JPH04348219A - 角速度センサ - Google Patents

角速度センサ

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JPH04348219A
JPH04348219A JP3120978A JP12097891A JPH04348219A JP H04348219 A JPH04348219 A JP H04348219A JP 3120978 A JP3120978 A JP 3120978A JP 12097891 A JP12097891 A JP 12097891A JP H04348219 A JPH04348219 A JP H04348219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
driving
metal plate
angular velocity
velocity sensor
piezoelectric element
Prior art date
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Pending
Application number
JP3120978A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Takenaka
寛 竹中
Masanori Yoshida
雅憲 吉田
Munehiro Tabata
宗弘 田端
Ryo Kimura
涼 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3120978A priority Critical patent/JPH04348219A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジャイロスコープ、と
くに圧電素子振動を用いた角速度センサに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、ジャイロスコープを用いた慣性航
法装置として飛行機,船舶のような移動する物体の方位
を知る手段として主に機械式の回転ジャイロが使われて
いる。
【0003】これは安定した方位が得られるが機械式で
あることから装置が大がかりであり、コストも高く、小
型化が望まれる機器への応用は困難である。
【0004】一方、回転力を使わずに物体を振動させて
振動された検知素子から『コリオリの力』を検出する振
動型角速度センサがある。多くは圧電式と電磁式のメカ
ニズムを採用している構造のものである。これらはジャ
イロを構成する質量の運動が一定速度の運動ではなく振
動になっている。したがって角速度が加わった場合、『
コリオリの力』は、質量の振動数と等しい振動数の振動
トルクとして生じるものである。このトルクによる振動
を検出することによって角速度を測定するのが振動型角
速度センサの原理であり、とくに圧電体を用いたセンサ
が多く考案されている(日本航空宇宙学会誌第23巻第
257号339−350ページ参照)。
【0005】角速度センサの組み立てをはじめ、多くの
電子部品などの組立,実装の過程ではんだ付け,接着を
問わず、面接合が行われている。
【0006】従来、面接合の際、面接合される2つの被
接合部材の間に接合剤を置き、2つの被接合部材の外側
から加圧しながら、接合剤を接合面全体に行き渡らせる
ようにしていた。
【0007】上記の原理に基づく従来の角速度センサの
構造を図4に示す。図4に示すように、検知用圧電素子
21と駆動用圧電素子22は接合部材26で接合され電
極ブロック23により、この接合された素子の一対を音
叉構造に接合している。また図中の24は支持棒、25
はベースである。上記構成の製造過程で駆動用圧電素子
22と電極ブロック23とを面接合する必要があり、は
んだ付けで接合していた。駆動用圧電素子22と電極ブ
ロック23とは、接合面での幅は等しく、はんだ付けは
、一対の駆動用圧電素子22と電極ブロック23との間
にそれぞれはんだを置き、一対の駆動用圧電素子22の
外側から加圧しながら、電極ブロック23を加熱すると
いう方法を用いていた。
【0008】以上のように構成された従来の角速度セン
サを動作させるには、まず一対の駆動用圧電素子22を
駆動するために対向している面を共通電極としてそれぞ
れ外側の電極面との間に交流信号をかける。信号を印加
された駆動用圧電素子22は電極ブロック23を中心に
して対称な振動を始める、いわゆる音叉振動である。
【0009】速度υで振動している検知用圧電素子21
に角速度ωの回転が加わると、検知用圧電素子21には
『コリオリの力』が生ずる。この『コリオリの力』は速
度υに垂直で大きさは2mυωである(mは検知用圧電
素子21の先端の等価質量である。)。音叉素子は音叉
振動をしているので、ある時点で一方の検知用圧電素子
21が速度υで振動しているとすれば、他方の検知用圧
電素子21は速度−υで振動しており『コリオリの力』
は−2mυωである。一対の検知用圧電素子21には、
互いに逆向きの『コリオリの力』が働き、互いに逆向き
の方向に変形し、素子表面には圧電効果によって電荷が
生じる。一対のセンサ素子は『コリオリの力』による発
生電荷が、互いに加算されるように結線されている。
【0010】ここでυは音叉振動によって生じる速度で
あり、音叉振動速度が υ=υo・sin  ωot υo:音叉振動速度振幅 ωo:音叉振動の角周期 であるとすれば『コリオリの力』は Fc=2m・υo・ω・sin  ωotとなり角速度
ωおよび、音叉振動速度υoに比例しており、検知用圧
電素子21をそれぞれ面方向に変形させる力となる。し
たがって検知用圧電素子21の表面電荷量Qcは Qc∝υo・ω・sin  ωot となり音叉振動速度振幅υoが一定にコントロールされ
ているとすれば Qc∝ω・sin  ωot となり検知用圧電素子21に発生する表面電荷量Qは角
速度ωに比例した出力として得られる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の角速
度センサは、(1)その音叉構造をセラミック圧電バイ
モルフなどの圧電素子で構成されているために機械的強
度が弱い、(2)圧電素子を使用するためコスト高にな
ってしまう、(3)共振インピーダンスが高く温度ドリ
フトが大きい、という問題を有していた。
【0012】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、機械的強度が強く、温度ドリフトの小さい角速度
センサを得ることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の角速度センサは、駆動用圧電素子を片面に
接着固定した駆動用金属板と、検知用圧電素子を片面あ
るいは両面に接着固定した検知用金属板と、前記駆動用
金属板と検知用金属板とを接合する接合部材と、前記接
合された素子を接合して音叉構造とする弾性接合部材と
を具備し、かつ前記駆動用金属板と前記検知用金属板を
振動方向がほぼ直交するよう積み上げて前記接合部材で
接合するとともに、前記接合された素子の一対を前記駆
動用金属板の端部で前記弾性接合部材により接合して音
叉構造とし、かつ前記弾性接合部材と駆動用金属板との
接合部分の縦寸法を1とすると前記駆動用金属板の端部
から前記駆動用圧電素子の接着位置までの寸法は1/2
以上となるように構成されているものである。
【0014】
【作用】この構成によって、本発明の角速度センサは音
叉の基本の振動構造に金属板を使用し、その駆動用金属
板表面に駆動用圧電素子を接着し振動させる構成である
ため機械的強度が大きくなる。しかも前記弾性接合部材
と駆動用金属板との接合部分の縦寸法を1とすると前記
駆動用金属板の端部から駆動用圧電素子の接着位置まで
の寸法は1/2となるように構成されていることで、共
振インピーダンスを下げることができるので、駆動電圧
を下げることが可能となり、結果的に温度ドリフトを軽
減させることができるという非常に高精度で安定,安価
な角速度センサを提供することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例の角速度センサについ
て、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実
施例における角速度センサの斜視図である。
【0016】図1において1,2は駆動用金属板である
。3,4は、検知用金属板である。5,6はそれぞれ駆
動用金属板1,2に接着固定した駆動用圧電素子である
。7,8はそれぞれ検知用金属板3,4に接着固定した
検知用圧電素子である。9,10は接合部材で、検知用
金属板3,4と駆動用金属板1,2をそれぞれ直交接合
している。11,12,13,14は、リード線で各圧
電素子5,6,7,8とベース19に埋設されたリード
ピン15,16,17,18に接続されている。20は
弾性接合部材である。
【0017】そして接合部材20と駆動用金属板1,2
との接合部分の縦寸法を1とすると駆動用金属板1,2
の端部から駆動用圧電素子5,6の接着位置までの寸法
は1/2以上となるように構成されている。
【0018】以上のように構成された本実施例の角速度
センサについて、以下その動作を説明する。
【0019】駆動用圧電素子5にリード線11を介して
リードピン15から駆動電圧を印加すると、駆動用金属
板1が振動を始めて、対をなす駆動用金属板2が共振の
振動を始める。駆動用圧電素子2からリード線12を介
して得られる発生電荷をリードピン16からモニターし
て駆動用圧電素子5にフィードバックすることにより安
定した音叉振動状態が得られる。
【0020】一方、検知信号は、図1の矢印方向に回転
角速度が生じるとそれに応じたコリオリの力が発生して
検知用金属板3,4がたわむので、圧電素子7,8から
発生する電荷を、リード線13,14、リードピン17
,18を介して計測することによって得られる。
【0021】さて、駆動用圧電素子5,6の接着位置と
共振インピーダンスの関係を図3に示した。ここで図2
に示すように、弾性接合部材20と駆動用金属板1,2
との接合部分の縦寸法を1とし、駆動用金属板1,2の
端部から駆動用圧電素子5,6の接着位置までの寸法を
χとしている。図3からわかるように共振インピーダン
スを下げることで振動効率が上がり、駆動電圧を下げる
ことができる。したがって、温度特性に影響を与える駆
動電圧の検知用圧電素子3,4への電圧のモレが抑えら
れ、結果的に温度ドリフトを小さくすることができる。
【0022】また、駆動用金属板1,2、検知用金属板
3,4については、圧電素子と熱膨張係数が同じであれ
ば望ましく、恒弾性材として一般的なコバール,エリン
バといった合金材を使用すれば、より安定した振動が得
られ、かつ経時的疲労が少ないといった効果も得られる
【0023】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように本発明に
よれば、機械的強度を大きくすることができ、しかも共
振インピーダンスを下げることで振動効率が上がり、駆
動電圧を下げることができる。
【0024】したがって、温度特性に影響を与える駆動
電圧の検知用圧電素子への電圧のモレが抑えられ、結果
的に温度ドリフトを軽減させることができるという非常
に高精度で安定、安価な角速度センサを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における角速度センサの斜視
【図2】本実施例の角速度センサの正面図
【図3】本発
明の一実施例における角速度センサにおける駆動用圧電
素子の接着位置と共振インピーダンスの関係を示した特
性図
【図4】従来の角速度センサの正面図
【符号の説明】
1,2  駆動用金属板 3,4  検知用金属板 5,6  駆動用圧電素子 7,8  検知用圧電素子 9,10  接合部材 11,12,13,14  リード線 15,16,17,18  リードピン19  ベース 20  弾性接合部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動用圧電素子を片面に接着固定した駆動
    用金属板と、検知用圧電素子を片面あるいは両面に接着
    固定した検知用金属板と、前記駆動用金属板と検知用金
    属板とを接合する接合部材と、前記接合された素子を接
    合して音叉構造とする弾性接合部材とを具備し、かつ前
    記駆動用金属板と前記検知用金属板を振動方向がほぼ直
    交するよう積み上げて前記接合部材で接合するとともに
    、前記接合された素子の一対を前記駆動用金属板の端部
    で前記弾性接合部材により接合して音叉構造とし、かつ
    前記弾性接合部材と駆動用金属板との接合部分の縦寸法
    を1とすると前記駆動用金属板の端部から駆動用圧電素
    子の接着位置までの寸法は1/2以上となるように構成
    されていることを特徴とする角速度センサ。
  2. 【請求項2】駆動用金属板と検知用金属板は圧電素子と
    熱膨脹係数が同じであることを特徴とする請求項1記載
    の角速度センサ。
  3. 【請求項3】駆動用金属板と検知用金属板をコバール,
    エリンバのいずれかで構成した請求項1記載の角速度セ
    ンサ。
JP3120978A 1991-05-27 1991-05-27 角速度センサ Pending JPH04348219A (ja)

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