JPH0227223Y2 - - Google Patents

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JPH0227223Y2
JPH0227223Y2 JP1985004272U JP427285U JPH0227223Y2 JP H0227223 Y2 JPH0227223 Y2 JP H0227223Y2 JP 1985004272 U JP1985004272 U JP 1985004272U JP 427285 U JP427285 U JP 427285U JP H0227223 Y2 JPH0227223 Y2 JP H0227223Y2
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vibration
rubber
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steel plate
vibrations
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、機械基礎や建物等の構造物基礎とし
て用いる防振、免震装置に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
合成ゴムをブロツク状又は柱状にした防振ゴム
は周知のものである。かかる防振ゴムは交通振動
などで生じる垂直振動に対してはきわめて有効的
であるが、地震等により引き起こされる水平振動
に対してはあまり効果がなかつた。これは、防振
ゴムが圧縮に対しては強力な弾力を発揮するが、
水平力による変形に対しては復元力が弱いためで
ある。
本考案の目的はかかる従来例の不都合を解消
し、垂直振動のみならず、水平振動にも充分対処
できる簡単構造の防振、免震装置を提供すること
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前記目的を達成するため、防振用のゴ
ム体の中に永久磁化された鋼板を数層に分けて挿
入したことを要旨とするものである。
〔作用〕
本考案によれば、垂直振動に対してはゴムが働
き、水平振動に対しては磁石による復元力が作用
する。
〔実施例〕
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説
明する。
第1図は本考案の防振、免震装置の実施例を示
す縦断正面図で、図中1は上下両端に受圧板2を
備えた防振用のゴム体を示す。該ゴム体1の水平
断面形状は円でも角でもよい。
このゴム体1の中に、永久磁化させた鋼鉄3を
水平にしてかつ適宜な間隔で数層に分けて挿入し
た。かかる鋼板3の磁化は、第2図に示すように
中央でN極とS極に分かれる場合や、第3図に示
すように表面と裏面とでN極とS極に分ける場合
などがあり、また、例えば第4図に示すように鋼
板3の周辺部のみを磁化するようなものでもよ
く、さらに全体形状も円でも角でもよい。いずれ
の場合でも、隣接する鋼板3同士では、各々磁極
は相反する磁極が対向するように位置付ける。
なお、本考案装置を設計するに際しては、本考
案装置を適用する物、及び外乱振動の周波数特性
によりゴムによる垂直方向のバネ定数を決める。
また、地震によりローリングを生じないように水
平方向のバネ定数及び減衰係数を決める。
また、垂直方向のバネ定数、ゴムの材質、挿入
する鋼板3の強度などによつて鋼板3の挿入ピツ
チを決め、さらに、ゴム1の磁力を透過する強さ
及び、地震時における水平方向の減衰係数、鋼板
3の挿入ピツチにより磁力の強さを決める。
鋼板3の磁化の強さの決定要因はこれだけでな
く、本考案装置を適用する物の重量、剛性、減衰
係数なども加味される。
次に使用法及び動作について述べると、本考案
装置は機械等の防振、免震基礎として組込まれる
ものであり、交通振動などの垂直振動に対しては
ゴム1が寄与する。作用は従来の防振ゴムと同じ
であり、ゴム1のバネ定数によつて機械等の適用
物の固有振動数を変え、地盤や建物の床の垂直振
動との共振を避ける。
一方、地震による水平振動に対しては、第5図
に示すようにゴム体1が変形し、鋼板3同士が離
間しようとするのに対し、磁力による復元力によ
つて変位を減衰させる。第6図はこの様子を示す
もので実線が鋼板3による磁石がない場合、点線
が本考案装置の場合である。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案の防振、免震装置は、
機械基礎等に用いるものとして交通振動などの垂
直振動に対処できるだけでなく、磁力の作用で地
震等の水平振動に対してもきわめて有効に作用す
るものである。
また、ゴム内へ鋼板が挿入されるだけの簡単な
構造なので安価に製造でき、しかも鋼板が保強の
役割もなし、耐久性が増すものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の防振、免震装置の実施例を示
す縦断正面図、第2図は永久磁化された鋼板の1
例を示す斜視図、第3図、第4図は同上他の例を
示す斜視図、第5図は地震時の状態を示す斜視
図、第6図は同上地震時の作用を示すグラフであ
る。 1……ゴム体、2……受圧板、3……鋼板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 防振用のゴム体の中に、永久磁化された鋼板を
    数層に分けて、かつ、隣接する鋼板同士では相反
    する磁極が対向するように挿入したことを特徴と
    する防振、免震装置。
JP1985004272U 1985-01-16 1985-01-16 Expired JPH0227223Y2 (ja)

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JPS61119637U JPS61119637U (ja) 1986-07-28
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5639797Y2 (ja) * 1978-03-03 1981-09-17

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JPS61119637U (ja) 1986-07-28

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