JPH0434553A - 感光性樹脂組成物及びこれを用いたパターン形成方法 - Google Patents

感光性樹脂組成物及びこれを用いたパターン形成方法

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JPH0434553A
JPH0434553A JP2142765A JP14276590A JPH0434553A JP H0434553 A JPH0434553 A JP H0434553A JP 2142765 A JP2142765 A JP 2142765A JP 14276590 A JP14276590 A JP 14276590A JP H0434553 A JPH0434553 A JP H0434553A
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photosensitive resin
resin composition
polysilane
layer
electron beam
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JP2142765A
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English (en)
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Toshio Ito
伊東 敏雄
Yoshikazu Sakata
坂田 美和
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、特に電子線リソグラフィに用いて好適な感
光性樹脂組成物及びこれを用いたパターン形成方法に関
するものである。
(従来の技術) 周知のように、汎用半導体装置の量産に際しでは、フォ
トリソグラフィ技術が多用されている。
しかし、サブミクロンレベル以下の微細な加工を量産レ
ベルで行えるフォトリソグラフィ技術は、現在のところ
確立されていない。
そこで、サブミクロンレベル以下の微細加工が必要な場
合、もっばら電子!1iil(EB)リソグラフィ技術
が用いられる。これは、電子線の波長がλオーダーと極
めて短いこと及び電子線がビーム径をnmオーダーに絞
れることから、nmオーダーの微細加工が原理的に可能
なためであった。
しかし実際には、入射電子のレジスト内散乱及び基板に
到達した電子の散乱に起因するいわゆる近接効果によっ
て、電子線は電子線用レジストの描画すべき領域以外の
領域にまで到達しこの領域を露光してしまうことが起き
るため、サブミクロンレベルのレジスト加工は容易では
ない。従って、所望の解像度を得るためには、近接効果
の低減が不可欠であった。
そこで、電子線リングラフィの分野においては、三層レ
ジスト法が早くから検討されていた。
三層レジスト法とは、基板上に、基板上の段差を平坦化
するための有機ポリマーから成る膜厚が厚い下層と、酸
素ガス反応性イオンエツチング(02−RIE)に耐性
を示す中間層と、電子線レジストで構成された上層とを
この順に形成し、次に、電子線レジストに対し電子線描
画及び現像を行い電子線レジストパターンを形成し、次
に、電子線レジストパターンをマスクとしフッ素系ガス
による8工Eにより中間層のエツチングを行い、次に、
下層!02−RI Eによってエツチングして高アスペ
クト比のレジストパターンを得る方法である0通常、下
層としては膜厚が1〜2umのポリイミド膜や熱硬化さ
せたフォトレジストが用いられ、中間層としては膜厚が
0.1〜0.3umの熱硬化させたシリコーン樹脂膜や
CVO−3iO2膜が用いられ、また、電子線レジスト
の膜厚は0.2〜0.5umとされる。
この三層レジスト法によれば、電子線レジスト層の膜厚
を薄く出来るので電子線レジスト層中での電子の散乱を
少く出来、ざらに、厚い下層があるため基板に到達した
電子が電子線レジストに再び戻ることを少く出来るため
、電子線レジストのみを用いパターン形成する場合に比
べ解像度の向上が図れた。
しかし、この三層レジストでは各層が絶縁体で構成され
ていたため、電子線描画の際に電荷が多層膜に蓄積され
てしまう(チャージアップと称される現象)、この結果
、負電荷同士の反発により電子線描画装置のビームが曲
げられるため、描画パターンの位置ずれが生しるという
問題があった。チャージアップにより生じる上述のよう
なパターンずれは、サブミクロンルールのパターンを形
成する場合深刻な問題となる。
チャージアップを防止するためには、多層膜に何らかの
導電性を付与すれば良い。そこで、従来その一例として
例えば文献■(SPIE(エスピーアイイー)Vol、
923.pp、281〜288 (1988))に開示
されている方法があった。
文献■に開示の方法は、三層レジスト法において、下層
形成後にその表面に水素イオンを照射して下層に導電性
を付与する方法であった。この文献によれば、シリコン
(Si)基板上にレジスト層から成る下層を形成後、こ
の下層に対し水素イオンを加速電圧40KeV及びドー
ズ量1×1016個/ c mの条件で照射することに
より、下層のシート抵抗は1013Ω/口から10’Ω
/口に低下し、描画精度の向上が図れたという。
また、他の方法としで、例えば文献■(SPIE(エス
ピーアイイー)Vol、1089. pp、374〜3
84 (1989))に開示されている方法があった。
文献■に開示の方法は、三層レジスト法において、下I
w(ポリイミド)形成後にこの表面にアルゴンイオンを
加速電圧50KeV及びドーズ量1x l Q + 5
個/ c mの条件で照射することによって、文献■と
同様な効果を得る方法であった。これによれば、パター
ンの位置ズレが0.8umから0.2L1mに改善され
ている。
ざらに、この文献■では、EBレジスト直下又は上に膜
厚が20nmのアルミニウム層をスパッタ法により形成
することでチャージアップを防止しようとする方法も開
示されていた。この場合、アルミニウム層を電子線レジ
スト層上に設けた場合は、電子線描画後にアルミニウム
層をNaOH水溶液により溶解し、その後、電子線レジ
スト層の現像が行われる。この方法によれば、パターン
の位置ズレが0.8umから0.08μmに改善されて
いる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述の文献■に開示の下層に水素イオン
を照射する方法、文献■に開示の下層にアルゴンイオン
を照射する方法では、いずれもイオンを照射するための
専用の装置が必要になるといつ間M点があった。現行の
フォトリソグラフィ及び電子線りソゲラフイエ程中にお
けるレジスト層形成工程では回転塗布装置、ホットプレ
ートのみが使用されていることを考えると、イオン照射
装置等のような真空装置は、現行工程では異質の装置に
なる。従って、イオン照射装置導入によるコスト上昇、
イオン照射工程を追加することによるスルーブツト低下
等の種々の弊害を招いてしまう。
さらに、文献■に開示の水素イオン照射を行う方法は、
下層のドライエツチング耐性がイオン照射しない場合に
比べ0.85倍低下してしまう。
これは、基板を加工する場合のレジストパターンと基板
材料とのエツチング選択性を低下させることになるので
、高精度の加工が難しくなるという問題が生じる。
また、文献■に開示のアルミニウム層を用いる方法の場
合は、レジストプロセスが実質的には4層しジストブ0
セスになることになり、スループ・ントの低下をもたら
すという問題点があった。
さらに、アルミニウム層形成のためのスバツタ工程は、
上述のイオン照射工程と同様にレジストプロセスにおい
ては異質であるため、イオン照射装置を用いる場合と同
様な問題が生じる。
このような問題を解決する方法として、下層を最初から
導電性が高い有機材料で構成することも考えられる。導
電性が高い有機材料としては、例えば、ポリアセチレン
、ポリピロール、ポリチオフェン等いくつかのものが知
られている。しかし、これらはいずれも溶剤に不溶又は
難溶であるため、所望の皮膜をスピンコード法により形
成出来ない。従って、皮膜形成に当たっては、スピンコ
ード法以外の新たな手段が必要になるため、上述と同様
な問題が生じる。
この発明は、このような点に鑑みなされたものであり、
従ってこの発明の目的は、現行の電子線リングラフィ工
程を大きく変更することなくチャージアップによるパタ
ーンずれの除去が可能な感光性樹脂と、これを用いた電
子線りソグラフィによるパターン形成方法とを提供する
ことにある。
(課!!ヲ解決するための手段) この目的の達成を図るため、この出願に係る発明者は三
層レジストの中間層自体を導電性を示す材料で構成する
べくこれに用いて好適な材料を鋭意検討した。
その結果、下記■〜■に示すような性質を有するポリシ
ランに先ず注目した。
■・・・シリコン含有量が高いことによる優れた02−
RIE耐性。
■・・・対応する炭素ポリマー(ポリシランの珪素部分
を炭素に置き換えたポリマーの意味、)の電子構造とは
著しく具なる電子構造を有することに起因する諸性質。
即ち、ポリシランは、5i−8iのσ結合の準位が高く
σ電子がポリマー鎖全体に非局在化しているため、ポリ
アセチレジに類似した性質を有すること、また、文献(
ジャーナル オブ アメリカン ケミカル ソサエティ
(J、Ame r。
Chem、Soc、)、108,8186 (1986
))に報告されているように、σ共役により伝導否と価
電子否とが形成されているため半導体としての性質を有
することである。なお、上述の価電子否の最高被占準位
は、ポリシランの置換基がアルキル基の場合よりフェニ
ル基の場合の方が上昇することが知られており、ざらに
これに対応して伝導蛋と価電子帯最高被占準位のバンド
ギャップは3.91eVから3.81eVに減少するこ
とが知られている。そして、置換基がフェニル基である
ポリシラン、例えば、下記(1)式のポリフェニルメチ
ルシラン、下記(2)式のポリシラスチレンによれば、
1011Ω/cm程度の電気抵抗が得られることが知ら
れている。なお、(1)及び(2)式中のnは重合度で
ある。
H3 ■・・・■に述べた電子構造的特徴に由来する1′!質
であるが、ポリシランにアクセプタードーピングを行う
と電気抵抗が低下するという性質。例えば文献(J、A
mer、Chem、Soc、、103.7352.(1
981))によれば、上記ポリシラスチレンのフィルム
を架橋させた後10TorrのAsF5雰囲気中に48
時間さらすと電気抵抗は10IIΩ/ c mから0.
5Ω/ c mに低下することか開示されている。
しかし、このようtc;f’i貢を利用したのみではこ
の発明の目的の達成は図れない。なぜなら、ポリシラン
のみでは、フェニル基を有するものであっても、電気抵
抗が10”7cmと高いため、チャージアップ防止が図
れないこと。また、ポリシランフィルム!AsF5雰囲
気中にさらす方法は、チャージアップ防止可能な低抵抗
なフィルムを得ることは出来るが、処理時間が極めて長
いこと、毒性の強いガスを使用するためその対策が必要
になること等の問題があるからである。
そこで、この出願の発明者は、ポリシランに対しアクセ
プタを簡易にかつ短時間にドーピングする方法を検討し
これによりこの出願の第一発明を完成するに至った。
従って、この出願の第一発明の材料は、ポリシランと、
光照射により電子受容体を発生する化合物とから成る感
光性樹脂組成物であることを特徴とする。
なお、この第一発明の実施に当たり、前述のポリシラン
をポリ(メチルフェニルシラン)又はポリシラスチレン
とするのが好適である。また、ポリシランは、重合度が
小さすぎると皮膜が形成出来す逆に大きすぎると塗布溶
液の調製が難しいため、適度な重合度のものとするのが
良い。
また、この第一発明の実施1こ当たり、光照射により電
子受容体を発生する前述の化合物を、トリアリールスル
ホニウム塩、ジアリールヨードニウム塩及びアリールベ
ンゼンジアゾニウム塩の中から選ばれたいずれか1つの
塩であって、対アニオンとしてAsF5−1PF6−1
SbFs−及びBF。
の中から選ばれたいずれか1つのアニオンを含む塩とす
るのが好適である。
上述のようなトリアリールスルホニウム塩としては、例
えば、文献(ジャーナル オブ ポ リマー サイエン
ス ポリマー ケミストリー エデイジョン(J、Po
lym、Sci、Polym、Chem、Ed)、 上
7,977 (1979))に報告されでいるものがあ
り、具体的には下記(3)式で表されるトリフェニルス
ルホニウムへキサフルオロアルセネート、下記(4)式
で表されるジフェニル−4−1−ブチルフェニルスルホ
ニウムヘキサフルオロフォスフェート、下記(5)式で
表されるトリス(4−メトキシフェニル)スルホニウム
ヘキサフルオロアルセネート等を挙げることが出来る。
また、上述のようなジアリールヨードニウム塩としては
、例えば、文献(ジャーナル オブ ポリマー サイエ
ンス シンポジウム(J、Polymer  Sci、
Symposium)No。
56.383 (1976)”)に報告されているよう
なものがあり、具体的には下記(6)式で表されるビス
(4−メチルフェニル)ヨードニウムヘキサフルオロフ
ォスフェート、下記(7)式で表されるビス(4−メチ
ルフェニル)ヨードニウムヘキサフルオロアルセネート
、下記(8)式で表されるヒス(4−1−ブチルフェニ
ル)ヨードニウムヘキサフルオロフォスフェート、下記
(9)式で表されるヒス(4−t−ブチルフェニル)ヨ
ードニウムヘキサフルオロアルセネート、下記(10)
式で表されるビス(4−1−ブチルフェニル)ヨードニ
ウムヘキサフルオロアンチモネート等を挙げることが出
来る。
また、上述のようなアリールベンセンジアソニウム塩と
しては、例えば、文献(フォトグラフィック サイエン
ス アンド エンジニアリング(Photoqraph
ic、5cienceand  enqineerir
+q)、387゜(1974))に報告されているよう
なものがあり、具体的には、下記(11)式で表される
4−(N−モルホリノ)ベンゼンジアゾニウムヘキサフ
ルオロフォスフェート、下記(12)式で示される2、
5−ジメトキシ−4−p−トリルヘンゼンジアゾニウム
ヘキサフルオロフオスフエート、下記(13)式で表さ
れるp−ニトロベンゼンジアゾニウムヘキサフルオロア
ルセネート、下記(14)式で表されるp−ニトロヘン
ゼンジアゾニウムヘキサフルオロアンチモネート等を挙
げることが出来る。
C(CH3)3 CH3 上述の(3)〜(14)の化合物の含有量は、チャージ
アップによるバクーンずれを設計寸法に対し10%以内
に抑えるにはポリシランに対し2重量%以上の量とする
のが好ましくまた、ポリシランの溶剤であるキシレン、
り0ロベンゼン等に対する当該化合物の溶解度の点やフ
ィルム形成後の当該化合物の析出を防ぐ点からポリシラ
ンに対し30重量%以下の雪が好ましい、なお、上述の
重量%とは、下記式で求まる値である。
また、この出願の第二発明のパターン形成方法によれば
、 被加工下地上に絶縁物から成る下層を形成する工程と、 該下層上に第一発明の感光性樹脂組成物の層を形成する
工程と、 該感光性樹脂組成物の層に対し光照射を行う工程と、 該光照射済みの感光性樹脂組成物の層上に電子線レジス
ト層を形成する工程と、 該電子線レジスト層に対し電子線描画を行う工程とを含
むこと を特徴とする。
(作用) この第一発明の感光性樹脂組成物によれば、光照射によ
り発生した電子受容体がポリシランにドーピングされ、
この結果、ポリシランの皮膜の電気抵抗を10°Ω/ 
c mオーダーまで低下させる。光照射により電子受容
体を発生する化合物が例えば上記(3)で示されるトリ
フェニルスルホニウムへキサフルオOアルセネート(P
h3SA s F s。phはフェニル基)の場合で考
えれば、この化合物は、例えば紫外線照射により、下記
0式のように分解し電子受容体としてのルイス酸A s
 F sを発生しこのルイス酸がポリシラン皮膜にドー
ピングされ当該皮膜の電気抵抗低下に寄与する。
Ph35AsF、−一→ P h 2  S + P h F + A S F 
5・−■また、ポリシランとして、ポリ(メチルフェニ
ルシラン)又はポリシラスチレンを用いる構成の場合、
これらは紫外線により架橋し皮膜になるので、既に説明
したO電子が皮膜中に網目状に非局在化することになり
これに応じ電子受容体も皮膜中に均一にドーピングされ
ると思われる。この結果、当該皮膜の電子受容体ドーピ
ングによる電気抵抗低減効果がより顕著になる。
また、この出願の第二発明のパターン形成方法によれば
、現行の電子線りソゲラフイエ程に光照射工程を追加す
るだけで中間層に導電性を付与出来よってチャージアッ
プを防止出来るので、所望のパクーンを簡便に形成出来
る。
(英施例) 以下、この出願の第−発明及び第二発明の各笑施例につ
き説明する。なお、以下の説明中で述べる使用薬品、使
用装置、及び混合量、膜厚、温度等の数傭的条件は、こ
の発明の範囲内の好適例にすぎない、従って、この発明
が、これら薬品名、使用装置、数悌的条件に限定される
ものでないことは理解されたい。
ポ?シーン 4  、の 先ず、第一発明の感光性樹脂組成物の一構成成分である
ポリシランとして、この笑施例ではポリメチルフェニル
シラン又はポリシラスチレンを用いる。そこで、これら
2f!1%のポリシランを以下に説明するようにそれぞ
れ合成する。
■・・・ポリメチルフェニルシランの合成温度計、リフ
ラックスコンデンサー、滴下ロート及びかくはん機を装
着した500mf4つロフラスコを窒素置換した後、こ
のフラスコにNa分散のドデカン懸濁液20m1l (
Naを1.s]g含有)v?入れ、おだやかに加熱還流
させる。
次に、このフラスコ中に滴下ロートを介しメチルフエニ
ルジクロロシラン(信越化学製)6.839を滴下する
0次に、2時間がくはん後反応液を室温まで冷却し、こ
の反応液をガラスメツシュ付きロートで濾過する。得ら
れた固体を、ヘキサン、メタノール、木、メタノール、
へキサン各20m1で順に洗浄し、残った固体を24時
間真空乾燥して2.909のポリメチルフェニルシラン
を得た(収率68%)、このものは、GPC(Gel 
 Permeation  Ωhromatoqrap
hy)による分析の結果、数平均分子ff1M。=58
.000 (重合度約470) であった。
■・・・ポリシラスチレンの合成 原料としで、メチルフエニルジクロロシラン3.429
及びジメチルジクロロシラン2・319を用いたこと以
外は、上述のポリメチルフェニルシランの合成方法と同
じ方法により反応を行わせる。この結果、ポリシラスチ
レンを得た(収率72%)、このものは、GPCによる
分析の結果、数平均分子JIM、=250,000 (
重合度約2700)であった。
威        びバ −ニン 次に、以下に説明するように、実施例1〜3の感光性樹
脂組成物をそれぞれ調製し、ざらに、これらを用いバタ
ーニング寅験をそれぞれ行う。
〈実施例1の感光性樹脂組成物〉 先ず、上述の如く合成したポリメチルフェニルシランと
、これに対し10重量%のトリフェニルスルホニウムへ
キサフルオロアルセネート(上記(3)式のもの)とを
キシレンに溶解させ実施例1の感光性樹脂組成物の塗布
溶液を調製する。なお、この際の塗布溶液は、10%キ
シレン溶液としでいる。
次に、実施例1の感光性樹脂組成物を用い以下に説明す
るようにバクーニング案験を行う、罵1図(A)〜(D
)は、この説明に供する図でありバクーニング工程中の
主な工程でのウェハの様子を断面図により示した工程図
である。
始めに、6インチシリコンウェハ11にMP2400−
31フオトレジスト(シラプレー社製フォトレジスト)
をスピンコード法(こより2100回転/分の条件で塗
布し、その後、このウェハをホットプレート上で100
’Cの温度で1分間、続いて200℃の温度で3分間ベ
ーキングして、シリコウェハ11上に厚さ2umの下層
13を形成する。
次に、スピンコード法により下層13上に2゜OO回転
/分の条件で実施例1の感光性樹脂組成物の塗布溶液を
塗布し、その後、このウェハをホ・シトブレート上で1
00℃の温度で1分間ベーキングして、実施例1の感光
性樹脂組成物から成る厚さ0.2umの中間層15を形
成する(第1図(A) ) 。
次に、この中間層15全面に対し、出力1KWの超高圧
水銀ランプの光を60秒間照射する(第1図CB))、
なお、この光照射は、ウェハと超高圧水銀ランプとlF
r10cm離した状態で行っている(以下、同様)。
次に、光照射済み中間層15a上にスビコート法により
4000回転/分の条件で○EBR1000(東京応化
工業(株)製の電子線レジスト)ti布し、その後、こ
のウェハをホットプレート上にて170℃の温度で2分
間ベーキングして、厚さが0.5μmの電子線レジスト
層17を形成する(第1図(C)’)。
次に、可変成型電子ビーム描画装置を用い、加速電圧2
0KV、ビーム電流50A/cm2ど一ムサイズ0.5
um口、ドーズ量150uC/ c m 2の条件で電
子線レジスト層17に所定のパターンを描画する。ここ
で所定のパターンとは、第2図に示すようなライン部2
1及びスペース部23を各々100個ずつ有し各々の幅
が1LImでありライン部11の全長が10mmのライ
ンアンドスペースパターン25である。また、このパタ
ーン25の描画は、このパターン25をライン全長の半
分の位置で2分割し左側領域11こついで図中P1〜P
2まで順次に行ない、次に、右側領域Hについで図中P
3〜P4まで順次に行なう。
次に、電子線描画済み試料をメチルインブチルケトン/
イソプロピルアルコール=1:2(体M比)から成る現
像液により120秒間現像し、その後、水によりリンス
する。
次に、得られた電子線レジストのパターン17aをSE
M(走査型電子顕微鏡)測長機により測長する。そして
、ラインアンドスペースパターン25の左側領域■の5
本のスペースパターンと、これらに対応する右側領域H
の5本のスペースパターンとの間のX方向のパターンズ
レ量dx(第3図参照)の平均値及びy方向パターンず
れ量dy(第3図参照)の平均値をそれぞれ求めたとこ
ろ、前者は0.05um、後者は0.07L1mである
ことが分った。
また、上述のバターニング実験とは別に、石英基板上に
実施例1の感光性樹脂組成物の皮膜を1x3cmの大き
ざでかつlumの厚さで形成し、これに出力が1KWの
超高圧水銀ランプの光を60秒間照射した後、この皮膜
の抵抗を4端子法により測定する。この皮膜の電気抵抗
は、3Ω/cmであることが分った。
〈比較例〉 実施例1の感光性樹脂組成物を用いたバターニング実験
において、中M層]5形成後の超高圧水銀ランプの光照
射を行わないこと以外は実施例1と同様な手順でバター
ニング実験及び得られたパターンの測長を行う。
比較例の場合、パターンずれ量dxの平均値は0.9u
mであり、パターンずれldyの平均値は1.30mで
あり、実施例1に比ベバタンずれは10倍程度悪化する
ことが分った。
〈実施例2の感光性樹脂組成物〉 トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロアルセネート
のポリメチルフェニルシランに対する含有率を2重量%
ビしたこと以外は実施例]の場合と同様にして、塗布溶
液の調製、バターニング実験及び得られたパターンの測
長を行う。
実施例2の場合、パターンずれ量dxの平均値は0.0
9μmであり、パターンずれ量dyの平均1は0.11
umであった。
〈実施例3の感光性樹脂組成物〉 ポリシランをポリシラスチレンとし、このポリシラスチ
レンと、これに対し10重量%の2゜5−ジメトキシ−
4−p−)−リルベンゼンジアゾニウムヘキサフルオロ
フオスフエート(上記(12)式のもの)とをキシレン
1こ溶解させ実施例3の感光性樹脂組成物の塗布溶液を
調製する。
なお、この際の塗布溶液は、5%キシレン溶液としてい
る。
次に、シリコンウェハ上に実施例1と同様な条件で下層
を形成し、この下層上に実施例3の感光性樹脂組成物を
2500回転/分の条件のスピンコード法により塗布し
実施例1と同様な条件てベーキングし膜厚0.2umの
中間層を形成する。その後、実施例1と同様にして電子
線レジスト層の形成、バターニング及び得られたパター
ンの測長を行う。
実施例3の場合、パターンずれ量dxの平均値及びパタ
ーンすれ量dyの平均値ともほぼ0であった。
また、バターニング実験とは別に、石英基板上に実施例
3の感光性樹脂組成物の皮膜を実施例1と同様1 x3
cmの大きざでかつ1μmの厚さて形成し、これに出力
IKWの超高圧水銀ランプの光を60秒問照射した後、
この皮膜の抵抗を4端子法により測定する。この皮膜の
電気抵抗は、0.5Ω/ c mであることが分った。
実施例3の感光性樹脂組成物を中間層とした場合のパタ
ーンずれ量がほぼ○となった理由は、光照射後の皮膜の
電気抵抗がこのように非常に小さくなる(実施例1の場
合の6分の1)ためであろうと考えられる。
なお、上述の実施例ではこの出願の第一発明の感光性樹
脂組成物を、三層レジスト法を用いた電子線リングラフ
ィの中間層に用いていたが、この発明の感光性樹脂組成
物はその導電性を利用して他の分野にも用い得ることは
明らかである。
(発明の効果) 上述した説明からも明らかなように、この出願の第一発
明の感光性樹脂組成物は、その皮膜に光を照射すること
により当該皮膜の電気抵抗が100Ω/cmオーダーに
低下し良好な導電膜になる。このため、この感光性樹脂
組成物は、三層レジスト法による電子線リソグラフィに
おいて中間層として用いた場合、多層膜のチャージアッ
プを有効に防止する。このため、所望のレジストパター
ンが得られる。
また、この出願の第二発明のパターン形成方法によれば
、第一発明の感光性樹脂組成物で中間層を構成しかつ該
中間層に対し光照射するのみで、良好な導電性を有する
中間層が得られチャージアップ防止が図れる。然も、導
電性は短時間(60秒程度)の光照射で得られ、また、
光源はフォトリソグラフィ工程で使用されている光源で
良い。従って、イオン照射やアルミニウム層形成等によ
り導電性を付与する方法に比べ簡便であり、かつスルー
プットの高い方法である。また、下層に対しては何等の
処理も行わないので、下層のエツチング耐性を損なうこ
ともない。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)〜(D)は、第二発明のパターン形成方法
の説明に供する図、 第2図は、描画パターンの説明に供する図、第3図は、
パターンずれ量の説明に供する図である。 11・・・シリコンウェハ、13−・・下層15−・・
中間層(第一発明の感光性樹脂組成物)5 a −=光
照射済みの中間層 7・・・電子線レジスト層 7a・・・電子線しシストのパターン ト・・ライシ部、    23・・・スペース部5・・
・ラインアンドスペースパターンx、dy−パターンず
れ量。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリシランと、光照射により電子受容体を発生す
    る化合物とから成ることを特徴とする感光性樹脂組成物
  2. (2)請求項1に記載の感光性樹脂組成物において、 前記ポリシランをポリ(メチルフェニルシラン)又はポ
    リシラスチレンとしたことを特徴とする感光性樹脂組成
    物。
  3. (3)請求項1に記載の感光性樹脂組成物において、 光照射により電子受容体を発生する前記化合物を、トリ
    アリールスルホニウム塩、ジアリールヨードニウム塩及
    びアリールべンゼンジアゾニウム塩の中から選ばれたい
    ずれか1つの塩であって、対アニオンとしてAsF_6
    ^−、PF_6^−、SbF_6^−及びBF_4^−
    の中から選ばれたいずれか1つのアニオンを含む塩とし
    たことを特徴とする感光性樹脂組成物。
  4. (4)請求項1または3に記載の感光性樹脂組成物にお
    いて、 光照射により電子受容体を発生する前記化合物の含有量
    を、前記ポリシランに対し2〜30重量%の範囲内の値
    としたことを特徴とする感光性樹脂組成物。
  5. (5)被加工下地上に絶縁物から成る下層を形成する工
    程と、 該下層上に請求項1〜4のいずれか1項に記載の感光性
    樹脂組成物の層を形成する工程と、該感光性樹脂組成物
    の層に対し光照射を行う工程と、 該光照射済みの感光性樹脂組成物の層上に電子線レジス
    ト層を形成する工程と、 該電子線レジスト層に対し電子線描画を行う工程とを含
    むこと を特徴とするパターン形成方法。
  6. (6)請求項5に記載のパターン形成方法において、 前記感光性樹脂組成物の層に対し照射する光を紫外線と
    したことを特徴とするパターン形成方法。
JP2142765A 1990-05-31 1990-05-31 感光性樹脂組成物及びこれを用いたパターン形成方法 Pending JPH0434553A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6025117A (en) * 1996-12-09 2000-02-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Method of forming a pattern using polysilane
JP2006200706A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Iseki & Co Ltd 作業車両の変速安全装置
JP2007224080A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Sony Corp シリコン含有導電性高分子材料およびその製造方法ならびに導電性膜

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