か困難であり、熟練、美的センスが要求されていた。

【０００７】また、従来の機能としての似顔絵部品を選
択しさえすれば、自動的に似顔絵部品の配置が決定され
る機能は、誰でも似顔絵部品を選択しさえすれば、ある
程度の水準の似顔絵を作成できる点では優れている。し
かしその反面、部品配置を少し位置ずれさせれば、さら
に良い似顔絵が作成できるというような要求には応じら
れず、融通の効かないものとなっていた。

【０００８】かかる不都合を解決するために、個々の部
品の配置位置を任意位置に指定可能とすればよいが、こ
のようにすると、その位置の決定が困難となり、未習熟
者には適切な部品位置を指定することが困難であった。 そこで本発明は上記問題点を解決するためになされたも
のであり、個々の似顔絵部品の配置位置を指定可能にす
ると共に、未習熟者にも部品の位置指定が容易に行える
似顔絵作成装置を提供することを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を解決
するために、写真等に表示された人の顔に基づく画像デ
ータを入力する入力装置と、前記人の顔の画像データに
基づく画像を表示する表示装置と、似顔絵を描く際に部
品となる目・鼻等の似顔絵部品のデータを記憶する記憶
装置と、この記憶装置に記憶された似顔絵部品を任意に
選択する選択装置と、前記入力装置を介して前記表示装
置上に表示された人の顔に、前記選択装置を介して選択
された似顔絵部品を重ねて表示する表示制御装置と、を
備えて構成した。

【００１０】

【作用】本発明によれば、先ず、写真等に表示された人
の顔の画像を用意し、この顔画像を入力装置（例えば、
スキャナ）により読取り、表示装置に前記顔画像を表示
する。一方、予め記憶装置に人の目、鼻等の似顔絵部品
データを複数記憶しておき、例えば「鼻」の画像の一覧
を前記表示装置上に表示する。鼻の似顔絵部品一覧の中
から、前記表示された顔画像の特徴を最も良く現した鼻
を選択する。選択された鼻は、表示装置上で前記顔画像
と重ね合わされて同時に表示される。オペレータは、最
も良くその人の特徴を現した「鼻」を選択して、その人
の似顔絵の部品として決定する。以下、同様にして「目
」「口」等の部品を順次決定していく。

【００１１】

【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。図１（Ａ）に本発明の概略構成のブロック図を示
す。図１（Ａ）に示すように、ＣＰＵ１には入力装置と
してのマウス２とキーボード３が接続され、出力装置と
してプリンタ５が接続され、画面表示用ＶＲＡＭ（ビデ
オラム）として原稿画像表示ＶＲＡＭ６と似顔絵画像表
示ＶＲＡＭ７が接続され、記憶部としてＲＡＭで構成さ
れる似顔絵部品データ記憶部８と完成似顔絵データ記憶
部１０が接続され、原稿画像データの読込み装置（例え
ば、スキャナ）として原稿画像読込み部９が接続されて
いる。原稿画像表示ＶＲＡＭ６と似顔絵画像表示ＶＲＡ
Ｍ７には、ＣＲＴコントローラ１１が接続され、ＣＲＴ
コントローラ１１はディスプレイ装置４の表示制御を行
う。ＣＲＴコントローラ１１は、原稿画像表示ＶＲＡＭ
６と似顔絵画像表示ＶＲＡＭ７とに記憶されている画面
表示データを合成してディスプレイ装置４に表示する機
能を有している。似顔絵部品データ記憶部８には、目、
鼻、耳、口、眉、髪形等の似顔絵を構成する部品が予め
記憶されている。

【００１２】図１（Ｂ）に似顔絵作成装置の似顔絵作成
中のディスプレイ装置４のディスプレイ画面１２を示す
。図１（Ｂ）に示すように、ディスプレイ画面１２には
、似顔絵を構成するための目、鼻、口、眉、耳、髪形、
顔の輪郭、髭、しわ、もみ上げ等の似顔絵部品１５を表
示する似顔絵部品表示領域１４と、これらの似顔絵部品
から似顔絵を作成する似顔絵作成領域１３とにより構成
されている。似顔絵部品表示領域１４には、似顔絵部品
データ記憶部８に記憶されている似顔絵部品の一覧が表
示される。なお、図１（Ｂ）においては、８タイプの鼻
が表示されている場合を示す。

【００１３】次に、似顔絵作成手順を図２に示すフロー
チャートに基づいて説明する。先ず、スキャナ等からな
る原稿画像読込み部９により似顔絵を作成しようとする
人物の顔写真等の原稿画像データを読込む（ステップＳ
１）。読込まれた原稿画像データは、ＣＰＵ１により原
稿画像表示ＶＲＡＭ６に転送される（ステップＳ２）。 転送された原稿画像データは、ＣＲＴコントローラ１１
の制御によりディスプレイ画面１２の似顔絵作成領域１
３に表示される（ステップＳ３）。

【００１４】その人物の原稿画像がディスプレイ画面１
２に表示された場合には、似顔絵のどの部分から作成を
開始するかを決定するために、作成する似顔絵部品の種
類を選択する（ステップＳ４）。次いで、選択された似
顔絵部品のデータをＣＰＵ１が似顔絵部品データ記憶部
８から読込み、似顔絵画像表示ＶＲＡＭ７に部品一覧の
形式（例えば、８タイプの鼻一式）で転送する（ステッ
プＳ５）。転送された部品一覧は、ＣＲＴコントローラ
１１によりディスプレイ画面１２の似顔絵部品表示領域
１４に表示される（ステップＳ６）。即ち、ディスプレ
イ画面１２には、顔写真等に基づく原稿画像と、鼻等の
似顔絵の部品一覧が同時に表示される。

【００１５】オペレータは、ディスプレイ画面１２の似
顔絵作成領域１３に表示された原稿画像と、似顔絵部品
表示領域１４に表示された部品一覧を見比べて、最も適
している部品をマウス２をクリックすることにより選択
する（ステップＳ７）。マウス２の位置の移動に伴って
前記似顔絵画像表示ＶＲＡＭ７上のデータが制御され、
選択された似顔絵部品は、似顔絵作成領域１３を移動す
る。

【００１６】オペレータは、マウス２を操作して選択し
た似顔絵部品を、似顔絵作成領域１３に表示された原稿
画像の上に重ねながら、ステップＳ８において更に見比
べ、適当でないと思われる場合は、似顔絵部品の選択Ｓ
７を繰り返し最適なものを選択する。最適な部品が選択
されるとステップＳ８において、その似顔絵部品の最適
な配置場所を決定する。

【００１７】配置が決定されると、その似顔絵部品デー
タは似顔絵画像表示ＶＲＡＭ７に記憶され、ディスプレ
イ表示されると共に、前記ステップＳ７で選択された部
品の種類とステップＳ９で決定された配置位置を完成似
顔絵データ記憶部１０に記憶する。オペレータは、ステ
ップＳ１０において全ての部品の配置が完了していない
場合には、ステップＳ４に戻り、次に作成すべき似顔絵
部品の種類を選択する。全ての部品の配置が完了した場
合には、似顔絵の作成が終了する。

【００１８】以上のような手順により目、鼻、口、髪形
等を順次選択していき、似顔絵を完成させる。完成され
た似顔絵データは、完成似顔絵データ記憶部１０に記憶
される。このようにすれば、予め顔写真等が画面表示さ
れているので、例えば、鼻の配置を確実に行え、また、
顔写真の部品（例えば、鼻）と部品一覧の鼻を重ね合わ
せるので、良く似た部品を簡単に選択できる。なお、似
顔絵作成装置は、各部品の拡大縮小を自由に行えるのは
勿論である。

【００１９】次に、作成された似顔絵を修正する手順を
図３に示すフローチャートに基づいて説明する。先ず、
原稿読込み部９により修正しようとする人物の原稿画像
を読込み（ステップＳ１１）、原稿画像表示ＶＲＡＭ６
に転送する（ステップＳ１２）。一方、前述のように既
に作成済の完成似顔絵データは完成似顔絵データ記憶部
１０に記憶されているので、この完成似顔絵部品データ
を読出し、似顔絵画像表示ＶＲＡＭ７に転送する（ステ
ップＳ１３）。ステップＳ１４では、原稿画像表示ＶＲ
ＡＭ６と似顔絵画像表示ＶＲＡＭ７のデータをＣＲＴコ
ントローラ１１において、ディスプレイ装置４上に画像
を合成して表示する。

【００２０】オペレータは、ディスプレイ装置４上に表
示されている原稿画像と似顔絵画像を見比べ、修正する
似顔絵画像の部品上でクリックすることにより部品の種
類を選択する（ステップＳ１５）。選択された種類の部
品データは、似顔絵部品データ記憶部８から読み出され
、似顔絵画像表示ＶＲＡＭ７に転送することにより、似
顔絵部品表示領域１４に部品一覧としてディスプレイ画
面４上に表示する（ステップＳ１６）。オペレータは、
似顔絵作成時と同様に原稿画像を見ながら修正したい似
顔絵部品の代わりの最適な似顔絵部品を部品一覧からマ
ウス２をクリックすることにより選択する（ステップＳ
１７）。似顔絵部品はマウス２の動きと共に移動表示さ
れ、適当な位置でマウス２をクリックするとその似顔絵
部品の位置が決定される（ステップＳ１８）。位置が決
定されると、選択された似顔絵部品と配置位置を、完成
似顔絵データ記憶部１０に記憶する（ステップＳ１９）
。

【００２１】以上のようにして１個の部品の修正が完了
する。オペレータは、ステップＳ２０において、他にも
修正する部品があるか否かを判断し、ある場合はステッ
プＳ１５以降の修正作業を繰り返す。ステップＳ２０に
おいて修正が完了したと判断された場合は、似顔絵の修
正作業が終了する。

【００２２】以上に説明した似顔絵の作成、修正のいづ
れの場合にも、似顔絵画像表示記憶部７に展開されてい
る完成似顔絵画像は、必要に応じてプリンタ５から出力
することが可能である。

【００２３】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、作
成しようとする人物の顔の原稿画像を画面に表示しなが
ら似顔絵部品を選択できるので、似顔絵部品の選択が容
易となり、似顔絵部品の配置も自由に容易にでき、似顔
絵作成の初心者にも、容易に似顔絵を作成できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】（Ａ）は、本発明の実施例のブロック図、（Ｂ
）は、ディスプレイ装置のディスプレイ画面に表示した
場合の例を示す図である。

【図２】似顔絵作成の場合の動作を示すフローチャート
である。

【図３】似顔絵修正の場合の動作を示すフローチャート
である。

【図４】従来の似顔絵作成装置の動作を示すフローチャ
ートである。

【符号の説明】

１…ＣＰＵ ２…マウス（選択装置） ４…ディスプレイ装置（表示装置） ６…原稿画像表示ＶＲＡＭ ７…似顔絵画像表示ＶＲＡＭ ８…似顔絵部品データ記憶部（記憶装置）９…原稿画像
読込み部 １０…完成似顔絵記憶部 １１…ＣＲＴコントローラ（表示制御装置）１２…ディ
スプレイ画面 １５…似顔絵部品

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　写真等に表示された人の顔に基づく画
   像データを入力する入力装置と、前記人の顔の画像デー
   タに基づく画像を表示する表示装置と、似顔絵を描く際
   に部品となる目・鼻等の似顔絵部品のデータを記憶する
   記憶装置と、この記憶装置に記憶された似顔絵部品を任
   意に選択する選択装置と、前記入力装置を介して前記表
   示装置上に表示された人の顔に、前記選択装置を介して
   選択された似顔絵部品を重ねて表示する表示制御装置と
   、を備えたことを特徴とする似顔絵作成装置。