JPH043452Y2 - - Google Patents

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JPH043452Y2
JPH043452Y2 JP20061584U JP20061584U JPH043452Y2 JP H043452 Y2 JPH043452 Y2 JP H043452Y2 JP 20061584 U JP20061584 U JP 20061584U JP 20061584 U JP20061584 U JP 20061584U JP H043452 Y2 JPH043452 Y2 JP H043452Y2
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JP
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coil
interior
boundary
exterior
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JP20061584U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、成形コイル形電磁弁において、コイ
ル部の耐水性を簡単な構造で向上させる成形コイ
ルの気密構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、コイル内装部材上でターミナルとコイル
口出し線を半田付し、その後この内装部材の外側
を外装部材にてモールドするが、この時内装部材
と外装部材間は完全に密着せず、コイル内部に残
留する空気がコイル通電等による温度上昇のため
膨張し、この内・外装部材の境界部より外部へ流
出する。その後、コイル通電停止等によるコイル
部温度の低下が起こるとコイル内部が負圧とな
り、上記の内・外装部材境界部より外気を吸収し
ようとする。この時、この境界部に水が存在する
と、この水がコイル内部に侵入し、コイル部の絶
縁抵抗の低下やコイルのシヨート及び腐食による
断線等が発生していた。
第4図は従来の成形コイル形電磁弁を示し、通
路A,Bを有するハウジング12にバルブシート
13が圧入され、このバルブシート13の端面を
シールするようにプランジヤ10がスプリング9
により押圧されている。このスプリング9の別の
端面は内部通路Cを有するコア6の端面で非磁性
プレート5を介して支持されている。このコア6
の外周には内部通路14と外部とをシールするた
めのOリング7,4を介して、ボビン及びこれに
巻かれているコイル1bの内周面及び側面を覆う
内装部材1と、さらにこのコイル1bの外周及び
側面の被覆とターミナル1aの保持を行う外装部
材2が設けられ、この外装部材2に内装部材1を
インサート成形した後、この内装部材1の右端部
をケース3の穴に挿入し、左端部はコア6に銅口
一付されたコアプレート8を介してケース3の開
放側でカシメにて固定している。さらにこのケー
ス3を内部通路14と外部とをシールするOリン
グ11を介して、図示しないボルトにてハウジン
グ12に固定し、電磁弁を構成している。ここ
で、コイル1bによる磁器回路は、ケース3、プ
ランジヤ10、コア6、コアプレート8により構
成される。
以上のように構成される電磁弁は、例えば自動
車の排気ガスあるいはエンジン制御用として、バ
ツテリー等を電源として制御装置からの動作指令
信号を受けて応動し、制御流体の切換を行う。す
なわち、ターミナル1aより信号電流が流入する
と、電磁コイル1bが励磁され前述の磁気回路が
形成される。磁器吸引力がプランジヤ保持力以上
に上昇すると、プランジヤ10がスプリング9の
付勢に抗して、第4図において、左方向に摺動移
動し、通路A・B間連通、通路B・C間を遮断す
る。また、逆にコイル1bへの信号電流を遮断す
ると、電磁コイルは非励磁となり、プランジヤ1
0はスプリング9の付勢力により右方向に移動し
て、第4図に示す如く、通路B・C間が連通し、
通路A・B間を遮断する。従来の電磁弁は以上の
ように構成されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、この内装部材1と外装部材2は完全
に密着せず、前述の理由から電磁弁の表面に付着
した水がケース3やコアプレート8と外装部材2
の〓間矢印a,bよりこの内・外装部材の境界部
に達しコイル部1bに侵入するという不具合が発
生していた。
本考案の目的は、内装部材と外装部材の境界部
にOリング等のシール部材を設けることにより、
この境界部よりコイル内部へ水が侵入するのを防
止することのできる成形コイルを提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は内装部材と外装部材との境界部を三角
またはその他の形の溝状に凹ませ、この部分にO
リング等を装着すると共に、コアプレート端面や
ケース端面でこのOリング等に締め代を与え、コ
イル内部へ水が侵入するのを防止するようにした
ものである。
〔作用〕
本考案によれば、内装部材と外装部材の間にい
ずれの方向から侵入しようとする水分もこの境界
部のシール部材でさえぎられ、コイル内部へ水が
侵入することがない。
〔実施例〕 第1図は本考案の一実施例を示す図で、基本的
には従来品と同じであるが内装部材1と外装部材
2の境界部を三角溝状に凹ませOリング4,7の
シール部材を設けた構造となつている。
以上の構成よりなる本考案の一実施例の成形コ
イル気密構造について説明する。電磁弁の表面や
内部通路14から内装部材1と外装部材2の境界
部に達した水分はこの境界部の三角溝部16に設
けられたOリング4,7にさえぎられて、コイル
部1bに侵入することはない。
内装部材1と外装部材2の境界部に設けられる
凹部16は三角溝状に限られるものではなく、第
2図、第3図に示すように、内装部材1及び外装
部材2にまたがる凹溝であれば断面が台形でも4
角形でもよい。なお図中4aはシール材、15は
そのシール材に設けられたシールリツプである。
シール材4aはOリングの代用として形状を角形
とし、つぶし物とするためのシールリツプ15を
設けたもので、内部通路14と外部及びコイル部
1b間を密封する。これによりコイル部1bへの
水の侵入を防止する。このように角形ですれば、
凹溝を製作するときの加工が容易であり、シール
材4aを組立てするときの作業性が向上する。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、簡単な構造で成
形コイルの気密、防水対策ができ、成形コイルの
寿命をのばすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すもので、イ
は側断面図、ロはその内・外装部材の境界部形状
を拡大して示す断面図、第2図、第3図はこの考
案の他の実施例の内・外装部材の境界部形状を拡
大して示す断面図、第4図は従来の成形コイル形
電磁弁を示す側断面図である。 図において、1は内装部材、1aはターミナ
ル、1bはコイル、2は外装部材、3はケース、
4,7はOリング、4aはシール材、8はコアプ
レート、16は凹溝である。なお、図中同一符号
は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コイルとこのコイルの口出し用ターミナル取付
    部とからなる内装部材、この内装部材の外側をモ
    ールドする外装部材、これら内装部材及び外装部
    材を収納するケース、及びこのケースの開放側に
    設けられたコアプレートから構成される成形コイ
    ルにおいて、上記内装部材と外装部材の境界部に
    両部材にまたがる凹溝を設け、この凹溝にOリン
    グ等のシール部材を挿入したことを特徴とする成
    形コイルの気密構造。
JP20061584U 1984-12-29 1984-12-29 Expired JPH043452Y2 (ja)

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JP20061584U JPH043452Y2 (ja) 1984-12-29 1984-12-29

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JP20061584U JPH043452Y2 (ja) 1984-12-29 1984-12-29

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JPS61117211U JPS61117211U (ja) 1986-07-24
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JP5892009B2 (ja) * 2012-09-04 2016-03-23 住友電装株式会社 コイル装置及びその製造方法
JP5895775B2 (ja) * 2012-09-04 2016-03-30 住友電装株式会社 コイル装置

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JPS61117211U (ja) 1986-07-24

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