JPH04358378A - 磁気ヘッドスライダの製造装置及び製造方法 - Google Patents

磁気ヘッドスライダの製造装置及び製造方法

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JPH04358378A
JPH04358378A JP3133054A JP13305491A JPH04358378A JP H04358378 A JPH04358378 A JP H04358378A JP 3133054 A JP3133054 A JP 3133054A JP 13305491 A JP13305491 A JP 13305491A JP H04358378 A JPH04358378 A JP H04358378A
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head slider
slider
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澤田 茂友
Yoshimichi Asauchi
浅内 良道
Yoshio Tanaka
義男 田中
Kikuo Yashiro
八城 喜久雄
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置のヘ
ッドに使用される磁気ヘッドスライダの製造装置に関す
る。
【0002】近年、磁気ディスク装置における記録媒体
面より浮上して駆動される磁気ヘッドスライダは、高感
度を図るためにその浮上量が著しく減少しており、スラ
イダ面の平面度として高低差を1/30μm 以下に抑
えた高精度の形状が要求されている。また、磁気ヘッド
スライダが記録媒体面上に接した状態で駆動、停止動作
するCSS(コンタクト・スタート・ストップ)方式で
は、CSS動作の際に当該スライダが高速度で記録媒体
面と接触していることから、ヘッドの破壊という事態の
発生を回避することが望まれている。
【0003】
【従来の技術】図13に、磁気ヘッドスライダの理想的
形状の斜視図を示す。磁気ディスク装置における記録媒
体の記録、再生を行う場合、磁気ヘッドスライダを該記
録媒体面上に常に浮上させて駆動する方式と、記録媒体
面上に接触させた状態で駆動、停止動作させるCSS方
式がある。
【0004】記録媒体面上を浮上して駆動される磁気ヘ
ッドスライダ1Aは、図13(A)に示すように、スラ
イダ表面が2本の平坦レール面2a,2b形状に形成さ
れ、その先端(空気流入側)にはテーパ部3a,3bが
形成される。また、後端(空気流出側)には図13(C
)に示すように、一般的構成の2つの薄膜磁気ヘッド4
a,4bが設けられる。この平坦レール面2a,2bは
、記録媒体からの浮上量が減少していることから平面度
として高低差を1/30μm 以下にすることが望まれ
る。なお、テーパ部は必ずしも必要でなく、磁気ヘッド
も必らずしも2個必要としない。
【0005】また、CSS方式に使用される磁気ヘッド
スライダ1Bは、動作時に記録媒体との摩擦力と磨耗を
軽減し、ヘッドクラッシュの危険性を低下させるために
、図13(B)に示すように、レール面5a,5bを凸
曲面のクラウン形状に形成することが望ましい。この場
合、クラウン量はレール面5a,5bの高低差で10〜
20nm以上ある場合に有効であるとされている。
【0006】次に、図14に、従来のスライダ加工を説
明するための図を示す。図14において、複数個の磁気
ヘッドスライダ1Aの背面を剛体6に接着固定し、該ス
ライダ1Aの平坦レール面2a,2bをラップ定盤7上
に載置する。そして、剛体6上から重り等で所定圧力で
加圧し、ラップ定盤7をO軸上例えば矢印方向に回転さ
せると共に、剛体6を回転させて、上記平坦レール面2
a,2bを平坦に加工するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の磁気ヘ
ッドスライダの加工は、スライダの板厚がばらついてお
り、平坦な剛体6に接着することから、加工量は該板厚
に従ってばらつきを生じ、多数のスライダを機械的に均
一に加工することができない。また、上述のラッピング
方法ではレール面を平坦に形成させるのみで前述のクラ
ウン形状に加工することができない。従って、機械的加
工では均一に行うことができないことから、薄膜磁気ヘ
ッド4a,4bのギャップ深さD(図13(C))を所
望の値に調整することができないという問題がある。
【0008】そこで、本発明は上記課題に鑑みなされた
もので、スライダのレール面を、均一に加工して任意に
ギャップ深さを調整すると共に、容易にクラウン形状に
加工する磁気ヘッドスライダの製造装置及び製造方法を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題は、一方面に、
一端に磁気ヘッドを設けたレール面が形成された磁気ヘ
ッドスライダの他方面を、平坦な剛体に取着し、該レー
ル面をラップ定盤上で回転によりラッピング加工する磁
気ヘッドスライダの製造において、前記剛体と前記磁気
ヘッドスライダとの間に、該磁気ヘッドスライダをその
粘着力により保持する弾性部材を介在させることにより
解決される。
【0010】また、レール面の一端がテーパ部を有した
磁気ヘッドスライダを製造するにあたり、前記剛体に設
けられた弾性部材に前記磁気ヘッドスライダの他方面を
取着し、前記テーパ部を、該レール面の回転進行方向の
後端にしてラッピング加工する工程と、該テーパ部を、
該レール面の回転進行方向の先端にしてラッピング加工
する工程とを含む。
【0011】
【作用】上述のように、磁気ヘッドスライダを弾性部材
の有する特性の粘着力により保持する。この弾性部材は
磁気ヘッドスライダを所定間隔で保持すると共に、その
柔軟性により該磁気ヘッドスライダに均一に荷重負荷を
与える。従って、磁気ヘッドスライダのレール面の均一
なラッピング加工が可能であり、該レール面の歪みを修
正して高度に平坦化することが可能となる。また、レー
ル面の一端にテーパ部を有するスライダの場合、レール
面のテーパ部を進行方向の後端にして加工し、その後該
テーパ部を先端にして加工すると、レール面の他端に設
けた磁気ヘッドの磁気先端の凹み(リセス)を小さく保
つことが可能となる。
【0012】また、磁気ヘッドスライダは弾性部材上に
複数個所定間隔、例えば等間隔で配置させて保持するこ
とにより均一なラッピング加工が可能であり、そのため
に該磁気ヘッドスライダの配置される位置に対応する例
えば凹部又は穴部の嵌合部を形成した位置決め治具を使
用し、適宜傷発生防止のために該凹部又は穴部に保護材
を嵌合する。または、ラッピング加工中の磁気ヘッドス
ライダの移動を防止するために、小孔で該磁気ヘッドス
ライダの位置規制をする保持板を弾性部材上に設ける。
【0013】一方、磁気ヘッドスライダのレール面をク
ラウン形状にするために、レール面を剛体の回転半径方
向と同方向にし磁気ヘッドを内周側に配置させて弾性部
材に保持している。これにより、弾性部材からの加圧力
によってクラウン形状の加工が自動的に行われると共に
、回転時の遠心力により内周側の磁気ヘッドへの過大な
力の作用を防止して磁極のリセス増大を抑止することが
可能となる。また、温度調節手段で磁気ヘッドスライダ
のレール面とその反対面に温度差を設け、この温度差に
よる撓み状態で平坦ラッピング加工を行うことにより、
温度差解消後にレール面に正のクラウン形状を得る。こ
の場合、弾性部材を熱伝導性の良好な材質で形成し、又
はこの層を含ませることでより大きなクラウン量の形状
を得ることが可能となる。さらに内周部が凹んだ形状の
ラップ定盤を用いそれに倣って加工することにより、よ
り大きなクランク量の形状を得ることができる。
【0014】すなわち、手作業ではなく機械作業により
大きな量のクラウン形状のレール面を有する磁気ヘッド
スライダを得ることが可能となる。
【0015】
【実施例】図1に、本発明の第1の実施例の構成図を示
す。図1(A)は製造装置の一部断面を示しており、図
1(B)は磁気ヘッドスライダ(以下、単に「スライダ
」という)の取着を示しており、図1(C)は同一の一
部斜視図を示しており、図1(D)は加工時のスライダ
のラップ盤に対して運動する状態を示している。なお、
図13,図14と同一の構成部分には同一の符号を付す
【0016】図1(A)において、製造装置10は、平
面が平坦性の良好な円柱状の剛体6上にドーナツ状の弾
性部材であるゴム材11が接着剤により固着されている
。該ゴム材11上に、図1(B)に示すように、予めレ
ール面2a,2b及びテーパ部3a,3bが形成され、
薄膜磁気ヘッド4a,4bが設けられた(図13参照)
スライダ1Aの背面を該ゴム材11の粘着力により等間
隔で例えば24個保持する。なお、剛体6上に液状のゴ
ム材を流してライニングにより該ゴム材11を形成して
もよい。このスライダ1Aのレール面2a,2b(図1
3参照)が、表面が所定粗さの断面ドーナツ形状のラッ
プ定盤7上に当接するように載置される。この場合、剛
体6の回転進行方向に対してスライダ1Aのテーパ部3
a,3bを先端にして配設される(図1(D))。
【0017】一方、剛体6上には加圧部材(重り)12
が位置されると共に、該剛体6の側面にゴムローラ等の
回転伝達部材13が当接し、軸14を介して回転駆動部
(図示せず)より回転力を伝達する。
【0018】このような製造装置10において、スライ
ダ1Aのレール面2a,2bをラッピングする場合、図
1(A),(C)に示すように、ラップ定盤7が軸Oに
対して矢印方向(平面上反時計方向)に回転されると同
時に、軸14(回転伝達部材13)が平面上時計方向に
回転することにより剛体6が平面上反時計方向に回転す
る。このとき、図1(D)に示すようにスライダ1Aが
ラップ定盤7上を、テーパ部3a(3b)を先端にして
回転する。なお、図示しないが、加工時はラップ定盤7
とスライダ1Aのテーパ部3a,3bの間には砥粒が含
有された研磨液が注入される。すなわち、スライダ1A
はゴム材11の粘着力で保持され、該スライダ1Aのレ
ール面2a,2bをラップ定盤6上で加圧部材12によ
り荷重を加えながら所定の回転数で回転させてラッピン
グ加工するものである。この場合、ゴム材11のスライ
ダ1Aの粘着力は十分に強く、ラッピング加工中、及び
ラップ定盤7への配置時にスライダ1Aが脱落すること
がない。特に、ゴム材11の表面を清浄に維持すること
により粘着力が増すものである。また、ゴム材11上に
等間隔で24個のスライダ1Aを保持させることにより
、加圧部材12の負荷を各スライダ1Aに均等に加える
ものである。
【0019】ここで、図2に、スライダの位置決め治具
を説明するための図を示し、図3に、スライダの位置決
めを説明するための図を示す。図1において、スライダ
1Aをゴム材11上の所定位置に保持する場合に、図2
(A)に示す位置決め治具15aを使用する。この位置
決め治具15は、図2(B)に示すように、円形の枠体
16に円板状の薄板17を取付けたもので、薄板17に
スライダ1Aを位置規制する嵌合部である凹部18が円
周に沿って等間隔に例えば15°間隔で24個形成され
る。凹部18は、図2(C)に示すように、スライダ1
Aを嵌合するように矩形状に形成され、対向する辺に切
欠き19が形成される。例えば、ピンセット等の把持具
でスライダ1Aを凹部18に嵌合させる場合に切欠き1
9が把持具の逃げ領域となる。ここで、図2(D)にお
いて凹部18の形成について説明すると、薄板17は銅
板17aの表裏にニッケルめっき17bを施したもので
、ニッケル層と銅部分をエッチングにより凹部18を形
成するものである。
【0020】そこで、図3(A)に示すように位置決め
治具15aの凹部18に背面を上(レール面2a,2b
を下)にしてスライダ1Aを入れ、位置決めピン20に
より剛体6間で位置決めしつつゴム材11にスライダ1
Aを押付ける。これにより、図3(B)に示すように、
ゴム材11の粘着力によりスライダ1Aを等間隔に整列
した形で保持することができる。
【0021】また、図4に、上述のスライダの他の位置
決めを説明するための図を示す。図4(A)の位置決め
治具15bは、枠部が形成された円板上の薄板21に等
間隔で例えば15°間隔で24個の嵌合部である穴部2
2が形成される。穴部22は、図4(B)に示すように
、つば部22aを設けた矩形状にエッチングにより形成
され、該穴部22に保護材23が嵌合して取付けられる
。この保護材23にはスライダ1Aを嵌合する開孔部2
4が切欠き24aと共に、ポリイミド板等の軟質の材料
をプレス加工により形成するものである。
【0022】図4(C)に示すように、この位置決め治
具15bをゴム材11を上方向にして上から位置決めピ
ン19により位置決めする。このとき、穴部22はゴム
材11上に位置し、該穴部22の保護材23内にスライ
ダ1Aを背面を下方にして嵌合して押圧することにより
、ゴム材11の粘着力でスライダ1Aを保持する(図4
(D))。スライダ1Aをラッピング加工するにあたっ
ては、該位置決め治具15bは、そのままの状態であっ
ても、取外してもよい。なお、保護材23を図2に示す
位置決め治具15aに使用してもよく、この場合穴部2
2のつば部22aを省略して凹部18に保護材23を嵌
合すればよい。
【0023】すなわち、保護材23を使用することによ
り、スライダ1Aが接触した場合でも傷の発生を防止す
ることができる。
【0024】以上のように、スライダ1Aのレール面2
a,2bを高精度な平坦度で、能率よく加工することが
でき、スライダ1Aの浮上特性の安定性が均一となり、
歩留りを向上させることができる。このことは、ラッピ
ング量を任意に設定できることを意味し、後述するよう
に、薄膜磁気ヘッド4a,4bのギャップ深さD(図1
3(C))を容易に調整することができる。
【0025】例えば、スライダのサイズを、縦3.2 
×横2.6 ×厚さ0.55mmとし、図1(D)のテ
ーパ部3a,3bに研磨液が流入する場合の流入端傾斜
面長さL(図6(A))を500μm とし、加工数を
24個とした場合の平面度の結果を図5に示し、Lを変
えた場合の加工量の結果を図6に示す。
【0026】図5に示すように、スライダ1Aの平面度
をレール面2a,2bの高低差(PV値)で求めたもの
で、総て10〜16nmの範囲内であって、各スライダ
1Aが均一に加工されたことが明確である。また、図6
(A)に示すように、スライダ1Aのレール面2a,2
bの各A〜D点におけるラッピング量を求めたもので、
図6(B)に測定値の平均値と標準偏差で示したもので
ある。図6(B)において、△はC,D点の平均値、○
はA,B点の平均値を表わしており、流入側、流出側共
に標準偏差(加工量)は約1〜2割以下で、各スライダ
1Aは均一に加工されていることが示され、ギャップ深
さ(図13(C))を所望する量に調整することができ
ることを示している。
【0027】ところで、同図から流入端Lが長い程、入
口側が削られ易いことがわかる。これは、図1(D)に
示すように流入端側の傾斜面を通ってラップ液がクサビ
状に進入するため、入口側が削られ易く、流入端長が小
さいとクサビの効果が減少するためと考えられる。従っ
て、ギャップ深さを調整加工した後に、個々のスライダ
1Aの流入端長Lを増やす加工を行うのはコスト増を招
くので、入口部の削れ量は小さく抑える必要がある。ち
なみに、流入端長がゼロの時、入口部の削れ量は最小と
なる。そのため、スライダ1Aを逆向き(テーパ部3a
,3bを後端)に並べた場合は流入端長がゼロの場合に
あたり入口部の削れ量はやはり最小となる。このため、
加工の大半をスライダを逆向きに配置して行い、最終仕
上げ時に正規の向きとして、微小量を加工することで、
入口部の削れ量を抑えて流入端長さへの影響を最小にで
きる。なお、ギャップ深さを調整する際に、予め同時に
加工する分については、除去するべき加工量を揃えた上
で行う必要がある。
【0028】次に、図7に、本発明の第2の実施例の構
成図を示す。図7(A)において、剛体6に取付けられ
たゴム材11の粘着力によりスライダ1Aが保持されて
おり、該スライダ1Aを保持板24により位置規制され
る。保持板24は、図7(B)に示すように、スライダ
1Aの配置に対応した小孔25が15°間隔で24個等
間隔に形成された円板形状の薄板であり、小孔25は図
7(C)に示すように、スライダ1Aの形状に対応した
矩形状の孔であって、対向する辺に切欠き25aが形成
されたものである。この切欠き25aは前述と同様にス
ライダ1Aの脱着における工具等の逃げの役割をする。 また、保持板24は、例えば軟らかいポリイミドの薄板
を用い、小孔25をプレス打ち抜きにより形成される。 スライダ1Aはこの小孔25を用いて容易に配列するこ
とができる。
【0029】このような保持板24は、スライダ1Aの
レール面2a,2bのラッピング加工時の移動を防止し
て保持を確実にし、移動で生じるラップ定盤7への傷の
発生を防止するものである。さらに図2,図4に示すよ
うなスライダ1Aの位置決め治具15a,15bによる
位置決め作業は不要となり、従って、スライダ1Aの配
列作業の高能率化を図ることができる。
【0030】次に、図8に、本発明の第3の実施例の構
成図を示す。本実施例は、大きなクラウン形状のスライ
ダ1Bを得るためのもので、図8(A)〜(C)におい
て、剛体6上にゴム材11が設けられ、該ゴム材11上
に15°の等間隔で24個のスライダ1Aが保持される
ことは図1〜図4と同様である。この場合、スライダ1
Aは、剛体6の半径方向と同方向にレール面2a,2b
が位置し、かつ、薄膜磁気ヘッド4a,4bが内周に位
置するように配設されるものである。
【0031】ここで、図9に、クラウン形状の加工を説
明するための図を示す。図9はクラウン形状加工の原理
を説明するためのものでスライダ1Aのテーパ部3a,
3bは省略してある。いま、図9(A)において、ゴム
材11にレール面2a,2bが平坦なスライダ1Aをそ
の粘着力により保持させると、ゴム材11からのスライ
ダ1Aの加圧力がスライダ1Aの周辺部で大きくなり、
その力が内側に働く。この力の影響で、図9(B)に示
すようにスライダ1Aが歪み、その浮上面に負のクラウ
ン26aが生じる。
【0032】そして、ラッピング加工終了後は、ゴム材
11からの加圧力が解除されて、図9(E)に示すよう
に正のクラウン26bのスライダ1Bが得られる。すな
わち、ゴム材11のスライダ周辺に偏在する加圧力によ
りクラウン形成の作用が強まり、図13(B)に示すよ
うな正のクラウン形状のスライダ1Bを得ることができ
るものである。
【0033】そして、図8のようにスライダ1Aを剛体
6の半径方向と同方向に配列した場合、図9(C)に示
すように、剛体6を回転させると、その遠心力によりス
ライダ1Aが外側にせり出す状態となり、ゴム材11か
ら受ける力が外側部で増大して加工中の力の偏りが著し
くなる。こうした場合、図9(D)に示すように、スラ
イダ1Aの周辺部が優先的にラッピングされてさらに大
きなクラウン形状を得ることができる。
【0034】例えば、図8(C)に示すスライダ1Aの
サイズを縦3.2 ×横2.6 ×厚さ0.55mmと
して、テーパ部3a,3bの流入端傾斜面の長さL(図
6(A)参照)を500μm ,加工時間を1〜2分と
し、錫のラップ定盤7でラッピング加工した場合、図1
(B)のように配列した場合にはクラウン量が平均で1
0nm、標準偏差が1.4nmとなり、ばらつきの小さ
い安定したラッピング加工ができる。これに対して図8
のように配列した場合にはクラウン量(高さ)が平均で
16nm,標準偏差が1.5 nmとなって、大きなク
ラウン量が得られ、やはりばらつきの少ない安定したラ
ッピング加工することができる。すなわち、レール面2
a,2bに正のクラウン形状を容易に与えることができ
、かつクラウン量を制御することができることから、C
SS方式における磁気ヘッドの記録媒体面への吸着、及
びヘッドクラッシュを防止することができる。また、磁
極先端の凹み(リセス)は、図1(B)の配列とした場
合、約20nmの良好な値を安定して保持できる。
【0035】しかし、図8の配列の場合、磁極部に過大
な力が加わり、リセスを増大させることがある。しかし
ながら、この場合、薄膜磁気ヘッド4a,4bを内周側
に配置すことで荷重負担を軽減させてリセスの増大を防
止できる。薄膜磁気ヘッド4a,4bを外周側に配置し
た場合にはリセスが35〜45nmとなるのに対し、内
周側に配置した場合にはリセスが23nmと小さく抑え
ることができる。
【0036】次に、図10に、本発明の第4の実施例の
構成図を示す。図10は、図1及び図8において、スラ
イダ1A側を高温側とし、ラップ定盤7側を低温側とし
て温度差を設けたもので、具体的にはゴム材11に第1
の温度調節手段27を設けると共に、ラップ定盤7に第
2の温度調節手段28を設けたものである。なお、第2
の温度調節手段28を設けずに、常温下で第1の温度調
節手段27によりスライダ1A側を常温以上に設定して
もよい。又、第1の温度調節手段27を省き、第2の温
度調節手段28のみを用いても良い。
【0037】図10(A)〜(C)において、少なくと
も第1の温度調節手段27により、ゴム材11を加熱し
てラップ定盤7との間に温度差を生じさせると(図10
(A))、スライダ1Aに熱歪みを生じ、周辺部が突き
出る形で負のクラウン26a形状となる(図10(B)
)。そして、ラッピング加工中には突き出た部分が選択
的に研磨されることから、熱歪みで突き出た部分が選択
的に加工され、加工終了後に温度差が解消された時には
正のクラウン26bの形状が表われ、クラウン形状のス
ライダ1Bが得られる(図10(C))。
【0038】ここで、図11に、熱歪みにより生じるク
ラウン量を説明するための図を示す。いま、厚さtのス
ライダ1Aの表裏間に温度差を生じると、表裏間で歪み
εが生じ、曲率半径R=t/εでスライダ1Aが撓み変
形する。このとき、スライダ長をL0 とするとクラウ
ン量Cは、 C≒L0 2 /8R=L0 2 ・ε/8t    
    …(1)で表わされる。
【0039】例えば、スライダ材料がAl2 O3 ・
TiC材(膨張率:7.9 ×10−6),スライダの
寸法がt:0.55mnm ,L:3mmの場合、温度
差が1℃の時、スライダ1Aの表裏に7.9 ×10−
6のεが生じ、Rが約70m,クラウン量が16nmと
導かれる。この結果より、1℃という僅かな温度差でC
SS動作時の磨耗を軽減する効果を有するクラウン量を
形成できる。
【0040】そこで、ラップ定盤7の温度を変化させ、
図1(B)のようにスライダ1Aを配列して加工した場
合のクラウン量の値のグラフを図12に示す。図12の
グラフには各データの平均値と標準偏差値を用いて示し
た。ラップ定盤7の各温度において、クラウン量がばら
つきが小さく得られており、ラップ定盤7温度が室温の
時で10nm以下、10〜15℃の時でおよそ20nm
となり、さらに低温の時に、より大きなクラウンが得ら
れた。この場合、スライダ1Bのレール面全体は図13
(B)に示され、そのクラウン量Cは、図6(A)に示
される、A−C間及びB−D間の高低差で表わされる。 また、本条件での浮上面(レール面)の平面度(PV値
)はクラウン量+10nm以下に入り、良好な平面性を
得ており、また、磁極先端部の凹み(リセス)も20n
m以下と極めて良好であった。
【0041】なお、本実施例ではスライダ1Aの表裏間
で温度差を生じさせれば十分であり、そのために、第1
に第1の温度調節手段27のみでゴム材11を加熱する
場合、第2に第1及び第2の温度調節手段27,28の
両方で加熱して温度差を生じさせる場合、第3に第2の
温度調節手段28でラップ定盤7を冷却する場合、第4
に第1の温度調節手段27で加熱し、第2の温度調節手
段28で冷却する場合の組合せが考えられる。この場合
、第4の組合せにより複合的効果が得られる。
【0042】また、本実施例では、温度差のみについて
説明しているが、図8の第3の実施例のゴム材11によ
る撓みも合せて作用させれば、さらに大きなクラウン量
を得ることができる。
【0043】次に、図10におけるゴム材11について
説明する。スライダ1Aの表裏に温度差を設けるために
、ゴム材11を熱伝導性の良好な材質を使用するもので
ある。材質として、例えばシリコンゴムにアルマイトを
添加したものがあり、通常のシリコンゴムと比較して数
倍から数十倍の熱伝導性を得ることができる。
【0044】スライダ1A,1Bの材質(フェライト)
の熱伝導度は21.0w/m ・deg であり、ゴム
材の熱伝導度は0.2 w/m ・deg であって、
ゴム材の方が非常に小さいことから、ラップ定盤7とゴ
ム材11間の温度差によるスライダ1Aを通過する熱量
は、殆どがゴム材11の熱伝導性で決定される。従って
、ゴム材11側の熱伝導性を高くするとスライダ1Aを
通過する熱量が増し、該スライダ1Aの表裏に生じる温
度差が増大して大きなクラウン量を得ることができるも
のである。
【0045】このゴム材11の熱伝導性は添加材の量に
依存しており、反面柔軟性を悪くしていくという性質が
あることから、通常の柔軟性の高いゴム材と積層しても
よく、また、スライダ1A,1Bを保持する場合の粘着
力が低下する場合には粘着材を形成させてもよい。
【0046】次に、図13に本発明の第5の実施例の構
成図を示す。図13(A),(B)は内周側が凹んだ形
状のラップ定盤7aを示している。ラップ定盤7aはス
ライダ1Aの浮上面に大きなクラウン量を形成させるた
めのものである。ここでは実施例として、ラップ定盤7
aの形状を、内周側が凹んだ円錐面とした場合の加工結
果を示す。
【0047】スライダ1Aの浮上面は該円錐面に倣いつ
つラップされるために正のクラウンが形成され、さらに
該円錐面の内周側の凹み量を変えることでクラウン量の
制御が可能になる。
【0048】該円錐面により形成されるクラウン量Cは
幾何学的な関係から、浮上面のラップ加工の様子を示す
図13(C)における、ラップ定盤7aの内外周の幅W
、および内外周間の高低差Hから、 C=(d2 ・H)/2Wr            
  …(2)となる。ここで、rはラップ定盤7aの中
心からスライダ1Aまでの距離、dはスライダ1Aの長
さの半分である。
【0049】例えばdを1.6mm、rを70mm、W
を100mmとした場合の(2)式の示すクラウン量は
図13(D)の直線で示される。
【0050】又、実際の円錐形状のラップ定盤7aで加
工した場合のクラウン量を丸印で示しており、(2)式
による円錐形状のラップ定盤によるクラウン量の増大効
果を表わしていることがわかる。
【0051】この結果より、中央部が凹んだラップ定盤
7aを用いることで大きなクラウン量を形成でき、かつ
、クラウン量を制御可能であることが示された。
【0052】ところで、本実施例ではラップ定盤7aを
、その形成が容易な円錐面形状とした場合を示したが、
原理的にラップ定盤7aを球面あるいは放物面等の曲面
を用いても、同様に大きなクラウンを創成できることは
明らかである。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、磁気ヘッ
ドスライダを剛体に設けられる弾性部材にその吸着力に
より保持させることにより、該スライダのレール面を平
坦度の高い均一なラッピング加工をすることができると
共に、磁気ヘッドのギャップ調整を行うことができ、該
スライダの浮上特性の安定性を均一化することができる
。また、弾性部材の加圧力又は該スライダの表裏に温度
差を設けたり、内周側が凹んだラップ定盤を用いること
により、自動的に該スライダのレール面をクラウン形状
とすることができ、磁気ヘッドの記録媒体面への吸着及
びヘッドクラッシュを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成図である。
【図2】スライダの位置決め治具を説明するための図で
ある。
【図3】スライダの位置決めを説明するための図である
【図4】スライダの他の位置決めを説明するための図で
ある。
【図5】平面度の結果を示したグラフである。
【図6】加工量の結果を示したグラフである。
【図7】本発明の第2の実施例の構成図である。
【図8】本発明の第3の実施例の構成図である。
【図9】クラウン形状の加工を説明するための図である
【図10】本発明の第4の実施例の構成図である。
【図11】熱歪みにより生じるクラウン量を説明するた
めの図である。
【図12】クラウン量の値を示すグラフである。
【図13】内周部が凹んだラップ定盤によるクラウン量
を説明するための図である。
【図14】従来の磁気ヘッドスライダの理想形状を示し
た斜視図である。
【図15】従来のスライダ加工を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1A,1B  磁気ヘッドスライダ 2a,2b  平坦レール面 3a,3b  テーパ部 4a,4b  薄膜磁気ヘッド 5a,5b  クラウン形状レール面 6  剛体 7  ラップ定盤 7a  内周部が凹んだラップ定盤 11  ゴム材(弾性部材) 15a,15b  位置決め治具 18  凹部 22  穴部 23  保護材 24  保持板 27  第1の温度調節手段 28  第2の温度調節手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一方面に、一端に磁気ヘッド(4a,
    4b)を設けたレール面(2a,2b)が形成された磁
    気ヘッドスライダ(1)の他方面を、平坦な剛体(6)
    に取着し、該レール面(2a,2b)をラップ定盤(7
    )上で回転によりラッピング加工する磁気ヘッドスライ
    ダの製造装置において、前記剛体(6)と前記磁気ヘッ
    ドスライダ(1)との間に、該磁気ヘッドスライダ(1
    )をその粘着力により保持する弾性部材(11)を介在
    させることを特徴とする磁気ヘッドスライダの製造装置
  2. 【請求項2】  前記弾性部材(11)に複数の磁気ヘ
    ッドスライダ(1)を保持させるにあたり、所定間隔で
    形成された嵌合部(18,22)に該磁気ヘッドスライ
    ダ(1)を嵌合させる位置決め治具(15a,15b)
    により該磁気ヘッドスライダ(1)の位置決めを行うこ
    とを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッドスライダの製
    造装置。
  3. 【請求項3】  前記嵌合部(18,22)内に、前記
    磁気ヘッドスライダ(1)の嵌合可能な保護材(23)
    を嵌合させることを特徴とする請求項1又は2記載の磁
    気ヘッドスライダの製造装置。
  4. 【請求項4】  前記弾性部材(11)に保持された複
    数の磁気ヘッドスライダ(1)を収納する略同形状の小
    孔(25)が所定間隔で形成された保持板(24)を、
    該弾性部材(11)に設けることを特徴とする請求項1
    ,2又は3記載の磁気ヘッドスライダの製造装置。
  5. 【請求項5】  前記複数の磁気ヘッドスライダ(1)
    のレール面(2a,2b)を、前記剛体(6)の回転半
    径方向と同方向にして配設し、前記磁気ヘッド(4a,
    4b)を内周側に位置させることを特徴とする請求項1
    又は2記載の磁気ヘッドスライダの製造装置。
  6. 【請求項6】  前記磁気ヘッドスライダ(1)のレー
    ル面(2a,2b)を有する一方面より反対側の他方面
    を高温度にするために、前記剛体(6)、前記弾性部材
    (11)、前記ラップ定盤(7)の少なくとも一つに温
    度調節手段を設けることを特徴とする請求項1,2,3
    ,4又は5記載の磁気ヘッドスライダの製造装置。
  7. 【請求項7】  前記ラップ定盤(7)をその中心側が
    凹んでいる円錐面もしくは曲面としたことを特徴とする
    請求項1,2,3,4,5又は6記載の磁気ヘッドスラ
    イダの製造装置。
  8. 【請求項8】  前記弾性部材(11)を、熱伝導性の
    良好な部材で形成することを特徴とする請求項6又は7
    記載の磁気ヘッドスライダの製造装置。
  9. 【請求項9】  前記弾性部材(11)を、熱伝導性の
    良好な部材で形成する層と通常の熱伝導性の部材で形成
    する層とを積層して形成することを特徴とする請求項8
    記載の磁気ヘッドスライダの製造装置。
  10. 【請求項10】  熱伝導性の良好な部材を含む前記弾
    性部材(11)の、前記磁気ヘッドスライダ(1)を保
    持する面に粘着材を設けることを特徴とする請求項8又
    は9記載の磁気ヘッドスライダの製造装置。
  11. 【請求項11】  一方面に、一端がテーパ部(3a,
    3b)を有し、他端に磁気ヘッド(4a,4b)を設け
    たレール面(2a,2b)が形成された磁気ヘッドスラ
    イダ(1)の他方面を、平坦な剛体(6)に取着し、該
    レール面(2a,2b)をラップ定盤(7)上で回転に
    よりラッピング加工する磁気ヘッドスライダの製造方法
    において、前記剛体(6)に設けられた弾性部材(11
    )に前記磁気ヘッドスライダ(1)の他方面を取着し、
    前記テーパ部(3a,3b)を、該レール面(2a,2
    b)の回転進行方向の後端にしてラッピング加工する工
    程と、該テーパ部(3a,3b)を、該レール面(2a
    ,2b)の回転進行方向の先端にしてラッピング加工す
    る工程と、を含むことを特徴とする磁気ヘッドスライダ
    の製造方法。
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