JPH0434337Y2 - - Google Patents

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JPH0434337Y2
JPH0434337Y2 JP1987066495U JP6649587U JPH0434337Y2 JP H0434337 Y2 JPH0434337 Y2 JP H0434337Y2 JP 1987066495 U JP1987066495 U JP 1987066495U JP 6649587 U JP6649587 U JP 6649587U JP H0434337 Y2 JPH0434337 Y2 JP H0434337Y2
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bent piece
casing
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screw hole
piece
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は上下に重ね合わせる2基のユニツトを
有する空気調和機に係り、特に、上記両ユニツト
の重合部分におけるケーシングが面一に揃うよう
に組立てを行い得るケーシングの取付構造に関す
る。
(従来の技術) 吸込口、フアン、圧縮機、熱交換器等を備えた
空気調和機に、ダクト対応用プレナム室などの上
側ユニツトをケーシングの水平断面形状が相等し
く上下に重ね合わせ得る構造となして、重合一体
させて使用することが従来から成されており、特
に上部のダクト接続用プレナム室を取り除いて、
替つて吹出グリルを備えた同形状の上側ユニツト
をパツキンを挟ませ気密的に重ね合わせることに
より、ダクト接続機又は室内吹出機の両方式に対
応し得る構造体に形成させるものが多い。
この場合、上・下両ユニツトの重ね合わせ部分
の取付構造に関しては作業性にすぐれていること
と、外観体裁が整つていることが好ましいのは当
然である。
(考案が解決しようとする問題点) 従来の取付構造で多いのは第7図に示される如
く、下側ユニツト1はケーシング3の上縁部を裏
面側の内方に若干長だけ直角に折り曲げ、また上
側ユニツト2はケーシング4の下縁部を同要領で
折り曲げて、両ユニツト1,2における相対向す
る折曲片25,25相互をパツキン14を介し重
ね合わせると共にビス締めすることにより一体結
合させた構造である。
この構造では下側ユニツト1と上側ユニツト2
とのケーシング表面が面一に合うので外観体裁が
良い利点はあるが、この反面、ビス締め作業はユ
ニツトの内側でなければできないので予めケーシ
ングの外板を必要な個所、取り外しておいて、取
付けが終つてから外板の取着を行う作業とならざ
るを得なく、従つて作業性が悪いのが難点であ
る。
かかる構造とは別に、第5図及び第6図に例示
されるように、下側ユニツト1の上縁部と上側ユ
ニツト2の下縁部とにケーシングの外側に張り出
させた取付けフランジ26を夫々一体に設けてな
る構造のものもあるが、この例は両ユニツトの外
側で取付作業が行えるので作業性が良いが、装置
の中間部を取り巻いて張り出し部分が存在するの
で外観が良くなく、さらに装置の外法寸法が大き
くなつて据付スペースを広くとる難点があつた。
このように従来の各例はいずれも一長一短があ
るところから、本考案は外側からの取付作業が可
能で、しかも出つ張り構造を排除し得る改良され
た取付構造を案出するに至つたものであつて、以
つて、2基のユニツトの一体結合になる空気調和
機の商品価値を高めると共に経済性に十分富まし
めることを考案の目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は実施例を示す添付図面によつて明らか
な如く、ケーシングの水平断面形状が相等しく、
パツキン14を介し上下に重ね合わせて組み付け
る下側ユニツト1と上側ユニツト2とを備えた空
気調和機において、下側ユニツト1は、裏面側の
内方に直角に折り曲げた上端折曲片5をケーシン
グ3の上縁部に形成し、その適当個所にねじ孔1
1を設ける一方、上側ユニツト2は、ケーシング
4の下縁部を裏面側の内方に凹んだコ字状に折り
曲げて、前記上端折曲片5に重ね合わせる下面折
曲片7と、前記ねじ孔11に螺挿する固定用ビス
13に比し稍々長い脚長を持つ脚片8と、下面折
曲片7に相対向する折曲片9とを連続して有する
取付部6に形成すると共に、前記下面折曲片7に
は、前記ねじ孔11に対応する個所に、固定用ビ
ス13を挿通し得るビス孔12を設けてなり、さ
らに、上側ユニツト2の外面に対し前面を面一に
合わせて前記取付部6に嵌合し得る角樋状の化粧
板10を上側ユニツト2に付設してなる構成とし
たものである。
(作用) 上記両ユニツト1,2を重ね合わせて一体に組
み付けるに際しては、化粧板10が抜脱されて外
方に開放した状態の取付部6が両ユニツト1,2
の重合部に展開しているので、対向するビス孔1
2とねじ孔11とは両ユニツト1,2のケーシン
グ3,4の周りから明瞭に目視でき、さらに、固
定用ビス13の挿通作業は外側から容易に行える
と共に締め付けもスパナ等の締め付け工具によつ
て同様に外側から容易に行える。
そして締め付けが終わると、化粧板10を取付
部6に嵌合することによつて、該取付部6を隠蔽
すると共に、この部分にケーシング3,4に対し
面一に揃わせた化粧板面が存するので外観体裁が
整容される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面にもとづいて
説明する。
第3図、第4図は本考案の例に係る冷暖房機で
あつて、床置構造のパツケージ形をなして、上下
に重ね合わせた下側ユニツト1と上側ユニツト2
とからなつている。
下側ユニツト1は、ケーシング3の背面下部に
吸込口15を、背面上部に煙突接続口16を夫々
開口していると共に、ケーシング3内には、フア
ン17、該フアンモータ17A、石油バーナ18、
燃焼室19及び加熱用熱交換器20を夫々収納し
て、室内空気の一部を石油バーナ18での燃焼空
気に利用して燃焼室19、前記熱交換器20を
経、煙突接続口16に接続した煙突から室外に排
出する一方、吸込口15から吸込んだ室内空気は
燃焼室19、前記熱交換器20の周囲を流通させ
て加熱し温風となしてケーシング3の頂部に開口
させた空気流通口から上方に向け送出するように
なつており、下側ユニツト1を石油燃焼方式の暖
房機に形成している。
上側ユニツト2は、ケーシング4の前面にその
大半部に亘つて開口させた吹出口21を有すると
共に、この吹出口21の直内方位置に、該吹出口
21を掩わせるように冷却用熱交換器22を配設
しており、この冷却用熱交換器22は別に設置し
た冷却用室外ユニツト23との間を冷媒配管によ
り連結せしめて、ケーシング4の底部に開口させ
た空気流通孔から導入した空気を前記熱交換器2
2を経、吹出口21から両ユニツト1,2が据付
けられてなる室内に向け送出し得る得るようにな
つている。
なお、上側ユニツト2を取り外して、これと同
形状のプレナム室用ユニツト(図示せず)を替つ
て取り付けると、下吸込・上吹出方式の暖房専用
ユニツトが得られることは言うまでもない。
しかして両ユニツト1,2が上下に重ね合わせ
て一体結合された状態における取付部分のケーシ
ング構造を第1図及び第2図により説明すると、
下側ユニツト1はケーシング3の上縁部に、裏面
側のケーシング内方に直角に若干長折り曲げてな
る上端折曲片5を形成して空気流通口の周縁枠と
なしており、一方、上側ユニツト2はケーシング
4の下縁部を裏面側のケーシング内方に凹ませた
コ字状に折り曲げて、この凹部を取付部6に形成
しており、前記取付部6は前記上端折曲片5に重
合させる下面折曲片7、使用する固定用ビス13
に比し稍々長い脚長を持つ脚片8、下面折曲片7
に平行で相対向し、かつケーシング4の直立面に
対し直角に折り曲る折曲片9を連続して有する。
前記上端折曲片5には適宜の間隔を保たせて固
定用ビス13を螺挿し得るねじ孔11が設けら
れ、一方、下面折曲片7のねじ孔11に対応する
個所には固定用ビス13のねじ部を遊挿し得るビ
ス孔12を設けている。
なお、ねじ孔11は上端折曲片5を形成する板
体が十分な厚みを有する部分にはこの上端折曲片
5にねじ孔を直接螺設すればよく、一方、板体が
薄い場合には大き目に穿つた孔に同軸させて固定
用ビス13と組みをなすナツトを溶接固定せしめ
ればよい。
一方、前記取付部6には、これに関連させて角
樋状をなす化粧板10を嵌装しており、この化粧
板10は弾力を利用して嵌合による装着可能なも
のであつてもよく、また図示例の如く一辺の取付
部6に対して2個の取付台座24を取付部6両端
寄りに位置させて脚片8に固着せしめて、この取
付台座24にビス締めにより化粧板10を固定さ
せるようにしたものでもよい。
そして、化粧板10は何れの場合にも角樋状の
ものを取付部6に嵌め込んだ状態で、表側の前面
がケーシング3,4の直立面と面一になるように
予め寸法決めを行わせておくことが必要である。
以上述べた構成になる冷暖房機は、前記両ユニ
ツト1,2をパツキン14を介し上下に重ね合わ
せて、合致しているビス孔12、ねじ孔11に固
定用ビス13を螺挿し、指先で可能な限度まで仮
り締めした後、スパナ、プライヤ等締め付け工具
を用いてケーシング3,4の周囲外側から容易に
ビス締めによる固定が可能である。
その後、脱しておいた化粧板10を取付部6に
嵌装することによつて、取付部6は隠蔽されると
共に、化粧板10の前面が上下のケーシング3,
4の直立面と面一になり、かくして重合部の体裁
が相整うことになる。
特に本考案に係る空気調和機は、前記両ユニツ
ト1,2が別々の工場で作られたものを結合した
り、機械搬入等の都合で取外して再度結合したり
する必要がある場合に、上述の取付構造の効果は
大である。
(考案の効果) 本考案は前記両ユニツト1,2の重合部におけ
る上側ユニツト2のケーシング4下縁部に内方に
凹ませた取付部6を形成したので、合わせ面であ
る下面折曲片7と上端折曲片5とに対するビス締
めを、取付部6の外側に向け開口する凹み部内で
行うことができて、両ユニツト1,2の周囲外側
からの取付作業で本体組付けが可能となり、作業
性が改善される。
また、化粧板10を取付部6に嵌装することに
よつて、両ユニツト1,2の取付部の取合い面が
面一となつて、凹みも、出つ張りも全然無いこと
から、外観体裁が整容され、むしろ化粧板10が
介在することによつて意匠的効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る空気調和機の重
ね合わせ部縦断面図、第2図は第1図に対応する
一部省略・切欠示平面図、第3図は本考案の実施
例に係る空気調和機の一部切欠示正面図、第4図
は同じく一部切欠示側面図、第5図及び第6図は
従来の空気調和機の1例における外観斜視図及び
要部断面図、第7図は従来の空気調和機の例にお
ける要部断面図である。 1……下側ユニツト、2……上側ユニツト、
3,4……ケーシング、5……上端折曲片、6…
…取付部、7……下面折曲片、8……脚片、9…
…折曲片、10……化粧板、11……ねじ孔、1
2……ビス孔、13……固定用ビス、14……パ
ツキン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーシングの水平断面形状が相等しく、パツキ
    ン14を介し上下に重ね合わせて組み付ける下側
    ユニツト1と上側ユニツト2とを備えた空気調和
    機において、下側ユニツト1は、裏面側の内方に
    直角に折り曲げた上端折曲片5をケーシング3の
    上縁部に形成し、その適当個所にねじ孔11を設
    ける一方、上側ユニツト2は、ケーシング4の下
    縁部を裏面側の内方に凹んだコ字状に折り曲げ
    て、前記上端折曲片5に重ね合わせる下面折曲片
    7と、前記ねじ孔11に螺挿する固定用ビス13
    に比し稍々長い脚長を持つ脚片8と、下面折曲片
    7に相対向する折曲片9とを連続して有する取付
    部6に形成すると共に、前記下面折曲片7には、
    前記ねじ孔11に対応する個所に、固定用ビス1
    3を挿通し得るビス孔12を設けてなり、さら
    に、上側ユニツト2の外面に対し前面を面一に合
    わせて前記取付部6に嵌合し得る角樋状の化粧板
    10を上側ユニツト2に付設してなることを特徴
    とする空気調和機におけるケーシングの取付構
    造。
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