JPH04350735A - マイクロプロセッサ - Google Patents

マイクロプロセッサ

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Publication number
JPH04350735A
JPH04350735A JP3124250A JP12425091A JPH04350735A JP H04350735 A JPH04350735 A JP H04350735A JP 3124250 A JP3124250 A JP 3124250A JP 12425091 A JP12425091 A JP 12425091A JP H04350735 A JPH04350735 A JP H04350735A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trap
microprocessor
instruction
memory
interrupt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3124250A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Kaneko
金子 博昭
Masahiro Kusuda
昌弘 楠田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Priority to KR1019920009281A priority patent/KR960003052B1/ko
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Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/28Error detection; Error correction; Monitoring by checking the correct order of processing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、命令コードあるいはメ
モリ・オペランドをキャッシングするキャッシュ・メモ
リを内蔵したマイクロプロセッサにおいて、バス・サイ
クルに同期して指定された命令を実行するとトラップを
発生するマイクロプロセッサのデバッグに関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロプロセッサのプログラム開発時
、あるいはシステムにおける何等かの不具合が発見され
た場合、デバッグ方法には大別して以下のようなものが
ある。
【0003】トレース:プログラムの実行位置を示す情
報、あるいはメモリ・オペランドのアクセスに関する情
報を収集し、これを組み立てることにより命令実行ある
いはオペランド・アクセスの順序を知る。前記情報は、
一般にマイクロプロセッサの外部端子で観測可能なバス
・サイクルのアドレス、データ、およびステータス等に
よって構成される。
【0004】マイクロプロセッサの動作に関係なく、外
部で情報を収集すれば良いのでマイクロプロセッサに特
別な機能が無くても実現できる。また、デバッグの対象
となるプログラムの実行に対して、割込み/例外を発生
させて中断したり、バス・サイクルを待合せしたりする
必要が無いので、デバッグ状態/非デバッグ状態でタイ
ミングが変わらないという利点がある。
【0005】一方、デバッグ対象のプログラムに対して
、特定の状況を検出して中断しないため、プログラムの
状態を単に観測するだけでの受動的な方法である。
【0006】トラップ:あらかじめ設定した特定の位置
(アドレス)の命令コードあるいはメモリ・オペランド
のアクセスがあったことでデバッグ・プログラム(以下
デバッガと称する)に制御を移し、さらに詳細なデバッ
グを進める。
【0007】トレースとは異なり、必要な時点でデバッ
ガに制御を移し、デバッグを進めることができる利点を
持つ。ただし、設定したアドレスに対して正確に(例え
ば設定したアドレスを持つ命令コードを実行した直後に
/実行する直前に)割込み/例外を発生し、デバッガに
制御を移すためのハードウェア的な機構(一般にトラッ
プ割込みと呼ばれる)を持つことが要求される。
【0008】また、1)プログラムの正確な実行順序を
知っておく必要がある、2)予定どおりのトラップがか
けられなければ(例えばトラップよりも前にプログラム
が暴走するような場合)プログラム実行を中断できない
、などの欠点を持つ。
【0009】シングル・ステップ:1命令を実行する毎
にデバッガに制御を移し、マイクロプロセッサの内部状
態(汎用レジスタ、プロセッサ・ステータス・ワード:
PSW、プログラム・カウンタ:PCなど)を表示した
り、一部分の内容を変更しながら、プログラムの実行を
進める。
【0010】マイクロプロセッサの内部状態を命令実行
毎に把握できるため、極めて詳細にプログラムの実行経
過を把握することができる。
【0011】一方、マイクロプロセッサ自体に1命令を
実行した時点で割込み/例外を発生し、デバッガに制御
を移すためのハードウェア的な機構(一般にシングル・
ステップ割込みと呼ばれる)を持つことが要求され、ど
のマイクロプロセッサでも実現可能なわけではない。ま
た、1命令毎にデバッガに制御が移るため、デバッグ対
象のプログラムに対し、1)実行効率が悪い、2)タイ
ミング・クリチカルな処理(例としてタイマ・ルーチン
などが挙げられる)はデバッグできない、3)内部動作
タイミングがデバッグ/非デバッグ時で全く異なる、等
の欠点もある。
【0012】以上に述べたように各デバッグ方法には、
それぞれの利点と欠点があるため、一般には次のように
組み合わせて使用する。
【0013】1)トレース機能により実際にどのような
順序で命令が実行されているかを知る。
【0014】2)トラップ機能により問題が発生してい
る付近でデバッガに制御を移す。
【0015】3)シングル・ステップ機能により1命令
づつ丹念に命令の実行状況を追う。
【0016】このように、トラップ機能は効率的なプロ
グラム・デバッグを行う上で必須の機能である。
【0017】前述のようにトラップ機能を実現するため
には、マイクロプロセッサ自体に特別のハードウェアを
持つことが要求されるが、シングル・ステップ機能とデ
バッガ内のソフトウェア処理により代替することが行わ
れる。
【0018】トラップ機能が指定されるとシングル・ス
テップ割込みが設定され、デバッグ対象のプログラムを
1命令実行すると、デバッガに制御が戻される。この時
デバッガはマイクロプロセッサの内部状態を退避すると
同時に、あらかじめ設定されたトラップ条件が満たされ
ているかどうかをチェックする。例えば特定アドレスの
命令コードに対してトラップが設定されていた場合、退
避したプログラム・カウンタ:PCの内容によって比較
を行う。また、特定アドレスのメモリ・アクセスに対し
てトラップが設定されていた場合、退避したプログラム
・カウンタ:PCから知る命令コードを解析し、この命
令がメモリ・アクセスを伴うものである場合、退避した
汎用レジスタの値等を用いて対象となるメモリ・アドレ
スを計算して比較を行う。
【0019】あらかじめ設定されたトラップ条件を満た
していなければ、退避していた内部状態を復帰すると同
時に元のプログラムに制御を移す。この時デバッガはデ
バッグに対する状態をユーザに何も出力しない(たとえ
ばメッセージの類)ため、デバッグ対象のプログラムは
何の影響も受けないように見える。
【0020】一方、あらかじめ設定されたトラップ条件
を満たせば、デバッガはトラップが発生したことをユー
ザに出力し、以降のシングル・ステップ割込みの発生が
解除される。
【0021】以上説明したように、マイクロプロセッサ
自体にトラップ割込み機能を持たなくとも、疑似的にト
ラップ機能を実現できる。しかしながら、トラップ条件
を満たすまでにシングル・ステップ割込みを1命令毎に
用いるため、非常に効率の悪いものとなる。
【0022】次に、従来の命令コードに対するトラップ
割込みの実現方法について、図面を参照して具体的に説
明する。
【0023】図3は、トラップ割込み機能を持つマイク
ロプロセッサの具体的構成を示す図面である。まず、一
般的な命令処理の手順について述べる。
【0024】プリフェッチ・ユニット310でデータ端
子を介してプリフェッチされた命令コードは、一時的に
プリフェッチ・バッファ(図面では省略している)に格
納される。プリフェッチ・ユニット310に一時的に格
納された命令コードは、デコード・ユニット320の要
求に従ってデコード・ユニット320に転送され命令単
位の制御信号を発生する。実行ユニット330は、汎用
レジスタ、演算装置、および制御回路等を有し、デコー
ド・ユニット320が発生する信号に対応して、それぞ
れの命令に対する実行処理を行う。実行処理には、命令
コードに対応した命令機能の他に、割込みや例外に対応
する処理も含まれる。実行ユニット330でメモリ・オ
ペランドが必要な場合は、実効アドレス計算器340で
メモリ・アドレスが計算され、バス・サイクル制御ユニ
ット350に通知する。同様にデコード・ユニット32
0の要求に対応する命令コードがプリフェッチ・ユニッ
ト310に格納されていなければプリフェッチ・ユニッ
ト310は、バス・サイクル制御ユニット350に通知
する。
【0025】バス・サイクル制御ユニット350は、通
知されたアドレスおよび要求の種類にしたがってバス・
サイクルを起動し、メモリをアクセスする。プリフェッ
チ・ユニット310から要求の場合、命令コードに対す
る命令フェッチ・バス・サイクルとなる。また、実行ユ
ニット330からの要求の場合、メモリ・データに対す
るリード・バス・サイクルまたはライト・バス・サイク
ルとなる。
【0026】バス・サイクルは、アドレス端子からのア
ドレス出力、データ端子からのデータ出力あるいは入力
、ステータス端子からのバス・サイクルの種類を示すス
テータス信号とバス・サイクルのタイミングを示すタイ
ミング信号によって構成される。
【0027】各ユニット330,340,350は、内
部データ・バス、および内部アドレス・バスを介して接
続される。
【0028】次にトラップ割込み機能の動作について述
べる。ETRAP端子は、バス・サイクル制御ユニット
350によって発生されるバス・サイクルの終了時にト
ラップ割込み要求をサンプルする端子である。命令フェ
ッチ・バス・サイクルに同期してETRAP端子がアク
ティブになると、トラップ割込み要求は命令コードとと
もにプリフェッチ・ユニット310内のプリフェッチ・
バッファに取り込まれる。デコード・ユニット320の
要求に従って命令コードがデコード・ユニット320に
転送されると、トラップ割込み要求もデコード・ユニッ
ト320に転送される。デコード・ユニット320で発
生された命令単位の制御信号とともに、トラップ割込み
要求が実行ユニット330まで通知される。実行ユニッ
ト330は、命令実行処理を終了するとトラップ割込み
要求をサンプリングし、次の命令実行処理を行わずにト
ラップ割込み処理を行う。
【0029】トラップ割込み処理は、通常の割込み要求
端子INTからの割込み要求同様に、現在のプログラム
・カウンタ:PC、およびプログラム・ステータス・ワ
ード:PSWの内容を外部メモリ内のスタック領域に退
避するとともに、割込み要求の種類に応じてあらかじめ
定められたアドレスに分岐する。
【0030】またリード/ライト・バス・サイクルに同
期してETRAP端子がアクティブになると、トラップ
割込み要求は直接実行ユニット330に通知され、命令
実行処理を終了するとトラップ割込み要求をサンプリン
グし、次の命令実行処理を行わずにトラップ割込み処理
を行う。
【0031】図面では、トラップ割込み要求の流れを点
線で示している。
【0032】図4は、図3のマイクロプロセッサ400
を用いたプログラム・デバッグ・システムの構成を示す
図面である。この図面を用い、トラップ機能の動作につ
いて説明する。
【0033】メモリ装置410はマイクロプロセッサ4
00がアクセスするメモリであり、アドレス・バス、デ
ータ・バスおよびステータス信号で結合される。デバッ
グ装置420は、アドレス・バスならびにステータス信
号によってマイクロプロセッサ400と結合される。
【0034】トラップ・アドレス・レジスタ421はト
ラップ割込みを発生するアドレスを設定するレジスタ、
トラップ・サイクル・レジスタ422はトラップ割込み
を発生するバス・サイクルの種類を設定するレジスタ、
アドレス・コンパレータ423はアドレス・バスの値と
トラップ・アドレス・レジスタ421の内容を比較し一
致するかどうかを判定するコンパレータ、ステータス・
コンパレータ424はステータス信号とトラップ・サイ
クル・レジスタ422の内容を比較し一致するかどうか
を判定するコンパレータ、トラップ信号発生回路425
はアドレス・コンパレータ423およびステータス・コ
ンパレータ424からの出力によってトラップ割込み要
求信号ETRAPREQを発生する回路である。
【0035】デバッグ装置420からのトラップ割込み
信号ETRAPREQは、マイクロプロセッサ400の
トラップ割込み要求端子ETRAPに接続される。マイ
クロプロセッサ400がバス・サイクルを発行すると、
アドレス・バスならびにステータス信号の値とデバッグ
装置420にあらかじめ設定されたアドレスおよびステ
ータスの比較が行われる。一致が検出されるとETRA
PREQ信号がETRAP端子に通知され、バス・サイ
クルの終了時にマイクロプロセッサ400の内部に取り
込まれる。このバス・サイクルがマイクロプロセッサ内
部で使用されるとトラップ割込みが発生し、マイクロプ
ロセッサ400はデバッガに制御を移す。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、デバッ
グ装置はトラップ機能を実現するために、マイクロプロ
セッサから発行されるバス・サイクルに同期して出力さ
れるアドレスならびにステータスを常に比較する必要が
ある。
【0037】ところで、処理性能を向上させるために、
命令コードをキャッシングする命令キャッシュや、メモ
リ・オペランドをキャッシングするデータ・キャッシュ
を内蔵するマイクロプロセッサの構成が考えられる。キ
ャッシュを内蔵することで、マイクロプロセッサが要求
するメモリ・データ(命令コード、およびメモリ・オペ
ランドの双方)がキャッシュに登録されている場合(「
ヒットした場合」というのと等価)、低速な外部メモリ
をアクセスするためのバス・サイクルを発行しないで済
むという利点が挙げられる。
【0038】このような構成のマイクロプロセッサでは
、外部メモリをアクセスするためのバス・サイクルは、
次の場合に限られる。
【0039】1)命令キャッシュ:キャッシュに登録さ
れていな命令コードをアクセスした場合(「ミスヒット
した場合」というのと等価)に発行されるリプレース・
バス・サイクル。
【0040】2)データ・キャッシュ(リード):キャ
ッシュに登録されていないオペランド・データをアクセ
スした場合(「ミスヒットした場合」というのと等価)
に発行されるリプレース・バス・サイクル。
【0041】3)データ・キャッシュ(ライト):外部
メモリとの一貫性(Coherency)を保つための
ライト・サイクル。
【0042】このため、マイクロプロセッサ内部の処理
が進行しても、外部にバス・サイクルが表われないため
、トラップ機能を実現するデバッグ装置が実現できない
ことになる。たとえば、処理プログラムの局所部分に対
応する命令コードがすべて命令キャッシュにシャッシン
グされている場合、この部分の処理が行われている期間
は命令コードのフェッチに相当するバス・サイクルが発
行されないため、この処理部分に相当するアドレスに対
してはトラップ割込みがかけられなくなる。
【0043】この問題を回避するために、デバッグ時は
命令キャッシュのキャッシング動作を不許可状態にする
ことで対応することが考えられる。ところが、この場合
デバッグ時とキャッシング機能を許可状態にする実際の
処理時でマイクロプロセッサの動作が異なるため、正確
なデバッグができなくなるという欠点を持つ。
【0044】
【課題を解決するための手段】本発明はバス・サイクル
に同期して外部信号を入力する手段、前記キャッシュ・
メモリの各エントリに前記入力手段の出力を登録する手
段、および前記登録手段の出力状態にしたがって割込み
を発生する手段を持つことを特徴とする。
【0045】このように、本発明ではキャッシュ・メモ
リのブロック単位にリプレース・バス・サイクルで外部
より入力されるトラップ割込みに関する情報を有してい
る。
【0046】
【実施例】以下、図面により本発明を詳述する。
【0047】図1は本発明一実施例によるマイクロプロ
セッサのキャッシュ・ユニットの構成を示す図面である
【0048】本実施例では、1Kバイトの容量のメモリ
・データをキャッシングする。メモリ・データは命令コ
ードあるいはメモリ・オペランドの双方を意味する。す
なわち、本キャッシュは命令キャッシュであっても、デ
ータ・キャッシュであっても、また混合タイプでもよい
【0049】図面では説明を簡易にするため、従来のキ
ャッシング動作に必要な部分は省略している。データ・
キャッシュの場合、書込制御方式にライト・スルー方式
を採用しているものとする。タグ・メモリ部110は、
256組のエントリ(W0〜255)で構成される。各
エントリは、有効ビット111、エントリのアドレス部
113がトラップ割込みの対象となっていることを示す
トラップ・ビット112、28ビット幅のアドレス情報
を格納するアドレス部113によって構成される。デー
タ・メモリ部120は、タグ・メモリ部110における
256の各エントリに対応する4バイト単位(32ビッ
ト:1ワード)のデータ部121によって構成される。 選択されたデータ部121は、内部データ・バス(デー
タ・キャッシュの場合)またはデコード・ユニット(命
令キャッシュの場合)に出力される。
【0050】内部アドレス・バス(データ・キャッシュ
の場合)またはプリフェッチ・ユニット(命令キャッシ
ュの場合)より転送され32ビット幅のアドレス情報の
上位28ビット(以下メモリ・アドレスと称する)は、
タグ・メモリ部110に加えられ、同一の内容を持つア
ドレス部113に対応するエントリが選択される。
【0051】対応するエントリが存在しない場合、MI
SS信号を発生する。マイクロプロセッサの図示されて
いない他の部分は、バス・サイクルを起動し得られたワ
ード・データを、新たなエントリの登録をデータ・メモ
リ部120の特定のデータ部121にする。この一連の
動作を「リプレース」と呼ぶ。
【0052】リプレース・エントリ選択回路140は、
リプレースすべきエントリを決定し、当該エントリを選
択する回路である。一般的には、LRU(Least 
 Lecently  Used)法によった制御が用
いられることが多い。
【0053】メモリ・アドレスあるいはリプレース・エ
ントリ選択回路140によって選択されるタグ・メモリ
部110のエントリにおけるトラップ・ビット112は
、制御信号TSETによって入力信号TINの状態をセ
ットし、また制御信号TRCLRによってクリアされる
【0054】制御回路150は、トラップ・ビット11
2の制御のためにTIN,TSET,TCLRの各信号
を発生する。また、トラップ割込みの要求を検知したこ
とを示す信号TRAPDETを発生する。
【0055】メモリ・アドレスに対してミスヒットが起
こると、前述のようにリプレース・エントリ選択回路1
40で選択されるエントリに対してリプレース動作が行
われる。まず、リプレースのためのバス・サイクルが起
動される。このバス・サイクルではアドレス・バスにメ
モリ・アドレスと等しいアドレス値が出力される。選択
されたエントリの有効ビット111がセットされ、アド
レス部113にはメモリ・アドレスが、またデータ部1
21にはバス・サイクルで得られたメモリ・データがそ
れぞれ格納される。このデータは、データ部121への
格納とともに内部データ・バスまたはデコード・ユニッ
トに転送される。
【0056】前記のリプレース用のバス・サイクルにト
ラップ割込み要求がETRAP端子の加えられると、制
御回路150はETRAP端子の状態をBCYC信号に
よってバス・サイクルに同期したTIN信号、ならびに
タイミング制御信号TSETを発生する。この結果、リ
プレース・エントリ選択回路140によて選択されるタ
グ・メモリ部110のエントリにおけるトラップ・ビッ
ト112はTIN信号の状態にセットされる。
【0057】一方、メモリ・アドレスに対してヒットが
起きると、メモリ・アドレスで選択されるエントリのト
ラップ・ビット112の状態がTOUT信号として出力
される。制御回路150は当該メモリ・アドレスに対し
てトラップ割込みが指定されていたことを検知し、TR
APDET信号を発生する。本キャッシュが命令キャッ
シュであればTRAPDET信号はデコード・ユニット
へ、またデータ・キャッシュであれば直接実行ユニット
へ通知される。TRAPDET信号を発生した後の動作
としては、次の3通りが考えられる。
【0058】1)該当トラップ・ビット112は変化さ
せず、引続く該当メモリ・アドレスに対してもトラップ
割込みを発生させる。
【0059】2)該当トラップ・ビット112および有
効ビット111をクリアし、引続く該当メモリ・アドレ
スに対して強制的にリプレース動作を生じさせ、トラッ
プ割込みは再指定する。
【0060】3)該当トラップ・ビット112をクリア
し、引続く該当メモリ・アドレスに対してはトラップ割
込みを発生させない。
【0061】これらの動作は、デバッグの目的によって
使い分けることが望ましく、制御回路150によって選
択的な制御が容易に可能である。なお、該当トラップ・
ビット112のクリアは、TCLR信号の発生により行
うことができる。
【0062】次に、本発明を用いたマイクロプロセッサ
全体の構成ならびに動作を説明する。
【0063】図5は、図1に示したキャッシュを命令キ
ャッシュ560、およびデータ・キャッシュ570に採
用したマイクロプロセッサの構成図である。
【0064】図3に示した従来のマイクロプロセッサに
対し、プリフェッチ・ユニット510でフェッチされた
命令コードは、一旦命令キャッシュ560にキャッシン
グされた上で、デコード・ユニット520に転送される
。図1で示したETRAP端子の状態に相当する信号は
、プリフェッチ・ユニット510から通知され、同様に
TRAPDET信号はデコード・ユニット520に通知
される。
【0065】また、図3に示した従来のマイクロプロセ
ッサに対し、バス・サイクル制御ユニット550と並列
にデータ・キャッシュ570が配置され、キャッシング
されたメモリ・オペランドは直接実行ユニット530と
の間で転送が行われる。図1で示したTRAPDET信
号は、バス・サイクル制御ユニット550からのトラッ
プ割込み要求と並列に実行ユニット530に通知される
【0066】図面では、トラップ割込み要求の流れを点
線で示している。
【0067】図5に示すマイクロプロセッサでは、命令
キャッシュ560ならびにデータ・キャッシュの双方の
各エントリに、各エントリのリプレース時にトラップ割
込みの要求があったことを示す情報を持つため、各キャ
ッシュがヒット状態であったとしても実行ユニット53
0にトラップ割込み要求が正しく通知される。
【0068】次に本発明の別の実施例について、図2を
用いて説明する。
【0069】図1に示したキャッシュ・ユニットでは、
トラップ割込み要求に関する情報はタグ・メモリ部11
0に有していた。本実施例では、トラップ・ビット22
1をデータ・メモリ部220に持つという差異がある。
【0070】トラップ・ビット221、ならびに制御回
路250の動作は、前記第一の実施例のそれぞれと同一
であり、トラップ割込みの発生に関して同一に機能する
ことは明白である。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明を用いるこ
とで内蔵キャッシュにヒットしているメモリ・データに
ついてもトラップ割込みを正確に実現できる。その結果
として、プログラムの局所性等の性格にかかわらず、全
ての命令コードやメモリ・オペランドにトラップ機能を
適応できるため、簡便でしかも効率的なプログラムのデ
バッグが可能である。
【0072】一般にシングル・ステップ割込み機能によ
りトラップ機能を実現する場合、割込みの受付け、状態
の退避/復帰、およびソフトウェアによるトラップ条件
の判定のため、10〜20命令程度を必要とする。この
オーバヘッドがデバッグの対象となるプログラム中の1
命令実行毎に要するので、トラップ機能実現時は本来の
プログラム実行時間に対して10倍以上低速になる。し
たがって、本発明の効果はこのオーバヘッドを0にする
ことで、トラップ機能実現時も本来のプログラム実行時
間と同一の処理時間を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いた一実施例の構成を示す図である
【図2】本発明を用いた別の実施例の構成を示す図であ
る。
【図3】従来のマイクロプロセッサの構成を示す図面で
ある。
【図4】トラップ機能を用いたマイクロプロセッサのプ
ログラム・デバッグ・システムの構成を示す図である。
【図5】本発明を用いたマイクロプロセッサの構成を示
す図である。
【符号の説明】 110,210    タグ・メモリ部111,211
    有効ビット 112,221    トラップ・ビット120,22
0    データ・メモリ部121,222    デ
ータ部 140    リプレース・エントリ選択回路150,
250    制御回路 310,510    プリフェッチ・ユニット320
,520    デコード・ユニット330,530 
   実行ユニット 340,540    実効アドレス計算器350,5
50    バス・サイクル制御ユニット560   
 命令キャッシュ 570    データ・キャッシュ 400    マイクロプロセッサ 410    メモリ装置 420    デバッグ装置 421    アドレス・レジスタ 422    ステータス・レジスタ 423    アドレス・コンパレータ424    
ステータス・コンパレータ425    トラップ信号
発生回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  バス・サイクルに同期して外部信号を
    入力する手段、前記キャッシュ・メモリの各エントリに
    前記入力手段の出力を登録する手段、および前記登録手
    段の出力状態にしたがって割込みを発生する手段を有し
    、前記キャッシュ・メモリがミスヒットした場合に、前
    記入力手段によりリプレース用のバス・サイクルに同期
    して外部信号の状態をリプレース対象のエントリにおけ
    る前記登録手段に登録し、前記キャッシュ・メモリがヒ
    ットした場合、該当エントリの前記登録手段の出力状態
    にしたがい前記割込み発生手段により通知された割込み
    を発生することを特徴とするマイクロプロセッサ。
JP3124250A 1991-05-29 1991-05-29 マイクロプロセッサ Pending JPH04350735A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3124250A JPH04350735A (ja) 1991-05-29 1991-05-29 マイクロプロセッサ
KR1019920009281A KR960003052B1 (ko) 1991-05-29 1992-05-29 내장된 캐쉬 메모리 유니트를 가진 마이크로프로세서

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