JPH0434823Y2 - - Google Patents

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JPH0434823Y2
JPH0434823Y2 JP3414388U JP3414388U JPH0434823Y2 JP H0434823 Y2 JPH0434823 Y2 JP H0434823Y2 JP 3414388 U JP3414388 U JP 3414388U JP 3414388 U JP3414388 U JP 3414388U JP H0434823 Y2 JPH0434823 Y2 JP H0434823Y2
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  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は患者の歯列石膏型の切削に用いる歯科
技工用切削装置に関する。
〔従来の技術〕
歯科技工には、1歯に単独に技工を加える場合
や、複数の連続した歯に技工を加えるばあいがあ
る。また複数の歯に飛び飛びに技工を加えたり、
部分的にまとめて技工を加えるばあいなどがあ
る。
上記切削装置は、このような歯科技工の際に、
患者の歯列石膏型を歯科技工の作業内容により部
分的に切り離すために用いられる。
従来の切削装置は、切削用回転カツターに対し
歯列石膏型を自在に動かして位置決めするのに、
ソレノイドプランジヤー機構等が用いられてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
したがつて、従来の切削装置は機構全体が複雑
であつたり、コスト高となる問題点があつた。
本考案はこのような従来の課題を解決するため
に提案されたものであり、構造が簡単で、コスト
ダウンを図れる歯科技工用切削装置を提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するために、本考案に係る歯科
技工用切削装置は、本体ベース上に摺動自在に設
けたスライドベース上に、バイステーブルを上部
に有するバイステーブルの傾度調節装置を固定
し、前記スライドベースの上面に円状溝を形成
し、上記本体ベース上に当接する支持突部を基部
下面に有する押さえアームの遊端側ヨーク部の下
面に上記円状溝へ係合するピンを設け、上記押さ
えアームの基部側に該アームの長手方向をなす長
高を穿設し、上部にレバーを有するクランプ軸の
下部ねじ部を、上記長高に上方より挿通して上記
本体ベースに螺合させた構造のものとしてある。
〔作用〕
上述の構成によれば、傾度調節装置の操作によ
りバイステーブルの自在方向への傾度を所要に設
定できる。
また、レバーの操作によつてクランプ軸を正逆
回転させることより、押さえアームを本体ベース
板上に固定したり、その固定を解除できる。
したがつて、押さえアームは、その固定を解除
した状態でクランプ軸を中心とする回転半径を長
孔のストロークの範囲で自由で変更でき、また、
クランプ軸まわりに所要角度回転できて、スライ
ドベースを本体ベース上の所要の位置にセツトで
き、これにより、スライドベース上の傾度調節装
置に支持されているバイステーブルを所望の切削
位置に設定できる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。
第1図は、本考案による一実施例の歯科技工用
切削装置を示す。
同図で、バイステーブル1上に固定された歯列
石膏型2を切削するための切削カツター3は、水
平の回転軸4の端部に直交して取り付けられてお
り、この切削カツター3は図示しない上下動機構
により歯列石膏型2に対して上下動するようにな
つている。
バイステーブル1上には、第2図に示すように
受爪6,6が立設されている。またバイステーブ
ル1の中央部には、スライド駒7が配されたスラ
イド案内溝8が形成されており、ハンドル5を有
するねじ軸9は、バイステーブル1の側壁を貫通
してスライド駒7と螺合している。スライド駒7
上には、上部に横向きピン10aを有する送り爪
10が立設されており、ハンドル5によつてねじ
軸9を回転させて、スライド案内溝8内でスライ
ド駒7をスライドさせ、送り爪10の位置を図中
左右方向に調整することによりバイステーブル1
上に歯列石膏型1を受爪6,6および送り爪10
によつて保持固定することができる。
バイステーブル1は自在傾度調節装置12によ
つて支持されている。
自在傾度調節装置の一例を示すと、バイステー
ブル1の下面にテーブル受け11が突設されてお
り、傾度調節装置12を構成するボール13の上
部より突出する支持軸14の上端部がテーブル受
け11に固定されている。この支持軸14には、
テーブル受け11を受けるフランジ14aが設け
られている。
自在継手12のボール13は、円筒状の保持ケ
ース15内に納められており、保持ケース15
は、上部内周面が上細りのテーパ状に形成され、
かつこのケース15の頂部に開口部15aを形成
してある。また保持ケース15内には、上面に円
錐状の受け凹部17aを形成したボール押上げ部
材17が、上下動摺動自在に配されており、この
押上げ部材17の受け凹部17aによつてボール
13の下部が支持されている。
ハンドル18を有する送り軸19は保持ケース
15の側壁を貫通し、先端のねじ部19aが、ケ
ース15内のスライド駒受け20上のスライド駒
21にあけた水平めねじ部21aに螺合してい
る。
このスライド駒21には、第4図および第5図
に示すように、コ字状をなすリンク22の左右辺
部22bが、駒のスライド方向と直交する向きに
駒21の両端部を止めピン23によつて回動自在
に取り付けられている。このリンク22の上部は
断面円弧状の当接部22aとなつており、この当
接部22aは、ボール押上げ部材17の下面に形
成した断面三角形状の当接凹部17bに当接して
いる。
このように構成された傾度調節装置12は、ハ
ンドル18にて送り軸19をまわすことによりス
ライド駒21を第3図中左方向へスライドさせる
と、リンク22によつて押し上げられていたボー
ル押上げ部材17は、上部部品の重量によつて下
降する。したがつて、ボール押上げ部材17のボ
ール13に対する押圧力が緩み、バイステーブル
1を所望の角度に前後左右傾斜させることができ
る。
バイステーブル1を所要の角度に傾斜させた
後、ハンドル18にて送り軸を回転させると、ス
ライド駒21が第3図中右方向にスライドさせら
れて、リンク22が次第に起立させられ、これに
よりボール押上げ部材17が押し上げられて、ボ
ール13をケース15のテーパー部15bへ圧接
せしめ、第6図に鎖線で示すようにバイステーブ
ル1が傾斜した状態に保持固定される。
上述した装置において、本考案は、本体ベース2
4の上面に移動自在に配されたスライドベース1
6を本体ベース24の所望の位置に設定しクラン
プするための位置設定機構およびクランプ機構を
備えており、以下それについて説明する。
この機構に用いられる押さえアーム25は、第
7図に示すように、遊端側(同図左側)にヨーク
25a,25aを形成してあつて、ヨーク部25
a,25a間の凹部25bが前記傾度調節装置の
保持ケース15の側部に嵌まつており、また、ア
ームの基部側には移動ガイド用の長孔26がアー
ム25の長手方向に穿設されている。押さえアー
ム25の基部下面には、第8図に示すように支持
突部27を設けてあり、また前記各ヨーク部25
a,25aの下面にはそれぞれピン28,28を
設けてある。
上記押さえアーム25のピン28,28は、前
記スライドベース16上面に形成された円状溝2
9に上部より係合され、支持突部27は本体ベー
ス24の上面に当接した状態に置かれる。これに
より、押さえアーム25はピン28,28および
支持突部27の三点で支持されている。
押さえアーム25の長孔26には、クランプレ
バー30を有するクランプ軸31が挿通され、ク
ランプ軸31先端部(下端部)のねじ部31aが
本体ベース24上下方向に形成しためねじ部32
に螺合している。
なお、符号31bはワツシヤである。
クランプレバー30を操作してクランプ軸31
を緩めると、押さえアーム25は長孔26に沿つ
て移動でき、またクランプ軸まわりに回転できる
ようになる。
したがつて、アーム25は、その支点突部27
を中心とする回転半径を長孔26のストロークに
相当する範囲で調整できるとともに、回転半径内
の所要の位置に移動せしめることができる。
しかしてアームの先端ヨーク部のピン28,2
8は、本体ベース24上に設けたスライドベース
16の溝29と係合しているので、アーム25の
回動によりスライドベース16を本体ベース24
上の所要の個所へ移動せしめてバイステーブル1
を移動させ、クランプレバー30の緊締操作にて
バイステーブル1を作業し易い位置に設定でき
る。
このように上記歯科技工用切削装置では、クラ
ンプレバー30の操作により切削始点Pへの大ま
かな位置調整を行なえ、バイステーブル1を本体
ベース24上方の所望の位置へ移動することがで
きる。
そしてハンドル18を操作することにより、傾度
調節装置12にジヨイントされたバイステーブル
1を前後左右自在に傾斜させて、歯列石膏型2の
切削始点Pを精密に位置調整することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、従来のよ
うにソレノイドプランジヤー機構等を用いて切削
位置を設定するものと比較して、構成が非常に簡
単化されており、装置のコストダウンを図ること
ができる。
歯列石膏型の上、下顎の全歯列間の任意の歯所
を必要に応じて精密切削するにあたつて、本考案
によれば容易な構成でバイステーブル上の歯列石
膏型を前後左右、円状回転あるいは角度を変える
など、自在に動かすことができ、切削カツターに
対しての切削箇所の位置決めを、容易にして的確
に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る歯科技工用切削装置の一
例を示す側面図、第2図は上記切削装置のバイス
テーブルの平面図、第3図は上記切削装置の自在
継手部の継断面図、第4図は第3図の−線断
面図、第5図は第3図の−線断面図、第6図
は上記自在継手部の操作によつて傾斜させたバイ
ステーブルを示す側面図、第7図は上記切削装置
の押さえアームの平面図、第8図は上記押さえア
ームの側面図、第9図は上記押さえアームとジヨ
イントするバイスベースの本体ベース上での移動
を説明するための平面図である。 図中、1……バイステーブル、2……歯列石膏
型、3……切削カツター、4……回転軸、5……
ハンドル、6……受爪、7……スライド駒、8…
…スライド案内溝、9……調節軸、10……送り
爪、10a……ピン、11……テーブル受け、1
2……自在継手、13……ボール、14……支持
軸、14a……フランジ、15……保持ケース、
15a……上部開口、15b……上部テーパー
部、16……スライドベース、17……ボール押
上げ部材、17a……受け凹部、17b……当接
凹部、18……ハンドル、19……送り軸、19
a……ねじ部、20……スライド駒受け、21…
…スライド駒、21a……水平めねじ部、22…
…リンク、22a……当接部、23……止めピ
ン、24……本体ベース、25……押さえアー
ム、25a……ヨーク部、26……長孔、27…
…支持突部、28……ピン、29……円状溝、3
0……クランプレバー、31……クランプ軸、3
1a……ねじ部、32……めねじ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体ベース上に摺動自在に設けたスライドベー
    ス上に、バイステーブルを上部に有するバイステ
    ーブルの傾度調節装置を固定し、前記スライドベ
    ースの上面に円状溝を形成し、上記本体ベース上
    に当接する支持突部を基部下面に有する押さえア
    ームの遊端側ヨーク部の下面に上記円状溝へ係合
    するピンを設け、上記押さえアームの基部側に該
    アームの長手方向をなす長孔を穿設し、上部にレ
    バーを有するクランプ軸の下部ねじ部を、上記長
    孔に上方より挿通して上記本体ベースに螺合させ
    てなる歯科技工用切削装置。
JP3414388U 1988-03-14 1988-03-14 Expired JPH0434823Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3414388U JPH0434823Y2 (ja) 1988-03-14 1988-03-14

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JP3414388U JPH0434823Y2 (ja) 1988-03-14 1988-03-14

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Publication Number Publication Date
JPH01138412U JPH01138412U (ja) 1989-09-21
JPH0434823Y2 true JPH0434823Y2 (ja) 1992-08-19

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ID=31260862

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JPH01138412U (ja) 1989-09-21

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