JPH0578620B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0578620B2 JPH0578620B2 JP62241555A JP24155587A JPH0578620B2 JP H0578620 B2 JPH0578620 B2 JP H0578620B2 JP 62241555 A JP62241555 A JP 62241555A JP 24155587 A JP24155587 A JP 24155587A JP H0578620 B2 JPH0578620 B2 JP H0578620B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- foundation
- supported part
- building
- electromagnet
- magnets
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 238000002955 isolation Methods 0.000 description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical group C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、地震や交通振動からの揺れを遮断す
る免震構造物に関する。
る免震構造物に関する。
地震等による自然要因の振動や車両等の交通に
よる人為的振動を減じたり、遮断する方法は従来
種々提案されている。
よる人為的振動を減じたり、遮断する方法は従来
種々提案されている。
例えば、第5図に示すごとくゴム等のクツシヨ
ン材3を基礎1側と被支承部2側に介在させ、地
盤から基礎1側が受ける振動をこのクツシヨン材
3に吸収させることにより被支承部2側の揺れを
少なくしようとするものである。
ン材3を基礎1側と被支承部2側に介在させ、地
盤から基礎1側が受ける振動をこのクツシヨン材
3に吸収させることにより被支承部2側の揺れを
少なくしようとするものである。
これらクツシヨン材としては防震ゴムの他に、
空気バネ、金属バネ、ベアリングなど様々であ
り、いずれの場合も振動周期をこの部分の弾性で
長期化して周期の長いものとすることにより振れ
はゆるやかになる。
空気バネ、金属バネ、ベアリングなど様々であ
り、いずれの場合も振動周期をこの部分の弾性で
長期化して周期の長いものとすることにより振れ
はゆるやかになる。
しかし、従来のものはいずれもクツシヨン材と
して有体物を介して防振又は免振を行なうもので
あり、このクツシヨン材自体が固有振動を有する
ので完全に振動の伝達を遮断することは不可能で
あつた。
して有体物を介して防振又は免振を行なうもので
あり、このクツシヨン材自体が固有振動を有する
ので完全に振動の伝達を遮断することは不可能で
あつた。
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、
外部振動を完全に遮断できる防震構造物を提供す
ることにある。
外部振動を完全に遮断できる防震構造物を提供す
ることにある。
本発明は前記目的を達成するため、基礎側に配
設した磁石に対応させて、被支承部側に前記磁石
とは異なる極性を対向させて磁石を配設し、これ
ら対向する磁石のうち少なくとも一方を電磁石と
するとともに、被支承部と磁石の反発力を用いて
浮状態で支承し、被支承部と基礎間に距離センサ
ーを設け、また、電磁石に該距離センサーの出力
で磁力を制御する制御手段を接続したことを要旨
とするものである。
設した磁石に対応させて、被支承部側に前記磁石
とは異なる極性を対向させて磁石を配設し、これ
ら対向する磁石のうち少なくとも一方を電磁石と
するとともに、被支承部と磁石の反発力を用いて
浮状態で支承し、被支承部と基礎間に距離センサ
ーを設け、また、電磁石に該距離センサーの出力
で磁力を制御する制御手段を接続したことを要旨
とするものである。
本発明によれば、該支承部側は基礎側に対して
磁石の反発力により空中に浮いた状態になつて支
承されている。従つて、高周波の微振動は浮いた
状態の被支承部側には伝達しない。
磁石の反発力により空中に浮いた状態になつて支
承されている。従つて、高周波の微振動は浮いた
状態の被支承部側には伝達しない。
また、低周波の大きい振巾の振動に対しては、
距離センサーが建築物と基礎間の上下、左右、前
後の距離の変化を測定して制御手段へ信号を送
り、該制御手段が被支承部側又は基礎側に設けた
電磁石の反発力を前記距離センサーからの測定信
号に基づいて、振動により基礎側が動いた方向と
逆方向に被支承部を移動させるように制御する。
その結果、絶対座標に対して地盤及び基礎側が動
いても、被支承部側は静止状態を保つ。
距離センサーが建築物と基礎間の上下、左右、前
後の距離の変化を測定して制御手段へ信号を送
り、該制御手段が被支承部側又は基礎側に設けた
電磁石の反発力を前記距離センサーからの測定信
号に基づいて、振動により基礎側が動いた方向と
逆方向に被支承部を移動させるように制御する。
その結果、絶対座標に対して地盤及び基礎側が動
いても、被支承部側は静止状態を保つ。
以下、図面について本発明の実施例を詳細に説
明する。
明する。
第1図は本発明の防震構造物の第1実施例を示
す断面図、第2図は同上平面図で、被支承部とし
ては建築物4の場合である。
す断面図、第2図は同上平面図で、被支承部とし
ては建築物4の場合である。
基礎5は該構築物4の下部を受入れるだけの空
間を有する凹状のものであり、この基礎5の内側
に適宜位置に永久磁石6を配設する。
間を有する凹状のものであり、この基礎5の内側
に適宜位置に永久磁石6を配設する。
一方、建築物4の下面及び下部側面に前記永久
磁石6に対応させて電磁石7を設けるが、電磁石
7は図示は省略するが電流を制御することにより
磁力を制御する可変抵抗器を制御手段として接続
し、この可変抵抗器を介して電源に接続される。
磁石6に対応させて電磁石7を設けるが、電磁石
7は図示は省略するが電流を制御することにより
磁力を制御する可変抵抗器を制御手段として接続
し、この可変抵抗器を介して電源に接続される。
また、この電磁石7の端部は永久磁石6とは同
一の極性になるように選定した。
一の極性になるように選定した。
このようにして、電磁石7に通電して磁力を生
じさせれば、磁石6,7は同一極性が向い合うの
で反発し、建築物4は磁力により空中に浮いた状
態で支承される。
じさせれば、磁石6,7は同一極性が向い合うの
で反発し、建築物4は磁力により空中に浮いた状
態で支承される。
なお、他の実施例として基礎5側の磁石を電磁
石としてもよく、またその場合に建築物4側の磁
石を永久磁石とすることもでき、さらに両者とも
に電磁石としてもよい。
石としてもよく、またその場合に建築物4側の磁
石を永久磁石とすることもでき、さらに両者とも
に電磁石としてもよい。
建築物4と基礎5間に距離センサー8を設け、
この距離センサー8の出力を制御装置を介して電
磁石7に接続する可変抵抗器に導入する。
この距離センサー8の出力を制御装置を介して電
磁石7に接続する可変抵抗器に導入する。
次に使用法及び動作について第3図のフローチ
ヤートをもとに説明する。
ヤートをもとに説明する。
地震による自然の外部振動や車輌等の交通など
による人為的な振動を受けた場合に、この振動が
微振動であるか否かを振動計が判断する(ステツ
プイ)。
による人為的な振動を受けた場合に、この振動が
微振動であるか否かを振動計が判断する(ステツ
プイ)。
この振動が微振動である場合はそのままでよ
く、第1図、第2図の建築物4及び基礎5の微振
動は建築物4が浮構造となつているためその慣性
力により静止しており(ステツプロ)、建築物4
は絶対座標の静止位置を保つ(ステツプト)。
く、第1図、第2図の建築物4及び基礎5の微振
動は建築物4が浮構造となつているためその慣性
力により静止しており(ステツプロ)、建築物4
は絶対座標の静止位置を保つ(ステツプト)。
一方、ステツプイで振動、週の長い大きな振巾
の大振動である場合には(ステツプハ)、距離セ
ンサー8が建築物4と基礎5間の上下、左右、前
後の距離の変化を測定し、可変抵抗器へ信号を送
る(ステツプニ)。
の大振動である場合には(ステツプハ)、距離セ
ンサー8が建築物4と基礎5間の上下、左右、前
後の距離の変化を測定し、可変抵抗器へ信号を送
る(ステツプニ)。
可変抵抗器は、前記距離センサー8からの信号
により、電磁石7の反発力を電流を変えたことに
より制御する。この制御は電磁石7の反発力を建
築物4が絶えず絶対座標に対して静止を保つよう
に変化させるものであり、その結果、建築物4は
静止状態を保つ(ステツプホ、ヘ、ト)。
により、電磁石7の反発力を電流を変えたことに
より制御する。この制御は電磁石7の反発力を建
築物4が絶えず絶対座標に対して静止を保つよう
に変化させるものであり、その結果、建築物4は
静止状態を保つ(ステツプホ、ヘ、ト)。
第4図は本発明の第2実施例を示すもので、基
礎としては建築物9の躯体とし、一方、被支承部
としては器械設備、例えばコンピユータ等振動を
きらう機器10の架台11(床でもよい)とした
ものである。
礎としては建築物9の躯体とし、一方、被支承部
としては器械設備、例えばコンピユータ等振動を
きらう機器10の架台11(床でもよい)とした
ものである。
以上の場合も、前記第1実施例と同様に架台1
1の防振が得られる。
1の防振が得られる。
以上述べたように本発明の防震構造物は、被支
承部を磁力により浮状態にして基礎側とは無接触
で支承するので、外部から受ける振動の伝達を完
全に遮断でき、信頼性の高い防震作用が得られる
ものである。
承部を磁力により浮状態にして基礎側とは無接触
で支承するので、外部から受ける振動の伝達を完
全に遮断でき、信頼性の高い防震作用が得られる
ものである。
とくに、振巾が大きい振動に対しては、距離セ
ンサーが建築物と基礎間の上下、左右、前後の距
離の変化を測定して制御手段へ信号を送り、該制
御手段が該支承部側又は基礎側に設けた電磁石の
反発力を前記距離センサーからの測定信号に基づ
いて、振動により基礎側が動いた方向と逆方向に
被支承部を移動させるように制御する。その結
果、絶対座標に対して地盤及び基礎側が動いて
も、被支承部側は静止状態を保つことができるの
で、防震作用の精度をより一層高いものとしてい
る。
ンサーが建築物と基礎間の上下、左右、前後の距
離の変化を測定して制御手段へ信号を送り、該制
御手段が該支承部側又は基礎側に設けた電磁石の
反発力を前記距離センサーからの測定信号に基づ
いて、振動により基礎側が動いた方向と逆方向に
被支承部を移動させるように制御する。その結
果、絶対座標に対して地盤及び基礎側が動いて
も、被支承部側は静止状態を保つことができるの
で、防震作用の精度をより一層高いものとしてい
る。
第1図は本発明の防震構造物の第1実施例を示
す縦断正面図、第2図は同上平面図、第3図は動
作を示すフローチヤート、第4図は第2実施例を
示す縦断正面図、第5図は従来例を示す縦断正面
図である。 1……基礎、2……被支承部、3……クツシヨ
ン材、4……建築物、5……基礎、6……永久磁
石、7……電磁石、8……距離センサー、9……
建築物、10……機器、11……架台。
す縦断正面図、第2図は同上平面図、第3図は動
作を示すフローチヤート、第4図は第2実施例を
示す縦断正面図、第5図は従来例を示す縦断正面
図である。 1……基礎、2……被支承部、3……クツシヨ
ン材、4……建築物、5……基礎、6……永久磁
石、7……電磁石、8……距離センサー、9……
建築物、10……機器、11……架台。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 基礎側に配設した磁石に対応させて、被支承
部側に前記磁石とは異なる極性を対向させて磁石
を配設し、これら対向する磁石のうち少なくとも
一方を電磁石とするとともに、被支承部を磁石の
反発力を用いて浮状態で支承し、被支承部と基礎
間に距離センサーを設け、また、電磁石に該距離
センサーの出力で磁力を制御する制御手段を接続
したことを特徴とする防震構造物。 2 被支承部側は、建築物である特許請求の範囲
第1項記載の防震構造物。 3 被支承部側は、機械設備である特許請求の範
囲第1項記載の防震構造物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24155587A JPS6483744A (en) | 1987-09-25 | 1987-09-25 | Earthquakeproof structure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24155587A JPS6483744A (en) | 1987-09-25 | 1987-09-25 | Earthquakeproof structure |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6483744A JPS6483744A (en) | 1989-03-29 |
JPH0578620B2 true JPH0578620B2 (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=17076096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24155587A Granted JPS6483744A (en) | 1987-09-25 | 1987-09-25 | Earthquakeproof structure |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6483744A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2816513B2 (ja) * | 1992-08-26 | 1998-10-27 | 鹿島建設株式会社 | 電磁式浮き床構造 |
JPH08270725A (ja) * | 1995-03-28 | 1996-10-15 | Agency Of Ind Science & Technol | 反発型磁気ダンパ、反発型磁気アクチュエータ及び反発型磁気防振台 |
JP4544476B2 (ja) * | 2006-04-21 | 2010-09-15 | 山本基礎工業株式会社 | 免震構造体及び免震基礎杭 |
JP2012514162A (ja) * | 2009-01-21 | 2012-06-21 | 福州市規劃設計研究院 | 磁気浮上型防振構造体 |
TWI398570B (zh) * | 2009-08-11 | 2013-06-11 | Ruentex Eng & Constr Co Ltd | 微震控制建築系統 |
JP7393123B2 (ja) * | 2019-02-01 | 2023-12-06 | 亨 小川 | 免震建物 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6466335A (en) * | 1987-09-08 | 1989-03-13 | Fujita Corp | Earthquakeproof method of building |
-
1987
- 1987-09-25 JP JP24155587A patent/JPS6483744A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6483744A (en) | 1989-03-29 |
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