JPH02308638A - 二重化伝送路の診断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、二重化された伝送路を用いてデータ伝送を行
う二重化伝送システムにおける各伝送路の故障を診断す
る二重化伝送路の診断装置に関するものである。

（従来の技術） 従来から、データ端末装置間を二重化された伝送路で接
続し、伝送路から受信するデータ信号を監視することに
よって自データ端末装置にデータ送信権が割当てられた
ことを検出し、接続されている両方の伝送路に同一のデ
ータを送信すると共に、データを受診する伝送路を交互
に選択することによってデータ端末装置間でデータを伝
送する二重化データ伝送装置が知られている。

上記従来の二重化伝送路における各伝送路の故障を診断
する診断装置の一例を第４図に示す、Ｗｉ単のために送
受信端局装置は１台のみ示しているが、実際には複数の
送受信端局装置が設けられ、二重化された伝送路１ａお
よびｔｂを共用してＮ対Ｎのデータ伝送が行える伝送シ
ステムが構成されている。

第４図において、送受信端局装置９は伝送路１ａまたは
１ｂを介して受信した受信データ信号８を監視すること
によって、自端局装置にデータ送信権が割当てられたこ
とを検出する。

データ送信権を割当てられた送受信端局装置９は、送信
データ７をデータ送信制御部４に出力すると共に、デー
タ受信制御部５に対して自局データ送信開始信号１１を
出力する。

データ送信制御部４は送受信端局装置９から入力された
送信データ７に送信元端局装置番号やＣＲＣデータなど
を付加し、送信データ信号２ａおよび２ｂとして二重化
伝送路１ａおよび１ｂに同時に出力する。

一方、データ受信制御部５は伝送路切換制御部１０に対
して伝送路切換信号６を出力し、二重化伝送路１ａまた
は１ｂを介して送信されてきた受信データ信号３ａまた
は３ｂのいずれか一方のデータを入力し、受信データ信
号３としてデータ受信制御部５に送る。

データ受信制御部５が伝送路切換信号６を出力して受信
伝送路を切換える動作は、伝送路１ａ、ｌｂに接続され
ている全ての送受信端局装置に対するデータ送信権の割
当てが一巡するごとに行われる。

送受信端局装置９から出力された送信データ信号２ａ　
、　２ｂは、それぞれ伝送路１ａ、ｌｂを通り、受信デ
ータ信号３ａ、３ｂとして伝送路切換制御部１０に入力
され、伝送路切換信号６に従って受信データ信号３ａ　
、　３ｂのいずれか一方を受信データ信号３としてデー
タ受信制御部５に送る。

データ受信制御部５は、自局データ送信開始信号１１が
入力されると一定時間受信データ信号３を監視し、受信
信号が無いこと、あるいはＣＲＣデータなどに異常があ
ることを判別したときは、伝送路切換制御部１０が選択
している受信データ信号３ａまたは３ｂを伝送する伝送
路１ａまたは１ｂの異常と判断し１例えば伝送路切換制
御部１０が受信データ信号３ａを選択していたときは伝
送路ｌａ側故障と判断する。

（発明が解決しようとする課題） この場合、故障が検出された伝送路が正常に復旧したか
否かを診断するためには、故障が検出された伝送路から
の受信データをモニタする必要がある。

しかしながら上記従来の二重化伝送路の構成では、故障
が検出された伝送路からの受信データをモニタしようと
しても、伝送路が異常である間は何の信号も得られず、
従って自局の送信タイミングを検出することができない
。

このため故障を検出した端局装置は独自のタイミングで
伝送路に対して故障診断用のデータを送信し、そのデー
タ信号が故障検出側伝送路を介して正常に受信できたか
否かを判別することによって伝送路が正常に復帰したか
否かを判断する必要がある。

しかしながら伝送路に接続されている各データ伝送路は
、順次データ送信権を譲渡しながら伝送路に送信したそ
れぞれのデータが衝突しないようにデータ伝送を行って
いるので、伝送路の故障を検出したデータ伝送装置が独
自のタイミングで故障診断用のデータを送信すると、同
一伝送路を用いて正常にデータ伝送を行っている他のデ
ータ伝送装置との間でデータの衝突が発生し、伝送シス
テム全体の異常を招く恐れがある。

従って伝送路の故障を検出したデータ伝送装置は一方の
正常伝送路のみによる単一伝送路運転をするか、データ
が正常に受信できるまで通常の診断処理を繰り返し、デ
ータ正常受信によって伝送路二重運転に復帰させるかの
何れかの手段を用いざるを得ない。

本発明は上記２の問題を考慮してなされたもので、デー
タ伝送装置自身の機能を停止させることなく、また伝送
路に接続されている他のデータ伝送装置間のデータ伝送
に悪影響を与えることなく故障伝送路の診断が行えると
共に、故障伝送路が正常に復旧したときはすみやかに二
重化伝送に復帰できる合理的な二重化伝送路の診断装置
を提供することを目的としている。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段と作用） 本発明は、自データ伝送装置が送信したデータを自デー
タ伝送装置で受信し、その受信結果によって二重化伝送
路の正常／異常を判断するもので。

片側の故障が判断されたときは周期的に割当てられるデ
ータ送信権を確保したタイミングでデータ受信伝送路を
故障側の伝送路に切換えて上記の判断を行い、正常であ
れば二重化伝送運転に復帰させる。

本発明は、このようにデータ送信権を割当てられたタイ
ミングで故障伝送路の判断を行っているので、他のデー
タ伝送装置に悪影響を与えることなく故障伝送路の診断
ができ、診断の結果が故障伝送路が正常に復旧していれ
ば、直ちに二重化伝送運転に復帰させることができるの
で伝送システムの稼動率の向上を実現できる。

（実施例） 本発明の一実施例を第１図に示す。第１図ではデータ送
受信装置は２局しか示されていないが。

実際には多数のデータ伝送装置が設けられており、二重
化された伝送路１ａ、ｌｂを共用してＮ対Ｎのデータ伝
送が行える伝送システムが構成されている。

第１図において、送受信端局装置９は二重化された伝送
路１ａ、ｌｂを介して同じ伝送路に接続されている他の
送受信端局装置との間でデータの授受を行っている。

すなわち、送受信端局装置９は伝送路１ａまたは１ｂを
介して受信した受信データ８を監視することによって、
自局にデータ送信権が割当てられでいることを検出し、
データ送信権を割当てられた送受信端局装置９は送信デ
ータ７をデータ送信制御部４に出力すると共に、データ
受信制御部５および診断伝送路切換制御部１２に対して
自局データ送信開始信号１１を出力する。

データ送信制御部４は、送信データ７に送信元端局制御
番号やＣＲＣデータなどを付加し、送信データ２ａ　、
　２ｂとして二重化伝送路１ａ、ｌｂに同時に出力する
。

一方、データ受信制御部５は伝送路切換信号６ａを出力
し、伝送路切換信号制御部１４を介して伝送路切換信号
６として伝送路切換制御部１０に出力し、二重化伝送路
１ａ、ｌｂを介して送信されてきた受信データ信号３ａ
、３ｂのいずれか一方を選択して受信し、受信データ信
号３としてデータ受信制御部５に送る。

データ受信制御部５が伝送路切換信号６ａを出力して受
信伝送路を切換える動作は、伝送路１ａ、ｌｂに接続さ
れている全ての送受信端局装置に対するデータ送信権の
割当てが一巡するごとに行われる。

送受信端局装置９が出力した送信データ信号２ａ。

２ｂはそれぞれ伝送路１ａ、ｌｂを通り、受信データ信
号３ａ、３ｂとして伝送路切換制御部１０に入力され、
伝送路切換信号６に従って受信データ信号３ａ　、　３
ｂのいずれか一方を受信データ信号３としてデータ受信
制御部５に送る。

データ受信制御部Ｓは、自局データ送信開始信号１１が
入力されると一定時間経過データ信号３を監視し、受信
信号が無いこと、あるいはＣＲＣデータなどに異常があ
ることを判別したときは、伝送路切換制御部１０が選択
している受信データ信号３ａまたは３ｂを伝達する伝送
路１ａまたは１ｂの異常と判断し診断伝送路制御部１２
に伝送路故障信号１５を出力する。

この場合、伝送路切換制御部１０が例えば受信データ信
号３ａを選択していたとすると、伝送路ｌａ側故障が判
断され、伝送路切換信号６は伝送路１ｂを通った受信デ
ータ３ｂのみを受信するように指示する。

これによって送受信端局装置９は伝送路１ｂのみを用い
た縮退運転を継続する。

この状態で一定時間経過すると、診断伝送路制御部１２
は選択伝送路切換信号６ｂを出力し、伝送路切換信号制
御部１４を介して伝送路切換信号６を伝送路切換制御部
１０に対して出力し、他方の受信データ信号３ａを受信
するように指示する。

これによってデータ受信制御部５は受信データ信号３を
監視し、故障伝送路１０が正常状態に復旧したか否かを
診断する。

有効な受信データ信号３を受信し、且つ受信したＣＲＣ
データなどに誤りがなければ伝送路１ａは正常状態にな
ったと判断し、以後、選択伝送路切換信号６を用いて受
信データ信号３ａおよび３ｂを交互に選択する伝送路二
重運転に復旧する。

また上記の状態で受信データ信号３に異常を検出したと
きは、伝送路１ａの故障が継続していると判断し、一定
時間経過後に再び上記の故障伝送路の診断を繰り返す。

第２図および第３図は本発明における二重化伝送路診断
の動作タイミングチャートであり、第２図は二重化伝送
路が正常であるときの送信データとデータを受信するた
めの伝送路切換信号の関係を示し、第３図は二重化伝送
路の１ａ側の故障を検出するときの送信データと伝送路
切換信号の関係を示している。

第２図においては、第１図におけるデータ伝送装置Ａお
よびＢが伝送路１ａまたは１ｂから受信したデータに基
づいて自端局装置にデータ送信権が割当てられたことを
検出すると伝送路１ａまたは１ｂにデータを送信し、ま
た伝送路に接続されている全てのデータ伝送装置からの
データの送信が完了するごとに伝送路切換信号によって
二重化伝送路１ａ。

１ｂを交互に切換えている。

また第３図において、データ伝送装置Ｂは伝送路１ａ側
の故障を検出し、時点ｔユまでは伝送路１ｂを選択して
伝送路−重運転として縮退した形でデータ伝送を行って
おり、時点ｔ工で正常な伝送路１ｂを介して得た受信デ
ータに基づいて自局にデータ送信権が割当てられたこと
を検出すると他局に悪影響を与えない正規のタイミング
で伝送路を故障検出側の１８に切換えてデータを送信し
、自局送信データが伝送路１ａを介して正常に受信でき
るかどうかを診断する。

伝送路１ａを介してデータが正常に受信できると、故障
伝送路１ａは正常に復旧したと判断し、時点ｔ２以後は
伝送路切換信号を伝送路１ａ、ｌｂを交互に選択するよ
うに切換えて伝送路二重運転に自動復旧する。

上記の実施例は、自局送信タイミングで伝送路復旧診断
を実行し、診断中のみ故障であった伝送路側に切換える
方式を用いているが、伝送路復旧診断を実施した後、二
重化伝送路に接続されている全てのデータ伝送装置から
のデータ送信が完了するまで復旧診断を実行した伝送路
側のみを用いてデータ伝送を行う方式を用いることも可
能である。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明の二重化伝送路の診断装置に
よれば、二重化伝送路の各伝送路の故障を検出できると
共に、故障が検出された伝送路が正常状態に復旧したか
否かの診断を、データ伝送装置自身の機能を損ねること
なく実行し、復旧しているときはすみやかに伝送路二重
運転に移行することが可能となる。

また、それぞれ各送受信端局装置のデータ送信タイミン
グで診断処理を行っているので、同一伝送路に接続され
ている他の送受信端局装置のデータ伝送に悪影響を与え
ることがなく、これによって二重化伝送システムの稼動
率を向上することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による二重化伝送路の診断装置の一実施
例を示す系統図、第２図および第３図はそれぞれ本発明
の詳細な説明するためのタイムチャート、第４図は従来
の二重化伝送路の診断装置の一例を示す系統図である。 ｌａ、ｌｂ　　・・・伝送路 ２ａ　、　２ｂ　　・・・送信データ信号３ａ、３ｂ、
　３・・・受信データ信号４　　　・・・送信データ制
御部 ５　　　・・・受信データ制御部 ６ａ、６ｂ、６・・・伝送路切換信号 ７　　　・・・受信データ ８　　　・・・受信データ ９　　　・・・送受信端局装置 ＩＯ・・・伝送路切換制御部 １１　　　　・・・自局データ送信開始信号１２　　　
　・・・診断伝送路制御部 １３ａ、１３ｂ・・・データ伝送装置 １４　　　　・・・伝送路切換信号制御部代理人　弁理
士　則　近　憲　佑 同　　第子丸　健 第１図 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数のデータ伝送装置が共通の二重化伝送路に接続され
   、各データ伝送装置が周期的に順次送信権を割当てられ
   て二重化伝送路に同時にデータを送信し、これによって
   各データ伝送装置間でデータの送受信を行う二重化伝送
   システムにおける各伝送路の故障を診断する二重化伝送
   路の診断装置において、データ伝送装置が送信権を割当
   てられて送信したデータが当該データ伝送装置で正常に
   受信できないことによって二重化伝送路の対応する片側
   の故障を判断する機能と、二重化伝送路の片側の故障が
   判断されたとき上記送信権に対応するタイミングで上記
   片側の伝送路からのデータを診断用データとして受信さ
   せる機能と、上記診断用データとして受信されたデータ
   が送信データに対して正常であると判断されたとき上記
   片側の伝送路が正常に復旧したと判断して当該データ伝
   送装置を正常の二重化伝送運転に復帰させる機能を備え
   たことを特徴とする二重化伝送路の診断装置。