JPH04356496A - ホスホン酸誘導体およびその医薬 - Google Patents

ホスホン酸誘導体およびその医薬

Info

Publication number
JPH04356496A
JPH04356496A JP19395391A JP19395391A JPH04356496A JP H04356496 A JPH04356496 A JP H04356496A JP 19395391 A JP19395391 A JP 19395391A JP 19395391 A JP19395391 A JP 19395391A JP H04356496 A JPH04356496 A JP H04356496A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
formula
lower alkyl
acid
derivative
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP19395391A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Soda
左右田 隆
Iwao Yamazaki
巖 山崎
Noriaki Kawamura
川村 紀明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
Priority to JP19395391A priority Critical patent/JPH04356496A/ja
Publication of JPH04356496A publication Critical patent/JPH04356496A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は骨吸収抑制作用のほか抗
炎症作用、抗リウマチ作用等を有する医薬として有用な
トリスホスホン酸、その低級アルキルエステルまたはそ
の薬理学的に許容しうる塩、およびそれを有効成分とし
て含有してなる医薬に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アルキルアミノメチレンビスホス
ホン酸誘導体として種々の化合物が合成されてきたが、
本発明の(ホスホノアルキルアミノ)メチレンビスホス
ホン酸誘導体、(ホスホノまたはホスホノアルキルアリ
ールアミノ)メチレンビスホスホン酸誘導体および(ホ
スホノまたはホスホノアルキルヘテロアリールアミノ)
メチレンビスホスホン酸誘導体に関しては開示されたも
のはない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】骨吸収抑制剤として種
々の化合物が製造されているが、活性および副作用の点
でまだ充分なものとはいえない。本発明者らは、骨吸収
抑制剤として、より有用なホスホン酸誘導体の開発を目
的として鋭意研究を行った結果、下記一般式(I)で表
されるトリスホスホン酸誘導体が骨に直接作用してすぐ
れた骨吸収抑制作用を示すことを見いだし本発明を完成
した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の化合物は、アミ
ノ基の置換基としてホスホノアルキル、ホスホノアルキ
ルまたはホスホノ基で置換された芳香族基を有する点に
化学構造上の特長があり、また骨吸収抑制剤として利用
できる化合物である。すなわち本発明は、(1)一般式
(I)
【化4】 [式中、Aは二価の芳香環状基またはメチレン基を、R
1は水素原子または低級アルカノイル基を、R2,R3
,R4,R5,R6およびR7は同一または異なって水
素原子または低級アルキル基を、nは0から6の整数を
示す]で表されるホスホン酸誘導体またはその塩、(2
)一般式(II) (R9O)(R10O)P(O)(CH2)n−A−N
H2        (II) [式中、Aは二価の芳香環状基またはメチレン基を、R
9およびR10は低級アルキル基を、nは0から6の整
数を示す]で表されるアミン誘導体を一般式(III)
CH(OR8)3      (III)[式中、R8
は低級アルキル基を示す]で表されるオルトギ酸エステ
ル誘導体および一般式(IV)および(IV’)
【化5】 [式中、R11,R12,R13およびR14は低級ア
ルキル基を示す]で表される亜リン酸エステル誘導体と
を反応させ、さらに所望によりアシル化反応または/お
よび加水分解反応に付すことを特徴とする一般式(I)
の化合物またはその塩の製造法および (3)一般式(I)の化合物またはその塩を含有してな
る骨吸収抑制剤に関する。
【0005】上記一般式中、Aで示される二価の芳香環
状基における芳香環状基としては、芳香性の同素又は複
素環状基が用いられる。芳香性の同素環状基としては、
炭素数6〜10の同素環状基が好ましく例えばフェニレ
ン基が挙げられる。芳香性の複素環状基としては、ヘテ
ロ原子として窒素,イオウ,酸素原子等を1〜4個含む
5又は6員の芳香性の複素環状基が挙げられる。さらに
これらのAで示される二価の芳香環状基又はメチレン基
は、同一または相異なる置換基を1〜3個有していても
よい。この様な置換基としてはたとえばハロゲン、ハロ
ゲン化されていてもよい低級アルコキシ基、ハロゲン化
されていてもよい低級アルキルチオ基、ニトロ基、エス
テル化されていてもよいカルボキシル基、水酸基、C1
−3アシル基(たとえばホルミル、アセチル、プロピオ
ニル等)、芳香環状基等が用いられる。このような置換
基としてのハロゲンの例としてはフッ素、塩素、臭素及
びヨウ素が用いられる。ハロゲン化されていてもよい低
級アルコキシ及びハロゲン化されていてもよい低級アル
キルチオ基としては、たとえばハロゲン(フッ素、塩素
、臭素又はヨウ素)化されていてもよい炭素数1〜6の
直鎖状または分枝状の低級アルキル基(たとえばメチル
,エチル,プロピル,イソプロピル,ブチル,イソブチ
ル,sec−ブチル,tert−ブチル,ペンチル, 
イソペンチル,ヘキシル等)と、それぞれ酸素原子及び
硫黄原子とが結合してで きるハロゲン化されていても
よい低級アルコキシ、ハロゲン化されていてもよい低級
アルキルチオ基などが用いられる。またエステル化され
ていてもよいカルボキシル基としては、たとえばメチル
、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチ
ル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘ
キシルなどの炭素数 1〜6のアルキル基でエステル化
されたカルボキシル基等が用いられる。芳香環状基とし
ては、炭素数6〜10の芳香性同素環状基または上記で
述べたごとき5又は6員の芳香性複素環基が用いられる
。具体的な化合物としては例えば、4−ホスホノメチル
−2−ピリジルアミノメチレンビスホスホネート、2−
ホスホノ−5−ピリジルアミノメチレンビスホスホネー
ト、4−ホスホノメチル−2−チアゾリルアミノメチレ
ンビスホスホネート、5−ホスホノメチル−2−ピリミ
ジルアミノメチレンビスホスホネート、5−フェニル−
4−ホスホノメチル−2−オキサゾリルアミノメチレン
ビスホスホネート、5−ホスホノ−1H−ベンゾイミダ
ゾール−2−イルアミノメチレンビスホスホネート、4
−フェニル−6−ホスホノメチルキノリン−3−イルア
ミノメチレンビスホスホネート、2−ホスホノメチル−
4−キノリンアミノビスホスホネート等が挙げられる。
【0006】Aは好ましくはフェニレン基(オルトフェ
ニレン、メタフェニレンおよびパラフェニレン)または
メチレン基であるが、より好ましくはフェニレン基であ
る。R1で示される低級アルカノイル基としては、炭素
数1〜5のアルキル基とカルボニル基の結合したアシル
基が用いられる。R1は好ましくは、例えばアセチル基
、プロピオニル基、ブチリル基等である。R2,R3,
R4,R5,R6およびR7で示される低級アルキル基
としては、炭素数1〜4の直鎖状または分枝状のもの、
例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソプロ
ピル、イソブチル、tert−ブチル等が挙げられる。 上記のうち、R2,R3,R4,R5,R6およびR7
は好ましくは水素原子または炭素数1〜4の低級アルキ
ル基である。 化合物(I)またはその塩は自体公知の方法によって製
造できる。例えば下記の方法にしたがって製造できる。 下記の化合物の塩は化合物(I)と同様なものが用いら
れる。
【0007】A法
【化6】 [式中、R8,R9,R10,R11,R12,R13
およびR14は低級アルキル基を、他の記号は前記と同
意義を有する。]
【0008】B法
【化7】 [式中、R1′は前記R1で説明した低級アルカノイル
基を、他の記号は前記と同意義を有する。]
【0009
】C法
【化8】 [式中、各記号は前記と同意義を有する。]以下、各製
造法について詳述する。
【0010】A法 本法は、アミン誘導体(II)をオルトギ酸エステル誘
導体(III)および亜リン酸エステル誘導体(IV)
および(IV′)(ただし(IV)と(IV′)は同一
であっても異なっていてもよい) の反応対応量を反応
させトリスホスホン酸エステル誘導体 (I−1)を製
造する。反応溶媒は特に必要としない。反応は通常80
℃〜200℃、好ましくは100℃〜170℃で10分
〜24時間行う。
【0011】B法 本法では、A法で製造した化合物 (I−1) をアシ
ル化することにより化合物 (I−2) を製造する。 本アシル化反応は、化合物 (I−1) を1〜2当量
のアシル化剤(酸無水物、酸ハライド等)を溶媒中ある
いは溶媒なしで反応させることにより行われる。溶媒と
してはベンゼン、キシレン、トルエン、クロロホルム、
ジクロロメタン、酢酸エチル、エーテル、テトラヒドロ
フラン等が使用され、0℃〜100℃で30分〜10時
間で行われる。
【0012】C法 本法ではAおよびB法で製造されたトリスホスホン酸エ
ステル (I−1) および(I−2) を加水分解反
応に付すことにより対応するトリスホスホン酸 (I−
3) を製造する。 本反応は塩酸、臭化水素酸等のうち無機酸類または、ハ
ロゲン化トリアルキルケイ素類を用いて、反応により悪
影響を及ぼさない溶媒中で行われる。塩酸または臭化水
素酸等の無機酸類を用いる場合溶媒としてはメタノール
、エタノール、2−メトキシエタノール、エチレングリ
コール、プロパノール、ブタノール等のアルコール類、
水、あるいはこれらの混合溶媒が用いられる。酸のうち
使用量は通常大過剰であり、反応温度は、0℃〜150
℃,好ましくは30℃〜120℃、反応時間は1〜50
時間である。クロロトリメチルケイ素、ブロモトリメチ
ルケイ素、ヨウ化トリメチルケイ素等のハロゲン化アル
キルケイ素類を用いる場合、溶媒としては四塩化炭素、
クロロホルム、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタ
ン、1,1,2,2−テトラクロロエタン等のハロゲン
化炭素類、アセトニトリルあるいはこれらの混合溶媒等
が用いられる。ハロゲン化アルキルケイ素類のうち使用
量はアルコキシホスホリル基を含む化合物に対して4〜
20当量好ましくは6〜10当量である。反応温度は−
30℃〜100℃、好ましくは−10℃〜50℃、反応
時間反応30分〜100時間である。このようにして得
られるトリスホスホン酸を塩に導くには、水酸化カリウ
ム、水酸化ナトリウム、ナトリウムメトキシド、アンモ
ニアや有機アミン等の塩基を用いて常法により処理する
。このようにして得られるトリスホスホン酸誘導体(I
)は公知の分離精製手段例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽
出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどによ
り単離精製することができる。
【0013】
【発明の効果】本発明によって提供される化合物(I)
およびその塩は、骨吸収抑制効果を有し、骨吸収の亢進
に起因する骨量の減少を抑制する。したがって、本発明
の化合物(I)は、哺乳動物(例、マウス、ラット、ウ
サギ、犬、ネコ、牛、豚、ヒト等)の骨粗鬆症の予防ま
たは治療に用いることができる。本化合物を人に投与す
る場合、投与方法は経口的、非経口的いずれのルートに
よってもよい。経口投与のための組成物としては、固体
または液体の剤形、具体的には錠剤(糖衣錠、フィルム
コーテイング錠を含む)、丸剤、顆粒剤、散剤、カプセ
ル剤(ソフトカプセル剤を含む)、シロップ剤、乳剤、
懸濁剤などがあげられる。かかる組成物は自体公知の方
法によって製造され製剤分野において通常用いられる担
体もしくは賦形剤を含有するものである。例えば、錠剤
用の担体、賦形剤としては乳糖、でんぷん、庶糖、ステ
アリン酸マグネシウムなどがあげられる。非経口投与の
ための組成物としては、たとえば注射剤、坐剤などがあ
げられ、注射剤は皮下注射剤、皮内注射剤、筋肉注射剤
などの剤形を包含する。かかる注射剤は自体公知の方法
、すなわち化合物(I)を通常注射剤に用いられる無菌
の水性もしくは油性液に懸濁または乳化することによっ
て調製される。注射用の水性液としては生理食塩水、等
張液などがあげられ、必要により適当な懸濁化剤、たと
えばカルボキシメチルセルロースナトリウム、非イオン
性界面活性剤などと併用してもよい。油性液としてはゴ
マ油、大豆油などがあげられ、溶解補助剤としては安息
香酸ベンジル、ベンジルアルコールなどを併用してもよ
い。調製された注射液は通常適当なアンプルに充填され
る。本化合物(I)またはその塩を骨粗鬆症予防治療剤
として使用する場合、成人1日当たりの投与量は、経口
投与の場合1−500mg、好ましくは10〜200m
gであると推定される。つぎに化合物(I)の骨吸収抑
制作用および骨粗鬆症治療効果の測定法および結果を示
す。
【0014】[骨吸収抑制作用]骨吸収作用の測定はロ
イスの方法[ジャーナル・オブ・クリニカル・インベス
ティゲーション(J. Clin. Invest.)
44,103−116(1965)]によった。すなわ
ち、妊娠19日目のSprague−Dawley系ラ
ット1匹に45Ca(カルシウムの同位元素、CaCl
2溶液)を50μCi皮下注射し、翌日開腹し、無菌的
に胎児ラットを取り出し、解剖顕微鏡下で胎児ラットの
左右の前腕骨(橈骨、尺骨)を躯幹より切り離し、さら
に可能な限り結合織、軟骨を除いて骨培養サンプルとし
た。骨を一片ずつ0.6mlのBGJbメディウム(F
itton−Jackson modificatio
n[GIBCO  Laboratories(米国)
]に牛血清アルブミン2mg/ml を含む)中で37
℃で24時間培養した後、化合物を10μg/mlとな
るように加えた上記メディウムでさらに2日間培養を続
けたた後、メディウム中の45Caの放射活性と骨中の
45Caの放射活性を測定し、次式に従って骨からメデ
イウム中へ放出した45Caの比率(%)を求めた。
【化9】 同腹の胎児から得た骨を化合物を加えないで同様に2日
間培養したものを対象群とした。各群5個の骨から得ら
れた値の平均値±標準偏差を求め、この値の対象群の値
に対する比率(%)を求め表1に示した。
【表1】   ───────────────────────
────    実施例              
        Ca45  放出      No.
              (コントロール値に対す
る%)  ────────────────────
───────     10           
               57     11 
                         
61     APD               
            75  ─────────
──────────────────注)APD: 
3−アミノ−1−ヒドロキシプロピリデン−1,1−ビ
スホスホン酸
【0015】[骨粗鬆症治療効果]SAM R/1 系
マウスを13週令で両側の卵巣を摘除し、その翌日から
、1週に6日間、3週間に17日間、検体化合物を経口
投与した。最終投与の翌日、マウスの左大腿骨を取り出
した。 大腿骨は滑車を取り外した後、長軸に直角に遠位部3分
の1の部分を切断し、その骨髄を0.2規定水酸化カリ
ウム水溶液で溶解し除去したのち、ガラス試験管に入れ
、電気乾燥器内に置き100℃で3時間乾燥して乾燥重
量を秤量した。各群6匹ないし8匹のマウスの測定値か
ら得られた値の平均値±標準誤差を求め、表2に示した
【表2】   ───────────────────────
───      群              投
与日量        乾燥重量          
            (mg/kg)      
     (mg)  ──────────────
────────────    偽手術      
          0            10
.18    対照群               
               ±0.18**   
 卵巣摘除              0     
          9.16    対照群    
                         
 ±0.09    化合物(実施例12)     
50               9.81    
投与群                      
        ±0.23**    卵巣摘除対照
群に対する有意差  ───────────────
───────────**;  p<0.01
【0016】実施例1 2−アミノエチルホスホン酸ジエチル(2.00g),
オルトギ酸エチル(3.20g)及び亜リン酸ジエチル
(5.89g)を150℃で一夜かきまぜた。反応混合
物を減圧下濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーに付し、酢酸エチル−エタノール(4:1,
v/v)で溶出する画分から2−ホスホノエチルアミノ
メチレンビスホスホン酸ヘキサエチル(1.90g,3
7%)を無色油状物として得た。核磁気共鳴スペクトル
(以下NMRと略)(δ値,CDCl3中):1.33
(18H,t,J=7Hz), 1.66−2.47(
2H,m), 2.67−3.28(3H,m), 3
.85−4.43(12H,m).
【0017】実施例
2 実施例1と同様に3−アミノプロピルホスホン酸ジエチ
ルから3−ホスホノプロピルアミノメチレンビスホスホ
ン酸ヘキサエチルを無色油状物として得た(45%)。 NMR  δ(CDCl3):1.32(18H,t,
J=7Hz), 1.57−2.33(4H,m), 
2.80−3.53(3H,m), 3.83−4.5
3(12H,m).
【0018】実施例3 実施例1と同様に4−アミノフェニルホスホン酸ジエチ
ルから4−ホスホノフェニルアミノメチレンビスホスホ
ン酸ヘキサエチルを無色油状物として得た(98%)。 NMR  δ(CDCl3):1.30(18H,t,
J=7Hz), 3.80−4.66(13H,m),
 6.70(2H,dd,J=9,3Hz), 7.6
7(2H,dd,J=12,9Hz).
【0019】実
施例4 実施例1と同様に2−アミノベンジルホスホン酸ジエチ
ルから2−ホスホノメチルフェニルアミノメチレンビス
ホスホン酸ヘキサエチルを無色油状物として得た(81
%)。NMR  δ(CDCl3):1.27(6H,
t,J=7Hz), 1.28(12H,t,J=7H
z), 3.19(2H,d,J=21Hz), 3.
97−4.37(13H,m), 6.80(1H,t
,J=8Hz), 6.89(1H,d,J=8Hz)
, 7.09−7.21(2H,m).
【0020】実施例5 実施例1と同様に3−アミノベンジルホスホン酸ジエチ
ルから3−ホスホノメチルフェニルアミノメチレンビス
ホスホン酸ヘキサエチルを無色油状物として得た(51
%)。 NMR  δ(CDCl3):1.25(12H,t,
J=7Hz), 1.29(6H,t,J=7Hz),
 3.08(2H,d,J=21Hz), 3.93−
4.33(13H,m), 6.55−6.76(3H
,m), 7.13(1H,t,J=8 Hz).
【0
021】実施例6 実施例1と同様に4−アミノベンジルホスホン酸ジエチ
ルから4−ホスホノメチルフェニルアミノメチレンビス
ホスホン酸ヘキサエチルを無色油状物として得た(定量
的)。 NMR  δ(CDCl3):1.23(12H,t,
J=7Hz), 1.29(6H,t,J=7Hz),
 3.03(2H,d,J=21Hz), 3.80−
4.30(13H,m), 6.65(2H,d,J=
9Hz), 7.13(2H,dd,J=9,3Hz)
【0022】実施例7 2−ホスホノエチルアミノメチレンビスホスホン酸ヘキ
サエチル(1.90g)を濃塩酸(25ml)に溶解し
、4時間還流した。反応液を減圧下濃縮した後、水を加
え再び濃縮した。残留物にエタノール−アセトンを加え
て析出した結晶をろ取し、2−ホスホノエチルアミノメ
チレンビスホスホン酸の淡褐色粉末を得た。これをメタ
ノール(10ml)に懸濁し、ナトリウムメチラート(
28%メタノール溶液,5.65g)を加え、ついで析
出した沈澱を水を加えて溶解した後、減圧下濃縮した。 残留物にメタノールを加え、析出した白色沈澱をろ取し
、これを水−メタノールから再結晶し、2−ホスホノエ
チルアミノメチレンビスホスホン酸ヘキサナトリウム塩
の白色粉末(0.92g,49%)を得た。融点:30
0℃以上元素分析値  C3H6NO9P3Na6・C
H3OHとして計算値:C,10.38 ;  H,2
.18 ;  N,3.03実測値:C,10.69 
;  H,2.14 ;  N,2.95
【0023】
実施例8 実施例7と同様に3−ホスホノプロピルアミノメチレン
ビスホスホン酸ヘキサエチルから3−ホスホノプロピル
アミノメチレンビスホスホン酸ヘキサナトリウム塩の白
色粉末(45%,再結晶溶媒  水−メタノール)を得
た。 融点:300℃以上 元素分析値  C4H8NO9P3Na6・CH3OH
・H2Oとして 計算値:C,12.13 ;  H,2.85 ;  
N,2.83実測値:C,11.87 ;  H,2.
60 ;  N,2.51
【0024】実施例9 4−ホスホノフェニルアミノメチレンビスホスホン酸ヘ
キサエチル(2.20g)のアセトニトリル(10ml
)溶液にトリメチルブロモシラン(4.64g)を加え
、室温で一夜かきまぜた。反応液に水を加え、室温で1
時間かきまぜた後、減圧下濃縮し、4−ホスホノフェニ
ルアミノメチレンビスホスホン酸を淡褐色油状物として
得た。これを実施例7と同様にナトリウムメチラートで
処理した後、エタノール−アセトンから再結晶して、4
−ホスホノフェニルアミノメチレンビスホスホン酸テト
ラナトリウム塩の白色粉末(1.84g,93%)を得
た。 融点:300℃以上 元素分析値  C7H8NO9P3Na4・3/2H2
Oとして計算値:C,18.20 ;  H,2.40
 ;  N,3.03実測値:C,18.44 ;  
H,2.48 ;  N,2.66
【0025】実施例
10 実施例9と同様に2−ホスホノメチルフェニルアミノメ
チレンビスホスホン酸ヘキサエチルから2−ホスホノメ
チルフェニルアミノメチレンビスホスホン酸ヘキサナト
リウム塩の白色粉末(67%,再結晶溶媒  水−メタ
ノール)を得た。融点:300℃以上 元素分析値  C8H8NO9P3Na6・CH3OH
・3/2H2Oとして 計算値:C,19.58 ;  H,2.74 ;  
N,2.54実測値:C,19.24 ;  H,2.
55 ;  N,2.57
【0026】実施例11 実施例9と同様に3−ホスホノメチルフェニルアミノメ
チレンビスホスホン酸ヘキサエチルから3−ホスホノメ
チルフェニルアミノメチレンビスホスホン酸ヘキサナト
リウム塩の白色粉末(74%,再結晶溶媒  水−メタ
ノール)を得た。融点:300℃以上 元素分析値  C8H8NO9P3Na6・CH3OH
・H2Oとして 計算値:C,19.91 ;  H,2.60 ;  
N,2.58実測値:C,19.76 ;  H,2.
46 ;  N,2.35
【0027】実施例12 4−ホスホノメチルフェニルアミノメチレンビスホスホ
ン酸ヘキサエチル(5.50g)のアセトニトリル(1
0ml)溶液にトリメチルブロモシラン(11.13g
)を加え、室温で一夜かきまぜた。反応液に水を加え室
温で1時間かきまぜた後、減圧下濃縮した。残留物に水
−アセトンを加えて析出した沈澱をろ取し、これを水−
アセトンから再結晶し、4−ホスホノメチルフェニルア
ミノメチレンビスホスホン酸の白色粉末(2.20g,
59%)を得た。 融点:248−250℃(dec.) 元素分析値  C8H14NO9P3・1/2H2Oと
して計算値:C,25.96 ;  H,4.08 ;
  N,3.78実測値:C,25.63 ;  H,
4.04 ;  N,3.66
【0028】実施例13 実施例1と同様にして、4−(2−ホスホノエチル)フ
ェニルアミノメチレンビスホスホン酸ヘキサエチルを得
た。 融点:62〜63℃ 元素分析値  C21H40NO9P3として計算値:
C,46.41 ;  H,7.42 ;  N,2.
58実測値:C,46.37 ;  H,7.59 ;
  N,2.73
【0029】実施例14 4−(2−ホスホノエチル)フェニルアミノメチレンビ
スホスホン酸ヘキサエチル(3.7g)および濃塩酸(
30ml)の混合物を3時間還流下に加熱した。反応液
を減圧下濃縮した後、アセトンを加え粉末(2.4g)
を得た。この粉末(2.1g)をメタノール(30ml
)に懸濁し、ナトリウムメチラート(28%メタノール
溶液、3.9g)を加えた。ついで析出した沈澱を水を
くわえて溶解した後、減圧下濃縮した。残留物にメタノ
ールを加え析出した白色沈澱をろ取し、これを水−メタ
ノールから再結晶し、4−(2−ホスホノエチル)フェ
ニルアミノメチレンビスホスホン酸トリナトリウム塩(
2.15g,75%)を得た。 融点:300℃以上

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 [式中、Aは二価の芳香環状基またはメチレン基を、R
    1は水素原子または低級アルカノイル基を、R2,R3
    ,R4,R5,R6およびR7は同一または異なって水
    素原子または低級アルキル基を、nは0から6の整数を
    示す]で表されるホスホン酸誘導体またはその塩。
  2. 【請求項2】一般式 (R9O)(R10O)P(O)(CH2)n−A−N
    H2[式中、Aは二価の芳香環状基またはメチレン基を
    、R9およびR10は低級アルキル基を、nは0から6
    の整数を示す]で表されるアミン誘導体を一般式CH(
    OR8)3[式中、R8は低級アルキル基を示す]で表
    されるオルトギ酸エステル誘導体および一般式 【化2】 [式中、R11,R12,R13およびR14は低級ア
    ルキル基を示す]で表される亜リン酸エステル誘導体と
    を反応させ、さらに所望によりアシル化反応または/お
    よび加水分解反応に付すことを特徴とする一般式【化3
    】 [式中、Aは二価の芳香環状基またはメチレン基を、R
    1は水素原子または低級アルカノイル基を、R2,R3
    ,R4,R5,R6およびR7は同一または異なって水
    素原子または低級アルキル基を、nは0から6の整数を
    示す]で表されるホスホン酸誘導体またはその塩の製造
    法。
  3. 【請求項3】請求項1の化合物またはその塩を含有して
    なる骨吸収抑制剤。
JP19395391A 1990-08-03 1991-08-02 ホスホン酸誘導体およびその医薬 Withdrawn JPH04356496A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19395391A JPH04356496A (ja) 1990-08-03 1991-08-02 ホスホン酸誘導体およびその医薬

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2-207357 1990-08-03
JP20735790 1990-08-03
JP19395391A JPH04356496A (ja) 1990-08-03 1991-08-02 ホスホン酸誘導体およびその医薬

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04356496A true JPH04356496A (ja) 1992-12-10

Family

ID=26508198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19395391A Withdrawn JPH04356496A (ja) 1990-08-03 1991-08-02 ホスホン酸誘導体およびその医薬

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04356496A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6573252B1 (en) 1998-07-28 2003-06-03 Nicox, S.A. Medicine nitrate salts

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6573252B1 (en) 1998-07-28 2003-06-03 Nicox, S.A. Medicine nitrate salts

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5041428A (en) (Cycloalkylamino)methylenebis(phosphonic acid) and medicines contaiing the same as an active ingredient
JP3499905B2 (ja) グアニジンアルキル−1,1−ビスホスホン酸誘導体、その製法およびその使用
KR0156239B1 (ko) 헤테로 사이클릭 비스포스폰산 유도체 및 이의 제조방법
DK167808B1 (da) Methylen-bisphosphonsyrederivat, fremgangsmaade til fremstilling heraf samt farmaceutisk sammensaetning indeholdende disse derivater
KR100233986B1 (ko) 신규한 메틸렌비 스포스폰산 유도체
KR100269544B1 (ko) 구아니디노알킬-1,1-비스포스폰산 유도체, 이의 제조방법 및 이를 함유하는 약제학적 조성물
JP3072390B2 (ja) ビスホスホン酸誘導体およびその医薬
CA2082144A1 (en) Squalene synthetase inhibitory composition and use thereof
JP3165889B2 (ja) 含硫黄複素環化合物、その製造法および用途
EP0282320A1 (en) Bisphosphonic acid derivatives and medicines containing the same
EP0273514B1 (en) Novel bicyclic diphosphonate compounds and pharmaceutical compositions
US6410782B1 (en) Diphosphonic acid salts for the treatment of osteoporosis
CA1276638C (en) Phospholipids, their production and use
JPH04356496A (ja) ホスホン酸誘導体およびその医薬
JPH0699457B2 (ja) ヘテロ環ビスフォスフォン酸誘導体およびその医薬
EP0491374B1 (en) Bisphosphonic acid derivatives, their production and use
AU664761B2 (en) Thio-substituted cyclic phosphonate compounds for treating abnormal calcium and phosphate metabolism
JPH04505450A (ja) 新規ジホスホン酸誘導体、その製法及び該化合物を含有する医薬品
JP2965167B2 (ja) 新規のアミド基含有ジホスホン酸誘導体、その製法及びこの化合物を含有する医薬品
NZ253542A (en) Bicyclic quaternary-n-containing phosphonate derivatives and medicaments
KR20010031269A (ko) 신규한 메틸렌비스포스폰산 유도체
RU2079505C1 (ru) N-ациламино-1-гидроксиалкилиден-1,1-бисфосфоновые кислоты и способ их получения
JPH09502158A (ja) 新規な非環式アミジン基含有ジフォスフォン酸誘導体、その製法及びこれらを含有する医薬品
JPH06172372A (ja) スクアレン合成酵素阻害剤およびその用途
JPH05178869A (ja) ビスホスホン酸誘導体およびその医薬

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19981112