JPH04359969A - ポリエステル繊維用液状着色物 - Google Patents

ポリエステル繊維用液状着色物

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JPH04359969A
JPH04359969A JP3163783A JP16378391A JPH04359969A JP H04359969 A JPH04359969 A JP H04359969A JP 3163783 A JP3163783 A JP 3163783A JP 16378391 A JP16378391 A JP 16378391A JP H04359969 A JPH04359969 A JP H04359969A
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JP
Japan
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liquid
parts
weight
poise
Prior art date
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Pending
Application number
JP3163783A
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English (en)
Inventor
Fumio Hirota
広田 文夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は成形ポリエステル用液状
着色剤に関する。さらに詳しくは、ポリエステル繊維を
原液着色する液状着色剤に関する。
【0002】
【従来技術】ポリエチレンテレフタレートに代表される
芳香族ポリエステルは耐熱性,耐候性に優れコスト的に
も有利な合成樹脂の為、繊維,フィルム,ボトルおよび
各種産業製品等に広く使用されている。しかし繊維にお
いては、最近環境問題および要求される耐性上より染料
による染色法から、顔料による原液着色法への切り換え
が検討されている。原液着色法には、ポリエステルの重
縮合反応の際に顔料及び/又は染料を添加する方法、高
濃度に顔料及び/又は染料を樹脂中に分散させたマスタ
ーバッチを溶融ポリエステル樹脂中に添加する方法、予
備分散させたドライカラーを溶融樹脂中に添加する方法
、特開昭60ー45689号公報等にて示される液状着
色剤を溶融ポリエステル樹脂中に添加等の方法がある。 これらの方法のなかで顔料および/又は染料に関し、熱
履歴が最も掛からない液状着色法が物性上有利である。 しかし使用する液状ビヒクルによっては液状ビヒクルが
熱分解を起こし、ポリエチレンテレフタレートの極限粘
度を低下させる欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は数平均分子量
500〜8000の液状ポリブタジエン樹脂100重量
部と顔料および/又は染料0.5〜60.0重量部とか
らなるポリエステル原液着色用着色剤に関する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に使用する液状ポ
リブタジエン樹脂としては、下記一般式(1)で示され
る1,4−ポリブタジエン (─CH2−CH=CH−CH2−) n      
         (1)下記一般式(2)で示される
1,2ポリブタジエン、[−CH2−CH(CH=CH
2) ] n         (2)下記一般式(3
)で示される1,2ポリブタジエン共重合体 [−CH2−CH(CH=CH2)]n −(CH2−
CH2)m   (3)等がある。これらの液状ポリブ
タジエンの末端は水酸基、カルボキシル基、ビニル基、
アミノ基等の官能基を有していてもよい。また、液状ポ
リブタジエンは上記一般式(1)〜(3)の混合物であ
ってもよい。
【0005】本発明の液状ポリブタジエンの数平均分子
量は500〜8000、好ましくは1000〜6500
であり、粘度も末端官能基により25℃で15〜250
0ポイズが好ましいが、定量供給性より25℃で300
ポイズ以下が好ましい。
【0006】本発明の液状ポリブタジエン樹脂は顔料分
散能に乏しい為、界面活性剤,液状ポリエステル,液状
ポリエーテル,金属石鹸類およびその他の顔料分散剤を
添加することが好ましい。さらに好ましくは耐熱性の良
いフロン系界面活性剤,ジペンタエリスリトールエステ
ル,ピロメリット酸エステル,大豆リン脂質等を0.2
〜20重量部添加する。
【0007】本発明に適用される顔料および/又は染料
は通常ポリエステル成形物に使用されているもので良く
、例えばアンスラキノン系,ペリレン系,ペリノン系,
キナクリドン系,フタロシアニン系等の有機顔料、酸化
チタン,群青,カーボンブラック,ベンガラ等の有色無
機顔料、硫酸バリウム,カオリン,タルク等の体質顔料
、アンスラキノン系,ペリレン系,ペリノン系等の油溶
性染料,分散染料が使用出来る。顔料に染料を併用して
も良い。
【0008】なお本発明の着色剤中の有機顔料,カーボ
ンブラックが25重量パーセント、無機顔料が40重量
パーセント以上の場合は、減粘, 安定性効果として特
開昭63ー305173号公報に開示されているような
1,3,5トリアジン系顔料誘導体の添加が望ましい。
【0009】本発明に適用される添加剤は、通常ポリエ
ステル成形物に使用される酸化防止剤,紫外線防止剤,
減粘剤および安定剤等が使用される。本発明の液状着色
剤は液状ビヒクル100重量部に対して顔料および/又
は染料を0.5〜150重量部とするものであり、顔料
および/又は染料が150重量部を越えると、液状着色
剤の粘度が高くなる結果、定量供給機による供給性が悪
くなる。本発明の液状着色剤を得るには、所定量の顔料
および/又は染料と液状ビヒクル,分散剤,添加剤とを
配合し、ホモミキサー,ディスパーミル等の混合機を使
用した後、3ロール,メディア分散機等の一般の混練機
で混練して分散する。本発明の液状着色剤は各用途のポ
リエステル繊維用に使用できる。液状着色剤の添加量と
しては、ポリエステル樹脂100重量部に対して0.5
〜10重量部好ましくは1.0〜6.0重量部が望まし
い。以下、実施例により説明する。尚例中の部および%
はすべて重量基準である。
【0010】
【実施例1】リオノールブルーFG−7330(東洋イ
ンキ製β型フタロシアニンブルー)15部,NISSO
−PB  B−2000(日本曹達製1,2、1,4混
合液状ポリブタジエン,分子量約2000,粘度85ポ
イズ/25℃)70部とアデカサイザーUL−80(旭
電化製ピロメリット酸エステル,酸化0.3,粘度5ポ
イズ/25℃)15部をディスパーミルにて混合、攪拌
後、三本ロール2パスにより混練し、185ポイズ/2
5℃の液状着色剤を得た。
【0011】本着色剤を熱分析装置(サーマルアナライ
ザーDP−30:島津製)にて加熱減量測定(N2 中
,昇温速度10℃/分,常温〜320℃)の結果、30
0℃での減量%は2.8%であった。[η]0.728
dl/gのポリエチレンテレフタレートを160℃6時
間乾燥後100部と本着色剤5部を縦型テスト紡糸機(
富士フィルター製スピニングテスター)にて、ホッパー
下300℃,混練部,ダイス部290℃にて紡糸後4倍
延伸を行い、3.05デニールの均染性,繊度バラツキ
のない繊維であった。紡糸,延伸時のトラブルも無く、
液状着色剤無添加の繊維の[η]は0.689dl/g
に対し、得られた繊維の[η]は0.657dl/g,
保持率95.4%であった。
【0012】
【比較例1】リオノールブルーFG−7330(東洋イ
ンキ製β型フタロシアニンブルー)15部,ポリサイザ
ーPー202(大日本インキ化学製セバチン酸エステル
,分子量約2500,粘度185ポイズ/25℃)50
部とレオドールSP−L10(花王製ソルビタンモノラ
ウリレート,粘度12ポイズ/25℃)35部をディス
パーミルにて混合、攪拌後、三本ロール2パスにより混
練し、145ポイズ/25℃の液状着色剤を得た。
【0013】本着色剤を熱分析装置(サーマルアナライ
ザーDP−30:島津製)にて加熱減量測定(N2 中
,昇温速度10℃/分,常温〜320℃)の結果、30
0℃での減量%は13.1%であった。[η]0.72
2dl/gのポリエチレンテレフタレートを160℃6
時間乾燥後100部と本着色剤5部を縦型テスト紡糸機
(富士フィルター製スピニングテスター)にて、ホッパ
ー下300℃,混練部,ダイス部290℃にて紡糸後4
倍延伸を行うべくテストしたが、紡糸時樹脂劣化が激し
く、スティクファイバーが多発し、延伸不能であった。 液状着色剤無添加の繊維の[η]は0.692dl/g
に対し、紡糸後の[η]は0.524dl/g,保持率
75.7%であった。
【0014】
【実施例2】リオノールブルーFG−7330(東洋イ
ンキ製β型フタロシアニンブルー)25部,Polyo
il  110(日本ゼオン製シス1,4  74%,
トランス1,4  24%液状ポリブタジエン樹脂,分
子量約1600,粘度8ポイズ/25℃)74.0%と
FluoradFC−430(住友スリーエム製フッソ
系界面活性剤,有効成分100%,粘度8ポイズ/25
℃)0.5部と特開昭63─305173号に開示され
ている安定剤0.5部をディスパーミルにて混合、攪拌
後、三本ロール2パスにより混練し、210ポイズ/2
5℃の液状着色剤を得た。
【0015】本着色剤を熱分析装置(サーマルアナライ
ザーDP−30:島津製)にて加熱減量測定(N2 中
,昇温速度10℃/分,常温〜320℃)の結果、30
0℃での減量%は1.1%であった。[η]0.721
dl/gのポリエチレンテレフタレートを160℃6時
間乾燥後100部と本着色剤3部を縦型テスト紡糸機(
富士フィルター製スピニングテスター)にて、ホッパー
下300℃,混練部,ダイス部290℃にて紡糸後4倍
延伸を行い、3.00デニールの均染性,繊度バラツキ
のない繊維を得た。紡糸,延伸時のトラブルも無く、液
状着色剤無添加の繊維の[η]は0.692dl/gに
対し、得られた繊維の[η]は0.672dl/g,保
持率97.4%であった。
【0016】
【比較例2】リオノールブルーFG−7330(東洋イ
ンキ製β型フタロシアニンブルー)25部,BAA−1
5(大八化学製アジピン酸ポリエステル,分子量約20
00,粘度45ポイズ/25℃)75部をディスパーミ
ルにて混合、攪拌後、三本ロール2パスにより混練し、
240ポイズ/25℃の液状着色剤を得た。本着色剤を
熱分析装置(サーマルアナライザーDP−30:島津製
)にて加熱減量測定(N2 中,昇温速度10℃/分,
常温〜320℃)の結果、300℃での減量%は7.5
%であった。
【0017】[η]0.720dl/gのポリエチレン
テレフタレートを160℃6時間乾燥後100部と本着
色剤3部を縦型テスト紡糸機(富士フィルター製スピニ
ングテスター)にて、ホッパー下300℃,混練部,ダ
イス部290℃にて紡糸後4倍延伸を行い、3.08デ
ニールの繊維を得た。紡糸,延伸時のトラブルは無く、
液状着色剤無添加の繊維の[η]は0.691dl/g
に対し、得られた繊維の[η]は0.637dl/g,
保持率92.2%でやや劣化気味であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  数平均分子量500〜8000の液状
    ポリブタジエン樹脂100重量部と顔料および/又は染
    料0.5〜60.0重量部とからなるポリエステル原液
    着色用着色剤。
JP3163783A 1991-06-07 1991-06-07 ポリエステル繊維用液状着色物 Pending JPH04359969A (ja)

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JP3163783A JPH04359969A (ja) 1991-06-07 1991-06-07 ポリエステル繊維用液状着色物

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