JPH0435289B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0435289B2 JPH0435289B2 JP62157033A JP15703387A JPH0435289B2 JP H0435289 B2 JPH0435289 B2 JP H0435289B2 JP 62157033 A JP62157033 A JP 62157033A JP 15703387 A JP15703387 A JP 15703387A JP H0435289 B2 JPH0435289 B2 JP H0435289B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting
- reamer
- cutting edge
- nicks
- angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- AZBAQHIVVLQMFX-UHFFFAOYSA-N 4-(2,4-dimethylphenyl)-5-methyl-1,3-thiazol-2-amine Chemical compound S1C(N)=NC(C=2C(=CC(C)=CC=2)C)=C1C AZBAQHIVVLQMFX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000010730 cutting oil Substances 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Milling, Broaching, Filing, Reaming, And Others (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、ニツク付リーマの改良に関するも
のである。
のである。
従来、超硬合金等を使用したリーマにおいて
は、バーニシング効果を上げるために１刃又は２
刃にニツクを設けないまま（丸研ぎのまま）にし
てバーニシングを行つていた。
は、バーニシング効果を上げるために１刃又は２
刃にニツクを設けないまま（丸研ぎのまま）にし
てバーニシングを行つていた。
ところで、近年マシニングセンター、NC工作
機械の普及やユーザニーズの多様化に伴う高速切
削の要望や、特に公害防止、防災の面からあるい
は電機部品の加工等において切削油を用いないド
ライ切削の要望が高まりつつある。
機械の普及やユーザニーズの多様化に伴う高速切
削の要望や、特に公害防止、防災の面からあるい
は電機部品の加工等において切削油を用いないド
ライ切削の要望が高まりつつある。
しかしながら、この様な状況のもとでの従来の
リーマによるバーニシングは、切削熱が蓄積した
り、切削抵抗が大きく、又被削物の切削面を一様
にバーニシングできないという問題点を有してい
た。
リーマによるバーニシングは、切削熱が蓄積した
り、切削抵抗が大きく、又被削物の切削面を一様
にバーニシングできないという問題点を有してい
た。
そこで、この発明は切削条件の難しい高速切削
やドライ切削時でも安定したリーマ加工が行える
ニツク付リーマを提供することを目的としてい
る。
やドライ切削時でも安定したリーマ加工が行える
ニツク付リーマを提供することを目的としてい
る。
そのためにこの出願の発明は、リーマ刃部１に
おいて、切刃２が偶数条形成されると共に、それ
ぞれの対向する切刃２を点対称としており、しか
もそれぞれの隣り合う切刃２間の角度αが等分割
されており、さらに前記切刃２のランド３に、ニ
ツク４がリーマ先端側軸線５に対して、ねじれ角
が右ねじれのものは左上がり右下がりに傾斜して
形成され、かつ、ねじれ角が左ねじれのものは左
下がり右上がりに傾斜して形成され、しかもそれ
ぞれの切刃２のニツク４がずれ量Ｚ Ｚ＝Ｘ＋Ｙ／Ｎ／２ Ｘ：１条の切刃におけるニツク間の刃幅 Ｙ：ニツク幅 Ｎ：リーマ刃部に形成された切刃の条数 をもつて配列されたものとしている。
おいて、切刃２が偶数条形成されると共に、それ
ぞれの対向する切刃２を点対称としており、しか
もそれぞれの隣り合う切刃２間の角度αが等分割
されており、さらに前記切刃２のランド３に、ニ
ツク４がリーマ先端側軸線５に対して、ねじれ角
が右ねじれのものは左上がり右下がりに傾斜して
形成され、かつ、ねじれ角が左ねじれのものは左
下がり右上がりに傾斜して形成され、しかもそれ
ぞれの切刃２のニツク４がずれ量Ｚ Ｚ＝Ｘ＋Ｙ／Ｎ／２ Ｘ：１条の切刃におけるニツク間の刃幅 Ｙ：ニツク幅 Ｎ：リーマ刃部に形成された切刃の条数 をもつて配列されたものとしている。
この発明では、上記手段において切刃２に形成
したニツク４により、切削熱の放散及び切削抵抗
の低減をはかり、刃先溶着を防止することができ
る。
したニツク４により、切削熱の放散及び切削抵抗
の低減をはかり、刃先溶着を防止することができ
る。
さらに、ニツク４をリーマ先端側軸線５に対し
て、ねじれ角が右ねじれのものは左上がり右下が
りに傾斜させ、かつ、ねじれ角が左ねじれのもの
は左下がり右上がりに傾斜させ、しかもそれぞれ
の切刃２のニツク４をずれ量Ｚをもつて配列して
いるので、それぞれの隣り合う切刃２のニツク４
は、リーマの回転に伴い重複することなくずれる
ことになる。
て、ねじれ角が右ねじれのものは左上がり右下が
りに傾斜させ、かつ、ねじれ角が左ねじれのもの
は左下がり右上がりに傾斜させ、しかもそれぞれ
の切刃２のニツク４をずれ量Ｚをもつて配列して
いるので、それぞれの隣り合う切刃２のニツク４
は、リーマの回転に伴い重複することなくずれる
ことになる。
以下この発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。
る。
第１図及び第２図に示すように、この発明に係
るニツク付リーマのリーマ刃部１には、切刃２が
６条に形成され、それぞれの対向する切刃２（こ
の実施例では２ａと２ｄ，２ｂと２ｅ，２ｃと２
ｆ）を点対称としている。そして、前記それぞれ
の隣り合う切刃２間の角度αは等分割（この実施
例では切刃２が６条であるので各60°にしている）
としている。さらに、前記切刃２のランド部３に
は、ニツク４がリーマ先端側軸線５に対して、ね
じれ角が左ねじれで、左下がり右上がりに傾斜し
て形成されており、このねじれ角すなわちニツク
傾斜角度βは５〜20°とするのが望ましい。しか
も、それぞれの切刃２のニツク４はずれ量Ｚ Ｚ＝Ｘ＋Ｙ／Ｎ／２ Ｘ：１条の切刃におけるニツク間の刃幅 Ｙ：ニツク幅 Ｎ：リーマ刃部に形成された切刃の条数 をもつて配列されている。
るニツク付リーマのリーマ刃部１には、切刃２が
６条に形成され、それぞれの対向する切刃２（こ
の実施例では２ａと２ｄ，２ｂと２ｅ，２ｃと２
ｆ）を点対称としている。そして、前記それぞれ
の隣り合う切刃２間の角度αは等分割（この実施
例では切刃２が６条であるので各60°にしている）
としている。さらに、前記切刃２のランド部３に
は、ニツク４がリーマ先端側軸線５に対して、ね
じれ角が左ねじれで、左下がり右上がりに傾斜し
て形成されており、このねじれ角すなわちニツク
傾斜角度βは５〜20°とするのが望ましい。しか
も、それぞれの切刃２のニツク４はずれ量Ｚ Ｚ＝Ｘ＋Ｙ／Ｎ／２ Ｘ：１条の切刃におけるニツク間の刃幅 Ｙ：ニツク幅 Ｎ：リーマ刃部に形成された切刃の条数 をもつて配列されている。
尚、この実施例では、Ｘ＝1.4、Ｙ＝0.7、Ｎ＝
６としているので、 Ｚ＝1.4＋0.7／６／２＝0.7／３＝0.7 ∴Ｚ＝0.7（単位：mm）となる。
６としているので、 Ｚ＝1.4＋0.7／６／２＝0.7／３＝0.7 ∴Ｚ＝0.7（単位：mm）となる。
このＺ＝0.7はニツクのずれ量である。
すなわち、第４図のニツクの配列状態を示す展
開図、第５図のニツクのずれ量の説明図から、Ｘ
＋Ｙの関係は３を基準に割り切れる数で構成され
ている。また、Ｎも３を基準に割り切れる数で構
成されている。
開図、第５図のニツクのずれ量の説明図から、Ｘ
＋Ｙの関係は３を基準に割り切れる数で構成され
ている。また、Ｎも３を基準に割り切れる数で構
成されている。
また、上記のずれ量Ｚを第２図及び第５図から
説明すると、リーマの切刃２は、最初２ａから順
次２ｆ，２ｅ，２ｄ，２ｃ，２ｂと切削すると２
ａのニツク４は次の２ｆのニツク４と同一円周上
に重ならず、丁度２ｆのニツク４分（0.7mm）だ
けずれている。このため、被削物の表面に２ａ刃
のニツク４の傷が付かず順に0.7mmづつずれたニ
ツク４が作用して切削面をやすりのように擦り、
バーニシングを行う。この時、ニツク４は切刃２
によつて生じた切削熱の放散及び切削抵抗の低減
をはかり、刃先溶着を防止する働きをする。
説明すると、リーマの切刃２は、最初２ａから順
次２ｆ，２ｅ，２ｄ，２ｃ，２ｂと切削すると２
ａのニツク４は次の２ｆのニツク４と同一円周上
に重ならず、丁度２ｆのニツク４分（0.7mm）だ
けずれている。このため、被削物の表面に２ａ刃
のニツク４の傷が付かず順に0.7mmづつずれたニ
ツク４が作用して切削面をやすりのように擦り、
バーニシングを行う。この時、ニツク４は切刃２
によつて生じた切削熱の放散及び切削抵抗の低減
をはかり、刃先溶着を防止する働きをする。
前記ニツク４の断面形状は第５図に示す半円形
状のほか、三角形状、四角形状、その他任意の形
状であつてもよい。
状のほか、三角形状、四角形状、その他任意の形
状であつてもよい。
さらに、刃溝６は直刃溝とするよりねじれ溝と
する方が切削性能に優れたものとなる。
する方が切削性能に優れたものとなる。
次に、以上の構成からなるこの発明のニツク付
リーマの使用状態について説明する。
リーマの使用状態について説明する。
先ず、ニツク付リーマのシヤンク部をマシニン
グセンター等の工作機械に取り付け（図示せず）、
このニツク付リーマを高速回転させて、切刃２に
より被削物を切削すると、切削と同時にニツク４
が切削面をヤスリのように擦り、バーニシングを
行う。また、ニツク４は切刃２によつて生じた切
削熱の放散及び切削抵抗の低減をはかり刃先溶着
を防止する。
グセンター等の工作機械に取り付け（図示せず）、
このニツク付リーマを高速回転させて、切刃２に
より被削物を切削すると、切削と同時にニツク４
が切削面をヤスリのように擦り、バーニシングを
行う。また、ニツク４は切刃２によつて生じた切
削熱の放散及び切削抵抗の低減をはかり刃先溶着
を防止する。
そして、第３図及び第４図に示すようにニツク
４をリーマ先端側軸線５に対して（この実施例で
は）左下がり右上がりに傾斜させているので、被
削物の切削面に螺旋模様を付けることがなく、さ
らに第５図に示すようにそれぞれの切刃２のニツ
ク４をずれ量Ｚを持つて配列しているので、それ
ぞれの隣り合う切刃２のニツク４は、重複するこ
となくずれることになり、したがつてニツク４は
切削面を一様にバーニシングすることができる。
４をリーマ先端側軸線５に対して（この実施例で
は）左下がり右上がりに傾斜させているので、被
削物の切削面に螺旋模様を付けることがなく、さ
らに第５図に示すようにそれぞれの切刃２のニツ
ク４をずれ量Ｚを持つて配列しているので、それ
ぞれの隣り合う切刃２のニツク４は、重複するこ
となくずれることになり、したがつてニツク４は
切削面を一様にバーニシングすることができる。
尚、ランド３の外周のマージン幅は0.5〜0.7mm
が望ましく、マージン幅がこの範囲より大きくな
ると刃先溶着の原因となる。
が望ましく、マージン幅がこの範囲より大きくな
ると刃先溶着の原因となる。
この発明に係るニツク付リーマは、以上に述べ
たように構成されており、切削熱の放散及び切削
抵抗の低減をはかることができ、被削物の切削面
を一様にバーニシングすることができるので、切
削条件の難しい高速切削やドライ切削時でも安定
したリーマ加工が行え、切削面は仕上げ面精度の
高いものとなる。
たように構成されており、切削熱の放散及び切削
抵抗の低減をはかることができ、被削物の切削面
を一様にバーニシングすることができるので、切
削条件の難しい高速切削やドライ切削時でも安定
したリーマ加工が行え、切削面は仕上げ面精度の
高いものとなる。
第１図は、この発明に係るニツク付リーマの側
面図。第２図は第１図中のＡ−Ａによる断面図。
第３図は、切刃に形成したニツクの拡大図。第４
図は、６条とした切刃のそれぞれに形成されたニ
ツクの配列状態を示す展開図。第５図ａ〜ｆはニ
ツクのずれ量の説明図であつて、ａは第４図中の
ａ−ａによる断面、ｂは第４図中のｂ−ｂによる
断面、ｃは第４図中のｃ−ｃによる断面、ｄは第
４図中のｄ−ｄによる断面、ｅは第４図中のｅ−
ｅによる断面、ｆは第４図中のｆ−ｆによる断面
をそれぞれ示している。 １……リーマ刃部、２……切刃、３……ラン
ド、４……ニツク、５……リーマ先端側軸線、α
……切刃間の角度、Ｚ……ずれ量。
面図。第２図は第１図中のＡ−Ａによる断面図。
第３図は、切刃に形成したニツクの拡大図。第４
図は、６条とした切刃のそれぞれに形成されたニ
ツクの配列状態を示す展開図。第５図ａ〜ｆはニ
ツクのずれ量の説明図であつて、ａは第４図中の
ａ−ａによる断面、ｂは第４図中のｂ−ｂによる
断面、ｃは第４図中のｃ−ｃによる断面、ｄは第
４図中のｄ−ｄによる断面、ｅは第４図中のｅ−
ｅによる断面、ｆは第４図中のｆ−ｆによる断面
をそれぞれ示している。 １……リーマ刃部、２……切刃、３……ラン
ド、４……ニツク、５……リーマ先端側軸線、α
……切刃間の角度、Ｚ……ずれ量。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ リーマ刃部１において、切刃２が偶数条形成
されると共に、それぞれの対向する切刃２を点対
称としており、しかもそれぞれの隣り合う切刃２
間の角度αが等分割されており、さらに前記切刃
２のランド３に、ニツク４がリーマ先端側軸線５
に対して、ねじれ角が右ねじれのものは左上がり
右下がりに傾斜して形成され、かつ、ねじれ角が
左ねじれのものは左下がり右上がりに傾斜して形
成され、しかもそれぞれの切刃２のニツク４がず
れ量Ｚ Ｚ＝Ｘ＋Ｙ／Ｎ／２ Ｘ：１条の切刃におけるニツク間の刃幅 Ｙ：ニツク幅 Ｎ：リーマ刃部に形成された切刃の条数 をもつて配列されていることを特徴とするニツク
付リーマ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62-157033A JPH012816A (ja) | 1987-06-23 | ニック付リ−マ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62-157033A JPH012816A (ja) | 1987-06-23 | ニック付リ−マ |
Publications (3)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS642816A JPS642816A (en) | 1989-01-06 |
| JPH012816A JPH012816A (ja) | 1989-01-06 |
| JPH0435289B2 true JPH0435289B2 (ja) | 1992-06-10 |
Family
ID=
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5326714A (en) * | 1976-08-25 | 1978-03-13 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Fluidized bed heat-treating apparatus for strip |
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5326714A (en) * | 1976-08-25 | 1978-03-13 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Fluidized bed heat-treating apparatus for strip |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS642816A (en) | 1989-01-06 |
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