JPH0435343B2 - - Google Patents

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JPH0435343B2
JPH0435343B2 JP55183410A JP18341080A JPH0435343B2 JP H0435343 B2 JPH0435343 B2 JP H0435343B2 JP 55183410 A JP55183410 A JP 55183410A JP 18341080 A JP18341080 A JP 18341080A JP H0435343 B2 JPH0435343 B2 JP H0435343B2
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voltage
piezoelectric element
ink
wall
pressure chamber
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    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
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    • B41J2/04588Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits using a specific waveform

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はオンデマンド型インクジエツトヘツド
の駆動方法に関し、特にインクをインク溜りから
強制的に吸引し、この吸引されたインクを弾性体
の蓄積エネルギーを利用して噴射する方法に関す
る。
従来のオンデマンド型インクジエツトの駆動方
法において、特開昭52−56928により公知の駆動
方法では、圧力室の容積が拡大するように圧力室
の壁を圧電素子の分極電圧と反対方向の電圧印加
によつて所定時間維持し、さらに圧電素子への電
圧の極性を反転させ圧力室の容積を拡大された状
態から縮小する状態へ移行させ、液滴の噴出を行
つている。この電圧の極性の反転には電圧変換器
が用いられ、その2次側インダクタンスは圧電素
子の容量と共に振動回路を形成している。また上
記振動回路の共振周波数はインク柱の共振周波数
に等しく、1次側の電流衝撃の長さを上記した共
振周波数の半周期の長さに等しくしている。
このような駆動方法では1つのノズルに対して
1つの電圧変換器と制御回路が必要であり、特に
マルチノズルの場合、ノズルの数だけ電圧変換器
と制御回路の組合せが必要となつて極めて費用が
嵩む。
また最低の電圧で最高の液滴速度を得るという
最大効率の観点からすると、電圧変換器の1次側
の電流衝撃の長さはインク柱の共振周波の半周期
には一致しない。何故ならばインク性の振動は圧
力室の壁と圧電素子とインクから成る振動系の電
圧変換器の1次側の電流衝撃に呼応する過渡応答
としてとらえられ、インク柱の振動は位相遅れを
伴つた減衰振動となる。従つて圧電素子への制御
電圧の極性転換による圧力室の容積が拡大された
状態から縮小された状態への移行する時点は、こ
のインク柱の位相遅れを伴う減衰振動の或る位相
に対応して選択されるとき、上記した最大の効率
が得られる。換言すれば、電圧変換器の1次側の
電流衝撃の長さは、単にインク柱の固有振動数の
半周期に定められるのではなく、実際に起る圧力
室とノズル内でのインク柱の減衰振動の最適位相
に合せて定められるとき低電圧での駆動が実現で
き、上記電流衝撃の長さはインク柱の固有振動の
半周期より長くなることが実験的にも確認され
る。
さらに待機状態で圧力室を膨張させるものにあ
つては、圧電素子に分極電圧とは逆方向の電圧を
印加した状態を維持する必要があるため、圧電素
子が減極されて変換効率が低下する虞れがある。
本発明の目的は、圧力室の壁と電気機械変換手
段とインクからなる振動系の減衰振動を積極的に
利用して安定な動作を可能にすることであり、且
つ低い駆動電圧で所定の液滴の噴出速度を得る事
である。
本発明の他の目的は、前記振動系の積極利用と
共に駆動系の改良により駆動電源電圧を低下する
事にある。
以下、本発明の一具体例を図示実施例に基づい
て説明する。
第1図、第2図において、基板1には、円形を
した圧力室2とノズル3と供給口4が凹部形状で
形成されており、この凹部形状全体を覆うように
壁5が接合されている。インク6は、インク溜り
7よりインク供給管8、さらに狭溢部を形成する
供給口4を経て圧力室2とノズル3に導びかれて
いる。ノズル3の開口部3aでは、インク6の表
面張力と負圧Hが釣り合つて、インク6がノズル
3の開口部3aに滲み出ないように保たれてい
る。電気機械変換手段としての圧電素子9が、蒸
着などの手段で壁5に設けられた電極面5aへ接
着されており、その場所は壁5を挾んで圧力室2
に対峙する位置である。リード線10は電圧を印
加したとき圧電素子9が径方向へ収縮し、壁5が
ほぼ円錐状に圧力室2の方向へ撓み、圧力室2の
容積が減少するようにその極性が選択される。即
ち圧電素子9の分極電圧と同方向の電圧の印加と
なる。
第3図は圧電素子9の駆動回路であり、第4
図,第5図は駆動波形である。第3図に於て、圧
電素子9の各々の電極は制御素子11,12,1
3,14の中間点22,23に抵抗力20,21
を介して結線され、各々の制御素子11,12,
13,14は制御入力16,17,18,19が
入つている。制御素子11,12,13,14に
は電圧15が印加されこの電圧パルスを圧電素子
9に印加する。24は圧電素子9の内部抵抗であ
り、外付けした放電抵抗であつても良い。この時
の動作を第4図と共に説明する。第4図aは電源
のON,Off波形、bは制御入力波形、cは中間
点22の圧電素子9への印加波形、dは中間点2
3の波形、eは圧電素子に印加される合成波形で
ある。fは圧電素子9の変位を示す。第3図の回
路に電圧15がVボルト印加25されると、Tr1
はOff、Tr2はON、Tr3はON、Tr4はOffされる
ように制御入力16,17,18,19が入力さ
れる。この時の状態が第4図のbであるが極性に
ついては本説明は正負を略しタイミングのみ説明
する。尚極性は素子がスイツチングしやすい波形
のものでトランジスターの種類によつて異なるが
常識的であるので説明しない。すなわちT1の時
中間点22は0ボルトに近くcの如くであり、中
間点23はVボルトに近くdの如くである。更に
ヘツド駆動パルスT2が制御入力16,19に入
力されるとTr1,Tr4がONし、Tr2,Tr3がOffし
て電流が矢印Aの如く抵抗20,21を介して圧
電素子9を充放電させ中間点22は0からVボル
トに、中間点23はVボルトから0に変化する。
この時圧電素子9の両端の電圧は第4図eのよう
に−Vから+Vに極性が変化し電圧15のVボル
トに対し2Vボルトの変化がとれる。更にパルス
の解除時にはTr1,Tr4はOffし、Tr2,Tr3がON
し、その時の充放電電流は矢印Bの如く流れる。
中間点22と23はc,dのように急激に変化
し、中間点22はVボルトから0に、中間点23
は0ボルトからVボルトになりもとの電位に復元
される、圧電素子9の両端の電圧はeの如く+V
ボルトから−Vボルトに極性が逆転され2Vボル
トの変化がとれる。電源を26点にてOffさせると
印字パルス27の解除よりT4時間後に電源が切
られ、圧電素子9の内部抵抗24あるいは放電抵
抗により蓄積エネルギーはT5時間にて放電され
て圧電素子9の両端は同電位となる。
第5図は電源投入時に圧電素子9の両端を同電
にしたもので、印字休止状態は圧電素子9に電圧
印加をさけて耐久性を向上させたものであり、且
つ内部抵抗24によるエネルギーロスをなくした
ものの実施例である。第5図gの印字指令28に
より、中間点23はk図の如くTr3がONされて
Vボルト印加され、中間点22,23の間にはl
図の如く−Vボルト印加される。印字指令28よ
りT1時間後にヘツド駆動パルスT2が入力され中
間点22はjの波形、中間点23はkの波形が印
加され、その合成波形はlの如くなり、第4図の
説明と同様な動作をする。更に最後のヘツド駆動
パルスよりT7時間後に印字終了指令29が入り
kはVボルトからOボルトになり圧電素子9への
印加電圧はゼロとなる。
この時の壁5の変化を第4図fに示す。この方
式によれば、電源電圧に対して2倍の電圧変位を
とることが可能となり、電源電圧を低くする事が
できる。特に電池にて直接駆動する場合等に於
て、効果は大きくなる。また電源投入時、あるい
は印字指令時以外は、圧電素子への印加電圧をな
くする事ができ耐久寿命からも効果は大きい。ま
た駆動回路はTTL,E/DMOS,CMOSの集積
回路でもよく、ICに内蔵してもよい。従つて抵
抗20,21は半導体で同様な特性を得る事は可
能であり半導体であつてもかまわない。また圧電
素子の逆耐圧に対しても印加電圧が低い事は効果
がある。
次にこのように構成した装置の動作を第6、
7、8図、及び第10図に基づいて説明する。
電源が投入されていない状態では、圧力室構成
している壁5はほぼ平面状に保持される。この状
態で電源が投入されると、第3図に示す駆動回路
のトランジスタTr2、Tr3がONとなつて図中矢印
B方向の電流が圧電素子9に流れ込み、圧電素子
9に分極方向の電源電圧に等しい電圧信号が印加
され、この状態が維持される。これにより圧電素
子が径方向に収縮するから、壁5が圧力室2側に
撓んだ状態となり(第7図、第10図のA)こ
の状態で待機する。
印刷指令が出力されるとトランジスタTr1
Tr4とがONとなつて、圧電素子9は、蓄積され
ている電荷を放電させ、同時に前記待機状態とは
逆方向の電圧信号が印加される。これにより圧電
素子9は、待機時に蓄積された弾性エネルギによ
り外周方向に伸張し、この時にトランジスタ
Tr2、Tr3がOFFとなつて印加される電圧でもつ
て無電圧よりもさらに外周側に伸張する。これに
より壁5は、無電圧時の状態から更に外側に膨張
することになる(第6図m、第10図のB)。
この膨張の過程においてインク供給口4からイン
クが圧力室2に吸引され、またノズル3の開孔3
aから空気が吸引されてノズル3のインクが圧力
室2に後退する。ノズル3からのインクの後退量
が最大となつた時点、つまり今印加されている電
圧による変形量が最大となつた時点で、再び駆動
回路のトランジスタTr1、Tr4をOFFとし、また
トランジスタTr2、Tr3をONにする。
これにより圧電素子9が最大伸張状態から径方
向への収縮を起こすことになるから、壁5は、最
大膨張状態から圧力室2側への収縮に移る。この
過程で圧力室2のインクが壁5に圧縮されてノズ
ル3から外部に液滴として飛出すことになる(第
8図、第10図のC)。
液滴形成後も、その電圧を印加した状態が維持
されて前述の待機状態に移る(第7図、第10図
のA′)。
したがつて、液滴の形成が終了した時点以後
も、壁5がそのまま収縮された状態を維持するこ
とになり、これがためノズル3にインクが残るこ
とになる。したがつて、ノズル開口3aのメニス
カスの後退を起こすことがなく、即、次の印刷指
令に応答することができる。もとよりこの待機状
態では、圧電素子の分極電圧と同一極性の電圧が
印加されることになるから、圧電素子の分極を招
くことにはならない。
以下、壁5は、圧力室側に撓んだ状態で待機し
(第10図のA)、印刷指令が出力された時点で
膨張しするとともに(同図のB)、膨張が最大に
達した時点で反転して圧力室側に撓んで液滴を形
成し(同図のC)、更に圧力室側に撓んだ状態を
そのまま維持して待機する(同図A)という一連
の工程を繰り返して印刷を行なう。
第9図oの様に、時刻t9から時刻t10の間のパル
ス間隔T8を長くすると、壁5及び圧電素子9は
第9図pの如く減衰振動をし、この減衰振動32
ほぼ次式で表現される。
X=Be-ntsin(ωt−θ) ここでXは第6図mで示した方向の変位であ
り、x=0はパルス巾T8を無限に長くした場合、
即ち圧電素子9に電圧が印加されないときの壁5
と圧電素子9の変位であり、X=−1は圧電素子
9に電圧を印加して保持したときの内方へ撓んだ
壁5と圧電素子9の変位を示す。X=1は外方へ
撓んだ壁5と圧電素子9の変位を示す。tは時刻
t9を零としたときの時間であり、常数B,n,
ω,θは、壁5や圧電素子9の弾性係数や内部摩
擦、ノズル3と供給口4の近傍の流体質量や流体
抵抗、ノズル3の開口部3a近傍でのインク6の
表面張力等によつて定まる。
時刻t9から時刻t10の間で、壁5と圧電素子9は
最終的には状態X=1に落ち着くが、それ以前で
はX=1を軸とした減衰振動をする。またこの減
衰振動32は、圧電素子9に第9図oの如き電圧
波形33が加えられたときの、壁5と圧電素子9
とインク6から成る振動系の過度応答となる。従
つてこの減衰振動には時間遅れが起り、上記した
式の中でθがこれを意味する。
壁5及び圧電素子9の、上記した減衰振動32
によつて、ノズル3近傍のインク6を同様の振動
をする。これはノズル3の開口部3aより入る空
気の吸い込み量30(第6図m,n図示)の時間
変化によつて観察される。空気の吸い込み量30
は第9図Qの如き減衰振動34をして、最終的に
は消滅するが、最大の吸い込み量30が起る時刻
t11は、圧電素子9の変位Xが極大値35になる
時刻にほぼ一致している。
圧電素子9への電源電圧15(第3図図示)を
或る値に設定し、第9図oのパルス巾T8を段々
と短くしていつて、このパルス巾T8に対応する
液滴の速度をプロツトすると、第9図rの如き速
度曲線36となる。即ちパルス巾T8が長い状態
では、ノズルから液滴31は噴射されないが、空
気の吸い込み量が最大となる時刻t11近傍へパル
ス巾T8を設定すると、液滴31が噴射される。
液滴31の噴射される速度は、パルス巾T8の長
さが時刻t11の前後にあるとき最大になる。圧電
素子9への電源電圧15(第3図図示)が低い場
合、壁5及び圧電素子の減衰振動32がX=1へ
落ち着いた時点で圧電素子9へ電圧を印加する
と、即ちパルス巾T8を長くした場合には、壁5
及び圧電素子9は液滴31を噴射する程の速度で
X=1からX=−1の状態へ変位しない。しかし
時刻t11前後で圧電素子9へ電圧を再び印加する
と、壁5及び圧電素子9のX=−1への状態移行
は、パルス巾T8を長くした場合のX=1からX
=−1への変位の仕方に時刻t11以降の減衰振動
32を重畳された如くとなる。従つて特に時刻
t11と時刻t12の間の減衰振動32が、パルス巾T8
が長い場合の壁5と圧電素子9のX=−1への状
態移行に加わるので、壁5及び圧電素子9は、よ
り速くX=−1の状態へ移行し、液滴31の噴射
が可能となる。このように圧力室2へのインク6
の吸入時に起る減衰振動32に同期してパルス巾
T8を設定することによつて、換言すればパルス
巾T8を減衰振動32の極大値近傍に設定するこ
とによつて、圧電素子9への印加電圧が低くて所
定の液滴の速度が得られる。
電源投入時には上記した減衰振動32が起つて
いないので、壁5が圧力室2の側へ変位しても液
滴31は噴出されない。
液滴31の噴射後の壁5と圧電素子9とインク
6から成る振動系のX=−1を軸とした減衰振動
は、圧力室2の内部のインク6がノズル3より液
滴31が噴射される流体の動き、これと同時に起
る圧力室2の内部のインク6が供給口4を介して
逃げる流体の動きによつて、急速に終息する。従
つて次の液滴31の噴射にはこの減衰振動は余り
影響を及ぼすことがなく、周波数応答に関し良好
の結果が得られる。
以上述べたように、圧電素子9へ分極電圧と同
方向へ電圧を印加して保持しておき、印字時にこ
の電圧印加を除去して壁5を外方へ復帰させ、更
に逆方向の電圧印加より壁5を外方に変化させ
る。このときのインク6の吸入時に起る圧電素子
9と壁5とインク6から成る振動系の減衰振動3
2の極大値35近傍で、圧電素子9へ再び逆電圧
を印加し圧電素子9及び壁5を圧力室2の側の内
方へ変位させることによつて、液滴31を低電圧
で噴射させることを可能とした。減衰振動32は
圧電素子9への電圧除去及び逆電圧印加に呼応す
る過渡現象であるので、本質的に時間遅れが生
じ、効率のよいパルス巾T8の設定は、減衰振動
32の極大値35近傍に設定することが望しい。
この点からすると、パルス巾T8を圧電素子9と
壁5とインク6の共振周波数の周期の半分にして
も、上記時間遅れの存在によつて、良い効率点は
上記周期の半分より長い所に存在する。この発明
では、減衰振動32を利用することによつて高い
効率点でインクジエツトヘツドの駆動ができるの
で、供給する電圧は低くて済みさらに分極電圧と
同方向の電圧印加あるいは逆方向も変化電圧の1/
2程度であるので、圧電素子9の減極も少ない。
また、この発明による駆動方法によれば、高い
効率点での駆動は単にパルス巾T8の選択のみに
よつて行うことができる。従つて圧電素子9、壁
5及びインク6から成る振動系の系が変つて、そ
の減衰振動32の極大値35の位置が時間的に変
つても、パルス巾T8を変更して高い効率点での
駆動が可能となる。これに対して、電圧変換器を
用いた場合には、1次側、2次側の巻線仕様を変
更する必要があり非常に複雑である。
また本発明によれば電源電圧を低下することが
可能となり、駆動素子の耐圧を下げることがで
き、一般市販されているIC回路を利用できる。
また昇圧回路の昇圧率を低くとることは巻線効率
の改善につながり変換効率の良い電源の製造を可
能にする。また電池駆動の場合、電池電圧直接駆
動も可能となり駆動素子もCMOS等のMOS素子、
TTL等のバイポーラ系の素子にて直接駆動が可
能となり、素子の集積化の進む今日では製品化の
上でも効果は大きい。
更に、電源投入時、印字指令時等に電圧印加さ
れる時も振動系の減衰振動がない為にノズルより
のインク滴の噴出はなく取り扱い易い装置となり
印字指令T6の時間も数ミリ秒で良く、T7は1ミ
リ秒以下でも良い。これは電源投入の場合も同じ
で駆動サイクルに支障はない。むしろ耐久寿命で
の効果がある。本発明は超小型インクジエツト装
置に於て、極めて有益である。
以上説明したように本発明においては、圧電素
子に分極方向の第1の電圧信号を印加して前記壁
を圧力室側に撓ませて待機させておき、印刷時に
第1の電圧信号と絶対値が同一で逆極性の第2の
電圧信号を印加して圧力室の壁を無電圧時の平衡
状態よりも外側に変形させる第1の工程と、圧力
室の壁が第2の電圧信号による平衡点まで膨張し
た時点で第1の電圧信号を印加して液滴を形成さ
せ、以後第1の電圧信号を印加した状態を維持し
て待機状態とさせるようにしたので、液滴形成が
終了した時点の変形状態を維持させて圧力室の膨
張を招くことなく待機状態に移るから、ノズル開
孔からのインクの引き込みを無くしてノズル開口
のインクづまりを防止することができる。また印
刷時には第2の電圧を印加して積極的に圧力室を
膨張させているので、壁や圧電素子の弾性定数、
さらにはインクの粘度変化に関わりなく、圧力室
の変化状態を電圧信号に可及的に同期させること
ができて、安定な動作を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第9図は、本発明による一実施例を
示し、第1図はインクジエツトヘツドの構成を示
す側面断面図、第2図は一部破断面を含む第1図
の上面図、第3図はインクジエツトヘツドの駆動
回路図。第4図aは電源のON,Off波形、bは
印字タイミングの制御入力波形、c,dは圧電素
子への電圧印加波形、eは圧電素子の両端の電圧
変化波形、fは壁の変化を示す。第5図は印字指
令による動作を示し、gは印字指令信号のタイミ
ング、hは印字期間、iは制御入力波形でありタ
イミングのみ示し極性は逆の場合もある。j,k
は圧電素子への印加波形、lはその合成波形、第
6図、第7図、第8図は、それぞれ同上装置の動
作を示す図であつて、第6図は待機状態からイン
ク吸引工程に移つた状態を、第7図は待機状態
を、第8図は液滴形成状態を示す図である。第9
図oは圧電素子両端の電圧を示す図表、pは壁と
圧電素子の減衰振動を示す図表、Qはノズルの開
口部より入る空気の時間変化を示す図表、rはパ
ルス巾T8を変化させたときに液滴の速度を示す
図表である。第10図は、上記実施例における圧
電素子の端子電圧と圧力室の状態を示す説明図で
ある。 1……基板、2……圧力室、3……ノズル、4
……供給口、5……壁、6……インク、9……圧
電素子、10……リード線、11,12,13,
14……制御素子、15……電圧、16,17,
18,19……制御入力、20,21……抵抗、
22,23……中間点、24……内部抵抗、25
……電圧印加、26……電源Off、27……印字
パルス、28……印字指令、29……印字終了指
令、30……吸入量、31……液滴、32……減
衰振動、33……電圧波形、34……減衰振動、
35……極大値、36……速度曲線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 インク吐出口と、該インク吐出口に連通する
    圧力室と、該圧力室の可動部を構成する壁と、該
    壁に接合された圧電素子とを備え、前記圧力室の
    容積を変化させてインクを前記インク吐出口から
    吐出させるオンデマンド型インクジエツトヘツド
    の駆動方法において、 前記圧電素子に分極方向の第1の電圧信号を印
    加して前記壁を圧力室側に撓ませて待機させてお
    き、 印刷時に第1の電圧信号と絶対値が同一で逆極
    性の第2の電圧信号を印加して前記壁を無電圧時
    の平衡状態よりも外側に変形させる第1の工程
    と、 前記壁が第2の電圧信号による平衡点まで膨張
    した時点で第1の電圧信号を印加して液滴を形成
    させ、以後第1の電圧信号を印加した状態を維持
    されて待機状態となる第2工程とを備え、 前記第1、第2の工程を繰り返すことにより印
    刷を実行するオンデマンド型インクジエツトヘツ
    ドの駆動方法。
JP18341080A 1980-08-25 1980-12-24 Driving method of on demand type ink jetting head Granted JPS57105361A (en)

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