JPH0710169Y2 - 空気調和機ケースの底板取付構造 - Google Patents

空気調和機ケースの底板取付構造

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JPH0710169Y2
JPH0710169Y2 JP1990028060U JP2806090U JPH0710169Y2 JP H0710169 Y2 JPH0710169 Y2 JP H0710169Y2 JP 1990028060 U JP1990028060 U JP 1990028060U JP 2806090 U JP2806090 U JP 2806090U JP H0710169 Y2 JPH0710169 Y2 JP H0710169Y2
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JP
Japan
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bottom plate
frame
bent
edge
air conditioner
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JP1990028060U
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義和 佐藤
栄 杉本
美之 船越
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、壁掛形空気調和機ケースの底板取付構造に関
する。
〈従来の技術〉 従来、壁掛形空気調和機ケースとして、例えば第4,5図
に示すようなものが知られている(実公昭62−19861号
公報)。この空気調和機ケースは、壁面に据付板1を介
して取り付けられ、下部に前方下向きに傾斜する傾斜部
33を有するフレーム2と、図示しない吸込口,吹出口を
夫々上部,下部に有してフレーム2の前面に取り付けた
前面グリル4と、フレーム2および前面グリル4の左,
右側部を、上記傾斜部33と据付板1で囲まれる配管スペ
ース8の左,右端を含めて覆う左,右の側板9l,9rと、
配管スペース8の下端開口を覆う底板30を備えてなる。
そして、傾斜部33の先端縁を後方に向けてL字状に折り
曲げ、この折り曲げ部の縁方向中央の下面にL字金具31
を、その両側に背の低いL字金具32l,32rを夫々後方に
向けて突設する。一方、底板30の前端縁を上向きにL字
状に折り曲げ、かつその中央に切欠き34を設けて、底板
30の折り曲げ部35が背の低いL字金具32l,32rに係合し
たとき(第4図の矢印A参照)、L字金具31に当接する
切欠き34の底部をねじ36で固定するとともに、底板30の
後端縁を斜上向きにL字状に折り曲げ、この折り曲げ部
28を据付板1の下端のフランジ縁27に当接させて、ねじ
37で固定している。
〈考案が解決しようとする課題〉 ところが、上記従来の空気調和機ケースは、底板30の前
端縁を、切欠き34のねじ止め部とL字金具32l,32rへの
係合部との3点のみによってフレーム2の先端縁に固定
するものであるため、配管スペース8に多くの配管が収
納されるなどの場合、底板30が上下に撓むという欠点が
ある。また、底板30の後端縁が多数のねじ37で据付板下
端のフランジ縁27に固定できるのに対して、前端縁は唯
一のねじ36でL字金具31に固定されるにすぎないため、
このねじ31に大きな剪断力が加わり、かつ底板30が前後
に変形するという欠点がある。さらに、底板30の前端縁
を固定するねじ36がケース表面に露出して、デザイン上
見苦しいという問題もある。
そこで、本考案の目的は、互いに連結される底板前端縁
とフレーム先端縁の構造を工夫することによって、ねじ
を不要にして組立工を削減し、しかも底板に撓みや変形
が生じず、不均一で大きな応力がかからない空気調和機
ケースの底板取付構造を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、本考案の空気調和機ケースの
底板取付構造は、第1図に例示するように、壁面に据付
板1を介して取り付けられ、下部に前方下向きに傾斜す
る傾斜部3を有するフレーム2と、上部に吸込口5、下
部に吹出口6を有して上記フレーム2の前面に取り付け
られる前面グリル4と、上記フレーム2および前面グリ
ル4の左,右側部を、フレームの傾斜部3と据付板1で
囲まれる配管スペースの8の左,右端を含めて覆う左,
右の側板9l,9rと、上記配管スペース8の下端開口を覆
う底板10を備えたものにおいて、上記フレーム2の傾斜
部3の先端縁を鉛直下方に折り曲げ、この折り曲げ部21
に、先端縁に沿って所定長さをもち前方に向かってコ字
状断面をなす当接部22の所定間隔をあけて形成するとと
もに、上記当接部22,22間の折り曲げ部21の後面に、上
方にいくほど突出するくさび状の突起23l,23rを上記コ
字状断面の略中心に位置するように形成する一方、上記
底板10の前端縁を隅部24が上記当接部22に当接するよう
に鉛直上方に折り曲げ、この折り曲げ部25に上記突起23
l,23rに係合する係合穴26を設けるとともに、上記底板1
0の後端縁28を、上記据付板1の下端のフランジ縁27に
当接するように折り曲げたことを特徴とする。
〈作用〉 空気調和機ケースのフレーム2の傾斜部3の先端縁は鉛
直下方に折り曲げられ、この折り曲げ部21には、前方に
向かってコ字状断面をなす所定の長さの当接部22と、後
面に上方へいくほど突出するくさび状の所定長さの突起
23l,23rとが先端縁に沿って交互に形成されている。い
ま、底板10の前端縁の折り曲げ部25を、上記当接部22と
くさび状の突起23l,23rとの間に下方から挿入していく
と、折り曲げ部25の先端により当接部22と突起23l,23r
との間が次第に押し拡げられ、折り曲げ部25の隅部24が
当接部22の下面に当接すると、折り曲げ部25の係合穴に
突起が23l,23rが係合するとともに、突起23l,23rと当接
部22の間が弾性でもとの状態に縮まる。これによって、
底板10の前端縁は傾斜部3の先端縁から抜け落ちなくな
る。次に、底板10の後端縁28を、据付板1の下端のフラ
ンジ縁27に当接させつつ、両者を互いにねじ37等で固定
する。こうして、底板10の前端縁は、係合穴26を介して
フレーム2の折り曲げ部21の複数の突起23l,23rに支持
され、また隅部24を介してフレーム2の折り曲げ部21の
複数の当接部22に接触するので、底板10の前端縁をねじ
なしで固定できるとともに、突起23l,23rに大きな応力
がかかったり、底板10が上下に撓んだり、前後に変形し
したりすることがない。
〈実施例〉 以下、本考案を図示の実施例により詳細に説明する。
第1図において、空気調和機ケースは、壁面に据付板1
に介して取り付けられ、下部に傾斜部3を有するフレー
ム2と、吸込口5,吹出口6を夫々上部,下部に有して上
記フレーム2の前面に天板7を介して取り付けられる前
面グリル4と、フレーム2および前面グリル4の左,右
側部を配管スペース8の左,右端を含めて覆う左,右の
側板9l,9rと、上記配管スペース8の下端開口を覆う底
板10で構成される。
上記空気調和機ケース内には、吸込口5に面してエアフ
ィルタ11を、その内側に下方にドレンパン13を有する熱
交換器12を、その下流側に室内ファン14を順次配設する
とともに、吹出口6内に上流側から垂直羽根15,水平羽
根16を順次回動自在に設けている。なお、上記空気調和
ケースの構成部材は、フレーム2の傾斜部3の先端縁お
よび底板10の前端縁を除いて、第4,5図で述べたケース
と同じ構造であり、同じ部材には同一番号を付してい
る。
メッキ付鋼板からなる上記傾斜部3の先端縁は、第3図
にも示すように鉛直下方に折り曲げられ、この折り曲げ
部21に、先端縁に沿って所定長さをもち(第2図参照)
前方に向かってコ字状断面をなす当接部22,22,…を所定
間隔をあけて(第2図参照)形成するとともに、これら
当接部22,22間の折り曲げ部21の後面の両側に、上方に
いくほど突出するくさび状の突起23l,23rを上記コ字状
断面の略中心に位置するように形成する。一方、底板10
の前端縁を隅部24が上記当接部22の下面に当接するよう
に鉛直上方に直角に折り曲げ(第1図参照)、この折り
曲げ部25に上記突起23l,23rに係合する矩形の係合穴26
を設けるとともに、底板10の後端縁を、据付板1の下端
のフランジ縁27に当接するように斜上向きにL字状に折
り曲げて、フランジ縁28を形成している(第1図参
照)。
上記構成の空気調和機ケースにおける底板の取付け手順
について、次に述べる。
いま、底板10の前端縁の折り曲げ部25を、第3図の矢印
Bで示すように、当接部22と傾斜部3の先端のくさび状
の突起23l,23rとの間に下方から挿入していく。する
と、折り曲げ部25の先端により当接部22と突起23l,23r
の間が次第に前後に押し拡げられ、折り曲げ部25の隅部
24が当接部22の下面に当接すると、折り曲げ部25の係合
穴26に突起23l,23rが嵌め込むとともに、材料たる鋼板
の弾性で突起23l,23rと当接部22との間隔がもとの状態
に縮まって、折り曲げ部25を前後に不動に挟み込む。こ
れによって、底板10の前端縁は、第1図に示すように傾
斜部3の先端縁に抜け落ちることなく嵌着される。次
に、底板10の後端のフランジ縁28を、据付板1の下端の
フランジ縁27に当接させ、両者をねじ等で互いに固定す
る。
こうして、底板10の前端縁は、複数の係合穴26を介して
フレーム1の傾斜部先端の折り曲げ部21の複数の突起23
l,23rに支持され、かつ隅部24を介して折り曲げ部21の
複数の当接部22に上下,前後,左右に不動に当接するの
で、底板10の前後縁をねじなしで確実に固定でき、デザ
イン的に優れるとともに、配管スペース8に多くの配管
が収納された場合でも、第4,5図の従来例のように突起2
3l,23rに大きな応力がかかったり、底板10が上下に撓ん
だり、前後に変形することがない。また、底板10の前端
縁のねじ締めが不要なので、底板取付工数が削減でき、
空気調和機の据付能率の向上に寄与する。
なお、本考案が図示の実施例に限られないのはいうまで
もない。
〈考案の効果〉 以上の説明で明らかなように、本考案の空気調和機ケー
スの底板取付構造は、下部に前方下向きの傾斜部を有し
て据付板を介して壁面に取り付けられるフレームと、前
面グリルと、左右の側板と、上記傾斜部,据付板,左右
の側板で囲まれる配管スペースの下端開口を覆う底板を
備えたケースにおいて、上記傾斜部の先端縁の鉛直下方
折り曲げ部に、前方に向かってコ字状断面をなす所定長
さの当接部と、後面に上方へ向かって拡がるくさび状の
所定長さの突起とを縁に沿って交互に形成する一方、上
記底板の前端縁の上記当接部に当接する鉛直上方折り曲
げ部に、上記突起に係合する係合穴を設け、底板の後端
のフランジ縁を据付板下端のフランジ縁に当接させてね
じ等で固定するようにしているので、複数の突起と係合
穴の嵌合および複数の当接部と隅部の当接により、底板
の前端縁を傾斜部の先端にねじなしで上下,前後,左右
に不動に確定に固定でき、デザイン的に優れるうえ、多
くの配管でも底板が撓んだり変形したりすることがな
く、かつ底板取付工数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の空気調和機ケースの一実施例を示す側
面断面図、第2図は上記実施例の傾斜部先端縁の正面
図、第3図は上記先端縁および底板の前端縁を示す詳細
断面図、第4,5図は従来の空気調和機ケースを示す分解
斜視図,部分断面図である。 1……据付板、2……フレーム、3……傾斜部、4……
前面グリル、5……吸込口、6……吹出口、8……配管
スペース、9l,9r……側板、10……底板、21……折り曲
げ部、22……当接部、23l,23r……突起、24……隅部、2
5……折り曲げ部、26……係合穴、27,28……フランジ
縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁面に据付板(1)を介して取り付けら
    れ、下部に前方下向きに傾斜する傾斜部(3)を有する
    フレーム(2)と、上部に吸込口(5)、下部に吹出口
    (6)を有して上記フレーム(2)の前面に取り付けら
    れる前面グリル(4)と、上記フレーム(2)および前
    面グリル(4)の左,右側部を、フレームの傾斜部
    (3)と据付板(1)で囲まれる配管スペース(8)の
    左,右端を含めて覆う左,右の側板(9l,9r)と、上記
    配管スペース(8)の下端開口を覆う底板(10)を備え
    た空気調和機ケースの底板取付構造において、 上記フレーム(2)の傾斜部(3)の先端縁を鉛直下方
    に折り曲げ、この折り曲げ部(21)に、先端縁に沿って
    所定長さをもち前方に向かってコ字状断面をなす当接部
    (22)を所定間隔をあけて形成するとともに、上記当接
    部(22,22)間の折り曲げ部(21)の後面に、上方にい
    くほど突出するくさび状の突起(23l,23r)を上記コ字
    状断面の略中心に位置するように形成する一方、上記底
    板(10)の前端縁を隅部(24)が上記当接部(22)に当
    接するように鉛直上方に折り曲げ、この折り曲げ部(2
    5)に上記突起(23l,23r)に係合する係合穴(26)を設
    けるとともに、上記底板(10)の後端縁(28)を、上記
    据付板(1)の下端のフランジ縁(27)に当接するよう
    に折り曲げたことを特徴とする空気調和機ケースの底板
    取付構造。
JP1990028060U 1990-03-19 1990-03-19 空気調和機ケースの底板取付構造 Expired - Lifetime JPH0710169Y2 (ja)

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