JPH0435510Y2 - - Google Patents

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JPH0435510Y2
JPH0435510Y2 JP1986158560U JP15856086U JPH0435510Y2 JP H0435510 Y2 JPH0435510 Y2 JP H0435510Y2 JP 1986158560 U JP1986158560 U JP 1986158560U JP 15856086 U JP15856086 U JP 15856086U JP H0435510 Y2 JPH0435510 Y2 JP H0435510Y2
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crosspiece
frame
annular frame
annular
window frame
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、複層ガラス窓などのように、環状枠
の相対向する側辺部分に渡つて、この環状枠とは
実質的に膨張率が異なる装飾用又は補強用の桟を
取付けてある窓枠に関する。
〔従来の技術〕
この種の窓枠としては、第7図、第8図に示す
ように、環状枠1の側辺部分に形成した孔1b内
に弾性的に係合する球状の第1接合部50aと、
筒状の桟4にスライド移動自在に内嵌する第2接
合部50bとを備えたジヨイントピース50を用
いて、前記環状枠1の側辺部分と桟4の端部とを
接当状態で接合すべく構成したもの、或いは、第
9図、第10図に示すように、環状枠1の側辺部
分に形成した孔1b内に弾性的に係合する球状の
第1接合部51aと、筒状の桟4内に密接状態で
嵌合する第2接合部51b、ならびに、この第2
接合部51bの桟4への嵌入を案内する一対のガ
イド突起51c,51cとを備えたジヨイントピ
ース51を用いて、前記環状枠1の側辺部分と桟
4の端部とを接当状態で接合すべく構成したもの
が知られている(文献を示すことができない)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
これらの従来の何れの窓枠においても、商品製
造時における外観上の問題から、前記ジヨイント
ピース50,51を介して環状枠1の側辺部分と
桟4の端部とを接当状態で接合しているため、施
工された窓枠の雰囲気温度が製造時の温度よりも
低下したとき、桟4の収縮に伴つて該桟4の端部
と環状枠1の側辺部分との間に隙間が発生し、見
栄が悪くなる。また、施工された窓枠の雰囲気温
度が製造時の温度よりも上昇したときには、桟4
の線膨張に対する逃げ代がない為、桟4に圧縮応
力が発生して直線性が損なわれるばかりでなく座
屈変形することがある。
本考案は、上述の実情に鑑みて勘案されたもの
であり、その目的は、窓枠の雰囲気温度の変化に
起因する隙間発生や桟の弯曲変形、座屈変形を抑
制して、常に製造時と同じ商品外観を維持するこ
とのできる窓枠を提供する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による窓枠は、前記環状枠の側辺部分と
前記桟の端部との間に、前記桟の温度変化に伴う
収縮及び膨張を許容しながら両者を隙間の無い状
態で接合する桟接合部を設け、前記桟接合部に、
環状枠の側辺部分と桟の端部との相対向面間に介
在させた弾性体を設けてあることを特徴とするも
のであり、それによる作用・効用は次の通りであ
る。
〔作用〕
つまり、環状枠の側辺部分と桟の端部との間に
設けた桟接合部により、施工された窓枠の雰囲気
温度が製造時の温度よりも大きく変化しても、こ
の桟の温度変化に伴う収縮及び膨張(線膨張)を
吸収しながら、桟の端部と環状枠の側辺部分との
間を間隙の無い状態に維持することができる。
殊に、桟接合部に、環状枠の側辺部分と桟の端
部との相対向面間に介在させた弾性体を設けてあ
るから、桟の温度変化に伴う収縮又は膨張に拘ら
ず、弾性体の両端が、常時前記相対向面に当接
し、その結果、窓枠に振動が伝わつても、弾性体
でその振動を吸収して、窓のがたつきを生じにく
くすることができる。
〔考案の効果〕
従つて、窓枠の雰囲気温度が大きく変化して
も、従来のように桟の端部と環状枠の側辺部分と
の間に間隙が発生したり、或いは、桟に発生する
圧縮応力によつて弯曲変形又は座屈変形したりす
ることがなく、常に製造時とほぼ同じ商品外観を
維持することができながらも、窓のがたつきを生
じにくくすることができるから、がたつきによる
騒音を防止できて、居住性を向上させることがで
きる窓枠を提供できた。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図乃至第4図は複層ガラス窓を示し、これ
は、正方形状に組付けられたアルミ製の環状枠1
の表裏両面に、この環状枠1よりも少し大なる寸
法に形成された正方形状のガラス板2,2をチオ
コール等の接着剤3を介して固着するとともに、
前記環状枠1の、互いに相対向する二組の側辺1
a,1a及び1a,1aの中央位置に渡つて、環
状枠1とは膨張率が異なる合成樹脂製の桟4,4
を、その長手方向の中央位置に形成した組手越加
工部において格子状に交差させた状態で取付けて
ある。
前記環状枠1の側辺1aと桟4の端部との間に
は、桟4の温度変化に伴う収縮及び膨張を許容し
ながら両者1,4を隙間の無い状態で接合する桟
接合部Aを設けてある。
この桟接合部Aは、前記桟4の一端部に、これ
に相対向する環状枠1の側辺1aに形成された係
止突起5に嵌入する係止孔6を形成するととも
に、前記桟4の他端部には、これに相対向する環
状枠1の側辺に形成された係止突起7の頭部に対
してガラス板2,2の積層方向から係脱自在な係
止孔8aを切欠き形成してあるハンガー8を取付
けるとともに、前記桟4の両端部には、環状枠1
の側辺1a,1aと桟4の両端部との間の間隙
S,Sを夫々閉塞する筒状部材9,9を外嵌させ
てある。
この両筒状部材9,9は、環状枠1の側辺1
a,1aに接当するフランジ部9a,9aを備え
ていて、このフランジ部9a,9aと桟4の端面
との間に弾性体としての圧縮バネ10,10を介
在することにより、桟4の温度変化に伴う収縮又
は膨張に拘らず、前記フランジ部9a,9aが常
時環状枠1の側辺1a,1aに接当するように構
成されている。
更に、この筒状部材9は、桟4の表面形状と相
似形に構成されている。
前記係止突起5,7は、ネジ5a,7aとこれ
に外嵌されるスリーブ5b,7bとから構成され
ている。
次に、別の実施例について説明する。
(イ) 第5図は前記桟接合部Aの変形例を示し、こ
れは、前記筒状部材9に替えて、桟4の端部と
環状枠1の側辺1aとの間に、桟4の温度変化
に伴う収縮及び膨張を吸収して、これら両者
1,4間の間隙を閉塞する環状の弾性体11を
介在させたものである。
(ロ) 第6図は前記桟接合部Aの変形例を示し、こ
れは、前記桟4の端部と環状枠1の側辺1aと
を、桟4の温度変化に伴う収縮及び膨張を吸収
する弾性体12を介して直接接合したものであ
る。
(ハ) 上述実施例では、前記環状枠1と桟4とを線
膨張係数の異なる材料から構成したが、この環
状枠1と桟4とをアルミ等の同一材料から構成
してもよい。この場合でも、前記環状枠1にガ
ラス板等の透光板が固着されているため、環状
枠1と桟4との膨張率が実質的に異なることと
なる。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案に係る窓枠の実施例
を示し、第1図は縦断正面図、第2図は縦断側面
図、第3図は一部切欠正面図、第4図は第1図の
−線断面図である。第5図、第6図は夫々別
の実施例を示す要部の縦断側面図、第7図、第8
図は従来の窓枠を示す分解時の要部の一部切欠正
面図とその組付け時の縦断側面図、第9図、第1
0図も従来の窓枠を示す分解時の要部の一部切欠
正面図とその組付け時の縦断正面図である。 1……環状枠、2……透光板、4……桟、5,
7……係止突起、6,8a……係止孔、9……筒
状部材、10,11,12……弾性体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 環状枠1の相対向する側辺部分に渡つて、こ
    の環状枠1とは実質的に膨張率が異なる桟4を
    取付けてある窓枠であつて、前記環状枠1の側
    辺部分と前記桟4の端部との間に、前記桟4の
    温度変化に伴う収縮及び膨張を許容しながら両
    者1,4を隙間の無い状態で接合する桟接合部
    Aを設け、前記桟接合部Aに、前記環状枠1の
    側辺部分と前記桟4の端部との相対向面間に介
    在させた弾性体10,11,12を設けてある
    窓枠。 2 前記環状枠1が、その表裏両面に透光板2,
    2の取付け面を備えたものである実用新案登録
    請求の範囲第1項に記載の窓枠。 3 前記桟接合部Aが、前記環状枠1の側辺部分
    と前記桟4の端部との相対向面に形成される係
    止突起5,7と係止孔6,8a、ならびに、前
    記環状枠1の側辺部分と前記桟4の端部との間
    い隙間Sを閉塞する状態で前記桟4に外嵌され
    る筒状部材9とから構成されたものである実用
    新案登録請求の範囲第1項又は第2項に記載の
    窓枠。
JP1986158560U 1986-10-15 1986-10-15 Expired JPH0435510Y2 (ja)

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JP1986158560U JPH0435510Y2 (ja) 1986-10-15 1986-10-15

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JP1986158560U JPH0435510Y2 (ja) 1986-10-15 1986-10-15

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JPS6364881U JPS6364881U (ja) 1988-04-28
JPH0435510Y2 true JPH0435510Y2 (ja) 1992-08-21

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ID=31082164

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6216695B2 (ja) * 1982-04-21 1987-04-14 Furisuko Fuandeyu Sa

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0237998Y2 (ja) * 1985-07-12 1990-10-15

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6216695B2 (ja) * 1982-04-21 1987-04-14 Furisuko Fuandeyu Sa

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Publication number Publication date
JPS6364881U (ja) 1988-04-28

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