JPH0434602Y2 - - Google Patents

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JPH0434602Y2
JPH0434602Y2 JP1984176125U JP17612584U JPH0434602Y2 JP H0434602 Y2 JPH0434602 Y2 JP H0434602Y2 JP 1984176125 U JP1984176125 U JP 1984176125U JP 17612584 U JP17612584 U JP 17612584U JP H0434602 Y2 JPH0434602 Y2 JP H0434602Y2
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signal
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、AMステレオ信号の伝送装置にかか
わり、特に従来のモノーラル受信機との両立性が
良く、かつ側帯波の占有帯域幅が狭いAMステレ
オ信号の伝送装置の復調器に関する。
〔従来の技術〕
側帯波の占有帯域幅が狭くモノーラル受信機と
の両立性が良いAMステレオ信号の伝送方法およ
び装置を、本出願人は先に特願昭59−6174号にて
提案した。その方法の要旨は、左音声信号Lと右
音声信号Rとを S=Acos(ωt+φ) ここで、 A:振幅 ω;搬送波角周波数 φ:位相角(=tan-1L−R/1+L+R) なるAMステレオ信号で伝送する際に、低域の音
声信号に対してはA=1+L+Rとし、高域の音
声信号に対してはA=√(1++)2+(−
R)2なる振幅で伝送することを特徴とするAMス
テレオ伝送方法である。
第2図は、上述のAMステレオ伝送方法を実施
するための受信機に具備される復調器である。図
において、11は信号Sが入力される入力端子、
12は信号Sの振幅Aを制御するための振幅制御
器、13はその入力端子14と15より入力され
る後述の信号により、振幅制御器12に加える振
幅制御信号を生成する振幅制御信号生成回路、1
6は振幅制御信号の低域成分を通過する低域フイ
ルタである。17は直交復調器で、左右音声信号
LとRの和信号(1+L+R)と差信号(L−
R)を出力する。18は前記和信号と差信号を加
減算するマトリクス回路、19と20は左右音声
信号LとRがそれぞれ出力される出力端子であ
る。
振幅制御信号生成回路13の一方の入力端子1
4にはcos(ωt+φ)なる信号が入力される。こ
の信号は、例えば入力端子11に加えられる信号
S=Acos(ωt+φ)をリミツタに通すことによつ
て得られる。他方の入力端子15にはcosωtなる
信号が入力される。この信号は、例えば復調に用
いられる搬送波発生器より導かれる。振幅制御信
号生成回路13に入力される上記の2信号は、振
幅制御信号生成回路において乗算され、搬送波角
周波数ωより高い周波数成分が除去される。その
結果、振幅制御信号生成回路13よりはcosφな
る信号が出力される。左右音声信号の周波数が低
い場合は、入力端子11に加えられる信号Sは S=(1+L+R)cos(ωt+φ) …(6) であり、また振幅制御信号生成回路の出力信号
cosφは低域フイルタ16を通過して振幅制御器
12に加えられる。振幅制御器12では信号Sが
cosφで除算される。
であるから、振幅制御器12からは √(1++)2+(−)2cosφ(ωt+φ)
…(7) が出力され、直交復調器17に加えられる。
直交復調器17では、その内部にある搬送波発
生器により生成された搬送波cosωtとsinωtによ
り(7)式の信号を復調する。その結果、直交復調器
より和信号(1+L+R)と差信号(L−R)が
出力され、マトリクス回路18にて加減算され
て、出力端子19には左音声信号L、出力端子2
0には右音声信号Rが出力される。左右音声信号
LとRの周波数が高い場合は、信号Sは S=√(1++)2+(−)2cosφ(ωt+
φ) …(8) であり、また低域フイルタ16の出力は、cosφ
中の高域成分が遮断されて1となり、信号Sはそ
のまま直交復調器に加えられて、出力端子19と
20には左右音声信号LとRがそれぞれ出力され
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
第2図の復調器では、振幅制御器に除算器、振
幅制御信号生成回路には除算器とフイルタ、また
図示しないがcos(ωt+φ)を得るリミツタを必
要とし構成が複雑である。本考案は構成が簡単で
安価な実用的な復調器を提供することを目的とす
る。
〔問題を解決するための手段〕
本考案は基本的には、エンベロープ検波器と、
受信するAMステレオ信号S=Acos(ωt+φ)の
搬送波と90°位相の異なる搬送波sinωtを前記信号
Sに乗じて同期検波する同期検波器と、マトリク
ス回路よりなる復調器である。
また、若干特性を良くするために、前記信号S
の搬送波と同相の搬送波cosωtを前記信号Sに乗
じて同期検波する同期検波器と、この同期検波器
の出力に配置される高域フイルタと、前記エンベ
ロープ検波器の出力に配置される低域フイルタと
を前述の構成に加えてなる復調器である。
〔作用〕
信号S=Acos(ωt+φ)を搬送波sinωtで同期
検波する前記同期検波器の出力信号と、前記エン
ベロープ検波器の出力信号とを前記マトリクス回
路にて加減算して、左右音声信号L0とR0を得る
ものである。
または、信号S=Acos(ωt+φ)を搬送波
sinωtで同期検波する前記同期検波器の出力信号
と、前記高域フイルタまたは低域フイルタの出力
信号とを前記マトリクス回路にて加減算して、左
右音声信号L0とR0を得るものである。
〔実施例〕
本考案のAMステレオ信号の復調器の実施例を
第1図に示す。図において、1はAMステレオ信
号Sが入力される入力端子、2はエンベロープ検
波器、3は同期検波器、4は復調用の搬送波を発
生する搬送波発生器、5は前記搬送波を90°移相
する移相器、6はマトリクス回路、7と8は左右
音声信号L0とR0の出力端子である。
左右音声信号LとRの周波数が低いときに、入
力端子1に入力されるAMステレオ信号Sは S=(1+L+R)cos(ωt+φ) …(9) である。したがつて、エンベロープ検波器2より
は(1+L+R)が出力される。搬送波発生器4
よりは、信号Sの搬送波と同相の搬送波cosωtが
出力され、移相器5により90°移相されてsinωtと
なつて同期検波器3に入力される。同期検波器3
では前記搬送波sinωtと信号Sが乗算され、高周
波成分がフイルタにより除去されて出力される。
したがつて、同期検波器3の出力は (1+L+R)sinφ=(L−R)cosφ…(10) となる。マトリクス回路6では、エンベロープ検
波器2の出力信号(1+L+R)と(10)式の信号
(L−R)cosφが加減算され、かつ直流分1が除
去されて出力される。出力端子7および8に出力
される信号L0とR0は L0=L(1+cosφ)+R(1−cosφ) …(11) R0=R(1+cosφ)+L(1−cosφ) …(12) となる。cosφを級数展開して、第2項までで近
似して(11)式を書き直すと、 L0=2L−(L−R)3/2(1+L+R) …(13) (∵φ≒L−R/1+L+R) となる。本来L0=Lとなるべきであるが、この
場合には(13)式の右辺第2項が加わつている。
しかしこの項は、左音声信号Lに対してレベルが
−12dbと低く、また差信号(L−R)は、実際
の音楽放送では平均的にレベルが小さいため
(13)式右辺第2項は実用上問題とならない。出
力端子8の出力信号R0は同様にして R0=2R+(L−R)3/2(1+L+R) …(14) である。
左右音声信号LとRの周波数が高いときには、
入力端子1に入力されるAMステレオ信号Sは、 S=√(1++)2+(−)2cos(ωt+φ)
…(15) である。したがつて、エンベロープ検波器2と同
期検波器3より出力される信号は、それぞれ √(1++)2+(−)2 …(16) (L−R) …(17) である。(16)式は(1+L+R)secφと書き直
せるので、更にsecφを級数展開して第2項まで
で近似すると、 (1+L+R)(1+φ2/2) …(18) となる。マトリクス回路6では、(17)式と(18)
式の信号が加減算され、かつ直流分1が除去され
て出力される。出力端子7および8に出力される
信号L0とR0は L0=2L+(L2−R2)(L−R)/2(1+L+R)…
(19) R0=2R+(L2−R2)(L−R)/2(1+L+R)…
(20) となつて復調される。
第3図は本考案の復調器の他の実施例を示す。
第1図と同一部分には同一符号を付して構成およ
び動作の説明を省略する。第3図の第1図と異な
るところは、同期検波器21と低域フイルタ22
と高域フイルタ23が加えられたことである。同
期検波器21には搬送波発生器4より出力される
搬送波cosωtが加えられ、信号Sと乗算される。
乗算後高周波部分がフイルタにより除去された信
号が同期検波器21より出力される。
左右音声信号LとRの周波数が低いとき、入力
端子1に加えられる信号Sは(9)式で示される信号
である。したがつて、エンベロープ検波器2から
は(1+L+R)が出力され、同期検波器21で
は信号Sに搬送波cosωtが乗ぜられるので、(1
+L+R)cosφが出力され、同期検波器3では
信号Sに搬送波sinωtが乗ぜられるので、(L−
R)cosφが出力される。しかし、同期検波器2
1の出力信号は高域フイルタ23により遮断され
るので、マトリクス回路6では、低域フイルタ2
2を通過したエンベロープ検波器2の出力信号
(1+L+R)と、同期検波器3の出力信号(L
−R)cosφが加減算され、かつ直流分1が除去
されて出力される。出力端子7および8に出力さ
れる信号L0とR0は(13)式および(14)式と同
じである。
左右音声信号LとRの周波数が高いときには、
入力端子1に加えられる信号Sは(15)式で示さ
れる信号である。したがつて、エンベロープ検波
器2からは√(1++)2+(−)2が出力
され、同期検波器21からは(1+L+R)が出
力され、同期検波器3からは(L−R)が出力さ
れる。エンベロープ検波器2の出力信号は低域フ
イルタ22により遮断されるので、高域フイルタ
23を通過した同期検波器21の出力信号(1+
L+R)と、同期検波器3の出力信号(L−R)
とがマトリツクス回路6で加減算され、直流分1
が除去されて出力される。出力端子7および8に
出力される信号L0とR0は L0=2L …(21) R0=2R …(22) となり、完全な復調ができる。
以上の如く、若干のクロストークと歪を伴つて
復調されるが、実用上は問題なくAMステレオ信
号を再生することができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、極めて簡単な構成で実用上十
分な復調器を得ることができるので、材料費、工
数が逓減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の復調器の実施例、第2図は従
来の復調器、第3図は本考案の復調器の他の実施
例である。 2……エンベロープ検波器、3,21……同期
検波器、4……搬送波発生器、5……移相器、6
……マトリクス回路、22……低域フイルタ、2
3……高域フイルタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. AMステレオ信号S=Acos(ωt+φ)を受信し
    て、この信号SのエンベロープAを得るエンベロ
    ープ検波器と、前記信号Sを搬送波sinωtで同期
    検波する同期検波器と、前記エンベロープ検波器
    の出力信号と前記同期検波器の出力信号とを加減
    算するマトリクス回路とを具備することを特徴と
    するAMステレオ信号の復調器。
JP1984176125U 1984-01-17 1984-11-19 Expired JPH0434602Y2 (ja)

Priority Applications (2)

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JP1984176125U JPH0434602Y2 (ja) 1984-11-19 1984-11-19
US06/691,793 US4716590A (en) 1984-01-17 1985-01-16 AM stereo transmission method and apparatus

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JP1984176125U JPH0434602Y2 (ja) 1984-11-19 1984-11-19

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JPS6190346U JPS6190346U (ja) 1986-06-12
JPH0434602Y2 true JPH0434602Y2 (ja) 1992-08-18

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