JPH04351568A - 高速画像処理機能を持つプリンタの制御回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は電子計算機等の入出力装
置として使用される、高速画像処理機能を持つプリンタ
の制御回路に関する。

【０００２】プリンタにおいて、文字情報とイメージ情
報と図形情報の混在した印刷データの処理が可能なプリ
ンタの制御回路における、イメージデータの高速印刷処
理を可能とすることが印刷処理の高速化にとって重要で
ある。

【０００３】

【従来の技術】プリンタの制御回路では、入力とする印
刷データとして文字、イメージ、グラフィック（図形）
等を取り扱う必要がある。

【０００４】この為に、コントローラの処理が各種印刷
データに対応できる為のデータ解析処理を必要とし、そ
こで処理全体が汎用的になってしまい、本来受信からビ
ットマップ展開まで高速で処理できるはずのイメージデ
ータの印刷が遅くなっていた。

【０００５】イメージデータについては、元々ビットマ
ップ情報に近い形式の為に、文字データ等の処理に必要
な、コマンド解析や情報解析の為の内部形式への変換処
理としての形式変換処理等は不要であるにもかかわらず
、処理全体が汎用的になってきてデータ解析処理等を行
ったり入力バッファからページバッファに形式を変換し
て転送したりしているため処理時間がかかっていた。

【０００６】図４は従来のプリンタの制御回路の構成図
であり、図５は印刷データの構成を示す図である。図に
おいて、１０は印刷を指示し、印刷データをプリンタに
送るホストコンピュータ、１１〜１７はプリンタの制御
回路の一部を構成しており、１１はホストコンピュータ
１０からの印刷データを受信する受信制御部、１２は受
信制御部１１が受信した印刷データを格納する入力バッ
ファ、１３は入力バッファ１２に格納された印刷データ
の形式を解析し、文字情報とイメージ情報と図形情報と
の識別を行い、情報の形式に対応した中間形式に変換し
てページバッファ１４に格納する形式変換部、１４は中
間形式の印刷データを格納するページバッファ、１５は
ページバッファ１４に格納された中間形式の印刷データ
をビットデータに変換してビットマッブメモリ１６に展
開する画像情報展開部、１６はビットデータに変換され
た印刷データを格納するビットマップメモリ、１７はビ
ットマップメモリ１６に格納されたビットデータに変換
された印刷データを印刷する印刷部である。又、図５に
おいて、４１は文字データであることを示し、制御に必
要な情報を持つ文字識別情報、４２はイメージデータで
あることを示し、制御に必要な情報を持つイメージ識別
情報、４３は図形データであることを示し、制御に必要
な情報を持つ図形識別情報、４４は印刷されるべき文字
データ、４５は印刷されるべきイメージデータ、４６は
印刷されるべき図形データであり、３０は文字データ４
４とイメージデータ４５と図形データ４６で構成された
印刷データである。

【０００７】従来はホストコンピュータ１０からの印刷
データ３０をプリンタ側で受信する受信制御部１１が受
信した該印刷データを入力バッファ１２に格納した。次
に形式変換部１３が、入力バッファ１２に格納された印
刷データＰ　の形式を、識別情報が文字識別情報４１で
あるかイメージ識別情報４２であるか図形識別情報４３
であるかを判定することによって解析し、文字データ４
４とイメージデータ４５と図形データ４６との識別を行
い、情報の形式に対応した中間形式に変換してページバ
ッファ１４に格納した。次に画像展開部１５がページバ
ッファ１４に格納された中間形式の印刷データをビット
データに変換してビットマップメモリ１６に展開した。 次に印刷部１７がビットマップメモリ１６に格納された
ビットデータに変換された印刷データを印刷することに
よって、ホストコンピュータ１０からの印刷処理が完了
した。

【０００８】以上説明したように従来のプリンタでは、
処理全体が汎用的になってきてデータ解析処理等を行っ
たり入力バッファからページバッファに形式を変換して
転送したりしているため処理時間がかかっていた。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
プリンタでは、データ解析処理等を行ったり入力バッフ
ァからページバッファに形式を変換して転送したり処理
が汎用的になっているため、処理時間がかかっていたと
いう問題があった。本発明はこのような点にかんがみて
、イメージデータの高速印刷処理を可能とする手段を提
供することを目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上記の課題は下記の如く
に構成された高速画像処理機能を持つプリンタの制御回
路によって解決される。図１は、本発明の原理図である
。文字データと図形データとイメージデータとが混在す
る印刷データを受信して入力バッファ１２に格納する受
信制御部１１と、該印刷データを中間形式の印刷データ
に変換してページバッファ１４に格納する形式変換部１
３と、該中間形式の印刷データをビットマップメモリ１
６に展開する画像展開部１５と、該ビットマップメモリ
１６に展開された印刷データを印刷する印刷部１７を有
する、プリンタの制御回路において、該入力バッファ１
２に格納した印刷データ中のイメージデータを直接該ビ
ットマッブメモリ１６に展開し、該入力バッファ１２に
格納した印刷データ中のイメージデータがなくなったら
、直接後続するイメージデータの印刷データの受信処理
を行い、イメージデータの受信及び処理が終わったら、
通常のデータ処理に戻ることができる高速画像処理部２
１を設け、又、前記形式変換部１３で印刷データの解析
において、イメージデータを検出したら該高速画像処理
部２１に制御を移すようにして、直接イメージデータを
ビットマッブメモリに展開して印刷するように構成する
。

【００１１】

【作用】形式変換機能で印刷データの解析において、イ
メージデータを検出したら高速画像処理部に制御を移す
。

【００１２】該高速画像処理部は、該入力バッファ１２
に格納した印刷データ中のイメージデータを直接ビット
マッブメモリに展開し、入力バッファに格納した印刷デ
ータ中のイメージデータがなくなったら、直接印刷デー
タの受信処理を行い、イメージデータの受信及び処理が
終わったら、通常のデータ処理に戻る。

【００１３】

【実施例】図２は本発明の実施例の構成図であり、図３
は本発明の実施例の制御の流れを示すフローチャートで
ある。図２において、２１は入力バッファ１２に格納し
た印刷データ中のイメージデータを直接該ビットマッブ
メモリ１６に展開し、該入力バッファ１２に格納した印
刷データ中のイメージデータがなくなったら、直接印刷
データの受信処理を行い、イメージデータの受信及び処
理が終わったら、通常のデータ処理に戻ることができる
高速画像処理部であり、その他、図４と同一符号の物は
同一物である。

【００１４】文字データ等も含む汎用的な通常動作と、
イメージデータに対する高速受信印刷する高速画像処理
機能に分けて、図２及び図３に添って説明する。 ＜通常動作＞ステップ６１で、受信制御部１１は印刷デ
ータを受信し、入力バッファ１２に格納して蓄積する。

【００１５】ステップ６２で、形式変換部１３は蓄積さ
れた入力バッファ１２の処理対象の印刷データを解析し
、イメージデータかどうかを判定し、イメージデータで
なければ、ステップ６３へ、イメージデータであれば、
ステップ６６へ進む。イメージデータでないときは、ス
テップ６３へ進み、蓄積された入力バッファ１２の処理
対象の印刷データを解析し、内部処理用の中間形式のデ
ータに変換して、ページバッファ１４へ格納する。次に
ステップ６４で、画像展開部１５はページバッファ１４
の中間形式の印刷データを参照し、ビットマップメモリ
１６のビットデータに展開する。次にステップ６５で印
刷部１７はビットマップメモリ１６に格納されたビット
データになった印刷データを、印刷出力する。

【００１６】＜高速画像処理機能＞ステップ６２で入力
バッファ１２のデータを解析し、イメージデータを検出
するとステップ６６に進み、高速画像処理部２１に入る
。

【００１７】ステップ６６で入力バッファ１２に溜め込
まれた受信イメージデータを入力し、直接ビットマップ
メモリ１６にビットデータとして書き込み、ステップ６
７に進む。ステップ６７で蓄積された受信イメージデー
タは終了かどうか判定し、終了していなければ、再度ス
テップ６６を続行し、終了すればステップ６８に進む。

【００１８】ステップ６８では、直接受信データを取込
みイメージデータかを判定し、イメージデータでなけれ
ば、高速画像処理部２１を終了して、ステップ６１に戻
る。 イメージデータであれば、ステップ６９に進み、ステッ
プ６９で高速画像処理部２１自身が後続するイメージデ
ータの印刷データの受信処理を開始し、直接ビットマッ
プメモリ１６に書き込む。

【００１９】次にステップ７０でビットマップメモリ１
６に書き込まれたデータは、印刷部１７により印刷出力
される。次にステップ６８で再度直接受信データを解析
し、イメージデータが終わり、文字データ等が送られて
きたらステップ６１の処理に戻る。

【００２０】以上の説明のように、イメージデータに関
して特別の処理をする機能を設けることによって、イメ
ージデータ処理の高速化を計ることができる。

【００２１】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よればイメージデータの高速印刷処理を可能とするとい
う著しい工業的効果がある。

【００２２】イメージデータに対する不必要なパスの除
去により、従来入力バッファに受信蓄積する処理時間や
ページバッファへ変換格納する処理時間、更にページバ
ッファからビットマッブメモリへの展開時間が不必要に
なる。これにより、ほぼ受信速度に対応した印刷速度を
達成することが可能となる。

【００２３】つまり、これはイメージデータにおいて機
構部分の最高速度に最も近づくことができるものであり
、従来の欠点の改善度としては、１００％達成できるも
のである。

【図面の簡単な説明】

【図１】　　本発明の原理図

【図２】　　本発明の実施例の構成図

【図３】　　本発明の実施例の制御の流れを示すフロー
チャート

【図４】　　従来のプリンタの制御回路の構成図

【図５
】　　印刷データの構成を示す図

【符号の説明】

１０　　ホストコンピュータ　　　　　　　　１１　　
受信制御部１２　　入力バッファ　　　　　　　　　　
　　　　１３　　形式変換部１４　　ページバッファ　
　　　　　　　　　　　１５　　画像展開部１６　　ビ
ットマップメモリ　　　　　　　　１７　　印刷部２１
　　高速画像処理部 ４１　　文字識別情報　　　　　　　　　　　　　　４
２　　イメージ識別情報

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　文字データと図形データとイメージデ
   ータとが混在する印刷データを受信して入力バッファ（
   １２）に格納する受信制御部（１１）と、該印刷データ
   を中間形式の印刷データに変換してページバッファ（１
   ４）に格納する形式変換部（１３）と、該中間形式の印
   刷データをビットマップメモリ（１６）に展開する画像
   展開部（１５）と、該ビットマップメモリ（１６）に展
   開された印刷データを印刷する印刷部（１７）を有する
   、プリンタの制御回路において、該入力バッファ（１２
   ）に格納した印刷データ中のイメージデータを直接該ビ
   ットマッブメモリ（１６）に展開し、該入力バッファ（
   １２）に格納した印刷データ中のイメージデータがなく
   なったら、直接後続するイメージデータの印刷データの
   受信処理を行い、イメージデータの受信及び処理が終わ
   ったら、通常のデータ処理に戻ることができる高速画像
   処理部（２１）を設け、前記形式変換部（１３）で印刷
   データの解析において、イメージデータを検出したら該
   高速画像処理部（２１）に制御を移すようにすることに
   より、直接イメージデータをビットマッブメモリに展開
   して印刷することを特徴とする高速画像処理機能を持つ
   プリンタの制御回路。