JPH0434438Y2 - - Google Patents

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JPH0434438Y2
JPH0434438Y2 JP1986046095U JP4609586U JPH0434438Y2 JP H0434438 Y2 JPH0434438 Y2 JP H0434438Y2 JP 1986046095 U JP1986046095 U JP 1986046095U JP 4609586 U JP4609586 U JP 4609586U JP H0434438 Y2 JPH0434438 Y2 JP H0434438Y2
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cap
opening
clamp
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hollow molded
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車部品のマニホールドなどの中
空成形品にひび割れや、巣、ピンホール等の加工
上の欠陥が発生していないかを検査する気密試験
機のマスキング器具に関する。
〔従来の技術〕
中空成形品の気密試験は、当該成形品の開口部
をマスキング器具で密閉してその内部に圧縮空気
を封入し、これを水中に浸漬して表面から気泡が
発生するか否かを観察する方法や、圧力計によつ
て内部の圧力降下を観察する方法などがあるが、
何れの場合も、中空成形品の開口部をマスキング
器具で完全に塞いでその開口部から内部の空気が
洩れ出ないようにシールする必要がある。
このため、従来のマスキング器具は、第2図に
示すように、中空成形品Sの筒形に突出した開口
部1にウレタンゴムや軟質塩化ビニル樹脂等のゴ
ム弾性体で成るキヤツプCを冠着し、そのキヤツ
プCの周囲を市販のホースバンドと同じ構造を有
する鋼製の締付バンド20で緊縛して、キヤツプ
Cの内壁を開口部1の外周壁に密着させるように
している。
しかし、この場合は、キヤツプCを着脱する際
の締付バンド20の装着や取り外しが非常に面倒
で作業能率が悪いという問題があつた。
〔考案が解決しようとする課題〕
そこで考案は、装着や取り外しが面倒な締付バ
ンドを使用せずに、中空成形品の開口部をその開
口部に冠着されるキヤツプによつて確実にシール
できるようにすると同時に、当該キヤツプの着脱
を迅速且つ容易に行えるようにすることを技術的
課題としている。
〔課題を解決するための手段〕
この課題を解決するために、本考案は、中空成
形品の開口部にゴム弾性体で成るキヤツプを冠着
してその成形品の内部を気密状態に維持する気密
試験機のマスキング器具において、前記キヤツプ
の外側に、そのキヤツプの周壁を内方に向かって
押圧する有底筒状のクランプキヤツプが嵌脱自在
に外嵌され、当該クランプキヤツプの底部には、
前記キヤツプに突設された摺動杆をクランクキヤ
ツプの嵌脱方向に摺動自在に保持する透孔が穿設
されると共に、当該摺動杆を前記キヤツプの方向
に押し出すように付勢するコイルバネが設けられ
ていることを特徴とする。
〔作用〕
本考案によれば、中空成形品の開口部に冠着し
たキヤツプの外側にクランプキヤツプを外嵌する
だけの極めて簡単な操作により、当該クランプキ
ヤツプで内方に向かつて押圧されるキヤツプの周
壁が中空成形品の開口部の外周壁に密着するよう
に押し当てられて、その開口部が自動的にシール
される。
また、中空成形品の開口部からキヤツプを取り
外すときは、その開口部からクランキヤツプを後
退させるだけで、当該クランキヤツプに保持され
た摺動杆によつてそのクランキヤツプ内からキヤ
ツプが押し出され、当該キヤツプが中空成形品の
開口部から自動的に外れる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的
に説明する。
第1図は本考案によるマスキング器具の一例を
示す断面図である。
本例では、中空成形品Sの筒形開口部1に冠着
されるキヤツプC1の外側に、そのキヤツプC1
周壁を内方に向かって押圧する金属製のクランプ
キヤツプC2が嵌脱自在に外嵌されるようになつ
ている。
キヤツプC1は、ウレタンゴム等のゴム弾性体
によつて開口部1を収容し得るに十分な口径を有
した有底筒状体2に成形され、その筒状体2の先
端部内周壁に沿つて環状の突条4が形成されてい
る。
クランプキヤツプC2は、キヤツプC1の後端部
外径と同一若しくはそれよりも僅かに大きい口径
を有した有底筒状体5に形成され、その筒状体5
の先端部内周壁が先端に向かつて外方に傾斜した
テーパ面7に形成されている。
そして、このクランプキヤツプC2の底部には、
キヤツプC1の底部に突設された摺動杆9を摺動
自在に保持する透孔10が穿設されると共に、摺
動杆9の後端部に形成されたストツパ11に当接
して、当該摺動杆9をキヤツプC1に向かつて前
方に押し出すように付勢するコイルバネ12と、
そのコイルバネ12を収容するバネ収容部13が
設けられている。
また、クランプキヤツプC2は、その底部に設
けたバネ収容部13に着脱用シリンダ14のロツ
ドヘツド15が固着され、当該シリンダ14のピ
ストンロツド16を伸縮させることにより、キヤ
ツプC1と共に中空成形品Sの開口部1に対して
進退せられるようになつている。
なお、キヤツプC1は、通常においては有底筒
状体2の後端部側がクランプキヤツプC2を成す
筒状体5内に収容され、筒状体2の先端部側が筒
状体5の外に突出した状態となつており、その筒
状体5の外に突出した筒状体2の先端部外周壁が
先端に向かうに従ってクランプキヤツプC2の口
径よりも大きく外方に迫り出したテーパ面17に
形成されると共に、当該筒状体2の先端部内周壁
に沿つて中空成形品Sの外周壁に押し当てる環状
の突条4が形成されている。
また、キヤツプC1を成す筒状体2の内周壁に
は、テーパ面17の裏面側に沿つて環状の凹溝8
が形成されている。
しかして、第1図に示す状態でシリンダ14の
ピストンロツド16を伸長させて、クランプキヤ
ツプC2を中空成形品Sの方向に前進させると、
まず、そのクランプキヤツプC2に摺動杆9を介
して取り付けられたキヤツプC1内に中空成形品
Sの開口部1が収容され、次いで、当該キヤツプ
C1の底部が開口部1の先端に当接してそのキヤ
ツプC1が開口部1に冠着された時点から、クラ
ンプキヤツプC2がコイルバネ12の弾発力に抗
しながらキヤツプC1の後端部側から先端部側に
向かつてその外側全体に外嵌されて行く。
このとき、クランプキヤツプC2の先端部内周
壁に形成されたテーパ面7が、キヤツプC1の先
端部外周壁に形成されたテーパ面17に摺接して
当該キヤツプC1の周壁全体を漸次内方に向かっ
て押圧し、その周壁が凹溝8の部分で容易に屈曲
して、キヤツプC1の先端部内周壁に形成された
環状の突条4が開口部1の外周壁に沿って自動的
に押し当てられて密着する。
そして、キヤツプC1がクランプキヤツプC2
に完全に嵌挿されたときに、シリンダ14を停止
し、且つ停止状態に保持する。
これにより、中空成形品Sの開口部1が完全に
閉塞されて、その成形品Sの内部が気密状態に維
持される。
次に、上記の如くして中空成形品Sの開口部1
に冠着されたキヤツプC1を取り外す場合は、シ
リンダ14を再び起動させ、そのピストンロツド
16を収縮させてクランプキヤツプC2を原位置
まで後退させるだけでよい。
すなわち、シリンダ14のピストンロツド16
を収縮させてクランプキヤツプC2を後退させる
と、そのピストンロツド16でクランプキヤツプ
C2内に嵌挿するように押さえられていたキヤツ
プC1が、クランプキヤツプC2に設けたコイルバ
ネ12の弾発力が作用する摺動杆9で自動的にそ
のクランプキヤツプC2内から押し出される。
そして、キヤツプC1のテーパ面17がクラン
プキヤツプC2の先端から抜け出たときに、その
キヤツプC1の周壁がゴム弾性体の復元力で原形
に戻り、突条4の開口部1に対する密着状態が解
かれて、キヤツプC1全体が中空成形品Sの開口
部1から自動的に取り外される。
このように、本実施例によれば、シリンダ14
のピストンロツド16を中空成形品Sの開口部1
に向かって伸縮させるだけの極めて簡単な操作に
よつて、中空成形品Sの開口部1に対するキヤツ
プC1の着脱作業と、当該キヤツプC1の外側にク
ランプキヤツプC2を外嵌して開口部1を密閉す
るシール作業とを自動的に一括して行うことがで
きる。
なお、上記実施例では、ゴム弾性体で成るキヤ
ツプC1の外周壁に、クランプキヤツプC2の内周
壁と摺接して押圧されるテーパ面17を形成した
が、これが円弧状の突条などであつてもよい。
また、キヤツプC1の方てはなく、クランプキ
ヤツプC2の内周壁の方に、キヤツプC1の外周壁
を押圧するテーパ面や突条を形成してもよい。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、中空成形
品の開口部に冠着したキヤツプの外側にクランプ
キヤツプを外嵌するだけで、その開口部が自動的
にシールされると共に、その開口部からクランプ
キヤツプを後退させるだけで、その開口部に冠着
したキヤツプが自動的に取り外されるという大変
優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるマスキング器具の一例を
示す断面図、第2図は従来のマスキング器具を示
す断面図である。 符号の説明、C1……キヤツプ、C2……クラン
プキヤツプ、S……中空成形品、1……開口部、
9……摺動杆、10……透孔、12……コイルバ
ネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中空成形品Sの開口部1にゴム弾性体で成るキ
    ヤツプC1を冠着してその成形品Sの内部を気密
    状態に維持する気密試験機のマスキング器具にお
    いて、前記キヤツプC1の外側に、そのキヤツプ
    C1の周壁を内方に向かって押圧する有底筒状の
    クランプキヤツプC2が嵌脱自在に外嵌され、当
    該クランプキヤツプC2の底部には、前記キヤツ
    プC1に突設された摺動杆9をクランプキヤツプ
    C2の嵌脱方向に摺動自在に保持する透孔10が
    穿設されると共に、当該摺動杆9を前記キヤツプ
    C1の方向に押し出すように付勢するコイルバネ
    12が設けられていることを特徴とする気密試験
    機のマスキング器具。
JP1986046095U 1986-03-31 1986-03-31 Expired JPH0434438Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986046095U JPH0434438Y2 (ja) 1986-03-31 1986-03-31

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JPS62158335U JPS62158335U (ja) 1987-10-07
JPH0434438Y2 true JPH0434438Y2 (ja) 1992-08-17

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