JPH0294329A - 架橋ポリオレフィン絶縁ケーブルまたはその接続部の架橋方法および特性維持方法 - Google Patents

架橋ポリオレフィン絶縁ケーブルまたはその接続部の架橋方法および特性維持方法

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Publication number
JPH0294329A
JPH0294329A JP63246848A JP24684888A JPH0294329A JP H0294329 A JPH0294329 A JP H0294329A JP 63246848 A JP63246848 A JP 63246848A JP 24684888 A JP24684888 A JP 24684888A JP H0294329 A JPH0294329 A JP H0294329A
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JP
Japan
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oxygen
crosslinking
sealed area
crosslinked polyolefin
container
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Pending
Application number
JP63246848A
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English (en)
Inventor
Susumu Hirai
進 平井
Fumio Aida
会田 二三夫
Shigeo Nagaya
重夫 長屋
Hajime Tanimoto
元 谷本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
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  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
  • Processing Of Terminals (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、架橋ポリオレフィン絶縁ケーブルまたはその
接続部の架橋方法および特性維持方法に関する。
(従来の技術) 従来から架橋ポリオレフィン絶縁ケーブルの製造方法と
して、ポリオレフィンと架橋用過酸化物とからなる組成
物をケーブル導体またはケーブル導体接続部上に押出し
被覆し、これを高圧の水蒸気中、または高温の不活性ガ
ス雰囲気中で加熱し架橋用過酸化物を分解させてポリオ
レフィンを架橋させる方法が知られている。
また、このようにして製造された架橋ポリオレフィン絶
縁ケーブルの1組の端部を円錐状に成形してそれぞれ導
体を露出させ、露出したケーブル導体を互いに接続した
後、その外周を金型で覆い、必要に応じて金型内を加熱
および真空引きした後、この金型内に、ポリオレフィン
と架橋用過酸化物とからなる組成物を圧入し、加熱によ
りこの組成物を架橋させて接続部を形成する方法も知ら
れている。
さらに、このようにして製造された架橋ポリオレフィン
絶縁ケーブルや接続部は、通常、その上に塩化ビニル樹
脂などによる合成樹脂シースや金属被覆を設けて使用さ
れているが、必要に応じて、合成樹脂シースに代えて金
属シースを設けたり、この金属シース内に電気的負性ガ
スを封入して耐電圧特性を向上させる方法も知られてい
る。
(発明が解決しようとする課題) ところで、一般に、架橋ポリオレフィン絶縁体中に微量
の水分が存在すると、ボイドや水トリーが発生して絶縁
性能が低下する現象が知られているが、上記のような従
来の方法により製造された架橋ポリオレフィン絶縁ケー
ブルまたはその接続部には、経時的に水分量が増加する
という問題があった。
この原因は、架橋用過酸化物の分解残渣の影響によるも
のであるが、近時、特に酸素の存在によりこれが促進さ
れることがわかってきている。
すなわち、架橋用過酸化物として、ジクミルパーオキサ
イド(D CP)を用いた場合には、下記の反応(a)
においてクミルオキシラジカルが発生し、このクミルオ
キシラジカルは、(b)の反応により例えばポリエチレ
ンと反応してクミルアルコールを生成し、一部は(b′
)の反応によりアセトフェノンとなる。
さらに、(b)の反応で生成したクミルアルコールは、
熱エネルギーなどを加えられることによりα−メチルス
チレンと水を生成するが、このクミルアルコールの分解
反応が酸素の存在により促進されるのである。
・・・・・・・・・ (a) ・・・・・・・・・ (b) (以下余白) ・・・・・・・・・ (b′ ) ・・・・・・・・・ (C) 本発明は、かかる点に対処してなされたもので、架橋ポ
リオレフィン絶縁ケーブル製造時、またはその接続部形
成の際、さらにはその製造後の使用段階において、架橋
ポリオレフィン絶縁の周囲を無酸素雰囲気としてクミル
アルコールの分解反応を抑制することにより、微量水分
の発生に起因する絶縁破壊特性の劣化を抑制した架橋ポ
リオレフィン絶縁ケーブルまたはその接続部の架橋方法
および特性維持方法を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の架橋ポリオレフィン絶縁ケーブルまたはその接
続部の架橋方法は、ポリオレフィンと架橋用過酸化物と
からなる組成物をケーブル導体またはケーブル導体接続
部上に被覆し、密封領域内で加熱して前記組成物を架橋
させるにあたり、前記密閉領域内に脱酸素剤を配置し前
記密閉領域内を無酸素状態にして加熱を行なうことを特
徴としている。
また、本発明の架橋ポリオレフィン絶縁ケーブルまたは
その接続部の特性維持方法は、架橋ポリオレフィン絶縁
ケーブルまたはその接続部を密閉領域内に収容し、前記
密閉領域内に脱酸素剤を配置し、この密閉領・域内を無
酸素状態にすることを特徴としている。
本発明の対象となる架橋ポリオレフィン絶縁ケーブルと
しては、DCP、その他の公知の架橋用過酸化物により
架橋された架橋ポリエチレン絶縁ケーブル、架橋エチレ
ン・プロピレンゴム絶縁ケーブル、架橋ポリプロピレン
絶縁ケーブル等が例示される。
これらの架橋ポリオレフィン絶縁ケーブルの架橋は、例
えば前記組成物を押出し被覆したものを、例えば脱酸素
剤を収容した容器とパイプにより連通させた密閉加熱容
器に収容し、この密閉加熱容器内の酸素を脱酸素剤によ
り除去して容器内に収容し、架橋用過酸化物の分解温度
以上の温度に加熱することにより行なわれる。
また、本発明の架橋ポリオレフィン絶縁ケーブルまたは
その接続部の特性維持方法は、架橋・ポリオレフィン絶
縁ケーブルまたはその接続部を、例えば脱酸素剤を収容
した容器とバイブにより連通させた金属被覆その他の気
密容器に収容し脱酸素剤によりこの気密容器内を無酸素
状態とすることにより行なわれる。
なお、上記の無酸素状態では、雰囲気中の酸素が実質的
に全くない状態が好ましいが、酸素分圧が5%程度以下
であれば、多少酸素が存在していても差支えない。
本発明に使用される脱酸素剤としては、例えば微細な鉄
粉を主成分とするエージレス(三菱瓦斯化学株式会社製
、商品名)が例示される。
(実施例) 以下本発明の実施例について説明する。
実施例 低密度ポリエチレン(日本ユニカー社製、商品名920
5)に老化防止剤0.18%、DCPl、8%とを含有
させたポリエチレン組成物を、直径3m■のケーブル導
体上に厚さ 2龍となるように被覆してケーブル試料と
した。次いでこのケーブル試料を、加熱手段を備え、か
つ脱酸素剤(エージレス)を収容した気密容器中に置い
て、180℃で1時間加熱して絶縁被覆を架橋させた(
実施例1)。
なお、架橋後の気密容器中の酸素濃度は0.1%以下で
あった。
一方、実施例1で使用したケーブル試料を用いて、脱酸
素剤を置かない気密容器中で行なった点を除いて実施例
1と同じ条件で絶縁被覆を架橋させた(比較例1)。
これらの実施例および比較例の架橋ポリオレフィン絶縁
ケーブルの絶縁破壊特性は次の通りであった。
実施例1  比較例1 交流破壊電圧(kV)   102     85また
、実施例1の架橋ポリオレフィン絶縁ケーブルを脱酸素
剤の存在下で気密容器中で175℃で4時間加熱した後
に絶縁被覆中のα−メチルスチレン(α−メチルスチレ
ンの生成と同時に水が副成する)を定量分析したところ
、α−メチルスチレンは全く検出されなかった。
一方、脱酸素剤を置かないで同じ条件下で加熱したもの
では、約0.3重量%のα−メチルスチレンが検出され
た。
さらに、実施例1の架橋ポリオレフィン絶縁ケーブルを
脱酸素剤の存在下で気密容器中で80℃で30日間加熱
した後に絶縁被覆中のα−メチルスチレン(α−メチル
スチレンの生成と同時に水が副成する)を定量分析した
ところ、α−メチルスチレンは全く検出されなかった。
一方、脱酸素剤を置かないで同じ条件下で加熱したもの
では、約0.2重量%のα−メチルスチレンが検出され
た。
[発明の効果コ 以上の実施例からも明らかなように、本発明によれば絶
縁特性の良好な架橋ポリオレフィン絶縁ケーブルが得ら
れ、また長期にわたって良好な絶縁破壊特性を維持させ
ることがではきる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリオレフィンと架橋用過酸化物とからなる組成
    物をケーブル導体またはケーブル導体接続部上に被覆し
    、密封領域内で加熱して前記組成物を架橋させるにあた
    り、前記密閉領域内に脱酸素剤を配置しこの密閉領域内
    を無酸素状態にして加熱を行なうことを特徴とする架橋
    ポリオレフィン絶縁ケーブルまたはその接続部の架橋方
    法。
  2. (2)架橋ポリオレフィン絶縁ケーブルまたはその接続
    部を密閉領域内に収容するとともに、前記密閉領域内に
    脱酸素剤を配置してこの密閉領域内を無酸素状態にする
    ことを特徴とする架橋ポリオレフィン絶縁ケーブルまた
    はその接続部の特性維持方法。
JP63246848A 1988-09-30 1988-09-30 架橋ポリオレフィン絶縁ケーブルまたはその接続部の架橋方法および特性維持方法 Pending JPH0294329A (ja)

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