JPH04346328A - ロールフィルムの先端送り出し装置 - Google Patents

ロールフィルムの先端送り出し装置

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JPH04346328A
JPH04346328A JP14796391A JP14796391A JPH04346328A JP H04346328 A JPH04346328 A JP H04346328A JP 14796391 A JP14796391 A JP 14796391A JP 14796391 A JP14796391 A JP 14796391A JP H04346328 A JPH04346328 A JP H04346328A
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JP
Japan
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film
cartridge
feeding
tip
opening
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JP14796391A
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Inventor
Hiroshi Tanimoto
博史 谷本
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロールフィルムの先端
送り出し装置に関する。すなわち、マイクロフィルムの
画像をスクリーンに投影して閲覧するマイクロリーダー
、更に複写するリーダープリンター、又、固体撮影素子
たるCCDに読み取らせるマイクロスキャナー、その他
の画像投影装置に取り付けられるロールフィルムキャリ
アにおいて、フィルムを先端部から外部へ送り出す、ロ
ールフィルムの先端送り出し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ロール状のマイクロフィルムである16
mmロールフィルムのカートリッジは、一般にANSI
規格タイプのものと3Mタイプのものに大別される。す
なわち、図7はカートリッジ1,2からリール3,4を
取り出した状態の斜視図であり、(1)図はANSI規
格タイプのカートリッジ1を、(2)図は3Mタイプの
カートリッジ2を示す。このようなカートリッジ1,2
が一般に用いられているが、両者は、側壁に設けられた
開口部5からマイクロフィルムF(以下単にフィルムF
という)が出し入れされる点では共通するものの、内部
に収納されフィルムFが巻かれたリール3,4における
連結穴6および7の数と構造、フィルムFの先端部fに
おけるリーダテープの有無、カートリッジ1のみに存す
る底部の切欠部8等、フィルムFの外部への送り出し方
式において大きく相違している。そして本発明は、主に
このANSI規格タイプのカートリッジ1用のものに関
するが、従来、このようなカートリッジ1用のロールフ
ィルムキャリアの先端送り出し装置にあっては、ローデ
ィング時に開口部5,切欠部8等からベルト,ローラー
等を、リール3に巻かれたフィルムFに圧接して回転せ
しめ、もって、フィルムFを先端部fから外部へ送り出
す方式のものが多くの場合採用されている。図4は、こ
のような従来の先端送り出し装置9の正面説明図であり
、この先端送り出し装置9では、ローディング時に下部
の切欠部8からフィルムFに送り手段10のベルト11
が圧接されてフィルムFを回転させ、かつ、開口部5か
らフィルムFに剥離手段12の剥離部13が圧接され、
もって、フイルムFが先端部fから開口部5を介し外部
へと導かれていた。なお図中14は、送り手段10のベ
ルト11を走行させるプーリーであり、15は、このプ
ーリー14を保持するフレームである。又図中16は、
剥離手段12の剥離部13を回転駆動させるベルトであ
り、17は、このベルト16を走行させるプーリーであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の先端送り出し装置9にあっては、次の問題が指摘
されていた。すなわち、特に肉厚が薄く腰の弱い2.5
milの小径フィルムFを使用した場合、カートリッジ
1の開口部5からフィルムFが外部に出てこないローデ
ィングミスが発生することがあった。すなわち、送り手
段10のベルト11で回転されるフィルムFは、カート
リッジ1の内壁面にて送り出し方向へ向け案内されつつ
送られ、開口部5へと導かれるはずである。しかしなが
ら、フィルムFが薄く腰が弱く小径の場合、フィルムF
はベルト11にてその圧接位置から接線方向に送られ、
しかも、ベルト11の圧接位置とカートリッジ1の内壁
面との空間距離が大きいので、フィルムFがその先端部
fからカートリッジ1の内壁面に対し大きな突入角度で
衝突して接触し、カートリッジ1内で、自重により送り
出し方向と反対方向に反転したり、折れたり曲がったり
、内壁面のバリ等に引っ掛ったりすることが多々あった
。又、フィルムFが静電気を帯びていた場合には、接触
距離が長いカートリッジ1の内壁面に、その先端部fか
ら貼り付き付着してしまうこともあった。さてこのよう
にして、フィルムFの先端部fがカートリッジ1の開口
部5からスムーズに出てこないローディングミスが多々
発生し、ローディングの信頼性に問題が指摘されていた
【0004】なお従来このような問題を解決すべく、フ
ィルムFの外周面とカートリッジ1の内壁面間に、板バ
ネ等のガイド部材を介装した先端送り出し装置も開発さ
れていた。しかしながら、送り手段10とは別に独立し
て係るガイド部材を設けていたので、コストアップにつ
ながり、又このガイド部材は両者間に固定的に介装され
ていたので、フィルムFは依然カートリッジ1の内壁面
と接触しつつ案内されてしまい効果が不十分であり、フ
ィルムFが静電気を帯びていた場合の貼り付きが依然発
生するのを始め、前述の諸問題の発生が懸念されていた
。そこで更に、このようなガイド部材に気体吹き出し口
を付設した先端送り出し装置も従来開発されていたが、
その構成が複雑化・大型化しコスト面に問題があった。
【0005】本発明は、このような実情に鑑み上記従来
例の問題点を解決すべくなされたものであって、送り手
段の圧接位置の近傍下流側に、所定形状を備えフィルム
を案内するガイド手段を付設したことにより、フィルム
がカートリッジの内壁面に対し大きな突入角度で衝突す
ることなく、その反転,折れ,曲がり等が防止され、又
、内壁面への引っ掛り,貼り付き等も回避され、しかも
これらが簡単容易に実現される、ロールフィルムの先端
送り出し装置を提案することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るロールフィ
ルムの先端送り出し装置は、フィルムが巻かれたリール
を内部に回転自在に保持するカートリッジの開口部から
、該フィルムの先端部を外部へ送り出す装置に関する。 そして、該カートリッジの切欠部から該フィルムに圧接
可能でこれを回転させる送り手段と、該送り手段の圧接
位置の近傍下流側に付設され該フィルムの外周面に対応
した形状を備えフィルムを送り出し方向へ向け案内する
ガイド手段と、前記開口部から該フィルムに圧接可能で
フィルムの先端部を剥離して開口部から外部へと導く剥
離手段と、を有してなる。
【0007】
【作用】このロールフィルムの先端送り出し装置では、
ローディング時にカートリッジ内でリールに巻かれたフ
ィルムに対し、切欠部から送り手段が圧接されるととも
に、開口部から剥離手段が圧接される。そして送り手段
の圧接位置の近傍下流側には、所定形状を備えフィルム
を案内するガイド手段が付設されているので、送り手段
にて回転されるフィルムは、ガイド手段にてすぐにその
先端部から送り出し方向へ向け案内されつつ送られる。 つまりフィルムは、その巻き径に関係なくガイド手段に
て持ち上げられ進行方向が変えられるので、先端部がカ
ートリッジの内壁面に対し大きな突入角度で衝突するこ
とがなく、自重とカールぐせにより先端部から開口部へ
と導かれ、剥離手段にて剥離され開口部から外部へと至
る。そこでフィルムは、特に薄く腰が弱く小径の場合で
もカートリッジの内壁面とほとんど接触せず、その反転
,折れ,曲がり等が防止され、又、内壁面のバリ等への
引っ掛り、静電気を帯びた場合の内壁面への貼り付き等
も回避される。しかもこれらは、ガイド手段の付設によ
り簡単容易に実現される。
【0008】
【実施例】以下本発明を、図面に示すその実施例に基づ
いて詳細に説明する。図8はロールフィルムキャリア1
8等の斜視図であり、図9は同ロールフィルムキャリア
18等の正面説明図である。まずこれらの図面により、
リーダープリンターの光路について説明すると、光源で
あるプロジェクションランプ19からの光は、反射ミラ
ー20で反射されコンデンサーレンズ群21で集光され
て、後述するロールフィルムキャリア18の圧板ガラス
22の上ガラス23と下ガラス24間に位置するフィル
ムFを、下から照射して通過する。そこでフィルムFの
コマに写し込まれた画像が、プロジェクションレンズ2
5を介し、リーダーモードではスクリーン26に拡大投
影されて閲覧に供され、プリントモードでは感光体(図
示せず)に投影露光されて複写される。
【0009】次にロールフィルムキャリア18の概要に
ついて述べる。ロールフィルムキャリア18は、リーダ
ープリンター等の装置本体に対し、着脱式又は一体組み
込み式にて取り付けられている。そしてそのハウジング
27内にカートリッジ1が挿入され装填されており、カ
ートリッジ1内には、フィルムFが巻かれたサプライ側
のリール3が回転自在に保持され、マイクロフィルムで
あるフィルムFは、各コマに画像が写し込まれた長尺の
ロールフィルムよりなる。そしてまずフィルムFは、後
述の先端送り出し装置28にて、先端部fからカートリ
ッジ1の開口部5を介し外部へと送り出され、順次シー
ト状となって圧接ローラー部29に至る。それからフィ
ルムFは、この圧接ローラー部29にて更に送られ、1
対のローラー30,圧板ガラス22,ローラー31等を
経由して、回転駆動されるテイクアップ側のリール32
に先端部fから巻き取られ、ローディングが完了する。 事後は、両リール3,32が駆動軸33,34を介しモ
ータ(図示せず)により適宜正逆に回転駆動され、フィ
ルムFが正逆に搬送され検索が行われた後、搬送が停止
されて所定画像の閲覧,複写が行われる。
【0010】次に先端送り出し装置28について述べる
。図1は本発明に係る先端送り出し装置28の実施例の
正面説明図であり、(1)図はその作動時を(2)図は
その退避時を示し、図2は同実施例の要部の平面図であ
り、以下これらの図面に沿って説明する。この先端送り
出し装置28は、次の送り手段10とガイド手段35と
剥離手段12とからなる。
【0011】まず送り手段10は、カートリッジ1の切
欠部8からフィルムFに圧接可能でこれを回転させる。 すなわち、送り手段10のフレーム15は、略L字状の
平板状をなしロールフィルムキャリア18本体に支点た
るピン36にて揺動可能に取り付けられ、図1の(1)
図に示した作動姿勢と(2)図に示した退避姿勢とにカ
ートリッジ1底部の切欠部8を介し揺動し、作動時つま
りローディング時にはカートリッジ1内で作動姿勢を、
それ以外の非ローディング時にはカートリッジ1外で退
避姿勢を取る。このフレーム15は、各端部にそれぞれ
プーリー14が取り付け保持され、これらのプーリー1
4間にベルト11が掛け渡されており、駆動機構(図示
せず)にていずれかのプーリー14が回転駆動され、も
ってベルト11が走行される。そしてベルト11は、図
1の(1)図の作動時において、カートリッジ1内でリ
ール3に巻かれたフィルムFに下側から圧接され、プー
リー14の図面上反時計方向への回転により走行され、
フィルムFそしてリール3を図面上では時計方向に回転
させる。なお作動時つまりローディング時において、こ
のような送り手段10のベルト11のフィルムFへの圧
接位置と、外部へフィルムFを送り出す開口部5との間
の距離、つまりフィルムFの送り出し距離は短い方がフ
ィルムFのトラブル発生が少ないので、図示例ではピン
36を図面上右側に配し、上記圧接位置を図面上左側に
配している。
【0012】次に、この先端送り出し装置28のガイド
手段35は、送り手段10の圧接位置の近傍の送り出し
方向下流側に付設され、フィルムFの外周面の一部に沿
った形状を備え、フィルムFを上方へ持ち上げて送り出
し方向へ向け案内する。すなわちガイド手段35は、送
り手段10に付設され、送り手段10のベルト11のフ
ィルムFへの圧接位置近傍の下流側つまり図面上では左
側に配され、リール3へのフィルムFの巻き径にかかわ
らずフィルムFの外周面と僅かな間隙を有しつつ、フィ
ルムFをその先端部fから上側に向け案内するようにな
っている。図1,図2に示した例では、ガイド手段35
は送り手段10と一体形成され、送り手段10のフレー
ム15の先端部を所定形状に突設して形成されているが
、ガイド手段35の構成は勿論これに限定されるもので
はなく、送り手段10とは別部材にて構成し送り手段1
0に付設するようにしてもよく、又送り手段10に対し
可動としてもよい。
【0013】例えば図3は、このような本発明の他の実
施例の要部の正面説明図であり、(1)図はその作動時
を(2)図はその退避時を示す。この図3に示したガイ
ド手段37は細長板状をなし、長手方向に向けスライド
移動可能に送り手段10のフレーム15に組み付けられ
、その先端部38が、前述の図1,図2のガイド手段3
5と同様の位置関係と形状に形成されるとともに、その
基端部39がラックとして形成され、フレーム15側の
ピン36に固定的に設けられたピニオン40と噛み合っ
ている。そこでこのガイド手段37は、図3の(1)図
に示した作動時つまりローディング時においてのみ、送
り手段10のフレーム15から先端部38が突出し、図
3の(2)図に示した非ローディング時等においては、
退避姿勢を取る送り手段10のフレーム15に先端部3
8もほぼ重なって隠れるようになっている。送り手段1
0そしてガイド手段37は、一般に切欠部8を介しカー
トリッジ1の内外に揺動されるので、その大きさが切欠
部8の寸法にて規制されるが、この図3のガイド手段3
7ではスライド式としたことにより、フィルムFを案内
する先端部38の作動時の大きさ・長さをより大きく・
長く設定することが可能となるという利点がある。 そしてこの点は、フィルムFが小径の場合特に効果的で
ある。
【0014】次に、この先端送り出し装置28の剥離手
段12は、図1に示すように開口部5からフィルムFに
圧接可能で、フィルムFの先端部fを剥離して開口部5
から外部へと導くようになっている。すなわち、剥離手
段12の保持部(図示せず)は、ロールフィルムキャリ
ア18本体に揺動等変位可能に取り付けられ、図1の(
1)図に示した作動姿勢と(2)図に示した退避姿勢と
に、カートリッジ1側壁に設けられた開口部5を介して
変位し、作動時つまりローディング時にはカートリッジ
1内に向け作動姿勢を取り、又、通常の非ローディング
時にはカートリッジ1外で退避姿勢を取る。そして剥離
手段12の保持部には各プーリー17が取り付けられ、
これらのプーリー17間にベルト16が掛け渡されてお
り、その駆動機構(図示せず)にていずれかのプーリー
17が回転駆動され、ベルト16が走行されるようにな
っている。そして図1の(1)図の作動時において、略
ローラー状の剥離部13が、ベルト16にて図面上時計
方向に回転駆動されつつフィルムFに側方から圧接され
、もって、リール3に巻かれたフィルムFの外周面から
その先端部fを剥離して、開口部5を介し外部へと導く
ようになっている。
【0015】次に、前述したロールフィルムキャリア1
8の圧接ローラー部29について述べておく。図5は圧
接ローラー部29の正面図であり、(1)図は圧接時を
(2)図は圧接解除時を示し、図6は圧接ローラー部2
9の斜視図であり、この図5,図6そして前述した図8
,図9をも参照して、圧接ローラー部29について説明
する。圧接ローラー部29は、上下1対のローラー41
,42からなり、まず一方のローラー41は、支点43
にて揺動可能なアーム44の先端部に取り付けられ、ア
ーム44の基端部は、連結材45を介しソレノイド46
に連結されている。もって、このローラー41はソレノ
イド46のオンオフにより揺動され、図5の(1)図に
示したように、ローディング時に他方のローラー42に
フィルムFを介し圧接された状態と、図5の(2)図に
示したように、非ローディング時に他方のローラー42
そしてフィルムFと離隔し圧接を解除された状態とに、
切り換えられる。又、圧接ローラー部29の他方のロー
ラー42は、モータ47に連結されローディング時に回
転駆動可能であるとともに、ワンウェイクラッチ48を
介しモータ47に連結されている。
【0016】本発明の先端送り出し装置28は、前述し
たように構成されているので、以下のようになる。この
先端送り出し装置28では、ローディング時において図
1の(1)図等に示したように、カートリッジ1内でリ
ール3に巻かれたフィルムFに対し、カートリッジ1底
部の切欠部8から送り手段10のベルト11が圧接され
るとともに、カートリッジ1側壁の開口部5から剥離手
段12の剥離部13が圧接される。そして、送り手段1
0のベルト11による圧接位置の近傍下流側には、これ
とほぼ連続して、所定形状を備えフィルムFを案内する
ガイド手段35又は37が付設されているので、送り手
段10にて回転されるフィルムFは、ガイド手段35,
37にてすぐにその先端部fから、送り出し方向へ向け
案内されつつ送られる。つまりフィルムFは、その巻き
径にかかわらずガイド手段35,37にて上側に持ち上
げられて進行方向が変えられ、ベルト11の接線方向へ
は向かわないので、その先端部fがカートリッジ1の内
壁面に対し大きな突入角度で衝突するようなことがなく
なる。そしてフィルムFは、自重とそれまでのカールぐ
せにより、先端部fからカートリッジ1内を図1の(1
)図に示したように開口部5へと導かれ、剥離手段12
の剥離部13にて先端部fが剥離されて、開口部5から
外部へと至る。
【0017】そこでフィルムFは、特に肉厚が薄く腰の
弱い2.5milの小径のものを用いた場合でも、カー
トリッジ1の内壁面と接触することがほとんどなくなり
、送り出し方向と反対方向に反転したり、折れたり曲が
ったりすることが防止される。又、カートリッジ1の内
壁面のバリ等に引っ掛ったりすることがなく、フィルム
Fが静電気を帯びている場合、カートリッジ1の内壁面
に接触して貼り付いてしまうようなことも回避される。 しかもこれらは、簡単な構成のガイド手段35,37を
送り手段10に付設するだけで、容易に実現される。
【0018】なおここで、図示のロールフィルムキャリ
ア18の圧接ローラー部29の機能について述べておく
。この圧接ローラー部29にあっては、図5,図6に示
したように、ローラー42にワンウェイクラッチ48が
介装され、ローラー42はワンウェイクラッチ48を介
してモータ47に連結されている。この点について詳述
すると、まずローディング後半において、フィルムFを
先端部fからテイクアップ側のリール32に巻き取る際
(図8,図9も参照)、フィルムFがたるみがなく巻き
取られるように、圧接ローラー部29のローラー41,
42によるフィルムFの送り出し速度より、リール32
での巻き取り速度の方が速く設定されている。ところで
フィルムFの送り出し量は、例えばローラー30にエン
コーダ(図示せず)を連結し、回転に比例して発生する
パルスに基づき検出されるが、ローディング後半におい
てフィルムFが所定の送り出し量以上送り出され、フィ
ルムFが先端部fからリール32に十分巻き付くと、圧
接ローラ部29のソレノイド46がオフされ、ローラー
41が図5の(2)図のように圧接解除される。 さてここで、このように圧接ローラー部29が圧接解除
される直前において、フィルムFはリール32にて巻き
取られており、圧接ローラー部29での送り出し速度が
前述によりこれより遅く設定されているので、圧接ロー
ラー部29とリール32間でフィルムFに大きな張力が
作用することになる。そこでもしも圧接ローラー部29
の取付位置精度が悪く、フィルムFの長手方向の中心線
に沿った圧接が行われず、ずれているようなことがある
と、圧接ローラー部29から送り出されたフィルムFが
、上述の大きな張力に基づき斜めに送り出されてしまう
ことが多々あった。そして、このような斜行による寄れ
に基づき、従来、フィルムFに折れ,しわ,傷等が発生
することがあった。
【0019】そこで前述により、圧接ローラー部29の
ローラー42にワンウェイクラッチ48を介装しておく
と、次のようになる。すなわち、ローディング前半にお
いては、ワンウェイクラッチ48はオンつまりロック状
態で、モータ47にてローラー42が回転駆動され、こ
のような圧接ローラー部29によりフィルムFは送られ
る。そしてローディング後半において、フィルムFが先
端部fからテイクアップ側のリール32に至り、圧接ロ
ーラー部29の送り出し速度より速い速度で巻き取られ
、フィルムFに大きな張力が作用しかかると、ワンウェ
イクラッチ48がオフつまりロック解除状態に切り換わ
る。従ってこれにより、圧接ローラー部29での負荷は
解消され、ローラー42はフィルムFに追従して回転す
るようになるので、圧接ローラー部29とリール32間
においてフィルムFに作用する張力は、前述のように大
きなものとはならない。そこでもしも圧接ローラー部2
9の取付位置精度が悪く、フィルムFの長手方向の中心
線に沿った圧接が行われず、ずれているようなことがあ
っても、フィルムFの斜行は発生しにくくなる。このよ
うに、ワンウェイクラッチ48を介装しておくことによ
り、斜行の発生が防止され、もって、斜行に基づくフィ
ルムFの折れ,しわ,傷等が回避されるという利点があ
る。
【0020】
【発明の効果】本発明に係るロールフィルムの先端送り
出し装置は、以上説明したように、送り手段の圧接位置
の近傍下流側に、所定形状を備えフィルムを案内するガ
イド手段を付設したことにより、次の効果を発揮する。 すなわち、フィルムのカートリッジ内での反転,折れ.
曲がり等が防止され、又、カートリッジの内壁面のバリ
等へのフィルムの引っ掛り、同内壁面への静電気を帯び
たフィルムの貼り付き等も回避される。もって、フィル
ムがカートリッジからスムーズに出てくるようになり、
ローディングミスが一掃されローディング時間が短縮さ
れる等、ローディングの信頼性が向上する。しかもこれ
らは、ガイド手段を付設することにより簡単容易に、構
成が複雑化・大型化することなくコスト面に優れ実現さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロールフィルムの先端送り出し装
置の実施例の正面説明図であり、(1)図はその作動時
を、(2)図はその退避時を示す。
【図2】同実施例の要部の平面図である。
【図3】本発明の他の実施例の要部の正面説明図であり
、(1)図はその作動時を、(2)図はその退避時を示
す。
【図4】従来例のロールフィルムの先端送り出し装置の
正面説明図である。
【図5】ロールフィルムキャリアの圧接ローラー部の正
面図であり、(1)図は圧接時を、(2)図は圧接解除
時を示す。
【図6】同圧接ローラー部の斜視図である。
【図7】カートリッジからリールを取り出した状態の斜
視図であり、(1)図はANSI規格タイプのカートリ
ッジを、(2)図は3Mタイプのカートリッジを示す。
【図8】ロールフィルムキャリア等の斜視図である。
【図9】同ロールフィルムキャリア等の正面説明図であ
る。
【符号の説明】
1    カートリッジ 3    リール 5    開口部 8    切欠部 10  送り手段 12  剥離手段 28  先端送り出し装置 35  ガイド手段 37  ガイド手段 F    フィルム f    先端

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  フィルムが巻かれたリールを内部に回
    転自在に保持するカートリッジの開口部から、該フィル
    ムの先端部を外部へ送り出すロールフィルムの先端送り
    出し装置であって、該カートリッジの切欠部から該フィ
    ルムに圧接可能でこれを回転させる送り手段と、該送り
    手段の圧接位置の近傍下流側に付設され該フィルムの外
    周面に対応した形状を備えフィルムを送り出し方向へ向
    け案内するガイド手段と、前記開口部から該フィルムに
    圧接可能でフィルムの先端部を剥離して開口部から外部
    へと導く剥離手段と、を有してなることを特徴するロー
    ルフィルムの先端送り出し装置。
JP14796391A 1991-05-23 1991-05-23 ロールフィルムの先端送り出し装置 Pending JPH04346328A (ja)

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