JPH04341390A - 浄水器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、家庭の水道水等を浄化
する浄水器にかかわり、特に据置タイプの浄水器本体構
成に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の据置タイプの浄水器の本体構成は
、特開昭６１−２７４７１５号に記載されているように
、カートリッジを原水口を有したベースに設置し、浄水
吐出口が形成されたケースをカートリッジの上から被せ
、ベースに固定し、水通路を形成していた。

【０００３】しかし、このものにおいては、カートリッ
ジとケースで形成されるスペースが無駄になる上、ケー
スの側面そのものも無駄となっていた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の本体構成の実情を鑑みてなされたもので、コンパ
クトで省資源と成る構成とした。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、カートリッジの側面とラップするケースの側面を削
除し、カートリッジの側面を直接露出させる構造とした
。

【０００６】また、水通路を構成する部品を収納したケ
ースは、カートリッジの上部に着脱自在できる構造とし
た。

【０００７】

【作用】カートリッジを、耐圧容器機能以外に、浄水器
本体の外観構成機能および部品保持機能を有するものと
したので、カートリッジを覆うようなケースは不要とな
る。

【０００８】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。

【０００９】図１は浄水器の要部縦断面図、図２は図１
の部分断面図、図３は浄水器の分解斜視図、図４は浄水
器の外観斜視図である。

【００１０】まず、これらにより全体構成を説明する。

【００１１】原水口４０を有するインレット３には、逆
流防止のためのゴム製のボール９０が収納されていると
ともに、ボール９０の飛び出し防止のため十字キャップ
９１と、外周部にＯリング８４に装着されている。

【００１２】合成樹脂製のベース２には、吸盤機能を有
する補助足６１が固定ねじ６２により取付けられている
。

【００１３】インレット３は、固定ねじ８１によりベー
ス２に固定されている。

【００１４】カートリッジ５は、上部に浄水吐出口４２
を有する合成樹脂製の本体５ａに、原水流入口４１にろ
材の流出を防止するための網状の入口フィルター９が圧
入装着された合成樹脂製の蓋５ｂをねじ込んで形成され
ている。

【００１５】本体５ａと蓋５ｂは、Ｏリング８２で水封
されている。本体５ａには、ろ材として活性炭６と中空
糸膜７が内蔵されている。

【００１６】中空糸膜７は、開口部８ａが設けられた合
成樹脂製のケース８と合成樹脂製のキャップ４に収納さ
れている。

【００１７】ケース８の開口部８ａの外周部には、活性
炭６が流入しないように焼成樹脂製の出口フィルター１
０が装着されている。

【００１８】このケース８は、Ｏリング８３を装着した
上で本体５ａに装着される。

【００１９】また、ケース８の抜け止めとして、蓋５ｂ
に突起部５ｅが一体に設けられていて、ケース８が移動
しても突起部５ｅでささえる構造となっている。

【００２０】透明材料で成形されたパイプケース１１の
主水通路１１ｍには、浄水口４３と凹部４４を有する浄
水パイプ１３が収納されている。

【００２１】凹部４４には、浄水パイプ１３の抜け止め
として、Ｃリング８８が弾着されている。浄水パイプ１
３の水封のため、Ｏリング８６を介して、ホルダー８７
が、パイプケース１１にねじ込まれている。

【００２２】これにより、浄水パイプ１３は、図４のよ
うに、スライド自在となる。

【００２３】また、補助水通路１１ｓには、抵抗体９２
とスプリング９３が収納され、Ｏリング９４を介してケ
ースキャップ９５が固定ねじ９６によりパイプケース１
１に固定されている。

【００２４】抵抗体９２に対応する位置には、平坦面１
１ｆが形成されている。

【００２５】パイプケース１１は、平坦面１１ｆと対応
する位置に透明材料で成形されたチェック窓９８を挾み
こみ、上ケース７２に固定ねじ８５により固定されてい
る。上ケース７２は、チェック窓９２が外面に出るよう
に開口部７２ａが形成されている。

【００２６】上ケース７２は、パイプケース１１の４ケ
所の爪部を有する足部１１ａにより、中ケース７１に弾
着固定されている。

【００２７】従って、図４のように上ケース７２は中ケ
ース７１に対して３６０°回転自在となる。

【００２８】中ケース７１は、カートリッジ５の上部に
、外周の２カ所に形成された凹部５ｄと凸部７１ｄが互
いに嵌合し、装着固定されている。

【００２９】この時、カートリッジ５に装着されたＯリ
ング９９により、パイプケース１１との水封ができる。

【００３０】カートリッジ５をインレット３にねじ込ま
せ、ベース５に固定し、カートリッジ５の中ケース７１
を装着固定することにより、原水口４０から浄水吐出口
４３までの通水路が形成される。

【００３１】次に、動作について図１および図２により
説明する。

【００３２】水栓５１を開放することにより、水道水の
原水はインレット３を経由し、カートリッジ５に流入す
る。

【００３３】カートリッジ５内の活性炭６で原水の有機
物および残留塩素等を吸着した後、出口フィルター１０
で数十μｍ程度以上の異物を除去し、開口部８ａからケ
ース８に流入する。

【００３４】中空糸膜７では、にごり等の０．１μｍ　
程度以上の微細な異物を除去する。

【００３５】これらのろ材で浄化された水３０はカート
リッジ５から吐出され、補助通水路１１ｓ、主通水路１
１ｍを通り、浄水パイプ１３の浄水口４３から吐出され
る。水３０が補助通水路１１ｓを通過する際、抵抗体９
２に抗力が働き、抵抗体９２はスプリング９３を押しつ
け、移動するため、チェック窓９８からは見えなくなる
。ろ材が詰って通水量が少なくなると、スプリング９３
のバネ力で、抵抗体９２はチェック窓９８から確認でき
るようになるため、カートリッジの寿命判定ができる。

【００３６】ろ材が寿命になった場合は、新しいカート
リッジ５に交換して再度使用するものである。

【００３７】

【発明の効果】本発明によれば、カートリッジを覆うケ
ースが不要となるので、製品がコンパクトとなる上、カ
ートリッジに固定されるケースも小形となるので、安価
な浄水器を供給できることになる。

【００３８】さらに、カートリッジが外面に露出するの
で、交換用のカートリッジの色を数種類準備すれば交換
時に使用者の好みに合わせでき、新鮮な気分で使用でき
る。また、中ケースとカートリッジを互いに嵌合できる
凸部および凹部で形成したので、中ケースを１／４回転
程度を回すだけで取付け取外しが容易にでき、取扱い性
がよい。

【００３９】また、ケースを２分割としたため、カート
リッジに中ケースを固定しても、上ケースが回転自在構
造可能となり、使い勝手がよくなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す浄水器の要部縦断面図
である。

【図２】図１のＡ−Ａ断面図である。

【図３】本発明の一実施例を示す浄水器の分解斜視図で
ある。

【図４】本発明の一実施例を示す浄水器の外観斜視図で
ある。

【符号の説明】

２…ベース、５…カートリッジ、１１…パイプケース、
１３…浄水パイプ、７１…中ケース、７２…上ケース。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ろ材を内蔵するカートリッジと、原水口を
   有しカートリッジを保持するベースと、浄水吐出口を有
   するケースからなる浄水器において、前記カートリッジ
   側面を外部に露出させると共に、前記カートリッジに直
   接前記ケースを着脱自在できる構造としたことを特徴と
   した浄水器。
2. 【請求項２】前記カートリッジの上部外周部の一部に凹
   部若しくは凸部を設けるとともに、前記ケースの内側に
   前記凹部若しくは凸部に嵌合する凸部若しくは凹部を設
   けたことを特徴とする請求項１記載の浄水器。
3. 【請求項３】前記ケースを、浄水パイプを収納した上ケ
   ースと前記カートリッジに固定される中ケースの２分割
   構造としたことを特徴とする請求項１記載の浄水器。