JPH04351878A - 誘導加熱装置 - Google Patents

誘導加熱装置

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Publication number
JPH04351878A
JPH04351878A JP12625691A JP12625691A JPH04351878A JP H04351878 A JPH04351878 A JP H04351878A JP 12625691 A JP12625691 A JP 12625691A JP 12625691 A JP12625691 A JP 12625691A JP H04351878 A JPH04351878 A JP H04351878A
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JP
Japan
Prior art keywords
output
high frequency
heating coil
switching element
fan motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP12625691A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Matsumoto
松本 孝広
Naoyoshi Maehara
前原 直芳
Daisuke Betsusou
大介 別荘
Yuji Nakabayashi
裕治 中林
Makoto Shibuya
誠 渋谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04351878A publication Critical patent/JPH04351878A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は誘導加熱装置に関するも
ので、特に直流モータで、誘導加熱用の加熱コイルや、
高周波スイッチング素子を冷却構成したものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属性鍋の加熱用として、様々な
誘導加熱装置が開発されてきた。
【0003】図8に従来の誘導加熱装置の回路構成を示
す。図8において、商用電源1をダイオードブリッジ2
で整流、ノイズフィルタ3、平滑コンデンサ4で平滑し
、単方向電源5を構成している。単方向電源5は、共振
コンデンサ6、スイッチング素子7などからなるインバ
ータ回路8に接続されている。インバータ回路8で単方
向電源5の出力を高周波電源の出力に変換し、加熱コイ
ル9に供給する。加熱コイル9は、高周波による表皮効
果のための損失を低減するためリッツ線で構成され円盤
状に巻かれている。加熱コイル9から金属性の鍋などの
被加熱物10に高周波磁束を供給し、金属中にうず電流
を発生させる。この渦電流によりジュール熱が発生し、
被加熱物10は加熱される。
【0004】ここで、加熱コイル9とスイッチング素子
7、および、ダイオードブリッジ2を冷却するために、
ファンモータ11が設けられている。ファンモータには
、商用電源から電力が供給され、常に同じ冷却をしてい
た。ファンモータ11には、くまどり形モータなどが用
いられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
成のものでは、冷却能力が常に一定であるため、効率が
低下する課題があった。
【0006】すなわち、誘導加熱装置の出力が小さくて
も、冷却能力が出力最大時に対応して設定した値で常に
一定のため、必要以上に冷却することがあった。特に、
加熱出力が少ない状態で長時間連続動作させる場合など
は、機器の効率低下のわりあいが大きいという課題があ
った。
【0007】本発明はかかる課題を解決するため、半導
体スイッチング素子の損失に応じて冷却能力を変化させ
ることが可能な誘導加熱装置を提供することを第1の目
的としている。
【0008】また、冷却用のファンモータは、交流モー
タを用いており比較的大きなもので、さらに、コストも
高いものとなっていたという課題があった。
【0009】したがって、低コストで、誘導加熱装置の
冷却構成を実現することを第2の目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、商用電源と、前記商用電源を高周波に変
換する半導体スイッチング素子を備えたインバータ回路
と、前記インバータ回路の出力を受け高周波磁束をつく
る平板状の加熱コイルと、前記加熱コイルに直列に接続
された高周波トランスと、前記高周波トランスの出力に
設けたコンデンサとインダクタンスからなる共振回路と
、前記共振回路を整流し、直流電源をつくりだす整流回
路と、前記整流回路の出力電力を受けるファンモータと
を備え、前記ファンモータの冷却風は、前記加熱コイル
と、前記半導体スイッチング素子を冷却する構成とした
ものである。
【0011】さらに、本発明は、商用電源と、前記商用
電源を高周波に変換する半導体スイッチング素子を備え
たインバータ回路と、前記インバータ回路の出力を受け
高周波磁束をつくる平板状の加熱コイルと、前記平板状
の加熱コイルの下面に設けた強磁性体に2次巻線を施し
、前記2次巻線の出力に設けたコンデンサとインダクタ
ンスからなる共振回路と、前記共振回路を整流し、直流
電源をつくりだす整流回路と、前記整流回路の出力電力
を受けるファンモータとを備え、前記ファンモータの冷
却風は、前記加熱コイルと、前記半導体スイッチング素
子を冷却する構成としたものである。
【0012】
【作用】本発明の誘導加熱装置は、ファンモータの電源
を、インバータ回路の出力から得ているため、装置の出
力に応じて、ファンモータ電源の周波数と出力電圧が変
化する。それを共振回路で整合させ、スイッチング素子
の損失が大きい周波数帯域で、ファンの回転数を増加さ
せる。したがって、出力に応じた冷却が可能となる。し
たがって、無駄な冷却による装置の効率の低下を防ぐこ
とができる。
【0013】また、ファンモータの電源を加熱コイルの
下面に設けた強磁性体に施した巻線から得て、その高周
波を整流することで、直流モータを駆動可能となり、低
コストの冷却構成が実現可能となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1から図7を参照
して説明する。
【0015】図1は本発明の誘導加熱装置の回路図であ
る。図1において、図8と同じ構成要素は、同符号を施
し、説明を省略する。
【0016】インバータ回路8において、12は電流回
生用ダイオードであり共振回路に蓄えられた電力を電源
に回生する。13は半導体スイッチング素子7を駆動す
る駆動制御回路である。
【0017】図2に各部の電圧電流波形を示す。駆動回
路13の駆動電圧Vdが印加されるとスイッチング素子
7が導通する。すると、スイッチング素子7にコレクタ
電流Icdが流れる。そこで、駆動電圧Vdを切ると、
スイッチング素子が非導通となるので、コレクタ・エミ
ッタ間に電圧Vceが発生する。電圧Vceは、加熱コ
イル9のインダクタンスと共振コンデンサ6によって共
振波形となる。この電圧がゼロとなった時点で、再びス
イッチング素子7をオンすると、共振回路に蓄えられた
エネルギーは回生電流Idとして、電源に回生される。 この繰り返しにより、インバータ回路が動作し、加熱コ
イル9に誘導加熱に必要な高周波電流を供給する。この
とき、スイッチング素子7の電圧Vceが、ゼロのとき
にオンオフを行なういわゆるゼロ電圧スイッチングによ
り、半導体スイッチング素子7の損失を低減している。
【0018】図1において、加熱コイル9はエナメル被
服された導線を束ねたリッツ線を用いている。これは、
高周波による表皮効果のため、導線の損失が大きくなり
発熱するのを防いでいる。加熱コイル9に直列に高周波
トランス14が設けている。高周波トランス14の1次
巻線15には、インバータ回路8により高周波電流が流
れるため、トランス14の大きさは小さくてすむ。高周
波トランス14の2次巻線16には、コンデンサ18と
インダクタンス17からなる共振回路19と、整流ダイ
オード20と平滑コンデンサ21からなる整流回路22
が設けられている。これらにより、2次巻線16に発生
する高周波電力を直流電源へ変換している。ファンモー
タ23は、直流モータであり、半導体スイッチング素子
7、加熱コイル9、ダイオードブリッジ2等を空冷する
ための、冷却ファンを駆動する。
【0019】図3にスイッチング周波数を変えて、装置
の出力を変化させたスイッチング素子7の電圧Vce電
流Icd波形を示す。図3(a)は出力が高いときの波
形、図3(b)は出力が低いときの波形である。図3に
示すように低出力の場合には、スイッチング素子の電圧
Vceのダンピングが小さくなり、ゼロ電圧スイッチン
グが困難となり、スイッチング素子のオンオフ時の損失
が大きくなる。したがって、出力が低くなっても、スイ
ッチング素子の損失は、あまり小さくならないという現
象がある。
【0020】図4に装置の出力Poと半導体スイッチの
損失P1の関係を示す。低い出力のP1で損失が最大と
なっているのは、前述のように、ゼロ電圧スイッチング
が困難となっているためである。このように、半導体ス
イッチング素子の損失P1は、出力Poに比例しない。
【0021】図1において高周波トランス14の2次巻
線16には、高周波トランス14の1次巻線15に比例
した起電圧が生じる。すなわち、装置の出力Pに応じて
起電圧と周波数が変化する。共振回路19は、共振周波
数を装置の出力がP1のときの周波数にほぼ等しくして
いる。このため、インダクタンス17とコンデンサ18
の直列共振の合成インピーダンスは出力がP1のときに
、小さくなるため、整流回路22を通って冷却用ファン
モータ23に供給される電圧は、出力P1のときに大き
くなる傾向にあるはずである。ところが一方、2次巻線
16の起電圧は装置の出力に比例するので、装置の出力
が最大からP1に変化するときには、相殺されて、冷却
用ファンモータに供給される電力はあまり変化しない。
【0022】図5に出力Poと冷却ファンの風量Qの関
係を示す。本発明の構成では、出力Poの変化にともな
って風量Qも変化して、必要かつ十分な無駄のない冷却
が可能となっている。
【0023】図6のように、高周波トランス14の出力
を整流するのみで、冷却ファンモータ20に供給する共
振回路なしの構成では、図5に示したように、風量Qが
出力に比例するので、スイッチング損失の大きい出力P
1時に冷却能力が不十分である。本発明の構成では、ス
イッチング損失の大きい時に充分な冷却を得られるよう
に共振回路で同調させ、冷却ファンモータ20の入力電
力を調整している。
【0024】従来、最大出力において、十分な冷却能力
を得るように、設計されていた。このため、誘導加熱装
置の出力Pを小さく絞った状態では、冷却が過剰であっ
た。本発明の誘導加熱装置は、出力に応じて、冷却ファ
ンモータ20への電力を変えて必要十分な冷却能力を得
ている。さらに、共振回路で、損失の大きいときにファ
ンモータ20の回転があがるようにしているため装置と
しての効率が向上する。特に、煮込み料理などのように
被加熱物に鍋を用いて低出力かつ長時間動作させる場合
には、効果が大きい。
【0025】図7に本発明の実施例の構成を示す。図7
は本発明の誘導加熱装置の一実施例の破断斜視図である
【0026】図7において、平板状の加熱コイル24は
リッツ線で構成され、セラミック性のトッププレート2
5により、保護されている。加熱コイル24の下面には
、加熱コイル24が作る磁束を低損失で導くための、フ
ァライトコアの強磁性体26が設けられている。強磁性
体26には2次巻線27が施され、ここに、1次巻線を
兼ねる加熱コイル24の電流に比例した高周波電力が発
生する。2次巻線27の電力は、基盤28上のインダク
タンス29、共振用のフィルムコンデンサ30により構
成される共振回路により整合をとり、ダイオード31、
平滑コンデンサ32によって整流され、直流電源33が
構成され、ファンモータ34に供給される。ファンモー
タ34に設けられているファン35の発生する冷却風は
ガイド36により導かれて、加熱コイル24、および、
放熱フィン37に取り付けられている半導体スイッチン
グ素子38、ダイオードブリッジ39を冷却する。
【0027】上記のように直流電源をインバータの回路
から構成することで、直流ファンモータを使用すること
ができる。また、加熱コイルの下部に設けた強磁性体2
6に直流電源用の2次巻線27をほどこしているので、
電源トランスが不用であり、コンパクトで低コストな冷
却構成が可能となる。また、インバータ回路により、高
周波に変換された電流が流れる加熱コイルから誘起電力
を得て、ファンモータ20に供給する構成のため、共振
回路もコンパクトな構成となる。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明の誘導加熱装置では
次の効果が得られる。 (1)冷却ファンの電源を加熱コイルに直列に設けた高
周波トランスから得て、電源と負荷の間に共振回路を設
けているため、スイッチング素子の損失に応じた冷却が
可能となる。このため、無駄な冷却がないので、効率が
高い誘導加熱装置が実現できる。 (2)加熱コイルの下面に設けた強磁性体に2次巻線を
巻き付け、その電力を整流してファンモータに供給する
構成なので、低コストで、直流モータが利用でき、コン
パクトで安価に冷却が可能な誘導加熱装置が実現できる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における誘導加熱装置の回路
【図2】同装置の各部電圧電流波形図
【図3】同装置の出力を変えたときの各部電圧電流波形
【図4】誘導加熱装置の出力−半導体スイッチ損失特性
【図5】誘導加熱装置の出力−風量特性図
【図6】従来
の共振回路のない誘導加熱装置の回路図
【図7】本発明
の一実施例の誘導加熱装置の破断斜視図
【図8】従来の
誘導加熱装置の回路図
【符号の説明】 1  商用電源 7,38  半導体スイッチング素子 8  インバータ回路 9,24  加熱コイル 14  高周波トランス 16,27  2次巻線 17  インダクタンス 18  コンデンサ 19  共振回路 20,34  ファンモータ 22  整流回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商用電源と、前記商用電源を高周波に変換
    する半導体スイッチング素子を備えたインバータ回路と
    、前記インバータ回路の出力を受け高周波磁束をつくる
    平板状の加熱コイルと、前記加熱コイルに直列に接続さ
    れた高周波トランスと、前記高周波トランスの出力に設
    けたコンデンサとインダクタンスからなる共振回路と、
    前記共振回路を整流し、直流電源をつくりだす整流回路
    と、前記整流回路の出力電力を受けるファンモータとを
    備え、前記ファンモータの冷却風は、前記加熱コイルと
    、前記半導体スイッチング素子を冷却する構成とした誘
    導加熱装置。
  2. 【請求項2】商用電源と、前記商用電源を高周波に変換
    する半導体スイッチング素子を備えたインバータ回路と
    、前記インバータ回路の出力を受け高周波磁束をつくる
    平板状の加熱コイルと、前記平板状の加熱コイルの下面
    に設けた強磁性体に2次巻線を施し、前記2次巻線の出
    力に設けたコンデンサとインダクタンスからなる共振回
    路と、前記共振回路を整流し、直流電源をつくりだす整
    流回路と、前記整流回路の出力電力を受けるファンモー
    タとを備え、前記ファンモータの冷却風は、前記加熱コ
    イルと、前記半導体スイッチング素子を冷却する構成と
    した誘導加熱装置。
JP12625691A 1991-05-29 1991-05-29 誘導加熱装置 Pending JPH04351878A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003017234A (ja) * 2001-07-03 2003-01-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘導加熱調理器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003017234A (ja) * 2001-07-03 2003-01-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘導加熱調理器

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