JPH0744637Y2 - 瞬間蓋開け器 - Google Patents

瞬間蓋開け器

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Publication number
JPH0744637Y2
JPH0744637Y2 JP1992058950U JP5895092U JPH0744637Y2 JP H0744637 Y2 JPH0744637 Y2 JP H0744637Y2 JP 1992058950 U JP1992058950 U JP 1992058950U JP 5895092 U JP5895092 U JP 5895092U JP H0744637 Y2 JPH0744637 Y2 JP H0744637Y2
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JP
Japan
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lid
protrusion
container
tubular body
hole
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Expired - Lifetime
Application number
JP1992058950U
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English (en)
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JPH068299U (ja
Inventor
芳之 牧
Original Assignee
有限会社サンキュウ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、シーリング材が充填さ
れた缶等の容器の蓋を開ける蓋開け器具に関し、特に、
加圧気体を利用して瞬時に蓋を開けるための器具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、与圧胴体の空気洩れ、タンク
の燃料洩れ、外部からの水の侵入を防止する処置として
シーリングが知られている。このシーリングを行う場
合、シーリング材を構造体の目地、間隙部分に充填し
て、防水性、気密性等の機能を発揮させる。シーリング
材としては、例えば、材料がゴムからなるシーラントが
良く知られており、このシーラントとしては溶剤の揮散
による硬化形(アクリルゴム等),一液自然加硫形(シ
リコーンゴム等)および二液自然加硫形(ウレタンゴム
等)がある。
【0003】このようなシーラントは一般にはめ込み蓋
缶と称される金属製、例えばブリキ製の規格化された缶
(3リットル缶,6リットル缶)に充填されており、こ
の缶を開けて内部のシーラントを材料充填用のガンに詰
め、このガンを使用してシーラントを前記構造体の目
地、間隙部分に充填する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述のように、シーラ
ントははめ込み蓋缶に充填されており、缶から出すには
蓋を取り外す必要がある。この場合、従来では、作業者
が缶の蓋を工具等でこじ開けているため、かなりの労力
を必要とし、約1分程度の時間が掛かるのが実情であ
る。このため、数個の缶を開けるのであれはさほど問題
はないが、特に、大型のタンク等の建設現場において、
タンク内への雨水侵入防止用のシーリングを行う場合で
は、大量のシーラントを使用するため、多大な数(例え
ば、200個)の缶に対して蓋開け作業を行う必要があ
るため、蓋開け作業に多大に労力がかかり、時間も多大
に掛かる等、作業能率が悪い。このため従来より蓋開け
作業の改善が強く嘱望されていた。
【0005】そこで、本考案は以上のような従来の実情
に鑑み、容器の蓋を加圧気体を利用して瞬時にして開け
ることのできる新規な瞬間蓋開け器具を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本考案の瞬間蓋開け器
具は、加圧気体供給源と接続される所定長さの操作用棒
状管体を備えると共に、該管体先端部に、該管体内部と
連通する気体噴出孔が形成され、容器の蓋に突き刺し貫
通可能な突起部を設け、該突起部の基部周りに、該突起
部を容器の蓋に突き刺し貫通させた時に該蓋の貫通孔の
シールを行うOリングを装着し前記管体内に供給される
加圧気体を容器内部に開口される気体噴出孔から容器内
部に注入し、該容器内部を加圧して蓋を開けるようにし
たことを特徴とし、また前記構成において突起部を、管
体先端部内側に着脱可能に嵌着され、管体内部と気体噴
出孔とを連通する連通孔を形成したブロックで一体成形
したことを特徴とする。
【0007】
【作用】上記の瞬間蓋開け器具の構成では、管体内に供
給される加圧気体を突起部の気体噴出孔から容器内部に
注入し、該容器内部を加圧して蓋を開ける。Oリングは
蓋の貫通穴と突起部との間の隙間をシールするため、容
器内部が気密に保たれ、容器内部に供給された加圧空気
が外部に逃げず、容器内の圧力を迅速に上昇させ得る。
従って、蓋の開放が迅速に行われる。特に、蓋が曲がっ
ている等の理由により、突起部が蓋に対して斜めに突き
刺されても、管体端面と蓋表面とがOリングを介して密
着し容器内の気体が洩れず、容器内の圧力を確実に上昇
させ得る。突起部をブロックに一体成形すれば、突起部
の摩耗等が生じた場合、ブロックを交換することによ
り、突起部を新しくすることができ、蓋開け器具全体を
取り替える必要がない。
【0008】
【実施例】図1において、瞬間蓋開け器具1は、加圧気
体供給源2と接続される所定長さの操作用棒状管体3を
備えると共に、この管体3の先端部に管体3内部と連通
する気体噴出孔4を有し、容器の蓋に突き刺し貫通可能
な突起部5を設けてなる。
【0009】ここで、前記操作用棒状管体3は、例え
ば、3/8(管の呼び方),2.5TのSUS304の
鋼管から構成され、約1mの長さを有する。前記突起部
5は、管体3の先端部内側に着脱可能に嵌着される別体
の金属製のブロック6に一体成形される。
【0010】このブロック6は図2に示すように構成さ
れる。即ち、ブロック6は、大径の円柱部6aと、該円
柱部6aの一端部からその中心軸に沿って突出する突起
部5とから構成される。突起部5は小径の円柱部5aと
頂角が約30度の鋭角に形成された円錐体部5bとから
構成される。気体噴出孔4と管体3内部とを連通する連
面孔7は、大径の円柱部6aの中心軸に沿って形成さ
れ、小径の円柱部5aの中心軸に沿ってさらに延長した
後閉止される。前記気体噴出孔4は小径の円柱部5aの
周面の一部から他部へと軸方向と直交する方向に貫通形
成される。
【0011】かかる構成のブロック6は、管体3の先端
部内周に焼きばめされ、かつ接着剤により固着される。
前記突起部5の基部周りには、該突起部5を缶の蓋に突
き刺し貫通させた時に該蓋の貫通穴のシールを行うOリ
ング8が装着される。この場合、前記気体噴出孔4とO
リング8の装着部とは、該気体噴出孔4がOリング8に
よって塞がれない位置関孫となるように設定される。
【0012】一方、管体3の基端部には、前記加圧気体
供給源2として設けられる加圧空気やその他の気体を貯
留したタンク、コンプレッサ等が接続される。この場
合、図3に示すように、管体3の基端部外周面におねじ
部3aを形成し、このおねじ部3aにコネクタ9の一端
部のナット部9aをねじ嵌合し、かつコネクタ9の他端
部のパイプ部9bに加圧気体供給源2から導かれたホー
ス10を嵌入接続する。
【0013】上記構成の瞬間蓋開け器具1の作用につい
て説明する。棒状管体3を持って、その先端部に設けら
れた突起部5を図4に示すように、シーラントが充填さ
れた缶11の蓋12に突き刺すと、該蓋12が破れて突
起部5が蓋12を貫通して缶11の内部に突入される。
この状態で、気体噴出孔4が缶11の内部と連通し、管
体3とブロック6の先端面はOリング8を介して蓋12
の表面に当接する。
【0014】従って、加圧気体供給源2から供給される
加圧気体は、操作用棒状管体3を通って突起部5の気体
噴出孔4から缶11の内部に供給される。これによっ
て、缶11の内部の圧力が上昇し、缶11の内部が所定
圧力に達すると、蓋12を押し上げる力が発生して蓋1
2が外れる。蓋12を抑し上げる力Fは、缶11の内部
の圧力をP1とし、蓋12の直径をDとすると、F=π
/4D2・P1となる。
【0015】かかる構成によると、突起部5を缶11の
蓋12に突き刺して貫通させると直ぐに缶12の内部が
所定圧力に達し、蓋12は瞬時にして開かれることにな
る。従って、操作用棒状管体3のワンタッチ操作によ
り、従来の工具等で蓋をこじ開ける場合と比べて蓋開け
作業を簡単にしかも迅速に行うことができ、多大な労力
も掛らず、作業能率を高めることができる。本考案者ら
の実験によると、およそ0.1秒の作業時間で蓋が外
れ、従来の約1分程度の時間を要する蓋開け作業と比べ
て大幅な時間短縮を図れることが明らかである。よっ
て、タンク内への雨水侵入防止用のシーリングを行う場
合では、多大な数の缶に対して蓋開け作業を行う必要が
あるため、極めて有効な器具となる。
【0016】また、上記実施例によると、Oリング8は
蓋12の貫通穴13(図4参照)と突起部5との間の隙
間をシールするため、缶11の内部が気密に保たれ、缶
11の内部に供給された加圧気体が外部に逃げず、缶1
1の内部の圧力を迅速に上昇させ得る。従って、蓋12
の開放が迅速に行われるという利点がある。特に、蓋1
2が曲がっている等の理由により、突起部5が蓋12に
対して斜めに突き刺されても、管体3端面と蓋12表面
とがOリング8を介して密着し、缶11内部の空気が洩
れず、缶11の内部圧力を確実に上昇させ得る。
【0017】さらに、本実施例によると、突起部5を管
体3とは別体に設けたブロック6に一体成形したから、
突起部5の摩耗等が生じた場合、ブロック6を交換する
ことにより、突起部5を新しくすることができ、蓋開け
器具1全体を取り替える必要がなく、経済的であるとい
う利点がある。勿論、図5に示すように、管体3先端部
に突起部5を一体成形するようにしても良い。
【0018】なお、実施例のような蓋12を有するシー
ラント缶11に対して、図6のようなタイプの蓋14を
有するシーラント缶15もあるが、この缶15の蓋14
も同様にして容易に外すことができる。上記実施例にお
いては、シーラント缶の蓋を開ける場合について述べた
が、シーラント缶に限らず、その他の蓋付きの容器にあ
っても、同様に使用できることは言うまでもない。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の瞬間蓋開
け器具は、所定長さの操作用棒状管体先端部の突起部を
容器の蓋に突き刺し貫通させ、管体に供給される加圧気
体を突起部の気体噴出孔から容器内部に注入し、該容器
内部を加圧して蓋を開けるようにしたから、蓋開け作業
を操作用棒状管体のワンタッチ操作により、簡単にしか
も迅速に行うことができ、労力の大幅な軽減を図れ、作
業能率を高めることができる。また、突起部の基部に蓋
の貫通穴のシールを行うOリングを装着すれば、容器内
部が気密に保たれ容器内部の圧力を迅速に上昇させ得る
ため、蓋の開放が迅速に行われるという利点があり、突
起部が蓋に対して斜めに突き刺されても管体端面と蓋表
面とがOリングを介して密着し、容器内の圧力を確実に
上昇させ得る。さらに、突起部を管体と別体に設けられ
たブロックに一体成形すれば、ブロックを交換すること
により、突起部を新しくすることができ、蓋開け器具全
体を取り替える必要がなく、経済的であるという利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の瞬間蓋開け器具の一実施例を示す正面
図。
【図2】同上実施例におけるブロックの構成を示す正面
図。
【図3】同上実施例における管体のホース接続部を示す
正面図。
【図4】同上実施例の作用を説明する断面図。
【図5】突起部の他例を示す断面図。
【図6】缶の他例を示す断面図。
【符号の説明】
1 瞬間蓋開け器具 2 加圧気体供給源 3 操作用棒状管体 4 気体噴出孔 5 突起部 6 ブロック 7 連通孔 8 Oリング 11 缶 12 蓋

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧気体供給源と接続される所定長さの
    操作用棒状管体を備えると共に、該管体先端部に、該管
    体内部と連通する気体噴出孔が形成され、容器の蓋に突
    き刺し貫通可能な突起部を設け、該突起部の基部周り
    に、該突起部を容器の蓋に突き刺し貫通させた時に該蓋
    の貫通孔のシールを行うOリングを装着し前記管体内に
    供給される加圧気体を容器内部に開口される気体噴出孔
    から容器内部に注入し、該容器内部を加圧して蓋を開け
    るようにしたことを特徴とする瞬間蓋開け器具。
  2. 【請求項2】 前記突起部は、管体先端部内側に着脱可
    能に嵌着され、管体内部と気体噴出孔とを連通する連通
    孔を形成してなるブロックに一体成形してなる請求項1
    記載の瞬間蓋開け器具。
JP1992058950U 1992-07-09 1992-07-09 瞬間蓋開け器 Expired - Lifetime JPH0744637Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992058950U JPH0744637Y2 (ja) 1992-07-09 1992-07-09 瞬間蓋開け器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992058950U JPH0744637Y2 (ja) 1992-07-09 1992-07-09 瞬間蓋開け器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH068299U JPH068299U (ja) 1994-02-01
JPH0744637Y2 true JPH0744637Y2 (ja) 1995-10-11

Family

ID=13099113

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JP1992058950U Expired - Lifetime JPH0744637Y2 (ja) 1992-07-09 1992-07-09 瞬間蓋開け器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51113911U (ja) * 1975-03-12 1976-09-16

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4213196Y1 (ja) * 1966-04-02 1967-07-26
JPS5814392U (ja) * 1981-07-21 1983-01-28 金児 猛夫 コルク栓抜き

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JPH068299U (ja) 1994-02-01

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