JPH04348764A - フィルム電極 - Google Patents

フィルム電極

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JPH04348764A
JPH04348764A JP3121415A JP12141591A JPH04348764A JP H04348764 A JPH04348764 A JP H04348764A JP 3121415 A JP3121415 A JP 3121415A JP 12141591 A JP12141591 A JP 12141591A JP H04348764 A JPH04348764 A JP H04348764A
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JP
Japan
Prior art keywords
film
layer
resin
ink
electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP3121415A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Iwasaki
岩崎 一浩
Kazuhisa Kobayashi
和久 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP3121415A priority Critical patent/JPH04348764A/ja
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  • Electrotherapy Devices (AREA)
  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、心電図計や低周波治療
器に使用するフィルム電極に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、「電子マッサ―ジ器」と称して、
筋肉に弱い電流を流す低周波治療器が使用されるように
なった。  この電極には、皮膚によく密着するよう、
柔軟性が要求される。
【0003】従来のフィルム電極は、隠蔽性のあるポリ
エステルフィルムの一方の面に、回路パタ―ンに従って
、銀ペ―ストとそれを被覆するカ―ボンペ―ストからな
る導電性インキ層を設け、他方の面に、透明なポリエス
テルフィルムに絵柄を印刷したフィルムを積層してなる
ものである。  フィルム電極用のフィルムとしては、
電気絶縁性と寸法安定性にすぐれたポリエステルフィル
ムが一般に使用されていて、そこに印刷する各種のイン
キのビヒクルにも、フィルムとの接着を考慮してポリエ
ステル系のものを使用している。
【0004】上記のような2枚のポリエステルを積層し
てなるフィルム電極は、板状の電極よりは可撓性がある
ものの柔軟性に乏しいため、皮膚へ十分に密着できない
ことがあり、無理に押しつけたりすると、導電性インキ
層にクラックが入るおそれがある。
【0005】そこで出願人は、ポリエステルの基材フィ
ルム上に、柔軟なビヒクルのインキで絵柄層および隠蔽
層を印刷し、さらに任意の電極パタ―ンを印刷した銀ペ
−ストの表面をカ−ボンペ−ストで被覆した導電性イン
キ層を設けてなる、フィルム電極を提案した(特願平2
−1403号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
提案のものよりさらに柔軟性を高めたフィルム電極を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のフィルム電極は
、図1に示すように、柔軟性および可撓性を有する樹脂
フィルム、代表的には軟質ポリ塩化ビニルフィルム(1
1)と電気絶縁性および寸法安定性を有する樹脂フィル
ム、代表的にはポリエステルフィルム(12)との積層
材を基材フィルム(1)とし、その電気絶縁性および寸
法安定性を有する樹脂フィルム、たとえばポリエステル
フィルム(12)側に、柔軟なビヒクルのインキで絵柄
層(2)および隠蔽層(3)を印刷した導電性インキ層
(4)を設けてなる。
【0008】基材フィルム(1)には、プラスチックフ
ィルムのなかで電気絶縁性と寸法安定性にすぐれている
ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレー
ト等のポリエステルフィルム、セルローストリアセテー
トフィルム、ポリプロピレンフィルム等と、プラスチッ
クフィルムのなかで柔軟性と可撓性にすぐれている軟質
ポリ塩化ビニルフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリ
ウレタンエラストマー等との積層材を使用する。  積
層するポリエステルフィルムは、あまり厚いと製品フィ
ルム電極の柔軟さが失われるので、12〜50μm程度
の厚さのものをえらぶとよい。  とくに軟質塩化ビニ
ルフィルムとポリエステルフィルムとの積層体が、柔軟
性をはじめとする上記諸物性と、印刷適性、易接着性の
点から好ましい。  ポリ塩化ビニルフィルムは、可塑
剤、たとえばDOP、BBPを30〜60phr含有す
るものがよい。  厚さは50〜150μmの範囲が適
当である。
【0009】ポリエステルフィルムとポリ塩化ビニルフ
ィルムとの積層は、ウレタン系二液硬化型接着剤を使用
した、通常のドライラミネ−ト法によればよい。
【0010】図2に断面を示すように、フィルム電極の
表面となる基材フィルム(1)のポリ塩化ビニルフィル
ム(11)面に、可撓性の硬化塗膜(7)を設けること
が好ましい。
【0011】可撓性の硬化塗膜は、電離放射線硬化性塗
料のうち、「ソフトコ−ト」とよばれる種類の、軟質で
湿潤な触感を有するもので形成する。  そのような塗
料の例をあげると、特開平2−48936号公報に開示
されているようなウレタンアクリレ−トのオリゴマ−ま
たはプレポリマ−、およびアクリル単量体を主成分とし
、必要に応じて滑剤、触感向上剤、光重合開始剤、着色
剤、安定剤などを添加したものである。  上記の塗料
は、通常の塗布、乾燥および硬化の手段により、塗膜の
厚さが1〜100μm、好ましくは1〜25μmの範囲
となるように塗工すればよい。
【0012】可撓性の硬化塗膜を設ける態様においては
、ポリ塩化ビニルフィルムからの可塑剤のブリ−ディン
グを防ぐために、中間層(6)として、ポリエステルま
たはアクリル樹脂の層を形成しておくことが推奨される
【0013】印刷適性を高めるために、図2に示したよ
うに、基材フィルム(1)のポリエステルフィルム(1
2)面にプライマ―層(8)を設けることは推奨される
態様である。  プライマ―層も柔軟であることが望ま
しく、材料としてはたとえばウレタンエラストマ―系の
ものが適当である。
【0014】絵柄層(2)は、フィルム電極に必要な表
示をしたり、美麗な外観を付与したりするためのもので
ある。  隠蔽層(3)は、導電性インキ層(4)と電
極のリ―ドとの接続をする配線を見えないようにするた
めのものである。
【0015】絵柄層および隠蔽層を印刷するインキのビ
ヒクルに使用する樹脂は、柔軟さを与えるという観点か
らえらび、その代表としては、塩ビ−酢ビ共重合体系の
樹脂が挙げられる。  好適なものは、塩化ビニル、酢
酸ビニルおよびビニルアルコ―ルまたはマレイン酸を、
重合度が450程度になるように共重合させた相互重合
体である。  さらに可撓性を付与するため、可塑剤と
してエポキシ大豆油、DBP、DIDPなどを添加して
もよい。
【0016】隠蔽層があまり薄いと配線を隠蔽できない
し、厚すぎると柔軟性を失わせるし、不経済でもある。 後者の問題は絵柄層にも共通である。  二層合わせた
厚さにして、5〜20μmの範囲が好ましい。
【0017】導電性インキ層は、銀粒子入りのペースト
、カーボン粒子入りのペースト、あるいは銀ペ−ストの
表面をカ−ボンペ−ストで被覆したものなど、従来と同
様なタイプのものでよい。
【0018】カ―ボンペ―ストは、粒径が1〜10μm
程度の黒鉛粉末を顔料とし、隠蔽層と強固に接着するよ
うに、そのビヒクルと同種または近縁の樹脂をビヒクル
としたものを使用するとよい。  顔料とビヒクルの重
量比は、2:1内外が適当である。
【0019】銀ペ―ストは、基材にポリエステルフィル
ムを使用するときは、熱膨脹率の差で導電性インキ層に
歪みが生じないように、同じようなポリエステルをビヒ
クルとし、それに粒径が1〜10μm程度の銀粉末を加
えたものを用いる。  本発明においても、このような
常用の銀ペ―ストを使用すればよいが、隠蔽層およびカ
―ボンペ―スト層と強固に接着するように、銀ペ―スト
に対して上記のカ―ボンペ―ストを、銀ペ―スト:カ―
ボンペ―スト=5:5〜9:1(重量比)の範囲で添加
したものを使用することが好ましい。  電極と皮膚と
の電気的接触を良好にするために電解質を使用すること
があり、この電解質による導電性インキ層の劣化を防ぐ
必要があるときは、ビヒクルとして塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体を用いるとよい。
【0020】フィルム電極の意匠性を向上を図るため、
透明な導電性インキを使用してもよい。  透明な導電
性インキは、たとえば次のようなものである。  イ)
インジウム−スズ酸化物、ロ)表面抵抗が10−3〜1
03Ωの導電性プラスチック、たとえばポリフェニレン
サルファイド、ポリ(1,6−ヘプタジエン)、ポリビ
フェニレン、ポリフェニルアセチレンをビヒクルとする
無色透明なインキ、ハ)表面抵抗が1012以下の常用
のプラスチックをビヒクルとし、ビヒクル30〜95重
量部に対して導電性材料を5〜70重量部分散したもの
であって、表面抵抗が10−3〜103Ωであり、ヘイ
ズ値が50%以下であるインキ。  導電性材料として
、上記したポリフェニレンサルファイドをはじめとする
物質や、Na,I2,Br2,AsF6等の不純物をド
ープしたポリアセチレンなどを上記の範囲で含有するイ
ンキは、透明性が保たれている。
【0021】導電性インキ層の厚さは、使用するビヒク
ルや顔料の添加量によっても異なるが、5〜25μmの
範囲が一般的である。
【0022】絵柄層、隠蔽層および導電性インキ層は、
いずれもグラビア印刷法、スクリ―ン印刷法などの既知
の印刷手段で設ければよい。
【0023】
【作用】基材フィルムとして、従来のポリエステルフィ
ルム単独のものに代え、これと軟質ポリ塩化ビニルフィ
ルムとの積層材を用いたことにより、同程度の厚さで一
層柔軟性の高いフィルム電極が形成できる。
【0024】
【実施例】下記の配合でインキを用意した。
【0025】絵柄インキおよび隠蔽インキ塩ビ−酢ビ共
重合体ビヒクル40重量部および顔料20重量部(絵柄
インキには白色顔料を、隠蔽インキには黒色顔料を使用
)。  溶剤は、石油系溶剤「ソルベッソ」(日本石油
製)、シクロヘキサノン「アノン」およびブチルセロソ
ルブの混合物を用いた。
【0026】銀ペ―スト 銀粉末60重量部およびポリエステルビヒクル15重量
部。  溶剤は、ブチルカルビト―ルアセテ―ト12.
5重量部およびブチルセロソルブアセテ―ト12.5重
量部の混合物。
【0027】カ―ボンペ―スト 黒鉛粉末40重量部および塩ビ−酢ビ共重合体ビヒクル
20重量部。  溶剤には、絵柄インキおよび隠蔽イン
キ用と同じ混合溶剤を使用した。
【0028】アニ―リングした厚さ20μmのPETフ
ィルム「Sタイプ」(ダイヤホイル製)に、プライマ―
としてウレタンエラストマ―インキ「MUR」(諸星イ
ンキ製)を塗布した。
【0029】プライマ―層の上に、上記の絵柄インキで
デザイン文字をシルクスクリ―ン印刷し、その上に隠蔽
インキを同じ印刷法でベタ印刷した。
【0030】隠蔽層の上に、上記の銀ペ―スト80重量
部とカ―ボンペ―スト20重量部とを混合した導電性イ
ンキで、相互に連結された水玉模様を印刷し、十分に乾
燥させてから、個々の水玉とそれらをつなぐ部分を完全
に被覆するように、カ―ボンぺ―ストで同様のパタ―ン
を印刷した。
【0031】上記フィルムのPETフィルム上に、二液
硬化型接着剤「DLU−1000」(諸星インキ製)を
用いて、厚さ100μmの軟質PVCフィルム(理研ビ
ニル製)をドライラミネ−トした。
【0032】得られた本発明のフィルム電極は柔軟性に
富み、折り曲げてもクラックは生じなかった。  フィ
ルム電極の電極面にセロハンテ−プを圧着し、それを4
5゜の方向に急激に剥離しても、各インキ層に欠落はみ
られなかった。
【0033】
【発明の効果】本発明のフィルム電極は、柔軟性を高め
たことにより、皮膚への密着性が向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明のフィルム電極の基本的な態様を説
明するための模式的な断面図。
【図2】  本発明のフィルム電極の別な態様を説明す
るための図1と同様な図。
【符号の説明】
1  基材フィルム 11  ポリ塩化ビニルフィルム 12  ポリエステルフィルム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  柔軟性および可撓性を有する樹脂フィ
    ルムと、電気絶縁性および寸法安定性を有する樹脂フィ
    ルムとの積層材を基材フィルムとし、その電気絶縁性お
    よび寸法安定性を有するフィルム側に柔軟なビヒクルの
    インキで絵柄層および隠蔽層を印刷し、さらに任意の電
    極パタ―ンを印刷した導電性インキ層を設けてなるフィ
    ルム電極。
  2. 【請求項2】  基材フィルムの柔軟性および可撓性を
    有するフィルム側に、可撓性の硬化塗膜を設けた請求項
    1のフィルム電極。
JP3121415A 1991-05-27 1991-05-27 フィルム電極 Pending JPH04348764A (ja)

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JP3121415A JPH04348764A (ja) 1991-05-27 1991-05-27 フィルム電極

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JP (1) JPH04348764A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104269499A (zh) * 2014-09-22 2015-01-07 上海和辉光电有限公司 Amoled结构及其制作方法
JP2017158926A (ja) * 2016-03-11 2017-09-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 髪ケア装置

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