JPH04349095A - 航空機の作業用装置 - Google Patents

航空機の作業用装置

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Publication number
JPH04349095A
JPH04349095A JP3123769A JP12376991A JPH04349095A JP H04349095 A JPH04349095 A JP H04349095A JP 3123769 A JP3123769 A JP 3123769A JP 12376991 A JP12376991 A JP 12376991A JP H04349095 A JPH04349095 A JP H04349095A
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JP
Japan
Prior art keywords
holding
manipulator
aircraft
leg
working device
Prior art date
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Pending
Application number
JP3123769A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Jinno
野 誠 神
Nobuhito Matsuhira
松日楽 信 人
Takafumi Matsumaru
松 丸 隆 文
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Japan Airlines Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Japan Airlines Co Ltd
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Publication date
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Priority to EP92900886A priority patent/EP0541811B1/en
Priority to US07/956,482 priority patent/US5525027A/en
Priority to DE69131427T priority patent/DE69131427T2/de
Publication of JPH04349095A publication Critical patent/JPH04349095A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/0009Constructional details, e.g. manipulator supports, bases

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、航空機の作業用装置に
係り、特に、先端部に作業用ユニットが装着されたマニ
ピュレータと、このマニピュレータの基端部を保持する
保持治具とを備えた航空機の作業用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にマニピュレータを固定保持しよう
とする場合、アンカーボルトが用いられる。また、アン
カーボルトを利用しにくいときには、位置ずれやすべり
を生じないように非常に重いベースが用いられる。
【0003】一方、マニピュレータを用いて航空機に対
し清掃や塗装あるいは傷検出等の作業を行う場合にも、
マニピュレータを固定保持する必要がある。
【0004】また、航空機の外部にアンカーボルトを用
いてマニピュレータを保持する場合、航空機をアンカー
ボルトの位置に合わせて停止させる必要があり、実用的
でない。そこで、航空機の機内に保持ベースを持ち込み
マニピュレータを保持することがよく行われている。
【0005】図10にマニピュレータを装着した従来の
航空機の作業用装置を示す。図10において、航空機の
作業用装置100は、マニピュレータ101と、このマ
ニピュレータ101の先端部に装着された作業用ユニッ
ト102と、マニピュレータ101を支持する支柱10
3と、この支柱103の底部が固着された保持ベース1
04とを備えている。保持ベース104は、航空機のコ
ックピット105の床面106に載置されており、支柱
103は長手方向に伸縮自在となっている。この支柱1
03は、コックピット105の天井部にあるハッチ10
7のハッチ開口部108から機体の外へ伸縮可能の位置
に配置されている。支柱103の先端部によって基端部
109を保持されたマニピュレータ101は、作業者の
遠隔操作によって機体の外で所定の動作を行い、この動
作に従って作業用ユニット102は、航空機の清掃等を
行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
航空機の作業用装置100は、保持ベース104によっ
てマニピュレータ101を固定保持しているため、次の
ような問題がある。
【0007】すなわち、マニピュレータ101を安定に
保持できるようにするためには、保持ベース104はあ
る程度の重量や大きさが必要となる。このために、装置
全体が大型化してしまい、装置の運搬やセッティングが
不便になる。
【0008】また、マニピュレータ101の基端部10
9が保持ベース104から離れて保持されているので、
マニピュレータ101は振動を受けやすく、正確で安定
した動作をしにくい。この振動を除去するためには、保
持ベース104を大きくする必要があるが、このことは
同様に装置の大型化を招くことになる。
【0009】そこで本発明の目的は、上記従来技術が有
する問題を解消し、航空機の作業用装置におけるマニピ
ュレータを保持するために保持ベースを用いることなく
、マニピュレータを安定に保持できるとともに、持ち運
びやセッティングの容易な航空機の作業用装置を提供す
ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、先端部に作業用ユニットが装着されたマ
ニピュレータと、このマニピュレータの基端部を保持す
る保持治具とを備え、この保持治具を航空機のハッチ開
口部に固定したことを特徴とする航空機の作業用装置で
ある。
【0011】
【作用】マニピュレータの基端部を保持する保持治具を
ハッチ開口部に固定したので、保持ベースを用いずにマ
ニピュレータのセッティングをすることができ、また、
マニピュレータの基端部が直接この保持治具に保持され
るので、作業用ユニットとマニピュレータが保持治具に
よって保持される位置との間の距離を短くすることがで
き、マニピュレータの正確で安定した動作が実現する。
【0012】
【実施例】以下本発明による航空機の作業用装置の実施
例を図1乃至図9を参照して説明する。
【0013】まず図1乃至図3により本発明による航空
機の作業用装置の第1の実施例を説明する。図1におい
て、航空機の作業用装置は、先端部2に清掃用ユニット
等の作業用ユニット3が装着されたマニピュレータ1と
、このマニピュレータ1の基端部4を保持する保持治具
6とを備えている。この保持治具6は航空機のコックピ
ット8の天上部にあるハッチ9のハッチ開口部10に固
定されている。
【0014】すなわち保持治具6は、ハッチ9の図示し
ない上げ蓋を留めるためのピン穴12に装着された複数
の脚13を有する保持脚11を有し、この保持脚11の
中央部14に支柱20が立設されている。また、支柱2
0にマニピュレータ1の基端部4を延在部22を介して
側方から支持する支持管21が嵌着されている。
【0015】上述のように保持脚11は複数、例えば4
個の脚13を有しており、各々の脚13は固定脚15と
可動脚16とからなっている。このうち可動脚16の一
端はピン穴12に挿入され、また、可動脚16の他端は
、固定脚15の内側に挿入されている。さらに可動脚1
6は固定脚15に内包された図示しないばね部材によっ
てピン穴12方向へ付勢されている。各々の固定脚15
は互いに中央部14において結合され、保持脚11は全
体として十字状をなしている。なお、ばね部材を用いる
代わりに、いわゆるカメラ三脚の脚の伸縮に通常用いら
れる方法に従って、可動脚16を固定脚15から入子状
に引延ばして固定してもよい。
【0016】また、支柱20は中央部14から立設され
た基部柱25と、この基部柱25の内側へ進退自在に挿
入された延長柱26とを有している。この場合、延長柱
26が基部柱25内に進退することにより支柱20が伸
縮するようになっている。延長柱26の下端はコックピ
ット8の床面7を押圧して中央部14を支持している。
【0017】支持管21は、保持脚11の中央部14に
立設された支柱20に上下動自在に嵌着されている。こ
の支持管21は、その軸心から側方に所定の長さ延在す
る延在部22を有しており、この延在部22の端部にお
いて、マニピュレータ1の基端部4が固着され支持され
ている。このように延在部22が支持管21の軸心から
延在しているために、保持脚11や中央部14と抵触さ
せずにマニピュレータ1を機体の外へ持ち上げることが
できるようになっている。
【0018】次に図2に、マニピュレータ1の作業用ユ
ニット3がコックピット8の前方部にある風防ガラス3
1を清掃する状態を示す。図2においてマニピュレータ
1は垂直多関節型のマニピュレータであり、第1アーム
1aの曲げB1と、第2アーム1bの曲げB2と、旋回
軸1cの旋回Rとの計3自由度を有する。
【0019】さらに図3に、コックピット8の内部の状
態を示す。マニピュレータ1は駆動電源や制御計算装置
などから成るコントローラ21に接続されている。そし
て、清掃作業はプログラムによる自動作業あるいはジョ
イスティック33によるマニュアル作業により行われる
ようになっている。
【0020】次にこのような構成からなる本実施例の作
用について説明する。
【0021】まずはじめにマニピュレータ1を床面7に
置き、延長柱26を基部柱25から抜き去った状態でマ
ニピュレータ1の基端部4に取り付けられた支持管21
を支柱20の基部柱25の適当な位置に嵌着し、その後
、延長柱26を基部柱25に挿入する。
【0022】次に、上述のように保持治具6に一時的に
保持されたマニピュレータ1を保持治具6と共に、ハッ
チ開口部10の下方の床面7に立て、保持治具6をハッ
チ開口部10に固定する作業を行う。
【0023】すなわち、保持脚11をハッチ開口部10
のピン穴12に装着するために、可動脚16を固定脚1
5の内方に押し込めて縮めた状態で、可動脚16の先端
がピン穴12へ挿入されるようにしてこの縮めた状態を
解放する。これによって、可動脚16は固定脚15に内
包されるばね部材によって付勢されてピン穴12に挿入
され、保持脚11はハッチ開口部10に固定される。な
お、この作業の間、マニピュレータ1の基端部4を支柱
20の最下端の位置に移動しておき、マニピュレータ1
を床面7に載置しておく。この場合、マニピュレータ1
の重量の影響を受けることなく、保持治具6をハッチ開
口部10に容易に固定することができる。
【0024】次に延長柱26を下方に伸ばし、延長柱2
6の端部がコックピット8の床面7を押圧するようにす
る。この状態で、図示しない止め具により側部から延長
柱26と基部柱25とを固定する。
【0025】次に、マニピュレータ1の第1アーム1a
および第2アーム1bを旋回軸1cと平行になるように
折りたたみ、マニピュレータ1を脚13等に抵触しない
ようにしてハッチ開口部10から機体の外に出す。この
場合、マニピュレータ1を手で直接持ち上げてもよく、
または手動や電動のホイストなどで持ち上げてもよい。
【0026】次に支持管21を支柱20に対し上下動し
、マニピュレータ1に所定の作業をさせやすいような適
当な高さの位置で支持管21を固定する。
【0027】この状態でマニピュレータ1をコントロー
ラ32に結線させ、マニピュレータ1に所定の作業をさ
せる。
【0028】本実施例によれば、航空機の作業用装置の
マニピュレータ1の保持治具6をハッチ開口部10に固
定したので、大型かつ大重量の保持ベースを用いなくと
も、マニピュレータ1の基端部4を安定して保持するこ
とができる。
【0029】また、マニピュレータ1の基端部4をハッ
チ開口部10の近傍で強固に保持することができるので
、マニピュレータ1の動作支点はハッチ開口部10の近
傍に存在することになる。このため、床面7に載置され
た保持ベース104を用いて支柱103を介してマニピ
ュレータ1を保持する場合に比べて、マニピュレータ1
が保持される本発明の保持治具6の位置と作業用ユニッ
ト3の位置との間の距離を非常に短くすることができる
。この結果、保持治具6はマニピュレータ1からモーメ
ントを受けにくく、マニピュレータ1の作業中に振動が
生じにくい。したがって、マニピュレータ1の正確で安
定した動作が実現する。
【0030】また、保持治具6の保持脚11はハッ9チ
の上げ蓋を留めるためのピン穴12を利用して装着され
るので、機体に新たな加工をすることなくマニピュレー
タ1を容易に保持することができる。
【0031】また、支柱20は延長柱26を備えており
、延長柱26の下端はコックピット8の床面7を押圧し
て中央部14を支持することができるので、マニピュレ
ータ1の重量が大きい場合でも、マニピュレータ1を支
柱20で有効に支持することができる。また、この場合
、ピン穴12の強度負担を軽減することができる。
【0032】また、マニピュレータ1を支持管21に固
定した状態で、マニピュレータ1を支柱20に対し上下
動することができるので、支柱20がガイドとなって容
易に人間の頭上ほどの高さまで持ち上げることもできる
。また、マニピュレータ1を持ち上げる途中で風などの
影響で転倒しそうになっても、マニピュレータ1は支柱
20にガイドされるのでマニピュレータ1が転倒して機
体を損傷させる心配がない。
【0033】なお、保持脚11等をパイプ材で構成する
ことにより保持治具6全体を十分に軽量化することがで
きる。
【0034】次に、図4を参照して本発明による航空機
の作業用装置の第2の実施例を説明する。
【0035】なお、図4において図1に示す第1の実施
例と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。
【0036】本実施例は、支柱20の構造が異なるのみ
であり、他は第1の実施例に略同様である。図4におい
て支柱20の長さは短くなっており、支柱20に嵌着す
る以前の状態の支持管21と、この支持管21に延在部
22を介して固着された基端部4とを点線で示してある
【0037】本実施例においては、支持管21の延在部
22にマニピュレータ1の基端部4を固着した後に、支
持管21を支柱20に嵌着する。
【0038】本実施例によれば、支柱20が短くなって
いるので、作業用装置のセッティングの前と同様にコッ
クピット8の中を広く利用することができる。
【0039】また、支柱20が短いので、セッティング
や運搬を容易に行うことができる。
【0040】また、本実施例は、支柱20を延長して床
面を押圧する必要がないので、持ち上げが容易でありピ
ン穴12が強度的に問題がないような場合、すなわち、
マニピュレータ1が非常に軽量である場合に、特に有効
である。この場合、保持治具6とマニピュレータ1を一
体化することにより、一度の作業でマニピュレータをハ
ッチ開口部10に固定することができ、作業装置のセッ
ティングが容易になる。
【0041】次に図5により本発明による航空機の作業
用装置の第3の実施例を説明する。
【0042】図5に示すように、本実施例における保持
治具6は、ハッチ9の上げ蓋を留めるためのピン穴12
に装着され、複数(4本)の脚13を有する保持脚11
と、この保持脚11の中央に設けられマニピュレータ1
の基端部4が挿入され保持される保持環41とを有して
いる。
【0043】保持環41は円筒状の形状をした外環41
aと内環41bとからなり、内環41bは外環41aの
内側に挿入される。外環41aと内環41bとは、側部
に脚13が挿入される4個の穴42a、42bを有し、
内環41bの開口部43にマニピュレータ1の基端部4
が挿入され保持されるようになっている。
【0044】次にこのような構成からなる本実施例の作
用について説明する。
【0045】まず、保持環41のうち外環41aをハッ
チ開口部10に固定する。すなわち、ピン穴12と外環
41aの穴42aに4本の脚13を挿入することによっ
て、外環41aをハッチ開口部10の中央部に固定する
。次に、マニピュレータ1の基端部4に内環41bを嵌
着する。次にこのマニピュレータ1を図5の矢印で示す
ように下方より持ち上げ、マニピュレータ1のアーム1
a、1bを外環41aに通過させる。内環41bが外環
41aに挿入される位置までマニピュレータ1を持ち上
げた後、さらにマニピュレータ1を多少力を入れてわず
かだけ持ち上げる。この場合、外環41aの穴42aを
貫通していた脚13の内側端部は、球状面となっており
、内環41bの外壁に当接して一度引っ込められた後、
脚134の内部に設けられたばね部材(図示せず)の力
によって内環41bの穴42bの中に挿入される。 このようにして、マニピュレータ1を固定治具6に保持
することができる。
【0046】本実施例によれば、マニピュレータ1のア
ーム1a、1bは開口部43を挿通してセッティングさ
れるので、マニピュレータ1がセッティングの途中で傾
斜した場合でも、マニピュレータ1は開口部43によっ
て支持されることになり、このため転倒して機体を損傷
させる恐れがない。
【0047】次に本発明による航空機の作業用装置の第
4の実施例について図6により説明する。
【0048】図6において、保持治具6は、マニピュレ
ータ1を保持する保持本体51と、この保持本体51の
側部に設けられ、ハッチ開口部10の側縁10aに向か
って進退する押圧部材52とを有している。
【0049】保持治具6は前述の実施例と異なり、ピン
穴ではなく押圧部材52によってハッチ開口部10に固
定される。すなわち、保持本体51は、四角形の形状を
有する板部材53と、この板部材53の中央に形成され
た穴53b内に嵌着された補助材54からなっている。 マニピュレータ1の基端部4はこの補助材54によって
固定される。また、板部材53の側部にはねじ55の一
端部が挿入されている。
【0050】押圧部材52は、角柱の形状を有し、保持
本体51の側部に2個設けられている。押圧部材52の
側部には板部材53に嵌着されたねじ55の他端部が螺
着され、このねじ55を回動させることにより押圧部材
52の側面を開口部10の側縁10aに向かって進退さ
せることができる。そして、押圧部材52をハッチ開口
部10の側縁10aに押し付けることにより、押圧部材
52と側縁10aとの間の摩擦力によって保持治具6を
ハッチ開口部10に固定することができる。
【0051】本実施例によれば、ハッチ開口部10の側
縁10aを押圧する押圧部材52によって、保持治具6
をハッチ開口部10に固定したので、保持治具6の押圧
部材52とハッチ開口部10の側縁10aとの間の接触
面積を多くとることができる。その結果、機体に無理な
力を局部的に加えることなく、強固にマニピュレータ1
をハッチ開口部10に保持させることができる。
【0052】なお、押圧部材52として、角柱の形状の
ものに限らず図7に示すようなコの字状の押圧部材56
を用いてもよい。この押圧部材56はハッチ開口部10
の縁部10aの厚さにほぼ等しい幅を有する溝部56a
を有している。そしてハッチ開口部10の縁部10aに
押圧部材56の溝部56aが嵌め込まれるようになって
いる。押圧部材56を用いる場合には、押圧部材52の
摩擦力により保持する場合に比較して、押圧部材56の
溝部56aにより確実に保持治具6をハッチ開口部10
に固定することができる。
【0053】また、本実施例において、例えば板部材5
3の側部と図1に示すピン穴12を脚部材で固定したり
して、ピン穴12を併用することも可能である。この場
合、押圧部材52のみによる場合に比べてより強固に保
持治具6をハッチ開口部10に固定することができる。
【0054】次に、本発明による航空機の作業用装置の
第5の実施例を図8により説明する。
【0055】図8において、保持治具6は、内側に開口
64を有する枠体61と、この枠体61からハッチ開口
部10の外方に延在するとともに、マニピュレータ1を
保持する保持部62と、枠体61の側部61aに設けら
れハッチ開口部10の側縁10aに向かって進退する押
圧部材52とを有している。
【0056】すなわち、枠体61の外側には部材63の
一側が固着され、この部材63の他側には保持部62が
固着されている。またマニピュレータ1の基端部4は保
持部62の中央に形成された開口65に固定され保持さ
れている。さらに、押圧部材52は、図6に示すように
第4の実施例と同様の機能を有する。
【0057】本実施例においては、枠体61が開口64
を有しているので、開口64から作業者が身を乗り出す
ことができる。また、マニピュレータ1に異常が生じた
場合等に作業者が開口64から出入りしてマニピュレー
タ1を容易に修理したり調整したりすることができる。
【0058】次に、本発明による航空機の作業用装置の
第6の実施例について図9により説明する。
【0059】図9において、保持治具6は、マニピュレ
ータ1を保持する保持本体71と、保持本体71に固着
されたL字部材72を有している。L字部材72は保持
本体71に固着された側部72aと、保持部材71とと
もにハッチ開口部10の側縁10aが入り込む隙間73
を形成する底部72bとからなっている。またL字部材
72の底部72bには側縁10aを締め付ける締め付け
ねじ74が取り付けられている。
【0060】マニピュレータ1の基端部4は、補助部材
54を介して保持本体71の中央に形成された開口75
に挿入保持されている。なお、保持本体71と側縁10
aとの間の隙間73にゴム等の弾性部材を挿入して締め
付けねじ74によりクランプすることにより、航空機の
機体に損傷を与えないようにすることができる。
【0061】本実施例において、保持本体71によりマ
ニピュレータ1をハッチ開口部10の外方に保持するこ
とができるので、ハッチ開口部10を広くあけることが
できる。その結果、ハッチ開口部10から必要に応じて
作業者が出入りすることができ、マニピュレータ1等の
修理、調整を容易に行うことができる。
【0062】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、マニピュレータの基端部を保持する保持治具を
ハッチ開口部に固定したので、保持ベースを用いずにマ
ニピュレータを容易にセッティングをすることができる
。また、マニピュレータと保持治具との距離を短くする
ことができるで、マニピュレータは振動の影響を受ける
ことなく正確で安定した作業をすることができる。また
、保持治具は軽量かつ小型にすることができるので、容
易に持ち運びすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による航空機の作業用装置の第1の実施
例を示す斜視図。
【図2】同航空機の作業用装置の第1の実施例による作
業の様子を示す図。
【図3】同航空機の作業用装置の第1の実施例における
機体の内部を示す図。
【図4】本発明による航空機の作業用装置の第2の実施
例を示す斜視図。
【図5】同航空機の作業用装置の第3の実施例を示す斜
視図。
【図6】同航空機の作業用装置の第4の実施例を示す斜
視図。
【図7】同航空機の作業用装置の第4の実施例の押圧部
材の変形例を示す斜視図。
【図8】同航空機の作業用装置の第5の実施例を示す斜
視図。
【図9】同航空機の作業用装置の第6の実施例を示す斜
視図。
【図10】従来の航空機の作業用装置を示す斜視図。
【符号の説明】
1  マニピュレータ 3  作業用ユニット 4  基端部 6  保持治具 7  床面 10  ハッチ開口部 11  保持脚 12  ピン穴 13  脚 14  中央部 20  支柱 21  支持管 41  保持環 51  保持本体 52  押圧部材 61  枠体 62  保持部 71  保持本体 72  L字部材 73  締め付けねじ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端部に作業用ユニットが装着されたマニ
    ピュレータと、このマニピュレータの基端部を保持する
    保持治具とを備え、この保持治具を航空機のハッチ開口
    部に固定したことを特徴とする航空機の作業用装置。
  2. 【請求項2】前記保持治具は、前記ハッチの上げ蓋を留
    めるためのピン穴に装着され複数の脚を有する保持脚と
    、この保持脚の中央部に立設された支柱と、この支柱に
    嵌着され前記マニピュレータの基端部を側方から支持す
    る支持管とを有することを特徴とする請求項1に記載の
    航空機の作業用装置。
  3. 【請求項3】前記支柱は、伸縮自在であって、その一端
    が航空機の床面を押圧して前記保持脚の中央部を支持す
    ることを特徴とする請求項2に記載の航空機の作業用装
    置。
  4. 【請求項4】前記保持治具は、前記ハッチの上げ蓋を留
    めるためのピン穴に装着され複数の脚を有する保持脚と
    、この保持脚の中央部に設けられ前記マニピュレータの
    基端部が挿入され保持される保持環とを備えることを特
    徴とする請求項1に記載の航空機の作業用装置。
  5. 【請求項5】前記保持治具は、前記マニピュレータを保
    持する保持本体と、この保持本体の側部に設けられ前記
    ハッチ開口部の側縁に向かって進退する押圧部材とを有
    することを特徴とする請求項1に記載の航空機の作業用
    装置。
  6. 【請求項6】前記保持治具は、枠体と、この枠体に側縁
    を固着されて前記ハッチ開口部の外方に延在し、前記マ
    ニピュレータを保持する保持部と、前記枠体の側部に設
    けられ前記ハッチ開口部の側縁に向かって進退する押圧
    部材とを有することを特徴とする請求項1に記載の航空
    機の作業用装置。
  7. 【請求項7】前記保持治具は、前記マニピュレータを保
    持する保持本体と、側部が前記保持本体に固着され、底
    部が前記保持部材とともに前記ハッチ開口部の側縁が入
    り込む隙間を形成するL字部材と、前記L字部材に取り
    付けられ前記側縁を締め付ける締め付け手段とを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の航空機の作業用装置
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JP2019059452A (ja) * 2017-09-28 2019-04-18 エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッドSz Dji Technology Co.,Ltd 飛行体、生体探索システム、生体探索方法、プログラム、及び記録媒体
US11426866B2 (en) 2017-09-28 2022-08-30 Fanuc Corporation Robot

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