JPH04355013A - 架橋ポリオレフィン絶縁ケーブルの製造方法 - Google Patents
架橋ポリオレフィン絶縁ケーブルの製造方法Info
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- JPH04355013A JPH04355013A JP3127732A JP12773291A JPH04355013A JP H04355013 A JPH04355013 A JP H04355013A JP 3127732 A JP3127732 A JP 3127732A JP 12773291 A JP12773291 A JP 12773291A JP H04355013 A JPH04355013 A JP H04355013A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/14—Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables
Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、架橋剤としてジクミル
パーオキサイドを用いる架橋ポリオレフィン絶縁ケーブ
ルの製造方法に関する。
パーオキサイドを用いる架橋ポリオレフィン絶縁ケーブ
ルの製造方法に関する。
【0003】
【従来の技術】従来より、架橋ポリオレフィン絶縁ケー
ブルを製造するにあたり、連続的に送り出される導体上
に、有機過酸化物を架橋剤として配合したポリオレフィ
ン組成物を押出被覆し、架橋させて架橋ポリオレフィン
絶縁被覆を形成することが行われており、架橋剤には、
有機過酸化物としてジクミルパーオキサイド(DCP)
が一般に用いられている。
ブルを製造するにあたり、連続的に送り出される導体上
に、有機過酸化物を架橋剤として配合したポリオレフィ
ン組成物を押出被覆し、架橋させて架橋ポリオレフィン
絶縁被覆を形成することが行われており、架橋剤には、
有機過酸化物としてジクミルパーオキサイド(DCP)
が一般に用いられている。
【0004】しかしながらこのDCPを用いる方法で得
られたケーブルは、他のこの種のケーブルの製造方法、
たとえば電子線照射により架橋させる方法により得られ
るケーブルに比べて、絶縁被覆中に水トリーが発生しや
すいという問題があった。これは、架橋反応で生ずるD
CPの分解残渣、なかでもクミルアルコ―ルがヒートサ
イクルを受けると分解して水を生ずることによると考え
られている。
られたケーブルは、他のこの種のケーブルの製造方法、
たとえば電子線照射により架橋させる方法により得られ
るケーブルに比べて、絶縁被覆中に水トリーが発生しや
すいという問題があった。これは、架橋反応で生ずるD
CPの分解残渣、なかでもクミルアルコ―ルがヒートサ
イクルを受けると分解して水を生ずることによると考え
られている。
【0005】このため、従来は、絶縁被覆形成後に90
℃前後の温度で乾燥処理を行うことにより、水トリーの
原因となるクミルアルコ―ルや、既にその時含有する水
を除去するようにしている。
℃前後の温度で乾燥処理を行うことにより、水トリーの
原因となるクミルアルコ―ルや、既にその時含有する水
を除去するようにしている。
【0006】しかしながら、従来の乾燥方法では、絶縁
被覆が厚くなるとクミルアルコ―ルなどが十分除去され
るまでに極めて長い時間がかかるという問題があった。
被覆が厚くなるとクミルアルコ―ルなどが十分除去され
るまでに極めて長い時間がかかるという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の、
架橋剤としてDCPを用いる架橋ポリオレフィン絶縁ケ
ーブルの製造方法においては、水トリーの主な原因と考
えられるDCPの分解残渣を除去するために、絶縁被覆
形成後に乾燥処理を行っているが、絶縁被覆が厚くなる
とこの乾燥処理に極めて長い時間がかかるという問題が
あった。
架橋剤としてDCPを用いる架橋ポリオレフィン絶縁ケ
ーブルの製造方法においては、水トリーの主な原因と考
えられるDCPの分解残渣を除去するために、絶縁被覆
形成後に乾燥処理を行っているが、絶縁被覆が厚くなる
とこの乾燥処理に極めて長い時間がかかるという問題が
あった。
【0008】本発明はこのような従来技術の課題に対処
してなされたもので、水トリーの主原因と考えられるD
CPの分解残渣を短時間に除去することができ、もって
耐水トリー性に優れた架橋ポリオレフィン絶縁ケーブル
を容易かつ短時間に製造しうる方法を提供することを目
的とする。
してなされたもので、水トリーの主原因と考えられるD
CPの分解残渣を短時間に除去することができ、もって
耐水トリー性に優れた架橋ポリオレフィン絶縁ケーブル
を容易かつ短時間に製造しうる方法を提供することを目
的とする。
【0009】[発明の構成]
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、導体上に、ジ
クミルパーオキサイドを架橋剤として配合したポリオレ
フィン組成物を押出被覆し、架橋させて架橋ポリオレフ
ィン絶縁被覆を形成した後、これを加熱乾燥して前記架
橋ポリオレフィン絶縁被覆中に残留するジクミルパーオ
キサイドの分解残渣を低減させることからなる架橋ポリ
オレフィン絶縁ケーブルの製造方法において、前記架橋
ポリオレフィン絶縁被覆の加熱乾燥開始時の架橋ポリオ
レフィン絶縁被覆中の水分含有量を 200〜350p
pmとすることを特徴とするものである。
クミルパーオキサイドを架橋剤として配合したポリオレ
フィン組成物を押出被覆し、架橋させて架橋ポリオレフ
ィン絶縁被覆を形成した後、これを加熱乾燥して前記架
橋ポリオレフィン絶縁被覆中に残留するジクミルパーオ
キサイドの分解残渣を低減させることからなる架橋ポリ
オレフィン絶縁ケーブルの製造方法において、前記架橋
ポリオレフィン絶縁被覆の加熱乾燥開始時の架橋ポリオ
レフィン絶縁被覆中の水分含有量を 200〜350p
pmとすることを特徴とするものである。
【0011】本発明における、DCPを架橋剤として配
合したポリオレフィン組成物としては、ポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレン・プロピレン共重合体、エチ
レン・酢酸ビニル共重合体(EVA)等のエチレン系共
重合体等のポリオレフィンをベ―スに、DCPを配合し
、さらに必要に応じて無機充填剤、老化防止剤、その他
の添加剤を混合したものがあげられる。
合したポリオレフィン組成物としては、ポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレン・プロピレン共重合体、エチ
レン・酢酸ビニル共重合体(EVA)等のエチレン系共
重合体等のポリオレフィンをベ―スに、DCPを配合し
、さらに必要に応じて無機充填剤、老化防止剤、その他
の添加剤を混合したものがあげられる。
【0012】本発明においては、このようなポリオレフ
ィン組成物を導体上に押出被覆し、架橋させた後、この
架橋ポリオレフィン絶縁被覆を加熱乾燥するが、その開
始の際の条件として、架橋ポリオレフィン絶縁被覆中の
水分含有量を 200〜350ppmになるようにする
。このような条件で加熱乾燥を開始することによって、
DCPの分解残渣低減のための加熱乾燥時間を短縮する
ことができる。以下、その理由を説明する。
ィン組成物を導体上に押出被覆し、架橋させた後、この
架橋ポリオレフィン絶縁被覆を加熱乾燥するが、その開
始の際の条件として、架橋ポリオレフィン絶縁被覆中の
水分含有量を 200〜350ppmになるようにする
。このような条件で加熱乾燥を開始することによって、
DCPの分解残渣低減のための加熱乾燥時間を短縮する
ことができる。以下、その理由を説明する。
【0013】すなわち、図1は、架橋ポリオレフィン絶
縁被覆中の加熱乾燥前の水分含有量を180ppmと2
50ppmとした場合の、90℃の真空乾燥による処理
時間と絶縁被覆中のクミルアルコール量(重量%)を相
対的に示したものである。このグラフからもわかるよう
に、架橋ポリオレフィン絶縁被覆中の加熱乾燥前の水分
含有量は、クミルアルコールの加熱乾燥による除去速度
に影響し、水分含有量がある量を越えるとクミルアルコ
ールの除去が促進される傾向にある。これは、初期水分
がクミルアルコールの分解を促進する触媒的な作用をす
るからと考えられる。そして、このような触媒効果は初
期水分含有量が200ppm以上で発揮され、クミルア
ルコールの分解を促進する。なお、本発明において、初
期水分含有量の上限を350ppmに限定したのは、余
り多いとその水分自身を除くのに時間がかかるようにな
るからである。このような条件は、たとえば、架橋条件
を調節することなどにより得ることができ、具体的には
、乾式架橋方法において、加熱架橋時に循環されるN2
ガス量および吹き流し口からのガスの逃げ量を調節す
ること、押出し速度を調節すること、あるいは、架橋後
の冷却工程において使用する冷却用媒体(水、シリコー
ン油、N2 ガスなど)の選択などにより得ることがで
きる。
縁被覆中の加熱乾燥前の水分含有量を180ppmと2
50ppmとした場合の、90℃の真空乾燥による処理
時間と絶縁被覆中のクミルアルコール量(重量%)を相
対的に示したものである。このグラフからもわかるよう
に、架橋ポリオレフィン絶縁被覆中の加熱乾燥前の水分
含有量は、クミルアルコールの加熱乾燥による除去速度
に影響し、水分含有量がある量を越えるとクミルアルコ
ールの除去が促進される傾向にある。これは、初期水分
がクミルアルコールの分解を促進する触媒的な作用をす
るからと考えられる。そして、このような触媒効果は初
期水分含有量が200ppm以上で発揮され、クミルア
ルコールの分解を促進する。なお、本発明において、初
期水分含有量の上限を350ppmに限定したのは、余
り多いとその水分自身を除くのに時間がかかるようにな
るからである。このような条件は、たとえば、架橋条件
を調節することなどにより得ることができ、具体的には
、乾式架橋方法において、加熱架橋時に循環されるN2
ガス量および吹き流し口からのガスの逃げ量を調節す
ること、押出し速度を調節すること、あるいは、架橋後
の冷却工程において使用する冷却用媒体(水、シリコー
ン油、N2 ガスなど)の選択などにより得ることがで
きる。
【0014】なお、架橋ポリオレフィン絶縁被覆の加熱
乾燥の方法としては、本発明においては特に限定される
ものではないが、処理時間や絶縁特性に与える影響など
の点から、60〜100 ℃の温度で、真空またはN2
ガスやSF6 ガスのような不活性ガス雰囲気下での
加熱乾燥が適している。
乾燥の方法としては、本発明においては特に限定される
ものではないが、処理時間や絶縁特性に与える影響など
の点から、60〜100 ℃の温度で、真空またはN2
ガスやSF6 ガスのような不活性ガス雰囲気下での
加熱乾燥が適している。
【0015】
【作用】本発明方法では、架橋ポリオレフィン絶縁被覆
の加熱乾燥開始時の架橋ポリオレフィン絶縁被覆中の水
分含有量を 200〜350ppmとすることにより、
DCP分解残渣、特に水トリー発生の主原因と考えられ
るクミルアルコールが効果的に除去される条件で加熱乾
燥を行うことができる。したがって、この加熱乾燥時間
を短縮することができるとともに、得られる架橋ポリオ
レフィン絶縁ケーブルは耐水トリー性に優れたものとな
る。
の加熱乾燥開始時の架橋ポリオレフィン絶縁被覆中の水
分含有量を 200〜350ppmとすることにより、
DCP分解残渣、特に水トリー発生の主原因と考えられ
るクミルアルコールが効果的に除去される条件で加熱乾
燥を行うことができる。したがって、この加熱乾燥時間
を短縮することができるとともに、得られる架橋ポリオ
レフィン絶縁ケーブルは耐水トリー性に優れたものとな
る。
【0016】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。
【0017】低密度ポリエチレンをベ―スとし、架橋剤
としてDCPが配合された架橋可能な絶縁性ポリエチレ
ン組成物を、外径29.5mmの導体上に厚さが27m
mとなるように押出被覆し、加熱架橋して絶縁体を形成
した後ドラムに巻取った。絶縁体中の水分含有量を測定
したところ250ppmであった。続いて、これを 0
.3mmHgの加熱真空室に入れ、90℃の温度で25
日間保持した後、加熱真空室から取り出し、その外周に
ポリ塩化ビニルを押出して厚さ 3.5mmのシースを
被覆して本発明にかかる架橋ポリオレフィン絶縁ケーブ
ルを製造した。
としてDCPが配合された架橋可能な絶縁性ポリエチレ
ン組成物を、外径29.5mmの導体上に厚さが27m
mとなるように押出被覆し、加熱架橋して絶縁体を形成
した後ドラムに巻取った。絶縁体中の水分含有量を測定
したところ250ppmであった。続いて、これを 0
.3mmHgの加熱真空室に入れ、90℃の温度で25
日間保持した後、加熱真空室から取り出し、その外周に
ポリ塩化ビニルを押出して厚さ 3.5mmのシースを
被覆して本発明にかかる架橋ポリオレフィン絶縁ケーブ
ルを製造した。
【0018】また比較のために、絶縁体中の水分含有量
が180ppmとなるようにした以外は、上記実施例と
同様にして絶縁体を導体上に形成し、ドラムに巻取った
後、加熱乾燥して架橋ポリオレフィン絶縁ケーブルを製
造した。
が180ppmとなるようにした以外は、上記実施例と
同様にして絶縁体を導体上に形成し、ドラムに巻取った
後、加熱乾燥して架橋ポリオレフィン絶縁ケーブルを製
造した。
【0019】これらの実施例および比較例における加熱
乾燥後の絶縁体中のDCPの分解残渣であるクミルアル
コールおよび水分の含有量は、表1に示す通りであった
。
乾燥後の絶縁体中のDCPの分解残渣であるクミルアル
コールおよび水分の含有量は、表1に示す通りであった
。
【0020】
表1からもわかるように、実施例によるものの方がクミ
ルアルコ―ル、水ともに減少量が多くなっている。
ルアルコ―ル、水ともに減少量が多くなっている。
【0021】
【発明の効果】以上の実施例からも明らかなように本発
明方法によれば、架橋ポリオレフィン絶縁被覆の加熱乾
燥開始時の架橋ポリオレフィン絶縁被覆中の水分含有量
を 200〜350ppmとするので、DCP分解残渣
、特に水トリー発生の主原因と考えられるクミルアルコ
ールおよび水を短時間の加熱乾燥で除去することができ
、耐水トリー性に優れた架橋ポリオレフィン絶縁ケーブ
ルを容易かつ短時間に製造することができる。
明方法によれば、架橋ポリオレフィン絶縁被覆の加熱乾
燥開始時の架橋ポリオレフィン絶縁被覆中の水分含有量
を 200〜350ppmとするので、DCP分解残渣
、特に水トリー発生の主原因と考えられるクミルアルコ
ールおよび水を短時間の加熱乾燥で除去することができ
、耐水トリー性に優れた架橋ポリオレフィン絶縁ケーブ
ルを容易かつ短時間に製造することができる。
【図1】架橋ポリオレフィン絶縁被覆中の初期水分含有
量と、同被覆中からのクミルアルコールの除去速度との
関係を示すグラフである。
量と、同被覆中からのクミルアルコールの除去速度との
関係を示すグラフである。
Claims (1)
- 【請求項1】 導体上に、ジクミルパーオキサイドを
架橋剤として配合したポリオレフィン組成物を押出被覆
し、架橋させて架橋ポリオレフィン絶縁被覆を形成した
後、これを加熱乾燥して前記架橋ポリオレフィン絶縁被
覆中に残留するジクミルパーオキサイドの分解残渣を低
減させることからなる架橋ポリオレフィン絶縁ケーブル
の製造方法において、前記架橋ポリオレフィン絶縁被覆
の加熱乾燥開始時の架橋ポリオレフィン絶縁被覆中の水
分含有量を 200〜350ppmとすることを特徴と
する架橋ポリオレフィン絶縁ケーブルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3127732A JPH04355013A (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | 架橋ポリオレフィン絶縁ケーブルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3127732A JPH04355013A (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | 架橋ポリオレフィン絶縁ケーブルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04355013A true JPH04355013A (ja) | 1992-12-09 |
Family
ID=14967323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3127732A Pending JPH04355013A (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | 架橋ポリオレフィン絶縁ケーブルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04355013A (ja) |
-
1991
- 1991-05-30 JP JP3127732A patent/JPH04355013A/ja active Pending
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