JPH04353884A - 磁石ローラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子複写機等の
画像形成装置の現像部において、現像剤の搬送ローラや
現像ローラとして用いられる磁石ローラに関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】従来、例えば電子複写機の現像部は図５
に示すように構成されており、現像ハウジング１内に収
容された現像剤（キャリヤ（鉄粉等）とトナーを一定割
合で混合した二成分現像剤）をパドルローラ２で撹拌し
、この撹拌によって摩擦帯電した現像剤を搬送ローラ３
で感光体ドラム４と対向して配された現像ローラ５側に
搬送し、搬送された現像剤を現像ローラ５によって感光
体ドラム４に摺擦させることで、感光体ドラム４上に形
成された潜像にトナーを付着させて現像するようになっ
ている。ここで、現像ローラ５は後述するように固定さ
れた磁石構成体の外側に現像スリーブを回転自在に設け
た構成となっており（搬送ローラ３も内部の磁石構成体
に対し外側の搬送スリーブが回転自在となっている）、
内部の磁石構成体によって現像スリーブ表面に形成され
る現像剤の磁気ブラシを、現像スリーブの回転によって
感光体ドラム４に摺擦させるようになっている。

【０００３】図６はその現像ローラ５の具体的な構成例
を示し、６はアルミニウム等の非磁性材からなる円筒状
の現像スリーブ、７は現像スリーブ６内にあってその現
像スリーブ６表面に磁気ブラシを形成するための磁石構
成体で、マグネットローラ軸８に圧入または接着固定さ
れている。９、１０は現像スリーブ６の両方の開放端面
に夫々圧入されるフランジで、一方のフランジ９には駆
動用の軸部９Ａが形成され、他方のフランジ１０にはマ
グネットローラ軸８の一端を外部に突出させる挿通孔１
０Ａが夫々形成されており、突出したマグネットローラ
軸８の一端８Ａは現像ハウジング１に固定される。１１
、１２はマグネットローラ軸８と現像スリーブ６を支持
する軸受（この場合、ボールベアリング）で、該各軸受
１１、１２は転動体としての鋼球をアウターリング（外
輪）とインナーリング（内輪）の間に挟み込んで構成さ
れ、夫々そのインナーリングにマグネットローラ軸８が
圧入され、そのアウターリングにフランジ９、１０が圧
入されている。

【０００４】従って、現像スリーブ６はフランジ９、１
０を介してマグネットローラ軸８に対し回転自在に軸受
１１、１２で支持されることになり、例えば複写機本体
側のコピー釦を押圧操作すると、駆動源からの回転駆動
力がベルト（或いはプーリー、ギヤ等）を介して駆動用
の軸部９Ａに伝達されて、現像剤の磁気ブラシを感光体
ドラム４に摺擦するよう回転することになる。

【０００５】尚、図７に示すように一方の端面を閉塞し
てその閉塞部分に駆動用の軸部１３Ａを形成した円筒状
の現像スリーブ１３を用いて、他方の開放端面のみフラ
ンジ１０を介して回転自在に軸受１２で支持するように
構成した現像ローラも提案されている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来構成の現像ローラでは、現像スリーブの一方又は両
方の開放端面をフランジを介して軸受で支持するように
しているため、フランジ外周面の真円度、その外周面と
内周面の同軸度精度の影響を受けて、マグネットローラ
軸に対する現像スリーブのラジアル方向の振れが大きく
なり、この振れによる画像への影響が大であった。本発
明はこのような点に鑑み成されたものであって、極めて
簡単な構成でスリーブの振れを小さく抑制できるように
した磁石ローラを提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため本発明では、マグネットローラ軸に固定された磁石
構成体の外側に、スリーブを回転自在に設ける磁石ロー
ラにおいて、前記スリーブを軸受に直接組み合わせて回
転自在に支持するように構成したもので、具体的に前記
軸受は、転動体をアウターリングとインナーリングの間
に挟み込んで構成され、そのアウターリングに直接スリ
ーブ内周面を圧入させると共に、そのインナーリングに
マグネットローラ軸を圧入させるようにしたものである
。

【０００８】

【作用】このような構成によると、現像ローラ等に用い
られる磁石ローラのスリーブが、真円度並びに同軸度精
度の高い軸受によって直接支持されることになるので、
そのスリーブのラジアル方向の振れが小さく抑えられる
ことになり、またその構成も簡素化されることになる。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の磁石ローラを現像ローラとし
て用いる場合について図面と共に説明する。尚、従来と
同一部分については同一符号を付すと共にその説明を省
略する。本実施例では、図１に示すように鋼球を夫々ア
ウターリング１４Ａ、１５Ａとインナーリング１４Ｂ、
１５Ｂの間に挟み込んで構成される軸受１４、１５のア
ウターリング１４Ａ、１５Ａに直接現像スリーブ１３両
端の内周面を夫々圧入させると共に、そのインナーリン
グ１４Ｂ、１５Ｂにマグネットローラ軸８を圧入させる
ようにしたものである。ここで、軸受１４はそのアウタ
ーとインナーの両リング１４Ａ、１４Ｂ間より現像剤が
内部に入り込むのを防ぐために、両リング１４Ａ、１４
Ｂの端部を夫々鍔状に隆起近接させて塞ぐようにしてい
る。このようにすると、現像スリーブ１３が真円度、同
軸度精度の高い軸受１４、１５によって、直接支持され
ることになるので、現像スリーブ１３のラジアル方向の
振れが小さく抑えられることになり、振れによる画像へ
の影響を排除することができる。また、従来必要であっ
たフランジ９、１０が不要になるので、現像ローラの構
成の簡素化、並びに小径化、低コスト化が計れることに
なる。

【００１０】また、図１では現像スリーブ１３の円筒状
内周面を軸受１４、１５にて直接支持するようにしたが
、図２に示すように現像スリーブ１３の一方をその閉塞
部分で軸受１５にて支持するようにしても良い。更に、
図３及び図４に示すように閉塞部分を有さない現像スリ
ーブ１６であっても良く、その際現像スリーブ１６の回
転駆動はその一方端を延出してその延出周面１６Ａをベ
ルト或いはプーリー駆動するようにしても良く、また別
途駆動用の軸部１７Ａを有するフランジ１７を圧入する
ようにしても良い。尚、本実施例では現像スリーブを回
転し内部の磁石構成体を固定して現像するタイプについ
て述べたが、現像スリーブと内部の磁石構成体の両方を
回転するタイプであっても良い。また、本実施例では現
像ローラとして用いる場合について述べたが、搬送ロー
ラであっても良く、その場合搬送スリーブのラジアル方
向の振れが抑制されることになる。

【００１１】

【発明の効果】上述した如く本発明の磁石ローラに依れ
ば、そのスリーブを真円度、同軸度精度の高い軸受によ
って直接支持するようにしているので、フランジを介し
て支持していた従来構成のものに比してマグネットロー
ラ軸に対するスリーブのラジアル方向の振れを小さく抑
えることができ、また磁石ローラの構成の簡素化とその
小径化、低コスト化を計ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】　　本発明の現像ローラの縦断側面図。

【図２】　　その他の実施例を示す縦断側面図。

【図３】　　その他の実施例を示す縦断側面図。

【図４】　　その他の実施例を示す縦断側面図。

【図５】　　従来の現像部の構成を示す概略断面図。

【図６】　　その現像ローラの縦断側面図。

【図７】　　その他の例を示す縦断側面図。

【符号の説明】

６　　現像スリーブ ７　　磁石構成体 ８　　マグネットローラ軸 １３　　現像スリーブ １４、１５　　軸受 １４Ａ、１５Ａ　　アウターリング １４Ｂ、１５Ｂ　　インナーリング

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】マグネットローラ軸に固定された磁石構成
   体の外側に、スリーブを回転自在に設ける磁石ローラに
   おいて、前記スリーブを軸受に直接組み合わせて回転自
   在に支持したことを特徴とする磁石ローラ。
2. 【請求項２】前記軸受は、転動体をアウターリングとイ
   ンナーリングの間に挟み込んで構成され、そのアウター
   リングに直接スリーブ内周面を圧入させると共に、その
   インナーリングにマグネットローラ軸を圧入させたこと
   を特徴とする請求項１に記載の磁石ローラ。