JPH04359515A - プラズマ化学気相成長法 - Google Patents

プラズマ化学気相成長法

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JPH04359515A
JPH04359515A JP3134532A JP13453291A JPH04359515A JP H04359515 A JPH04359515 A JP H04359515A JP 3134532 A JP3134532 A JP 3134532A JP 13453291 A JP13453291 A JP 13453291A JP H04359515 A JPH04359515 A JP H04359515A
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chemical vapor
film
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plasma chemical
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超高集積半導体装置の
製造方法に関し、特に、絶縁膜の化学気相成長法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のプラズマ化学気相成長法は、反応
ガスにTEOS及び酸素を用い、反応容器内の対向電極
間に、一定出力の高周波電力を印加し、一定強度のプラ
ズマを発生させながら、被処理基板上に所望の薄膜を形
成していた。
【0003】図9に、従来のプラズマ気相成長装置の概
略図を示す。シリコン原料となるTEOS(テトラエチ
ルオルソシリケート)ガスは、バブラー132に入れた
液体状のTEOS131を、流量調節器123にて流量
調節されたヘリウム(He)ガスにてバブリングし、T
EOSを蒸発させて生成する。オゾン含有酸素は、流量
調節器120で流量調節された酸素ガスをオゾン発生器
165を通過させ、濃度10%程度のオゾンを含有させ
て生成する。TEOSガス及びオゾン含有酸素ガスは、
TEOS導入口138及び酸素・オゾン導入口139よ
りマニホールド136に導入され、マニホールド136
内で混合されて、ガス拡散板140に当たり拡散し、シ
ャワー電極142を通ってさらに均一に分散し、基板1
47の表面に吹き付けられる。基板147は、SiCサ
セプタ144上に装着され、石英板145を通して加熱
ランプ146から光加熱され、350℃程度の温度に保
持されている。シャワー電極142は、絶縁リング14
1によって他の部分と電気的に絶縁されており、13.
56MHz高周波電源129およびハイパスフィルター
130、450kHz高周波電源133およびローパス
フィルター134で生成された2つの周波数の高周波電
圧がマッチングボックス135を介して印加されている
。排気管148は真空ポンプ149に接続されており、
反応室143の圧力は、数Torrに保持されている。
【0004】通常、上記のような装置では、まず、TE
OSガスと酸素の混合ガスシャワー電極142から基板
147に吹き付け、圧力等の安定を確認した後、一定の
高周波電圧をシャワー電極142に印加し、TEOS及
び酸素を分解させて基板147上に所望の膜を形成する
【0005】このような単純な方法では、形成された膜
の下地段差に対する段差被覆性(ステップカバレッジ)
が極めて悪い(約50%)事が判っており、プラズマ化
学気相成長法と、オゾンとTEOSの熱化学気相成長法
とを交互に行うことが試みられている。図10に、その
ような方法を行う際に、シャワー電極142に印加され
る高周波電力と、プラズマ中の酸素イオン数と、原料ガ
ス中のオゾン濃度の、成膜時間に対する変化を示してい
る。プラズマ化学気相成長を行っており、高周波電力が
印加されている期間は、酸素イオン数が最大値を示すが
、オゾン熱化学気相成長を行っており、高周波電力がゼ
ロの期間は、酸素イオン数もゼロになっている。また、
高周波電力をゼロにしてから、オゾンを流し始めるため
、オゾン濃度が上昇するまでに一定時間が必要である。
【0006】上記のように、プラズマ化学気相成長法と
オゾン熱化学気相成長法を交互に行った場合、膜がどの
ように形成されるかを、図11(a)〜(d)に示す。 下地基板上に形成されたアルミ配線153上に、まず(
b)の様に、第1のプラズマCVD膜154が形成され
る。次に、(c)の様に、アルミ配線間の狭いスペース
を埋め込むために、第1の熱CVD膜155が形成され
る。さらに、(d)の様に、第2のプラズマCVD膜1
56が形成される。このような工程が繰り返されて所望
の膜厚まで膜形成が行われ、第11図(d)の様に、多
層構造の膜が形成される。特に、このような方法では、
オゾン熱CVD膜155がそのままの形で残っている事
が重要である。
【0007】図12は、従来のプラズマ化学気相成長法
とシリカル塗布法を用いた、多層配線用平坦化絶縁膜の
形成方法を示している。まず、図(a),(b)の様に
、基板157上に形成されたアルミ配線158の上に、
プラズマCVD膜159を、配線間スペースに鬆(ボイ
ド)ができない程度の厚さだけ形成する。次に、図(c
)の様にシリカ塗布液を塗布し、溶剤蒸発の為の100
℃の熱処理,膜質改善の為の300℃前後の熱処理を行
い、シリカ塗布膜(1回塗布)160を形成する。この
ままでは、平坦性が不十分なので、図(d)の様に、図
(c)で行ったシリカ塗布及び熱処理の工程を、2回以
上繰り返して、シリカ塗布膜(複数回塗布)161を形
成する。さらに、通常の反応性イオンエッチング法(R
IE)を用いてエッチバックする。この時、アルミ配線
上のプラズマCVD酸化膜が露出すると、酸化膜から酸
素原子が供給されるため、シリカ塗布膜のエッチングレ
ートが大きくなり、図(e)の様に、エッチバック後の
シリカ塗布膜162は、アルミ配線段差間のスペース部
がへこんでしまう事が知られている。最後に、再度、プ
ラズマCVD膜163を形成して層間膜が完成する
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のプラズマ
化学気相成長法は、段差被覆性(ステップカバレッジ)
が極めて悪く、サブミクロンのアルミ配線間スペースを
埋設する事ができなかった。サブミクロンのアルミ配線
間スペースを埋設する為には、図11のように、プラズ
マ化学気相成長法と、オゾンとTEOSの熱化学気相成
長法とを交互に行ったり、図12の様に、シリカ塗布膜
を多数回形成する必要がある。しかし、10Torr程
度の減圧下で形成されたオゾン−TEOS熱CVD膜や
シリカ塗布膜は、膜中に含まれる水分が多く、機械的強
度、絶縁特性等に問題があり、特に、下層アルミ配線と
上層アルミ配線を接続するスルーホールの接続不良が生
じるという欠点があった。また、図12のようなシリカ
塗布膜をエッチバックする方法では、シリカ塗布膜を形
成する工程や、エッチバックする工程が非常に複雑で、
工程数の増加や、歩留まりの低下を招くという欠点も有
った。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のプラズマ化学気
相成長法は、原料ガスの少なくとも一部分に有機シラン
と酸素或いはオゾン含有酸素を含み、基板表面へのプラ
ズマ照射強度を周期的に変化させながら所望の薄膜を形
成する。この際、プラズマ照射強度変化させる手段とし
て、プラズマの発生状態と非発生状態の繰り返して行っ
たり、基板表面へのプラズマの照射および非照射の繰り
返したり、反応容器内の対向する電極に、2種以上の周
波数の高周波電圧を印加し、その内の一部或いは全部の
高周波電力を周期的に変化させる。
【0009】また、本発明のプラズマ化学気相成長装置
は、有機シランを供給する機構と、酸素或いはオゾン含
有酸素を供給する機構と、プラズマ発生強度を周期的に
変化させる機構、或いは、1つの反応容器内に設けられ
たプラズマ強度の異なる複数のプラズマ照射機構と、こ
の複数のプラズマ照射機構の間で基板を移動させる機構
とを有している。さらに、本発明のプラズマ化学気相成
長装置は、ウェハー表面に有機シランおよびオゾン含有
酸素を供給する機構と、酸素プラズマイオン源と、プラ
ズマ照射強度を周期的に変化させるための機械的或いは
電磁的なシャッターとを有している。また、本発明のプ
ラズマ化学気相成長装置は、反応容器内の対向する電極
に、2種以上の周波数の高周波電圧を印加し、その内の
一部或いは全部の高周波電力を周期的に変化させる機構
を有している。
【0010】さらに、本発明の多層配線の製造方法は、
有機シランと酸素を原料ガスとし、基板表面へのプラズ
マ照射強度を周期的に変化させる、本特許請求の範囲第
1項および第2項記載の化学気相成長法により、金属配
線上に絶縁膜を金属配線の高さ以上の膜厚だけ形成する
工程と、レジスト膜,有機シリカ膜等の平坦化膜を形成
する工程と、反応性イオンエッチング法によりエッチバ
ックする工程を含んでいる。
【0011】
【実施例】次に、本発明について、図面を参照して説明
する。
【0012】図1は、本発明の実施例1を表すプラズマ
化学気相成長装置の概略縦断面図である。図2は、図1
のプラズマ化学気相成長装置の動作を、印加高周波電力
、酸素イオン数、オゾン濃度の時間変化について表した
ものである。図3は、本発明の原理の概略を表すモデル
図である。図4は、図2のような動作を行った際の、時
間経過と膜の成長過程を表す縦断面図であり、図5は、
図2のような動作を行った際、高周波オン時間(tON
)の割合(デューティーD)と膜成長速度、ステップカ
バレッジ、OH基の吸収係数の関係を示す。
【0013】図1のプラズマ化学気相成長装置において
、シリコン原料となる珪酸エチル(以下TEOSと呼ぶ
)ガスは、この図では表されていないTEOSタンクか
ら供給される、液体状のTEOSを、マスフロー型の液
体流量調節器3で流量調節し、蒸発器12で完全に気化
させ、流量調節器4で流量調節されたヘリウムと混合さ
れて生成される。オゾン含有酸素は、流量調節器2で流
量調節された酸素を、無声放電型のオゾン発生器11に
導入し、1〜10%のオゾンを含有させて生成される。 このようにして生成された、TEOSガス及びオゾン含
有酸素ガスは、TEOS導入口14及びオゾン導入口1
3からマニホールド15に導入される。マニホールド内
では、これらのガスは混合され、ガス拡散板17に当た
る事によって、ほぼ均一に拡散する。さらに、シャワー
電極19に当たると、さらに均一に分散し、基板28の
表面に吹き付けられる。基板28は、SiCサセプタ2
1上に装着され、石英板22を通して加熱ランプ23か
ら光加熱され、200〜450℃程度の温度に保持され
ている。シャワー電極19は、絶縁リング18によって
他の部分と電気的に絶縁されており、13.56MHz
高周波電源39およびハイパスフイルター38、450
kHz高周波電源36およびローパスフイルター35で
生成された2つの周波数の高周波電圧が、マッチングボ
ックス37を介して印加されている。排気管24は真空
ポンプ26に接続されており、反応室20の圧力は、0
.1〜数十Toorに保持されている。
【0014】本実施例では、シャワー電極19に接続さ
れているマッチングボックス37の内部に、2つの周波
数の高周波電圧を混合する混合器部と、インピーダンス
整合を行うマッチング部と、ダミーロードと、半導体ス
イッチがあり、シャワー電極19に印加する高周波電圧
をオン・オフ出来るようになっている。また、パルスジ
ェネレータ40の発生するパルスに同期して、高周波電
源35,36の出力を変化させ、シャワー電極19に印
加される高周波電圧を変化させる事も可能である。これ
らの動作は、基板温度、反応室圧力等も含めて、プロセ
スコントローラ41で制御される。これらの制御信号や
パルス等の伝達路は、図1中では破線で示されている。
【0015】ここで、シャワー電極19に印加する高周
波電圧を、周期1秒でオン・オフした場合の本装置の動
作を、図2乃至図5を用いて説明する。
【0016】図2再下段は、成膜時間と高周波電力の関
係を示している。高周波電力がオンになっている時間t
ONの間、シャワー電極19と基板28或いはSiCサ
セプタ21の間にプラズマが発生し、酸素或いはオゾン
が分解し酸素イオンが発生する。図2中段は、その酸素
イオン数の変化を表している。高周波電力を印加し始め
てからプラズマ状態が安定するまでには、ある一定の時
間が必要で、なで肩の波形になっている。オゾンは酸素
より不安定であるため、高周波電力の印加によるイオン
化効率は高い。そのため、プラズマ中のオゾン分子数は
、図2上段のように、高周波電力がオンの時、かなり低
下する。
【0017】図3(a),(b)は、それぞれ、高周波
オンおよびオフの時の基板表面近傍の様子を表すモデル
図である。高周波オンの時、図1のシャワー電極19と
基板28の間にプラズマが発生する。プラズマ中では、
酸素分子やTEOS分子は、電子45,酸素イオン47
,TEOS解離分子46,酸素ラジカル55等に解離す
る。また、プラズマと基板の間には、シース電圧が発生
し、酸素イオン47は、この電圧により加速され、ドリ
フトし、基板表面に衝突する。TEOS解離分子46も
基板表面に向かって拡散し、形成膜表面で、熱分解或い
は酸素イオン衝撃による分解によって膜形成前駆体50
になる。さらに、形成膜表面で酸素ラジカル等と反応し
、形成膜51が形成される。この際、形成膜51の表面
には、非常に多くの酸素イオン衝撃があるため、膜形成
前駆体50の寿命はかなり短く、形成膜表面での密度は
低い。また、酸素イオン衝撃は、形成膜51を硬化させ
る作用があり、膜質が良好で、圧縮応力の膜の形成に役
立っている。
【0018】さて、一旦高周波がオンになると(図3(
b)参照)、電子および酸素イオン数は速やかに減少す
るが、TEOS解離分子46や酸素ラジカル55は、な
おも残っている。これらは、形成膜51の表面に拡散し
て膜形成前駆体50となりやがて減少する。さらに、T
EOS分子54とオゾン分子56も膜表面に向かって拡
散し、反応してTEOS解離分子や膜形成前駆体となる
。形成膜51の表面では、膜形成反応が熱化学反応のみ
であるため、形成膜表面に、膜形成前駆体が高密度で存
在し、膜形成前駆体擬液体層59が形成される。この膜
形成前駆体擬液体層59は、液体の性質を示すため、基
板52に形成されている段差の側面低部の膜厚が厚くな
り、段差側面の傾きを緩和する。
【0019】図4は、図2のように高周波電力を印加し
たときの時間経過と膜形成の様子をモデル的に示した縦
断面図である。まず、図4(a)のように、時間tON
(図2では0.5秒)の間、高周波がオンになり、約1
0nmの第1のプラズマCVD膜60が形成される。 次に、図4(b)の様に、時間tOFF (0.5秒)
の間に第1の熱CVD膜62が形成される。時間TOF
F は0.5秒と非常に短く、第1の熱CVD膜62の
膜厚は1nm程度である。そのため、次のtONの初期
に酸素イオン衝撃等で改善され、プラズマCVD膜と同
等の膜質になってしまう。よって、図4(c)のように
、改善された第1の熱CVD膜62は、第1のプラズマ
CVD膜60と区別がつかなくなってしまい、第1のプ
ラズマCVD膜60に取り込まれてしまう。熱CVD膜
は、膜形成前駆体擬液体層の効果で、配線間の狭少なス
ペースや段差低部の角を埋め込み、形状をスムースにす
る事が出来るので、続くプラズマCVD膜成長初期のプ
ラズマ照射により、熱CVD膜と同等の形状でプラズマ
CVDと同等の膜質の第2のプラズマCVD膜成長前の
形成膜64を形成した事になる。第2のプラズマCVD
膜成長前の形成膜64により、段差低部は丸みを帯びた
形状になっているため、この上に形成される第2のプラ
ズマCVD膜63の形状も、図4(c)の様に、丸みを
帯びる。 第2プラズマCVD膜成長前の形成膜64と第2のプラ
ズマCVD膜63も区別がつかないため、続く第2の熱
CVD膜65の成長段階(d)では、下層膜は第2プラ
ズマCVD膜成長後の形成膜66になる。
【0020】以上のような段階を、多数回繰り返すこと
により、図4(e)のように、アルミ配線61の間のス
ペース部に鬆(ボイド)無く、プラズマCVD膜とほぼ
同等の、良好な膜質の形成膜を埋め込む事が出来る。
【0021】図5は、図2中のtONとtOFF から
計算されるデューティー比D(D=tON/(tON+
tOFF)×100(%))の値と、成長速度、ステッ
プカバレッジ、膜中OH基の吸収係数との関係を示して
いる。図5最下段から、成長速度はDが大きいほど増加
する事が判り、中段からステップカバレッジは、Dが5
0%を越えると悪化し始める事が判り、上段から、OH
基は、Dが40%を越えれば十分小さくなる事が判る。 図4から、ステップカバレッジと膜中水分量(膜中OH
基吸収係数)は相反する傾向にあるが、デューティー比
Dの値を適当な範囲(本実施例の場合は40から60パ
ーセント)に設定することにより両者とも損なわないよ
うにする事が出来る事が判る。
【0022】尚、本実施例では、有機シランガスとして
、珪酸エチル(TEOS:Si(OC2 H5 )4 
)を用いたが、テトラメチルシラン(TMS:Si(C
H3 )3 ),テトラメチルシクロテトラシロキサン
(TMCTS),オクタメチルシクロテトラシロキサン
(OMCTS),ヘキサメチルジシラザン(HMDS)
,トリエトキシシラン(SiH(OC2 H5 )3 
),トリジメチルアミノシラン(SiH(N(CH3 
)2 )3 )等のシリコン含有化合物を用いても同様
の結果が得られる。また、反応ガス中にオゾンが存在し
なくても、酸素ラジカルやTEOS解離分子の寿命はか
なり長いので、デューティー比の値を適当に選べば、同
様の結果が得られる。さらに、反応ガス中に、シラン等
のシリコン無機化合物やアンモニア等窒素化合物や、リ
ン,ホウ素,砒素,アンチモン等の水素化合物や有機化
合物を混入させた場合にも同様の結果が得られる。
【0023】さらにまた、本実施例では、シャワー電極
19に印加する高周波電力のみを変化させたが、パルス
ジェネレータ40の生成するパルスに同期して、高周波
電力,反応室圧力,基板温度,ガス流量等を変化させる
と、より良好な段差被覆性が得られる。
【0024】図6は、本発明の実施例2のプラズマ化学
気相成長装置の反応室を示し、(a)はその平面図であ
り、(b)は、(a)の二点鎖線AA′での縦断面図で
ある。尚、(a)は、(b)の一点鎖線BB′での平面
図を表している。
【0025】反応室72は、6つの扇型の領域に分けら
れ、時計の3時の方向の扇型が熱CVD領域70になっ
ており、時計回りに、プラズマCVD領域、熱CVD領
域、プラズマCVD領域166と交互に配置されている
。基板69は、回転軸79を軸として回転するサセプタ
ー71の上に装着され、熱CVD領域と、プラズマCV
D領域を交互に通過するようになっている。
【0026】熱CVD領域70には、TEOS導入口7
3とオゾン導入口75から、TEOSガス及びオゾン含
有酸素が導入され、ガス分散板83とシャワーインジェ
クター81で均一に分散された後、基板69の表面へ供
給される。基板69はサセプター71の裏側に設置され
たヒーター80によって約350℃に加熱されているた
め、基板上でオゾンとTEOSによる熱CVD膜が成長
する。
【0027】プラズマCVD領域166には、TEOS
導入口73と酸素導入口74からTEOSガス及び酸ガ
スが導入され、ガス分散板83′とシャワー電極78で
均一に分散され、基板69′の表面に供給される。シャ
ワー電極78は、絶縁リング82及び絶縁体76によっ
て、反応室の他の部分から電気的に絶縁されており、R
F導入端子77から13.56MHz或いは450kH
zの高周波電圧が印加される。これらの高周波電圧の印
加によって、シャワー電極78と基板69′或いは、サ
セプター71の間にプラズマが励起され、プラズマCV
D膜が形成される。  前述したように、基板69は、
回転するサセプター71とともに、プラズマCVD領域
と熱CVD領域を交互に通過するため、プラズマCVD
膜と熱CVD膜が交互に形成される。この際、サセプタ
ー71の回転速度を毎分10回転程度にすると、熱CV
D領域70で形成される熱CVD膜の膜厚は約2nm程
度となり、隣会うプラズマCVD領域の成膜初期でプラ
ズマ照射され、膜質はプラズマCVD膜と同様になる。 このようにして、図4で述べたのと同様に、膜質はプラ
ズマCVD膜と同様で、ステップカバレッジ及び段差埋
め込み性に優れたCVD膜が形成される。
【0028】尚、本実施例では、反応室を6つの領域に
分割したが、これは2つ以上であれば幾つでも構わない
。また、成膜領域の種類を熱CVD領域とプラズマCV
D領域の2種類にしたが、プラズマCVD領域を印加す
る高周波の周波数や印加電力によって2種以上設けても
良い。
【0029】さらに、本実施例では、サセプター71を
平面のターンテーブル状にし、上方に、シャワーインジ
ェクターやシャワー電極を設けたが、サセプターを円筒
或いは多角柱状にし、その外側面に基板を装着し、基板
と対向してシャワー電極等を設けても同様の結果が得ら
れる。
【0030】また、本実施例では、有機シランガスとし
て、珪酸エチル(TEOS:Si(OC2 H5 )4
 )を用いたが、テトラメチルシラン(TMS:Si(
CH3 )3 ),テトラメチルシクロテトラシロキサ
ン(TMCTS),オクタメチルシクロテトラシロキサ
ン(OMCTS),ヘキサメチルジシラザン(HMDS
),トリエトキシシラン(SiH(OC2 H5 )3
 ),トリジメチルアミノシラン(SiH(N(CH3
 )2 )3 )等のシリコン含有化合物を用いても同
様の結果が得られる。また、反応ガス中にオゾンが存在
しなくても、酸素ラジカルやTEOS解離分子の寿命は
かなり長いので、デューティー比の値を適当に選べば、
同様の結果が得られる。さらに、反応ガス中に、シラン
等のシリコン無機化合物やアンモニア等窒素化合物や、
リン,ホウ素,砒素,アンチモン等の水素化合物や有機
化合物を混入させた場合にも同様の結果が得られる。
【0031】図7に、本発明の実施例3のプラズマ化学
気相成長装置の概略を示す。イオン源空洞93には、流
量調節器103で流量調節された酸素ガスO2 と、流
量調節器87で流量調節されたアルゴンガスArが供給
され、圧力は、p=1mTorrに保たれている。また
マイクロ波電源84から、導波管85及び透過窓86を
経由して、周波数2.45GHzのマイクロ波が供給さ
れている。さらに、主電磁石コイル94の作る875ガ
ウスの磁場によって、イオン源空洞93内では電子サイ
クロトロン共鳴(ECR)が起こっており、イオン化率
の高い酸素プラズマが発生する。酸素イオンは主電磁石
コイル94の発散磁界及び補助コイル96によって反応
室95へ引き出され、供給106へ照射される。
【0032】シリコン原料となるTEOSガスは、80
℃に保たれ恒温容器112内に保温されたTEOS11
1から蒸発したTEOSガスを、流量調節器113で流
量調節してTEOS導入口107から反応室へ導入され
る。また、流量調節器101で流量調節された酸素ガス
が、オゾン発生器98を通過してオゾン含有酸素になり
、オゾン導入口97から供給される。基板106は、サ
セプター109上に装着され、ヒーター110によって
300℃に加熱されている。また、反応室の圧力は、流
量調節器88によって流量調節され、Ar導入口108
から供給される希釈用アルゴンガスと真空ポンプ105
によって、約1mTorrに保たれている。
【0033】本実施例のプラズマCVD装着では、まず
イオン源空洞93内に酸素プラズマを発生させる。補助
コイル96,96′に流す電流は、イオン源から基板に
向かう磁場を発生させる向きで小さな値にしておき、酸
素プラズマの照射が均一になる程度にしておく。また、
反射磁石コイル102,102′に流す電流も、イオン
源から基板に向かう磁場を発生させる向きで小さな値に
しておく。この状態で、基板106表面に酸素イオンを
照射させ、TEOSガスを供給すると、ECRプラズマ
気相成長が起こり、膜質の良いプラズマCVD膜が形成
される。を約10nm形成する。次に、補助コイル96
,96′に流す電流の値を強くして、イオン源空洞出口
付近にミラー型磁場が形成されるようにし、主電磁石コ
イル94,94′の発散磁界によってプラズマから流れ
出す電子及びイオンが跳ね返るようにする。すると、供
給106上には、TEOSガスとイオン源から拡散して
くる酸素ラジカル,酸素分子等の中性粒子のみが供給さ
れ、熱CVD的な反応のみが起こり、ステップカバレッ
ジの良い成膜が行われる。そこで、補助コイル96,9
6′に流す電流を、1秒から10秒程度の周期で変化さ
せると、基板106に照射される酸素イオン数が周期的
に変化し、プラズマCVD膜と熱CVD膜が交互に形成
され、さらに、熱CVD膜のプラズマCVD膜への改質
も行われて、図4と同様に、ステップカバレッジ及び段
差埋め込み性に優れたプラズマCVDが形成される。 特に本実施例では、反応室圧力を1mTorr程度にし
ているので、アスペクト比の大きな溝の埋め込みも可能
になる。
【0034】尚、基板106に照射される酸素イオンを
変化させる手段として、上記の例では補助コイル94に
よって形成されるミラー型磁場を用いたが、反射磁石1
02,102′によって形成されるカスプ型磁場や、サ
セプター109に正の電圧を印加して形成される反跳電
場を用いても良い。また、図7には示されていないが、
機械的なシャッターを用いても同様の結果が得られる。 但し、機械的シャッター等を用いて、酸素ラジカルの拡
散を妨げるような構造にした場合には、オゾン発生器9
8を動作させて基板近傍にオゾンを供給し、熱化学気相
成長を促進し、熱CVD膜の成長を促進するようにした
方がよいのは言うまでもない。
【0035】また、上記実施例では、イオン源として電
子サイクロトロン共鳴型(ECR)イオン源を用いたが
、酸素イオンの強度を変化させる事が出来れば、その形
式によらず同様の結果が得られる。
【0036】また、本実施例では、有機シランガスとし
て、珪酸エチル(TEOS:Si(OC2 H5 )4
 )を用いたが、テトラメチルシラン(TMS:Si(
CH3 )3 ),テトラメチルシクロテトラシロキサ
ン(TMCTS),オクタメチルシクロテトラシロキサ
ン(OMCTS),ヘキサメチルジシラザン(HMDS
),トリエトキシシラン(SiH(OC2 H5 )3
 ),トリジメチルアミノシラン(SiH(N(CH3
 )2 )3 )等のシリコン含有化合物を用いても同
様の結果が得られる。さらに、反応ガス中に、シラン等
のシリコン無機化合物やアンモニア等窒素化合物や、リ
ン,ホウ素,砒素,アンチモン等の水素化合物や有機化
合物を混入させた場合にも同様の結果が得られる。
【0037】図8は、本発明の実施例4にもとづき、ア
ルミ多層配線の層間絶縁膜平坦化法を表す縦断面図であ
る。
【0038】本実施例では、まず、半導体素子等を形成
した基板115上にアルミ配線114を形成する(図8
(a))。次に、本発明の実施例1のプラズマ化学気相
成長装置を用いて、図中(b),(c)のように、本発
明のCVD膜116をアルミ配線の膜厚より厚く形成す
る。レジスト117を塗布しハードベークする。レジス
ト117と本発明のCVD膜116のエッチングレート
が等しくなるように調整した反応性イオンエッチング法
を用いて、エッチバックを行い、CVD膜の表面が平坦
になるようにする。すると、平坦化された層間膜118
が出来上がる。
【0039】尚、本実施例では、平坦化のためにレジス
トを用いいたが、ポリスチレンや有機SOG等を用いて
も同等の結果が得られる。また、平坦化法として、研磨
法も用いれば、基板全面に渡って良好な平坦性が得られ
る。
【0040】図13は、図1の実施例1のプラズマ化学
気相成長装置を使用した、実施例5の動作の方法を示し
ている。図13では、13.56MHz高周波電力,4
50kHz高周波電力,イオン電流密度,平均イオンエ
ネルギーについて表している。但し、いずれの値も、そ
れぞれの値の最大値で規格化してある。
【0041】本実施例の動作の方法では、図13の下か
ら1段目及び2段目の様に、図1の13.56MHzと
450kHzの2つの周波数の高周波電源39,36に
、パルスジェネレータ40からパルスを送り、2つの周
波数の高周波の最大出力が逆位相になるようにして、シ
ャワー電極19に電圧を印加している。すると、図13
下から3段目および4段目の様に、イオン電流密度の変
化は小さいが、平均イオンエネルギーは、450kHz
高周波電力が最大の時に最大値を取り、13.56MH
z高周波電力が最大の時に最小となるように出来る。 これは、印加する高周波の周波数が高いと、プラズマと
基板の間に生ずる電圧(シース電圧)が減少する事によ
る。このように、イオン電流密度を変えないで、イオン
エネルギーのみを変化させた場合、イオン衝撃の強度は
周期的に変化し、膜質の劣化が無く、段差被覆性および
溝埋め込み性が改善される点では、実施例1と同様であ
るが、図13最上段の様に、膜成長速度の変化が10%
程度に小さくできるという利点がある。
【0042】尚、本実施例では、図1の装置を用いたが
、本特許の他の実施例で示した、図6,図7の装置を用
いても同様の結果を得る事が出来る。
【0043】尚、本実施例では、有機シランガスとして
、珪酸エチル(TEOS:Si(OC2 H5 )4 
)を用いたが、テトラメチルシラン(TMS:Si(C
H3 )3 ),テトラメチルシクロテトラシロキサン
(TMCTS),オクタメチルシクロテトラシロキサン
(OMCTS),ヘキサメチルジシラザン(HMDS)
,トリエトキシシラン(SiH(OC2 H5 )3 
),トリジメチルアミノシラン(SiH(N(CH3 
)2 )3 )等のシリコン含有化合物を用いても同様
の結果が得られる。また、反応ガス中にオゾンが存在し
なくても、酸素ラジカルやTEOS解離分子の寿命はか
なり長いので、デューティー比の値を適当に選べば、同
様の結果が得られる。さらに、反応ガス中に、シラン等
のシリコン無機化合物やアンモニア等窒素化合物や、リ
ン,ホウ素,砒素,アンチモン等の水素化合物や有機化
合物を混入させた場合にも同様の結果が得られる。
【0044】さらにまた、本実施例では、シャワー電極
19に印加する高周波電力のみを変化させたが、パルス
ジェネレータ40の生成するパルスに同期して、高周波
電力,反応室圧力,基板温度,ガス流量等を変化させる
と、より良好な段差被覆性が得られる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明のプラズマ化
学気相成長法は、基板表面へのプラズマ照射強度を周期
的に変化させながら、優れたステップカバレッジを持つ
オゾンとTEOSの熱CVD膜の形成と、その熱CVD
膜のプラズマCVD膜と同等な膜質への改質、および、
プラズマTEOS・CVD膜の形成を繰り返して行うた
め、微細でアスペクト比の大きい溝を埋め込む事が可能
なほど優秀なステップカバレッジを有し、膜中水分量や
膜中ストレスが小さく、良好な膜質を有するプラズマC
VD膜の形成が可能なる効果がある。
【0046】また、本発明のプラズマ化学気相成長装置
は、有機シランを供給する機構と、酸素或いはオゾン含
有酸素を供給する機構と、プラズマ発生強度を周期的に
変化させる機構、或いは、1つの反応容器内に設けられ
たプラズマ強度の異なる複数のプラズマ照射機構と、こ
の複数のプラズマ照射機構の間で基板を移動させる機構
、或いは、プラズマ照射強度を周期的に変化させるため
の機械的或いは電磁的なシャッターとを有しているため
、本発明のプラズマ化学気相成長法を効果的に実現でき
る。
【0047】また、本発明の多層配線の製造方法は、有
機シランと酸素を原料ガスとし、基板表面へのプラズマ
照射強度を周期的に変化させる、本特許記載の化学気相
成長法を用い、金属配線間に鬆(ボイド)の発生の無い
絶縁膜を、金属配線の高さ以上の膜厚だけ形成する工程
を含むため、シリカ塗布膜を用いる従来の多層配線の製
造方法に比べ、層間膜中の水分量が大幅に減少し、耐ク
ラック性の向上、ストレスマイグレーションの低減、ス
ルーホールの導通特性の向上等が図られる。また、本発
明の多層配線の製造方法の工程数は、従来の方法に比べ
て著しく減少しているので、歩留まりが向上し、コスト
が低減されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を表すプラズマ化学気相成長
装置の概略縦断面図である。
【図2】図1のプラズマ化学気相成長装置の動作を、印
加高周波電力、酸素イオン数、オゾン濃度の時間変化に
ついて表したものである。
【図3】本発明の原理の概略を表すモデル図である。
【図4】図2のような動作を行った際の、時間経過と膜
の成長過程を表す縦断面図である。
【図5】図2のような動作を行った際、高周波オン時間
(tON)の割合(デューティーD)と膜成長速度、ス
テップカバレッジ、OH基の吸収係数の関係図である。
【図6】本発明の実施例2のプラズマ化学気相成長装置
の反応室を示し、(a)は概略平面図であり、(b)は
、(a)の二点鎖線AA′での縦断面図(なお、(a)
は、(b)の一点鎖線BB′での平面図)である。
【図7】本発明の実施例3のプラズマ化学気相成長装置
の概略を表す縦断面図である。
【図8】本発明の実施例4のアルミ多層配線の層間絶縁
膜平坦化法を表す縦断面図である。
【図9】従来のプラズマ化学気相成長装置の概略図であ
る。
【図10】プラズマ化学気相成長装法と、オゾンとTE
OSの熱化学気相成長法とを交互に使用する従来の方法
における、シャワー電極に印加される高周波電力と、プ
ラズマ中の酸素イオン数と、原料ガス中のオゾン濃度の
、成膜時間に対する変化図である。
【図11】プラズマ化学気相成長法とオゾン熱化学気相
成長法を交互に行った場合の膜成長を表す縦断面図であ
る。
【図12】プラズマ化学気相成長法とシリカ塗布法を用
いた、従来の多層配線用平坦化絶縁膜の形成方法を示す
縦断面図である。
【図13】図1の実施例1のプラズマ化学気相成長装置
を使用した、実施例5の動作の方法を示す、高周波電力
等の時間変化図である。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  原料ガスの少なくとも一部分に有機シ
    ランと酸素を含み、基板表面へのプラズマ照射強度を周
    期的に変化させながら所望の薄膜を形成する事を特徴と
    するプラズマ化学気相成長法。
  2. 【請求項2】  原料ガスの少なくとも一部分に有機シ
    ランとオゾン含有酸素を含み、基板表面へのプラズマ照
    射強度を周期的に変化させながら所望の薄膜を形成する
    事を特徴とする、請求項1記載のプラズマ化学気相成長
    法。
  3. 【請求項3】  前記プラズマ照射強度の周期的な変化
    を、プラズマの発生状態と非発生状態の繰り返しにより
    行う事を特徴とする請求項1又は2記載のプラズマ化学
    気相成長法。
  4. 【請求項4】  前記プラズマ照射強度の周期的な変化
    を、基板表面へのプラズマ照射および非照射の繰り返し
    により行う事を特徴とする請求項1又は2記載のプラズ
    マ化学気相成長法。
  5. 【請求項5】  2種以上の周波数の高周波電圧を印加
    し、その内の一部或いは全部の高周波電力を周期的に変
    化させながら、所望の薄膜を形成することを特徴とする
    プラズマ化学気相成長法。
  6. 【請求項6】  プラズマ化学気相成長装置において、
    有機シランを供給する機構と、酸素を供給する機構と、
    プラズマ発生強度を周期的に変化させる機構を有する事
    を特徴とするプラズマ化学気相成長装置。
  7. 【請求項7】  プラズマ化学気相成長装置において、
    有機シランを供給する機構と、オゾン含有酸素を供給す
    る機構と、プラズマ発生強度を周期的に変化させる機構
    を有する事を特徴とする請求項5記載のプラズマ化学気
    相成長装置。
  8. 【請求項8】  プラズマ化学気相成長装置において、
    ウェハー表面に有機シランおよびオゾン含有酸素を供給
    する機構と、酸素プラズマイオン源と、プラズマ照射強
    度を周期的に変化させるための機械的シャッター、或い
    は、電磁的なシャッターとを有する事を特徴とするプラ
    ズマ化学気相成長装置。
  9. 【請求項9】  プラズマ化学気相成長装置において、
    ウェハー表面に有機シランおよびオゾン含有酸素を供給
    する機構と、酸素プラズマイオン源と、プラズマ照射強
    度を周期的に変化させるための機械的シャッター、或い
    は、電磁的なシャッターとを有する事を特徴とするプラ
    ズマ化学気相成長装置。
  10. 【請求項10】  有機シランを供給する機構と、酸素
    を供給する機構と、1つの反応容器内に設けられたプラ
    ズマ強度の異なる複数のプラズマ照射機構と、前記複数
    のプラズマ照射機構の間で基板を移動させる機構とを有
    する事を特徴とするプラズマ化学気相成長装置。
  11. 【請求項11】  有機シランを供給する機構と、オゾ
    ン含有酸素を供給する機構と、1つの反応室内に設けら
    れたプラズマ強度の異なる複数のプラズマ照射機構と、
    前記複数のプラズマ照射機構の間で基板を移動させる機
    構とを有する事を特徴とするプラズマ化学気相成長装置
  12. 【請求項12】  2種以上の周波数の高周波電圧を印
    加する機構を有するプラズマ化学気相成長装置において
    、その内の一部或いは全部の高周波電力を周期的に変化
    させる機構を有する事を特徴とするプラズマ化学気相成
    長装置。
  13. 【請求項13】  有機シランと酸素を原料ガスとし、
    基板表面へのプラズマ照射強度を周期的に変化させる、
    本特許請求の範囲第1項から第5項記載の化学気相成長
    法により、金属配線上に絶縁膜を金属配線の高さ以上の
    膜厚だけ形成する工程と、レジスト膜,有機シリカ膜等
    の平坦化膜を形成する工程と、反応性イオンエッチング
    法によりエッチバックする工程を含む事を特徴とする多
    層配線の製造方法。
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