JPH04351227A - ライン入りパネルの全周ヘミング方法 - Google Patents

ライン入りパネルの全周ヘミング方法

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JPH04351227A
JPH04351227A JP15121791A JP15121791A JPH04351227A JP H04351227 A JPH04351227 A JP H04351227A JP 15121791 A JP15121791 A JP 15121791A JP 15121791 A JP15121791 A JP 15121791A JP H04351227 A JPH04351227 A JP H04351227A
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panel
line
bending
hem punch
hemming
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JP15121791A
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Kazunori Yunoki
柚木 和憲
Toshiyuki Usui
臼井 敏之
Tatsushi Matsuda
辰志 松田
Takeshi Kikuchi
毅 菊池
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばキャラクターラ
インを有する車両のエンジンフードのような薄アルミ板
の全周をヘミングするようにした全周ヘミング方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来例えば車両のドア、エンジンフード
、トランクリッド等のアウタパネルとインナパネルの組
み合わされた部品において、アウタパネルの端部は、平
板の縁を強くしかも滑らかにする等のため、インナパネ
ルのフランジ部を包み込んで180度の折り返し密着曲
げをするようなヘミング加工が行われる。例えば特開昭
57−7332号は、かかる縁曲げ用の加工ダイ装置と
して知られており、この装置はパネルの周囲の縁部を全
周に亘ってプリヘムパンチで予備曲げ(プリヘム)した
後、全周を同時に本曲げ(ヘミング)するようにしてい
る。一方、かかるエンジンフード等のパネルの外板には
、意匠性を高める等の目的で、パネルの中央部に比較的
浅い盛り上がり部を成形することがある。即ちかかる場
合に盛り上がり部と平坦部の境目にいわゆるキャラクタ
ーラインと呼ばれる盛り上がり段差部が形成されること
となるが、このキャラクターラインを作ることがデザイ
ン上広く採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところがかかるキャラ
クターラインを有するアルミ製のパネルにあって、前述
のようなヘミング加工装置で全周を同時に加工しようと
すると、キャラクターラインの付根部にしわが発生した
り、キャラクターラインが変形したりする不具合があっ
た。これは特にアルミのような張り剛性の弱い材料の場
合、全周を同時にプリヘムした後ヘミングする方法を採
れば、四方から加わる応力が同時にパネル中央部に集中
し、キャラクターラインの形成されたようなアルミパネ
ルにあっては、応力が特にキャラクターライン部に集中
するからであると思われる。そこでキャラクターライン
の数を増やして応力の分散を図ることも考えられるが、
デザイン上の制約もあってむやみに増やすことは出来な
かった。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明は、パネルにキャラクターラインのようなラ
イン状の盛り上がり段差部が形成されたアルミパネルの
全周をヘミングするヘミング方法において、前記盛り上
がり段差部のライン方向に沿った左右両側端部のフラン
ジ部をプリヘムパンチで予備曲げして、該プリヘムパン
チを後退させ、次いで盛り上がり段差部のライン方向前
後の両端部のフランジ部をプリヘムパンチで予備曲げし
、その後全周を同時に本曲げするようにした。
【0005】
【作用】まず、キャラクターライン等のライン方向に沿
った両側端部を予備曲げし、次にこの両側端部のプリヘ
ムパンチを開放してライン方向の前後の両端部の予備曲
げを行うようにすれば、パネル中央部への応力の集中が
避けられる。つまり縁端部の全周を同時に折り返すヘミ
ング加工において、折り返し角度が90度から所定角ま
での間、つまりプリヘムパンチによる予備曲げに相当す
る段階でパネル中央部に最大応力が加わり、それ以降の
本曲げの段階、つまり折り返し角度が180度に近ずく
時点ではパネル中央部に加わる応力は最大応力から若干
減少するものと考えられるが、本発明のように最大応力
のかかる予備曲げの段階で先ずキャラクターラインに沿
った方向の両側端部のみを予備曲げし、次いでこの予備
曲げした両側端部を開放してラインの前後方向の両端部
を予備曲げすることで、応力の分散が図れる。そしてか
かる順を経て縁端部の予備曲げが完了すると、全周同時
に本曲げする。つまりかかる工程によってキャラクター
ライン部にしわが発生したり、又はキャラクターライン
が変形したりする不具合が防止出来る。
【0006】
【実施例】本発明のライン入りパネルの全周ヘミング方
法の実施例について添付した図面に基づき説明する。図
1は車両用のエンジンフードの平面図、図2はエンジン
フードをヘミング加工する際の位置決め状態図で、図1
のA−A線断面図、図3、図4はプリヘムパンチによる
予備曲げの状態を示す説明図、図5は本発明のヘミング
方法を説明するため図1のBーB線を断面としたもので
、図の中央部から左方がキャラクターラインのライン方
向に沿った側端部のプリヘムパンチの作動図、中央部か
ら右方がライン前後方向の側端部のプリヘムパンチの作
動図である。
【0007】図1、図2に示すように車両用のエンジン
フード1は例えば、1.0〜1.5mm程度の薄アルミ
板からなるアウタパネル2とインナパネル3を重ね合わ
せて形成され、アウタパネル2の中央部には、車両前後
方向に沿って浅い盛り上がり部4が形成されている。そ
してこのアウタパネル2の盛り上がり部4は、凸部が外
側に向けて張り出す状態でインナパネル3と組み合わせ
られ、又盛り上がり部と平坦部の境目に形成される盛り
上がり段差部としての左右2本のキャラクターライン5
がデザイン性を高めることとなる。
【0008】そしてかかるエンジンフード1の成形は図
2に示すようなヘムダイ6上で行うが、このヘムダイ6
にはアウタパネル2の盛り上がり部4に嵌合する凹部が
形成されており、図1の状態のアウタパネル2が反転姿
勢で位置決めされ、その上方にインナパネル3が載置さ
れて上ダイ7によって位置決めされる。
【0009】又、アウタパネル2の周縁部には、フラン
ジ部2a ,2bが設けられ、即ちキャラクターライン
5のライン方向に沿った左右両側端部のフランジ部2a
 ,2aと、ライン方向の前後の両側部のフランジ部2
b ,2bであるが、これらはいずれも既に盛り上がり
部4の張出方向とは逆方向に向けて略々90度程度の直
角に折り曲げられている。そして本発明のヘミング方法
は、かかる状態のアウタパネル2のフランジ部2a ,
2bをインナパネル3側に更に折り返してインナパネル
3の縁端部を包み込んで密着曲げするための加工方法で
ある。
【0010】即ち、従来のように、アウタパネル2のフ
ランジ部2a ,2bを全周同時に予備曲げ及び本曲げ
しようとすると、図1に示すキャラクターライン5の付
根部付近(破線のハッチング部分)にしわが発生したり
、或いはキャラクターライン5が折れて変形したりする
等の不具合が生ずることとなるが、かかる不具合を防止
するようにしたものである。
【0011】それでは図3、図4に基づいてプリヘムパ
ンチとヘムパンチの構成について説明する。プリヘムパ
ンチ9は、ヘムダイ6の周縁部に設けられている。すな
わちヘムダイ6の取付け部10に揺動軸11周りに揺動
自在に取付けられており、スプリング12によって図中
反時計方向まわりに付勢されると共に、上型ベースと共
に昇降動するカムドライバー13との間にカム機構を構
成している。
【0012】つまりプリヘムパンチ9にはカムドライバ
ー13の第1のカム15と第2カム16に当接可能なロ
ーラ14が設けられており、カムドライバー13が所定
位置まで降下すると、プリヘムパンチ9は第1のカム1
5によって図4に示すように揺動軸11を中心に時計回
りに揺動し、カムドライバー13が更に降下すると第2
カム16によって反時計回りに揺動させるようにしてい
る。すなわち時計回りに揺動した際、アウタパネル2の
フランジ部2aを内方に向けて予備曲げし、反時計回り
に揺動して同フランジ部2aを開放する。そしてその後
、カムドライバー13と共に遅れた位置を降下するヘム
パンチ17によって上から押えつけ本曲げを行う。
【0013】以上のようなプリヘムパンチ9の構成は他
のフランジ部2b側でも同様であるが、両フランジ部2
a ,2bのカムドライバー13の高さ位置等は図5に
示すように異なっている。すなわち上型ベースと共に降
下するカムドライバー13は、キャラクターライン5と
平行方向のフランジ部2a側が低く、キャラクターライ
ン5前後のフランジ部2b側が高くしかも両者のヘムパ
ンチ17 ,17の高さは同一としている。
【0014】かかる構成による加工装置において、位置
決めしたアウタパネル2、インナパネル3上から上型ベ
ースを降下させると、まずキャラクターライン5と平行
方向のフランジ部2aがプリヘムパンチ9によって略9
0度からプラスアルファの角度分予備曲げされる。次い
でこのプリヘムパンチ9はフランジ部2aから離れて同
部2aを開放し、続いてキャラクターライン5前後方向
のフランジ部2bの予備曲げが行われる。この際、既に
予備曲げの完了したフランジ部2aは拘束されていない
ので、キャラクターライン部5に応力が集中してしわ、
変形等が発生するような不具合がない。そしてプリヘム
パンチ9が同部2bを開放した後、ヘムパンチ17で全
周のフランジ部2a ,2bを一斉に本曲げする。尚、
以上の順序を逆にする構成、すなわち先にキャラクター
ライン5の前後方向のフランジ部2bの予備曲げを行な
い、次にキャラクターライン5と平行方向のフランジ部
2aの予備曲げを行なう場合は、本発明ほどの効果がな
いことが判明している。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明の全周ヘミング方法
は、先ず、盛り上がり部のライン方向に沿った両側端部
のフランジ部の予備曲げを行ってプリヘムパンチを後退
させた後、ライン方向前後の両端部のフランジ部の予備
曲げを行い、次いで本曲げするようにしたため、パネル
面に応力集中の起きやすい予備曲げの工程で、張り剛性
の弱いアルミパネルの場合でも、盛り上がり部にしわ等
が発生する不具合を防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用エンジンフードの平面図
【図2】エンジ
ンフードをヘミング加工する際の位置決め状態図で、図
1のA−A線断面図
【図3】プリヘムパンチの縦断面図
【図4】プリヘムパンチによる予備曲げ状態を示す縦断
面図
【図5】本発明の工程を説明するため図1のBーB線を
断面としたもので、図の左方側がキャラクターラインの
ライン方向に沿った側端部、図の右方側が同ライン前後
方向の側端部
【符号の説明】
(1)エンジンフード               
   (2)アウタパネル (2a)(2b)フランジ部            
(3)インナパネル (5)キャラクターライン             
 (9)プリヘムパンチ (13)カムドライバー              
  (17)ヘムパンチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  パネル面にライン状の盛り上がり段差
    部が形成されたアルミパネルの全周をヘミングするよう
    にしたライン入りパネルの全周ヘミング方法において、
    この方法は、前記盛り上がり段差部のライン方向に沿っ
    た左右両側端部のフランジ部をプリヘムパンチで予備曲
    げして該プリヘムパンチを後退せしめる工程と、盛り上
    がり段差部のライン方向の前後の両端部のフランジ部を
    プリヘムパンチで予備曲げし、爾後、全周を同時に本曲
    げする工程からなることを特徴とするライン入りパネル
    の全周ヘミング方法。
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