JPH09190546A - 自動画像編集装置 - Google Patents

自動画像編集装置

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JPH09190546A
JPH09190546A JP8019314A JP1931496A JPH09190546A JP H09190546 A JPH09190546 A JP H09190546A JP 8019314 A JP8019314 A JP 8019314A JP 1931496 A JP1931496 A JP 1931496A JP H09190546 A JPH09190546 A JP H09190546A
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images
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JP8019314A
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Kenji Suzuki
謙二 鈴木
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個別的な写真画像の内容や利用者の意向に即
した個別的画像編集が、基本的には自動的な編集機能に
サポートされながら必要に応じて非熟練者のわずかな機
器操作により実現する。 【解決手段】 自動的に生成されたレイアウトを追加的
に修正するための意思の入力手段116と、入力された
意思に基づき前記レイアウトを修正する修正手段106
とを備え、自動的に生成されたレイアウトを、入力され
た意思に基づき修正し、さらにはその画像状態を表示
し、レイアウト情報若しくはレイアウトされた複数の画
像のデータを出力するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真等をもとにし
た複数の画像のデジタルデータから自動的にレイアウト
を行い、鑑賞用途にプリントする種類の装置であって、
レイアウトに使用者の希望や好みを反映し得る高能率の
自動画像編集装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】銀塩印画紙上に焼き付けられた写真プリ
ントを台紙上にレイアウトし、ファイル形式に綴じて用
いるアルバムは古くから行われている写真の一般的な鑑
賞,整理の形態である。しかしこのような写真の用い方
が利用者に大きな負担をかけるようになり、新しい鑑
賞,整理の方法論の必要性が感じられている。
【0003】近年の技術的進歩により、カラー写真の利
用コストが著しく低下したことと、カメラの性能が著し
く改善し誰でも画質のよい写真撮影が手軽にできるよう
になったことから、一般の生活者の写真消費量は大きく
伸びている。特に、フイルムの現像と同時に規格サイズ
のプリントを全駒に行うサービスは自動化が容易でコス
トダウンが進んでいるため利用されることが多い。その
結果、一般の利用者は手元に大量の写真プリントを未整
理のまま持つようになった。写真プリントを台紙上にレ
イアウトして貼り付けたり、必要なコメントを書き加え
たりすることはかなりの手間であるから、写真の消費量
が増大するに従い処理しきれなくなってしまう。前回写
真店に依頼したプリントの分を整理しないうちに次のフ
イルムを撮り終わり、未整理のプリントが蓄積されてい
くのが平均的な利用者の実態である。何年かすると写真
が撮影された状況の記憶が失われてくるので、未整理の
ままの写真は人生の貴重な記録としての意義を失う。
【0004】すなわち、写真の技術革新は、写真を撮影
し現像しプリントするという面では大きく進んだが、こ
れらを鑑賞し整理し保存するという点ではほとんど進歩
がなかったわけである。写真の意義は、高画質の画像と
して長期の保存ができる点が大きいのであるから、現状
の技術のアンバランスは利用者に大きな負担をかけてい
るものと云える。
【0005】このような問題意識から見て有効と思われ
る解決手段として、一連の写真画像をレイアウトされた
状態でプリントする銀塩プリンタが、例えば特開昭60
ー35723号にて提案されている。同公開公報による
と、プリント倍率,方向変更,プリント枠指定手段の類
と、プリント系の2次元移動手段と、文字焼き付けまた
は印字手段とを特徴的に持つ銀塩プリンタが開示されて
いる。その目的は1枚の比較的大きな(例えばA4サイ
ズ)印画紙上に複数の写真画像をレイアウトされた状態
で焼き付けるものである。その動作原理は以下のようで
ある。
【0006】まず、印画紙への露光を行う前にあらかじ
め制御用のコンピュータにフイルム上の各駒のプリント
の有無,プリントの位置,プリントのサイズ、また挿入
すべきコメントの内容や位置を入力する。次に、現像済
のフイルムを1駒づつ送りながら各駒毎に先に入力した
プリント用制御データを参照しながらプリント系の光学
系と機構系を可変し、サイズや位置を各駒毎に指定通り
制御し焼き付ける。
【0007】非銀塩の技術では特開平3ー274047
号が公知である。同公開公報によると、写真をデジタル
化した画像データを用いて複数の駒を配列しプリント装
置に出力するにあたり、縦長の構図の写真が含まれる場
合にはその種の写真の数に応じて適切なレイアウトがあ
らかじめ用意されており、複数のレイアウトから選択す
ることができるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この種の従来技術はい
くつかの基本的問題を看過しており、複数の写真をレイ
アウトし出力したもので写真を鑑賞し保管するという文
化はあまり一般的にはなっていない。
【0009】まず第1に、レイアウト編集のように、複
雑な操作を要する内容は銀塩処理にはなじまないという
問題がある。今日の写真の低コスト化と大量消費を実現
したのは、定型サービスのプロセスを無人化できたこと
が大きな基盤である。レイアウト編集は対象となる写真
の内容により処理の最適性が異なってくるのみならず、
コメントの挿入や各駒の倍率設定等で利用者の意思を反
映させる必要もある。これらすべてのことを機構系,光
学系の制御を通して銀塩システムで実現しようとすると
極めて複雑な装置となるし、操作にも熟練したオペレー
タを要するため、一般の写真ユーザーが利用し得るコス
トで実現することは困難である。このような写真の使用
法は画像データのデジタル化とデジタル画像処理技術,
デジタル制御のプリンタを前提としてはじめて一般的実
用の可能性が展望できるものである。上記の特開平3ー
274047号は一応このような構成にそってはいる
が、実用するための重要な要因が多数欠落している。
【0010】従って本発明の1つの課題は、デジタル画
像処理をベースとして、上述のような写真の出力方法を
実用的に実現可能とする基本的な構成を示すことにあ
る。
【0011】第2には、本願発明者の検討によると、個
人的な写真のレイアウトを一般的に使用し得るようにす
るためには次の相反する課題に解決策を持たねばならな
い。すなわち、レイアウトの仕方は配列すべき写真の内
容と利用者の好みに依存する部分が大きく個別対応が必
要であるため、自動処理に適さない面がある。一方で個
人が利用できる写真の出力形態とするためには、低コス
トの方法でなければならない。コストの構成要素には機
材や紙等消耗品の原価のほか、個別のニーズに対応する
ための専門的オペレータの人的コストが含まれる。これ
まで開示されている従来技術の手法では特に後者の割合
が大きく、一般的に利用できるような状態には技術が完
成されていない。
【0012】(発明の目的)本発明の第1の目的は、個
別的な写真画像の内容や利用者の意向に即した個別的画
像編集が、基本的には自動的な編集機能にサポートされ
ながら必要に応じて非熟練者のわずかな機器操作により
実現することのできる自動画像編集装置を提供すること
にある。
【0013】本発明の第2の目的は、極めて実効的かつ
人間の感性によく適合するレイアウトを生成することの
できる自動画像編集装置を提供することにある。
【0014】本発明の第3の目的は、データ量の大きい
高精細写真画像を、極めて簡易な構成により編集対象と
して扱うことのできる自動画像編集装置を提供すること
にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1〜30記載の本発明は、イメージセ
ンサで走査または撮像された相異なる複数の画像のデジ
タルデータを入力する入力手段と、異なる複数の画像を
所定の基準により配列する自動レイアウト手段と、レイ
アウト情報若しくはレイアウトされた複数の画像の画像
データを出力する出力手段と、自動的に生成されたレイ
アウトを追加的に修正するための意思の入力手段と、入
力された意思に基づき上記レイアウトを修正する修正手
段とを備え、自動的に生成されたレイアウトを、入力さ
れた意思に基づき修正し、さらにはその画像状態を表示
し、レイアウト情報若しくはレイアウトされた複数の画
像のデータを出力するようにしている。
【0016】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項3〜5記載の本発明は、異なる重み若しくは属性
を有する複数のルールの結合に基づいて自動レイアウト
を実行したり、異なる複数の画像に異なる重み若しくは
属性を付与することに基づいて自動レイアウトを実行し
たり、又ルールの追加若しくは削除、ルールの重み若し
くは属性の変更、画像の重み若しくは属性の変更に基づ
いてレイアウトの修正を行うようにしている。
【0017】また、上記第3の目的を達成するために、
請求項7記載の本発明は、第1のデータ変換手段と、第
2のデータ変換手段とを具備し、前記第1のデータ変換
手段は、入力された画像のデジタルデータから所定の規
則性で画像データの精細度を減少し表示手段に供給し、
前記第2のデータ変換手段は、所定の直交関数系に基づ
く変換と量子化により入力された画像のデジタルデータ
を圧縮若しくは伸長し表示手段に供給するようにしてい
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0019】図1に本発明の実施の第1の形態に係る自
動画像編集装置を実施するためのハードウエア構成例を
示す。これ自身は汎用のコンピュータに一部の画像処理
用ハードウエアを付加したもので、格別特殊な構成では
ない。以下、各部の構成について説明する。
【0020】高速バス113には各種回路ブロックが接
続されている。すなわち、CPUやキャッシュメモリを
含むマザーボード101,メインメモリ102,ハード
ディスクメモリ114等の汎用ブロックのほか、デジタ
ル画像データソース110をインタフェースするための
回路103、情報量の大きい入力画像データを圧縮伸長
するための回路104とその圧縮データを記憶するため
の画像メモリ105、画像修正と画像編集を高速に行う
回路106、入力画像データを間引きしディスプレーデ
バイス111の表示解像力に整合させ記憶するための回
路107とインタフェース109、プリンタデバイス1
12にインタフェースするための回路108、意思入力
デバイス116とインタフェースするための回路115
等の回路要素を持つ。
【0021】前記デジタル画像データソース110はス
キャナー以外にも、CD−ROMその他のデータソース
が考えられる。CRT等の電気的ディスプレーデバイス
の解像度は、高精細のプリント出力の情報量には遠く及
ばないのが普通である。そこで本実施の形態では、デー
タ量削減のメカニズムをハードコピー印字用データとデ
ィスプレー用データとで別に設け各々を最適化してい
る。印字用データ圧縮回路104は画像の高精細情報を
損なうことなく高能率に圧縮する必要がある。写真の自
然画像の統計的性質を利用した直交関数変換をベースに
変換係数の量子化,符号化を行うものが望ましく、例え
ば離散コサイン変換を用いたJPEG等の方法がよい。
図1の構成の場合、バス113上では常に非圧縮の大容
量画像データが流れバスを占有する時間が多いのでバス
効率の面からは望ましくない。印字用画像データを扱い
入出力する回路ブロックのすべてに、バスとインタフェ
ースする側に圧縮解凍回路を付加すればバス効率を大き
く改善できる。
【0022】一方、一時的にCRT等のディスプレー上
に画像を表示するための回路107には、ディスプレー
デバイスの解像限界のためあまり大きな情報量は必要な
いので、むしろ処理の高速性やシンプル性が望まれる。
最も簡単には連続する画素データから所定の間隔でデー
タをピックアップし他を捨てる間引き処理が使用でき
る。多くのCRTディスプレーの水平表示解像度は50
0本ないし1000本以下であるので、高精細な印字用
データの3ないし5画素に1回のピックアップ程度で十
分である。無論垂直方向にも同様のレートで間引けるの
で、画像データ量としては著しく小さくなる。このよう
なコンピュータシステムは通常汎用のオペレーティング
システムを介し多くのソフトウエアモジュールの連動化
で機能するものであるが、公知の技術であり、また本発
明の主旨と関係ないので詳細は省略する。
【0023】以下、図2を用い、本発明の具体的動作フ
ローを説明するが、ここでは、デジタル画像データソー
ス110がフイルムスキャナーであり、現像済の長尺の
ネガフイルムを連続的に画像走査して複数の画像データ
を入力するという想定のもとで説明を行う。
【0024】ステップ(201)にて、所定の初期設定
が行われる。この初期設定は例えば、複数の画像のデジ
タルデータが連続的に入力される際、あらかじめ各駒の
要不要がわかっていればその情報を入力する。または、
後述する自動レイアウトのやり方について事前に方向づ
けをしておくことも可能であるし、CRT管面上に表示
されるインデックス表示の形態やインデックス表示とレ
イアウト表示の相対的な関係等も定義しておくことがで
きる。本実施の形態の設定用入力部材としては、CRT
管面上に表示された画像や画像のIDマークを特定する
ためのタッチパネル若しくはマウスと、ある種の機能を
特定するためのキーボード(もちろんタッチパネルでも
よい)、及び、文字入力用キーボードから成ることを想
定している。
【0025】初期設定について、図6及び図7を用いさ
らに詳細を説明する。
【0026】図6は初期設定時にCRT管面301上に
表示されるパターンの一例である。フイルム1巻分24
駒のID番号を表示する表示部601、特にレイアウト
上強調したい駒の番号を入力,表示する入力欄602、
各駒が横位置撮影か縦位置撮影か等を指定するためのフ
ァンクションキー603、最終レイアウトを何枚のシー
トに分けて出力するかを指定する入力欄604、そして
コメント入力する入力欄605から成る。
【0027】図2中にステップ(214)として示すよ
うに、CRT管面上のこれらの表示は公知のタッチパネ
ルやマウス,ジョイスティック等を用いて入力したいも
のを特定できる。フイルムの各駒のID番号等を用いて
あらかじめレイアウトに用いる駒がわかっている場合に
は、表示部601を見ながらその情報を入力する。多く
の場合はレイアウトに使用する駒はフイルムの全駒数の
半分以下であるから、初期設定をすべて不使用とし、必
要なものを指定する方が操作の手間が省ける。タッチパ
ネルであれば指定する駒の番号をただ指で押すことによ
り、またマウスやジョイスティックであれば指定する駒
の番号にカーソル移動しモメンタリスイッチをオンする
ことで指定できる。図6の表示部601にはこのように
して駒番号「3」,「6」,「8」,「11」,「1
7」,「23」をレイアウト用に使用設定した表示状態
が示されている。無論全駒の半分以上を使用する前提で
あれば、初期設定をすべて使用とし、不要なものを指定
する方が手間が省ける。
【0028】各駒の縦横指定をする手順を図7に示す。
【0029】ファンクションキー603をオンすると
(例えばタッチパネルであればキーを押す)キー表示が
反転し、縦横設定モードになる。この状態で縦横を変更
したい駒(表示部601上において)をオンすると、図
7中の駒「3」,「17」のように変更され表示され
る。写真の場合、8割方の撮影は横位置であるから初期
設定をすべて横位置とし、縦に変更するもののみを指定
する方が手間が省ける。
【0030】但し、縦位置撮影は上下についての不確定
性があるので、縦指定した駒を再度オンすると縦のまま
上下が入れ替えられるようにするとかの工夫が必要であ
る。この場合さらにもう一度オンすると横位置に戻る。
または1回オンする毎に90度回転するというやり方も
ある。
【0031】入力欄602,604,605について
は、入力したい欄を選択し、次に入力値を文字キーボー
ドから入力する。これらの初期設定シーケンスは必ずし
も人的な入力操作として行われる必要はない。フイルム
上に磁気記録層を設けた写真フイルムや、フイルムカー
トリッジ内にメモリ部材を含んだ構成は公知であるが、
これらのメモリ上にあらかじめ上記のような情報が書き
込まれていればそれを読み取り使用すればよい。また初
期設定を特に行わず、全駒を走査した後に設定を行うと
いう手順も考えられる。
【0032】図2に戻って、ステップ(202)以降を
説明する。
【0033】ステップ(202)では、各駒の要不要を
初期設定データから判定するが、この情報は以下のよう
に用いる。接続されているフイルムスキャナーが低速な
装置の場合、ある駒が不要であればその駒をスキップす
るようにフイルムスキャナーに制御信号を送出する。必
要であればステップ(203)に進み、1駒分の画像デ
ータを実際に走査してインタフェース103を通しコン
ピュータシステムへ取り込む。このような動作を行うの
は多くのフイルムスキャナーではフイルム上の画像の走
査と画像データの伝送に相当の時間を要するので、最終
的に不要な画像では一連のスキャナー動作を省略したい
為である。従って、十分高速なフィルムスキャナーと十
分高速なインタフェースを持つ場合にはすべてのフイル
ム画像の走査を一律に行い、不要な画像データもとりあ
えず「不要である」という属性を付加して保持する構成
の方がシステムのシンプル性,スループット,後処理の
自由度の面で勝ることもある。以降の説明は、基本的に
は後者の前提に沿って進める。
【0034】次のステップ(204)では、取り込まれ
た画像が順次CRT管面上にインデックスとして表示さ
れる。この様子を示したのが図3である。
【0035】図3(a)の例では、CRT管面301上
にレイアウトに必要な各駒が303−1,303−2の
ように順次配列され表示される。同図は303−5まで
入力が進んだ状況を示す。なお、点線枠302はレイア
ウトされ構成された画面が表示されるスペースで、デー
タ入力中の時点では完成された表示ではない。例えば初
期設定情報から何らかのレイアウト形態が前提できれ
ば、対応する画像データが得られた順に画面中にはめ込
んでいく等の動作が考えられる。
【0036】一方、図3(b)の例によれば、初期設定
情報からレイアウト上必要であるか否かにかかわらず、
連続するすべての駒を順次に走査しCRT管面301上
に表示する。初期情報により不要とされる駒は、304
のように斜線等のマークで区別できるようにする。本発
明の主旨は意思の入力に基づいて自動的に生成されたレ
イアウトの修正を行うことであり、各駒の要不要の変更
もその修正対象に含まれ得る。そのような操作性を考慮
した場合には、より高速なフィルムスキャナーを前提す
るが、図3(b)の表示形態の方が望ましいであろう。
このような入力表示動作を継続し、次のステップ(20
5)にて一連の入力が終了したと判定されれば次の動作
へ進む。
【0037】何れにしても、CRT管面301上への表
示は印字の際ほどの情報量を要しないのでデータのリダ
クションを行う。高精細の印字のためにはフイルムの走
査解像度はRGB各色で「4000×6000」程度あ
ることが望ましいが、ブラウン管表示では通常のフルカ
ラーCRT表示で「600×800」程度、高精細ブラ
ウン管でも「1000×1500」あれば十分である。
このようにCRT表示用データは情報量が少ない一方、
レイアウト編集の際頻繁にアクセスされるので印字用情
報とは別に固有の形態でメモリ中に保持することが望ま
しい。データリダクションの方法としては、一定周期で
間引く、または近傍の所定の画素数を平均化するという
シンプルな方法がかなり有効である。間引いたデータを
さらに適当な手法で圧縮すると極めてメモリ効率は改善
される。
【0038】一方印字用の画像情報では、システムに入
力された各画像のデータサイズはかなり大きいのですべ
てをメインメモリに記憶することは経済的でない。例え
ば、1画面あたりの走査解像度をRGBの3色各々につ
いて「4000×6000」とし、サンプリングを8ビ
ット階調とするとその情報量は72Mバイトである。フ
イルム1本に24駒の画像が記録されているとこれら全
部で1.728Gバイト必要になる。このような画像デ
ータをRAMに持つことは不経済であるし、一方、ハー
ドディスク等の補助記憶装置に格納すると各画面へのア
クセス性が著しく減じ、操作感が損なわれる。経済性と
操作感を両立する最良の方法は画像データを圧縮した
後、半導体等の高速メモリに保持することである。
【0039】図2で入力される各画像データはステップ
(215)にて圧縮され、続くステップ(216)にお
いて記憶される。圧縮し記憶されたデータは再度使用さ
れる際に、使用される目的に応じてステップ(217)
にて伸長される。画像データの圧縮アルゴリズムは多数
知られているが、写真等の自然画像ではJPEGのよう
にコサイン変換をベースにしたものが画質を良好に保持
しながら高圧縮率が得られる。上記の程度の解像度で走
査された自然画像では大きな画質劣化なしに数10分の
1の情報量に圧縮できることが知られている。
【0040】フイルムスキャンを終了した時点で、必要
であれば図2に示す様にステップ(206)を設け、こ
こで中間設定を行う。この設定操作の意味は初期設定を
補充し、または初期設定を訂正してレイアウトに必要な
パラメータの設定を行うことである。初期設定時にはフ
イルム画像のデータが存在してないので、十分なパラメ
ータの決定がむずかしいことが多い。このステップ(2
06)の時点ではすべてのフイルム画像が操作され、か
つインデックス状に各画像がCRTに配列され確認でき
る状態にあるから妥当なレイアウトイメージをはるかに
想像しやすい。設定用の画像は図6と同じものでもよ
い。但し、初期設定時ではフイルム画像のデータがない
ので表示部601は各駒の番号を配列したものであった
が、ステップ(206)では各駒は画像走査された後で
あるから画像そのものの表示ができ、またその方が望ま
しいのは無論である。低速のフィルムスキャナーのため
に不使用の画像をスキップした場合には、走査した駒の
み画像表示するという考えもある。ステップ(206)
の場合、各画像の走査値が上記ステップ(204)の表
示動作の結果として既にCRT管面上に表示されている
ので、これをそのまま使用してもよい。
【0041】図4及び図5はこのときの表示と入力の一
例を表したものであり、図3(b)の全駒走査と表示動
作をフイルム1巻分終了した状態が図4である。図5は
パラメータ入力用のファンクションキーの配列であり、
図中、501(501−1〜501−4)はキーパッド
である。また、502は液晶表示器で、各キーの機能を
表示し各キーの機能は変更可能である。
【0042】例えば図5の例においては、キー501−
1は各駒のレイアウト上の要否を入力または変更するも
のである。同キーを押すとキー内部の光源(LED等)
が発光しそのキーの表す機能が入力状態であることを示
し、この状態で図4の各駒の表示位置を指で触れると管
面がタッチパネルになっていて各駒の使用不使用が反転
する。キー501−2は図6のファンクションキー60
3と同様に用いる。キー501−3は各駒のレイアウト
サイズを変更するもので、このキーを選択した状態で特
定の駒表示に触れれば、その駒のサイズを触れる毎に所
定倍率(例えば25%)大きくすることができる。キー
501−3はダブル押しすると縮小キーとしても機能
し、そのときは対応する液晶表示が「縮小」と表示され
る。
【0043】図2のステップ(207)では、最初の自
動レイアウトを行う。自動的に複数の写真をレイアウト
する方法は大分して2つある。
【0044】第1の方法は、レイアウトすべき画像の数
等のパラメータで細かく場合分けし、各々の場合につい
て明確に定義されたレイアウトパターンをあらかじめ用
意しておくことである。レイアウトパターンの生成は多
数のパターンの中から1個を特定すればよく、これは技
術的に容易でかつ結果は確実である。但し、この方法で
はあまり多種のパラメータを扱うと、それらのすべての
値の組み合わせに対応するレイアウト数は膨大になり現
実的でない。
【0045】第2の方法は、レイアウトすべき画像の情
報からその都度レイアウトパターンを演算により生成す
ることである。この方法はどのような要請にもある程度
応じられる点で優れているが、最適問題の定式化と解法
を要し結果のアルゴリズム依存性が大きい。また非線形
問題に帰着されることが多く、結果の予測が困難であ
る。
【0046】このように両者は一長一短あるので場合に
より使い分け、より望ましくは両者を併用するのがよ
い。例えば自動レイアウトを非線形な最適問題として扱
うと初期値の与え方が結果に大きく影響するが、少数の
パラメータで定型的パターンを特定し、その後に考慮さ
れていない残りのパラメータを加えて演算を行えば結果
の安定性が得られる。このステップ(207)の初期レ
イアウトとしては、定型化された複数のテンプレート
(208)の中から1個を選ぶことに重点を置いた方が
効率的である。
【0047】あらかじめ用意すべきテンプレートの種類
は以下のように考えればよい。
【0048】テンプレートを分類する基本的パラメータ
は、大きさ,形状の異なる画像の種類と各枚数である。
説明のために議論を単純化して、大きさについては、
“大”“中”“小”の3種類があるものとする。“中”
が基本的なレイアウトサイズ、“大”は特に強調したい
ハイライト駒のサイズ、“小”はインデックス状に多数
並べるときの使用サイズである。又、1つのレイアウト
の中に“大”と“小”の混在は許容しないものとする。
何故なら、インデックス状の小サイズ画像の配列の中に
特別大きなハイライトを入れることはバランスが悪く、
需要もないからである。面積換算で“大”は“中”の2
倍,“中”は“小”の4倍とし、1個のレイアウトに配
列できる画像の量は画像間の重なりを許容しないときに
小サイズ換算で24枚、画像間の重なりを許容するとき
に小サイズ換算で36枚とする。
【0049】以上のルールの基に取り得る画像の種類と
枚数の組み合わせは、図8で基本的には表わされる。
【0050】図8(a)は大サイズと中サイズが混在し
た場合、図8(b)は中サイズと小サイズが混在した場
合である。図8(a)では上記ルールの下に可能なすべ
ての組み合わせが表現されているが、図8(b)では繁
雑を避けるため小サイズ画像の数は4の倍数のみ記載さ
れている。記載されない小サイズ画像数を伴う場合の解
釈は、その数より大きい最小の記載値の場合と同じと考
えてよい。図中でYはルール上許容されかつデザイン上
望ましい組み合わせ、(Y)は同じくルール上許容され
かつデザイン上望ましいが画像の重なりを必要とする組
み合わせ、yはルール上許容されるがあまりデザイン上
望ましくない組み合わせ、同じく(y)はルール上許容
されるがあまりデザイン上望ましくなくかつ画像の重な
りを必要とする組み合わせ、nはルール上許容されない
組み合わせである。
【0051】ルール上許容されるがあまりデザイン上望
ましくない組み合わせとは、画像内容を表示するための
面積余地はあるものの、配置に過密感を与えたり、また
は配置が疎になりすぎアンバランスな印象を与えるもの
である。
【0052】これらの図中のnで無いすべての場合につ
いて画像配置をあらかじめ定めたテンプレートを準備し
ておく。例えば大サイズ1枚,中サイズ4枚という場合
を例にとり説明する。
【0053】図9(a)及び(b)はすべての駒が横長
の方向の場合の配置である。図9(a)は大サイズの駒
901を中央に置いた第1優先の配置で、最も対称性が
高く一般的に好まれる傾向がある。図9(b)は大サイ
ズの駒906を最上部に置き、この駒の強調性を高めた
やり方である。
【0054】この様に同一の枚数パラメータの下でも複
数の定型的テンプレートを定義し得るので、該当するテ
ンプレートを並列してCRT上に表示し、それらの1個
を選択するとか、または何らかの入力操作により順次に
変更し得るようにシステムを構成することが望ましい。
【0055】図10(a)及び(b)は縦長方向の駒を
含む場合のテンプレート例である。図10(a)では駒
915が縦長であり、図10(b)では駒919と92
0が縦長である。もちろんこのようなテンプレートを選
択し得るためには何れかの設定ステップ(201),
(206),(209)等で縦長配置の駒のサイズと数
がシステムに伝えられている必要がある。
【0056】1枚のシート上に配置すべき画像の数が多
いとか、大サイズの駒数が多いときには少なくとも一部
の画像を重ねないとレイアウトすることができない。図
11(a),(b)はそのような配置の例である。図1
1(a)は大サイズ3枚と中サイズ2枚、図11(b)
は大サイズ2枚と中サイズ3枚のレイアウト例である。
先の図8(a)によれば、両者とも重ね合わせを要する
が、レイアウト可能でかつ推奨される分類に属する。一
般に写真画像の四隅に重要な被写体があることはまれな
ので、互いの写真画像の四隅で重ねると画像の鑑賞性を
損なうことは少ない。
【0057】次に、小サイズ画像を含むレイアウトであ
るところのテンプレートの例を図12及び図13により
説明する。
【0058】図12,図13は近年最もよく用いられて
いる24枚撮りフイルムの1本分の画像を1枚のシート
上にインデックス的に表示するものである。図12
(a)はすべての駒を単純に同一方向に配列したもの
で、図12(b)では縦長構図の写真1001〜100
7をそれを指定する入力に基づき方向転換を行ってい
る。横長構図と縦長構図がランダムに混在するレイアウ
トは必ずしも好まれないので、図13(a)のように分
けて整理してしまうやり方でもよい。但し、この場合に
は駒の順序がフイルムに記録されている順序とは異なる
ので、フイルム上の駒として特定できるように何らかの
番号,マーク等を画像に付する必要がある。
【0059】また、1011〜1015のように縦長画
像を1列に配置すべき妥当な数は横長の場合と異なるの
で別のレイアウトテンプレートを要する。この例では横
長画像の配置を調整するため、1008〜1010の列
を設けている。表示すべき全部の駒数とそのうちの縦長
の駒数の組み合わせ毎に異なるテンプレートを用意する
のが最もシンプルな方法である。
【0060】図13(a)の中から2枚の画像をハイラ
イトとして中サイズに拡大し、減少した配置スペースに
残りの22駒を重ねて表示した例が図13(b)であ
る。ハイライト駒1016,1017の大きさは面積換
算で小サイズ画像の4倍である。初期レイアウトは定型
化されたテンプレートの選択という動作にとどまらず、
演算その他の手段を含むものであってもよい。これら他
の手法については自動レイアウトの演算方法として一括
して後述する。
【0061】以上のように初期レイアウト処理が完了す
ると、次にステップ(210)に移行し、レイアウト表
示を行う。選択されもしくは演算されたレイアウトに沿
って各画像が配置され、全体として表示される。表示形
態は、レイアウト画像と各駒のインデックス的配列とを
同時に表示するものでもよく、またはレイアウト画像の
みを表示可能領域に大きく出してもよい。
【0062】前者の場合はその後の修正,編集作業がや
り易いが、各々の表示が小さくなるので画像が見づら
い。一方、後者の場合は個々の画像が大きく表示され見
易いが、もとの一連の画像が実際にレイアウトに使用さ
れているもの以外表示されないので、修正の内容によっ
てはレイアウト修正がしづらい。例えば、レイアウトに
使用する駒を現在使用していない駒と入れ替えるような
場合である。
【0063】このステップ(210)のレイアウト表示
に用いる画像データは、デジタルデータソースから読み
込まれたデータをそのまま使用するのはシステム構成上
あまり妥当ではない。先にも述べた通り、CRT表示用
データは印字用データより遥かに少ない情報量でよく、
一般に精細度を減少させたデータで十分であるし、圧縮
伸長技術を用いる場合にもその最適な方式は異なる。何
れにしても、何らか加工された画像データを用いるのが
原則である。
【0064】次にステップ(211)へ進み、レイアウ
トされた画像の修正や変更に関する意思入力を受け付け
る。ここで入力されるべき意思の内容は多様であるが、
以下のものが典型的である。
【0065】(1)各画像の縦横を変更する。
【0066】(2)各画像のサイズ、形状比を変更す
る。
【0067】(3)トリミングする。
【0068】(4)ハイライトされる画像を入力する、
または変更する。
【0069】(5)レイアウトに新たな駒を追加する。
【0070】(6)レイアウトに不要な駒を削除する。
【0071】(7)レイアウトに使用する駒を現在不使
用の駒と入れ替える。
【0072】(8)各画像の位置を変更する。
【0073】(9)写真画像と合成して使用する人工画
像の種類を選択する。
【0074】(10)コメントを挿入する位置を入力す
る。
【0075】(11)コメントを挿入する。
【0076】(12)レイアウトの基本パターンを変更
する。
【0077】(13)生成されたレイアウトを承認す
る。
【0078】一方、これらの編集意図を入力するための
入力操作を行うステップ(214)は、先に初期設定,
中間設定のステップで説明した通り、マウス,ジョイス
ティック,キーボード,スクリーンタッチパネル等が考
えられる。何れにしても、画面上の特定の位置を示す為
のポインティングデバイスと意思伝達のためのオンオフ
スイッチの組み合わせが主要部分で、これに文字入力用
のキーボードを加えたものが基本である。入力用のキー
ボードやCRT管面表示は、図5,図6,図7のものを
用いてもある程度のことはできるが、多様な修正メニュ
ーに応じるにはユーザーインタフェースを最適な形態に
構成し直す方がよい。
【0079】図14は、ステップ(211)で用いるの
に好適なCRT管面表示である。オペレータはこれを見
ながらマウスやタッチパネルで操作する。
【0080】図14のCRT管面1101上の表示は大
別して、レイアウト表示部1102,インデックス表示
部1103,ファンクションキー1109〜1113か
ら成る。
【0081】レイアウト表示部1102は、初期設定や
中間設定により設定されたパラメータにより生成された
レイアウト、もしくはそれに修正を加えた結果としての
その時点におけるレイアウトを表示する部分である。イ
ンデックス表示部1103は、例えばフイルム1本分の
全画像の表示を行う部分である。原則としてこの部分に
はシステムに入力されレイアウト作業に関連のあるすべ
ての画像が表示される。駒選択のバランスを考えたりも
するので、現にレイアウトに使用されてはいないが修正
により使用される可能性のある全画像を表示する。フィ
ルムスキャナーが走査をスキップしたとき等、システム
が該当する画像情報を持たないときは画像内容そのもの
の表示はできないので駒番号のみを表示する場合もあ
る。
【0082】本実施の形態において、画像の拡大縮小,
入れ替え,追加,削除等の基本的レイアウト操作はファ
ンクションキーの操作を介することなく実行できる。基
本操作をそのように簡潔に構成することは生産性を向上
し、作業コストを低減させる重要な改善である。
【0083】図16は、レイアウト画像の中の1駒(例
えば駒1104)を指定したときにその駒の表示に関す
る修正内容を受け付ける管面の状態を表わしている。な
お、駒の指定は例えばタッチパネルであれば単に表示さ
れているその駒1104を管面上で指で押せば選択され
る。この選択を解除するには再度同一駒を選択する、他
を選択する、解除のための特別な入力を行う等いろいろ
考えられる。駒1104を指定することによりこの駒の
画像の属性を変更するための表示部1201〜1204
が現われる。レイアウト全体に関連するパラメータは管
面下のファンクションキー1109〜1113で指定な
いし入力され、個別の駒に関連するパラメータはその画
像の近傍で指定ないし入力するようにすれば扱い易い。
【0084】表示部1201は画面の縦横の方向を変え
るためのもので、この表示部を1度選択する毎に画像が
90度回転する。表示部1202は画像の大きさを拡大
縮小するためのもので、表示部1202に表示される大
きい方の長方形を選択する毎に画像は1ステップ大きく
なり、小さい方の長方形を選択する毎に画像は1ステッ
プ小さくなる。変換ステップの幅はシステムの用途に応
じて任意に決めればよい。表示部1203は画像のトリ
ミングをするためのもので、画像枠のサイズを一定に保
ったまま画像の倍率を変化させる。図中で左の表示を選
択すれば縮小され(ワイド側)、右の表示を選択すれば
拡大される(テレ側)。拡大縮小のステップの幅はシス
テムの用途に応じて任意に決めればよい。
【0085】また、トリミングの際には拡大縮小の中心
点を決める必要があり、画像1104の中の1点をポイ
ンティングデバイスで指定することにより決められる。
指定した位置は図16(b)中の1205のように何ら
かのマーカーで表示される。指定するタイミングは駒1
104を選択するときの指定操作が初期値として使用で
きるほか、同駒の選択中に行う駒中へのポインティング
操作,表示部1203を選択中に行う駒中へのポインテ
ィング操作を初期値としてあるいは設定変更値として使
用できる。特にポインティング操作がなければその時点
の画面中心を拡大縮小の中心とみなす。
【0086】なお、トリミングの中心位置設定という形
態以外に、適当な倍率に拡大縮小された画像そのものを
駒1104の枠に対し移動させるという考えもある。そ
の場合にはポインティングデバイスで駒1104の画像
を選択しながら指示点を移動させるという方法が妥当で
あろう。
【0087】表示部1204は選択された駒にハイライ
ト駒の属性を付与するためのものである。また、既にハ
イライト指定されている場合には付与されていた属性を
否定する。ハイライト駒は特定の少数の駒を表示サイ
ズ,表示位置の面で優先して扱うもので、一連のレイア
ウト用画像の中でも最も良いものが選ばれる。ある駒を
ハイライト指定すると自動的にそのような配置のレイア
ウトが得られるわけである。
【0088】図17は各駒の個別操作を行うための別の
表示形態である。前出の図16のタイプは操作用表示が
大きくとられており、選択されなかった隣接の駒が隠さ
れてしまうのでレイアウト全体が見づらい。この図17
の操作用表示は図16のものと同一の機能をよりコンパ
クトに整理してある他、図17(b),(c)のように
選択された駒の近傍で望ましい位置に移動させることが
できる。
【0089】図14に戻り、他のレイアウト操作の方法
について説明する。
【0090】レイアウトに用いる画像の入れ替えは以下
のように行う。例えばレイアウトされている画像110
4の内容をインデックス表示されている画像1114と
入れ替えたいときは、1104を選択し、引き続いて1
114を選択する。またはその逆順の操作としてもよ
い。これでインデックス中の駒1114の内容が110
4にレイアウトされる。一方、それまで1104に表示
されていた画像は1114〜1137までのインデック
ス中に元々表示されており、必要なら再度選択すること
は可能である。
【0091】レイアウトに新たな画像を追加するには以
下のように操作する。例えばレイアウト画面の表示部1
102に駒1114の画像を追加したい場合、駒111
4を選択し、次に表示部1102の余白部をポインティ
ングする。画像が1枚追加された結果、このレイアウト
は大サイズ1枚,中サイズ5枚の組み合わせとなり、図
8(a)によればこれは可能だがあまり推奨されない組
み合わせである。可能な組み合わせについては、配置の
テンプレートを保有しているのでそれに沿って再レイア
ウトを行う。
【0092】レイアウトから画像を削除するには以下の
ように操作する。例えばレイアウト画面の表示部110
2から画像1107を削除したい場合、画像1107を
ポインティングデバイスで選択し、次にトラッシュ表示
部1138を選択する。既に選択されている画像が有り
画像の選択状態が蓄積される動作モードでは、表示部1
138の選択による画像削除は操作が煩わしくまた誤操
作し易い。
【0093】他に有効な操作手順としては、画像の選択
操作とトラッシュ表示部1138の選択操作の同時性を
要求するやり方がある。例えば前出の例でポインティン
グデバイスがタッチパネルの場合、画像1107を指で
指示しながら表示部1138を指示する。タッチパネル
が同時に2点のポインティングを検出できない場合に
は、画像1107を指で指示した後、指をパネルから離
さずに移動させ、表示部1138までドラッグすること
で代替操作できる。順番はその逆でもよい。画像が1枚
削除された結果、このレイアウトは大サイズ1枚,中サ
イズ3枚の組み合わせとなり、図8(a)によればこれ
は可能な組み合わせである。可能な組み合わせについて
は、配置のテンプレートを保有しているのでそれに沿っ
て再レイアウトを行う。
【0094】次に、図14のファンクションキー110
9〜1113を用いた画面全体のレイアウト制御につい
て説明する。
【0095】キー1109は自動レイアウトモードと手
動レイアウトモードを切り替えるためのもので、1回選
択する毎にモードが反転する。手動モードでは各種の細
かい操作が可能である。図15は手動を選択した際のC
RT管面表示で、1109がその旨を示すほか、インデ
ックス表示に変わり、マニュアルレイアウト制御表示部
1139が現われる。
【0096】前記マニュアルレイアウト制御表示部11
39での1140〜1145はレイアウト操作の内容を
示すキーで、各々を選択することによりさらにその操作
の詳細な操作選択枝が表示される。一例として図示した
ものは、キー1140が拡大、キー1141は右回り回
転、キー1142は画像境界部の表現、キー1143は
縮小、キー1144は左回り回転、キー1145は縦横
の比率変更である。なお、キー1142の境界部表現と
は各駒の画像端が下地と接する縁の表現形式の選択であ
り、明確な線で区切ったり、徐々にぼかしたりいろいろ
な表現形式が選べる。
【0097】図15において、操作の対象となる駒を特
定するにはその駒を単にポインティングデバイスで選択
すればよい。この場合複数の駒を同時に選択してもよ
く、選択されたすべての駒は何らかの選択表示が付され
同一の内容で操作される。既に選択された一部の駒を選
択から外すにはその駒を再度ポインティングデバイスで
選択する。レイアウト表示されているすべての駒に同一
の操作を加える場合には表示部1146により全駒を操
作対象にできる。これにより、全選択したのち一部を個
別選択すると、それらの一部駒のみ操作対象からはずす
ことができる。通常用いられるポインティングデバイス
による選択操作は次の選択操作により前の状態がクリア
されるが本実施の形態では、ランダムな順序での任意な
選択を許すため個々の選択操作が累積され必要に応じて
全部を選択ないしクリアする手順が望ましい。
【0098】図14に戻って、キー1110は画質制御
パラメータを設定するためのものである。画質制御パラ
メータとしては色変換特性やガンマ変換特性が最も基本
的因子であるが、その他スキャナーの解像度設定やデジ
タルフィルタリングの方法,マスキング処理の方法等多
様な画質制御技法がありこれらを設定する。このキーを
選択することにより、前例と同様にインデックス画面1
103に代わり画質制御パラメータ設定画面が現われる
が、本発明の主旨と関係ないので詳細は省略する。
【0099】キー1111は文字をレイアウト中に挿入
するためのものである。この表示を選択中にレイアウト
表示部の1点を選択するとその位置に文字列を挿入すべ
く全体が再配置される。キー1111を選択中にレイア
ウト画面内でポインティングされた位置の例を、図18
(a)に示している。例えばレイアウト画面上部の位置
1401を指定すると、これは全レイアウトの最上部に
コメントを挿入する意図と推定し、図18(b)の14
04のようにコメント欄を配置する。このとき画像11
04〜1108は全体として下方にシフトしなければな
らないので画像間距離や倍率を僅かに見直しながらシフ
トされる。これらのレイアウト調整は当然自動的に為さ
れる〔図18(b)の1104´〜1108´参照〕。
位置1402をポインティングすると画面中心にコメン
ト挿入欄を設定する適当な再配置が存在しないことか
ら、その旨警告表示が出される。位置1403をポイン
ティングすると図18(c)のコメント欄1405が設
定され、この場合画像の再配置は1107だけに対して
行われる。
【0100】キー1112は自動レイアウトのパラメー
タを設定するための入力である。後述するがレイアウト
を自動的に生成するには複数個の配列ルールのバランス
をとりながら演算により調整する必要があり、どのよう
な演算評価体系とルールの組と各ルールの重みバランス
を選ぶかで結果が変化する。
【0101】キー1113は配列処理を終了し印刷プロ
セスへ移行するための指示を行うものである。このキー
を選択することにより前例と同様にインデックス画面1
103に代わり自動レイアウトパラメータ設定画面が現
われる。
【0102】以上のようにして図2のステップ(21
1)の意思入力を行い、次のステップ(212)へ進
む。そして、ここで配列処理を終了し印刷プロセスへ移
行する場合はステップ(213)へ進み、一方何らかの
再配列処理を要する場合にはステップ(209)の自動
レイアウトを行い、結果を表示し再度意思入力を受け付
けるループの中で処理を繰り返す。
【0103】以下、ステップ(209)の自動レイアウ
トの方法について説明する。
【0104】このステップで、複数の写真画像を1枚の
シート上に見た目に美しく自動配置するには、所定のア
ルゴリズムを用いた配置の演算を必要とする。演算の仕
方はいろいろ考えられるが、重要なことは結果としてコ
ントロールすべきパラメータを正しく把握し、演算によ
る評価が主観的な視覚評価に対応するような演算体系を
つくりあげることである。本願発明者らの検討によれ
ば、評価すべきパラメータとしては以下のようなものが
ある。
【0105】(1)複数の駒の縁の揃い方。とりわけ、
下側の縁が揃わないと、レイアウトパターンは大変見苦
しいものになる。
【0106】(2)配置の上下左右の対称性。配置の対
称性は好みの問題でもあるが、対称性が高い方が平均的
には高い主観評価が得られることが多い。
【0107】(3)各駒間の距離の絶対値とバランス。
最適な距離絶対値は各駒の表示サイズに依存し、一般に
画面サイズが大きいと駒間距離も大きくした方が見栄え
がよい。
【0108】(4)左右方向または上下方向に同一サイ
ズの駒を3駒以上続けて並べる場合、各駒間距離を同一
にする。
【0109】(5)特定の駒をハイライトとして扱い相
対的に他より大きくしたい場合、その配置は左右方向に
は略中央とし、上下方向には中央部もしくは上部とする
のがよい。
【0110】(6)上記ルールにかかわらず、ハイライ
トの駒が極めて横長のアスペクト比を持つ場合(例えば
いわゆるパノラマサイズ)には、上下方向には中央部も
しくは下部とした方が安定がよい。
【0111】(7)特定の場所に駒間の空スペース面積
が集中すると、レイアウトのバランスがくずれる。
【0112】これらのルールを妥当なバランスで実現す
るための演算手法はいろいろ考えられる。最も解析的な
アプローチとしては、上記ルールを数式化して優先度の
高い順にならべ、順番に条件式を解いていく方法があ
る。
【0113】上記のような方法では順位の高いルールが
絶対的に優先されるので、下位のルールを満足する余地
がなくなってしまうことがある。演算の複雑さは増して
も、複数のルールのバランスをとりながらレイアウトを
する演算体系が望ましい。そのような方法としては、ル
ールの理想からのずれを数値化し、ずれの2乗和を評価
関数として、この評価関数を最小化することが考えられ
る。すなわち Q=Σk Wk×(Rk−Rk02 ……(1) を最小化すればよい。Wkは各々のルールの重みであ
る。Rkはルールkを数値化したときのある状態での
値、Rk0 はその理想値である。Rk,Rk0 等は上記
の各ルールの内容を具体的に表現するパラメータ、例え
ば各駒間距離,駒間距離の差異,駒の分布の対称性,各
駒の下縁と共通の仮想水平ラインとの距離等で数学的に
記述される。
【0114】さらに、上記パラメータは各駒の中心座標
と倍率とアスペクト比の3つの基本因子から記述され
る。複数の独立変数に依存する評価関数を最適化する数
学的手法は数多く知られているので、それらを用い上の
関数Qを最小にする基本因子を求めればよい。通常とら
れる手法は各独立因子に対する評価関数の変化を調べ、
その依存性がローカルには線形であるとみなして最適問
題を逐次的な線形方程式の解法に帰着させる。
【0115】図2のフローでは、ステップ(209)の
演算はステップ(211)で指示された修正内容を反映
すればよい。一般に多変数の非線形最適問題は初期条件
の選び方で解が異なってくることが多く予測が難しい。
しかし本実施の形態では、ステップ(207)の初期レ
イアウトが妥当な初期条件を与えており、極めて収束の
よい挙動が得られる。
【0116】もう1つの有力な方法はファジー推論、も
しくはニューロファジー推論である。この場合にも演算
体系の組み立て方は上記(1)式に類似しており、各々
の配列ルールをファジー論的に記述し重みを付して演算
することによりバランスのとれた妥当な結論が得られ
る。この算法の一般論はよく知られた公知の手法なので
詳細は省略する。
【0117】(実施の第2の形態)次に、本発明の実施
の第2の形態について説明する。
【0118】本発明の実施の形態としては、実に多くの
バリエーションがあり得るが、アルバム風レイアウトに
おいて最も基本的なことは、レイアウトに用いる写真画
像の選択,縦横の方向指定,各写真画像のサイズ指定が
効率よく入力でき、入力した指示に基づく新しい画面が
全体のバランスを損なうことなく美しく実現されること
にある。その意味で最も基本的な操作の一つであるハイ
ライト処理について、実施の第2の形態として、以下に
詳細に説明する。
【0119】ハイライト駒の操作が一般の駒と異なる点
は、ハイライト駒はレイアウトの中心を成すものであ
り、表示サイズも大きいので、ハイライト駒の表示の変
更はその駒のみでなくレイアウト全体として調整しない
とバランスが維持できないところにある。図19(a)
の様に、ハイライト駒1501と一般駒1502〜15
05の5個の写真画像から成るレイアウトを例にとり、
ハイライト駒1501のサイズを大きくする際の処理を
説明する。
【0120】操作手順としては、図16(a)の様にし
て駒1501をポインティングデバイスで選択し、表示
部1203の右側マークを指定する。この結果、図2の
ステップ(209)の自動レイアウトループが一巡さ
れ、図19(b)が得られる。ハイライト駒1501は
所定倍率拡大されて駒1506となり、他の一般駒はハ
イライト駒のサイズが大きくなったために上下方向に移
動して各々1502’〜1505’の位置に配置され
る。さらに再度ハイライト駒1506を拡大処理すると
図19(c)となる。ハイライト駒1507は大変強調
されて大きいので他の一般駒のサイズを維持しながら妥
当に配置できず、若干の縮小を行った結果、1508〜
1511のように配置される。
【0121】多くの場合、ハイライト駒の何らかの変更
はこのようにレイアウト全体に影響を与える。各駒につ
いて個別に配置調整を行うことは極めて非能率的で作業
性を損なうので、自動レイアウトアルゴリズムに基づく
統一的扱いが有効である。
【0122】図20はハイライト処理に関連する他の例
を示す。
【0123】図19(a)において、一般駒1502を
追加的にハイライト化する場合を考える。操作手順とし
ては駒1502をポインティングデバイスで選択し、図
16(a)の表示部1204を指定すればよい。
【0124】自動レイアウトループを一巡した結果、図
20(a)の配置が得られる。元々ハイライト指定され
ていた駒1501は位置1601に、また新たにハイラ
イト指定された駒1502は位置1602に、残りの一
般駒は位置1603〜1605に配置される。このよう
にレイアウトを構成する画像の各サイズの枚数が基本的
に変更されるときは、アルゴリズム処理による自動レイ
アウトによらず、テンプレート処理に立ち戻ってもよ
い。図8(a)によると、この場合、“大”が2枚、
“中”が3枚であるので可能な配置に分類されており、
典型配置は準備されている。但し、何らかの重複配置と
なる。ハイライト指定はその性質上指定された駒の数が
あまり多いと意味をなさないので、所定の基準をあらか
じめ設定し追加指定時に基準をこえると警告したり、ま
たはその入力に基づく意処理を禁止したりすることが有
効である。
【0125】さらに図20(a)のレイアウトに1枚の
一般駒を追加指定すると、図20(b)が得られる。駒
1605の位置が変更され、さらに新規追加の駒が位置
1606に配置される。
【0126】図20(c)はこの場合のもう一つの可能
な配置例である。このような大きな配置変更はアルゴリ
ズム処理で発見的に生成することは難しいが、テンプレ
ート処理と組み合わせれば容易に実現できる。
【0127】この場合の処理フローは、図2中のステッ
プ(209)の自動レイアウト処理を、図21のように
置き換えたものになる。すなわち、ステップ(170
1)にて、レイアウトの基本パラメータの変更があるか
どうかをチェックし、もしなければステップ(170
5)のアルゴリズム処理に進む。もしあれば、レイアウ
トを定義する基本パラメータ、すなわち各サイズの枚数
や縦横指定の別,ハイライト指定の有無等をステップ
(1702)で正確に再定義し、これに見合うテンプレ
ートの検索をステップ(1703)にて行う。検索され
たテンプレートを用い、既に入力されてある意思に基づ
き配置の微調整をステップ(1705)でアルゴリズム
処理により行う。検索されるテンプレートは1個とは限
らず、むしろ特定のパラメータの組み合わせに対して複
数個用意するのが妥当である。これらは所定の優先順位
で順序づけされており、ファンクションキーを用いて次
々に各解にアクセスできることが望ましい。
【0128】ハイライト駒指定の追加とともに、ハイラ
イト指定の入れ替えも関連する重要な操作である。これ
までに既に説明した操作の組み合わせでも上記入れ替え
は可能であるが、使用される頻度を考慮すると短縮操作
モードが用意されることが望ましい。図14を用いて説
明すると、現にハイライト指定されている1106を例
えば駒1105と入れ替える場合、ポインティングデバ
イスで1106を選択した後直ちに駒1105を選択す
る。またはその逆の手順でもよい。現にレイアウトに使
用されていないインデックス画面1103の中から選択
しハイライト駒を入れ替えることも同様の操作で可能で
ある。このような短縮操作は作業性が改善される一方、
誤操作の危険も増大するので、再レイアウトする前に確
認を入れることも有効である。
【0129】(実施の第3の形態)次に、本発明の実施
の第3の形態について説明する。
【0130】この第3の実施の形態は、高速の演算環境
と高速の画像データソースとの組合せで得られる。図2
2にその動作を示すフローチャートを、図23にユーザ
ーインターフェースの例としてCRT管面表示を示す。
【0131】図22に示す動作フローは、マルチタスキ
ングのシステム環境を前提しており、画像データの入力
作業とレイアウト作業がみかけ上独立して動作してい
る。もちろん1プロセッサのシステムでは物理的には1
個のプロセッサがタイムシェアリングで複数の作業を実
行しているのだが、最近の高速コンピュータシステムで
はOSがこれらの作業の各時点での優先度を判断しなが
らプロセッサの能力を割り当てるものがあり、レイアウ
トシステム設計上は殆ど独立した作業として観念でき
る。
【0132】図22において、ステップ(1801)に
て入出力やレイアウト処理の基本的な設定を行う。画像
データソースがスキャナーかCD−ROMか等の入力指
定の他、出力プリンタの設定等、入出力デバイスの設定
を行う。またレイアウト処理の基本的な目的別類型を指
定する。レイアウト処理にはアルバム風以外にもインデ
ックス用とか、テーマ別分類とかいくつかの基本的類型
があり、処理の仕方が大きく異なるのであらかじめ基本
目的を設定した方がよい。
【0133】その後ステップ(1802)以降の入力フ
ローと、ステップ(1807)以降のレイアウトフロー
がみかけ上同時的に進行する。入力フローは、ステップ
(1802)の1駒画像データ入力部分、ステップ(1
803)のメモリストア部分、ステップ(1804)の
インデックス表示部分からなる。メモリストアは何らか
のデータの圧縮を伴うことが望ましい。ここでストアさ
れた画像データは図示された処理フローで明示されてい
ないが、ステップ(1807)以降のレイアウト作業で
繰り返し使用される。ステップ(1804)では、入力
された画像が追加的にインデックス中に表示される。以
上の動作はステップ(1805)で全駒の入力が終了し
たと判定されるまで繰り返される。所要の全駒について
入力されると入力フローは終了し、以降実行されない。
【0134】上記ステップ(1807)の以降のレイア
ウトフローについて説明する。
【0135】まず、ステップ(1807)で意思入力を
行う。そのときの入力用表示が図23である。これは前
出の図14と類似のものであるので、差異のみ説明す
る。
【0136】第1に、レイアウト画面が1902,19
03,1904と複数ある。これは異なる基準に基づい
て複数個のレイアウトが自動生成し得ることに対応して
いる。第2に、ファンクションキーの内容が一部異なる
ことである。これらについては後述する。
【0137】動作を順に説明すると、ステップ(180
8)で入力された意思がレイアウトの継続か終了かを判
定し、終了ならステップ(1813)に、継続ならステ
ップ(1809)に進む。ステップ(1809)では入
力された指示内容に従って自動レイアウトの方法を決定
し、ステップ(1810)で処理を実行する。自動レイ
アウトの方法は、例えば前述の実施の形態で開示したよ
うに、テンプレート検索に基づくものやアルゴリズム演
算処理に基づくもの等がある。ステップ(1809)で
自動的に生成されたレイアウトを評価し、さらに処理が
必要であればステップ(1809)に戻り、完了と判断
されればステップ(1812)で生成されたレイアウト
を表示しステップ(1809)に戻る。
【0138】一般にテンプレート検索法は容易かつ結果
が確実な方法であるが、各画面の微小な拡大縮小とか任
意の文字サイズや文字数に最適化したコメント挿入等に
対応したテンプレートをすべて用意することは不可能な
ので、このような異なるレイアウト法の併用が必要にな
る。もちろんテンプレート処理の方が結果が確実である
ので、なるべく多くの場合に対応したテンプレートを準
備しておくことが望ましい。きめ細かいテンプレートデ
ータがあればステップ(1807)で入力されたどのよ
うな修正意思に対しても、あらかじめ設計段階で熟考さ
れたレイアウトで対応できる確率が大きくなるし、また
アルゴリズムによる自動レイアウトを要するにしてもそ
の変更は微小にとどまり、確実な結果が得られる。
【0139】なお、マルチタスク環境を前提したステッ
プ(1807)以降のレイアウトフローは入力フローと
独立して動作可能なので、画像データがシステムに入力
される以前または途中でレイアウト操作を開始すること
が起こり得る。図23のインデックス表示画面1905
は初期的には各駒の表示枠と駒のID番号が配列されて
おり、画像データの入力された駒から順次画像内容も表
示される。事前にID番号等でどの駒をレイアウトに使
用するかわかっている場合には、画像データが入力され
てなくても画像枠を用いてポインティングデバイスで個
々の画像を指定すればレイアウト作業自体は進められ
る。その後当該の駒の画像データが入力された時点で、
インデックス画面1905とレイアウト画面1902の
双方に画像を追加表示していけばよい。
【0140】次に、この実施の形態で新たに記載され
た、図23に示すファンクションキーについて説明す
る。
【0141】入力キー1906は図14のトラッシュ表
示部1138と同じものである。また、キー1908は
前述の1111のコメント挿入キーと同一、キー191
0は前述の印刷指示キー1113と同一であるのでこれ
らの説明は省略する。
【0142】キー1907はレイアウトに用いる人工的
な画像に関する設定を行うものである。このキー190
7を指示すると、インデックス画面1905は図24に
示す人工画像設定画面2001に変更される。画像設定
内容は大きく4種類に分かれている。設定枠2002は
レイアウト画像全体の下地パターンの指定に用いられ
る。枠2002には複数の下地パターン2007等が表
示され、これらは選択されることによりレイアウト時の
余白部を埋めるパターンとして使用される。特に指示が
なければ通常は白の余白のまま処理される。枠2002
の内部に表示できるパターン数は多くないので表示部2
006を選択することにより他の下地パターンを呼び出
すことができる。既に表示されている下地パターンを置
き換えるやり方でもよいし、または設定表示部2006
がオンの状態では設定画面2001全体に多くの下地パ
ターンの選択肢を展開してもよい。下地パターンとして
は単色無地や幾何学模様の他、コルクボード,コンクリ
ート壁面,木目調,布地調等の物品を模したものや、水
面,雲,芝目,木の葉等の自然物の映像、さらに著名な
風景映像等各種のものを用意する。
【0143】設定枠2003は写真を額縁に入れたよう
に装丁するための設定枠で下地パターンの選択と同様に
選択パターン2008等を選択し使用する。
【0144】設定枠2004,2005は各々システム
の中に既にデータとして蓄えられているイラストと写真
を選択するための選択枠である。レイアウトのある1駒
をイラストにしたり著名な写真家の写真にする、また
は、レイアウト画面全体の隅にレイアウトのテーマ性を
示すイラストを小さく置いたりするために用いる。
【0145】前者の目的では、例えば旅行の組写真をレ
イアウトするに当たり、その地方の著名な風景の写真や
特産品の写真を1枚レイアウトに加えたりすることが考
えられる。職業的な専門家が撮影した写真がデータベー
スとして用いられればレイアウトの最終的出来映えは大
変期待できるものとなる。
【0146】後者の目的では、例えば遊園地への行楽で
撮った組写真の隅にその遊園地のイメージキャラクター
のイラスト(例えばディズニーランドのミッキーマウ
ス)を加えるとわかり易く、楽しいレイアウトになる。
このようなイラストと写真の数は大変多いので、設定枠
2004や2005には個々のイラストを直接選択対象
として表示することは難しい。種類別の項目2009,
2010,2012,2013等を表示し、それらの項
目を選択すると使用可能な多数のイラストや写真が画面
2001全体に展開されるようにする。
【0147】図23に戻って、キー1909について説
明する。
【0148】前述したように各サイズの画像の組み合わ
せ枚数に対しレイアウト可能な配置は必ずしも1通りと
は限らない。例えば図9(a),(b)や図12
(a),(b)及び図13(a)に示した様に、表示サ
イズの種類と各サイズの枚数と縦横の指定がすべて特定
されても、配置可能でありかつ美観的にも好みが別れる
いくつかの異なるレイアウトがあり得る。これらを次々
に自動生成し、最も好ましいパターンを選択するために
キー1909を用いる。このキー1909を指示する度
に、異なる配列基準に基づくレイアウトが現われる。異
なるレイアウトが何種類あるかはレイアウト画面190
2,1903,1904等の重なりで示される。これら
のレイアウトはあらかじめ準備され最終画像データまで
演算されたものがキー1909の操作で入れ替え表示さ
れるのであっても、またはキー1909の操作毎に新し
い配列基準でレイアウトが選択もしくは演算され、画像
データも演算され直すものであってもどちらでもよい。
【0149】キー1911は表示されていない他のファ
ンクションキーを表示し選択するためのキー表示であ
る。このキー1911を選択すると設定可能なすべての
ファンクションキーが表示配列され、その中から選択す
ることにより常時表示し使用するファンクションキーを
自由に組み合わせることができる。
【0150】以上の実施の各形態によれば、写真画像等
の自動レイアウト機能を発展させ意思入力の形態と内容
を多様化させることで、簡易な操作でかつ多様な要求に
応える新しい写真の楽しみ方を実現することができる。
【0151】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
イメージセンサで走査または撮像された相異なる複数の
画像のデジタルデータを入力する入力手段と、異なる複
数の画像を所定の基準により配列する自動レイアウト手
段と、レイアウト情報若しくはレイアウトされた複数の
画像の画像データを出力する出力手段と、自動的に生成
されたレイアウトを追加的に修正するための意思の入力
手段と、入力された意思に基づき上記レイアウトを修正
する修正手段とを備え、自動的に生成されたレイアウト
を、入力された意思に基づき修正し、さらにはその画像
状態を表示し、レイアウト情報若しくはレイアウトされ
た複数の画像のデータを出力するようにしている。
【0152】よって、個別的な写真画像の内容や利用者
の意向に即した個別的画像編集が、基本的には自動的な
編集機能にサポートされながら必要に応じて非熟練者の
わずかな機器操作により実現することができる。
【0153】また、本発明によれば、異なる重み若しく
は属性を有する複数のルールの結合に基づいて自動レイ
アウトを実行したり、異なる複数の画像に異なる重み若
しくは属性を付与することに基づいて自動レイアウトを
実行したり、又ルールの追加若しくは削除、ルールの重
み若しくは属性の変更、画像の重み若しくは属性の変更
に基づいてレイアウトの修正を行うようにしている。
【0154】よって、極めて実効的かつ人間の感性によ
く適合するレイアウトを生成することができる。
【0155】また、本発明によれば、第1のデータ変換
手段と、第2のデータ変換手段とを具備し、前記第1の
データ変換手段は、入力された画像のデジタルデータか
ら所定の規則性で画像データの精細度を減少し表示手段
に供給し、前記第2のデータ変換手段は、所定の直交関
数系に基づく変換と量子化により入力された画像のデジ
タルデータを圧縮若しくは伸長し表示手段に供給するよ
うにしている。
【0156】よって、データ量の大きい高精細写真画像
を、極めて簡易な構成により編集対象として扱うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態に係る自動画像編集
装置の要部構成を示すブロック図である。
【図2】図1の装置の一連の動作を示すフローチャート
である。
【図3】本発明の実施の第1の形態において取り込んだ
画像をCRT管面上にインデックスとして表示した例を
示す図である。
【図4】本発明の実施の第1の形態において全駒走査と
表示動作をフィルム1駒分終了した状態の表示例を示す
図である。
【図5】本発明の実施の第1の形態においてパラメータ
入力用のファンクションキーの配列を示す図である。
【図6】本発明の実施の第1の形態において初期設定時
にCRT管面上に表示されるパターンの一例を示す図で
ある。
【図7】本発明の実施の第1の形態において各駒の縦横
指定をする手順を説明する為の図である。
【図8】本発明の実施の第1の形態において各駒の画像
サイズの例を説明する為の図である。
【図9】本発明の実施の第1の形態においてあらかじめ
準備されているレイアウト用テンプレートの第1の例を
示す図である。
【図10】同じく本発明の実施の第1の形態においてあ
らかじめ準備されているレイアウト用テンプレートの第
2の例を示す図である。
【図11】同じく本発明の実施の第1の形態においてあ
らかじめ準備されているレイアウト用テンプレートの第
3の例を示す図である。
【図12】同じく本発明の実施の第1の形態においてあ
らかじめ準備されているレイアウト用テンプレートの第
4の例を示す図である。
【図13】同じく本発明の実施の第1の形態においてあ
らかじめ準備されているレイアウト用テンプレートの第
5の例を示す図である。
【図14】図2のステップ(211)で用いるのに好適
なCRT管面での表示の一例を示す図である。
【図15】図2のステップ(211)で用いるのに好適
なCRT管面での表示の他の例を示す図である。
【図16】本発明の実施の第1の形態においてレイアウ
ト画像中の1駒を指定した時にその駒の表示に関する修
正内容を受け付ける表示の一例を示す図である。
【図17】本発明の実施の第1の形態において各駒の個
別操作を行う為の別の表示形態を示す図である。
【図18】本発明の実施の第1の形態においてレイアウ
ト画面内で文字を挿入する場合について説明する為の図
である。
【図19】本発明の実施の第2の形態においてハイライ
ト駒とその他の駒のレイアウトの一例を示す図である。
【図20】同じく本発明の実施の第2の形態においてハ
イライト駒とその他の駒のレイアウトの他の例を示す図
である。
【図21】本発明の実施の第2の形態において自動レイ
アント処理の動作の部分を示すフローチャートである。
【図22】本発明の実施の第3の形態における主要部分
の動作を示すフローチャートである。
【図23】本発明の実施の第3の形態におけるCRT管
面での表示例を示す図である。
【図24】本発明の実施の第3の形態におけるファンク
ションキー及びその操作に伴う表示について説明する為
の図である。
【符号の説明】
101 マザーボード 102 メインメモリ 105 画像メモリ 106 画像修正編集回路 110 デジタル画像データソース 116 意志入力デバイス

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相異なる複数の画像のデジタルデータを
    入力する入力手段と、前記異なる複数の画像のデータを
    記憶する記憶手段と、前記異なる複数の画像を所定の基
    準により配列する自動レイアウト手段と、レイアウト情
    報もしくはレイアウトされた複数の画像のデータを出力
    する出力手段とを備えた自動画像編集装置において、 自動的に生成されたレイアウトを追加的に修正するため
    の意思の入力手段と、入力された意思に基づき上記レイ
    アウトを修正する修正手段とを設けたことを特徴とする
    自動画像編集装置。
  2. 【請求項2】 入力された異なる複数の画像を一時的に
    表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1記
    載の自動画像編集装置。
  3. 【請求項3】 自動レイアウトの実行が、異なる重み若
    しくは属性を有する複数のルールの結合に基づくことを
    特徴とする請求項1記載の自動画像編集装置。
  4. 【請求項4】 自動レイアウトの実行が、異なる複数の
    画像に異なる重み若しくは属性を付与することに基づく
    ことを特徴とする請求項1記載の自動画像編集装置。
  5. 【請求項5】 レイアウトの修正が、ルールの追加若し
    くは削除、ルールの重み若しくは属性の変更、画像の重
    み若しくは属性の変更に基づくことを特徴とする請求項
    3又は4記載の自動画像編集装置。
  6. 【請求項6】 前記表示手段は、前記修正手段により修
    正され再レイアウトされた異なる複数の画像を表示する
    ことを特徴とする請求項2記載の自動画像編集装置。
  7. 【請求項7】 第1のデータ変換手段と、第2のデータ
    変換手段とを具備し、前記第1のデータ変換手段は、入
    力された画像のデジタルデータから所定の規則性で画像
    データの精細度を減少し前記表示手段に供給し、前記第
    2のデータ変換手段は、所定の直交関数系に基づく変換
    と量子化により入力された画像のデジタルデータを圧縮
    若しくは伸長し前記表示手段に供給することを特徴とす
    る請求項2記載の自動画像編集装置。
  8. 【請求項8】 相異なる複数の画像のデジタルデータを
    入力する入力手段と、前記異なる複数の画像を所定の基
    準により配列する自動レイアウト手段と、レイアウト情
    報若しくはレイアウトされた複数の画像の画像データを
    出力する出力手段とを備えた自動画像編集装置におい
    て、 前記自動レイアウト手段は、第1の自動レイアウト手段
    と第2の自動レイアウト手段とから成り、前記第1の自
    動レイアウト手段は、あらかじめ決められた複数の定型
    の一つを選択することをその自動レイアウト動作に含
    み、前記第2の自動レイアウト手段は、前記第1の自動
    レイアウト手段のレイアウト結果を追加的に修正するた
    めの意思の入力手段、及び、入力された意思に基づき上
    記レイアウトを自動修正する修正手段とを具備したこと
    を特徴とする自動画像編集装置。
  9. 【請求項9】 相異なる複数の画像のデジタルデータを
    入力する入力手段と、前記異なる複数の画像を所定の基
    準により配列する自動レイアウト手段と、レイアウト情
    報若しくはレイアウトされた複数の画像の画像データを
    出力する出力手段とを備えた自動画像編集装置におい
    て、 あらかじめ決められた複数の定型の一つを選択すること
    をその自動レイアウト動作に含む前記自動レイアウト手
    段の、レイアウト結果を追加的に修正するための意思の
    入力手段を設け、該入力手段により入力された意思に基
    づき、前記自動レイアウト手段は、あらかじめ決められ
    た複数の定型の一つを再選択することを特徴とする自動
    画像編集装置。
  10. 【請求項10】 前記あらかじめ決められた定型は画像
    のサイズ、各サイズの枚数を少なくともその属性として
    含み、属性に基づいて複数の中から選択されることを特
    徴とする請求項8又は9記載の自動画像編集装置。
  11. 【請求項11】 前記あらかじめ決められた定型は画像
    の縦横の方向に関する情報を少なくともその属性として
    含み、属性に基づいて複数の中から選択されることを特
    徴とする請求項10記載の自動画像編集装置。
  12. 【請求項12】 前記あらかじめ決められた定型は、属
    性の内容に依存するレイアウト結果の良否に関する評価
    情報を付帯することを特徴とする請求項8,9,10又
    は11記載の自動画像編集装置。
  13. 【請求項13】 相異なる複数の画像のデジタルデータ
    を入力する入力手段と、前記異なる複数の画像を所定の
    基準により配列する自動レイアウト手段と、レイアウト
    情報若しくはレイアウトされた複数の画像の画像データ
    を出力する出力手段とを備えた自動画像編集装置におい
    て、 自動的に生成されたレイアウトを追加的に修正するため
    の意思の入力手段と、入力された意思に基づき上記レイ
    アウトを修正する修正手段とを設けたことを特徴とする
    自動画像編集装置。
  14. 【請求項14】 相異なる複数の画像のデジタルデータ
    を入力する入力手段と、前記異なる複数の画像を所定の
    基準により配列する自動レイアウト手段と、レイアウト
    情報若しくはレイアウトされた複数の画像の画像データ
    を出力する出力手段とを備えた自動画像編集装置におい
    て、 前記自動レイアウト手段は、複数のレイアウトの為のル
    ールを有し、レイアウトすべき複数の画像に対し該複数
    のレイアウトの為のルールを所定の手順で最適化するこ
    とを特徴とする自動画像編集装置。
  15. 【請求項15】 前記複数のレイアウトルールが相異な
    る優先順位を持つことを特徴とする請求項14記載の自
    動画像編集装置。
  16. 【請求項16】 相異なる複数の画像のデジタルデータ
    を入力する入力手段と、前記異なる複数の画像を所定の
    基準により配列する自動レイアウト手段と、レイアウト
    情報若しくはレイアウトされた複数の画像の画像データ
    を出力する出力手段とを備えた自動画像編集装置におい
    て、 前記自動レイアウト手段は、複数の異なるレイアウトを
    生成し、該複数の異なるレイアウトの一つを選択する選
    択手段を具備することを特徴とする自動画像編集装置。
  17. 【請求項17】 同一のレイアウトの為のパラメータに
    対し、複数の異なる定型を有することを特徴とする請求
    項16記載の自動画像編集装置。
  18. 【請求項18】 同一のレイアウトの為のパラメータに
    対し、複数の異なる演算基準に基づき複数の異なるレイ
    アウトを演算生成することを特徴とする請求項16記載
    の自動画像編集装置。
  19. 【請求項19】 相異なる複数の画像のデジタルデータ
    を入力する入力手段と、表示手段と、前記異なる複数の
    画像のデータを記憶する記憶手段と、前記異なる複数の
    画像を所定の基準により配列する自動レイアウト手段
    と、自動的に生成されたレイアウトを追加的に修正する
    ための意思の入力手段と、入力された意思に基づき上記
    レイアウトを修正する修正手段と、レイアウト情報若し
    くはレイアウトされた複数の画像の画像データを出力す
    る出力手段とを備えた自動画像編集装置であって、 前記表示手段は、入力された複数の画像を表示する第1
    の表示部と、自動レイアウト手段によりレイアウトされ
    たレイアウト画像を表示する第2の表示部と、前記入力
    手段による意思入力を表現する為の第3の表示部とを有
    し、これら表示部での表示を同時に行うことを特徴とす
    る自動画像編集装置。
  20. 【請求項20】 前記第3の表示部への表示に関する意
    思の入力操作が行われることより、少なくとも前記第1
    若しくは第2の表示部の一方若しくは一部の表示領域の
    上に、詳細な意思の入力を行う為の表示が発生すること
    を特徴とする請求項19記載の自動画像編集装置。
  21. 【請求項21】 相異なる複数の画像のデジタルデータ
    を入力する入力手段と、前記異なる複数の画像のデータ
    を記憶する記憶手段と、前記異なる複数の画像を所定の
    基準により配列する自動レイアウト手段と、自動的に生
    成されたレイアウトを追加的に修正するための意思の入
    力手段と、入力された意思に基づき上記レイアウトを修
    正する修正手段と、レイアウト情報若しくはレイアウト
    された複数の画像の画像データを出力する出力手段とを
    備えた自動画像編集装置であって、 特定された一部画像のみを対象とし該一部画像の近傍に
    表示される第1の修正意思入力用表示と、全部の画像を
    対象として表示される第2の修正意思入力用表示とを有
    する表示手段を設けたことを特徴とする自動画像編集装
    置。
  22. 【請求項22】 修正の対象とすべき一部画像が特定さ
    れたときのみ、該一部画像の近傍に前記第1の修正意思
    入力用表示が表示されることを特徴とする請求項21記
    載の自動画像編集装置。
  23. 【請求項23】 画像の複数の選択操作のみによりレイ
    アウトの修正を行う入力形態を有する請求項21記載の
    自動画像編集装置。
  24. 【請求項24】 相異なる複数の画像のデジタルデータ
    を順次に入力する入力手段と、前記異なる複数の画像の
    データを記憶する記憶手段と、前記異なる複数の画像を
    所定の基準により配列する自動レイアウト手段と、自動
    的に生成されたレイアウトを追加的に修正するための意
    思の入力手段と、入力された意思に基づき上記レイアウ
    トを修正する修正手段と、レイアウト情報若しくはレイ
    アウトされた複数の画像の画像データを出力する出力手
    段とを備えた自動画像編集装置であって、 前記意思入力手段と前記修正手段は、画像のデジタルデ
    ータの順次入力動作の継続中に作動可能であることを特
    徴とする自動画像編集装置。
  25. 【請求項25】 コメント情報の挿入位置を意思入力す
    ることにより、上記レイアウトを修正することを特徴と
    する請求項1,8,9,13,19,21又は24記載
    の自動画像編集装置。
  26. 【請求項26】 特定の一部画像の拡大若しくは縮小を
    意思入力することにより、上記レイアウトを修正するこ
    とを特徴とする請求項1,8,9,13,19,21又
    は24記載の自動画像編集装置。
  27. 【請求項27】 画像の追加若しくは一部削除を意思入
    力することにより、上記レイアウトを修正することを特
    徴とする請求項1,8,9,13,19,21又は24
    記載の自動画像編集装置。
  28. 【請求項28】 一部画像のアスペクト比の変更を意思
    入力することにより、上記レイアウトを修正することを
    特徴とする請求項1,8,9,13,19,21又は2
    4記載の自動画像編集装置。
  29. 【請求項29】 一部画像の回転を意思入力することに
    より、上記レイアウトを修正することを特徴とする請求
    項1,8,9,13,19,21又は24記載の自動画
    像編集装置。
  30. 【請求項30】 大きさと位置を含む複数のレイアウト
    条件を特定の一部画像のみ他より優先する属性を該特定
    の一部画像に付与する請求項1,8,9,13,19,
    21又は24記載の自動画像編集装置。
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