JPH0435628Y2 - - Google Patents

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JPH0435628Y2
JPH0435628Y2 JP1986029391U JP2939186U JPH0435628Y2 JP H0435628 Y2 JPH0435628 Y2 JP H0435628Y2 JP 1986029391 U JP1986029391 U JP 1986029391U JP 2939186 U JP2939186 U JP 2939186U JP H0435628 Y2 JPH0435628 Y2 JP H0435628Y2
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magnet
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、機械基礎や建物等の構造物基礎とし
て用いる防振、免震装置に関する。
〔従来技術とその問題点〕
機械、建物の防振用として用いられている積層
ゴム体は、建物等の自重を支えかつ鉛直方向の振
動を吸収するだけの弾力性を有するものであり、
水平振動による建物等の地面に対する大きな水平
変位にも耐え得るものであるが、減衰力が弱く大
きな水平変位が生じて建物等に大きい横揺れによ
る種々の不都合を与えるので、水平変位を如何に
して最少限度に押えるかということは依然として
課題として残されていた。
なお、磁極間の反発力を利用した防振装置とし
て、実開昭57−164339号公報に示されるものがあ
る。
これは磁石間に作用する反発力によつて浮遊状
態に支持するもので、垂直振動の抑制には効果あ
るが、水平変位には磁石は作用せず、シヤフトで
規制するものである。
本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、
垂直振動のみならず、水平振動にも充分対処でき
る簡単な構造の防振、免震装置を提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前記目的を達成するため、上下両端に
受圧板を備えた防振用の積層ゴム体を上層部分と
下層部分とに分割し、この上層部分の下面と下層
部分の上面とにそれぞれ板状の磁石を前記受圧板
と平行に固着し、この磁石は相互に異なる極同士
が対向するように上下に重ね合わせて接合したこ
とを要旨とするものである。
〔作用〕
本考案によれば、垂直振動に対しては積層ゴム
の弾性が作用して振動を吸収緩和する。また、水
平振動に対しては積層ゴムはその弾性によつて水
平方向に変形し、上下分割体の中間にある2個の
磁石は接合状態を保ちながら水平方向に離間しよ
うとするが、磁石相互の吸引力が作用し、これに
より水平振動を吸収緩和する。
〔実施例〕
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説
明する。
第1図は本考案の防振、免震装置の1実施例を
示す縦断正面図で、図中1は上下両端に受圧板2
を備えた防振用の積層ゴム体を示す。この積層ゴ
ム体1の水平断面の外形は円形でも角形でもよ
い。積層ゴム体1を上層部分1aと下層部分1b
とに2分し、上層部分1aの下面と下層部分1b
の上面とにそれぞれ板状の磁石4a,4bを受圧
板2と平行になるように固着する。
このようにして上層部分1aと下層部分1bと
を上下に重ね合わせたときにその接合部には前記
磁石4a,4bが配設されることになるが、これ
ら磁石4a,4bは例えば第2図に示すように、
磁石4aの上面をN極、下面をS極とする場合
は、磁石4bの上面をN極、下面をS極とするな
ど相互に異極同士を接触重合させる。
なお、他の実施例として、磁石は第3図に示す
ように板磁石を左右に分けてN極とS極に磁化し
たものでもよく、この場合は上下に重なる2つの
磁石は異極同士が重なり合うようにする。
また、さらに他の実施例として、第4図に示す
ように環状の磁石で外側の表裏をN極とS極に磁
化し、磁極を反対にして異極同士を重ね合わせる
ことも考えられる。
なお、積層ゴム体1をさらに上下に多分割して
その間に磁石4a,4bの組合せをさらに増して
配設してもよい。
次に使用法及び動作について説明すると、本考
案の装置は例えば、建物と地盤との間に介在さ
れ、交通や地震などの垂直振動に対しては第1図
のごとき状態で積層ゴム体1がその弾性定数によ
つて建物や機械基礎等の固有振動を変えて共振を
緩和する。
一方、地震による大きな水平振動に対しては、
第5図に示すように、積層ゴム体1が弾性によつ
て水平方向に変形し、磁石4aと磁石4bも水平
に離間するように偏りを生ずる。このとき、磁石
相互の磁力が作用し、これにより水平振動を減衰
緩和し、水平方向変位を小さく押える。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案の防振、免震装置は、
建物基礎や機械基礎等に組入れて用いるものとし
て、交通振動や地震などの垂直振動に対処できる
だけでなく、地震等の水平振動に対しても極めて
有効に対処するものである。
また、ゴム体は積層構造なので、これの上下2
層の下面と上面と磁石を取付ける工程は容易なも
のであり、かつ磁石は積層ゴム体内に組み込まれ
るので構造が単純化され、セツトも簡単なものと
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の防振、免震装置の1実施例を
示す縦断正面図、第2図は磁石の説明図、第3図
は他の実施例の磁石の説明図、第4図はさらに他
の実施例の磁石の説明図、第5図は装置の水平振
動時の状態の縦断正面図である。 1……積層ゴム体、1a……上層部分、1b…
…下層部分、2……受圧板、4a,4b……磁
石。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下両端に受圧板を備えた防振用の積層ゴム体
    を上層部分と下層部分とに分割し、この上層部分
    の下面と下層部分の上面とにそれぞれ板状の磁石
    を前記受圧板と平行に固着し、この磁石は相互に
    異なる極同士が対向するように上下に重ね合わせ
    て接合したことを特徴とする防振、免震装置。
JP1986029391U 1986-02-28 1986-02-28 Expired JPH0435628Y2 (ja)

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JPS6132180Y2 (ja) * 1981-04-13 1986-09-19

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JPS62141943U (ja) 1987-09-08

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