JPH04355606A - 電動式車両の出力制御装置 - Google Patents

電動式車両の出力制御装置

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Publication number
JPH04355606A
JPH04355606A JP3155956A JP15595691A JPH04355606A JP H04355606 A JPH04355606 A JP H04355606A JP 3155956 A JP3155956 A JP 3155956A JP 15595691 A JP15595691 A JP 15595691A JP H04355606 A JPH04355606 A JP H04355606A
Authority
JP
Japan
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signal
motor
output
throttle opening
rotation
Prior art date
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Pending
Application number
JP3155956A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kamiya
寛 神谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04355606A publication Critical patent/JPH04355606A/ja
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動式車両の出力制御装
置に関するものであり、特に、電動式車両の運転者に対
して良好な走行フィーリングを与えることのできる電動
式車両の出力制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば特願平3−105098号に示さ
れるように、従来より電動式自動二輪車、電動式自動車
(以下、「電動式車両」という。)が各種提案されてい
る。この電動式車両は、排出ガスなどのレベル、あるい
はエネルギ資源の多様化への対応性といった面において
、内燃機関を搭載した車両に比較して優位に立っている
。また、電動式車両は、原動機より発生される騒音、振
動等も、内燃機関車両に比較して圧倒的に少ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電動式車両は、上記の
ような優れた利点を有しているが、原動機より発生され
る振動が少ないという面においては、内燃機関車両に慣
れている運転者にとって不満足である場合がある。すな
わち、内燃機関車両においては、原動機(内燃機関)か
らは常時ある程度の振動が発生していて、これは特に車
両の加速時等のエンジン回転数が高いときにおいて増大
する。したがって、運転者は、車両の加速時に原動機よ
り発生される振動により加速感を体感している。
【0004】しかし、電動式車両では、このような振動
が、例え原動機(モータ)の回転数が高いときにおいて
も少ないので、内燃機関車両と同一の加速度で車両が加
速されている場合でも、運転者にとっては加速フィーリ
ングが十分でなく、加速性能が劣っているというような
印象を与える場合がある。
【0005】本発明は、前述の問題点を解決するために
なされたものであり、その目的は、運転者に対して十分
な加速フィーリングを与えることのできる電動式車両の
出力制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】内燃機関より発生する振
動の多くは、1サイクル当りのクランク軸の回転速度の
変動にある。すなわち、内燃機関のクランク軸は、TD
Cの直前でその回転速度が低下し、TDCの直後で上昇
する。
【0007】本発明者は、前述の問題点を解決するため
に、電動式車両のモータに対しても、上記したような回
転速度の変動を生じさせるようにした。また、その変動
を、スロットル開度に応じて変化させるようにもした。
【0008】
【作用】前記モータの回転に微小な変動が起こるので、
該モータから適度な振動が発生する。また前記変動をス
ロットル開度に応じて変化させることにより、前記モー
タの振動がその回転数に応じて変化する。
【0009】
【実施例】以下に図面を参照して、本発明を電動式自動
二輪車に適用して、詳細に説明する。図2は本発明の一
実施例が適用される電動式自動二輪車の側面図である。 同図において、当該電動式自動二輪車の車体フレームは
鋼管製の前部フレーム2、中央フレーム3及び後部フレ
ーム4から構成されている。車体フレームの外側はレッ
グシールド5、ステップフロア6、後部カバー7及びア
ンダーカバー8を組み合わせた合成樹脂製の車体カバー
によって覆われている。
【0010】前部フレーム2に固着したヘッドパイプ9
には、その上端に操向ハンドル10が取り付けられると
共に、その下端には前輪11を支持するフロントフォー
ク12が連結されている。中央フレーム3の後部には、
後輪13をその後端に支持するスイング式パワーユニッ
ト1の前端がピボット14で枢着されて上下方向揺動自
在に取り付けられると共に、パワーユニット1の後部上
面と後部フレーム4とは、リヤクッション15を介して
連結されている。パワーユニット1は、当該電動式自動
二輪車の駆動(走行)用モータと、該モータを駆動輪に
接続するための適宜の減速装置とを備えている。
【0011】中央フレーム3に設けられたスタンド16
は、図示しない格納位置において、パワーユニット1の
前部下面を覆い、内部に収納されている駆動用モータに
対する保護部材を兼ねている。パワーユニット1とシー
ト17との間には、後部カバー7の内側にヘルメット1
8等を収容するための物入19が設けられている。この
物入19は、駆動用モータが発生する磁気によりフロッ
ピーディスク等の収容物が影響を受けないよう磁気をシ
ールドする材料で形成されている。
【0012】中央フレーム3には、モータ駆動用電源と
してのバッテリを収納するバッテリボックス20が、ア
ンダーカバー8の内側に設けられている。また、ヘッド
パイプ9の前方には、前記駆動用モータを制御するコン
トローラ21とバッテリを充電するための充電器22と
がフロントカバー23の内側に設けられ、これらに接続
する充電用コード24をフロントカバー23の図示しな
いリッドを開けて外部の商用電源へ接続可能になってい
る。
【0013】なお、コントローラ21及び充電器22は
一体又は別体で種々の場所へ収容することができ、例え
ばコントローラ21を車体後部に想像線で示したAある
いはBの位置へ設けることができ、充電器22も車体後
部のCあるいは車体中央部のDの位置に設けることが可
能である。D位置の場合、ステップフロア6の一部に開
閉自在のリッド25が設けられ、ここから前記充電用コ
ード24が出入可能となる。
【0014】図3はパワーユニット1の横断面図であり
、図2のII−II断面図である。図3において、図2
と同一の符号は、同一又は同等部分をあらわしている。 パワーユニット1は前端でピボット14を支持するユニ
ットケース26を備えている。ユニットケース26は前
部のモータハウジング27と中間部の伝動ケース28及
び後部のギヤボックス29が一体に形成されたものであ
り、前記モータハウジング27内にはモータ30が、伝
動ケース28内にはベルト式無段変速機31が、そして
ギヤボックス29内には最終減速機32が収容され、モ
ータ30と最終減速機32はベルト式無段変速機31を
介して接続されている。
【0015】モータハウジング27は車幅方向右側へ開
口し、その開口部にはほぼ有底筒状のステータハウジン
グ33の筒部34が挿入され、底部35によって閉塞さ
れている。ステータハウジング33はモータハウジング
27の右側開口部を覆う部材であり、その底部35には
その中央部に内方(車体中央側、以下同じ)へ突出する
ボス36とその周囲の通気口37とが形成されると共に
、外周部はボルト38で前記モータハウジング27へ固
定されている。底部35の外方には通気口37を囲んで
角筒状に側方へ突出するドライバ39が形成されている
。ドライバ39は後述する駆動回路を備えた概略六角形
の部材であり、その各辺の内側には多数のV字形の冷却
フィン40が設けられると共に、その外面には後述のF
ET41が取り付けられている。
【0016】さらに底部35の外方にはドライバ39を
収容するカップ状のカバー42が取り付けられ、内部空
間を空気導入室43としている。カバー42には伸縮自
在なダクト44の一端部が接続され、他端部はシート1
7(図2)の下部に設けられた物入19の内部に連通し
ており、そのダクト44を物入19に接続する継手45
(図2)の入口開口には、空気中の塵を除去するスポン
ジのフィルタ(図示せず)が取り付けられている。
【0017】またモータ30及びドライバ39接続用の
給電コード47がダクト44内に挿通されて導かれ、カ
バー42を通って空気導入室43及びモータハウジング
27内に配線されている。モータハウジング27と伝動
ケース28との境界部には隔壁48が一体に形成され、
ここにも通気口49が形成され、隔壁48によって画成
されるモータハウジング27及び伝動ケース28の各内
部空間を連通している。
【0018】モータ30の回転軸50はステータハウジ
ング33のボス36及び隔壁48に設けられたボールベ
アリング51と52によって支持され、回転軸50の一
端は隔壁48を貫通して伝動ケース28内に突出してい
る。モータ30の回転軸50には、隔壁48に近接する
部分に通気口49へ送風する回転軸部冷却ファン53が
設けられている。伝動ケース28の左側面はカバー54
に覆われており、その後端部に排風口55が形成されて
いる。
【0019】モータ30は直流ブラシレスモータであっ
て、回転軸50に固着した鉄心56の外周に永久磁石5
7を配設した回転子58と、ステータハウジング33の
筒部34へボルト59により固着された鉄心60の回り
に巻回したステータコイル61よりなる固定子62を備
えている。また回転軸50の一端部に固着されたマグネ
ット63と、これを囲んでボス36側に配設された3個
のホール素子64より成る回転子位置センサ65が設け
られている。
【0020】この固定子62をステータハウジング33
に予め組み付け、その後ステータハウジング33をモー
タハウジング27内へ開口部から嵌合させることで、固
定子62をモータハウジング27内に配置することがで
きる。
【0021】ベルト式無段変速機31はモータハウジン
グ27側から伝動ケース28内部へ突出している回転軸
50側に設けられた駆動プーリ66と、伝動ケース28
の後部に支持される減速機入力軸67に設けられた従動
プーリ68とを備え、両プーリ66、68間に無端ベル
ト69が巻き掛けられている。駆動プーリ66は回転軸
50に固着された固定フェース70と、この回転軸50
に軸方向摺動自在に支持された可動フェース71から成
り、この可動フェース71と回転軸50に固着したラン
ププレート72との間に遠心ウェイト73が半径方向へ
移動自在に配設されている。固定フェース70の側面に
はプーリ部冷却ファン74が一体に形成されている。本
実施例におけるプーリ部冷却ファン74は固定フェース
70付近の放熱を主とするものであり、回転軸部冷却フ
ァン53に対して補助的な冷却ファンとして設けられて
いる。なお、軽量化のためにはフィンを切断又は小さく
することも可能であり、この場合にはカバー54の幅方
向寸法をより小さくすることができる。
【0022】一方、従動プーリ68は減速機入力軸67
の周囲に相対回転移動に嵌装されたスリーブ75に支持
された固定フェース76と軸方向摺動自在の可動フェー
ス77とより成り、この従動プーリ68に伝達された駆
動力は発進クラッチである第1遠心クラッチ78を介し
て減速機入力軸67に伝達される。
【0023】第1遠心クラッチ78は伝達機構及び自動
遠心クラッチであり、減速機入力軸67の軸端部へ固着
されたクラッチアウタ79と、スリーブ75の端部へ固
着されたクラッチインナ80と、クラッチインナ80の
側面へ一端を軸着された3本のアーム81で構成され、
各アーム81は、それぞれが減速機入力軸67側に偏倚
されるようにコイルスプリング(図示せず)で相互に連
結されると共に、その外周部にはクラッチアウタ79へ
摩擦結合可能なパッド83が設けられている。なお、ク
ラッチインナ80と可動フェース77との間にはセット
スプリング84が縮装されている。またクラッチアウタ
79及びクラッチインナ80はそれぞれ第2遠心クラッ
チ85のクラッチインナ及びクラッチアウタを兼用して
いる。
【0024】第2遠心クラッチ85はエンジンブレーキ
用であって、一端をクラッチアウタ79の側面へ軸着さ
れた2つの湾曲アーム86の他端側に、それぞれウェイ
ト87が取付けられ、かつ両者がそれぞれ減速機入力軸
67側に偏倚されるように、それらはコイルスプリング
(図示せず)で連結されると共に、クラッチインナ80
へ摩擦係合可能なパッド89が設けられている。
【0025】第1遠心クラッチ78は、所定の設定回転
数以上でスリーブ75と減速機入力軸67とを接続し、
第2遠心クラッチ85は、第1遠心クラッチ78の設定
回転数よりもさらに少なめの設定回転数以上で減速機入
力軸67とスリーブ75とを接続する。
【0026】最終減速機32は、減速機入力軸67及び
中間軸90が伝動ケース28と減速機カバー91にそれ
ぞれ設けられたボールベアリングを介して支持され、減
速機入力軸67の入力ギヤ92の回転が中間軸90の2
個の中間ギア93、94を介して車軸95の出力ギア9
6に伝達されている。
【0027】前記回転軸50の空気導入室43側の端部
には、その外形がカム状に形成さがたカムロータ114
が取り付けられ、またドライバ39の内周部には、前記
カムロータ114と対向するように、非接触変位計(例
えばうず電流式変位計)115が取り付けられている。 前記カムロータ114は、図4(A)に示されるように
所定の円筒壁面114Cからへこんだ凹部114Aと、
突出した凸部114Bとを備えている。そして、前記非
接触変位計115は、適宜の手法によりカムロータ11
4の外周部との間の距離を検出し、距離に応じた信号を
出力する。すなわち、カムロータ114(すなわちモー
タ30の回転軸50)が同図(A)の矢印方向に回転す
る場合には、同図(B)に示されるような信号がカムロ
ータ114の一回転ごとに、モータ30の回転に同期し
て出力される。このように、同図(B)に示されるよう
な形状の、回転軸50が所定角度回転(この例では1回
転)するごとに1度だけ変動する信号を、「回転変動信
号」という。なお、図4(B)の時間を横軸としたグラ
フを図10に示す。
【0028】さて、当該電動式自動二輪車は、モータ3
0をベルト式無段変速機31、第1遠心クラッチ78、
第2遠心クラッチ85及び最終減速機32を介し、後輪
13と連結し、少なくともアクセルグリップの操作角度
に応じたデューティ比の電流をモータ30に通電し、こ
の駆動力で走行するようになっている。
【0029】すなわち、図示しないスタータスイッチに
よりモータ30を始動すると回転軸50が回転する。ア
クセルグリップがアイドリング位置にあってモータ30
の回転速度が小さいとき、第1、第2遠心クラッチ78
、85は切断された状態にあり、モータ30の駆動力は
後輪13に伝達されず、ベルト式無段変速機31は空転
状態にある。ゆえに、モータ30の電流やトルクは必要
以上に上昇せず、本来始動時及び低回転域に発生する大
電流高トルクかつ低効率の状態下における負荷を回避で
きる。この状態からアクセルグリップを回転させてモー
タ30の回転速度を増加させると、その回転軸50に固
着したランププレート72に沿って遠心ウェイト73が
その半径方向外側に移動して、駆動プーリ66の可動フ
ェース71を固定フェース70側に接近する方向に移動
させる。
【0030】これにより、駆動プーリ66の有効半径が
増加すると共に、無端ベルト69を介して従動プーリ6
8の可動フェース77が固定フェース76から離間する
方向に駆動され、その有効半径が減少する。その結果、
ベルト式無段変速機31の減速比が減少して従動プーリ
68と共に回転するスリーブ75の回転速度が増加し、
やがて従動プーリ68の回転数が前記設定回転数以上と
なると、第1遠心クラッチ78が接続してモータ30の
駆動力が減速機入力軸67に伝達され、最終減速機32
を介して後輪13が駆動される。
【0031】第2遠心クラッチ85は、後輪13からベ
ルト式無段変速機31へ動力が伝達されている状態で、
減速機入力軸67の回転数が第1遠心クラッチ78の設
定回転数よりも小さな設定回転数以上となると接続する
【0032】したがって、減速あるいは制動時において
は、第2遠心クラッチ85が接続して後輪13に生じる
トルクがモータ30に伝達されるので、モータ30を負
荷として用いることができる。しかも、第2遠心クラッ
チ85の設定回転数は第1遠心クラッチ78の設定回転
数よりも小さく、減速時においては第1遠心クラッチ7
8が離れた後も第2遠心クラッチ85が接続状態を維持
するため、滑らかに減速でき、良好な走行フィーリング
を得ることができる。制動時にモータ30により発電し
電気制動を行えば、さらに良好な制動特性を得ることが
できる。
【0033】図5は本発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。同図において、図2と同一の符号は、同
一又は同等部分をあらわしている。コントローラ21に
は、操向ハンドル10(図2)のアクセルグリップ10
0に接続されたポテンショメータ101の出力電圧と、
回転子位置センサ65により検出された回転子58(図
3)の位相信号とが入力され、さらに該コントローラ2
1には、アクセルグリップ100の最小操作角度を検出
するためのスイッチ102、ブレーキスイッチ103、
駆動回路104、及び非接触変位計115の制御回路1
16等が接続されている。前記ポテンショメータ101
は、その出力電圧が図6に示されるような特性で得られ
るように予め設定されている。
【0034】前記コントローラ21は、マイクロコンピ
ュータ、及び例えば後述する図9に示されるような回路
を備えていて、ポテンショメータ101と非接触変位計
115の出力信号に基づいて、モータ30に通電する電
流のデューティ比を決定してPWM信号を生成すると共
に、回転子位置センサ65の出力信号に基づいて位相信
号(マグネット63の位置信号)を決定する。そして、
これらのデューティ比及び位相信号を駆動回路104の
ゲートドライブ回路105に出力する。
【0035】ゲートドライブ回路105は、位相信号に
基づいて前記PWM信号をスイッチ回路106に振り分
ける。駆動回路104のスイッチ回路106は、モータ
30の各ステータコイル61及び前記ゲートドライブ回
路105に接続されている。このスイッチ回路106は
直列に結線された3対のFET41をバッテリ107と
接地との間に並列して接続してあり、FET41のゲー
トがゲートドライブ回路105に接続され、また各ソー
ス・ドレイン接続部がそれぞれスター結線されたステー
タコイル61の3端子と接続されている。
【0036】ゲートドライブ回路105は、スイッチ回
路106に対してPWM信号を出力して各FET41を
オン/オフ制御する。この制御は、マグネット63の回
転角が6位置(#0〜#5)検出される場合には、例え
ば図14に示されるような関係で行われる。これにより
、ステータコイル61に交番磁界を生じ、アクセルグリ
ップ100の操作角度に応じてモータ30が回転する。
【0037】さて、モータ30の回転軸50(図3)に
は、カムロータ114及び非接触変位計115を取り付
ける代りに、図7に示されるように、回転軸50にポテ
ンショメータ112を取り付けるようにしても良い。図
7において符号111及び113は、それぞれポテンシ
ョメータ112と回転軸50とを接続するフレキシブル
カップリング、及びポテンショメータ112を固定する
ための架台である。
【0038】このようにポテンショメータ112を取り
付ける場合においては、図8(A)示されるように、ポ
テンショメータ112を構成する抵抗112Aのほぼ中
間部に比較的小さい抵抗値を有する抵抗117の両端P
,Qを接続し、前記抵抗112Aの両端部S,R及び摺
動子112Bに対して、コンデンサ118及び抵抗11
9〜121より成る回路を接続する。そして図示される
ように、抵抗112Aの両端S,Rに抵抗121を介し
て基準電圧(5[V])を印加し、摺動子112Bから
抵抗120を介して出力信号を得る。
【0039】このような回路によれば、摺動子112B
が同図(A)の矢印の方向に回転すれば、その出力信号
V0 の波形は、摺動子112Bが1回転する度に同図
(B)で示されるようになる。すなわち、回転変動信号
を得ることができる。
【0040】図1は本発明の一実施例の機能ブロック図
、図9は図1の要部の具体的構成例を示す回路図である
。各々の図において、回転変動信号発生手段121は回
転変動信号を生成する手段である。図9ではポテンショ
メータ112を用いた回路が示されているが、この回路
は図8(A)に示された回路であっても良く、また後述
のように図4(A)に示した非接触変位計115を用い
ることもできる。
【0041】スロットル開度検出手段122は、図5の
ポテンショメータ101にようにアクセルグリップ10
0の操作角に応じた出力電圧を発生する。乗算手段12
3は、回転変動信号にスロットル開度検出手段122の
出力信号(スロットル開度信号)を乗算する。この乗算
により、図10に示された回転変動信号が、図11に示
すように、スロットル開度に応じて増幅される。
【0042】加算手段124は、前記乗算結果に、前記
スロットル開度検出手段122の出力信号を加算する。 この加算により、図12の実線で示すように、前記乗算
信号、すなわちスロットル開度に応じて増幅された回転
変動信号が、スロットル開度に応じてシフトされる。制
限手段125は前記加算信号のリミッタであり、図12
の斜線で示すように、該加算信号の、電圧値が大となる
部分の信号をカットする。
【0043】このようにその上限値がカットされた信号
は、デューティ比変換手段126に入力される。このデ
ューティ比変換手段126は、例えばクロック信号に応
じて決定される所定周波数の信号のデューティ比を、制
限手段125より出力される信号に応じて変更する(図
13参照)。位相制御信号発生手段130は、回転子位
置センサ65(図5)の出力を用いて、回転子58(図
3、図7)の回転角信号である位相信号を発生する。
【0044】切換手段127は、デューティ比変換手段
126より出力される信号(図13)を、前記位相信号
を用いて図14に示したような関係でスイッチ回路10
6に出力する。したがって、例えばU、V及びWの内の
一相(例えば図14に示したU+がオンである時)には
、スロットル開度と回転変動信号とに応じて決定される
、変動するデューティ比が与えられるが、他の相にはス
ロットル開度にのみに応じた、スロットル開度以外のデ
ータによっては変動しないデューティ比が与えられる。 これにより、スイッチ回路106により回転駆動される
モータ30は、その回転軸50の一回転ごとに内燃機関
と同様な速度変動をすることになる。
【0045】さて、図1に示した回転変動信号発生手段
121として、図8(A)及び図9に示したような回路
を用いた場合には、該発生手段121の出力信号である
回転変動信号は、図8(B)及び図10に示したように
常にプラス電位(図10では、V1を基準として信号が
変動している。)であるから、乗算手段123において
スロットル開度信号を乗算した場合には、該乗算結果に
は、回転変動信号の変動部分の増幅のみならず、該変動
部分以外の部分もスロットル開度に応じて増幅されてし
まう。加算手段124は、前記乗算結果にスロットル開
度信号を加算することにより、スロットル開度に応じた
デューティ比を決定するものであるから、スロットル開
度による影響が、この加算手段124のみならず、乗算
手段123においても与えられることになる。
【0046】しかし、スロットル開度検出手段122の
出力特性(図6)等を調整することにより、従来の電動
式車両と何等変わらない走行特性とすることができる。 また、回転変動信号発生手段121の出力信号である回
転変動信号が、0電位を基準としてマイナス電位及びプ
ラス電位間で変動する(すなわち図10のV1が0とな
る)ように該回転変動信号発生手段121を構成すれば
、スロットル開度検出手段122のセッティング等を従
来のものと変更する必要がない。ポテンショメータ11
2を用いて回転変動信号発生手段121を構成する場合
に、回転変動信号が0電位を基準として変動するように
するためには、例えば図8の例では、出力信号端子Vo
 にコンデンサを接続すれば良い。また抵抗117を接
地し、同図にGNDと示された接地端子にマイナス電位
を印加することによっても、回転変動信号は0電位を基
準として変動するようになる。回転変動信号発生手段1
21として、図4に示されたようなセンサを用いた場合
には、該センサは直接0電位を基準として変動する回転
変動信号を出力することができるものがある。
【0047】このように、回転変動信号が0電位を基準
とする変動するものである場合には、制限手段125(
図1)は特に設けられなくても良い。さらに、回転変動
信号の信号変動部分の振幅が回転軸50の回転速度に応
じて変化するような場合には、乗算手段123は設けら
れなくとも良い。
【0048】さて、図9に示した回路は一例であり、前
述したような機能が得られれば、それらの回路はいかな
る回路であっても良い。また、前記実施例では、モータ
回転軸は、該回転軸が一回転ごとに速度変動するものと
したが、モータ回転軸二回転若しくはそれ以上回転する
たびに、又はモータ回転軸が所定回転角回転するごとに
、1回速度変動するように構成されても良い。
【0049】さらに、ポテンショメータ112あるいは
非接触変位計115は、モータの回転軸のみならず、モ
ータと駆動輪との間の減速装置における回転軸に設けら
れても良い。さらにまた、回転変動信号は、ポテンショ
メータ112あるいは非接触変位計115を用いて得る
ものとしたが、例えば位相制御信号発生手段130の出
力信号を、マイクロコンピュータ等を用いて処理するこ
とによっても得ることができる。
【0050】また、当該車両の速度や加速度を検出し、
該速度、加速度が所定値以上である場合にのみモータの
回転軸に変動を与え、それ以外の場合には変動を与えな
いようにしても良い。さらに、前記実施例では本発明を
電動式自動二輪車に適用して説明したが、本発明は、電
動式の車両であれば、自動車等、いかなる形式の車両に
適用されても良いことは当然である。
【0051】
【発明の効果】(1) 請求項1記載の電動式車両の出
力制御装置によれば、当該車両走行用のモータから適度
な振動が発生するので、車両の走行時(特に加速時)に
内燃機関車両と同様に車両の振動を体感でき、運転者に
適度な走行フィーリングを与えることができる。
【0052】また、モータの回転速度が微小に変動する
ことによりトルク変動が生じ、特に不整地での走行時に
おいてタイヤのグリップ力が向上する。すなわち、タイ
ヤのブロックパターンに埋まった泥の排出が良好に行わ
れるようになり、モータのトルク変動とあいまって、路
面に対するタイヤの食い付き性が向上する。
【0053】さらに、回転変動信号の信号変動部分の振
幅がモータの回転数に応じて変化するような場合には、
モータの振動がその回転数に応じて変化し、内燃機関車
両における振動と同様の振動パターンが得られるように
なるので、自然な走行フィーリングを得ることができる
【0054】(2) 請求項2記載の電動式車両の出力
制御装置によれば、回転変動信号の信号変動部分の振幅
がモータの回転数に応じて変化しないような場合におい
ても、該モータの振動がその回転数に応じて変化するの
で、内燃機関車両における振動と同様の振動パターンが
得られるようになって、自然な走行フィーリングを得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】  本発明の一実施例の機能ブロック図である
。 【図2】  本発明の一実施例が適用される電動式自動
二輪車の側面図である。   【図3】  パワーユニットの一例の横断面図である。 【図4】  回転変動信号発生手段の一例の構成及びそ
の出力特性を示す図である。 【図5】  本発明の一実施例の構成を示すブロック図
である。 【図6】  ポテンショメータ101の出力特性を示す
グラフである。 【図7】  パワーユニットの他の例の横断面図である
。 【図8】  回転変動信号発生手段の他の例の構成及び
その出力特性を示す図である。 【図9】  図1の要部の具体的構成例を示す回路図で
ある。 【図10】  回転変動信号発生手段の出力信号の一例
を示すグラフである。 【図11】  乗算手段の出力信号の一例を示すグラフ
である。 【図12】  加算手段及び制限手段の出力信号の一例
を示すグラフである。 【図13】  デューティ比変換手段の出力信号の一例
を示すグラフである。 【図14】  スイッチ回路106を構成するFETの
制御順序を示す図表である。 【符号の説明】 30…モータ、50…回転軸、106…スイッチ回路、
112…ポテンショメータ、114…カムロータ、11
5…非接触変位計、121…回転変動信号発生手段、1
22…スロットル開度検出手段、123…乗算手段、1
24…加算手段、125…制限手段、126…デューテ
ィ比変換手段、127…切換手段、130…位相制御信
号発生手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  スロットル開度を検出するスロットル
    開度検出手段、及び当該車両の走行駆動源であるモータ
    を通電制御するモータ制御手段を備えた電動式車両の出
    力制御装置において、前記モータの回転軸が所定角度回
    転するたびに一度変動する回転変動信号を発生する回転
    変動信号発生手段と、スロットル信号に応じ、モータ出
    力を制御する手段とを備え、上記、回転変動信号に応じ
    、上記モータ出力をサイクル毎に調整する手段を備えた
    ことを特徴とする電動式車両の出力制御装置。
  2. 【請求項2】  スロットル開度を検出するスロットル
    開度検出手段、及び当該車両の走行駆動源であるモータ
    を通電制御するモータ制御手段を備えた電動式車両の出
    力制御装置において、前記モータの回転軸が所定角度回
    転するたびに一度変動する回転変動信号を発生する回転
    変動信号発生手段と、前記回転変動信号にスロットル開
    度信号を乗算する乗算手段と、前記乗算手段の出力信号
    にスロットル開度信号を加算する加算手段とを具備し、
      前記モータ制御手段は、前記加算手段の出力信号に
    応じて前記モータを制御することを特徴とする電動式車
    両の出力制御装置。
JP3155956A 1991-05-31 1991-05-31 電動式車両の出力制御装置 Pending JPH04355606A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001114180A (ja) * 1999-10-19 2001-04-24 Yamaha Motor Co Ltd 電動車両用モータ配線配索構造
JP2015076961A (ja) * 2013-10-08 2015-04-20 スズキ株式会社 電動車両
JP2020097313A (ja) * 2018-12-18 2020-06-25 スズキ株式会社 電動鞍乗型車両

Cited By (3)

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