JPH0722510U - 電磁弁 - Google Patents
電磁弁Info
- Publication number
- JPH0722510U JPH0722510U JP5678593U JP5678593U JPH0722510U JP H0722510 U JPH0722510 U JP H0722510U JP 5678593 U JP5678593 U JP 5678593U JP 5678593 U JP5678593 U JP 5678593U JP H0722510 U JPH0722510 U JP H0722510U
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- Japan
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- coil assembly
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Abstract
(57)【要約】
【目的】コイルアッセンブリの収容部分に水などが侵入
するのを防止できる電磁弁を提供すること。 【構成】コイルアッセンブリ2の樹脂モールド21の内
側と外側にシール部23、24を設け、各々、スリーブ
3と筒部26と密着させた電磁弁である。
するのを防止できる電磁弁を提供すること。 【構成】コイルアッセンブリ2の樹脂モールド21の内
側と外側にシール部23、24を設け、各々、スリーブ
3と筒部26と密着させた電磁弁である。
Description
【0001】
本考案は油体機器等に用いられる圧力流体の流路を開閉する電磁弁に関するも のである。
【0002】
従来、電磁弁は、図3に示されているように、電線引出し部22を有するコイ ルアッセンブリ2は、内側周囲をスリーブ3で、及び外側周囲をヨーク25及び 筒部26で包囲されているが、相互に間隙4を有している。そして、コイルアッ センブリ2がスリーブ3または筒部26との間に発生する「ガタツキ」を抑える ために、樹脂モールド21の一部に内側凸部23´と外側凸部24´を設けてい た。なお、図3(B)は図3(A)のIII−IIIの断面図であり、内側凸部 23´と外側凸部24´の形態を示している。
【0003】
従来、電線引出し部の周囲のすき間から水が侵入し、コイルアッセンブリのま わりの間隙に溜まってしまうため、次のような問題点がある。 <イ>スリーブとボディとの接合部(かしめ、或いは溶接、圧入など)に腐食が 生じ、液漏れや破損が生じ易すかった。 <ロ>コイルのまわりの樹脂モールドに破損が生じた場合、コイルと、ボディ或 いは筒部間で電気的短絡が生じ、作動不良を起こす可能性があった。 <ハ>電磁弁全体を覆うカバーに防水構造が必要でコスト増につながった。
【0004】
本考案は、耐久性の向上が図れる電磁弁を提供することにある。 また、本考案はコイルアッセンブリ収容部の内部の気密性を高め、錆などの発 生を防止すると同時に、コイルアッセンブリの保持をすることにある。
【0005】
本考案は、バルブボディと、該バルブボディに直接あるいは間接的に固定され たスリーブと、該スリーブ内で軸方向に移動可能なアマチュアと、該スリーブに 外装され、電線引出部を有するコイルアッセンブリと、少なくとも該コイルアッ センブリを包む筒部とを備え、該コイルアッセンブリに電流を流し、該アマチュ アを移動させて、弁を開閉する電磁弁において、該コイルアッセンブリの内周面 及び外周面のそれぞれに少なくとも1つの周状のシール部を一体に形成し、該ス リーブ及び該筒部とを全周にわたって接触させることを特徴とする電磁弁にある 。
【0006】
【実施例1】 以下図面を参照しながら本考案の実施例について説明する。
【0007】 <イ>電磁弁の概要 図1に常閉式電磁弁10の一例を示す。常閉式電磁弁10は、弁座11とピン の弁部34により、流路13の開閉を行う。バネ32により、ピン33は弁座側 に押され、常閉となっているが、コイルアッセンブリ2と磁気コアのアマチュア 31により、ピン33が上下に制御され、流路13の開閉が行われる。 コイルアッセンブリ2の樹脂モールド21は、スリーブ3と筒部26との間に 生ずる間隙を、内側シール部23と外側シール部24を形成することにより、埋 めて、外部空間との間隙の連通を遮断する。
【0008】 <ロ>アマチュア アマチュア31は、磁気コアからなり、中心にピン33を有し、バネ32で下 方に常に押圧されている。さらに、アマチュア31は、スリーブ3内に摺動自在 に収容される。ピン33の下端は弁部34であり、流路13の弁部を構成してい る。アマチュア31の周囲は、スリーブ3で包囲されており、スリーブ3の下端 は、バルブボディ1とかしめ部12で接続されている。
【0009】 <ハ>コイルアッセンブリ コイルアッセンブリ2は、内部にコイルを有し、樹脂モールド21により被覆 してある。コイルの電源端子は電線引出し部22から外部に引き出されている。 電線引出し部22は、ヨーク25と筒部26との間に間隙を有し、外部の空間か ら水などが間隙を通して内部に侵入しやすい構成となっている。
【0010】 樹脂モールド21は、ヨーク25と筒部26で包囲されている。樹脂モールド 21の内側シール部23は、樹脂モールドの内周で、1周にわたってスリーブ3 と接触し、水の侵入を防止している。また、外側シール部24は、外周で、1周 にわたって筒部26と接触し、水の侵入を防止している。内側シール部23と外 側シール部24は、防水の他に、樹脂モールドを強固に保持し、耐振性を高める 機能も有している。なお、図1(B)は図1(A)のI−Iの断面図であり、内 側シール部23と外側シール部24の状態を示している。
【0011】
次に本考案の電磁弁の作動について説明する。
【0012】 <イ>閉弁 電線引出し部22によりコイルアッセンブリ2のコイルに通電を行わないとき は、アマチュア31の磁気コアは励磁されない。そのため、アマチュア31はバ ネ32のばね力を受けて閉弁方向に付勢され、ピン33の先端が弁座11に着座 して流路13を遮断している。
【0013】 <ロ>開弁 コイルに通電されると磁気コアが励磁され、このため、アマチュア31がバネ 32のばね力に抗して磁気コアに接近する方向に引き寄せられる。アマチュア3 1の摺動に伴いアマチュア31と一体のピン33が移動することにより、ピン3 3の先端が弁座11から離隔し、それまで封鎖されていた流路13が連通する。
【0014】 次に、他の実施例として、常開式電磁弁を図2に示す。常開式電磁弁20は、 アマチュア31とバネ32の位置が逆転している。その結果、コイルに電流が流 れていないときは、バネ32の力で、ピン33が上に引き上げられ、弁が開かれ ているので、流路13が連通している。スリーブ3の下端は、バルブボディ1に 固定されたマグネットコア14と接合部12で接続されている。
【0015】 常閉式電磁弁10と同様に、コイルアッセンブリ2の樹脂モールド21の内側 シール部23は、内側で、スリーブ3と密着し、水の侵入を防止している。また 、外側シール部24は、外側で、筒部26と密着し、水の侵入を防止している。 内側シール部23と外側シール部24は、防水の他に、樹脂モールドを保持し、 耐振性を高める機能も有している。なお、図2(B)は図2(A)のII−II の断面図であり、内側シール部23と外側シール部24の状態を示している。
【0016】
本考案は、次のような効果を得ることができる。 <イ>内側シール部と外側シール部を設けたので、電磁弁内部への水の侵入が抑 えられ、内部の錆の発生を抑制でき、リークや破損を防止できる。 <ロ>樹脂モールドに破損が生じても、電気的な短絡を抑制できる。 <ハ>コイルアッセンブリの振動防止の支持が、同時に達成できる。 <ニ>電磁弁全体を覆うカバーの防水構造を簡素化、又は廃止できる。
【図1】常閉式電磁弁の説明図
【図2】常開式電磁弁の説明図
【図3】従来の常閉式電磁弁の説明図
Claims (1)
- 【請求項1】バルブボディと、 該バルブボディに直接あるいは間接的に固定されたスリ
ーブと、 該スリーブ内で軸方向に移動可能なアマチュアと、 該スリーブに外装され、電線引出部を有するコイルアッ
センブリと、 少なくとも該コイルアッセンブリを包む筒部とを備え、 該コイルアッセンブリに電流を流し、該アマチュアを移
動させて、弁を開閉する電磁弁において、 該コイルアッセンブリの内周面及び外周面のそれぞれに
少なくとも1つの周状のシール部を一体に形成し、該ス
リーブ及び該筒部とを全周にわたって接触させることを
特徴とする、 電磁弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993056785U JP2599102Y2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 電磁弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993056785U JP2599102Y2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 電磁弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0722510U true JPH0722510U (ja) | 1995-04-21 |
JP2599102Y2 JP2599102Y2 (ja) | 1999-08-30 |
Family
ID=13037078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993056785U Expired - Lifetime JP2599102Y2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 電磁弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2599102Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018031432A (ja) * | 2016-08-25 | 2018-03-01 | 株式会社富士通ゼネラル | 電磁弁 |
JP2019207914A (ja) * | 2018-05-28 | 2019-12-05 | 株式会社不二越 | 永久磁石内蔵型ソレノイド |
-
1993
- 1993-09-27 JP JP1993056785U patent/JP2599102Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018031432A (ja) * | 2016-08-25 | 2018-03-01 | 株式会社富士通ゼネラル | 電磁弁 |
JP2019207914A (ja) * | 2018-05-28 | 2019-12-05 | 株式会社不二越 | 永久磁石内蔵型ソレノイド |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2599102Y2 (ja) | 1999-08-30 |
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