JPH0435152Y2 - - Google Patents

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JPH0435152Y2
JPH0435152Y2 JP16754187U JP16754187U JPH0435152Y2 JP H0435152 Y2 JPH0435152 Y2 JP H0435152Y2 JP 16754187 U JP16754187 U JP 16754187U JP 16754187 U JP16754187 U JP 16754187U JP H0435152 Y2 JPH0435152 Y2 JP H0435152Y2
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JP
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thin plate
plate member
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box
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JP16754187U
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] この考案は薄板部材と被接着物との圧着装置に
関するものである。
[従来技術とその問題点] 従来の薄板部材の接着を第2図によつて説明す
ると、薄板部材aと被接着物bとをその間に接着
剤、または、両面に接着剤が塗布された粘着シー
トcを介装し、被接着物bを受治具d上にセツト
し、薄板部材a上面を加圧ヘツドeによつて加圧
していた。
しかしながら、薄板部材aと被接着物bを均一
に接着するには、受治具d、被接着物b、薄板部
材a及び加圧ヘツドeの加圧面gの全ての平衡精
度を必要とする。即ち受治具dは被接着物bの裏
面形状fを転写した形状を高精度に加圧する必要
があり、しかもこの裏面形状fが複雑である場
合、高精度に加圧することは非常に困難で多額の
コストがかかる。
しかも、被接着物bがプラスチツク製等の場合
には、その寸法のバラツキが発生し、高精度に加
工した受治具dでもそのバラツキを吸収できず、
平衡精度を保つことができない。即ち薄板部材a
の精度及び加圧ヘツドeの加圧面gの加工精度を
保つことが出来たとしても、薄板部材aと被接着
物bの接着面に均一な加圧をすることは殆んど不
可能であるという問題があつた。
[考案の目的] この考案は前記した事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処理は、互いに接着される薄
板部材及び被接着物に寸法のバラツキがあつて
も、常に均一な接着荷重を与えるとともに、コス
トを低減できる薄板部材の接着治具を提供するこ
とにある。
[考案の要点] この考案は上記した目的を達成するために、薄
板部材を被接着物に接着剤を介して圧着する装置
において、前記薄板部材と前記被接着物との接着
部の夫々の背面に開口部端をパツキンを介して気
密に装着される箱形部材と、この両箱形部材の中
空部に圧縮空気を注入する注入手段とよりなり、
前記中空部に圧縮空気を注入して、前記薄板部材
と前記被接着物との間の接着部に圧力を加えて接
着するようにしたことを要点とする。
[実施例] 以下、第1図を参照して、この考案の一実施例
を説明する。
作業台1上に箱形のベース2が装着され、この
ベース2の開口端部2aの全周に亘つて溝2bが
穿説され、この溝2bに装着された無端のパツキ
ン3の上部内側角部の段部3aに被接着物のケー
ス4が、接着面4aを上方に向けて装着されてい
る。
また、この接着面4a上に接着テープ(両面接
着剤塗布)5が載置され、この接着テープ5の上
面に薄板部材であるパネル6が載置され、このパ
ネル6の周縁部に無端のパツキン7を介して下向
に開口した箱形の加圧ヘツド8が載置されてい
る。
なお、パツキン7はパツキン3と同様に加圧ヘ
ツド8の開口端部に設けられた溝8aに挿入され
ている。
また、ベース2とケース4とにより形成された
空間に圧縮空気を供給するホース11がベース2
の底部に設けられ、加圧ヘツド8とパネル6とで
形成する空間10に圧縮空気を供給するホース1
2が加圧ヘツド8の上部に設けられている。
なお、加圧ヘツド8を押圧する簡易な押圧手段
(図示せず)が設けられている。
次に、この実施例の作用を説明する。
先ず、ベース2のパツキン3の段部3aにケー
ス4をセツトし、このケース4の接着面4aに接
着テープ5をセツトし、この接着テープ5上にパ
ネル6をセツトし、更に、パツキン7を取付けた
加圧ヘツド8を、パツキン7がパネル6の周縁上
にあるようにセツトする。
次いで、簡易な押圧手段により加圧ヘツド8上
に押圧力Fを加える。
この押圧力Fはパツキン3及び7が空間9,1
0を気密に保持できる程度のものである。
次いで、ホース11,12を介して、圧縮空気
を供給する。なお、この圧縮空気によつて空間9
からケース4に作用する押圧力と空間10からパ
ネル6に作用する押圧力とほぼ均衡するように
(均衡しない場合、ケース4とパネル6とが押圧
力の低い方へ反り返ることが起こるから)して、
押圧力を保持する。
次いで、所定の時間が過ぎると、圧着が完了す
るので、前記した押圧力Fを加えていた押圧手段
を外して、加圧ヘツド8を持上げて除去する。
以上、詳細に説明したように、この実施例の治
具によれば、圧縮空気により接着面4aを加圧す
るため、加圧が均一であり、確実な接着ができ
る。
また、加圧される空間9,10が簡単な部品で
あり、精密加圧を必要とせず、治具のコストを低
減できる。
[考案の効果] 以上、詳細に説明したように、この考案の治具
によれば、薄板部材を被接着物に接着剤を介して
圧着する装置において、前記薄板材と前記被接着
物との接着部の夫々の背面に開口部端をパツキン
を介して気密に装着される箱形部材と、この両箱
形部材の中空部に圧縮空気を注入する注入手段と
よりなり、前記中空部に圧縮空気を注入して、前
記薄板部材と前記被接着物との間の接着部に圧力
を加えて接着するようにしたので、前記薄板部材
と前記被接着物との背面の加圧空間が前記薄板部
材と被接着物との接着面に流体圧を及ぼすため、
薄板部材と被接着物とに寸法上のバラツキがあつ
ても、均一な圧力を加え、均一な接着ができる。
また、加圧空間が簡単な部品で形成でき、精密
加工が必要でなく、治具のコストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す縦断側面
図、第2図は従来の薄板部材の接着治具を示す縦
断側面図である。 2……ベース(箱形部材)、3,7……パツキ
ン、4……ケース(被接着物)、6……パネル
(薄板部材)、8……加圧ヘツド(箱形部材)、9,
10……空間(中空部)、11,12……ホース
(圧力注入手段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 薄板部材を被接着物に接着剤を介して圧着する
    装置において、前記薄板部材と前記被接着物との
    接着部の夫々の背面に開口部端をパツキンを介し
    て気密に装着される箱形部材と、この両箱形部材
    の中空部に圧縮空気を注入する注入手段とよりな
    り、前記中空部に圧縮空気を注入して、前記薄板
    部材と前記被接着物との間の接着部に圧力を加え
    て接着するようにしたことを特徴とする薄板部材
    の圧着装置。
JP16754187U 1987-10-31 1987-10-31 Expired JPH0435152Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16754187U JPH0435152Y2 (ja) 1987-10-31 1987-10-31

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JP16754187U JPH0435152Y2 (ja) 1987-10-31 1987-10-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0172319U JPH0172319U (ja) 1989-05-16
JPH0435152Y2 true JPH0435152Y2 (ja) 1992-08-20

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JP16754187U Expired JPH0435152Y2 (ja) 1987-10-31 1987-10-31

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JPH0172319U (ja) 1989-05-16

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