JPH04357399A - 断熱パネル - Google Patents

断熱パネル

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JPH04357399A
JPH04357399A JP3131220A JP13122091A JPH04357399A JP H04357399 A JPH04357399 A JP H04357399A JP 3131220 A JP3131220 A JP 3131220A JP 13122091 A JP13122091 A JP 13122091A JP H04357399 A JPH04357399 A JP H04357399A
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JP
Japan
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heat insulating
insert
insulating panel
cross
outer wrapping
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JP3131220A
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English (en)
Inventor
Yasuyoshi Gotou
泰芳 後藤
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、冷蔵庫などにおいて
、特に、その断熱材として用いられる断熱パネルに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、冷蔵庫、冷凍ショーケースあるい
は携帯用冷温蔵庫等は、庫内と外部との間に大きな温度
差があるために、断熱壁を通して庫内に外部の熱が、ま
たは、庫内から外部に熱が漏洩している。
【0003】この熱の漏洩熱量は、冷蔵庫の庫内箱と外
側箱との間に設けられた断熱材の性能によって左右され
る。
【0004】この断熱材の性能がよいほど、冷凍負荷が
減り、消費電力は少なくて済む。従来、この断熱材とし
ては、ポリウレタンフォームが用いられている。以下、
このポリウレタンフォームを用いた冷凍冷蔵庫について
、図を用いて説明する。
【0005】この冷凍冷蔵庫70は、図9を参照して、
上部に冷凍室71、下部に冷蔵室72が配置され、それ
ぞれ、ABS樹脂(アクリルニトリル−ブタジエン−ス
チレン樹脂)などにより形成され庫内箱71a、72a
からなっている。
【0006】外側箱73は、鋼板などからなり、冷凍冷
蔵庫70の外形形状を形どっている。
【0007】この外側箱73と,内箱71aおよび内箱
72aとの間には、ポリウレタンフォーム74が流し込
まれ、断熱材としての役割を果たしている。
【0008】ところが近年、冷蔵庫の大型化が顕著であ
り、一般家庭においても大容量冷凍冷蔵庫など用いられ
るようになっている。
【0009】しかしながら、一般家庭における冷蔵庫の
外形寸法には限界があるため、外形寸法を変化させるこ
となく冷凍冷蔵庫の内容積を増加した、冷凍冷蔵庫の開
発が望まれるようになった。
【0010】そこで、上記問題点を解消する1つとして
、断熱性能を低下させることなく断熱壁の厚さを薄くす
る構造が用いられている。
【0011】以下、この構造を用いた冷凍冷蔵庫の断熱
材について、図を用いて説明する。この冷凍冷蔵庫80
は、図10を参照して、外側箱73と庫内箱71aおよ
び庫内箱72aとの間に、内部に粉末を真空収容した断
熱パネル81と、ポリウレタンフォーム74とを併用す
る断熱材を用いている。
【0012】ここで、この断熱パネル81について図を
用いて詳しく説明する。断熱パネル81は、図11およ
び図12を参照して、その外形形状は、所定の均一な厚
さを有し、その平面形状が矩形をなす形状を有している
【0013】この断熱パネル81の構造は、内部にシリ
カフラワなどからなる無機質の微粉82と、この微粉8
2を収容するための通気性を有するポリエチレンなどか
らなる内挿材83と、さらにこの内挿材83を収容する
ための外包材84とから構成されている。
【0014】まず、粉末82は、3辺が予めヒートシー
ルされた内挿材43内に収容され、その後、内挿材83
の開口部をヒートシールにより封止する。
【0015】次に、この内部に粉末82が収容された内
挿材83を、簡略的に平板状にならす。
【0016】次に、同じく予め3辺がヒートシールされ
た外包材84に、上記内部に粉末82が収容された内挿
材83を挿入する。
【0017】次に、内部に内挿材83が収容された外包
材84を、図13を参照して、真空チャンバ85内に入
れ、この真空チャンバ85の蓋を閉じ、排気ポンプ86
にて、真空チャンバ85内の空気を押出し減圧して真空
状態にする。
【0018】次に、内部が真空状態にされた外包材84
は、真空チャンバ85内に設けられたヒートシール機8
6において、外包材44の開口部44dがヒートシール
される。
【0019】次に、真空チャンバ85内を大気圧にまで
戻し、外包材84を取出して、断熱パネル81が完成す
る。
【0020】上記構成において、粉末42は、無機質か
らなる微粉末が望ましい。これは、有機質の粉末を使用
した場合、粉末から気体成分が発生しやすいからであり
、また、微粉末が望ましいのは、大きな粒径の粉を使用
すると、粉体間の距離が大きくなり、外包材を透過して
きた気体によるパネル内部圧力が上昇した場合、気体の
影響を受けて小さい粒径の粉を用いた場合に比較して、
熱伝導率の増加割合が大きい。
【0021】また、内挿材および外包材には、周囲をヒ
ートシールする必要があるため、熱溶着可能な材質が用
いられる。
【0022】さらにまた内挿材は、内部を真空にしかつ
粉末体を保持する必要があるために、通気性を要し、ま
た外包材は、内挿材の真空度を保持するためにガスの透
過を抑制し、また熱を伝導しにくい非熱伝導性の材質で
あることが必要であるため、図14を参照して、ポリエ
チレンテレフタレート84aにアルミ蒸着層84bを設
け、さらに、プラスチックラミネートフィルム84cを
有する三重構造としている。
【0023】上記構成よりなる断熱パネル81を、ポリ
ウレタンフォーム74と併用した断熱材を用いることで
、断熱効果を低下させることなく断熱壁の厚さを薄くし
、冷蔵庫の有効内容積を増加することを可能としている
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記断
熱パネルにおいて、内挿材を外包材に入れにくく、作業
性が悪いという欠点があった。これは、内挿材の挿入方
向(図11中矢印A)に対して交差する内挿材の横断面
面積と、同平面内に存在する外包材の横断面面積との差
が僅かなため、内挿材の外面と外包材の内面の摩擦が大
きくなるために生じる問題点である。
【0025】しかし、外包材の横断面面積と内挿材の横
断面面積に大きな差を設けた場合、内挿材を外包材に入
れやすくはなるが、外包材に不要な部分が生じ、外包材
の内部の真空度を保つ必要上、不要な部分をすべてヒー
トシールする必要がある。
【0026】このヒートシール部(以下耳部という)が
大きくなると、図15状態(a)を参照して、ポリウレ
タンフォーム74を、断面壁に流し込んだときに、ポリ
ウレタンフォーム74の流れは(図中矢印W)、断熱パ
ネルの耳部71aにより阻止され、最終的には、図15
状態(b)を参照して、空洞部90を形成し、断熱性能
の低下を招いていた。
【0027】この発明は、上記問題点を解消するために
なされたもので、断熱パネルにおいて、内挿材が外包材
に挿入しやすい形状を有し、また、外包材にヒートシー
ルするための不要部分を小さくした断熱パネルの提供を
目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記、課題を解決するた
めに、請求項1に記載の断熱パネルは、通気性を有し、
その内部に粉末を収容する内挿材と、受入開口を有しこ
の受入開口から内挿材を受入れて内部に収容して後に、
受入開口が封止される外包材とを備えた断熱パネルにお
いて、受入開口への挿入方向に対して交差する内挿材の
横断面形状は、挿入側先端部から後端部に向かってその
横断面面積が次第に大きくなるように変化している。
【0029】次に、請求項2に記載の断熱パネルは、通
気性を有し、その内部に粉末を収容する内挿材と、受入
開口を有しこの受入開口から内挿材を受入れて内部に収
容した後に、受入開口が封止される外包材とを備えた断
熱パネルにおいて、内挿材は複数個あり、複数個の内挿
材のうち少なくとも1個は、その横断面形状が挿入側先
端部から後端部に向かって、その横断面面積が次第に大
きくなるように変化している。
【0030】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、外包材の受入
開口への挿入方向に対して交差する内挿材の横断面形状
が、その内挿材の挿入側先端部から後端部に向かってそ
の横断面面積が次第に大きくなるように変化しているこ
とにより、その内挿材の挿入側先端部の横断面積と、こ
の内挿材の挿入側先端部の横断面積と同平面に存在する
外包材の横断面面積との差が、内挿材が外包材に収容さ
れるまで大きいために、容易に内挿材を外包材に挿入す
ることができる。
【0031】次に、請求項2に記載の発明によれば、複
数の内挿材を有し、最終的に外包材に挿入される内挿材
は、この内挿材の横断面形状が、挿入側先端部から後端
部に向かって横断面面積が次第に大きくなるように変化
していることにより、この内挿材の挿入側先端部の横断
面面積と、この内挿材の挿入側先端部の横断面面積と同
平面に存在する外包材の横断面面積の差が、内挿材が外
包材に収容されるまで大きいために、容易に内挿材を外
包材に挿入することができる。
【0032】
【実施例】以下、この発明に基づいた断熱パネルについ
て説明する。なお、この断熱パネルの製造方法および材
質は従来技術と同様であるため、ここでは断熱パネルの
形状の特徴のみに言及する。
【0033】まず、この発明に基づいた断熱パネルの第
1の実施例について、図を用いて説明する。
【0034】この断熱パネル1の外形形状は、図1を参
照して、所定の均一な厚さを有し、その平面形状が略台
形をなす形状を有している。
【0035】この断熱パネル1の構造は、図2を参照し
て、内部にシリカフラワなどからなる無機質の粉末2と
、この粉末2を収容するための通気性を有するポリエチ
レンなどからなる内挿材3と、さらにこの内挿材を収容
するための外包材4とから構成されている。
【0036】まず、粉末2を、3辺が予めヒートシール
された内挿材3に収容し、その開口部をヒートシールに
より封止する。内挿材3の外形形状は、所定の厚さを有
し、この内挿材3の外包材4の受入開口4aへの挿入方
向に対して交差する横断面形状が、挿入側先端部3aか
ら後端部3bに向かって、その横断面面積が次第に大き
くなるように変化している。
【0037】上記形状を有することにより、内挿材を外
包材に挿入するに際し、内挿材の外包材への挿入方向に
対し交差する内挿材の横断面面積と、同平面内に存在す
る外包材との横断面面積の差が、内挿材が外包材に収容
されるまで大きく、容易に内挿材を外包材内に収容する
ことができる。
【0038】また、外包材の外形形状は、内挿材の外形
形状に相似な形状を用いて形成することができる。これ
により、外包材に不要なヒートシール部を設ける必要が
なく、いわゆる耳部を最小限の大きさとすることができ
る。よって、この断熱パネルをポリウレタンフォームと
併用し断熱材として用いた場合、断熱壁にこのポリウレ
タンフォームを流し込む際、図2状態(a)に示すよう
に、ポリウレタンフォーム74は、断熱パネル1の耳部
1aに阻止されることなくスムーズに流れ(図中矢印W
)、図2状態(b)に示すように、断熱壁の隅々までポ
リウレタンフォーム74を充填することができる。
【0039】次に、この発明に基づいた断熱パネルの第
2の実施例について図を用いて説明する。
【0040】この断熱パネル10の外形形状は、図4を
参照して、所定の均一な厚さを有し、その平面形状が略
凸型をなす形状を有している。
【0041】この断熱パネル10の構造は、先に説明し
た断熱パネル1と同様であり、内部にシリカフラワなど
からなる無機質の粉末2と、その粉末2を収容するため
の通気性を有するポリエチレンなどからなる内挿材11
と、さらにこの内挿材を収容するための外包材12とか
ら構成されている。
【0042】粉末2は、内挿材11内に収容され、内挿
材11の全周は、ヒートシールされている。
【0043】この内挿材11は、その凸部11aを、外
包材12への挿入先端部としている。内挿材11の外形
形状は、所定の均一な厚さを有し、この内挿材11の外
包材12の受入開口12aへの挿入方向(図中矢印A)
に対して交差する横断面形状は、挿入側先端部から後端
部に向かってその横断面面積が大きくなるように変化し
ている。
【0044】上記形状を有することにより、内挿材を外
包材に挿入するに際し、内挿材の外包材への挿入方向に
対し交差する内挿材の横断面面積と、同平面内に存在す
る外包材の横断面面積との差が内挿材が外包材に収容す
るまで大きく、容易に内挿材を外包材に収容することが
できる。
【0045】また、外包材の外形形状は、内挿材の外形
形状に相似な形状を用いて形成することができる。これ
により、外包材に不要なヒートシールを設ける必要がな
く、いわゆる耳部を最小限の大きさとすることができる
。よって、この断熱パネルをポリウレタンフォームと併
用し、断熱材として用いた場合、断熱壁にこのポリウレ
タンフォームを流し込む際に、先の実施例に示したよう
に、ポリウレタンフォームはスムーズに流れ、断熱壁の
隅々までこのポリウレタンフォームを充填することがで
きる。
【0046】次に、この発明に基づいた断熱パネルの第
3の実施例について図を用いて説明する。
【0047】断熱パネル20は、図5を参照して、その
外形形状は、略釣鐘型を有している。
【0048】この断熱パネル20の構造は、内部に粉末
を収容した内挿材21と、この内挿材21を収容する外
包材22とからなっている。
【0049】この内挿材21の外包材22の受入開口2
2aへの挿入方向(図中矢印A)に対して交差する内挿
材21の横断面形状は、略楕円形を有し、挿入側先端部
21aから後端部21bに向かってその横断面面積が次
第に大きくなるように変化している。
【0050】上記形状を有することにより、内挿材を外
包材に挿入するに際し、内挿材の外包材への挿入方向に
対し交差する内挿材の横断面面積と、同平面内に存在す
る外包材との横断面面積の差が、内挿材が外包材に収容
されるまで大きく、容易に内挿材を外包材内に収容する
ことができる。
【0051】また、外包材の外形形状は、内挿材の外形
形状に相似な形状を用いて形成することができる。これ
により、外包材に不要なヒートシール部を設ける必要が
なく、いわゆる耳部を最小限の大きさとすることができ
る。よって、この断熱パネルをポリウレタンフォームと
併用し、断熱材として用いた場合、断熱壁にこのポリウ
レタンフォームを流し込む際に、先の実施例に示したよ
うに、ポリウレタンフォームはスムーズに流れ、断熱壁
の隅々までこのポリウレタンフォームを充填することが
できる。
【0052】次に、この発明に基づいた断熱パネルの第
4の実施例について図を用いて説明する。
【0053】この断熱パネル30の外形形状は、図6を
参照して、略楔型をなしている。この断熱パネル30の
構造は、内部に粉末を収容した内挿材31と、この内挿
材31を収容するための外包材32とからなっている。
【0054】この内挿材31の外包材32の受入開口3
2aへの挿入方向(図中矢印A)に対して交差する内挿
材31の横断面形状は、略矩形をなし、挿入側先端部3
1aから後端部31bに向かってその横断面面積が次第
に大きくなるように変化している。
【0055】上記形状を有することにより、内挿材を外
包材に挿入するに際し、内挿材の外包材への挿入方向に
対し交差する内挿材の横断面面積と、同平面内に存在す
る外包材との横断面面積の差が内挿材が外包材に収容さ
れるまで大きく、容易に内挿材を外包材に収容すること
ができる。
【0056】また、外包材の外形形状は、内挿材の外形
形状に相似な形状を用いて形成することができる。これ
により、外包材に不要なヒートシール部を設ける必要が
なく、いわゆる耳部を最小限の大きさとすることができ
る。よって、この断熱パネルをポリウレタンフォームと
併用し、断熱材として用いた場合、断熱壁にこのポリウ
レタンフォームを流し込む際に、先の実施例に示したよ
うに、ポリウレタンフォームはスムーズに流れ、断熱壁
の隅々までこのポリウレタンフォームを充填することが
できる。
【0057】次に、この発明に基づいた断熱パネルの第
5の実施例について図を用いて説明する。
【0058】この断熱パネル40の外形形状は、図7を
参照して、所定の均一な厚さを有し、その平面形状が略
矩形をなす形状を有している。
【0059】この断熱パネル40の構造は、内部に粉末
を収容する内挿材41および内挿材42と、この内挿材
41および42を収容するための外包材43とから構成
されている。
【0060】内挿材41および内挿材42のそれぞれの
外形形状は、所定の均一な厚さを有し、その横断面面積
が一端から他端に次第に大きくなるように変化している
。さらに、内挿材41の小さい側の他端41bと、内挿
材42の大きい側の他端42a、および、内挿材41の
大きい側の他端41aと、内挿材42の小さい側の他端
42bを合わせることで、断熱パネル40の平面形状を
規定することを可能としている。
【0061】内挿材42は、図7を参照して、予め内挿
材42の大きい側の他端42aから外包材43に挿入さ
れる。次に、内挿材41を、この内挿材41の小さい側
の他端41bから外包材43に挿入する。このとき、外
包材43の受入開口43aへの挿入方向(図中矢印A)
に対して交差する内挿材41の横断面形状は、挿入側先
端部41bから後端部41bに向かってその横断面面積
が次第に大きくなるように変化する。
【0062】上記構成を用いることにより、最後の内挿
材を外包材に挿入するに際し、内挿材の外包材への挿入
方向に対し交差する内挿材の横断面面積と、同平面内に
存在する外包材の横断面面積との差が内挿材が外包材に
収容されるまで大きく、容易に内挿材を外包材に収容す
ることがてきる。
【0063】また、外包材の外形形状は、内挿材の外形
形状に相似な形状を用いて形成することができる。これ
により、外包材に不要なヒートシール部を設ける必要が
なく、いわゆる耳部を最小限の大きさとすることができ
る。よって、この断熱パネルをポリウレタンフォームと
併用し、断熱材として用いた場合、断熱壁にこのポリウ
レタンフォームを流し込む際に、先の実施例に示したよ
うに、ポリウレタンフォームはスムーズに流れ、断熱壁
の隅々までポリウレタンフォームを充填することができ
る。
【0064】次に、この発明に基づいた断熱パネルの第
6の実施例について、図を参照して説明する。
【0065】この断熱パネル50の外形形状は、図8を
参照して、所定の均一な厚さを有し、その平面形状が略
矩形をなす形状を有している。
【0066】この断熱パネル50の構造は、内部に粉末
を収容した内挿材51、52および53を有し、この内
挿材51、52、および53を収容するための外包材5
4とから構成されている。
【0067】内挿材51、内挿材52および内挿材53
のそれぞれの外形形状は、横断面面積が一端から他端に
次第に大きくなるように変化し、内挿材51の大きい側
の他端51bと内挿材52の小さい側の他端52aと内
挿材53の大きい側の他端53b、および内挿材51の
小さい側の他端51aと内挿材52の大きい側の他端5
2bと内挿材53の小さい側の他端53aを合わせるこ
とで、断熱パネル50の平面形状を規定することを可能
としている。
【0068】内挿材51および内挿材53は、図8を参
照して、予め内挿材51の大きい側の他端51b、およ
び内挿材53の大きい側の他端53bから外包材54に
挿入される。次に、内挿材52を、この内挿材52の小
さい方の他端52aから外包材54へ挿入する。このと
き、外包材54の受入開口54aへの挿入方向(図中矢
印A)に対して交差する内挿材52の横断面形状は、挿
入側先端部52aから後端部52bに向かってその横断
面面積が次第に大きくなるように変化する。
【0069】上記構成を用いることにより、最後の内挿
材を外包材に挿入するに際し、内挿材の外包材への挿入
方向に対し交差する内挿材の横断面面積と、同平面内に
存在する外包材の横断面面積との差が内挿材が外包材に
収容されるまで大きく、容易に内挿材を外包材内に収容
することができる。
【0070】また、外包材の外形形状は、内挿材の外形
形状に相似な形状を用いて形成することができる。これ
により、外包材に不要なヒートシール部を設ける必要が
ないため、いわゆる耳部を最小限の大きさとすることが
できる。よってこの断熱パネルをポリウレタンフォーム
と併用し、断熱材として用いた場合、断熱壁にこのポリ
ウレタンフォームを流し込む際に、先の実施例に示した
ように、ポリウレタンフォームはスムーズに流れ、断熱
壁の隅々までポリウレタンフォームを充填することがで
きる。
【0071】なお、断熱材として均一な断熱特性が要求
される場合は、断熱パネルの厚さが均一である第1の実
施例における断熱パネル1,第2の実施例における断熱
パネル10,第5の実施例における断熱パネル40,第
6の実施例における断熱パネル50が望ましいことはい
うまでもない。
【0072】
【発明の効果】以上述べたように請求項1に記載の発明
によれば、外包材の受入開口への挿入方向に対して交差
する内挿材の横断面形状を挿入側先端部から後端部に向
かってその横断面面積が次第に大きくなるように変化さ
せることにより、容易に内挿材を外包材に挿入すること
を可能とする。これにより、断熱パネルの製作工程にお
いて製作時間の短縮を図ることが可能となり、商品コス
トの低下を招来する。
【0073】また、断熱パネルの耳部を最小限の大きさ
とすることができ、断熱材として、この断熱パネルとポ
リウレタンフォームを併用して用いる場合に、断熱壁へ
のポリウレタンフォームの流入をスムーズに行なうこと
を可能とした。これにより、従来問題となっていた断熱
壁内の空間部の形成が皆無となり、不良品の発生を防止
し、なおかつ断熱材としての性能の安定を図ることを可
能としている。
【0074】次に、請求項2に記載の発明によれば、内
挿材を複数個有し、最後に外包材に挿入される内挿材の
、外包材の受入開口への挿入方向に対して交差する内挿
材の横断面形状を挿入側先端部から後端部に向かってそ
の断面面積が次第に大きくなるように変化させることに
より、容易に内挿材を外包材に挿入することを可能とす
る。これにより、断熱パネルの製作工程において製作時
間の短縮を図ることが可能となり、商品コストの低下を
招来する。
【0075】また、断熱パネルの耳部を最小限の大きさ
とすることができ、断熱材として、この断熱パネルとポ
リウレタンフォームを併用して用いる場合に、断熱壁へ
のポリウレタンフォームの流入をスムーズに行なうこと
を可能とした。これにより、従来問題となっていた断熱
壁内の空間部の形成が皆無となり、不良品の発生を防止
し、なおかつ断熱材としての性能の安定を図ることを可
能としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に基づいた第1の実施例における断熱
パネルの全体斜視図である。
【図2】この発明に基づいた第1の実施例における断熱
パネルの横断面図である。
【図3】この発明に基づいた断熱パネルを用いた断熱壁
内のポリウレタンフォームの流れの状態を示す図である
【図4】この発明に基づいた第2の実施例における断熱
パネルの全体斜視図である。
【図5】この発明に基づいた第3の実施例における断熱
パネルの全体斜視図である。
【図6】この発明に基づいた第4の実施例における断熱
パネルの全体斜視図である。
【図7】この発明に基づいた第5の実施例における断熱
パネルの全体斜視図である。
【図8】この発明に基づいた第6の実施例における断熱
パネルの全体斜視図である。
【図9】従来技術における冷凍冷蔵庫の縦断面図である
【図10】従来技術における冷凍冷蔵庫において、断熱
材として断熱パネルを用いた冷凍冷蔵庫の縦断面図であ
る。
【図11】従来技術における断熱パネルの全体斜視図で
ある。
【図12】従来技術における断熱パネルの横断面図であ
る。
【図13】断熱パネルを真空排気するための真空チャン
バの図である。
【図14】従来技術における断熱パネルの外包材の構成
を示す図である。
【図15】従来技術における断熱パネルを断熱材として
用いた場合の、断熱壁内のポリウレタンフォームの流れ
の状態を示す図である。
【符号の説明】
1.10.20.30.40.50  断熱パネル3.
11.21.31.41.42.51.52.53  
内挿材 4.12.22.32.43.54  外包材2  粉
体 なお、図中同一符号は、同一または相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  通気性を有し、その内部に粉末を収容
    する内挿材と、受入開口を有し、この受入開口から前記
    内挿材を受入て内部に収容した後に、前記受入開口が封
    止される外包材と、を備えた断熱パネルにおいて、前記
    受入開口への挿入方向に対して交差する前記内挿材の横
    断面形状は、挿入側先端部から後端部に向かってその断
    面面積が次第に大きくなるように変化していることを特
    徴とする断熱パネル。
  2. 【請求項2】  通気性を有し、その内部に粉末を収容
    する内挿材と、受入開口を有し、この受入開口から前記
    内挿材を受入て内部に収容した後に、前記受入開口が封
    止される外包材と、を備えた断熱パネルにおいて、前記
    内挿材は複数個あり、前記複数個の内挿材のうち少なく
    とも1個は、横断面形状が挿入側先端部から後端部に向
    かってその横断面面積が次第に大きくなるように変化し
    ていることを特徴とする断熱パネル。
JP3131220A 1991-06-03 1991-06-03 断熱パネル Withdrawn JPH04357399A (ja)

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