JPH04345340A - 多重伝送制御装置 - Google Patents
多重伝送制御装置Info
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- JPH04345340A JPH04345340A JP3118493A JP11849391A JPH04345340A JP H04345340 A JPH04345340 A JP H04345340A JP 3118493 A JP3118493 A JP 3118493A JP 11849391 A JP11849391 A JP 11849391A JP H04345340 A JPH04345340 A JP H04345340A
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 21
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 claims description 34
- 238000003745 diagnosis Methods 0.000 claims description 8
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 3
- 208000032368 Device malfunction Diseases 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車に搭載される
複数の電子制御装置間の多重伝送を制御する多重伝送制
御装置に関するものである。
複数の電子制御装置間の多重伝送を制御する多重伝送制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の二重化されたリング状の複
線式多重伝送路用の多重伝送制御装置を示すものである
。この図4に示す多重伝送制御装置は伝送データの送信
、受信を制御する伝送制御手段1と、伝送路の断線、短
絡エラーを検出し、二重化された予備の伝送路へ切り替
える伝送路切替装置4へ伝送路切替信号を送出するエラ
ー検出手段2と、トランスミッタTX1,TX2、レシ
ーバRX1,RX2からなるバストランシーバ3と、二
重化されたリング状の複線式多重伝送路6,7とから構
成される。
線式多重伝送路用の多重伝送制御装置を示すものである
。この図4に示す多重伝送制御装置は伝送データの送信
、受信を制御する伝送制御手段1と、伝送路の断線、短
絡エラーを検出し、二重化された予備の伝送路へ切り替
える伝送路切替装置4へ伝送路切替信号を送出するエラ
ー検出手段2と、トランスミッタTX1,TX2、レシ
ーバRX1,RX2からなるバストランシーバ3と、二
重化されたリング状の複線式多重伝送路6,7とから構
成される。
【0003】また、図5は図4で示した従来の多重伝送
制御装置を用いた多重伝送システムの一例を示すもので
あり、電子制御装置8,9,10にそれぞれ図4で示し
た多重伝送制御装置14,15,16を設け、これらの
多重伝送制御装置14,15,16を二重化されたリン
グ状の複線式多重伝送路6,7に接続している。
制御装置を用いた多重伝送システムの一例を示すもので
あり、電子制御装置8,9,10にそれぞれ図4で示し
た多重伝送制御装置14,15,16を設け、これらの
多重伝送制御装置14,15,16を二重化されたリン
グ状の複線式多重伝送路6,7に接続している。
【0004】次に動作について説明する。二重化された
リング状の複線式多重伝送路6を現在使用しているとし
、伝送路7を予備用としているとして説明する。
リング状の複線式多重伝送路6を現在使用しているとし
、伝送路7を予備用としているとして説明する。
【0005】複線式多重伝送路6において、断線、短絡
等の異常がない場合は、伝送路切替装置4の接点A+、
接点A−が接続され、複線式多重伝送路6より、複線式
多重伝送路6のデータがバストランシーバ3のレシーバ
RX1,RX2を介して、伝送制御手段1に異常なく取
り込まれる。
等の異常がない場合は、伝送路切替装置4の接点A+、
接点A−が接続され、複線式多重伝送路6より、複線式
多重伝送路6のデータがバストランシーバ3のレシーバ
RX1,RX2を介して、伝送制御手段1に異常なく取
り込まれる。
【0006】また、複線式多重伝送路6の伝送路2線間
に短絡が発生した場合には、複線式多重伝送路6におい
て、全く伝送不能となり、伝送路の電圧レベルが一定と
なるため、これをバストランシーバ3のレシーバRX1
,RX2、伝送制御手段1を介してエラー検出手段2で
検出し、伝送路切替信号を伝送路切替装置4に送る。
に短絡が発生した場合には、複線式多重伝送路6におい
て、全く伝送不能となり、伝送路の電圧レベルが一定と
なるため、これをバストランシーバ3のレシーバRX1
,RX2、伝送制御手段1を介してエラー検出手段2で
検出し、伝送路切替信号を伝送路切替装置4に送る。
【0007】これによって、伝送路切替装置4は現在、
接点A+、接点A−に接続されている切替器を接点B+
、接点B−に切り替え、予備の複線式多重伝送路7での
伝送を可能とする。
接点A+、接点A−に接続されている切替器を接点B+
、接点B−に切り替え、予備の複線式多重伝送路7での
伝送を可能とする。
【0008】また、同時に複線式多重伝送路6で異常が
発生したことを自動車のユーザに通知することも可能と
なる。
発生したことを自動車のユーザに通知することも可能と
なる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の多重伝送制御装
置は以上のように構成されているので、二重化した複線
式多重伝送路の一方に2線間短絡の故障が生じて伝送不
能となった時に、もう一方の予備の複線式多重伝送路に
切り替えるだけであった。
置は以上のように構成されているので、二重化した複線
式多重伝送路の一方に2線間短絡の故障が生じて伝送不
能となった時に、もう一方の予備の複線式多重伝送路に
切り替えるだけであった。
【0010】したがって、故障が生じた伝送路は、その
故障個所を修理するまで伝送不能であるし、その故障個
所が伝送路のどの部位であるのかを特定できず、伝送路
の修理時に故障個所を特定するために多大な時間を要す
るという課題があった。
故障個所を修理するまで伝送不能であるし、その故障個
所が伝送路のどの部位であるのかを特定できず、伝送路
の修理時に故障個所を特定するために多大な時間を要す
るという課題があった。
【0011】請求項1の発明は上記のような課題を解消
するためになされたもので、故障が生じた伝送路におい
ても故障個所を切り離して伝送可能とすることができる
とともに、伝送路の修理における故障個所の特定を容易
にすることもでき、しかも異常に対する迅速な対処措置
をとることができる多重伝送制御装置を得ることを目的
とする。
するためになされたもので、故障が生じた伝送路におい
ても故障個所を切り離して伝送可能とすることができる
とともに、伝送路の修理における故障個所の特定を容易
にすることもでき、しかも異常に対する迅速な対処措置
をとることができる多重伝送制御装置を得ることを目的
とする。
【0012】また、請求項2の発明は、正常な予備の複
線式多重伝送路に接続確認用のチェックデータを送出す
る際の送出タイミングが早いものから順に優先して、異
常個所検出処理を行うことができ、異常個所の保守サー
ビス性を向上することができる多重伝送制御装置を得る
ことを目的とする。
線式多重伝送路に接続確認用のチェックデータを送出す
る際の送出タイミングが早いものから順に優先して、異
常個所検出処理を行うことができ、異常個所の保守サー
ビス性を向上することができる多重伝送制御装置を得る
ことを目的とする。
【0013】さらに、請求項3の発明は異常が発生した
電子制御装置を複線式多重伝送路から切り離すことがで
き、複線式多重伝送路の信頼性を向上することができる
多重伝送制御装置を得ることを目的とする。
電子制御装置を複線式多重伝送路から切り離すことがで
き、複線式多重伝送路の信頼性を向上することができる
多重伝送制御装置を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る多
重伝送制御装置は、二重化された複線式多重伝送路との
接続、切離しを、伝送路の異常を検出するエラー検出手
段から出力される伝送路接続制御信号によって制御する
伝送路接続制御装置を設けたものである。
重伝送制御装置は、二重化された複線式多重伝送路との
接続、切離しを、伝送路の異常を検出するエラー検出手
段から出力される伝送路接続制御信号によって制御する
伝送路接続制御装置を設けたものである。
【0015】また、請求項2の発明に係る多重伝送制御
装置は、特定の電子制御装置の故障時にも、それぞれ異
常個所の検出が可能なように、故障診断機能を有する電
子制御装置を設けたものである。
装置は、特定の電子制御装置の故障時にも、それぞれ異
常個所の検出が可能なように、故障診断機能を有する電
子制御装置を設けたものである。
【0016】さらに、請求項3の発明に係る多重伝送制
御装置は、複線式多重伝送路のいずれにも接続しない無
接続接点を有し、異常発生時に電子制御装置を複線式多
重伝送路から切り離す伝送路切替装置を設けたものであ
る。
御装置は、複線式多重伝送路のいずれにも接続しない無
接続接点を有し、異常発生時に電子制御装置を複線式多
重伝送路から切り離す伝送路切替装置を設けたものであ
る。
【0017】
【作用】請求項1の発明におけるエラー検出手段が二重
化された複線式多重伝送路の異常を検出すると、エラー
検出手段から伝送路接続制御信号が伝送路接続制御装置
に送られ、伝送路接続制御装置が二重化された複線式多
重伝送路との接続、切り離しを制御する。
化された複線式多重伝送路の異常を検出すると、エラー
検出手段から伝送路接続制御信号が伝送路接続制御装置
に送られ、伝送路接続制御装置が二重化された複線式多
重伝送路との接続、切り離しを制御する。
【0018】また、請求項2の発明における複数の電子
制御装置はそれぞれ特定の電子制御装置に異常があると
、それを検出して、正常な予備の複線式多重伝送路に接
続確認用のチェックデータを送出する際の送出タイミン
グが早いものが優先して異常個所検出処理を行う。
制御装置はそれぞれ特定の電子制御装置に異常があると
、それを検出して、正常な予備の複線式多重伝送路に接
続確認用のチェックデータを送出する際の送出タイミン
グが早いものが優先して異常個所検出処理を行う。
【0019】さらに、請求項3の発明においては、伝送
路切替装置に無接続接点を設けているので、電子制御装
置やバストランシーバなどの異常が発生した電子制御装
置を複線式多重伝送路から切り離す。
路切替装置に無接続接点を設けているので、電子制御装
置やバストランシーバなどの異常が発生した電子制御装
置を複線式多重伝送路から切り離す。
【0020】
【実施例】以下、この発明の多重伝送制御装置の実施例
について図面に基づき説明する。図1はその一実施例の
構成を示すブロック図である。この図1において、図4
と同一部分には同一符号を付して述べる。
について図面に基づき説明する。図1はその一実施例の
構成を示すブロック図である。この図1において、図4
と同一部分には同一符号を付して述べる。
【0021】図1における1は電子制御装置を制御する
マイクロコンピュータに接続されて、伝送データの送信
、受信を制御する伝送制御手段である。2はリング状の
複線式多重伝送路6,7の断線、短絡等の異常をトラン
スミッタTX1,TX2、レシーバRX1,RX2から
なるバストランシーバ3の電圧レベル、伝送制御手段1
からの情報により検出するエラー検出手段である。
マイクロコンピュータに接続されて、伝送データの送信
、受信を制御する伝送制御手段である。2はリング状の
複線式多重伝送路6,7の断線、短絡等の異常をトラン
スミッタTX1,TX2、レシーバRX1,RX2から
なるバストランシーバ3の電圧レベル、伝送制御手段1
からの情報により検出するエラー検出手段である。
【0022】また、4はエラー検出手段2からの伝送路
切替信号を受けて、上記複線式多重伝送路6,7への接
続を切り替える伝送路切替装置である。
切替信号を受けて、上記複線式多重伝送路6,7への接
続を切り替える伝送路切替装置である。
【0023】5はエラー検出手段2からの伝送路接続制
御信号を受けて、複線式多重伝送路6,7のリングを形
成する部位の接続、開放を個々に制御する伝送路接続制
御装置である。
御信号を受けて、複線式多重伝送路6,7のリングを形
成する部位の接続、開放を個々に制御する伝送路接続制
御装置である。
【0024】また、伝送路切替装置4には、接点A+,
B+,A−,B−とが、伝送路接続制御装置5は接点A
L+,AR+,AL−,AR−,BL+,BR+,BL
−,BR−がそれぞれ設けられている。
B+,A−,B−とが、伝送路接続制御装置5は接点A
L+,AR+,AL−,AR−,BL+,BR+,BL
−,BR−がそれぞれ設けられている。
【0025】接点A+は接点AL+とAR+に、接点B
+は接点BL+とBR+に、接点A−は接点AL−とA
R−に、接点B−は接点BL−とBR−にそれぞれ接続
されている。
+は接点BL+とBR+に、接点A−は接点AL−とA
R−に、接点B−は接点BL−とBR−にそれぞれ接続
されている。
【0026】伝送路接続制御装置5の接点AL+,AR
+,AL−,AR−は複線式多重伝送路6に接続されて
おり、接点BL+,BR+,BL−,BR−は複線式多
重伝送路7にそれぞれ接続されている。
+,AL−,AR−は複線式多重伝送路6に接続されて
おり、接点BL+,BR+,BL−,BR−は複線式多
重伝送路7にそれぞれ接続されている。
【0027】この伝送路接続制御装置5の各接点はエラ
ー検出手段2から出力される伝送路接続制御信号により
切替制御されるようになっている。同様にして、エラー
検出手段2から出力される伝送路切替信号によって、伝
送路切替装置4の各接点が切り替えられるようになって
いる。
ー検出手段2から出力される伝送路接続制御信号により
切替制御されるようになっている。同様にして、エラー
検出手段2から出力される伝送路切替信号によって、伝
送路切替装置4の各接点が切り替えられるようになって
いる。
【0028】なお、上記複線式多重伝送路6および7は
二重化されたリング状の複線式多重伝送路であり、一方
を使用し、他方を予備用としている。
二重化されたリング状の複線式多重伝送路であり、一方
を使用し、他方を予備用としている。
【0029】図2は、この発明の多重伝送制御装置を使
用した多重伝送システムの一例を示すブロック図である
。二重化されたリング状の複線式多重伝送路6を現在使
用し、複線式多重伝送路7を予備用としているとして説
明する。
用した多重伝送システムの一例を示すブロック図である
。二重化されたリング状の複線式多重伝送路6を現在使
用し、複線式多重伝送路7を予備用としているとして説
明する。
【0030】この図2において、8〜10はそれぞれ電
子制御装置であり、これらの電子制御装置8〜10には
、それぞれ図1で示した多重伝送制御装置11〜13が
設けられており、これらの多重伝送制御装置11〜13
は二重化された複線式多重伝送路6,7に接続されてい
る。
子制御装置であり、これらの電子制御装置8〜10には
、それぞれ図1で示した多重伝送制御装置11〜13が
設けられており、これらの多重伝送制御装置11〜13
は二重化された複線式多重伝送路6,7に接続されてい
る。
【0031】複線式多重伝送路6において、断線、短絡
等の異常がない場合は、伝送路切替装置4の接点A+、
接点A−が接続され、かつ伝送路接続制御装置5の接点
AL+,AR+,AL−,AR−が接続され、リング状
の複線式多重伝送路6が形成され、この複線式多重伝送
路6上のデータが伝送路接続制御装置5の接点AL+,
AR+,AL−,AR−および伝送路切替装置4の接点
A+、A−およびバストランシーバ3のレシーバRX1
,RX2を介して伝送制御手段1に取り込まれ、正常に
伝送が行なわれる。
等の異常がない場合は、伝送路切替装置4の接点A+、
接点A−が接続され、かつ伝送路接続制御装置5の接点
AL+,AR+,AL−,AR−が接続され、リング状
の複線式多重伝送路6が形成され、この複線式多重伝送
路6上のデータが伝送路接続制御装置5の接点AL+,
AR+,AL−,AR−および伝送路切替装置4の接点
A+、A−およびバストランシーバ3のレシーバRX1
,RX2を介して伝送制御手段1に取り込まれ、正常に
伝送が行なわれる。
【0032】いま、図2の多重伝送路6の電子制御装置
9と電子制御装置10間において、2線間の短絡(図2
で「X」印で示す)が発生した場合、複線式多重伝送路
6に接続されているすべての電子制御装置8,9,10
上に搭載されている多重伝送制御装置11,12,13
のエラー検出手段2が複線式多重伝送路6の電圧レベル
が一定となったことを検出し、伝送路切替信号を伝送路
切替装置4へ送出する。
9と電子制御装置10間において、2線間の短絡(図2
で「X」印で示す)が発生した場合、複線式多重伝送路
6に接続されているすべての電子制御装置8,9,10
上に搭載されている多重伝送制御装置11,12,13
のエラー検出手段2が複線式多重伝送路6の電圧レベル
が一定となったことを検出し、伝送路切替信号を伝送路
切替装置4へ送出する。
【0033】この信号を受けて、すべての伝送路切替装
置4は接点A+からB+へ、接点A−からB−へそれぞ
れ切り換わり、その結果、伝送路接続制御装置5の接点
BL+とBR+、BL−とBR−がそれぞれ伝送路切替
装置4の接点B+,B−と短絡され、図3に示すように
、リング状の多重伝送路が形成されている複線式多重伝
送路7に切り替えるため、バストランシーバ3への接続
を接点A+、A−から接点B+、B−に切り替え、複線
式多重伝送路7での伝送を可能にする。
置4は接点A+からB+へ、接点A−からB−へそれぞ
れ切り換わり、その結果、伝送路接続制御装置5の接点
BL+とBR+、BL−とBR−がそれぞれ伝送路切替
装置4の接点B+,B−と短絡され、図3に示すように
、リング状の多重伝送路が形成されている複線式多重伝
送路7に切り替えるため、バストランシーバ3への接続
を接点A+、A−から接点B+、B−に切り替え、複線
式多重伝送路7での伝送を可能にする。
【0034】次いで、複線式多重伝送路7の故障診断機
能を有した電子制御装置8は接続確認チェック用のダミ
ーデータ101を複線式多重伝送路7に送出し、その受
信応答を確認することによって、すべての電子制御装置
8〜10が複線式多重伝送路7に接続されていることを
確認した後この複線式多重伝送路7に隣接して接続され
ている電子制御装置8と9間の複線式多重伝送路6(a
r−bl間)を切り離す指示データ102(図3)を伝
送可能な複線式多重伝送路7を用いて伝送する。
能を有した電子制御装置8は接続確認チェック用のダミ
ーデータ101を複線式多重伝送路7に送出し、その受
信応答を確認することによって、すべての電子制御装置
8〜10が複線式多重伝送路7に接続されていることを
確認した後この複線式多重伝送路7に隣接して接続され
ている電子制御装置8と9間の複線式多重伝送路6(a
r−bl間)を切り離す指示データ102(図3)を伝
送可能な複線式多重伝送路7を用いて伝送する。
【0035】この指示データ102の伝送後、複線式多
重伝送路7に接続されているすべての電子制御装置8〜
10は、伝送路切替装置4の接点B+、B−から接点A
+、A−に切り替える。
重伝送路7に接続されているすべての電子制御装置8〜
10は、伝送路切替装置4の接点B+、B−から接点A
+、A−に切り替える。
【0036】これと同時に、複線式多重伝送路6のar
−bl間の切り離し指示データ102を受けた電子制御
装置8中の伝送制御手段1は、エラー検出手段2を介し
て伝送路接続制御信号を伝送路接続制御装置5に送出し
、この伝送路接続制御装置5の接点AR+,AR−のみ
を開放させる。
−bl間の切り離し指示データ102を受けた電子制御
装置8中の伝送制御手段1は、エラー検出手段2を介し
て伝送路接続制御信号を伝送路接続制御装置5に送出し
、この伝送路接続制御装置5の接点AR+,AR−のみ
を開放させる。
【0037】同様に、電子制御装置9においても、接点
AL+,AL−のみを開放させ、リング状の複線式多重
伝送路6から電子制御装置8と9の間の複線式多重伝送
路6のar−bl間を切り離し、点ar、点brを両端
とするバス状の伝送路(al−br)を生成する。
AL+,AL−のみを開放させ、リング状の複線式多重
伝送路6から電子制御装置8と9の間の複線式多重伝送
路6のar−bl間を切り離し、点ar、点brを両端
とするバス状の伝送路(al−br)を生成する。
【0038】このバス状の伝送路(al−br)におい
て、任意の伝送可否確認用チェックデータとして、ダミ
ーデータ103を電子制御装置8から送出し、受信応答
の有無により伝送が可能かどうか検査する。
て、任意の伝送可否確認用チェックデータとして、ダミ
ーデータ103を電子制御装置8から送出し、受信応答
の有無により伝送が可能かどうか検査する。
【0039】伝送できない場合は、一定時間後、すべて
の電子制御装置8〜10の伝送制御手段1がエラー検出
手段2を介して伝送路切替装置4へ伝送路切替信号を送
出し、複線式多重伝送路6から再び複線式多重伝送路7
に接続する。
の電子制御装置8〜10の伝送制御手段1がエラー検出
手段2を介して伝送路切替装置4へ伝送路切替信号を送
出し、複線式多重伝送路6から再び複線式多重伝送路7
に接続する。
【0040】その後は、同様に複線式多重伝送路6に隣
接して接続されている電子制御装置間の伝送路を切り離
す指示データ104を伝送可能な複線式多重伝送路7を
用いて接続されているすべての電子制御装置に伝送し、
各電子制御装置の伝送制御手段1がその指示にしたがっ
て複線式多重伝送路6の一部分を切り離して、バス状の
伝送路とし、そのバス状の伝送路での伝送の可否を伝送
可否確認用のチェックデータ105を送信することによ
り検査する。
接して接続されている電子制御装置間の伝送路を切り離
す指示データ104を伝送可能な複線式多重伝送路7を
用いて接続されているすべての電子制御装置に伝送し、
各電子制御装置の伝送制御手段1がその指示にしたがっ
て複線式多重伝送路6の一部分を切り離して、バス状の
伝送路とし、そのバス状の伝送路での伝送の可否を伝送
可否確認用のチェックデータ105を送信することによ
り検査する。
【0041】この手順の処理を切り離したバス状の伝送
路で伝送可能となるまで繰り返す。ダミーデータの伝送
が可能となる場合は、切り離した伝送路に異常が発生し
ている場合であり、図2の伝送路br−clに相当する
この切り離すべき伝送路の切断点br,clを電子制御
装置9および10の伝送制御手段1が記憶する。
路で伝送可能となるまで繰り返す。ダミーデータの伝送
が可能となる場合は、切り離した伝送路に異常が発生し
ている場合であり、図2の伝送路br−clに相当する
この切り離すべき伝送路の切断点br,clを電子制御
装置9および10の伝送制御手段1が記憶する。
【0042】これにより、異常が発生した複線式多重伝
送路6の異常個所の切り離しを行い、正常である複線式
多重伝送路7に異常が発生したときの予備とする。
送路6の異常個所の切り離しを行い、正常である複線式
多重伝送路7に異常が発生したときの予備とする。
【0043】また、この状態で複線式多重伝送路7に短
絡故障が発生した場合も、異常個所が切り離されたバス
状の複線式多重伝送路6を用いて、同様に複線式多重伝
送路7の異常個所の切り離しを行う。
絡故障が発生した場合も、異常個所が切り離されたバス
状の複線式多重伝送路6を用いて、同様に複線式多重伝
送路7の異常個所の切り離しを行う。
【0044】これにより、伝送可能となったバス状の複
線式多重伝送路7をバス状の複線式多重伝送路6の予備
とする。
線式多重伝送路7をバス状の複線式多重伝送路6の予備
とする。
【0045】また、この伝送路の異常個所の切り離し処
理によって異常個所が判明するので、この異常個所を記
憶し、自動車のユーザに異常が発生したことをインジケ
ータランプ等で知らせるとともに、故障診断時のサービ
スマンに伝送路の異常個所を診断用テスタなどで通知す
る。
理によって異常個所が判明するので、この異常個所を記
憶し、自動車のユーザに異常が発生したことをインジケ
ータランプ等で知らせるとともに、故障診断時のサービ
スマンに伝送路の異常個所を診断用テスタなどで通知す
る。
【0046】なお、上記実施例では、複線式多重伝送路
の故障診断機能を特定の電子制御装置に設けることによ
って、複線式多重伝送路の異常個所検出および切り離し
を実現しているが、特定の電子制御装置の故障時にも異
常個所検出が可能となるように、すべての電子制御装置
に故障診断機能を設け、正常な予備の複線式多重伝送路
に接続確認用のチェックデータを送出する際の送出タイ
ミングが早いものが優先して、異常個所検出処理を行う
ようにしてもよい。
の故障診断機能を特定の電子制御装置に設けることによ
って、複線式多重伝送路の異常個所検出および切り離し
を実現しているが、特定の電子制御装置の故障時にも異
常個所検出が可能となるように、すべての電子制御装置
に故障診断機能を設け、正常な予備の複線式多重伝送路
に接続確認用のチェックデータを送出する際の送出タイ
ミングが早いものが優先して、異常個所検出処理を行う
ようにしてもよい。
【0047】また、図1に示す伝送路切替装置4に複線
式多重伝送路6ともに複線式多重伝送路7とも、接続し
ない無接続接点NCを設け、電子制御装置内のマイクロ
コンピュータや伝送制御機能、バストランシーバなどの
異常が発生した電子制御装置を伝送路から切り離すこと
により、伝送路の信頼性がさらに向上する。
式多重伝送路6ともに複線式多重伝送路7とも、接続し
ない無接続接点NCを設け、電子制御装置内のマイクロ
コンピュータや伝送制御機能、バストランシーバなどの
異常が発生した電子制御装置を伝送路から切り離すこと
により、伝送路の信頼性がさらに向上する。
【0048】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれば
、多重伝送制御装置に伝送路接続制御装置を設け、二重
化されたリング状の複線式多重伝送路との接続、切り離
しを複線式多重伝送路の各要素毎に行えるように構成し
たので、2線間短絡異常が発生した複線式多重伝送路で
の異常個所検出および切り離しが行え、再び伝送可能な
複線式多重伝送路とすることができる。
、多重伝送制御装置に伝送路接続制御装置を設け、二重
化されたリング状の複線式多重伝送路との接続、切り離
しを複線式多重伝送路の各要素毎に行えるように構成し
たので、2線間短絡異常が発生した複線式多重伝送路で
の異常個所検出および切り離しが行え、再び伝送可能な
複線式多重伝送路とすることができる。
【0049】これにともない、物理的に二重化された伝
送路において異常に対して二重化以上の冗長性が得られ
る。また、同時に伝送路の異常個所検出ができるので、
故障診断時にその情報を提供することによって、診断時
の故障個所検出が容易となる。
送路において異常に対して二重化以上の冗長性が得られ
る。また、同時に伝送路の異常個所検出ができるので、
故障診断時にその情報を提供することによって、診断時
の故障個所検出が容易となる。
【0050】また、請求項2の発明によれば、複数の電
子制御装置のそれぞれに故障診断機能を設け、特定の電
子制御装置に異常があると、それを検出するように構成
したので、正常な予備の複線式多重伝送路に接続確認用
のチェックデータを送出する際の送出タイミングが早い
ものが優先して、異常個所検出処理を行うことができる
。
子制御装置のそれぞれに故障診断機能を設け、特定の電
子制御装置に異常があると、それを検出するように構成
したので、正常な予備の複線式多重伝送路に接続確認用
のチェックデータを送出する際の送出タイミングが早い
ものが優先して、異常個所検出処理を行うことができる
。
【0051】さらに、請求項3の発明によれば、伝送路
切替装置に無接続接点を設け、電子制御装置やバストラ
ンシーバなどの異常が発生した電子制御装置を複線式多
重伝送路から切り離すように構成したので、複線式多重
伝送路の信頼性をさらに向上させることができる。
切替装置に無接続接点を設け、電子制御装置やバストラ
ンシーバなどの異常が発生した電子制御装置を複線式多
重伝送路から切り離すように構成したので、複線式多重
伝送路の信頼性をさらに向上させることができる。
【図1】この発明の第1の実施例による多重伝送制御装
置の構成を示すブロック図である。
置の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の多重伝送制御装置を用いた多重伝送
システムの一例の構成を示すブロック図である。
システムの一例の構成を示すブロック図である。
【図3】この発明の多重伝送制御装置における伝送路異
常時の動作を示すタイムチャートである。
常時の動作を示すタイムチャートである。
【図4】従来の多重伝送制御装置の構成を示すブロック
図である。
図である。
【図5】従来の多重伝送制御装置を用いた多重伝送シス
テムの一例の構成を示すブロック図である。
テムの一例の構成を示すブロック図である。
1 伝送制御手段
2 エラー検出手段
3 バストランシーバ
4 伝送路切替装置
5 伝送路接続制御装置
6 複線式多重伝送路
7 複線式多重伝送路
8 電子制御装置
9 電子制御装置
10 電子制御装置
11 多重伝送制御装置
12 多重伝送制御装置
13 多重伝送制御装置
Claims (3)
- 【請求項1】 二重化されたリング状の複線式多重伝
送路に接続される電子制御装置に搭載され、伝送データ
の送信および受信を制御する伝送制御手段と、上記複線
式多重伝送路の異常を上記伝送制御手段を通して検出し
て伝送路切替信号および伝送路接続制御信号を出力する
エラー検出手段と、上記伝送路切替信号により上記複線
式多重伝送路の切替えを行う伝送路切替装置と、上記伝
送路接続制御装置により上記複線式多重伝送路のリング
を形成する部位の接続および開放を個々に制御する伝送
路接続制御装置とを備えた多重伝送制御装置。 - 【請求項2】 上記電子制御装置は、すべてに故障診
断機能を有し、特定の電子制御装置の故障時にも異常個
所の検出を行うことを特徴とする請求項1記載の多重伝
送制御装置。 - 【請求項3】 上記伝送路切替装置は、上記複線式多
重伝送路のいずれにも接続しない無接続接点を有し、上
記複線式多重伝送路に異常発生時に上記電子制御装置を
上記複線式多重伝送路から切り離すことを特徴とする請
求項1記載の多重伝送制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3118493A JPH04345340A (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | 多重伝送制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3118493A JPH04345340A (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | 多重伝送制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04345340A true JPH04345340A (ja) | 1992-12-01 |
Family
ID=14738041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3118493A Pending JPH04345340A (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | 多重伝送制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04345340A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19938900A1 (de) * | 1999-08-17 | 2001-03-01 | Siemens Ag | Serieller Datenbus und Kommunikationsverfahren |
-
1991
- 1991-05-23 JP JP3118493A patent/JPH04345340A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19938900A1 (de) * | 1999-08-17 | 2001-03-01 | Siemens Ag | Serieller Datenbus und Kommunikationsverfahren |
DE19938900C2 (de) * | 1999-08-17 | 2001-08-16 | Siemens Ag | Serieller Datenbus und Kommunikationsverfahren |
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